JP2000058934A - 超音波モータおよび超音波モータ付電子機器 - Google Patents

超音波モータおよび超音波モータ付電子機器

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JP2000058934A JP10224798A JP22479898A JP2000058934A JP 2000058934 A JP2000058934 A JP 2000058934A JP 10224798 A JP10224798 A JP 10224798A JP 22479898 A JP22479898 A JP 22479898A JP 2000058934 A JP2000058934 A JP 2000058934A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧電素子に発生した駆動力が外部にもれる要
素を減らし、駆動力を効率よく移動体に伝達する超音波
モータを提供する。 【解決手段】 入力される駆動信号によって励振して駆
動力を発生する圧電素子10と、圧電素子10を基板7
上に支持する支持部材11,11と、を備えた超音波モ
ータ1である。支持部材11は、圧電素子10に前記駆
動信号を供給する信号供給機能を備える。従って、信号
伝達手段を別個に設ける必要はないため、圧電素子10
に生じた振動のもれは従来と比べて少なくなる。このた
め、超音波モータ1は効率よく移動体12aに駆動力を
伝達する。また、支持部材11にくびれを設けて弾性を
持たせることにより、支持部材11は圧電素子10を移
動体12aに圧接する圧接機構も兼ねる。この場合は、
圧電素子10に生じた振動のもれはさらに少なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時計、カメラ、プ
リンタ、記憶装置などに用いる超音波モータに係わり、
特に、振動もれを少なくして移動体に効率よく駆動力を
伝達するとともに、小型化・信頼性向上も行った超音波
モータに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、交流電圧などの駆動信号を加えら
れた圧電素子に発生する伸縮振動と屈曲振動の合成振動
としての楕円振動を、移動体を動かす動力として利用す
る超音波モータは、電気−機械エネルギー変換効率が高
いため、特にマイクロメカニクスの分野において注目さ
れている。超音波モータは一般的に、駆動力源としての
圧電素子と、この圧電素子に駆動信号を伝達する信号伝
達手段と、駆動力を効率よく移動体に伝達するために前
記圧電素子を移動体に圧接する弾性体と、を有する。こ
の超音波モータをプリント基板などの基板に設置する場
合は、超音波モータの圧電素子を有する振動体の一部を
保持する支持部材を用いて、前記基板上に支持される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、基板に配置さ
れた従来の超音波モータの圧電素子には、駆動信号を該
圧電素子に加える導線などの信号伝達部を設ける必要が
あった。すなわち、圧電素子に発生した伸縮振動と屈曲
振動とは、支持部材と信号伝達部の双方から外部にもれ
ていた。また、前記弾性体からも伸縮振動と屈曲振動と
は外部にもれていた。この結果、従来の超音波モータ
は、駆動力を効率よく移動体に伝達することができなか
ったため、電気−機械エネルギー変換効率が高いという
超音波モータの特性を損なっていた。また、圧電素子に
複数の要素を取り付けることは、超音波モータの小型化
を妨げるとともに、信頼性を低下させる要素を増やすこ
ととなっていた。
【0004】そこで、本発明は、圧電素子に発生した駆
動力が外部にもれる要素を減らし、駆動力を効率よく移
動体に伝達するとともに、小型化・信頼性向上も行った
超音波モータを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、上記課題を解
決する手段は、請求項1に記載するように、入力される
駆動信号によって励振して駆動力を発生する圧電振動体
と、この圧電振動体を基板上に支持する支持部材と、を
備えた超音波モータにおいて、前記支持部材は、前記圧
電振動体に前記駆動信号を伝達する信号伝達機能を備え
ることを特徴とする。
【0006】ここで、前記支持部材は、例えば、樹脂の
表面に信号線を設けたり、あるいは金属などにより形成
されることにより、信号伝達機能を備える。また、前記
