JP2000056519A - アルミニウムアゾ錯体染料の電荷制御剤としての使用 - Google Patents

アルミニウムアゾ錯体染料の電荷制御剤としての使用

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ハンス−トビアス・マホルト
Ruediger Dr Baur
ルーエデイガー・バウアー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、生態学的及び毒物学的に問
題のない電荷制御剤を見出すことにある。この電荷制御
剤は、良好な電荷制御特性及び高い熱安定性を有し、様
々なトナー結合剤並びに通常の粉末コーティング結合剤
及びエレクトレット材料において、分解することなく容
易に分散し得ることが求められる。 【解決手段】 下記式(I)又は(I’)のアルミニウ
ムアゾ錯体染料 【化1】 が電子写真トナー及び現像剤、粉末コーティング材料、
エレクトレット材料、カラーフィルター、静電分離プロ
セス並びにインクジェットインクにおいて電荷制御剤と
して用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は1998年7月18
日出願のドイツ優先出願198 32 371.9号に
記載されており、これは参照することによりここに完全
に開示されるものとして組み込まれる。
【0002】本発明は、電子写真記録プロセス用のトナ
ー及び現像液、表面コーティング用の粉末(1種類もし
くは複数種類)コーティング材料、エレクトレット材
料、特にはエレクトレット繊維、分離プロセス及びカラ
ーフィルターにおける電荷制御剤の技術分野にある。
【0003】
【従来の技術】電子写真記録プロセスにおいては、潜在
的な帯電画像がフォトコンダクター上に生じる。この潜
在的な帯電画像は静電気的に帯電したトナーを塗布する
ことにより現像され、次にそれが、例えば、紙、織物、
ホイル又はプラスチックに転写されて、例えば、圧力、
照射、熱及び溶媒の作用により固定される。典型的なト
ナーは1もしくは2成分粉末トナー(1もしくは2成分
現像剤としても知られる)である;特殊トナー、例え
ば、磁気トナー、液体トナー又は重合トナーも用いられ
る。重合トナーは、例えば懸濁重合(縮合)又はエマル
ジョン重合によって形成され、トナーの粒子特性の改善
につながるトナーを意味するものと理解される。原理的
に非水性分散液中で生成されるトナーも意味する。
【0004】トナーの品質の基準の1つはその比電荷q
/m(単位質量当たりの電荷)である。静電電荷の徴候
及び水準に加えて、主たる決定的な品質基準は、所望の
電荷水準の迅速な獲得及び延長された活性化期間にわた
るこの電荷の定常性である。これに加えて、気候の影
響、例えば、温度及び大気湿度に対するトナーの非感受
性がその適合性にとってさらに重要な基準である。
【0005】正及び負に帯電し得るトナーの両者が、プ
ロセスの型及び装置の型に応じてコピー及びレーザープ
リンターに用いられる。
【0006】正又は負の電荷のいずれかを有する電子写
真トナー又は現像液を得るには、電荷制御剤を添加する
ことが普通である。トナー結合剤の電荷が一般に活性化
期間に大きく依存するため、電荷制御剤の機能は、一方
ではトナーの電荷の徴候及び水準を設定し、他方ではト
ナー結合剤の電荷ドリフトを相殺してトナーの電荷の定
常性をもたらすことである。
【0007】したがって、延長された使用期間にトナー
又は現像剤が高い電荷ドリフト(経時変化)を示すのを
防ぐことが出来ず、トナー又は現像剤の電荷反転さえも
生じさせ得る電荷制御剤は実用には適さない。
【0008】他の重要な実用上の要件は、電荷制御剤が
十分な熱安定性及び良好な分散性を有するべきであると
いうものである。電荷制御剤がトナー樹脂に組み込まれ
る典型的な温度は、混練装置又は押出機を用いる場合、
100ないし200℃である。これに対応して、200
℃での熱安定性が非常に有利である。比較的長期間(約
30分)わたって様々な結合剤系で保証されることも熱
安定性にとって重要である。これは、マトリックス効果
が繰り返し生じてトナー樹脂における電荷制御剤の早期
分解につながり、これがトナー樹脂を暗黄色もしくは暗
褐色に変色させ、かつ電荷制御効果を全体的に、もしく
は部分的に喪失させるため、重要である。典型的なトナ
ー結合剤は重合、多付加及び多縮合樹脂、例えば、スチ
レン、スチレン−アクリレート、スチレン−ブタジエ
ン、アクリレート、ポリエステル及びフェノール−エポ
キシ樹脂であり、並びに個別の、又は組み合わせでのシ
クロオレフィン共重合体でもあり、このシクロオレフィ
ン共重合体はさらなる成分、例えば、染料及び顔料のよ
うな着色剤、ワックスもしくは流動助剤を含んでいても
よく、又はこれらの成分、例えば高度に分散したシリカ
が引き続き添加されてもよい。
【0009】良好な分散性のためには、電荷制御剤が最
小のワックス様特性を有し、粘着性を持たず、かつ>1
50℃、より好ましくは>200℃の融点もしくは軟化
点を有することが非常に有利である。粘着性は、たびた
び、トナー処方への電荷制御剤の秤量添加の過程での問
題につながり、低い融点もしくは軟化点は、その材料が
担体材料中で合体して小滴となるため、均質な分布の達
成に失敗する結果となり得る。
【0010】電子写真トナー及び現像剤におけるそれら
の使用とは別に、電荷制御剤は、特には、例えば金属、
木、プラスチック、ガラス、セラミック、コンクリー
ト、織物材料、紙又はゴムから作製される物品の表面を
コートするのに用いられる、摩擦電気的又は動電気学的
に噴霧される粉末コーティングにおける粉末及びコーテ
ィング材料の静電電荷の改善に用いることもできる。粉
末コーティング技術は、例えば、ガーデンファニチャ
ー、キャンプ用具、屋内電気器具、自動車部品、冷蔵庫
及び棚のような物品をコーティングする場合に用いら
れ、かつ複雑な形状のワークピース(素材)のコーティ
ングに用いられる。粉末コーティング材料もしくは粉末
は、一般に、以下の2つプロセスのうちの1つにより静
電電荷を帯びる:コロナプロセスにおいては、粉末コー
ティング材料もしくは粉末は帯電コロナを越えて導か
れ、そのプロセスにおいて帯電する;摩擦電気的もしく
は動電気学的プロセスにおいては、摩擦電気の原理が利
用される。
【0011】粉末コーティング材料もしくは粉末は噴霧
装置内で静電電荷を獲得し、これは摩擦相手、一般に
は、例えばポリテトラフルオロエチレンで作製されるホ
ース又は噴霧ラインの電荷とは反対である。
【0012】これらの2つのプロセスを組み合わせるこ
とも可能である。用いられる典型的な粉末コーティング
樹脂はエポキシ樹脂、カルボキシル及びヒドロキシル含
有ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂並びにアクリル
樹脂であり、これらは通常の硬化剤を伴う。樹脂の組み
合わせを用いることもできる。例えば、エポキシ樹脂
は、たびたび、カルボキシル及びヒドロキシル含有ポリ
エステル樹脂との組み合わせで用いられる。
【0013】エポキシ樹脂の典型的な硬化剤成分の例は
酸無水物、イミダゾール及びジシアンジアミド、並びに
それらの誘導体である。ヒドロキシル含有ポリエステル
樹脂の典型的な硬化剤成分の例は酸無水物、ブロック化
イソシアネート、ビスアシルウレタン、フェノール樹脂
及びメラミン樹脂である。カルボキシル含有ポリエステ
ル樹脂に対しては、典型的な硬化剤成分は、例えば、ト
リグリシジルイソシアヌレート又はエポキシ樹脂であ
る。アクリル樹脂において用いられる典型的な硬化剤成
分は、例えば、オキサゾリン、イソシアネート、トリグ
リシジルイソシアヌレート又はジカルボン酸である。
【0014】不十分な帯電の不都合な点を、とりわけ、
