JP2000056822A - 軌跡制御装置 - Google Patents

軌跡制御装置

Info

Publication number
JP2000056822A
JP2000056822A JP10229122A JP22912298A JP2000056822A JP 2000056822 A JP2000056822 A JP 2000056822A JP 10229122 A JP10229122 A JP 10229122A JP 22912298 A JP22912298 A JP 22912298A JP 2000056822 A JP2000056822 A JP 2000056822A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polynomial
curve
trajectory
control device
rational
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10229122A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3586110B2 (ja
Inventor
Kan Nakai
勘 仲井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP22912298A priority Critical patent/JP3586110B2/ja
Publication of JP2000056822A publication Critical patent/JP2000056822A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3586110B2 publication Critical patent/JP3586110B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Numerical Control (AREA)
  • Complex Calculations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 Bezier曲線、B−Spline曲線、
NURBS曲線の各自由曲線を補間するためには、膨大
な計算量を必要とする再帰計算を行う必要があり、リア
ルタイム処理に向かず、産業機器の運転軌跡を制御する
軌跡制御装置に自由曲線補間機能を付加することが容易
でなかった。 【解決手段】 自由曲線を定義するのに必要なパラメー
タに基づいて、n次の関数で表される自由曲線をn次の
多項式に変換する多項式変換手段と、制御対象となる産
業用機器の移動速度に基づいて、多項式に変換された自
由曲線を補間する多項式補間手段とを備え、産業用機器
の運転軌跡を制御することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、数値制御装置や
自動搬送機、自動組立機などの自動機械、また産業用ロ
ボットなどの産業用機器の運転軌跡を制御するための軌
跡制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】産業用機器としてのNC工作機械や産業
用ロボットの運転軌跡の軌跡制御装置には、直線・円弧
のほかに、自由曲線であるBezier曲線やB−Sp
line曲線、NURBS曲線を補間する機能が望まれ
ている。例えば、NURBS曲線補間手段を備えた数値
制御装置は、特開平4−175905号公報によって公
知のものとなっている。
【0003】図11は、自由曲線の補間を行う従来の軌
跡制御装置の構成を概略的に示すブロック図である。こ
こで説明する例は、NURBS曲線の補間である。図1
1において、1は曲面を定義するパラメータに基づい
て、再帰計算によって自由曲線を演算し、スプライン法
等を用いて補間点を計算する補間手段、2は軌跡制御装
置である。
【0004】次に動作を説明する。NURBS曲線P
(u)は次式により表現される。
【0005】
【数1】・・・(式1)
【0006】ただし、0/0=0とする。ここでPi
制御点座標、uは与えられたノットパラメータから決ま
る所定の範囲uk≦u≦uk+1を定義域とする媒介変数、
n+1は制御点数、pは次数、wiは各制御点に付加さ
れた重みである。なお、次数pと階数の間には、(次数)
=(階数−1)の関係がある。
【0007】Np i(u)はBスプライン基底関数であり、
媒介変数およびノットベクトルから次のように再帰的に
定義される。
【0008】
【数2】・・・(式2)
【0009】補間手段1は、式2による再帰計算を行っ
て補間点を算出する。補間手段1は、NC工作機械や産
業用ロボットなどの産業用機器の移動速度に基づいて補
間点を算出する。この移動速度とは、軌跡制御装置の制
御プログラムで指定される指令速度と、移動体の各軸の
速度や加速度の変化などを考慮して、産業用機器の運転
軌跡となる自由曲線の形状に応じて決定されるクランプ