圧電振動体は、例えば圧電素子のみから形成されるが、
その他に、例えば金属からなる振動体を圧電素子に接合
したもの等も適用できる。また、その駆動制御は自励式
・他励式のどちらでもよい。
【0007】この請求項1記載の発明によれば、前記圧
電振動体には、前記支持部材により前記駆動信号を伝達
されるため、信号伝達部を別個に設ける必要はなく、従
って、前記圧電振動体に発生した伸縮振動と屈曲振動が
外部にもれる量は従来と比べて減少する。従って、請求
項1記載の超音波モータは前記圧電振動体に発生した駆
動力を効率よく移動体に伝達する。また、信号伝達部を
別個に設ける必要はないことは、超音波モータの小型化
をもたらすとともに、その製作工程数は少なくなるた
め、製作コスト削減にもなる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の超
音波モータにおいて、前記支持部材は弾性を有し、前記
圧電振動体は前記支持部材の弾性力により移動体に圧接
されることを特徴とする。
【0009】前記支持部材に弾性を持たせる方法として
は、例えば導通性ゴムその他材料として用いる。
【0010】この請求項2記載の発明によれば、請求項
1記載の発明と同等の作用を得るほか、前記支持部材の
弾性によって前記圧電振動体が移動体に押しつけられる
ため、前記圧電振動体に生じた駆動力はさらに効率よく
その移動体に伝達する。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1記載の超
音波モータにおいて、前記圧電振動体と接合する部分よ
り細く成形されたくびれを有することを特徴とする。
【0012】この請求項3記載の発明によれば、前記支
持部材にくびれを設けたので、該支持部材の振動伝達面
積は小さくなり、前記くびれによって前記支持部材から
もれる振動はさらに少なくなる。従って、超音波モータ
はさらに効率よく駆動力を移動体に伝達する。さらに、
該支持部材は前記くびれによってしなるため、請求項2
記載の発明と同等の作用を得る。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1〜請求項
3のいずれかに記載の超音波モータにおいて、前記支持
部材は、前記基板の一部であることを特徴とする。
【0014】この請求項4記載の発明によれば、前記支
持部材は前記基板の一部であるので、超音波モータの基
板への取り付けは簡単になる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項4記載の超
音波モータにおいて、前記圧電振動体は前記基板に設け
られた凹部に入り込んでいることを特徴とする。
【0016】ここで、前記圧電振動体は、例えば前記基
板の凹部を形成する際に凹まずに残された、該基板の一
部としての支持部材によって、前記基板の表面と前記圧
電振動体の表面とが同一平面上に位置するように取り付
けられる。
【0017】この請求項5記載の発明によれば、請求項
4記載の発明と同様の作用を得るほか、この超音波モー
タと前記基板とを合わせた厚みは薄くなる。従って、超
音波モータの適用範囲は従来の超音波モータと比べて広
がる。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項4記載の超
音波モータにおいて、前記圧電振動体は前記支持部材の
上に取り付けられることを特徴とする。
【0019】この請求項6記載の発明によれば、請求項
4記載の発明と同様の作用を得るほか、前記圧電振動体
は前記支持部材の上に取り付けられるので、従来のトラ
ンジスタやコンデンサなどを基板に取り付けることと同
様の手順で、前記圧電振動体を前記基板に取り付けられ
る。すなわち、本発明における超音波モータは、既存の
電気回路生産ラインを用いてモータと回路を同時に基板
に取り付けられる。従って、超音波モータの取り付けコ
ストは下がるとともに、取り付け工程は安定するため超
音波モータの性能のばらつきは小さくなり、その信頼性
は向上する。
【0020】請求項7記載の発明は、請求項1〜請求項
6のいずれかに記載の超音波モータにおいて、前記支持
部材には駆動回路の少なくとも一部が設けられることを
特徴とする。
【0021】この請求項7記載の発明によれば、前記支
持部材には駆動回路の少なくとも一部が設けられている
ので、基板に設ける必要のある駆動回路の要素は少なく
なり、従って超音波モータは小型化する。また、前記圧
電振動体と前記駆動回路との接続に起因する超音波モー
