JP2000057363A - 範囲の指定装置とその方法およびそのための記録媒体 - Google Patents

範囲の指定装置とその方法およびそのための記録媒体

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JP2000057363A JP22732798A JP22732798A JP2000057363A JP 2000057363 A JP2000057363 A JP 2000057363A JP 22732798 A JP22732798 A JP 22732798A JP 22732798 A JP22732798 A JP 22732798A JP 2000057363 A JP2000057363 A JP 2000057363A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字や画像を認識する範囲を指定する装置の
操作性を向上する。 【解決手段】 所与のデータを画面11上に表示し、画
面11上に表示されたデータ内で所望の範囲を指定する
範囲の指定装置において、データを表示する画面11上
の第1表示領域12の中に四角形をなす4つの頂点A
1、A2、A3およびA4の中から2つの頂点を設定す
ることにより所望の範囲を指定する指定手段と、指定手
段により指定された所望の範囲を示す四角形の頂点の
内、少なくとも2つの頂点の周辺を画面11上の第2表
示領域19に表示する頂点表示手段と、を備える。少な
くとも2つの頂点の周辺が第2表示領域19に同時に表
示されるので指定した範囲の確認を確実にでき、範囲の
指定の操作性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は範囲の指定装置とそ
の方法およびそのための記録媒体に関し、文字(キャラ
クタ)データや画像(イメージ)データ、特に、スキャ
ナ等により読取ったイメージデータを文字認識する際、
そのイメージデータを画面上に表示し、画面上に表示さ
れたイメージデータの表示範囲内で文字認識する範囲を
指定する文字認識処理における範囲の指定装置とその方
法およびそのための記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】所与のイメージデータを画面上に表示
し、画面上に表示したイメージデータの表示範囲内で所
望の範囲を指定する範囲の指定装置には、例えば、印刷
物をスキャナ等により読取って得られたイメージデータ
を画面上に表示し、画面上に表示したイメージデータの
表示範囲内に4点を設定し、この4点を頂点とする四角
形で囲まれる部分を所望の文字認識する範囲に指定する
ものがある。このような従来技術による文字認識処理に
おける範囲の指定装置の一例を以下に説明する。
【0003】図5は従来技術による範囲の指定装置の初
期表示画面を示す図であり、図6は従来技術による範囲
の指定装置の拡大表示画面を示す図である。図5、6に
示す範囲の指定装置は、スキャナ等により読取ったイメ
ージデータを文字認識する機能を有する。イメージデー
タを文字認識する前に、文字認識する範囲の指定が必要
である。例えば、新聞等をスキャナで読取った場合、同
じ見出しの記事が複数箇所に点在していることが多いの
で、このような場合、図5、6に示す範囲の指定装置
は、その記事のイメージデータを文字認識する前に、文
字認識するイメージデータの範囲を複数箇所指定するこ
とが必要である。
【0004】図5には、文字情報が主なデータであるA
4サイズの原稿をスキャナ等により読取って得られたイ
メージデータが全体を1で示す画面の左上側のイメージ
表示領域2に表示されている。画面1の下段には、範囲
指定を終了するための「終わる」ボタンと例えば図6に
示す拡大表示画面から図5に示す初期表示画面に画面を
切替えるための「ひとつ前に戻る」ボタンとを表示した
ボタンフィールド3および次の操作コマンドを促すコメ
ントを表示するコマンドフィールド4が設けられてい