速度とのうちのいずれか低い方である。
【0010】自由曲線のクランプ速度を求めるには、自
由曲線の微分値P'(u)などを算出する必要がある。N
URBS曲線の微分値N'p i(u)を求めるには、Bスプラ
イン基底関数の微分値を算出しなければならず、N'
p i(u)も同様の再帰計算により算出される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、Bez
ier曲線、B−Spline曲線、NURBS曲線の
各自由曲線を補間するためには、上述のように再帰計算
を行う必要があるが、再帰計算は膨大な計算量を必要と
するため、リアルタイム処理に向かず、産業機器の運転
軌跡を制御する軌跡制御装置に自由曲線補間機能を付加
することが容易でないという課題があった。
【0012】従って、この発明は、上記のような課題を
解決するためになされたものであり、自由曲線の補間の
ための計算量の減少を図り、リアルタイム処理を容易に
行うことができる自由曲線補間機能を備えた軌跡制御装
置を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の軌跡制御装置
は、自由曲線を定義するのに必要なパラメータに基づい
て、n次の関数で表される自由曲線をn次の多項式に変
換する多項式変換手段と、制御対象となる産業用機器の
移動速度に基づいて、多項式に変換された自由曲線を補
間する多項式補間手段とを備え、産業用機器の運転軌跡
を制御することを特徴とする。
【0014】また、上記自由曲線はBezier(ベジ
ェ)曲線であり、Bezier曲線を定義するのに必要
なパラメータとしての制御点数および制御点座標に基づ
いて、Bezier曲線を多項式に変換して産業用機器
の運転軌跡を制御することを特徴とする。
【0015】また、上記自由曲線はB−Spline
(Bスプライン)曲線であり、B−Spline曲線の
ある区間を定義するのに必要なパラメータとしての次
数、制御点座標およびノットベクトルに基づいて、B−
Spline曲線のある区間を多項式に変換して、産業
用機器の運転軌跡を制御することを特徴とする。
【0016】また、この発明の他の形態による軌跡制御
装置は、自由曲線を定義するのに必要なパラメータに基
づいて、n次の関数で表される自由曲線をn次の有理多
項式に変換する有理多項式変換手段と、制御対象となる
産業用機器の移動速度に基づいて、上記有理多項式に変
換された自由曲線を補間する有理多項式補間手段とを備
え、産業用機器の運転軌跡を制御することを特徴とす
る。
【0017】また、上記自由曲線としてNURBS(非
一様有理化Bスプライン)曲線を用い、NURBS曲線
のある区間を定義するために必要なパラメータである次
数、制御点座標、重みデータおよびノットベクトルに基
づいて、NURBS曲線のある区間を有理多項式に変換
して産業用機器の運転軌跡を制御することを特徴とす
る。
【0018】また、この発明のさらに他の形態による軌
跡制御装置は、自由曲線を定義するのに必要なパラメー
タに基づいて、n次の関数で表される自由曲線をn次の
多項式および有理多項式にそれぞれ変換する多項式変換
手段および有理多項式変換手段と、制御対象となる産業
用機器の移動速度に基づいて、多項式および有理多項式
に変換された自由曲線をそれぞれ補間する多項式補間手
段および有理多項式補間手段とを備え、産業用機器の運
転軌跡を制御することを特徴とする。
【0019】さらに、上記自由曲線としてNURBS曲
線を用い、該NURBS曲線のある区間を定義するため
に必要なパラメータである重みデータがすべて1である
場合には、前記NURBS曲線のある区間を多項式に変
換して、産業用機器の運転軌跡を制御することを特徴と
する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の各実施の形態に
ついて添付図面を参照して説明する。 実施の形態1.この発明の実施の形態1に係る軌跡制御
装置は、自由曲線としてのBezier(ベジェ)曲線
を定義するのに必要なパラメータである制御点数および
制御点座標に基づいて、Bezier曲線を多項式に変
換し、この多項式に変換された曲線を補間することによ
り、Bezier曲線の補間の計算量を少なくし、Be
zier曲線をリアルタイムで処理することを可能にし
たものである。
【0021】図1はこの発明の実施の形態1に係る軌跡
制御装置の構成を概略的に示すブロック図である。図1
において、2は軌跡制御装置、3は多項式変換手段とし
てのBezier多項式変換手段、4は多項式補間手段
である。
【0022】図2は、この発明の実施の形態1に係る軌
跡制御装置において、Bezier多項式の係数の演算
の様子を概略的に示す図である。図3は、この発明の実
施の形態1に係る軌跡制御装置において、Bezier
曲線を多項式に変換する様子を概略的に示す図である。
ここで、図2は、制御点数が3個の場合に行列Aを求め
る様子を示す概念図であり、図3は、行列AによりBe
zier曲線を多項式に変換する過程を段階的に示す概
念図である。