タの性能のばらつきは小さくなるとともにモータと回路
のばらつきを調整する様に回路部品の実装、、調整が可
能なため、その信頼性は向上する。
【0022】請求項8記載の発明は、請求項1〜請求項
7のいずれかに記載の超音波モータにおいて、前記支持
部材は前記圧電振動体に生じる振動の節に相当する部分
を支持することを特徴とする。
【0023】ここで、前記振動としては例えば屈曲振動
や伸縮振動が挙げられる。
【0024】この請求項8記載の発明によれば、前記支
持部材は前記圧電振動体の屈曲振動の節に相当する部分
を支持する。振動の節は、変位を起こさない部位なの
で、該圧電振動体に発生した振動が外部にもれる量はさ
らに減少する。従って、請求項8記載の超音波モータは
前記圧電振動体に発生した駆動力をさらに効率よく移動
体に伝達する。
【0025】請求項9記載の発明は、請求項1〜請求項
8のいずれかに記載の超音波モータを有することを特徴
とする超音波モータ付電子機器であることを特徴とす
る。
【0026】この請求項9記載の発明によれば、従来の
超音波モータと比べて外部に振動が逃げにくい請求項1
〜請求項8のいずれかに記載の超音波モータを用いるの
で、超音波モータの出力は大きくなる。すなわち、超音
波モータの大きさおよびその駆動回路は小型化するた
め、超音波モータ付電子機器は小型化する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図7を参照して本発
明を適用した実施の形態を詳細に説明する。図1〜図3
は本発明の第一の実施の形態例としての超音波モータ1
を説明する図であり、図4は超音波モータ1の変形例と
しての超音波モータ2の構成を示す図である。また、図
5は本発明の第二の実施の形態例としての超音波モータ
3を説明する図であり、図6は超音波モータ3の変形例
としての超音波モータ4を説明する図である。また、図
7は本発明の第三の実施の形態例としての超音波モータ
付電子機器5を説明する図である。
【0028】<第一の実施の形態例>図1は超音波モー
タ1の構成の全体を示す図である。図1に示すように、
超音波モータ1は、例えば正弦波などの駆動信号Xを入
力されて楕円振動する圧電素子10(圧電振動体)と、
圧電素子10を基板7上に支えるとともに基板7上の信
号線7a,7bから該圧電素子10に信号を伝達する支
持部材11,11と、圧電素子10の端面に接する移動
体12aを有する対象部12と、基板7上に設けられて
信号線7a,7bと支持部材11,11とを介して圧電
素子10に駆動信号Xを入力するドライブIC6と、に
より構成される。なお、ドライブIC6は、外部から信
号線7c,7d,7eを介してそれぞれ入力される正方
向駆動指令,逆方向駆動指令,停止指令に従って、駆動
信号Xを後述する圧電素子10の電極の所定部に出力す
る。すなわち、超音波モータ1は、ドライブIC6から
の駆動信号Xに従って圧電素子10の端面に生じる楕円
振動により、移動体12aを該端面と平行な方向に動か
す超音波モータである。
【0029】まず、支持部材11について詳細に説明す
る。支持部材11は、例えば、略L字状に成形した樹脂
であり、表部には例えば3本の信号線を設けている。す
なわち、支持部材11,11には例えば計6本の信号線
を有しており、この数は、後述する圧電素子10の一側
面に取り出された電極の数と同じである。支持部材11
の一辺11aは、基板7の信号線7a上に、例えば半田
などにより固定される。また、支持部材11の他辺11
bは、例えば導通性接着剤などにより、圧電素子10の
側面に、屈曲振動の節を押さえるように固定される。ま
た、信号線7a,7bはそれぞれ3本の信号線の束であ
る。この信号線の数も、後述する圧電素子10の一側面
に取り出された電極の数と同じであり、各信号線は前記
支持部材11の信号線にそれぞれ別個に接続する。この
ため、支持部材11は、圧電素子10を基板7上に支持
するとともに、詳細を後述する圧電素子10の電極と、
信号線7aあるいは信号線7bとを接続する。このよう
に、支持部材11は、信号線を形成されることにより、
圧電素子10に信号を伝達する信号伝達手段も兼ねる。
すなわち、圧電素子10に接続する部品数は少なくな
り、従って、超音波モータ1は小型化する。
【0030】次に、圧電素子10について詳細に説明す
る。圧電素子10は、屈曲振動源としての圧電振動子1
4の上に、伸縮振動源としての圧電振動子15を一体的
に積層させ、さらに、電極13a,電極13b,電極1