る。画面1の右上側には、スキャナ等により読取ったイ
メージデータを文字認識する処理やその前処理としての
範囲指定を実行中であることを示すメッセージ「タッチ
OCR」を表示する領域5、イメージ表示領域2に表示
されるイメージデータの表示範囲内に、複数の範囲、こ
の例では6つの範囲を設定するときに、設定順に選択す
るボタン「範囲1選択」、…、「範囲6選択」を表示す
る領域6、範囲指定する際に使用する3つのボタン「範
囲削除」、「範囲変更」および「範囲決定」を表示する
領域7ならびに図5に示す初期表示画面を図6に示す拡
大表示画面に切替えるためのボタン「拡大表示」または
その逆の図6に示す拡大表示画面を図5に示す初期表示
画面に切替えるためのボタン「イメージを元の大きさに
戻す」を表示する領域8がそれぞれ設けられている。
【0005】次に、図5、6に示す範囲の指定装置によ
り範囲指定する操作を説明する。この装置の画面はタッ
チパネルになっており、画面上をタッチして離すことに
よりボタン操作ができ、また以下に説明する範囲指定す
るためのアンカをタッチしたまま画面上の所望の位置ま
で移動した後離すことによりアンカ位置を移動させるこ
とができる。図5に示す初期画面では、イメージ表示領
域2にスキャナにより読取られたイメージデータが表示
され、ボタン「範囲1選択」、…、「範囲6選択」は
「範囲1選択」に選択されている。また、イメージ表示
領域2には、範囲を指定するためのアンカと称する黒塗
りの四角形のマークA1、A2、A3およびA4の4点
が表示されている。範囲指定は、このアンカA1〜A4
の何れか1つをタッチしたまま移動して所望の位置で離
し、「範囲決定」ボタンをタッチして行う。「範囲決
定」ボタンをタッチするとアンカA1〜A4は表示画面
から消失する。「範囲削除」ボタンは、一度範囲指定を
終了した後、すなわち「範囲決定」ボタンをタッチした
後、その決定を取り消すためのボタンである。「範囲1
選択」の範囲指定が終了した後に「範囲削除」ボタンを
タッチすると、初期画面に戻る。
【0006】また、一度決定した範囲指定を変更すると
きは、「範囲変更」ボタンをタッチする。すると、再び
アンカA1〜A4がイメージ表示領域2に現れるので、
上述のようにアンカA1〜A4をタッチにより再び移動
して指定する範囲を変更した後、「範囲決定」ボタンを
再びタッチして変更した範囲を新たな範囲とする範囲の
指定が終了する。
【0007】上記範囲の指定装置により範囲指定を行う
際、図5のイメージ表示領域2に示されるイメージデー
タの表示は、文字が潰れて操作者にとって読みに難いも
のとなっており、範囲指定は困難である。それゆえ、図
6に示すように所望のアンカA3の周辺を拡大表示し、
図6のイメージ表示領域2で再びアンカA3をタッチし
て移動し、範囲指定を行っている。
【0008】また、図6に示す拡大表示画面は、図5に
示す領域6と領域7に代えてイメージ表示領域2に表示
するアンカA1〜A4周辺をどのアンカA1〜A4周辺
に切替えて表示するかを決定するための画面を表示する
領域9が設けられている。領域9に左上隅、右上隅、右
下隅および左下隅と表示された各区画にA1’〜A4’
で表示されるボタンをタッチすることにより、各ボタン
に対応するアンカA1〜A4周辺をイメージ表示領域2
に拡大して表示することが決定される。
【0009】また、図6に示すボタンフィールド3に
は、「範囲決定」のボタンが表示されている。図6に示
すイメージ表示領域2に拡大して表示されるアンカA
1、A2、A3またはA4をタッチにより移動して指定
する範囲を決定した後、この「範囲決定」のボタンをタ
ッチすることにより範囲指定は終了する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
5、6に示す範囲の指定装置では、範囲指定を行って、
範囲を決定するときに、1つのアンカのみを拡大して表
示し、他の3つのアンカを同時に同一画面上に表示しな
い。したがって、範囲指定が所望の範囲に正しく設定で
きたか否かを確認するためには、イメージ表示領域2に