ポリエステル樹脂、特にはカルボキシル含有ポリエステ
ルを用いて、又はいわゆる混合粉末、別名ハイブリッド
粉末を用いて調製されている、摩擦電気的もしくは動電
気学的に噴霧される粉末及び粉末コーティング材料にお
いて見ることができる。混合粉末は、その樹脂ベースが
エポキシ樹脂及びカルボキシル含有ポリエステル樹脂の
組み合わせを含む粉末コーティング材料を意味するもの
と理解される。これらの混合粉末は実務において最も一
般的に用いられる粉末コーティング材料の基礎を形成す
る。上述の粉末及び粉末コーティング材料の不適切な帯
電は、コートしようとするワークピース上への不適切な
堆積率及び不適切なつきまわりを生じる。“均一電着
性”という用語は、粉末又は粉末コーティング材料がコ
ートしようとするワークピース(その背面、空洞、割れ
目並びに、特に、その内部の端面及び隅を含む)上に堆
積する程度の尺度である。
【0015】さらに、電荷制御剤は、エレクトレット材
料、特にはエレクトレット繊維の帯電及び電荷安定性を
大幅に改善し得ることが見出されている(DE−A−4
321 289)。エレクトレット繊維は、これまで、
主として非常に微細なダストを濾過する問題に関連して
記述されている。記載されるフィルター材料は、繊維を
構成する材料及びそれらの繊維に静電電化を印加する方
法の両者に関して異なる。典型的なエレクトレット材料
はポリオレフィン、イロゲン化ポリオレフィン、ポリア
クリレート、ポリアクリロニトリル、ポリスチレンもし
くはフルオロポリマー、例えば、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリテトラフルオロエチレン及び過フッ化エ
チレン及びプロピレン、又はポリエステル、ポリカーボ
ネート、ポリアミド、ポリイミド、ポリエーテルケト
ン、硫化ポリアリーレン、特には硫化ポリフェニレン、
ポリアセタール、セルロースエステル、ポリアルキレン
テレフタレート及びそれらの混合物をベースとする。エ
レクトレット材料、特にはエレクトレット繊維は、例え
ば、(非常に微細な)ダストの濾過に用いることができ
る。エレクトレット材料は様々な方法、例えば、コロナ
又は摩擦電気的荷電によって帯電させることができる。
【0016】さらに、電気制御剤は静電分離プロセス、
特にはポリマーを分離するためのプロセスにおいて用い
ることができることが知られている。例えば、外部から
適用された電荷制御剤トリメチルフェニルアンモニウム
テトラフェニルホウ酸塩の例を用いて、Y.Higas
hiyamaら(J.Electrostatics3
0(1993),pp.203−212)は再利用の目
的でポリマーを互いに分離することができる方法を記載
している。電荷制御剤なしでは、低密度ポリエチレン
(LDPE)と高密度ポリエチレン(HDPE)との摩
擦電気的帯電特性は非常に小さい。電荷制御剤の添加に
続いて、LDPEは高い陽電荷を、HDPEは高い陰電
荷を帯び、それによりこれらの材料を容易に分離するこ
とができる。電荷制御剤の外部からの適用に加えて、原
理的には、例えば、摩擦電気の電圧系列内でのポリマー
の位置をシフトさせ、かつ相当する分離効果を得るため
にそれらをポリマーに組み込むことを着想することも可
能である。このようにして、他のポリマー、例えば、ポ
リプロピレン(PP)及び/又はポリエチレンテレフタ
レート(PET)及び/又は塩化ポリビニル(PVC)
を互いに分離することが同様に可能である。
【0017】例えば、塩無機物も、それらが予め基質特
異的静電荷電を改善する添加物で表面処理されている場
合(表面コンディショニング)、特に良好な選択性をも
って同様に分離することができる(A.Singewa
ld,L.Ernst,Zeitschrift fu
r Physikal.Chem.,Neue Fol
ge,Vol.124,(1981) pp.223−
248)。
【0018】電荷制御剤は多くの参考文献から公知であ
る。しかしながら、現在までに知られる電荷制御剤は幾
つかの不都合を有しており、それが実務におけるそれら
の使用を大きく制限し、又は、ある場合には、それを不
可能にさえする;そのような不都合の例は不適切な熱不
安定性、固有の臭気、乏しい分散性又はトナー結合剤に
おける低い安定性(分解、転位)である。多くの市販の
電荷制御剤に特有の弱点は、電荷の所望の徴候(陽もし
くは陰荷電)、電荷水準又は電荷の定常性に関する不適
切な活性である。さらなる重要な側面は電荷制御剤が生
態学的及び毒物学的に問題がないものでなければならな
いということである。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、特に有効で、生態学的及び毒物学的に問題のない電
荷制御剤を見出すことにある。その意図するところは、
それらの化合物が電荷の迅速な達成及び定常性を可能に
するべきであるというだけではなく、高い熱安定性を有
するものでなければならないというものである。さら
に、これらの化合物は、実務において用いられる様々な
トナー結合剤、例えば、ポリエステル、ポリスチレン−
アクリレートもしくはポリスチレン−ブタジエン/エポ
キシ樹脂において、及びシクロオレフィン共重合体にお
いても、分解することなく容易に分散し得るものでなけ
ればならない。さらに、それらの作用は、広範な適応性
を切り開くため、樹脂/担体の組み合わせとはほぼ無関
係でなければならない。同様に、それらは、通常の粉末
コーティング結合剤及びエレクトレット材料、例えば、
ポリエステル(PES)、エポキシ、PES−エポキシ
ハイブリッド、ポリウレタン、アクリル系及びポリプロ
ピレンにおいて分解することなく容易に分散し得るもの
でなければならない。
【0020】静電効率の点では、電荷制御剤は最小濃度
(1%以下)で有効でなければならず、かつカーボンブ
ラックもしくは他の着色剤との組み合わせでこの効率を
失うことがあってはならない。これは、着色剤が時折ト
ナーの摩擦電気的電荷に悪影響を及ぼすことが知られて
いるためである。
【0021】驚くべきことに、今や、特定のアルミニウ
ムアゾ錯体が良好な電荷制御特性及び高い熱安定性を有
し、その電荷制御特性がカーボンブラックもしくは他の
着色剤との組み合わせの結果として失われることがない
ことが見出されている。さらに、これらの化合物は、通
常のトナー、粉末コーティング材料及びエレクトレット
結合剤との良好な適合性を有し、かつ容易に分散させる
ことができる。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記式(I)
及び(I’)の2:1アルミニウムアゾ錯体染料の、個
別での、又は組み合わせての、電子写真トナー及び現像
剤における電荷制御剤としての、粉末コーティング材
料、エレクトレット材料並びに静電気分離プロセス並び
にインクジェットインク及びカラーフィルターにおける
電荷改良剤としての使用を規定する。
【0023】
【化3】 (ここで、環Aは、互いに独立に、C−Cアルキ
ル、C−Cアルコキシ、シアノ、C−Cアルコ
キシカルボニル、ベンゾイル、フェノキシカルボニル、
アミノカルボニル、モノもしくはジ(C−Cアルキ
ル)アミノカルボニル、モノもしくはジ(C−C
ルコキシC−Cアルキル)アミノカルボニル、フェ
ニルアミノカルボニル、アミノスルホニル、モノもしく
はジ(C−Cアルキル)アミノスルホニル、モノも
しくはジ(C−CアルコキシC−Cアルキル)
アミノスルホニル及びフェニルアミノスルホニルからな
る系列からの1つもしくは2つの置換基を担持し;全て
のRは、互いに独立に、単核もしくは二核芳香環系を
完成させるのに必要な原子群であって、該群は任意に置
換基を担持することができ;2つのRは、互いに独立
に、任意に置換基を担持するフェニル基又はC−C
12アルキルもしくはC−CアルコキシC−C