3c,電極13d,電極13e,電極13fを設けた構
造とする。この電極13a〜13fは、支持部材11,
11に設けた前記6本の信号線にそれぞれ接続している
ため、別個に電圧を加えられる。なお、圧電素子10の
端面のほぼ中央に、移動体12aに接して駆動させる突
起を設けてもよい。
【0031】ここで、圧電振動子14,15と、電極1
3a〜13fについて、図2を用いて詳細に説明する。
図2(A)は圧電素子10の一方の面における電極の配
置位置を示す図である。また、図2(E)は側面10a
(同図(A)参照)における電極の配置位置を示す図で
あり、同図(F)は側面10b(同図(A)参照)にお
ける電極の配置位置を示す図である。また、図2(B)
は圧電振動子14の一方の面を示す図であり、同図
(D)は圧電振動子15の他方の面を示す面図である。
また、図2(C)は圧電振動子15の上面図である。
【0032】まず、各圧電振動子の分極構造について説
明する。圧電振動子14は、図2(B)に示すように、
縦方向に2分割するとともに横方向にも2分割すること
で生成する4つの分極領域14a,分極領域14b,分
極領域14c,分極領域14dを、積層方向に、上面が
+となるように分極した構造とする。また、圧電振動子
15は、図2(D)に示すように、ほぼ全面をひとつの
分極領域として、積層方向に、例えば下面が+となるよ
うに分極する。
【0033】次に、電極13a〜13fの構造について
説明する。
【0034】電極13aは、圧電振動子14の分極領域
14aの上面をほぼ覆っており、その一部は側面10b
に引き出されている。すなわち、複数の圧電振動子1
4,14・・・の分極領域14a,14a・・・の上面
は、側面10bに引き出された部分を介して連続してい
る電極13aによって、すべて同一の電位となる。
【0035】同様に、電極13bは、圧電振動子14の
分極領域14bの一方の面をほぼ覆っており、その一部
は側面10bに引き出されている。すなわち、複数の圧
電振動子14,14・・・の分極領域14b,14b・
・・の一方の面は、側面10bに引き出された部分を介
して連続している電極13bによって、すべて同一の電
位となる。
【0036】また、電極13cは、圧電振動子14の分
極領域14cの一方の面をほぼ覆っており、その一部は
側面10bに引き出されている。すなわち、複数の圧電
振動子14,14・・・の分極領域14c,14c・・
・の一方の面は、側面10aに引き出された部分を介し
て連続している電極13cによって、すべて同一の電位
となる。
【0037】同様に、電極13dは、圧電振動子14の
分極領域14dの一方の面をほぼ覆っており、その一部
は側面10bに引き出されている。すなわち、複数の圧
電振動子14,14・・・の分極領域14d,14d・
・・の一方の面は、側面10aに引き出された部分を介
して連続している電極13dによって、すべて同一の電
位となる。
【0038】また、電極13eは、圧電振動子15の分
極領域15aの他方の面をほぼ覆っており、その一部は
側面10aに引き出されている。すなわち、複数の圧電
振動子15,15・・・の分極領域15a,15a・・
・の他方の面は、側面10aに引き出された部分を介し
て連続している電極13eによって、すべて同一の電位
となる。
【0039】さらに、電極13fは、圧電振動子14の
他方の面と圧電振動子15の一方の面とに挟まれてい
る。したがって、電極13fは、圧電振動子14の4つ
の分極領域14a,14b,14c,14dの下面すべ
てを覆うと同時に、圧電振動子15の分極領域15aの
上面すべてを覆っており、その一部は側面10bに引き
出されている。すなわち、複数の圧電振動子14,14
・・・の分極領域14d,14d・・・の上面は、側面
10bに引き出された部分を介して連続している電極1
3fによって、すべて同一の電位となる。
【0040】なお、圧電振動子14,15の枚数はそれ
ぞれ適宜増やしてもよい。この場合は、電極の構造は積
層方法に応じて変更する。
【0041】次に、超音波モータ1の動作について、図
3を用いて説明する。ドライブIC6は、図1に示す信
号線7cを介して外部から正方向への駆動命令を入力さ
れると、信号線7a,7bと支持部材11上の前記信号
線とを介して圧電素子10の電極13a,13d,13
e,13fに駆動信号Xを出力する。すると、圧電振動
子15において、電極13fを基準電極として電極13
eに駆動信号Xが入力されるため、分極領域15aは伸