【0023】次に動作について説明する。Bezier
曲線P(u)は次式により表現される。
【0024】
【数3】・・・(式3)
【0025】ここで、Piは制御点座標、uは0≦u≦
1を定義域とする媒介変数、n+1は制御点数である。
また、Bn i(u)はBernstein多項式と呼ばれる
媒介変数uのn次多項式であり、Bn i(u)=n!/{i!
(n−i)!}×ui(1−u)n-iで表される。この多項式
の再帰定義式は、Bn i(u)=(1−u)Bn-1 i(u)+uB
n-1 i-1(u)、但し、i<0またはi>nのときはB
n i(u)=0と定義される。結果的には、Bezier曲
線P(u)は媒介変数uのn次多項式となる。すなわち、
このn次多項式を使って補間の計算を行えば、再帰計算
を行う必要がなくなるので、計算量が少なくなる。
【0026】次に、図2に示すように、Bezier多
項式変換手段3は、次数pに応じて、式3を多項式に変
換するための演算処理を行う(ステップ1〜3)。な
お、次数pは、Bernstein多項式の次数nに対
応する値である。具体的には、(n+1)行(n+1)列の
行列Aを求め、この(n+1)次の正方行列Aの各要素を
係数とするn次の多項式(後述する式5)を求める。
【0027】ステップ1 行列の要素A[0][0]を1、その他の要素を0に設定し、
これをBernstein多項式の次数が0(0次)のと
きに対応する行列Aとする。
【0028】ステップ2 次数がk (k次:0<k<n)のときは、(k−1)次の
ときの行列Aの0でない全ての要素A[i][j]に対して A[i+1][j]=A[i+1][j]-A[i][j] (図2中矢印
a参照) A[i+1][j+1]=A[i+1][j+1]+A[i][j] (図2中矢印
b参照) の2つの演算処理を行った要素(A[i+1][j]、A[i+1]
[j+1])を含む(n+1)次の正方行列を次数がk(k次)
のときの行列Aとする。
【0029】ステップ3 次数がnになるまで、次数を1ずつ増やしながら、ステ
ップ2の演算処理を繰り返し行う。
【0030】以上の演算処理(ステップ1〜3)の結果
として最終的に得られる行列Aの要素A[i][j]は、Be
rnstein多項式Bn i(u)が表す多項式のj次の係
数であり、図3にその一例(α0、α1、α2)を示す
ように、Bezier曲線を表す多項式P(u)のj次の
係数は、次の式で表すことができる。
【0031】
【数4】・・・(式4)
【0032】従って、式4に示すαjを係数とするBe
zier曲線P(u)は、次式5の多項式に変換できる。
【数5】・・・(式5)
【0033】上述のような多項式変換がBezier多
項式変換手段3によって行われた後、多項式補間手段4
は、多項式に変換された曲線について補間を行い、軌跡
指令値を生成する。そして、この軌跡指令値に基づい
て、NC工作機械などの産業用機器が駆動される。な
お、補間は、産業用機器の移動速度に基づいて、従来と
同様の方法によって行われるものであり、微小線分によ
る近似で、運転軌跡としての曲線を補間することができ
る。
【0034】また、この移動速度とは、軌跡制御装置の
制御プログラムで指定される指令速度と、移動体の各軸
の速度や加速度の変化などを考慮して、産業用機器の運
転軌跡となる自由曲線の形状に応じて決定されるクラン
プ速度とのうちのいずれか低い方の速度である。
【0035】以上のように、この発明の軌跡制御装置に
よれば、複雑な再帰計算を行うことなく、瞬時的な演算
に対応可能にするための多項式変換を行った後に、多項
式に変換されたBezier曲線を補間するので、計算
量を減少させ、Bezier曲線をリアルタイムで処理
することを可能とすることができる。そして、この結
果、様々な軌跡に対応可能で高性能な軌跡制御装置を提
供することができる。
【0036】また、この発明の実施の形態1に係る軌跡
制御装置によれば、Bezier曲線のクランプ速度を
求める際の微分値の算出も、再帰計算によることなく多
項式を使うことで計算量を減少させることができる。
【0037】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
係る軌跡制御装置は、自由曲線としてのB−Splin
e(Bスプライン)曲線のある区間を定義するのに必要
なパラメータである次数、制御点座標およびノットベク
トルに基づいて、B−Spline曲線のある区間を多
項式に変換し、この多項式を用いて補間することで、B
−Spline曲線の補間の計算量を少なくし、B−S
pline曲線をリアルタイムで処理することを可能に
したものである。
【0038】図4はこの発明の実施の形態2に係る軌跡
制御装置の構成を示すブロック図である。図4におい
て、2は軌跡制御装置、4は多項式補間手段、5は多項
式変換手段としてのB−Spline多項式変換手段で
ある。図5は、この発明の実施の形態2に係る軌跡制御
装置において、B−Spline基底関数の係数の演算
の様子を概略的に示す図である。図5は、次数が2の場
合に、行列Aを求める様子を表している。図6は、この