4つのアンカA1〜A4周辺の画面を1つづつ切替えて
表示する必要があり、操作性が悪く操作に時間を要する
という問題がある。
【0011】それゆえ、本発明は上記問題を解決し、操
作性がよく操作時間を節約することのできる範囲の指定
装置とその方法およびそのための記録媒体を提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決する本発
明による範囲の指定装置は、所与のデータを画面上に表
示する表示手段を備え、前記画面上に表示された前記デ
ータ内で所望の範囲を指定する範囲の指定装置におい
て、前記データを表示する前記画面上の第1表示領域の
中に四角形をなす2つの頂点を設定することにより前記
所望の範囲を指定する指定手段と、前記指定手段により
指定された前記所望の範囲を示す前記四角形の頂点の
内、少なくとも2つの頂点の周辺を前記画面上の第1表
示領域とは異なる第2表示領域に表示する頂点表示手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0013】上記構成により、前記四角形の頂点の内、
前記指定手段により設定した少なくとも2つの頂点の
内、選択した1つの頂点の周辺毎に画面切替えして別々
に表示せずに、前記頂点表示手段により、前記少なくと
も2つの頂点の周辺を前記第2表示領域に同時に表示す
るので、指定した範囲の確認を確実にでき、範囲の指定
の操作性が向上する。
【0014】本発明による範囲の指定装置において、前
記表示手段は前記データを所定の倍率に拡大または縮少
して表示する。本発明による範囲の指定装置において、
前記指定手段は、前記2つの頂点を対角線上にもつ四角
形を前記所望の範囲に指定する。本発明による範囲の指
定装置において、前記指定手段は、前記2つの頂点を結
ぶ線分を1辺とする四角形を前記所望の範囲に指定す
る。
【0015】本発明による範囲の指定装置において、前
記データはイメージデータであり、前記所望の範囲は、
前記イメージデータを文字認識する認識範囲である。本
発明による範囲の指定装置において、前記頂点表示手段
は、前記第2表示領域における前記頂点の内の何れか1
つの第1頂点の移動に応じて、前記頂点の内、前記第1
頂点に隣接する頂点を連動させて前記2つの頂点の周辺
を表示する。
【0016】本発明による範囲の指定装置において、前
記頂点表示手段は、前記第2表示領域における前記頂点
の選択に応じて、その選択された前記頂点の周辺を前記
第1表示領域内に表示する。この表示は拡大表示しても
よい。上記問題を解決する本発明による範囲の指定方法
は、所与のデータを画面上に表示し前記画面上に表示さ
れた前記データ内で所望の範囲を指定する範囲の指定方
法において、前記データを表示する前記画面上の第1表
示領域の中に四角形をなす2つの頂点を設定し、設定し
た前記2点により前記所望の範囲を指定する第1ステッ
プと、前記所望の範囲を示す前記四角形の頂点の内、少
なくとも2つの頂点の周辺を前記画面上の第1表示領域
とは異なる第2表示領域に表示する第2ステップと、を
備えたことを特徴とする。
【0017】上記構成により、前記四角形の頂点の内、
前記第1ステップにおいて設定した少なくとも2つの頂
点の内、選択した1つの頂点の周辺毎に画面切替えして
別々に表示せずに、前記第2ステップにおいて、前記少
なくとも2つの頂点の周辺を前記第2表示領域に同時に
表示するので、指定した範囲の確認を確実にでき、範囲
の指定の操作性が向上する。
【0018】本発明の範囲の指定方法において、前記第
1表示領域に表示された前記データを所定の倍率に拡大
または縮少して前記第2表示領域に表示するステップを
有する。本発明による範囲の指定方法において、前記第
1ステップは、前記2つの頂点を対角線上にもつ四角形
を前記所望の範囲に指定する。
【0019】本発明による範囲の指定方法において、前
記第1ステップは、前記2つの頂点を結ぶ線分を1辺と
する四角形を前記所望の範囲に指定する。本発明による
範囲の指定方法において、前記データはイメージデータ