長あるいは収縮する。従って、圧電振動子15は、図3
の長方形15’に示すように長手方向に伸長し、あるい
は収縮する。また、同時に、圧電振動子14において、
電極13fを基準電極として電極13a,13dに駆動
信号Xが入力されるため、分極領域14a,14dが伸
長する。従って、圧電振動子14は図3の図形14’に
示すように屈曲振動をする。このとき、圧電素子10に
接続する部材は支持部材11,11のみであり、信号伝
達手段は別個に設けられないので、圧電素子10からの
振動もれは少なくなる。この結果、圧電振動子15の伸
縮振動と圧電振動子14の屈曲振動とが合成されて、圧
電素子10の端面は図3のZ方向に楕円振動をして、図
1に示した移動体12aを正方向であるZ方向に動か
す。
【0042】また、ドライブIC6は、信号線7dを介
して外部から逆方向への駆動命令を入力されると、信号
線7a,7bと支持部材11上の前記信号線とを介して
圧電素子10の電極13b,13c,13e,13fに
駆動信号Xを出力する。すると、電極13b,13cに
駆動信号Xが入力されるため、圧電振動子15の伸縮振
動を基準とした圧電振動子14の屈曲振動の方向は、上
述した正方向の時とは逆転する。従って、圧電素子10
の端面は図3のZとは逆方向に楕円振動をして、図1に
示した移動体12aを逆方向に動かす。
【0043】以上より、本発明の第一の実施の形態例と
しての超音波モータ1によれば、圧電素子10には、支
持部材11により駆動信号Xを信号線7aから伝達され
るため、信号伝達部を別個に設ける必要はなく、従っ
て、圧電素子10に発生した伸縮振動と屈曲振動が外部
にもれる量は従来と比べて減少する。また、支持部材1
1は圧電素子10の屈曲振動の節を押さえるように取り
付けられるので、該圧電素子10に発生した屈曲振動が
外部にもれる量はさらに減少する。また、信号伝達部を
別個に設ける必要はないために、超音波モータ1は小型
化するとともに、その製作工程数は少なくなるため、製
作コストは下がる。従って、超音波モータ1は圧電素子
10に発生した駆動力を効率よく移動体12aに伝達す
る。
【0044】なお、本実施の形態例において、支持部材
11を樹脂製としたが、本発明はこれに限られるもので
はなく、例えば金属製としてもよい。この場合は、電極
の数毎に支持部材11を設ける必要がある。さらに、支
持部材11に、例えば自励発信回路などの電気回路の全
部またはその一部を設けてもよい。この場合は、基板上
に設ける素子数は減少するため、必要な基板面積が減少
する。従って、超音波モータ1はさらに小型化する。
【0045】なお、本実施の形態は以下のように変形し
てもよい。図4は本実施の形態に係わる第1の実施の変
形の態様である超音波モータ2の要部の構成を示す図で
ある。超音波モータ2は、超音波モータ1において、支
持部材11の代わりに、支持部材21を用いた構造とす
る。
【0046】支持部材21は、支持部材11にくびれを
設けて略I型としたものであり、その他の構成は支持部
材11と同様である。すなわち、支持部材21は弾性を
有してしなる。また、支持部材21は、圧電素子10の
側面と水平な方向にしなるように、該圧電素子10の側
面に取り付けられる。このため、支持部材21は圧電素
子10を移動体12a(図4においては図示省略)に押
しつける。
【0047】すなわち、超音波モータ2においては、超
音波モータ1と同等の機能を有するほか、支持部材21
によって圧電素子10が移動体12aに圧接するため、
圧電素子10−移動体12a間の摩擦力も大きくなる。
従って、圧電素子20に生じた駆動力はさらに効率よく
移動体12aに伝達する。また、くびれを設けることに
より、振動の伝達断面積は小さくなるために、支持部材
21からもれる振動はさらに少なくなる。従って、超音
波モータ2はさらに効率よく駆動力を移動体12aに伝
達する。
【0048】なお、支持部材21に弾性を持たせる方法
としては、支持部材11の形状のまま、支持部材21を
導電性ゴムにて作製する方法もある。また、支持部材2
1に、例えば自励発信回路などの電気回路の全部または
その一部を設けてもよい。
【0049】<第二の実施の形態例>図5は超音波モー
タ3の構成の要部の概略を示す図である。超音波モータ
3は、圧電素子30を、凹部を有する基板8に、基板8
の一部であり前記凹部に設けられた支持部材8b,8b
を用いて、取り付けた構造とする。また、図5(B)に
示すように、圧電素子30の上面は基板8の上面とほぼ
同一平面上にある。なお、図示しない他の構成要素は超