アルキル基であり;及びXはカチオンである。) 芳香族の特徴を有する単核もしくは二核系は、とりわ
け、ベンゼン、ナフタレン及び複素環を意味するものと
理解される。複素環は、とりわけ、5員窒素及び/又は
イオウ含有環、特には、ピラゾロン又はピリドンを意味
するものと理解される。他に述べない限り、芳香族の特
徴を有する全ての環上の適切な置換基は染料化学におい
て公知のあらゆる置換基、例えば、ハロゲン(これは、
とりわけ、塩素もしくは臭素を意味するものと理解され
る)、ヒドロキシル、C−Cアルキル、C−C
アルコキシ、シアン、ニトロ、チオシアン、C−C
アルキルカルボニル、ベンゾイル、C−Cアルキル
カルボニルオキシ、アミノカルボニル、モノもしくはジ
(C−Cアルキル)アミノカルボニル、モノもしく
はジ(C−CアルコキシC−Cアルキル)アミ
ノカルボニル、C−Cアルコキシカルボニル、アミ
ノスルホニル、モノもしくはジ(C−Cアルキル)
アミノスルホニル及びモノもしくはジ(C−Cアル
コキシC−C アルキル)アミノスルホニルである。
同じ置換基がRにも、それがフェニル基である場合、
適する。しかしながら、この場合には、ハロゲン(これ
は、とりわけ、塩素及び臭素を含むものと理解され
る)、C−Cアルキル、C−C アルコキシ又は
アセチルが好ましい。
【0024】式(I)及び(I’)において、記号R
は共役成分を完成させるのに必要な原子群である;式
(I)においては、とりわけ、ベンゾール又は1−フェ
ニル−3−メチルピラゾリル共役成分を完成させるのに
必要な原子群である。式(I’)においては、Rは、
好ましくは、ナフタレン又はベンゼン環を完成させるの
に必要な原子群である。特には、これらのベンゼン環は
任意に置換基、例えば、塩素、臭素、C−Cアルキ
ル、C−Cアルコキシ、カルボキサミド又はスルホ
ンアミドを担持することができる。
【0025】適切なカチオンXは、好ましくは、アル
カリ金属イオン、特にはナトリウムもしくはカリウムイ
オン、アンモニウム、モノ、ジもしくはトリ(C−C
)アルキルアンモニウムイオン及び、とりわけ、4−
アミノ、4−ヒドロキシ、もしくは4−ケト−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジニウムイオンである。
【0026】好ましい染料の特定の例は下記式(I
a)、(Ib)及び(Ic)に一致し、
【0027】
【化4】 これらの式において、各々の場合で他の置換基とは独立
に、2つのRは水素、C−Cアルキル、C−C
アルコキシC−Cアルキル又はフェニル、特には
メチル、エチル、C−CアルコキシC−Cアル
キル又はフェニルであり;Rは水素、ハロゲン、C
−Cアルコキシ、C−Cアルキル、好ましくは水
素、塩素又はメチル、特には水素であり;2つのR
は、各々の場合において、各々2−エチルヘキシル
基、又は塩素、臭素、C−Cアルキル、C−C
アルコキシもしくはアセチルからなる群からの2つま
で、好ましくは1つもしくは2つのC−Cアルコキ
シ基及び/又は塩素もしくは臭素原子又はメチル基、特
には1つもしくは2つのメトキシ基を含む3つまでの置
換基を担持することができるフェニル基であり;及びX
はナトリウム、カリウム、アンモニウム又は(C
−C)アルキルアンモニウムイオンであるが、特には
4−アミノ、4−ヒドロキシもしくは4−ケト−2,
2,6,6−テトラメチルピペリジニウムイオンであ
り、式(Ia)における2つの環Bは各々1つもしくは
2つの置換基を担持することができ、該置換基には、各
々の場合において、ハロゲン、ヒドロキシル、C−C
アルキル、C−Cアルコキシ、アセチル、ベンゾ
イルもしくは4,6−ビス(2’,4’−ジメチルフェ
ニル)−トリアジン−2−イルよりなる群からのもの、
特には、各々の場合において1つのヒドロキシル及び1
つのアセチルもしくはベンゾイル基が含まれ、又は環B
は、ナフタレン環を完成させるのに必要な、好ましくは
5’及び6’位に結合する原子団を担持する。
【0028】式(Ia)、(Ib)及び(Ic)の化合
物において、スルホンアミド基は、好ましくは、各々の
場合において、4もしくは5位に結合する。
【0029】式(I)の化合物の調製は文献、例えば、
米国特許第5,731,422号から公知であり、類似
する公知の2:1錯体染料の調製に類似する方法で、下
記式(II)のジアゾ化アミン
【0030】
【化5】 を下記式(III)の化合物
【0031】
【化6】 とカップリングさせることにより行われる。
【0032】式(I’)の染料は、類似する公知の2:
1錯体染料の調製に類似する方法で、下記式(II’)
のジアゾ化アミン
【0033】
【化7】 を下記式(III’)の化合物 HC−CO−CH−CO−NHR (III’) とカップリングさせることにより同様に調製される。
【0034】金属化及びカチオンの導入は、公知の方法
と同様に、中間体、すなわち、式(II)、(II
I)、(II’)もしくは(III’)、又は最終生成
物の段階で行うことができる。
【0035】本発明に従って用いられるアルミニウムア
ゾ錯体は特定の樹脂/トナー系に正確に整合させること
ができる。これに加えて、本発明に従って用いられる化
合物が自由流動し、かつ高度で特に定常的な電荷制御特
性、良好な熱安定性及び良好な分散性を有することは事
実である。これらの化合物のさらなる技術的利点は、こ
れらが様々な結合剤系に対して不活性であり、したがっ
て広範に用いることができることであり、これらがポリ
マーマトリックスに溶解することなく小さな、非常に細
かく分散した固体として存在することは特に重要であ
る。分散はある物質の他のものの内部での分布、すなわ
ち、本発明の文脈においては、トナー結合剤、粉末コー
ティング結合剤又はエレクトレット材料における電荷制
御剤の分布を意味する。
【0036】最も粗い形態にある結晶性物質は凝集体と
して存在することが知られている。結合剤内での均一な
分布を達成するためには、これらの凝集体を分散操作に
よってより小さい凝集体、理想的には一次粒子に破壊し
なければならない。結合剤中に存在する電荷制御剤粒子
は、分散後に、1μm未満、好ましくは0.5μm未満
でなければならず、狭い粒子径分布が有利である。
【0037】d50値によって定義される粒子径につい
ては、その材料に依存する活性の最適範囲がある。例え
ば、粗い粒子(〜1mm)はある場合には全く分散させ
ることができず、又は時間及びエネルギーを大量につぎ
込んだ場合にのみ分散させることができ、これに対し
て、サブミクロンの範囲の非常に細かい粒子は安全性上
の危険性、例えば、粉塵爆発の可能性が高まっている。
【0038】粒径及び形態は合成及び/又は後処理のい
ずれかにより確立され、修正される。必要とされる特性
は、しばしば、制御された後処理、例えば、練磨及び/
又は乾燥によってのみ可能である。様々な練磨技術がこ
の目的に適する。有利な技術の例はエアージェット・ミ
ル、カッティング・ミル、ハンマー・ミル、ビーズ・ミ
ル及びインパクト・ミルである。
【0039】本発明に関連して言及される結合剤系は、
典型的には、疎水性材料である。電荷制御剤における高
水含量は湿潤を妨害するか、もしくは分散を促進する
(フラッシング)かのいずれかである可能性がある。し
たがって、実用的な水分含量はその特定の材料に特有で
ある。
【0040】本発明の化合物は以下の化学的/物理的特
性を特徴とする:カール・フィッシャー法で決定した水
含量は0.1%ないし30%、好ましくは1ないし25
%、特に好ましくは1ないし20%であり、その水は吸
着及び/又は結合形態であることが可能であり、かつそ
の割合は200℃までの加熱及び10−8トールまでの
減圧の作用により、又は水を添加することにより調整す
ることができる。
【0041】光学顕微鏡又はレーザー光散乱での評価に