であり、前記所望の範囲は、前記イメージデータの文字
認識する認識範囲である。本発明による範囲の指定方法
において、前記第2ステップは、前記第2表示領域にお
ける前記頂点の内の何れか1つの第1頂点の移動に応じ
て、前記頂点の内、前記第1頂点に隣接する頂点を連動
させて前記2つの頂点の周辺を表示する。
【0020】本発明による範囲の指定方法において、前
記第2ステップは、前記第2表示領域における前記頂点
の選択に応じて、その選択された前記頂点の周辺を前記
第1表示領域内に表示する。この表示は拡大表示しても
よい。上記問題を解決する本発明による範囲の指定装置
で用いられるコンピュータ読取り可能な記録媒体は、所
与のデータを画面上に表示する表示手段を備え、前記画
面上に表示された前記データ内で所望の範囲を指定する
範囲の指定装置で用いられる記録媒体において、コンピ
ュータを、前記データを表示する前記画面上の第1表示
領域の中に四角形をなす2つの頂点を設定することによ
り前記範囲を指定する指定手段と、前記指定手段により
指定された前記所望の範囲を示す前記四角形の頂点の
内、少なくとも2つの頂点の周辺を前記画面上の第1表
示領域とは異なる第2表示領域に表示する頂点表示手段
と、して機能させるためのプログラムを記録したことを
特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ本発
明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明による
範囲の指定装置のブロック構成図である。図1に示す範
囲の指定装置は、スキャナ等により読取られたイメージ
データを文字認識する際、そのイメージデータを画面上
に表示し、画面上に表示されたイメージデータの表示範
囲内で文字認識する範囲を指定する文字認識処理を行う
機能を有する。図1に示すように、本装置はCPU30
を有するコンピュータシステムであり、CPU30は、
バスライン31を介して、システム全体を制御するプロ
グラムや本発明による範囲指定を実行するためのプログ
ラム等を格納したROM32、システムに必要なデータ
や入出力データ等を一時格納するRAM33およびI/
Oインターフェース34に接続されている。I/Oイン
ターフェース34には、イメージデータ等を画面表示す
るCRT35、プリンタ36、文字情報や画像情報を読
取るスキャナ37、キーボード38、CRT35の画面
上に配置されタッチした画面の位置データを検出するタ
ッチパネル39、フロッピディスクドライブ40および
通信網を介して外部のコンピュータに接続するモデム4
1がそれぞれのケーブルを介して接続されている。
【0022】図1を用いて本発明の記録媒体に記録され
たプログラムの処理について以下簡単に説明する。本発
明の範囲の指定装置は、図1全体で示す計算機システム
により構成される。本計算機システムには、フロッピー
ディスクのような可搬型の記録媒体(図示せず)の読取
装置、すなわちフロッピディスクドライブ40が設けら
れている。フロッピディスクドライブ40の代わりにC
D−ROMの読取装置を設けてもよい。所定の操作によ
りフロッピーディスク等の可搬型の記録媒体に記録され
た本発明による指定手段と頂点表示手段としてコンピュ
ータを機能させるためのプログラムを、その読取装置を
介して読取り、RAM33にローディングする。もちろ
ん、オペレータが計算機システムのRAM33にキーボ
ード38等の入力手段を介して直接上記プログラムを書
き込んだ後に、そのプログラムをRAM33に格納して
もよい。あるいは、他のクライアントの計算機システム
(図示せず)等に設置された記録媒体としての例えばR
AM(図示せず)に格納された上記プログラムを、ネッ
トワーク(通信回線)、モデム41を介して本計算機シ
ステムのRAM33にローディングする。その後、RA
M33に格納されたプログラムは、計算機システムのC
PU30の処理により必要に応じて実行される。また、
プログラムは予めROMに記録され、そのプログラムを