音波モータ1とほぼ同じ構成である。
【0050】支持部材8bは、図5(A)に示すよう
に、前記凹部において、基板8から伸びた延長端子の先
端に圧電素子30を支持する支持部を設けた構造とす
る。このため、基板8に水平な方向における支持部材8
bの断面形状は略T型となる。この基板8は、例えば基
板8の成型用の型を予めこれに対応する形状とすること
により、所定の形に成形される。また、同図(B)に示
すように、前記支持部は圧電素子30の下面を支える凸
部を有する。また、一方の支持部材8bの上面には圧電
素子30の電極の一部に接続する信号線8aが、他方の
支持部材8bの上面には圧電素子30の残りの電極に接
続する信号線8a,8aが、それぞれ設けられる。な
お、この信号線8aの数や支持部材8bの数および取り
付け位置は、圧電素子30の電極数や振動の節の位置な
どにより適宜変更する。ここで、支持部材8bは支持部
材11と同様に圧電素子30の屈曲振動の節を押さえる
ように設けられる。
【0051】圧電素子30は電極の端面30a,30b
への引き出し構造以外は圧電素子10とほぼ同じ構成を
取る。ここで、必要な時は、基板82に設けた孔8dに
信号線を通し、この信号線を圧電素子30の裏面に設け
られた電極に接続する
【0052】すなわち、信号線8a,8a,8aから圧
電素子30の電極に駆動信号Xが入力されると、圧電素
子30の端面は楕円振動をして、該端面に当接している
移動体(図示省略)を所定の方向に動かす。
【0053】以上のように、超音波モータ3は、超音波
モータ1と同様に、支持部材8b,8bが信号伝達手段
を兼ねるため、圧電素子30に発生した伸縮振動と屈曲
振動が外部にもれる量は従来と比べて減少し、また、支
持部材8bは圧電素子30の屈曲振動の節を押さえるよ
うに取り付けられるので、該圧電素子30に発生した屈
曲振動が外部にもれる量はさらに減少する。従って、超
音波モータ3は圧電素子30に発生した駆動力を効率よ
く前記移動体に伝達する。
【0054】また、圧電素子30を、基板8の凹部に、
該圧電素子30の上面と基板8の上面とが同一平面にな
るように設けたので、超音波モータ3と基板8とを合わ
せた厚みは薄くなり、小型化する。従って、超音波モー
タ3の適用範囲は従来の超音波モータと比べて広がる。
【0055】なお、支持部材8bに、支持部材21と同
様にくびれを設けたり、あるいは支持部材8bのみを導
電性ゴムにて形成してもよい。この場合は、圧電素子3
0は支持部材8bによって前記移動体に押しつけられる
ため、前記移動体への駆動力の伝達効率はさらに向上す
る。さらに、支持部材8bに、例えば自励発信回路など
の電気回路の全部またはその一部を設けてもよい。この
場合は、基板上の素子数は減少して、必要な基板面積が
減少する。従って、超音波モータ3はさらに小型化す
る。
【0056】なお、本実施の形態は以下のように変形し
てもよい。図6は本実施の形態に係わる第1の実施の変
形の態様である超音波モータ4の要部の構成の概略を示
す図である。なお、図示しない構成要素は超音波モータ
1とほぼ同じ構成である。
【0057】図6において、超音波モータ4は、図6
(B)に示すように、圧電素子40を、圧電素子40の
屈曲振動の節に対応するように、基板8の凹部に設けら
れた支持部材8c,8c・・・の表面に、例えば半田な
どを用いて取り付けた構造とする。
【0058】支持部材8cは、図6(A)に示すよう
に、基板8から伸びた延長端子の先端に、圧電素子40
を支持する支持部を設けた構造とする。この支持部の上
面は、基板8の上面と同一平面上にある。このため、基
板8に水平な方向の断面形状は略T型となる。また、支
持部材8cの表面には所定の信号線8aが、圧電素子4
0の電極に対応するように設けられる。なお、この信号
線8aの数や支持部材8cの数および取り付け位置は、
圧電素子40の電極数や振動の節の位置などにより適宜
変更する。
【0059】圧電素子40は電極の端面への引き出し構
造以外は圧電素子10とほぼ同じ構成を取る。
【0060】以上のように、超音波モータ4は、超音波
モータ1と同様に、圧電素子40に発生した伸縮振動と
屈曲振動が外部にもれる量は従来と比べて減少し、ま
た、支持部材8cは圧電素子40の屈曲振動の節を押さ
えるように取り付けられるので、該圧電素子40に発生
した屈曲振動が外部にもれる量はさらに減少する。従っ
て、超音波モータ4は圧電素子40に発生した駆動力を
効率よく前記移動体に伝達する。
【0061】また、支持部材8cの表面に半田などを圧