よって決定され、d50値で定義される粒径は、0.0
1μmないし1000μm、好ましくは0.1ないし5
00μm、特に好ましくは0.2ないし400μmであ
る。
【0042】練磨が狭い粒径分画を生じる場合が特に有
利である。500μm未満、特には200μm未満の範
囲Δ(d95−d50)が好ましい。
【0043】本発明に従って用いられるアルミニウムア
ゾ化合物は、高い性能の帯電可能性を達成するため、陽
もしくは陰のいずれかの制御をもたらす電荷制御剤と組
み合わせることもでき、これらの電荷制御剤の総濃度は
電子写真トナー、現像剤、粉末又は粉末コーティング剤
の総重量を基準にして0.01ないし50重量%、好ま
しくは0.1ないし5重量%である。
【0044】適切な電荷制御剤の例は:トリフェニルメ
タン;アンモニウム及びインモニウム化合物;イミニウ
ム化合物;フッ化アンモニウム及びフッ化インモニウム
化合物;ビスカチオン性酸アミド;ポリマー性アンモニ
ウム化合物;ジアリルアンモニウム化合物;アリール硫
化物誘導体;フェノール誘導体;ホスホニウム化合物及
びフッ化ホスホニウム化合物;カリックス(n)アレー
ン;周期的に連結したオリゴ糖(シクロデキストリン)
及びそれらの誘導体、特にはホウ素エステル誘導体、多
価電解質間錯体(IPEC);ポリエステル塩;ベンズ
イミダゾロン;アジン、チアジン又はオキサジンであ
り、これらはカラーインデックスにピグメント(Pig
ments)、ソルベント(Solvents)、ダイ
(Dyes)、ベーシックダイ(Basic Dye
s)又はアシッドダイ(Acid Dyes)として記
載されている。
【0045】以下に示される電荷制御剤が特に好まし
く、これらは個別に、又は互いに組み合わせて、式
(1)又は(1’)の染料と組み合わせることができ
る。例えば、カラーインデックス・ピグメントブルー
1、1:2、2、3、8、9、9:1、10、10:
1、11、12、14、18、19、24、53、5
6、57、58、59、61、62、67又は、例え
ば、カラーインデックス・ソルベントブルー2、3、
4、5、6、23、43、54、66、71、72、8
1、124、125のようなトリアリールメタン誘導
体、及びカラーインデックスにアシッドブルー(Aci
d Blue)及びベーシックダイとして記載され、そ
れらの温度安定性及び加工性が与えられているトリアリ
ールメタン、例えば、カラーインデックス・ベーシック
ブルー1、2、5、7、8、11、15、18、20、
23、26、36、55、56、77、81、83、8
8、89、カラーインデックス・ベーシックグリーン
(Basic Green)1、3、4、9、10が適
切であり、カラーインデックス・ソルベントブルー12
5、66及び124が特に適切である。特に適切な物質
は、高度に結晶性の硫酸塩又はトリクロロトリフェニル
メチルテトラクロロアルミン酸塩の形態にあるカラーイ
ンデックス・ソルベントブルー124である。
【0046】他の適切なトリフェニルメタンはUS−A
−5,051,585に記載されるもの、特には下記式
(2)のものである。
【0047】
【化8】 (ここで、R及びRは同じであるか異なっており、
−NH、アルキル基が1ないし4個、好ましくは1も
しくは2個の炭素原子を有するモノもしくはジアルキル
アミノ基、アルキル基が2ないし4個、好ましくは2個
の炭素原子を有するモノもしくはジ−オメガ−ヒドロキ
シアルキルアミノ基、アルキルが1ないし4個、好まし
くは1もしくは2個の炭素原子を有し、フェニルアルキ
ル基が1ないし4個、好ましくは1もしくは2個の炭素
原子を脂肪族架橋に有し、かつフェニル環が1つもしく
は2つの以下の置換基:1もしくは2個の炭素原子を有
するアルキル、1もしくは2個の炭素原子を有するアル
コキシ、及びスルホ基を担持していてもよい非置換もし
くはN−アルキル置換フェニルアミノもしくはフェニル
アルキルアミノ基であり、Rは水素であるか、又はR
及びRについて定義される通りであり、R及びR
は水素、ハロゲン、好ましくは塩素、又はスルホ基で
あり、あるいはRはRと共に融合フェニル環を形成
し、R、R、R及びR10は各々水素又は1もし
くは2個の炭素原子を有するアルキル基、好ましくはメ
チルであり、及びRは水素又はハロゲン、好ましくは
塩素であり、及びXは化学量論的当量のアニオン、特
には、塩素、硫酸、モリブデン酸、ホスホロモリブデン
酸又はホウ酸アニオンである。) R及びRがフェニルアミノ基であり、Rがm−メ
チルフェニルアミノ基であり、かつ基RないしR10
が全て水素である式(2)の電荷制御剤が特に好まし
い。
【0048】US−A−5,015,676に記載され
るアンモニウム及びインモニウム化合物も適切である。
【0049】さらに適切な化合物は、US−A−5,0
69,994に記載されるフッ化アンモニウム及びイン
モニウム化合物、特には、下記式(3)のものである。
【0050】
【化9】 (ここで、R13は5ないし11個の炭素原子を有する
過フッ化アルキルであり、R23、R33及びR43
同じであるか異なっており、1ないし5個、好ましくは
1ないし2個の炭素原子を有するアルキルであり、Y
は化学量論的当量のアニオン、好ましくはテトラフルオ
ロホウ酸又はテトラフェニルホウ酸アニオンである。)
好ましくは、R13は5ないし11個の炭素原子を有す
る過フッ化アルキルであり、R23及びR33はエチル
であり、及びR43はメチルである。
【0051】WO91/10172に記載されるものの
ようなビスカチオン性酸アミド、特には、下記式(4)
のものも適切である。
【0052】
【化10】 (ここで、R14、R24及びR34は、同じであるか
もしくは異なる、1ないし5個の炭素原子を有するアル
キル基、好ましくはメチルであり、nは2ないし5の整
数であり、及びZは化学量論的当量のアニオン、好ま
しくはテトラフェニルホウ酸アニオンである。) さらに適切な化合物は、DE−A−4 142 541
に記載されるもののようなジアリルアンモニウム化合
物、特には、下記式(5)のもの
【0053】
【化11】 (ここで、R15及びR25は、同じであるかもしくは
異なる、1ないし5個、好ましくは1もしくは2個の炭
素原子を有するアルキル基、特にはメチル基であり、A
は化学量論的当量のアニオン、好ましくは、テトラフ
ェニルホウ酸アニオンである。) 並びに、前記ジアリルアンモニウム化合物から得ること
ができる、DE−A−4029 652又はDE−A−
4 103 610に記載されるもののような下記式
(6)のポリマー性アンモニウム化合物である。
【0054】
【化12】 (ここで、nは5000ないし500,000g/モル
の分子量に相当する値を有する。) しかしながら、40,000ないし400,000g/
モルの分子量を有する式(6)の化合物が特に好まし
い。
【0055】DE−A−4 031 705に記載され
るもののようなアリール硫化物誘導体、特には、下記式
(7)のものも適切である。
【0056】
【化13】 (ここで、R17、R27、R37及びR47は、同じ
であるかもしくは異なる、1ないし5個、好ましくは2
もしくは3の炭素原子を有するアルキル基であり、及び
57は2価の基−S−、−S−S−、−SO−及び−
SO−のうち1つである。) 例えば、R17ないしR47はプロピル基であり、R
57は基−S−S−である。
【0057】EP−A−0 258 651に記載され
るもののようなフェノール誘導体、特には、下記式
(8)のものも適切である。
【0058】
【化14】 (ここで、R18及びR38は1ないし5個、好ましく
は1ないし3個の炭素原子を有するアルキルもしくはア
ルケニル基であり、R28及びR48は水素又は1ない
し3個の炭素原子を有するアルキル、好ましくはメチル
である。) 挙げることができる例は、R18ないしR48がメチル
基であるか、又はR28及びR48が水素であり、かつ
18及びR38が基−CH−CH=CHである化
合物である。
【0059】さらに適切な化合物は、US−A−5,0
21,473及びUS−A−5,147,748に記載
されるもののようなホスホニウム化合物及びフッ化ホス
ホニウム化合物、特には、下記式(9)
【0060】
【化15】 (ここで、R19、R29、R39及びR49は、同じ
であるかもしくは異なる、1ないし8個、好ましくは3
ないし6個の炭素原子を有するアルキル基であり、Eθ
は化学量論的当量のアニオン、好ましくは、ハロゲン化
物アニオンである。)及び(10)のものである。
【0061】
【化16】 (ここで、R110は5ないし15個、好ましくは6な
いし10個の炭素原子を有する高度にフッ素化されたア
ルキル基であり、及びR210、R310及びR410
は3ないし10個の炭素原子を有するアルキル又はフェ
ニルである。) 式(9)の化合物の挙げることができる例は臭化テトラ
ブチルホスホニウムである;挙げることができる式(1
0)の化合物の例は、R110=C17−CH
CH−、R210=R310=R410=フェニル及
びEθ=PF θもしくはテトラフェニルホウ酸アニオ
ンである化合物である。
【0062】EP−A−0 385 580に記載され
るもののようなカリックス(n)アレーン、特には、下
記式(11a)及び(11b)のものも適切である。
【0063】
【化17】 (ここで、nは3ないし12の数であり、及びRは水
素、ハロゲン、好ましくは塩素、1ないし12個の炭素
原子を有する直鎖もしくは分岐アルキル、アラルキル、
例えばベンジルもしくはフェネチル、−NO、−NH
又はNHR111であり、R111は1ないし8個の
炭素原子を有するアルキル、非置換もしくはC−C
アルキル置換フェニル又は−Si(CHであ
る。) EP−A−0 347 695に記載されるもののよう
なベンズイミダゾロン、特には、下記式(12)のもの
も適切である。
【0064】
【化18】 (ここで、R115は1ないし5個の炭素原子を有する
アルキルであり、R215は1ないし12個の炭素原子
を有するアルキルであり、Lは化学量論的当量のアニオ
ン、特には、塩素もしくはテトラフルオロホウ酸アニオ
ンである。) 挙げることができる例は、R115=CH及びR
215=C1123である化合物である。
【0065】DE−A−4 418 842に記載され
るもののような環状に連結したオリゴ糖、特には、下記
式(13)のものも適切である。
【0066】
【化19】 (ここで、n16は3ないし100の数であり、R
116及びR216はOH、OR316として定義さ
れ、ここで、R316は置換もしくは非置換アルキル−
(C−C18)、アリール−(C−C12)又はト
シルであり、及びX16はCHOH又はCHCOR
316として定義される。) 挙げることができる例は: n16=6、R116及びR216=OH、X16=C
OH n16=7、R116及びR216=OH、X16=C
OH n16=8、R116及びR216=OH、X16=C
OH である。
【0067】他の適切な化合物はDE−A−4 332
170に記載されるもののようなポリマー塩であっ
て、そのアニオン成分は個々の成分a)、b)及び
c)、並びに、その上に、所望であればd)、並びに、
所望であればe)の反応生成物からなるポリエステルで
あって、 a)は、スルホ基を含まない、ジカルボン酸又はジカル
ボン酸の反応性誘導体であり、 b)は、官能基がヒドロキシルもしくはカルボキシル、
又はヒドロキシル及びカルボキシルである、二官能性芳
香族、脂肪族又は脂環式スルホ化合物であり、 c)は脂肪族、脂環式もしくは芳香族ジオール、ポリエ
ーテルジオール又はポリカーボネートジオールであり、 d)は、官能基がヒドロキシルもしくはカルボキシル又
はヒドロキシル及びカルボキシルである、多官能性化合
物(官能性>2)であり、及び e)はモノカルボン酸であり、かつそのカチオン成分は
水素原子又は金属カチオンを含む。
【0068】例えばDE−A−197 11 260に
記載されるもののようなシクロオリゴ糖化合物も適切で
あり、これらはシクロデキストリン又はシクロデキスト
リン誘導体を下記式の化合物と反応させることにより得
ることができる。
【0069】
【化20】 (ここで、R及びRはアルキル、好ましくはC
アルキルである。)例えばDE−A−197 32
995に記載されるもののような多電解質間錯体も適
切である。
【0070】表面活性イオン性化合物、いわゆる金属石
鹸も、特に液体トナーに対して、適切である。
【0071】特に適切なものは、アルキル化アリールス
ルホネート、例えば、バリウムペトロネート(petr
onates)、カルシウムペトロネート、バリウムジ
ノニルナフタレンスルホネート(塩基性及び中性)、カ
ルシウムジノニルスルホネート又はナトリウムドデシル
ベンゼンスルホネート、及びポリイソブチレンスクシン
イミド(Chevron’s Oloa 1200)で
ある。大豆レシチン及びN−ビニルピロリドンポリマー
も適切である。飽和もしくは不飽和置換基を有するリン
酸化モノ及びジグリセリドのナトリウム塩、A:メチル
p−トルエンスルホネートで4級化した2−(N,N)
ジメチルアミノエチルメタクリレートのポリマー及び
B:ポリ−2−エチルヘキシルメタクリレートのABジ
ブロック共重合体も適切である。
【0072】2価及び3価カルボン酸塩、特には、トリ
ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸バリウム、ス
テアリン酸クロム、オレイン酸マグネシウム、ステアリ
ン酸カルシウム、ナフタル酸鉄及びナフタル酸亜鉛も、
特に液体トナーに対して、適切である。
【0073】以下のカラーインデックス番号:C.I.
ソルベントブラック5、5:1、5:2、7、31及び
50;C.I.ピグメントブラック1、C.I.ベーシ
ックレッド2並びにC.I.ベーシックブラック1及び
2のアジンも適切である。
【0074】本発明に従って用いられる式(I)又は
(I’)のアルミニウムアゾ錯体及び、任意に、追加の
電荷制御剤は、個別に、又は互いに組み合わせて、全混
合物を基準にして0.01ないし50重量%、好ましく
は0.5ないし20重量%、特に好ましくは0.1ない
し5.0重量%の濃度で、それぞれのトナー、現像剤、
コーティング、粉末コーティング材料、エレクトレット
材料もしくは静電気的に分離しようとするポリマーの結
合剤に、又はインクジェットインクもしくはフィルター
材料の媒体に、均一に、例えば、押出もしくは混練、ビ
ーズ練磨により、又はUltraturrax(高速攪
拌機)を用いて組み込まれる。したがって、本発明に従
って用いられる化合物は、乾燥させた粉砕粉末、分散液
もしくは溶液、プレスケーキ、マスターバッチ、調製
品、既成ペーストとして、水性もしくは非水性溶液から
適切な支持体、例えば、シリカゲル、TiO、Al
もしくはカーボンブラック上にコートした、又はそ
のような支持体と混合した化合物として、又はそれとは
別の形態で添加することができる。原理的には、本発明
に従って用いられる化合物は、それぞれの結合剤を調製
する間、すなわち、それらの重合、多付加又は多縮合の
間という早い段階で添加することもできる。
【0075】また、本発明は電子写真トナーであって、
通常の結合剤、例えば、スチレン、スチレン−アクリレ
ート、スチレン−ブタジエン、アクリレート、アクリ
ル、ポリエステルもしくはエポキシ樹脂又は最後の2つ
の組み合わせ、及び各々の場合において該電子写真トナ
ーの総重量を基準にして0.01ないし50重量%、好
ましくは0.5ないし20重量%、特に好ましくは0.
1ないし5重量%の、少なくとも1種類の式(I)又は
(I’)のアルミニウムアゾ化合物を、任意に1種類以
上の前記の追加の電荷制御剤との組み合わせで含む電子
写真トナーも提供する。
【0076】また、本発明は粉末コーティング材料であ
って、通常の結合剤、例えば、ウレタン、アクリル、ポ
リエステルもしくはエポキシ樹脂又はそれらの組み合わ
せ、及び各々の場合において該粉末コーティング材料の
総重量を基準にして0.01ないし50重量%、好まし
くは0.5ないし20重量%、特に好ましくは0.1な
いし5重量%の、少なくとも1種類の式(I)又は
(I’)のアルミニウムアゾ化合物を、任意に1種類以
上の前記の追加の電荷制御剤との組み合わせで含む粉末
コーティング材料も提供する。
【0077】さらに、式(I)又は(I’)のアルミニ
ウムアゾ化合物は、水ベース(マイクロエマルジョンイ
ンク)及び非水ベース(“溶媒ベース”)のインクジェ
ットインク、並びに熱溶融プロセスに従って作動するイ
ンクにおける着色剤として適切であることが分かってい
る。
【0078】マイクロエマルジョンインクは有機溶媒、
水及び、任意に、追加の屈水性物質(界面促進剤)をベ
ースとする。非水ベースのインクは、本質的には、有機
溶媒及び、任意に、屈水性物質を含む。
【0079】熱溶融インクは、ほとんど、室温では固体
であって加熱されたときに液化するワックス、脂肪酸、
脂肪アルコール又はスルホンアミドをベースとし、好ま
しい溶融範囲は約60℃ないし約140℃である。本発
明は、20ないし90重量%のワックス及び1ないし1
0重量%の式(I)又は(I’)のアルミニウムアゾ化
合物から本質的になる熱溶融型インクジェットインクを
も提供する。0ないし20重量%の追加のポリマー
(“染料溶媒”として)、0ないし5重量%の分散助
剤、0ないし20重量%の粘性改質剤、0ないし20重
量%の可塑剤、0ないし10重量%の接着添加物、0な
いし10重量%の透明度安定化剤(これは、例えば、ワ
ックスの結晶化を防止する)及び0ないし2重量%の酸
化防止剤が存在していてもよい。典型的な添加物及び助
剤は、例えば、US−A 5,560,760に記載さ
れている。
【0080】また、本発明は、1種類以上の式(I)又
は(I’)のアルミニウムアゾ化合物を含むインクジェ
ット機録液体も提供する。完成した記録液体は、一般
に、全体で0.5ないし15重量%、好ましくは1.5
ないし8重量%(乾燥重量に基づいて算出)の、1種類
以上、例えば、2もしくは3種類の式(I)又は
(I’)の化合物を含む。
【0081】マイクロエマルジョンインクは、0.5な
いし15重量%の式(I)又は(I’)の化合物、好ま
しくは1.5ないし8重量%、5ないし99重量%の水
および0.5ないし94.5重量%の有機溶媒及び/又
は屈水性化合物を含む。
【0082】“溶媒ベースの”インクジェットインク
は、好ましくは、0.5ないし15重量%の式(I)又
は(I’)の化合物、85ないし94.5重量%の有機
溶媒及び/又は屈水性化合物を含む。これらの記録液体
の調製に用いられる水は、好ましくは、蒸留水又は脱塩
水の形態で用いられる。
【0083】これらの記録液体中に存在する溶媒は有機
溶媒又はそのような溶媒の混合液を含み得る。適切な溶
媒の例は、一もしくは多水酸基アルコール、それらのエ
ーテル及びエステル、例えばアルカノール、特には1な
いし4個の炭素原子を有するもの、例えば、メタノー
ル、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブ
タノール、イソブタノール;二もしくは三水酸基アルコ
ール、特には2ないし4個の炭素原子を有するもの、例
えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、
1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、
1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、1,2,6−ヘキサントリオール、グリセロール、
ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリ
エチレングリコール、ポリエチレングリコール、トリプ
ロピレングリコール、ポリプロピレングリコール;多水
酸基アルコールの低級アルキルエーテル、例えば、エチ
レングリコールモノメチル、モノエチルもしくはモノブ
チルエーテル及びトリエチレングリコールモノメチルも
しくはモノエチルエーテル;ケトン及びケトンアルコー
ル、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチル
ケトン、メチルイソブチルケトン、メチルペンチルケト
ン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、ジアセトン
アルコール;アミド、例えば、ジメチルホルムアミド、
ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、トルエ
ン及びn−ヘキサンである。
【0084】所望であれば溶媒としての役目も果たし得
る屈水性化合物の例は、ホルムアミド、尿素、テトラメ
チル尿素、ε−カプロラクタム、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリ
エチレングリコール、ブチルグリコール、メチルセロソ
ルブ、グリセロール、N−メチルピロリドン、1,3−
ジエチル−2−イミダゾリジノン、チオジグリコール、
ベンゼンスルホン酸ナトリウム、Na−キシレンスルホ
ン酸塩、Na−トルエンスルホン酸塩、クメンスルホン
酸ナトリウム、Na−ドデシルスルホン酸塩、Na−安
息香酸塩、Na−サリチル酸塩又はブチルモノグリコー
ル硫酸ナトリウムである。
【0085】また、本発明による記録液体は、さらなる
通常の添加物、例えば、保存剤、カチオン性、アニオン
性もしくは非イオン性界面活性物質(界面活性剤及び湿
潤剤)を含むことができ、かつ粘性調節剤、例えば、ポ
リビニルアルコール、セルロース誘導体、水溶性天然も
しくは合成樹脂を接着力及び耐摩耗性を高めるためのフ
ィルム形成剤又は結合剤として含むこともできる。
【0086】アミン、例えば、エタノールアミン、ジエ
タノールアミン、トリエタノールアミン、N,N−ジメ
チルエタノールアミン又はジイソプロピルアミンは、主
として、記録液体のpHを上昇させるのに役立つ。これ
らは、通常、記録液体中に0ないし10重量%、好まし
くは0.5ないし5重量%の量存在する。
【0087】本発明によるインクジェットインクは、粉
末、調製品、懸濁液又はプレスケーキとしての式(I)
又は(I’)のアルミニウムアゾ化合物をマイクロエマ
ルジョン媒体又は非水性媒体又はワックスに分散させて
熱溶融型インクジェットインクを調製することにより調
製することができる。このプレスケーキは高度の濃縮さ
れたプレスケーキ、特には噴霧乾燥プレスケーキであっ
てもよい。
【0088】さらに、式(I)又は(I’)の金属錯体
は、減算式及び加算式の両者の色生成用のカラーフィル
ターの着色剤としても適切である(P.Gregory
“Topics in Applied Chemi
stry:High Technology Appl
ication of Organic Colora
nts” Plenum Press,New Yor
k 1991,pp.15−25)。
【0089】以下の例において、部及びパーセンテージ
は重量基準である。
【0090】
【実施例】アルミニウムアゾ錯体化合物の調製例 調製例1 26.0部の2−アミノフェノール−4−(3’−メト
キシプロピルアミノスルホニル)を200部の水及び7
0部の30%HCLの混合物に攪拌混入する。50部の
氷を添加した後、26.2容量部の4n NaNO
液を添加することによりアミンをジアゾ化する。生じる
懸濁液を0℃で3時間攪拌した後、水190部及び30
%NaOH溶液9.5部中にβ−ナフトール13.7部
の溶液に徐々に流し込む。
【0091】さらに70部の30%NaOHを同時に添
加することにより、pHを9.5ないし10に維持す
る。次に、生じる混合物を室温で8時間攪拌した後、3
0%HClを用いてpH1.5に調整し、形成される下
記式のモノアゾ染料
【0092】
【化21】 を濾過し、4000部の水で洗浄して乾燥させる。
【0093】このモノアゾ染料44.19部を水110
部及び30%強NaOH溶液25部の混合液に懸濁さ
せ、70℃に加熱して1時間攪拌する。この懸濁液のp