発明の実施の形態2に係る軌跡制御装置において、B−
Spline曲線を多項式に変換する様子を概略的に示
す図である。
【0039】次にB−Spline曲線のある区間kを
多項式に変換する動作について説明する。B−Spli
ne曲線P(u)は次式6により表現される。
【0040】
【数6】・・・(式6)
【0041】ここで、Piは制御点座標、uは与えられ
たノットパラメータから決まる所定の範囲uk≦u≦u
k+1を定義域とする媒介変数、n+1は制御点数、pは
次数である。Np i(u)は、式2で示されるBスプライン
基底関数であり、uを媒介変数とするn次多項式であ
る。結果的には、ある区間のB−Spline曲線P
(u)は媒介変数uのp次多項式となる。すなわち、この
p次多項式を使って補間の計算を行えば、再帰計算を行
う必要がなくなるので、計算量を少なくすることができ
る。
【0042】B−Spline多項式変換手段5におい
て、(p+1)行(p+1)列の行列Aを用意し、この行列
Aについて以下の演算処理(ステップ10〜12)を行
う。 ステップ10 行列の要素A[0][0]を1、その他の要素を0に設定し、
これをB−Spline多項式の次数が0のときに対応
する行列Aする。
【0043】ステップ11 次数がr(r次:0<r<p)のとき、(p+1)行(p+
1)列の行列Bの全ての要素を0にしておき、次数が(r
−1)のときの行列Aの0でない全ての要素に関して
(このとき、0でない要素は、(r−1)行(r−1)列の
行列の要素で与えられる:図5参照)、 B[i][j]=B[i][j]+(−uk-1)/(uk-i+r−uk-i)A
[i][j] (矢印c) B[i][j+1]=B[i][j+1]+1/(uk-i+r−uk-i)A[i]
[j] (矢印d) B[i+1][j]=B[i+1][j]+uk-i+r/(uk-i+r−uk-i)
A[i][j] (矢印e) B[i+1][j+1]=B[i+1][j+1]+(−1)/(uk-i+r−u
k-i)A[i][j] (矢印f) の4つの処理を行った行列Bを、次数がrのときの行列
Aとする。
【0044】ステップ12 r=pになるまでrを1ずつ増やしながら、ステップ1
1の演算を繰り返し行う。
【0045】以上の計算の結果得られる行列の要素A
[i][j]は、多項式Np k-i(u)のj次の係数であり、B−
Spline曲線を表す多項式のj次の係数は次式7で
表すことができる。
【0046】
【数7】・・・(式7)
【0047】以上の演算処理(ステップ10〜12)の
結果として最終的に得られる行列Aの要素A[i][j]は、
B−Spline多項式Nn i(u)が表す多項式のj次の
係数であり、図6にその一例(α0、α1、α2)を示
すように、B−Spline曲線を表す多項式P(u)の
j次の係数は、次の式で表すことができる。このように
して、B−Spline曲線は、式7に示すαjを係数
とする多項式に変換される。上述のような多項式変換が
B−Spline多項式変換手段3によって行われた
後、多項式補間手段4は、多項式に変換された曲線につ
いて補間を行い、軌跡指令値を生成する。そして、この
軌跡指令値に基づいて、NC工作機械などの産業用機器
が駆動される。
【0048】このようにB−Spline曲線を多項式
に変換することで、多項式補間手段4は再帰計算による
ことなく、多項式によりB−Spline曲線の補間を
行うことができるので、計算量を減少させ、様々な軌跡
に対応可能で高性能な軌跡制御装置を提供することがで
きる。また、B−Spline曲線のクランプ速度を求
める際の微分値の算出も、再帰計算によることなく多項
式を使うことで計算量を減少させることができる。
【0049】実施の形態3.この発明の実施の形態3に
係る軌跡制御装置は、自由曲線としてのNURBS(非
一様有理化Bスプライン)曲線のある区間を定義するの
に必要なパラメータである次数、制御点座標、重みデー
タおよびノットベクトルに基づいて、NURBS曲線の
ある区間を有理多項式に変換し、この有理多項式を用い
て補間することで、NURBS曲線の補間の計算量を少
なくし、NURBS曲線をリアルタイムで処理すること
を可能にしたものである。
【0050】図7は、この発明の実施の形態3による軌
跡制御装置の構成を示すブロック図である。図7におい
て、2は軌跡制御装置、6は多項式変換手段としてのN
URBS有理多項式変換手段、7は有理多項式補間手段
である。図8は、この発明の実施の形態3に係る軌跡制
御装置において、NURBS曲線を有理多項式に変換す
る過程を概略的に示す図である。図8は、行列Aの次数
が2の場合における変換過程を段階的に示している。
【0051】次にNURBS曲線のある区間kを有理多
項式に変換する動作について説明する。NURBS曲線
P(u)は、式1により表現される。結果的には、ある区
間のNURBS曲線P(u)は、媒介変数uのp次有理多
項式となる。すなわち、このp次有理多項式を使って補
間の計算を行えば、再帰計算を行う必要がなくなるの
で、計算量が少なくなる。