電素子40を取り付けるので、例えば基板8をプリント
基板とした場合は、従来のトランジスタやコンデンサな
どを基板に取り付ける場合と同様の手順で、圧電素子4
0を基板8に取り付けられる。すなわち、超音波モータ
4は、既存の電気回路生産ラインを用いて基板に取り付
けられるため、取り付けコストは下がり、また、その信
頼性は向上する。
【0062】なお、支持部材8cに、支持部材21と同
様にくびれを設けたり、あるいは支持部材8cのみを導
電性ゴムにて形成してもよい。この場合は、圧電素子4
0は支持部材8cによって前記移動体に押しつけられる
ため、前記移動体への駆動力の伝達効率はさらに向上す
る。また、支持部材8cに、例えば自励発信回路などの
電気回路の全部またはその一部を設けてもよい。
【0063】<第三の実施の形態例>図7は、本発明に
おける超音波モータを電子機器に適用した超音波モータ
付電子機器5のブロック図である。超音波モータ付電子
機器5は、所定の分極処理を施した圧電素子51と、圧
電素子51に接合した振動体52と、振動体52により
動かされる移動体53と、振動体52と移動体53とを
加圧する加圧機構54と、移動体53と連動して動く伝
達機構55と、伝達機構55の動作に基づいて運動する
出力機構56と、を備えることにより実現する。なお、
加圧機構54は例えば支持部材21である。ここで、超
音波モータ付電子機器5としては、例えば、電子時計、
計測器、カメラ、プリンタ、印刷機、工作機械、ロボッ
ト、移動装置、記憶装置などがある。また、圧電振動子
51としては、例えば圧電素子10,20,30を用い
る。また、伝達機構55としては、例えば歯車、摩擦車
等の伝達車を用いる。出力機構56には、例えば、カメ
ラにおいてはシャッタ駆動機構やレンズ駆動機構など
を、電子時計においては指針駆動機構やカレンダー駆動
機構を、記憶装置に用いる場合は、該情報記憶装置内の
記憶媒体に情報を読み書きするヘッドを駆動するヘッド
駆動機構を、工作機械においては刃具送り機構や加工部
材送り機構などを用いる。
【0064】この超音波モータ付電子機器5は、従来の
超音波モータと比べて出力の大きい本発明における超音
波モータを用いるので、超音波モータの大きさおよびそ
の駆動回路は小型化する。従って、従来の電子機器と比
べて小型化する。また、超音波モータの駆動方法として
自励発振駆動を用いた場合は、超音波モータ付電子機器
5の小型化が更にはかれる。なお、移動体53に出力軸
を取り付け、出力軸からトルクを伝達するための動力伝
達機構を有する構成にすれば、超音波モータ単体で駆動
機構が構成される。
【0065】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、前記圧電
振動体には、前記支持部材により前記駆動信号を伝達さ
れるため、信号伝達部を別個に設ける必要はなく、従っ
て、前記圧電振動体に発生した伸縮振動と屈曲振動が外
部にもれる量は従来と比べて減少する。従って、請求項
1記載の超音波モータは前記圧電振動体に発生した駆動
力を効率よく移動体に伝達する。また、信号伝達部を別
個に設けないため、超音波モータは小型化し、また、そ
の製造コストは下がる。
【0066】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同等の効果を得るほか、前記支持部材によっ
て前記圧電振動体が移動体に押しつけられるため、前記
圧電振動体に生じた駆動力はさらに効率よくその移動体
に伝達する。
【0067】請求項3記載の発明によれば、前記支持部
材にくびれを設けたので、前記くびれによって前記支持
部材からもれる振動はさらに少なくなる。従って、超音
波モータはさらに効率よく駆動力を移動体に伝達する。
また、前記くびれによって該支持部材は弾性を有するた
め、請求項2記載の発明と同等の作用を得る。
【0068】請求項4記載の発明によれば、前記支持部
材の一部は前記基板の一部であるので、超音波モータの
基板への取り付け構造は簡単になる。
【0069】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明と同様の効果を得るほか、この超音波モータと
前記基板とを合わせた厚みは薄くなる。従って、超音波
モータは小型化し、その適用範囲は従来の超音波モータ
と比べて広がる。
【0070】請求項6記載の発明によれば、請求項4記
載の発明と同様の効果を得るほか、従来のトランジスタ
やコンデンサなどを基板に取り付けることと同様の手順