Hは12.3である。さらに90℃に加熱した後、水3
40部中に硫酸アルミニウム(無水)17.1部の溶液
を1時間にわたって添加することでアルミニウム錯体の
多量の懸濁液が形成され、pHが10.9に低下する。
2時間攪拌しながら温度を45℃に低下させ、水10部
及び30%HCl 11.2部中にトリアセトンジアミ
ン8.58部の溶液をこの懸濁液に徐々に添加する。形
成される沈殿を約2.4部の30%HClを用いてpH
5.4に調整し、室温でさらに1時間攪拌して濾過し、
その残滓を塩が含まなくなるまで水で洗浄し、乾燥させ
て適切なミルで粉砕する。これより、Rがメトキシプ
ロピルであり、環Bがナフチレンであり、かつスルホン
アミド基が各々の場合において5位に結合する式(I
a)の染料が得られる。 特徴付け 赤色−青色粉末 DTA: 160−185℃で軟化、250℃から分解 pH: 8.7 導電率 400μS/cm 残留水分 5.1%(IRランプ) ε(1Khz) 6 tanσ(1Khz) 0.3 Ωcm 8・1012Ωcm 結晶化度 結晶性、2シータ5゜及び2シータ35゜の間に多数 の鋭い反射ピーク(主ピーク:21.7゜及び 8.7゜) 粒径分布: d50<10μm 調製例2 調製例1の手順に従い、等モル量(12.12部)の2
−ヒドロキシ−3−メチルアミノスルホニルアニリンを
ジアゾ化し、10.45部の1−フェニル−3−メチル
−5−ピラゾロンとカップリングさせ、硫酸アンモニウ
ム、30%強水酸化ナトリウム及びトリアセトンジアミ
ンクロロ水和物と反応させて、Rがメチルであり、R
が水素であり、かつスルホンアミド基が4位に結合す
る、対応する式(Ib)の2:1アルミニウム錯体染料
を得る。 特徴付け 黄色−赤色粉末 DTA: 200−210℃で軟化、260℃から分解 pH: 7.5 導電率 500μS/cm 残留水分 6.6%(IRランプ) ε(1Khz) 8.7 tanσ(1Khz) 0.2 Ωcm 2・1011Ωcm 結晶化度 結晶性、2シータ5゜及び2シータ35゜の間に多数 の鋭いバンド(主ピーク:11.1゜ないし 14.4゜及び17.7゜) 粒径分布: d50<10μm IRスペクトル 1587、1568、1474、1303cm−1 適用例 適用例1.1 調製例1からの化合物1部を、混練機を用いて95部の
トナー結合剤(ビスフェノールAをベースとするポリエ
ステル、AlmacrylT500)に30分にわた
って均質に組み込む。続いて、この混合物を万能実験用
ミルで粉砕した後、遠心分級機において分級する。所望
の粒子画分(4ないし25μm)を、50ないし200
μmのサイズを有するシリコーンコートしたフェライト
粒子(バルク密度2.75g/cm)(FBM96−
100;Powder Techn.)からなる担体で
活性化する。
【0094】通常のq/m測定設定で測定を行う。25
μmのメッシュサイズを有する篩を用いて、トナーが吹
き出されるときに一緒に担体が排出されないことを確実
なものとする。測定は約50%の相対大気湿度で行う。
活性化期間の関数として、以下のq/m値[μC/g]
が測定される:
【0095】
【表1】 適用例1.2 適用例1.1の手順を用いるが、調製例1からの化合物
を1部ではなく5部組み込む。活性化期間の関数とし
て、以下のq/m値[μC/g]が測定される:
【0096】
【表2】 適用例1.3 調製例1からの化合物1部を適用例1.1と同様にトナ
ー樹脂に組み込んで測定するが、ポリエステル樹脂の代
わりにスチレン−アクリレート共重合体60:40(D
ialecS309、Diamond Shamro
ck)をトナー結合剤として用い、スチレン−メタクリ
ル共重合体(90:10)でコートした50−200μ
mのサイズの磁鉄鉱粒子(90μm Xerograp
hicCarrier、Plasma Materia
ls Inc.、NH、USA)を担体として用いる。
【0097】活性化期間の関数として、以下のq/m値
が測定される:
【0098】
【表3】 適用例1.4 手順は適用例1.3と同様であるが、調製例1からの化
合物を1部ではなく0.5部のみを用いる。活性化期間
の関数として、以下のq/m値が測定される:
【0099】
【表4】 適用例1.5 手順は適用例1.3と同様であり、5部のカーボンブラ
ック(MogulL、Cabot、比較例Aを参照)
も調製例1からの化合物1部に組み込む。
【0100】活性化期間の関数として、以下のq/m値
が測定される。
【0101】
【表5】 適用例1.6 調製例2からの化合物1部を、適用例1.1に記載され
るように、カルボキシル含有ポリエステル樹脂をベース
とする粉末コーティング材料結合剤、例えばCrylc
oat(登録商標)430(UCB、ベルギー)、99
部に均一に組み込む。堆積率を決定するため、50gの
試験粉末コーティング材料を摩擦電気銃を介して定義さ
れた圧力で噴霧する。堆積した粉末コーティング材料の
量は示差秤量により決定することができ、%で表される
堆積率が定義され、電荷移動から電流[μA]を導くこ
ともできる。
【0102】 圧力[バール] 電流[μA] 堆積率[%] 5 0.6 75 3 0.4 55 比較例 純粋な粉末コーティング材料結合剤Crylcoat
(登録商標)430の堆積率を決定するため、その手順
は上述の通りではあるが、添加物との混練はしない。
【0103】 圧力[バール] 電流[μA] 堆積率[%] 3 0.1 5 適用例1.7 調製例1からの化合物6部を94部のメチルエチルケト
ンに攪拌しながら溶解する(ペダル攪拌機又は溶解
機)。得られるインクジェットインクは、調製1からの
化合物6部、メチルエチルケトン94部、の組成を有す
る。適用例1.8 調製例1からの化合物5部を30部のグリコールエーテ
ル(DowanolEph、Dow Chemica
l)に攪拌しながら溶解する。次に、この溶液を、15
部のキシレンスルホン酸塩を含む脱イオン水50部の溶
液に攪拌しながら添加する。得られるマイクロエマルジ
ョンインクは、グリコールエーテル30部、調製例1か
らの化合物5部、キシレンスルホン酸塩(界面促進剤、
屈水性物質)15部、脱イオン水50部、の組成を有す
る。適用例2.1 手順は適用例1.1と同様であるが、調製例1からの化
合物1部の代わりに今回は調製例2からの化合物1部を
組み込んだ。
【0104】活性化期間の関数として、以下のq/m値
が測定される:
【0105】
【表6】 適用例2.2 手順は適用例1.3と同様であるが、調製例1からの化
合物1部の代わりに今回は調製例2からの化合物1部を
組み込んだ。
【0106】活性化期間の関数として、以下のq/m値
が測定される:
【0107】
【表7】 適用例2.3 手順は適用例2.2と同様であるが、調製例2からの化
合物を1部ではなく0.5部のみを組み込む。活性化期
間の関数として、以下のq/m値が測定される:
【0108】
【表8】 適用例2.4 手順は適用例2.2と同様であるが、カーボンブラック
(Mogul L.Cabot、比較例Aを参照)5部
も調製例2からの化合物1部に組み込む。活性化期間の
関数として、以下のq/m値が測定される:
【0109】
【表9】 適用例2.5 手順は適用例2.2と同様であるが、固有の静電気的な
陽摩擦電気効果を有する着色剤(C.I.ソルベントブ
ルー125、比較例Bを参照)5部も調製例2からの化
合物1部に組み込む。活性化期間の関数として、以下の
q/m値が測定される:
【0110】
【表10】 C.I.ソルベントブルー125に固有の高い陽摩擦電
気効果は調製例2からの化合物1部を添加することによ
り逆転させることができることは明らかであり、その陰
電荷は活性化期間の関数として驚くほど良好な電荷定常
性をも有する。
【0111】適用例2.6 調製例2からの化合物6部を94部のメチルイソブチル
ケトンに攪拌しながら溶解する。得られるインクジェッ
トインクは、調製例2からの化合物6部、メチルイソブ
チルケトン94部、の組成を有する。適用例2.7 調製例2からの化合物3部をグリコールエーテル(Do
wanol Eph)15部に攪拌しながら溶解する。
次に、この溶液を、キシレンスルホン酸塩(Witco
Surfactants、ドイツ)15部を含む脱イ
オン水74部の溶液に攪拌しながら添加する。得られる
マイクロエマルジョンインクは、グリコールエーテル1
5部、調製例2からの化合物3部、キシレンスルホン酸
塩8部、脱イオン水74部、の組成を有する。適用例
1.5及び2.4に対する比較例A 手順は適用例1.3と同様であるが、調製例1からの化
合物1部の代わりにカーボンブラックMogul L.