ROM32から読出してCPU30により実行されるも
のでもよい。
【0023】次に、本発明による範囲指定について以下
に説明する。図2は本発明による範囲の指定装置の表示
画面の第1具体例を示す図であり、図3は本発明による
範囲の指定装置の表示画面の第2具体例を示す図であ
る。図2、3に示す範囲の指定装置は、スキャナ37で
読取ったイメージデータを文字認識する機能を有する。
スキャナ37で読取った原稿のイメージデータを文字認
識する前に、文字認識するイメージデータの範囲を少な
くとも1箇所指定する範囲の指定が要求される。
【0024】図2には、文字情報が主なデータであるA
4サイズの原稿をスキャナ37で読取って得られたイメ
ージデータが全体を11で示す画面の左上側のイメージ
表示領域(第1表示領域)12に表示されている。画面
11の下段には、ボタンフィールド13とコマンドフィ
ールド14が設けられている。ボタンフィールド13に
は、範囲指定を終了するための「終わる」ボタンと例え
ば図3に示すようなひとつ前の表示画面に画面を切替え
るための「ひとつ前に戻る」ボタンと後述する「範囲追
加」ボタンと「認識開始」ボタンとが表示されており、
これらのボタンはタッチパネルによりタッチで操作で
き、またはキーボードによりカーソル移動とエンターキ
ーで操作できる。コマンドフィールド14には、次の操
作コマンドを促すコメントが表示される。
【0025】画面1の右上側には、範囲指定の実行中で
あることを示すメッセージ「範囲指定:赤枠」または範
囲確認の実行中であることを示すメッセージ「範囲確
認:緑枠」を表示する領域15、イメージ表示領域12
に表示されるイメージデータの表示範囲内に、複数の範
囲を指定するときに、指定順に表示される赤枠や緑枠を
表示する領域16、範囲指定する際に使用する3つの操
作ボタン「範囲削除」、「範囲変更」および「範囲決
定」を表示する領域17、イメージ表示領域12に表示
されるアンカA1〜A4の各周辺4つの区域をそれぞれ
同一倍率で表示するプレビュー表示領域(第2表示領
域)19ならびにスキャナで読取って得られたイメージ
データをイメージ表示領域12に表示する際の倍率を切
替え容易に視覚的に示した切替ボタン18−1、18−
2、18−3を表示する領域18がそれぞれ設けられて
いる。切替ボタン18−1は、スキャナで読取った原稿
の文字サイズを原稿全体がイメージ表示領域12に表示
されるように上記倍率を選択するボタンであり、切替ボ
タン18−2はスキャナで読取った原稿の文字サイズを
同一サイズでイメージ表示領域12に表示するよう上記
倍率を選択するボタンであり、切替ボタン18−3はス
キャナで読取った原稿の文字サイズを2倍に拡大してイ
メージ表示領域12に表示するよう上記倍率を選択する
ボタンである。
【0026】次に、図2、3に示す範囲の指定装置によ
り範囲指定する操作を説明する。この装置の画面はタッ
チパネルになっており、画面上をタッチして離すことに
よりボタン操作ができ、また以下に説明する範囲指定に
用いられるアンカをタッチしたまま画面上の所望の位置
まで移動した後そのタッチを解除することによりアンカ
位置を移動させることができる。また、アンカの移動は
キーボードにより、カーソル移動キーとエンターキーの
操作によっても可能である。
【0027】図2に示す画面では、イメージ表示領域1
2内にスキャナにより読取られたイメージデータが表示
され、領域16には範囲指定の完了を示す赤枠16−1
と範囲指定が実行中である、すなわち範囲の確認中を示
す緑枠16−2が表示されている。また、イメージ表示
領域12には、範囲を指定するためのアンカと称する黒
塗りの正方形のマークA1、A2、A3およびA4の4
点が表示されている。プレビュー表示領域19には、イ
メージ表示領域12におけるアンカA1〜A4の各周辺
4つの区域が表示される。プレビュー表示領域19にお
いて、アンカA1’〜A4’は、それぞれイメージ表示
領域12におけるアンカA1〜A4に対応する。範囲指
定は、このアンカA1〜A4の何れか1つをタッチした
まま移動して所望の位置で離し、「範囲決定」ボタンを
タッチして行う。「範囲決定」ボタンをタッチするとア
ンカA1〜A4およびアンカA1’〜A4’は表示画面
から消失する。「範囲削除」ボタンは、一度範囲指定を
終了した後、すなわち「範囲決定」ボタンをタッチした
後、その決定を取り消すために使用するボタンである。
範囲指定が終了した後に「範囲削除」ボタンをタッチす
ると、1つ前の画面に戻る。
【0028】また、一度決定した範囲指定を変更すると
きは、「範囲変更」ボタンをタッチする。すると、再び
アンカA1〜A4がイメージ表示領域12に現れ、アン
カA1’〜A4’がプレビュー表示領域19に現れるの
で、上述のようにアンカA1〜A4をタッチにより再び
移動して指定する範囲を変更した後、「範囲決定」ボタ
ンを再びタッチして変更した範囲を新たな範囲とする範
囲の指定を終了する。
【0029】上記範囲の指定装置により範囲指定を行う
際、図2のイメージ表示領域12に示されるイメージデ
ータの表示は、文字が潰れて操作者にとって読みに難い
ものとなっており、イメージ表示領域12に示される表
示だけでは範囲指定は困難であるが、イメージ表示領域
12のアンカA1〜A4の各周辺4つの区域をユーザが
視認可能な状態でプレビュー表示領域19に同時に表示
し、このプレビュー表示領域19を観ながらイメージ表
示領域12におけるアンカA1〜A4の何れか1つをタ
ッチして移動しそのタッチを解除することにより、簡単
に範囲指定を行うことができる。
【0030】また、本装置は、図3に示すプレビュー表
示領域19に表示するアンカA1’〜A4’周辺の内、
何れか1つのアンカA1’〜A4’の周辺をイメージ表
示領域12内に拡大して表示することもできる。これ
は、図3のプレビュー表示領域19に示される4分割さ
れた何れかの区域をタッチすることによりタッチした区
域に対応するアンカA1〜A4の内何れか1つの周辺を
イメージ表示領域12に拡大して表示する(図示せず)
ものである。
【0031】次に、アンカの連動について図2を用いて
説明する。イメージ表示領域12に表示するアンカA1
〜A4は、画面11のX−Y直交座標系の位置データ
(x1,y1)、(x2,y2)、(x3,y3)およ
び(x4,y4)をそれぞれ有する。これらアンカA1
〜A4は、互いに隣接するアンカ同志間で連動するよう
になっており、かつ指定する範囲を決定するアンカA1
〜A4で囲まれる枠は、各辺がX軸またはY軸に並行な
四角形である。したがって、上記アンカの位置データ
は、(x1,y1)、(x2,y1)、(x2,y2)
および(x1,y2)と表される。例えば、アンカA3
がX軸およびY軸方向に移動してその位置データが(x
12,y12)に変化すると、これと連動してアンカA
3に隣接するアンカA2の位置データは(x12,y
1)に変化し、同アンカA4の位置データは(x1,y
12)に変化する。
【0032】本装置は、このようにアンカの連動が行わ
れるように設けられているので、四角形の対角線上の頂
点が2つ定まれば、範囲を指定することができる。本装
置はまた、四角形の1つの辺、すなわち上辺、下辺、右
辺または左辺をなす2つ頂点を定め、上辺の下側、下辺
の上側、右辺の左側または左辺の右側の四角形の領域を
範囲に指定することもできる。
【0033】次に、図3に示すボタンフィールド13に
表示される「範囲追加」と「認識開始」のボタンについ
て説明する。「範囲追加」のボタンは、上述した操作に
より指定する範囲を決定した後、指定する範囲を追加し
たいときにタッチするボタンであり、タッチすることに
よりもう1つの範囲指定を開始することができる。「認
識開始」ボタンは、「範囲追加」と範囲指定の操作を繰
り返し、必要な範囲が全て指定された後にタッチするボ
タンであり、タッチすることにより指定範囲毎に指定さ
れた範囲の文字認識が開始される。文字認識されたイメ
ージデータは指定範囲毎にファイルで保存される。
【0034】図4は本発明に係る範囲の指定装置の操作
手順を示すフローチャートである。先ず、ステップ40