【0052】有理多項式変換手段6において、(p+1)
行(p+1)列の行列Aを用意し、この行列Aについて、
図8に示すように、実施の形態2の場合と同様のステッ
プ10〜12の演算を行う。
【0053】以上の計算の結果得られる行列Aより、N
URBS曲線を表す有理多項式の分子のj次の係数αj
と分母のj次の係数βjを、図8に一例(α0、α1、
α2、β0、β1、β2)として示すように、次式8、
9のようにそれぞれ表すことができる。
【0054】
【数8】・・・(式8)
【0055】
【数9】・・・(式9)
【0056】以上より、NURBS曲線は、有理多項式
の分子のj次の係数αjと分母のj次の係数βjを有する
次式10で表される有理多項式に変換される。上述のよ
うな多項式変換がNURBS有理多項式変換手段6によ
って行われた後、有理多項式補間手段7は、有理多項式
に変換された曲線について補間を行い、軌跡指令値を生
成する。そして、この軌跡指令値に基づいて、NC工作
機械などの産業用機器が駆動される。
【0057】
【数10】・・・(式10)
【0058】このように、NURBS曲線を有理多項式
に変換することで、有理多項式補間手段7は再帰計算に
よることなく、有理多項式に基づいてNURBS曲線の
補間を行うことができるので、実施の形態1の場合と同
様に、計算量を減少させることができ、様々な軌跡に対
応可能で高性能な軌跡制御装置を提供することができ
る。また、NURBS曲線のクランプ速度を求める際の
微分値の算出も、再帰計算によることなく有理多項式を
使うことで計算量を減少させることができる。
【0059】実施の形態4.この発明の実施の形態4に
係る軌跡制御装置は、NURBS(非一様有理化Bスプ
ライン)曲線のある区間を定義するのに必要なパラメー
タである重みデータがすべて1である場合には、NUR
BS曲線のある区間を多項式に変換し、この多項式を用
いて補間することで、NURBS曲線の補間の計算量を
少なくすると共に、補間の計算精度を失わないようにし
たものである。
【0060】図9は、この発明の実施の形態4に係る軌
跡制御装置の構成を示すブロック図である。図9におい
て、2は軌跡制御装置、4は多項式補間手段、5はB−
Spline多項式変換手段、6はNURBS有理多項
式変換手段、7は有理多項式補間手段、8は重み判定部
である。
【0061】次にNURBS曲線のある区間kを多項式
に変換する動作について説明する。NURBS(非一様
有理化Bスプライン)曲線のある区間を定義するのに必
要なパラメータである重みデータがすべて1である場合
には、B−Spline曲線と同じであるから、実施の
形態2で示した方法により多項式に変換し、そうでない
場合には、実施の形態3で示した方法により有理多項式
に変換する。
【0062】このように多項式に変換することで、多項
式によりNURBS曲線を補間して軌跡指令値を生成す
る。そして、この軌跡指令値に基づいて、NC工作機械
などの産業用機器が駆動される。以上より、有理多項式
の場合に比べて、計算量を減少させると共に、数値計算
における丸め誤差などを減らし、補間の計算精度を失わ
ないようにすることができる。
【0063】また、NURBS曲線のクランプ速度を求
める際の微分値の算出も、多項式を使うことで、有理多
項式の場合に比べて、計算量を減少させると共に、数値
計算における丸め誤差などを減らし、微分値算出時の計
算精度を失わないようにすることができる。
【0064】実施の形態5.この発明の実施の形態5に
係る軌跡制御装置は、多項式補間手段と有理多項式補間
手段の両方を有することで、入力される自由曲線の形態
に応じて多項式または有理多項式に変換することで、任
意の自由曲線を処理することを可能にしたものである。
【0065】図10は、この発明の実施の形態5に係る
軌跡制御装置の構成を示すブロック図である。図10に
おいて、2は軌跡制御装置、3はBezier多項式変
換手段、4は多項式補間手段、5はB−Spline多
項式変換手段、6はNURBS有理多項式変換手段、7
は有理多項式補間手段、8は重み判定部である。
【0066】次に動作について説明する。3次スプライ
ンはそのまま多項式で表現される。Bezier曲線は
Bezier多項式変換手段3により多項式に変換され
る。B−Spline曲線はB−Spline多項式変
換手段5により多項式に変換される。NURBS曲線
は、重みがすべて1の場合には多項式に、そうでない場
合はNURBS有理多項式変換手段6にて有理多項式に
変換される。多項式補間手段4は、入力される多項式を
補間して軌跡指令値を生成する。有理多項式補間手段8
は入力される有理多項式を補間して軌跡指令値を生成す
る。これらの軌跡指令値に基づいて、NC工作機械など
の産業用機器は駆動される。
【0067】このように多項式補間手段と有理多項式補
間手段の両方を有することで、入力される自由曲線の形
態に応じて多項式または有理多項式に変換することで、
任意の自由曲線をそれぞれ最適な方法で処理することが
可能である。
【0068】
【発明の効果】この発明の軌跡制御装置は、自由曲線を