Cabot 5部を組み込む。活性化期間の関数とし
て、以下のq/m値が測定される:
【0112】
【表11】 用いられるカーボンブラックが陰電荷を陽側にシフトさ
せることが明らかである。
【0113】適用例2.5に対する比較例B 手順は適用例1.3に記載される通りであるが、調製例
1からの化合物1部の代わりにC.I.ソルベントブル
ー125 5部を組み込む。活性化期間の関数として、
以下のq/m値が測定される:
【0114】
【表12】 この青色着色剤に固有の顕著な陽摩擦電気効果が明らか
である。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(I)及び(I’)の2:1アル
    ミニウムアゾ錯体染料の、個別での、又は組み合わせて
    の、電子写真トナー及び現像剤における電荷制御剤とし
    ての、粉末コーティング材料、エレクトレット材料並び
    に静電気分離プロセス並びにインクジェットインク及び
    カラーフィルターにおける電荷改良剤としての使用。 【化1】 (ここで、環Aは、互いに独立に、C−Cアルキ
    ル、C−Cアルコキシ、シアノ、C−Cアルコ
    キシカルボニル、ベンゾイル、フェノキシカルボニル、
    アミノカルボニル、モノもしくはジ(C−Cアルキ
    ル)アミノカルボニル、モノもしくはジ(C−C
    ルコキシC−Cアルキル)アミノカルボニル、フェ
    ニルアミノカルボニル、アミノスルホニル、モノもしく
    はジ(C−Cアルキル)アミノスルホニル、モノも
    しくはジ(C−CアルコキシC−Cアルキル)
    アミノスルホニル及びフェニルアミノスルホニルからな
    る系列からの1つもしくは2つの置換基を担持し;全て
    のRは、互いに独立に、単核もしくは二核芳香環系を
    完成させるのに必要な原子団であって、該原子団は任意
    に置換基を担持することができ;2つのRは、互いに
    独立に、任意に置換基を担持するフェニル基又はC
    12アルキルもしくはC−CアルコキシC−C
    アルキル基であり;及びXはカチオンである。)
  2. 【請求項2】 2:1アルミニウムアゾ錯体染料が下記
    式(Ia)、(Ib)又は(Ic)を有する請求項1に
    記載される使用であって、 【化2】 これらの式において、各々の場合で他の置換基とは独立
    に、2つのRは水素、C−Cアルキル、C−C
    アルコキシC−Cアルキル又はフェニルであり;
    は水素、ハロゲン、C−Cアルコキシ又はC
    −Cアルキルであり;2つのRは、各々の場合にお
    いて、各々2−エチルヘキシル基、又は塩素、臭素、C
    −Cアルキル、C−Cアルコキシもしくはアセ
    チルからなる群からの2つまでを含む3つまでの置換基
    を担持することができるフェニル基であり;X はナ
    トリウム、カリウム、アンモニウム又は(C−C
    アルキルアンモニウムイオンであり、並びに、式(I
    a)における2つの環Bは各々1つもしくは2つの置換
    基を担持することができ、該置換基には、各々の場合に
    おいて、ハロゲン、ヒドロキシル、C−Cアルキ
    ル、C−Cアルコキシ、アセチル、ベンゾイルもし
    くは4,6−ビス(2’,4’−ジメチルフェニル)−
    トリアジン−2−イルよりなる群からのものが含まれ、
    又は環Bは、ナフタレン環を完成させるのに必要な、好
    ましくは5’及び6’位に結合する原子団を担持する。
  3. 【請求項3】 式(Ia)、(Ib)及び(Ic)の化
    合物における式SO NHRの基が4もしくは5位に
    存在する、請求項2に記載される使用。
  4. 【請求項4】 カチオンX又はX が4−アミノ−
    2,2,6,6−テトラメチルピペリジニウム、4−ヒ
    ドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジニウ
    ム又は4−ケト−2,2,6,6−テトラメチルピペリ
    ジニウムである、請求項1ないし3の少なくとも1項に
    記載される使用。
  5. 【請求項5】 正もしくは負の制御をもたらすさらなる
    電荷制御剤との組み合わせにある、請求項1ないし4の
    少なくとも1項に記載される使用。
  6. 【請求項6】 さらなる電荷制御剤がトリフェニルメタ
    ン;アンモニウム及びインモニウム化合物;イミニウム
    化合物;フッ化アンモニウム及びフッ化インモニウム化
    合物;ビスカチオン性酸アミド;ポリマー性アンモニウ
    ム化合物;ジアリルアンモニウム化合物;アリール硫化
    物誘導体;フェノール誘導体;ホスホニウム化合物及び
    フッ化ホスホニウム化合物;カリックス(n)アレー
    ン;環状に連結したオリゴ糖(シクロデキストリン)及
    びそれらの誘導体、特にはホウ素エステル誘導体、多価
    電解質間錯体(IPEC);ポリエステル塩;ベンズイ
    ミダゾロン;アジン、チアジン又はオキサジンよりなる
    群からのものである、請求項5に記載される使用。
  7. 【請求項7】 式(I)又は(I’)の2:1アルミニ
    ウムアゾ錯体染料及び任意に添加される他の電荷制御剤
    の総濃度が電子写真トナー、現像液、粉末コーティング
    材料、エレクトレット材料又はインクジェットインクの
    全混合物を基準にして0.01ないし50重量%、好ま
    しくは0.1ないし5重量%である、請求項1ないし6
    の少なくとも1項に記載される使用。
  8. 【請求項8】 電子写真トナーであって、請求項1ない
    し4の1項以上の式(I)又は(I’)のアルミニウム
    アゾ化合物及び、任意に、正又は負の制御をもたらす、
    該トナーの総重量を基準にして0.01ないし50重量
    %、好ましくは0.5ないし20重量%の濃度の1種類
    以上の電荷制御剤を含み、かつ通常のトナー結合剤をも
    含む電子写真トナー。
  9. 【請求項9】 粉末コーティング材料であって、請求項
    1ないし4の1項以上の式(I)又は(I’)のアルミ
    ニウムアゾ化合物及び、任意に、正又は負の制御をもた
    らす、該粉末コーティング材料の総重量を基準にして
    0.01ないし50重量%、好ましくは0.5ないし2
    0重量%の濃度の1種類以上の電荷制御剤を含み、かつ
    通常の粉末コーティング材料結合剤をも含む粉末コーテ
    ィング材料。
  10. 【請求項10】 0.5ないし15重量%の、請求項1
    ないし4の1項以上の式(I)又は(I’)のアルミニ
    ウムアゾ化合物を含むインクジェット記録用液体。
  11. 【請求項11】 5ないし99重量%の水及び0.5な
    いし94.5重量%の有機溶媒及び、任意に、ハイドロ
    トロピー性化合物を含む、請求項10に記載されるイン
    クジェット記録用液体。
  12. 【請求項12】 85ないし94.5重量%の有機溶媒
    及び、任意に、ハイドロトロピー性化合物を含む、請求
    項10に記載されるインクジェット記録用液体。
  13. 【請求項13】 20ないし90重量%の、60ないし
    140℃で溶融するワックス、及び1ないし10重量%
    の、請求項1ないし4の1項以上の式(I)又は
    (I’)のアルミニウムアゾ化合物から実質的になる熱
    溶融型インクジェットインク。
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