1では、文字認識する原稿をスキャナで読取りイメージ
データを作成する。ステップ402では、スキャナで読
取ったイメージデータを領域18に表示される表示サイ
ズ切替ボタンで選択された倍率にしたがってイメージ表
示領域12に表示する。ステップ403では、イメージ
表示領域12のアンカA1〜A4の位置データを読取
る。ステップ404では、ステップ403で読取ったア
ンカA1〜A4の位置データに基づきプレビュー表示領
域19に同一倍率で表示するアンカA1〜A4周辺のイ
メージデータの範囲を計算し、計算した範囲のイメージ
データをRAMに格納する。
【0035】ステップ405では、ステップ404でR
AMに格納したイメージデータをプレビュー表示領域1
9に表示する。ステップ406では、図2、図3を用い
て説明したように、スキャナで読取ったイメージデータ
のイメージ表示領域12内における文字認識する範囲の
指定に応じて、指定された範囲のイメージデータをRA
Mに一時格納する。ステップ407では、RAMに格納
されたイメージデータを文字認識し、文字認識した文字
データをRAMに格納する。
【0036】以上説明した本発明による範囲の指定装置
の実施形態では、文字認識する範囲を指定する場合を例
にとって説明したが、本発明はこれに限定されるもので
なく、文字情報や画像情報の範囲を指定するために利用
できる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
範囲を指定する四角形の頂点の内、頂点表示手段によ
り、少なくとも2つの頂点の周辺を画面上に同時に表示
するので、指定した範囲の確認を確実にでき、範囲の指
定の操作性を向上でき、操作時間が短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による範囲の指定装置のブロック構成図
である。
【図2】本発明による範囲の指定装置の表示画面の第1
具体例を示す図である。
【図3】本発明による範囲の指定装置の表示画面の第2
具体例を示す図である。
【図4】本発明に係る範囲の指定装置の操作手順を示す
フローチャートである。
【図5】従来技術による範囲の指定装置の初期表示画面
を示す図である。
【図6】従来技術による範囲の指定装置の拡大表示画面
を示す図である。
【符号の説明】
11…画面 12…イメージ表示領域 19…プレビュー表示領域 30…CPU 32…ROM 33…RAM 34…I/Oインターフェース 35…CRT 37…スキャナ 38…キーボード 39…タッチパネル 40…フロッピディスクドライブ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所与のデータを画面上に表示する表示手
    段を備え、前記画面上に表示されたデータ内で所望の範
    囲を指定する範囲の指定装置において、 前記データを表示する前記画面上の第1表示領域の中に
    四角形をなす2つの頂点を設定することにより前記所望
    の範囲を指定する指定手段と、 前記指定手段により指定された前記所望の範囲を示す前
    記四角形の頂点の内、少なくとも2つの頂点の周辺を前
    記画面上の第1表示領域とは異なる第2表示領域に表示
    する頂点表示手段と、を備えたことを特徴とする範囲の
    指定装置。
  2. 【請求項2】 前記表示手段は、前記データを所定の倍
    率に拡大または縮少して表示する請求項1に記載の範囲
    の指定装置。
  3. 【請求項3】 前記指定手段は、前記2つの頂点を対角
    線上にもつ四角形を前記所望の範囲に指定する請求項1
    または2に記載の範囲の指定装置。
  4. 【請求項4】 前記指定手段は、前記2つの頂点を結ぶ
    線分を1辺とする四角形を前記所望の範囲に指定する請
    求項1または2に記載の範囲の指定装置。
  5. 【請求項5】 前記データはイメージデータであり、前
    記所望の範囲は、前記イメージデータを文字認識する認
    識範囲である請求項1乃至4の何れか1項に記載の範囲