定義するのに必要なパラメータに基づいて、n次の関数
で表される自由曲線をn次の多項式に変換する多項式変
換手段と、制御対象となる産業用機器の移動速度に基づ
いて、多項式に変換された自由曲線を補間する多項式補
間手段とを備え、産業用機器の運転軌跡を制御すること
を特徴とするので、自由曲線を多項式または有理多項式
に変換し、この多項式または有理多項式を用いて補間す
ることで、任意の自由曲線の補間の計算量を少なくし、
自由曲線をリアルタイムで処理することを容易にするこ
とで、軌跡制御装置の性能を向上させることができると
共に、軌跡制御装置に任意の自由曲線補間機能を問題な
く付加することができる。
【0069】また、上記自由曲線はBezier(ベジ
ェ)曲線であり、Bezier曲線を定義するのに必要
なパラメータとしての制御点数および制御点座標に基づ
いて、Bezier曲線を多項式に変換して産業用機器
の運転軌跡を制御することを特徴とするので、Bezi
er曲線の補間の計算量を少なくし、Bezier曲線
をリアルタイムで処理することを容易にすることで、軌
跡制御装置の性能を向上させることができると共に、軌
跡制御装置にBezier曲線補間機能を問題なく付加
することができる。
【0070】また、上記自由曲線はB−Spline
(Bスプライン)曲線であり、B−Spline曲線の
ある区間を定義するのに必要なパラメータとしての次
数、制御点座標およびノットベクトルに基づいて、B−
Spline曲線のある区間を多項式に変換して、産業
用機器の運転軌跡を制御することを特徴とするので、B
−Spline曲線の補間の計算量を少なくし、B−S
pline曲線をリアルタイムで処理することを容易に
することで、軌跡制御装置の性能を向上させることがで
きると共に、軌跡制御装置にB−Spline曲線補間
機能を問題なく付加することができる。
【0071】また、この発明の他の形態による軌跡制御
装置は、自由曲線を定義するのに必要なパラメータに基
づいて、n次の関数で表される自由曲線をn次の有理多
項式に変換する有理多項式変換手段と、制御対象となる
産業用機器の移動速度に基づいて、上記有理多項式に変
換された自由曲線を補間する有理多項式補間手段とを備
え、産業用機器の運転軌跡を制御することを特徴とする
ので、入力される自由曲線の形態に応じて、自由曲線を
多項式または有理多項式に変換し、任意の自由曲線を処
理することができ、軌跡制御装置の性能を向上させるこ
とができる。
【0072】また、上記自由曲線としてNURBS(非
一様有理化Bスプライン)曲線を用い、NURBS曲線
のある区間を定義するために必要なパラメータである次
数、制御点座標、重みデータおよびノットベクトルに基
づいて、NURBS曲線のある区間を有理多項式に変換
して産業用機器の運転軌跡を制御することを特徴とする
ので、NURBS曲線の補間の計算量を少なくし、NU
RBS曲線をリアルタイムで処理することを容易にする
ことで、軌跡制御装置の性能を向上させることができる
と共に、軌跡制御装置にNURBS曲線補間機能を問題
なく付加することができる
【0073】また、この発明のさらに他の形態による軌
跡制御装置は、自由曲線を定義するのに必要なパラメー
タに基づいて、n次の関数で表される自由曲線をn次の
多項式および有理多項式にそれぞれ変換する多項式変換
手段および有理多項式変換手段と、制御対象となる産業
用機器の移動速度に基づいて、多項式および有理多項式
に変換された自由曲線をそれぞれ補間する多項式補間手
段および有理多項式補間手段とを備え、産業用機器の運
転軌跡を制御することを特徴とするので、任意の自由曲
線をリアルタイムに処理して、軌跡制御装置の性能を向
上させることができる。
【0074】さらに、上記自由曲線としてNURBS曲
線を用い、該NURBS曲線のある区間を定義するため
に必要なパラメータである重みデータがすべて1である
場合には、前記NURBS曲線のある区間を多項式に変
換して、産業用機器の運転軌跡を制御することを特徴と
するので、さらに軌跡制御装置の性能を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る軌跡制御装置
の構成を概略的に示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る軌跡制御装置
において、Bezier多項式の係数の演算の様子を概
略的に示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る軌跡制御装置
において、Bezier曲線を多項式に変換する様子を
概略的に示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態2に係る軌跡制御装置
の構成を示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態2に係る軌跡制御装置
において、B−Spline基底関数の係数の演算の様
子を概略的に示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態2に係る軌跡制御装置