で、前記圧電振動体を前記基板に取り付けられる。すな
わち、本発明における超音波モータは、既存の電気回路
生産ラインを用いて基板に取り付けられるため、その取
り付けコストは下がり、また、信頼性は向上する。
【0071】請求項7記載の発明によれば、前記基板に
駆動回路の少なくとも一部が設けられているので、前記
圧電振動体と前記駆動回路との取り付けに起因する超音
波モータの性能のばらつきは小さくなり、その信頼性は
向上する。
【0072】請求項8記載の発明によれば、前記支持部
材は前記圧電振動体の屈曲振動の節を押さえるように取
り付けられるので、該圧電振動体に発生した振動が外部
にもれる量はさらに減少する。従って、請求項7記載の
超音波モータは前記圧電振動体に発生した駆動力をさら
に効率よく移動体に伝達する。
【0073】請求項9記載の発明によれば、従来の超音
波モータと比べて振動もれの少ない請求項1〜請求項8
のいずれかに記載の超音波モータを用いるので、超音波
モータの出力は大きくなる。すなわち、超音波モータの
大きさおよびその駆動回路は小型化し、従って、超音波
モータ付電子機器は小型化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態例としての超音波モ
ータ1の構成を示す図である。
【図2】超音波モータ1の圧電素子10に用いる圧電振
動子14と圧電振動子15と、電極13a〜13fの構
造を示す図である。
【図3】超音波モータ1の動作を示す概略図である。
【図4】超音波モータ1の変形例である超音波モータ2
の構成の要部を示す図である。
【図5】本発明の第二の実施の形態例としての超音波モ
ータ3の構成の要部を示す図である。
【図6】超音波モータ3の変形例である超音波モータ4
の構成の要部を示す図である。
【図7】本発明の第三の実施の形態例としての超音波モ
ータ付電子機器5の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,2,3,4 超音波モータ 5 超音波モータ付電子機器 6 ドライブIC 7,8 基板 8a 支持部材 10,30,40 圧電素子(圧電振動子) 11,21 支持部材 12 対象部 12a 移動体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月12日(1999.7.1
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される駆動信号によって励振して駆
    動力を発生する圧電振動体と、 この圧電振動体を基板上に支持する支持部材と、 を備えた超音波モータにおいて、 前記支持部材は、前記圧電振動体に前記駆動信号を伝達
    する信号伝達機能を備えることを特徴とする超音波モー
    タ。
  2. 【請求項2】 前記支持部材は弾性を有し、前記圧電振
    動体は前記支持部材の弾性力により移動体に圧接される
    ことを特徴とする請求項1記載の超音波モータ。
  3. 【請求項3】 前記支持部材は、前記圧電振動体と接合
    する部分より細く成形されたくびれを有することを特徴
    とする請求項1記載の超音波モータ。
  4. 【請求項4】 前記支持部材は、前記基板の一部である
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記
    載の超音波モータ。
  5. 【請求項5】 前記圧電振動体は前記基板に設けられた
    凹部に入り込んでいることを特徴とする請求項4記載の
    超音波モータ。
  6. 【請求項6】 前記圧電振動体は前記支持部材の上に取
    り付けられることを特徴とする請求項4記載の超音波モ
    ータ。
  7. 【請求項7】 前記支持部材には駆動回路の少なくとも
    一部が設けられることを特徴とする請求項1から請求項
    6のいずれかに記載の超音波モータ。
  8. 【請求項8】 前記支持部材は前記圧電振動体に生じる
    振動の節に相当する部分を支持することを特徴とする請
    求項1から請求項7のいずれかに記載の超音波モータ。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8のいずれかに記載
    の超音波モータを有することを特徴とする超音波モータ
    付電子機器。
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