    の指定装置。
  6. 【請求項6】 前記頂点表示手段は、前記第2表示領域
    における前記頂点の内の何れか1つの第1頂点の移動に
    応じて、前記頂点の内、前記第1頂点に隣接する頂点を
    連動させて前記2つの頂点の周辺を表示する請求項1乃
    至5の何れか1項に記載の範囲の指定装置。
  7. 【請求項7】 前記頂点表示手段は、前記第2表示領域
    における前記頂点の選択に応じて、その選択された前記
    頂点の周辺を前記第1表示領域内に表示する請求項1乃
    至6の何れか1項に記載の範囲の指定装置。
  8. 【請求項8】 前記頂点表示手段は、前記選択された前
    記頂点の周辺を前記第1表示領域内に拡大して表示する
    請求項7に記載の範囲の指定装置。
  9. 【請求項9】 所与のデータを画面上に表示し前記画面
    上に表示された前記データ内で所望の範囲を指定する範
    囲の指定方法において、 前記データを表示する前記画面上の第1表示領域の中に
    四角形をなす2つの頂点を設定し、設定した前記2点に
    より前記所望の範囲を指定する第1ステップと、 前記所望の範囲を示す前記四角形の頂点の内、少なくと
    も2つの頂点の周辺を前記画面上の第1表示領域とは異
    なる第2表示領域に表示する第2ステップと、を備えた
    ことを特徴とする範囲の指定方法。
  10. 【請求項10】 前記第1表示領域に表示された前記デ
    ータを所定の倍率に拡大または縮少して前記第2表示領
    域に表示するステップを有する請求項9に記載の範囲の
    指定方法。
  11. 【請求項11】 前記第1ステップは、前記2つの頂点
    を対角線上にもつ四角形を前記所望の範囲に指定する請
    求項9または10に記載の範囲の指定方法。
  12. 【請求項12】 前記第1ステップは、前記2つの頂点
    を結ぶ線分を1辺とする四角形を前記所望の範囲に指定
    する請求項9または10に記載の範囲の指定方法。
  13. 【請求項13】 前記データはイメージデータであり、
    前記所望の範囲は、前記イメージデータの文字認識する
    認識範囲である請求項9乃至12の何れか1項に記載の
    範囲の指定方法。
  14. 【請求項14】 前記第2ステップは、前記第2表示領
    域における前記頂点の内の何れか1つの第1頂点の移動
    に応じて、前記頂点の内、前記第1頂点に隣接する頂点
    を連動させて前記2つの頂点の周辺を表示する請求項9
    乃至13の何れか1項に記載の範囲の指定方法。
  15. 【請求項15】 前記第2ステップは、前記第2表示領
    域における前記頂点の選択に応じて、その選択された前
    記頂点の周辺を前記第1表示領域内に表示する請求項9
    乃至14の何れか1項に記載の範囲の指定方法。
  16. 【請求項16】 前記第2ステップは、前記選択された
    前記頂点の周辺を前記頂点の周辺を前記第1表示領域内
    に拡大して表示する請求項15に記載の範囲の指定方
    法。
  17. 【請求項17】 所与のデータを画面上に表示する表示
    手段を備え、前記画面上に表示された前記データ内で所
    望の範囲を指定する範囲の指定装置で用いられる記録媒
    体において、 コンピュータを、 前記データを表示する前記画面上の第1表示領域の中に
    四角形をなす2つの頂点を設定することにより前記範囲
    を指定する指定手段と、 前記指定手段により指定された前記所望の範囲を示す前
    記四角形の頂点の内、少なくとも2つの頂点の周辺を前
    記画面上の第1表示領域とは異なる第2表示領域に表示
    する頂点表示手段と、して機能させるためのプログラム
    を記録したことを特徴とするコンピュータ読取り可能な
    記録媒体。
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