において、B−Spline曲線を多項式に変換する様
子を概略的に示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態3による軌跡制御装置
の構成を示すブロック図である。
【図8】 NURBS曲線を有理多項式に変換する図で
ある。
【図9】 この発明の実施の形態4に係る軌跡制御装置
の構成を示すブロック図である。
【図10】 この発明の実施の形態5に係る軌跡制御装
置の構成を示すブロック図である。
【図11】 従来の自由曲線の補間を行う軌跡制御装置
の構成を概略的に示すブロック図である。
【符号の説明】 3 Bezier多項式変換手段(多項式変換手段)、
4 多項式補間手段、5 B−Spline多項式変換
手段(多項式変換手段)、6 NURBS有理多項式変
換手段(有理多項式変換手段)、7 有理多項式補間手
段。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自由曲線を定義するのに必要なパラメー
    タに基づいて、n次の関数で表される自由曲線をn次の
    多項式に変換する多項式変換手段と、 制御対象となる産業用機器の移動速度に基づいて、上記
    多項式に変換された自由曲線を補間する多項式補間手段
    とを備え、産業用機器の運転軌跡を制御することを特徴
    とする軌跡制御装置。
  2. 【請求項2】 上記自由曲線はBezier(ベジェ)
    曲線であり、該Bezier曲線を定義するのに必要な
    パラメータとしての制御点数および制御点座標に基づい
    て、前記Bezier曲線を多項式に変換して産業用機
    器の運転軌跡を制御することを特徴とする請求項1に記
    載の軌跡制御装置。
  3. 【請求項3】 上記自由曲線はB−Spline(Bス
    プライン)曲線であり、該B−Spline曲線のある
    区間を定義するのに必要なパラメータとしての次数、制
    御点座標およびノットベクトルに基づいて、前記B−S
    pline曲線のある区間を多項式に変換して、産業用
    機器の運転軌跡を制御することを特徴とする請求項1に
    記載の軌跡制御装置。
  4. 【請求項4】 自由曲線を定義するのに必要なパラメー
    タに基づいて、n次の関数で表される自由曲線をn次の
    有理多項式に変換する有理多項式変換手段と、 制御対象となる産業用機器の移動速度に基づいて、上記
    有理多項式に変換された自由曲線を補間する有理多項式
    補間手段とを備え、産業用機器の運転軌跡を制御するこ
    とを特徴とする軌跡制御装置。
  5. 【請求項5】 上記自由曲線としてNURBS(非一様
    有理化Bスプライン)曲線を用い、該NURBS曲線の
    ある区間を定義するために必要なパラメータである次
    数、制御点座標、重みデータおよびノットベクトルに基
    づいて、前記NURBS曲線のある区間を有理多項式に
    変換して産業用機器の運転軌跡を制御することを特徴と
    する請求項4に記載の軌跡制御装置。
  6. 【請求項6】 自由曲線を定義するのに必要なパラメー
    タに基づいて、n次の関数で表される自由曲線をn次の
    多項式および有理多項式にそれぞれ変換する多項式変換
    手段および有理多項式変換手段と、 制御対象となる産業用機器の移動速度に基づいて、上記
    多項式および上記有理多項式に変換された自由曲線をそ
    れぞれ補間する多項式補間手段および有理多項式補間手
    段とを備え、産業用機器の運転軌跡を制御することを特
    徴とする軌跡制御装置。
  7. 【請求項7】 上記自由曲線としてNURBS曲線を用
    い、該NURBS曲線のある区間を定義するために必要
    なパラメータである重みデータがすべて1である場合に
    は、前記NURBS曲線のある区間を多項式に変換し
    て、産業用機器の運転軌跡を制御することを特徴とする
    請求項1または請求項6に記載の軌跡制御装置。
JP22912298A 1998-08-13 1998-08-13 軌跡制御装置 Expired - Fee Related JP3586110B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22912298A JP3586110B2 (ja) 1998-08-13 1998-08-13 軌跡制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22912298A JP3586110B2 (ja) 1998-08-13 1998-08-13 軌跡制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000056822A true JP2000056822A (ja) 2000-02-25
JP3586110B2 JP3586110B2 (ja) 2004-11-10

Family

ID=16887100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22912298A Expired - Fee Related JP3586110B2 (ja) 1998-08-13 1998-08-13 軌跡制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3586110B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008007401A (ja) * 2006-06-26 2008-01-17 Emhart Glass Sa 物品伝達機構
JP2010211475A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Taida Electronic Ind Co Ltd 数値制御システムのリカバリコマンドを計算する方法
JP2016081298A (ja) * 2014-10-16 2016-05-16 ファナック株式会社 点列データを駆動軸の時系列データに変換して表示する時系列データ表示装置
CN107980109A (zh) * 2017-01-04 2018-05-01 深圳配天智能技术研究院有限公司 机器人运动轨迹规划方法及相关装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107390634B (zh) * 2017-08-31 2019-11-12 南京埃斯顿机器人工程有限公司 一种工业机器人轨迹五次多项式规划方法
CN109991915A (zh) * 2017-12-29 2019-07-09 深圳市优必选科技有限公司 一种机器人的运动控制方法、装置及机器人

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008007401A (ja) * 2006-06-26 2008-01-17 Emhart Glass Sa 物品伝達機構
JP2010211475A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Taida Electronic Ind Co Ltd 数値制御システムのリカバリコマンドを計算する方法
JP2016081298A (ja) * 2014-10-16 2016-05-16 ファナック株式会社 点列データを駆動軸の時系列データに変換して表示する時系列データ表示装置
US9753450B2 (en) 2014-10-16 2017-09-05 Fanuc Corporation Time series data display device converting point sequence data to time series data regarding drive axes to be displayed
CN107980109A (zh) * 2017-01-04 2018-05-01 深圳配天智能技术研究院有限公司 机器人运动轨迹规划方法及相关装置
WO2018126354A1 (zh) * 2017-01-04 2018-07-12 深圳配天智能技术研究院有限公司 机器人运动轨迹规划方法及相关装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3586110B2 (ja) 2004-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3485639B2 (ja) 直角座標空間における経路プランニング方法及びシステム
US4794540A (en) Iterative spline function controlled positioning mechanism
JPH02113305A (ja) スプライン補間方法
US6046564A (en) Path planning apparatus and method for robots
JPH0782554B2 (ja) 曲面加工方法
WO1997008596A1 (fr) Procede d'interpolation de courbes pour la regulation de vitesse a l'occasion d'une jonction robotisee
JPH0580834A (ja) 機械部材の運動制御方法および装置
EP0476381B1 (en) Route interpolation method for robot
EP0490431A1 (en) Machining apparatus
JP3586110B2 (ja) 軌跡制御装置
JP3879056B2 (ja) 数値制御曲面加工装置
WO1991010945A1 (en) Method of controlling articulated robot
JP2003241811A (ja) 産業用ロボットの経路計画方法及び経路計画装置
US20030173928A1 (en) Servo control method
JP2737725B2 (ja) ロボット制御装置及び方法
JPS6333167B2 (ja)
JP2002366208A (ja) 工作機械の自由曲線補間方法及び数値制御装置
JPH09244725A (ja) 軌道補間装置及びその方法並びに制御装置
JPH0522921B2 (ja)
Kirecci et al. Improved trajectory planning using arbitrary power polynomials
JPH03245209A (ja) ロボットの経路補間方法
JPH0658603B2 (ja) 自動機械における軌道の補間方法
KR0183657B1 (ko) 가감속 궤적 생성 방법
Angeles et al. Trajectory Planning: Pick-and-Place Operations
KR20040034167A (ko) 6축 수직다관절 매니퓰레이터의 직선이동 제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040706

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040803

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040805

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070813

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080813

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080813

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090813

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090813

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100813

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110813

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110813

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120813

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120813

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees