JP2000055931A - 振動型半導体センサ及びその製造方法 - Google Patents

振動型半導体センサ及びその製造方法

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JP2000055931A JP10239496A JP23949698A JP2000055931A JP 2000055931 A JP2000055931 A JP 2000055931A JP 10239496 A JP10239496 A JP 10239496A JP 23949698 A JP23949698 A JP 23949698A JP 2000055931 A JP2000055931 A JP 2000055931A
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智由 土屋
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二郎 坂田
Yasuyuki Kageyama
恭行 景山
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    • G01P2015/0811Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining in-plane movement of the mass, i.e. movement of the mass in the plane of the substrate for one single degree of freedom of movement of the mass
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動体電極が折れにくい構造をした振動型半
導体センサを提供すること。 【解決手段】 振動体電極16は、柱部34、36によ
って保持され、かつ柱部34、36と電気的に接続され
ている。38は、振動体電極16と柱部34との境界を
示し、40は、振動体電極16と柱部36との境界を示
す。振動体電極16に作用する繰り返し応力や応力集中
を吸収するために、境界38、40の近傍に、複数の貫
通孔19を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、振動子の振動に
より、特定の物理量を計測する振動型半導体センサ及び
その製造方法に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】振動型セ
ンサは、物理量の変化によって振動子の固有振動数が変
化する効果を利用して、特定の物理量(力、重量、加速
度、圧力等)を計測するセンサである。
【0003】図28は、従来の振動型半導体センサの振
動子の模式図である。基板100の上に、振動子104
及び振動子104を保持する柱部102が形成されてい
る。振動子104及柱部102は、ポリシリコン膜から
なり、一体形成されている。
【0004】振動子104が矢印方向に振動することを
利用して、特定の物理量を計測する。しかし、振動子1
04が振動することにより、振動子104と柱部102
との境界106には、繰り返し応力が作用する。また、
境界106では、センサの形状が急に変化しているの
で、応力集中が生じる。よって、図29に示すように、
振動子104は、境界106で折れやすい。
【0005】この発明は、このような従来の課題を解決
するためになされたものであり、その目的は、振動子等
の柱部で保持される電極が折れにくい構造をした振動型
半導体センサ及びその製造方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1)この発明は、振動
子の振動により、特定の物理量を計測する振動型半導体
センサであって、振動子を保持する保持部と、保持部に
形成され、振動子が振動することにより、振動子と保持
部との境界に作用する応力を吸収する応力吸収部と、を
備える。
【0007】振動子と保持部との境界には、繰り返し応
力及び応力集中が作用する。この発明は、上記応力吸収
部を備えているので、振動子が境界で折れるという現象
を少なくすることができる。
【0008】(2)この発明は、振動子と、振動子の上
方に位置する上部電極と、を備え、振動子が振動するこ
とにより、振動子と上部電極との間の静電容量が変化す
ることを用いて、特定の物理量を計測する振動型半導体
センサであって、下層部と上層部とから構成され、上部
電極を保持する保持部と、保持部に形成され、上部電極
と保持部との境界に作用する応力を吸収する応力吸収部
と、を備える。
【0009】上部電極と保持部との境界には、繰り返し
応力及び応力集中が作用する。この発明は、上記応力吸
収部を備えているので、上部電極が境界で折れるという
現象を少なくすることができる。
【0010】(3)応力吸収部は、空間であるのが好ま
しい。空間は、応力を効果的に吸収することができるか
らである。空間には、空気等の気体が充填された状態で
もよいし、真空状態でもよい。
【0011】(4)保持部は、その一方の側面から他方
の側面へ貫通する貫通孔を有し、貫通孔が、応力吸収部
となるのが好ましい。
【0012】(5)応力吸収部の弾性係数は、保持部の
弾性係数より小さいのが好ましい。これにより、応力吸
収部は、保持部より軟らかくなり、応力を吸収すること
ができるからである。応力吸収部としては、空孔又はシ
リコン酸化膜(弾性係数70Gpa)があり、保持部と
しては、シリコン(弾性係数163Gpa)がある。
【0013】(6)応力吸収部は、保持部内に格子状に
配置されているのが好ましい。
【0014】(7)保持部上に形成されたボンディング
パッドを備え、応力吸収部は、ボンディングの際に、ボ
ンディングパッドを介して、保持部に作用する応力を吸
収するのが好ましい。
【0015】ボンディングの際、ボンディングパッドに
は衝撃応力が作用するので、保持部にも衝撃応力が作用
する。これにより、保持部には、ひび割れ等の破損が生
じることがある。この発明の応力吸収部は、ボンディン
グの際に、ボンディングパッドを介して、保持部に作用
する応力を吸収する作用も有する。
【0016】(8)この発明は、振動型半導体センサの
製造方法であって、基板上に第1の層を形成する工程
と、保持部となる位置にある第1の層を、格子状にパタ
ーンニングする工程と、保持部及び振動子となる第2の
層を、第1の層を覆うように、基板上に形成する工程
と、を備える。第1の層の弾性係数は、第2の層の弾性
係数より小さい。さらに、第2の層を、保持部及び振動
子にパターンニングする工程を備える。
【0017】この発明は、上記(1)の態様の製造方法
である。この発明の効果を理解する前提として、振動子
は、保持部と同一材料又は同一材料を主成分とする必要
がある。異なる材料だと、温度変化時、熱膨張係数の違
いにより、振動子が変形し、センサの特性が劣化するか
らである。
【0018】これをもとにすると、振動子および保持部
を形成する方法として、以下の工程が考えられる。
(a)第1の層を形成する工程、(b)保持部となる位
置にある第1の層を除去し、かつ振動子が形成される領
域に第1の層を残す工程、(c)保持部となる位置に第
2の層を埋め込み、かつ振動子が形成される領域にある
第1の層上に、第2の層を形成する工程、(d)第2の
層をCMP等の方法でエッチングして、保持部及び振動
子とする工程。
【0019】この場合、保持部となる位置に第2の層を
埋め込む必要があるので、第2の層を厚めに堆積し、第
2の層をエッチングして、振動子を形成する。例えば、
第1の層の膜厚が2.0μmとすると、第2の層の膜厚
を4.0μmとすることにより、保持部となる位置に第
2の層を埋め込む。そして、第2の層を2.0μmの厚
みだけエッチングして、厚さ2.0μmの振動子を形成
する。
【0020】このとき、第2の層の厚みの均一性は、堆
積時、4.0μmプラスマイナス0.4μm程度であり、
エッチング時、2.0μmプラスマイナス0.2μm程度
である。このため、最終的に第2の層の厚みの均一性
は、2.0μmプラスマイナス0.6μm程度となる。第
2の層の厚みは、振動子の共振周波数を決める要素なの
で、この厚みの均一性の悪さは、センサの性能を著しく
悪くする。
【0021】この発明の振動型半導体センサの製造方法
は、保持部となる位置にある第1の層を、格子状にパタ
ーンニングしている。このため、第2の層の堆積時、第
2の層は、格子状の隙間に入り込む。したがって、第2
の層を厚めに堆積し、第2の層をエッチングして振動子
とする工程が不要となる。よって、振動子を形成する工
程を簡略化できるとともに、振動子の膜厚の面内均一性
を向上させることができる。
【0022】すなわち、例えば、第1の層の膜厚が2.
0μmとすると、第2の層は格子状の隙間に入り込むの
で、第2の層の膜厚が2.0μmでも、保持部となる位
置に第2の層を埋め込むことができる。したがって、第
2の層を厚めに堆積し、エッチングする工程が不要とな
る。よって、堆積時の2.0μmプラスマイナス0.2μ
m程度が、最終的な第2の層の厚みの均一性となる。上
記(a)〜(d)の工程で示す方法によれば、2.0μ
mプラスマイナス0.6μm程度なので、この発明によ
れば、振動子の膜厚の面内均一性を向上させることがで
きる。
【0023】各格子の隙間の幅は、第2の層の厚みの2
倍以下が好ましい。このようにすれば、保持部に段差が
生じることなく、各格子の隙間に第2の層を埋め込むこ
とができるからである。
【0024】(9)この発明は、振動型半導体センサの
製造方法であって、基板上に第1の層を形成する工程
と、保持部となる位置にある第1の層のうち、保持部の
一方の側面から他方の側面へ貫通する貫通孔となる位置
に、第1の層を残すようにパターンニングする工程と、
保持部及び振動子となる第2の層を、第1の層を覆うよ
うに、基板上に形成する工程と、第2の層を、保持部及
び振動子にパターンニングする工程と、第1の層を除去
し、保持部内に貫通孔を形成する工程と、を備える。
【0025】この発明は、上記(1)の態様の製造方法
である。この発明は、上記(8)と同じ理由により、上
記(8)と同じ効果を生じる。
【0026】(10)この発明は、振動型半導体センサ
の製造方法であって、基板上に第1の層を形成する工程
と、保持部の下層部となる位置にある第1の層を、格子
状にパターンニングする工程と、保持部の下層部及び振
動子となる第2の層を、第1の層を覆うように、基板上
に形成する工程と、を備える。第1の層の弾性係数は、
第2の層の弾性係数より小さい。さらに、第2の層を、
保持部の下層部及び振動子にパターンニングする工程
と、保持部の下層部上及び振動子上に第3の層を形成す
る工程と、保持部の下層部上にある第3の層を、格子状
にパターンニングする工程と、保持部の上層部及び上部
電極となる第4の層を、第3の層を覆うように、基板上
に形成する工程と、を備える。第3の層の弾性係数は、
第4の層の弾性係数より小さい。さらに、第4の層を、
保持部の上層部及び上部電極にパターンニングする工程
を備える。
【0027】この発明は、上記(2)の態様の製造方法
である。この発明は、上記(8)と同じ理由により、上
記(8)と同じ効果を生じる。
【0028】(11)この発明は、振動型半導体センサ
の製造方法であって、基板上に第1の層を形成する工程
と、保持部の下層部となる位置にある第1の層のうち、
保持部の下層部の一方の側面から他方の側面へ貫通する
貫通孔となる位置に、第1の層を残すようにパターンニ
ングする工程と、保持部の下層部及び振動子となる第2
の層を、第1の層を覆うように、基板上に形成する工程
と、第2の層を、保持部の下層部及び振動子にパターン
ニングする工程と、保持部の下層部上及び振動子上に第
3の層を形成する工程と、保持部の下層部上にある第3
の層のうち、保持部の上層部の一方の側面から他方の側
面へ貫通する貫通孔となる位置に、第3の層を残すよう
にパターンニングする工程と、保持部の上層部及び上部
電極となる第4の層を、第3の層を覆うように、基板上
に形成する工程と、第4の層を、保持部の上層部及び上
部電極にパターンニングする工程と、第1及び3の層を
除去し、保持部内に貫通孔を形成する工程と、を備え
る。
【0029】この発明は、上記(2)の態様の製造方法
である。この発明は、上記(8)と同じ理由により、上
記(8)と同じ効果を生じる。
【0030】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態) (平面構造の説明)図2は、この発明の第1の実施の形
態に係る振動型半導体センサの平面図である。この振動
型半導体センサは、ヨーレートセンサ、すなわち角速度
を測定するセンサである。図2の構造を、まず図3〜図
5を用いて、下層から順に説明する。
【0031】図3を参照して、シリコンからなる基板1
0上に、柱部11及び下部電極12が形成されている。
柱部11及び下部電極12は、ポリシリコンからなる。
柱部11と下部電極12とは、電気的に接続されてい
る。柱部11上には、アルミニウムからなる取り出し電
極14が形成されている。
【0032】図4を参照して、振動子となる振動体電極
16が、図3に示す下部電極12上の位置に形成されて
いる。振動体電極16は、基板10上に形成された四つ
の柱部13、15、34、36によって、保持されてい
る。これにより、振動体電極16は、固定はりとなって
いる。柱部13、15、34、36は、保持部の一例で
ある。振動体電極16及び柱部13、15、34、36
は、ポリシリコンからなる。振動体電極16と柱部34
とは、電気的に接続されている。柱部34上には、アル
ミニウムからなる取り出し電極18が形成されている。
【0033】図5を参照して、上部電極20が、図4に
示す振動体電極16上の位置に形成されている。上部電
極20は、基板10上に形成された柱部17によって、
保持されている。これにより、上部電極20は、片持は
りとなっている。柱部17は、保持部の一例である。上
部電極20及び柱部17は、ポリシリコンからなる。上
部電極20と柱部17とは、電気的に接続されている。
柱部17上には、アルミニウムからなる取り出し電極2
2が形成されている。
【0034】図2を参照して、下から順に、下部電極1
2、振動体電極16、上部電極20が積層された構造体
を、挟むように固定電極24、26が位置している。固
定電極24、26は、それぞれ基板10上に形成された
柱部42、44によって、保持されている。これによ
り、固定電極24、26は、片持はりとなっている。柱
部42、44は、保持部の一例である。固定電極24、
26及び柱部42、44は、ポリシリコンからなる。固
定電極24、26は、それぞれ柱部42、44と電気的
に接続されている。柱部42、44上には、それぞれア
ルミニウムからなる取り出し電極28、30が形成され
ている。
【0035】(断面構造の説明)図1(a)は、図2に
示す振動型半導体センサをA−A線に沿って切断した断
面図である。基板10上には、シリコン窒化膜からなる
絶縁層32が形成されている。
【0036】絶縁層32上であって、かつ基板10の両
側には、柱部34、36が形成されている。柱部34、
36の構造については、効果の欄で説明する。柱部34
上には、ボンディングパッドとなる取り出し電極18が
形成されている。振動体電極16は、柱部34、36に
よって保持され、かつ柱部34、36と電気的に接続さ
れている。振動体電極16の上方には、上部電極20が
位置している。
【0037】図1(b)は、図2に示す振動型半導体セ
ンサをB−B線に沿って切断した断面図である。絶縁層
32上には、間隔をあけて、下から順に下部電極12、
振動体電極16、上部電極20が位置している。絶縁層
32上であって、かつ基板10の両側には、柱部42、
44が形成されている。柱部42、44の構造について
は、効果の欄で説明する。柱部42、44上には、それ
ぞれボンディングパッドとなる取り出し電極28、30
が形成されている。固定電極24は、柱部42によって
保持され、かつ柱部42と電気的に接続されている。ま
た、固定電極26は、柱部44によって保持され、かつ
柱部44と電気的に接続されている。
【0038】(動作の説明)この振動型半導体センサ
は、角速度を測定するセンサである。図1(b)を参照
して、固定電極24、26に交互に電圧を印加し、振動
体電極16を基板10の主表面と平行方向、すなわちC
で示す方向に振動させる。この状態でセンサが回転する
と、振動体電極16に縦方向の力が加わる。これによ
り、下部電極12と振動体電極16との静電容量及び上
部電極20と振動体電極16との静電容量の変化する。
これをもとにして、角速度を検出する。
【0039】(製造方法の説明)第1の実施の形態に係
る振動型半導体センサの製造方法を、図6〜図19を用
いて説明する。各図の(a)は、図2のA−A断面の製
造工程を示し、(b)は、図2のB−B断面の製造工程
を示す。
【0040】図6を参照して、基板10の絶縁層32上
に、例えばCVD法を用いて、ポリシリコンからなる厚
さ0.2μmの第1の導電層を形成する。第1の導電層
を、例えばフォトリソグラフィによりパターンニング
し、柱部形成領域48、50、52、54、電極形成領
域58に、それぞれ第1の導電層46a、46b、46
c、46d、46eを残す。第1の導電層46eが下部
電極12となる。
【0041】図7を参照して、第1の導電層46a、4
6b、46c、46d、46eを覆うように、基板10
上に、例えばCVD法を用いて、シリコン酸化膜からな
る厚さ2.0μmの絶縁層60を形成する。
【0042】図8を参照して、絶縁層60を、例えばフ
ォトリソグラフィによりパターンニングする。パターン
ニングの詳細を図9で説明する。図9(a)は、図8
(a)に示す構造のC−C断面であり、図9(b)は、
図8(b)に示す構造のD−D断面である。だだし、電
極形成領域56、58の一部は省略されている。柱部形
成領域48では、絶縁層60が絶縁層60a、60bに
パターンニングされる。絶縁層60aは、格子状をして
いる。絶縁層60bは後の工程で形成される貫通孔とな
る位置にある。
【0043】柱部形成領域50では、絶縁層60が絶縁
層60c、60dにパターンニングされる。絶縁層60
dは、格子状をしている。絶縁層60cは後の工程で形
成される貫通孔となる位置にある。
【0044】柱部形成領域52、54では、それぞれ絶
縁層60が絶縁層60e、60fにパターンニングされ
る。絶縁層60e、60fは、格子状をしている。
【0045】電極形成領域56、58では、絶縁層60
はそのまま残されている。
【0046】図10を参照して、絶縁層60、60a〜
60fを覆うように、基板10上に、例えばCVD法を
用いて、ポリシリコンからなる厚さ2.0μmの第2の
導電層62を形成する。
【0047】図10(a)に示す構造のC−C断面が、
図11(a)であり、図10(b)に示す構造のD−D
断面が、図11(b)である。だだし、電極形成領域5
6、58の一部は省略されている。絶縁層60a〜60
fで形成される隙間に、第2の導電層62が入り込んで
いる。
【0048】図12を参照して、第2の導電層62を、
例えばフォトリソグラフィによりパターンニングする。
これにより、電極形成領域56に振動体電極16、電極
形成領域58に振動体電極16、固定電極24、26を
形成する。
【0049】振動体電極16は、電極形成領域56にお
いて、その両端が柱部に保持され、電極形成領域58に
おいて、その両端が柱部と分離されている。固定電極2
4、26は、それぞれ柱部で片持ち保持されている。
【0050】図13を参照して、振動体電極16、固定
電極24、26を覆うように、基板10上に、例えばC
VD法を用いて、シリコン酸化膜からなる厚さ2.0μ
mの絶縁層64を形成する。
【0051】図14を参照して、絶縁層64を、例えば
フォトリソグラフィによりパターンニングする。パター
ンニングの詳細を図15で説明する。図15(a)は、
図14(a)に示す構造のE−E断面であり、図15
(b)は、図14(b)に示す構造のF−F断面であ
る。だだし、電極形成領域56、58の一部は省略され
ている。柱部形成領域48では、絶縁層64が絶縁層6
4aにパターンニングされる。絶縁層64aは後の工程
で形成される貫通孔となる位置にある。
【0052】柱部形成領域50では、絶縁層64が絶縁
層64b、64cにパターンニングされる。絶縁層64
cは、格子状をしている。絶縁層64bは後の工程で形
成される貫通孔となる位置にある。
【0053】柱部形成領域52、54では、それぞれ絶
縁層64が絶縁層64d、64eにパターンニングされ
る。絶縁層64d、64eは、格子状をしている。
【0054】電極形成領域56、58では、絶縁層64
はそのまま残されている。
【0055】図16を参照して、絶縁層64、64a〜
64eを覆うように、基板10上に、例えばCVD法を
用いて、ポリシリコンからなる厚さ1.0μmの第3の
導電層66を形成する。
【0056】図16(a)に示す構造のE−E断面が、
図17(a)であり、図16(b)に示す構造のF−F
断面が、図17(b)である。だだし、電極形成領域5
6、58の一部は省略されている。絶縁層64a〜64
eで形成される隙間に、第3の導電層66が入り込んで
いる。
【0057】図18を参照して、第3の導電層66を、
例えばフォトリソグラフィによりパターンニングする。
これにより、柱部形成領域48に、第1の導電層46
a、第2の導電層62、第3の導電層66から構成され
る柱部34が形成される。柱部形成領域50に、第1の
導電層46b、第2の導電層62、第3の導電層66か
ら構成される柱部36が形成される。柱部形成領域52
に、第1の導電層46c、第2の導電層62、第3の導
電層66から構成される柱部42が形成される。柱部形
成領域54に、第1の導電層46d、第2の導電層6
2、第3の導電層66から構成される柱部44が形成さ
れる。
【0058】また、このパターンニングにより、電極形
成領域56、58に上部電極20が形成される。上部電
極20は、電極形成領域56、58において、その両端
が柱部と分離されている。
【0059】図19を参照して、柱部34、36、4
2、44上に、それぞれ、アルミニウムからなる取り出
し電極18、28、30を形成する。次に、例えばフッ
酸を用いたウェットエッチングで、絶縁層60、60
b、60c、64、64a、64bを除去する。
【0060】このエッチングにより、図1に示すよう
に、柱部34、36に複数の貫通孔19が設けられた構
造となる。電極形成領域56、58では、下部電極1
2、振動体電極16、上部電極20、固定電極24、2
6の各電極間に空間が形成される。
【0061】絶縁層60a、60d、60e、60f、
64c、64d、64eは、格子状に配置さている。し
たがって、これらの層は、第1、2及び3の導電層で覆
われている。このため、これらの層は、ウェットエッチ
ングによって除去されず、柱部34、36、42、44
内に残される。これらの層を充填部21とする。以上に
より、この発明の第1の実施の形態に係る振動型半導体
センサが完成する。
【0062】(効果の説明) (物としての効果)図1(a)を参照して、柱部34、
36には、その一方の側面から他方の側面へ貫通する複
数の貫通孔19及びシリコン酸化膜が充填され、かつ格
子状に配置された充填部21が設けられている。貫通孔
19、充填部21は、柱部34、36の強度及び柱部3
4、36に作用する応力を考慮して、配置される。すな
わち、この断面では、柱部34、36で振動体電極16
を保持している。振動体電極16と柱部34、36との
境界38、40には、繰り返し応力及び応力集中が作用
する。また、取り出し電極18には、ワイヤボンディン
グ68がなされる。よって、柱部34には、衝撃応力が
作用する。以上の応力を吸収するために、境界38、4
0の近傍及び取り出し電極18の近傍に、貫通孔19を
設けている。これにより、振動体電極16が境界38、
40で折れるという現象や、ワイヤボンディングにより
柱部34が破壊する現象を少なくすることができる。
【0063】応力を吸収するには、貫通孔19を多数設
けるのが好ましい。しかし、貫通孔19を設けすぎる
と、柱部34、36の強度が低下する。よって、境界3
8、40及び取り出し電極18から離れた位置では、充
填部21が設けられている。充填部21に充填される材
料の弾性係数が、柱部34、36の材料の弾性係数より
小さいと、充填部21も応力を吸収する機能を有する。
このような材料として、柱部34、36の材料が、例え
ば、シリコンの場合、充填部21の材料は、例えば、シ
リコン酸化膜がある。
【0064】(製造方法としての効果)図9、15を参
照して、柱部となる位置にある絶縁層のうち、絶縁層6
0a、60d、60e、60f、64c、64d、64
eは、格子状にパターンニングされており、貫通孔とな
る位置にある絶縁層60b、60c、64a、64b
は、ストライプ状にパターンニングされている。このた
め、図10、16を参照して、第2の導電層62、第3
の導電層66堆積時、第2の導電層62、第3の導電層
66は、格子状の隙間、ストライプ状の隙間に入り込
む。したがって、第2の導電層62、第3の導電層66
を厚めに堆積し、第2の導電層62、第3の導電層66
をエッチングして電極を形成する工程が不要となる。よ
って、電極の形成工程が簡略化されるとともに、電極の
膜厚の面内均一性を向上させることができる。このこと
は、「課題を解決するための手段」の(8)で詳細に説
明している。
【0065】各格子の隙間及びストライプ状の隙間の幅
(この幅を図示すると、例えば、図11(a)のwで示
す部分)は、第2の導電層62、第3の導電層66の厚
みの2倍以下が好ましい。よって、この実施の形態で
は、第2の導電層62の厚みは、2.0μmなので、隙
間の幅は、例えば、1.0μmとされている。第3の導
電層66の厚みは、1.0μmなので、隙間の幅は、例
えば、0.5μmとされている。
【0066】(第2の実施の形態) (平面構造の説明)図20は、この発明の第2の実施の
形態に係る振動型半導体センサの平面図である。この振
動型半導体センサは、加速度を測定するセンサである。
図20の構造を、図21〜図23を用いて、下層から順
に説明する。
【0067】図21を参照して、シリコンからなる基板
70上に、柱部90及び下部電極72が形成されてい
る。柱部90及び下部電極72は、ポリシリコンからな
る。柱部90と下部電極72とは、電気的に接続されて
いる。柱部90上には、アルミニウムからなる取り出し
電極74が形成されている。
【0068】図22を参照して、振動子となる振動体電
極76が、図21に示す下部電極72上の位置に形成さ
れている。振動体電極76は、基板70上に形成された
四つの柱部84、86、93、95によって、保持され
ている。これにより、振動体電極76は、固定はりとな
っている。柱部84、86、93、95は、保持部の一
例である。振動体電極76及び柱部84、86、93、
95は、ポリシリコンからなる。振動体電極76と柱部
84とは、電気的に接続されている。柱部84上には、
アルミニウムからなる取り出し電極78が形成されてい
る。
【0069】図23を参照して、上部電極80が、図2
2に示す振動体電極76上の位置に形成されている。上
部電極80は、基板70上に形成された柱部88によっ
て、保持されている。これにより、上部電極80は、片
持はりとなっている。柱部88は、保持部の一例であ
る。上部電極80及び柱部88は、ポリシリコンからな
る。上部電極80と柱部88とは、電気的に接続されて
いる。柱部88上には、アルミニウムからなる取り出し
電極82が形成されている。
【0070】(断面構造の説明)図24(a)は、図2
0に示す振動型半導体センサをA−A線に沿って切断し
た断面図である。基板70上には、例えば、シリコン窒
化膜からなる絶縁層92が形成されている。
【0071】絶縁層92上には、間隔をあけて、下から
順に下部電極72、振動体電極76、上部電極80が位
置している。絶縁層92上であって、かつ基板70の両
側には、柱部84、86が形成されている。柱部84、
86の構造は、図1(a)に示す柱部34、36の構造
と同じである。
【0072】下部電極72は、柱部84、86から分離
されている。振動体電極76は、柱部84、86によっ
て保持され、かつ柱部84、86と電気的に接続されて
いる。上部電極80は、柱部84、86から分離されて
いる。
【0073】柱部84、86には、複数の貫通孔96が
設けられている。貫通孔96は、図1に示す貫通孔19
と同じ機能を有する。また、柱部84、86には、複数
の充填部97が設けられている。充填部97は、図1に
示す充填部21と同じ機能を有する。
【0074】柱部84上には、ボンディングパッドとな
る取り出し電極78が形成されている。取り出し電極7
8には、ワイヤボンディング94がなされる。
【0075】図24(b)は、図20に示す振動型半導
体センサをB−B線に沿って切断した断面図である。絶
縁層92上には、間隔をあけて、下から順に下部電極7
2、振動体電極76、上部電極80が位置している。絶
縁層92上であって、かつ基板70の両側には、柱部8
8、90が形成されている。柱部88、90の構造は、
図1(b)に示す柱部42、44の構造と同じである。
【0076】下部電極72は、柱部90に電気的に接続
されている。振動体電極76は、柱部88、90から分
離されている。上部電極80は、柱部88によって保持
され、かつ柱部88に電気的に接続されている。柱部8
8、90には、複数の充填部97が設けられている。充
填部97は、図1に示す充填部21と同じ機能を有す
る。柱部88、90上には、それぞれ取り出し電極8
2、74が形成されている。
【0077】(動作の説明)この振動型半導体センサ
は、加速度を測定するセンサである。図24を参照し
て、基板70の主表面に対して垂直方向、すなわちDで
示す方向に加速度が加わると、振動体電極76がDで示
す方向に振動する。これにより、下部電極72と振動体
電極76との静電容量及び上部電極80と振動体電極7
6との静電容量が変化する。これをもとにして、加速度
を検出する。
【0078】(製造方法の説明)第2の実施の形態に係
る振動型半導体センサの製造方法を、図25〜図27を
用いて説明する。各図の(a)は、図20のA−A断面
の製造工程を示し、(b)は、図20のB−B断面の製
造工程を示す。
【0079】第2の実施の形態の振動型半導体センサに
おいて、図24に示す柱部84、86、88、90、取
り出し電極74、78、82の形成方法は、第1の実施
の形態の振動型半導体センサの図1に示す柱部34、3
6、42、44、取り出し電極18、28、30の形成
方法と同じなので、柱部84、86、88、90、取り
出し電極74、78、82の形成方法の説明は省略す
る。
【0080】よって、下部電極72、振動体電極76、
上部電極80の形成方法を説明する。
【0081】しかし、これらにおいても、第1の実施の
形態の振動型半導体センサの下部電極12、振動体電極
16、上部電極20の形成方法との違いは、導電層のパ
ターンニングのみなので、この点から第2の実施の形態
の振動型半導体センサの製造方法を説明する。
【0082】図25を参照して、基板70の絶縁層92
上に、例えばCVD法を用いて、ポリシリコンからなる
厚さ0.2μmの第1の導電層を形成する。第1の導電
層を、例えばフォトリソグラフィによりパターンニング
し、柱部形成領域71、電極形成領域79、柱部形成領
域73、75、電極形成領域81から柱部形成領域77
にわたる領域に、それぞれ第1の導電層83a、83
b、83c、83d、83eを残す。第1の導電層83
b、83eが下部電極72となる。
【0083】図26を参照して、絶縁層89、89a〜
89fを覆うように、基板70上に、例えばCVD法を
用いて、ポリシリコンからなる厚さ2.0μmの第2の
導電層85を形成する。第2の導電層85を、例えばフ
ォトリソグラフィによりパターンニングする。これによ
り、電極形成領域79、81に振動体電極76を形成す
る。
【0084】振動体電極76は、電極形成領域79にお
いて、その両端が柱部に保持され、電極形成領域81に
おいて、その両端が柱部と分離されている。
【0085】図27を参照して、絶縁層91、91a〜
91eを覆うように、基板70上に、例えばCVD法を
用いて、ポリシリコンからなる厚さ1.0μmの第3の
導電層87を形成する。第3の導電層87を、例えばフ
ォトリソグラフィによりパターンニングする。これによ
り、柱部形成領域71に、第1の導電層83a、第2の
導電層85、第3の導電層87から構成される柱部84
が形成される。柱部形成領域73に、第1の導電層83
c、第2の導電層85、第3の導電層87から構成され
る柱部86が形成される。柱部形成領域75に、第1の
導電層83d、第2の導電層85、第3の導電層87か
ら構成される柱部88が形成される。柱部形成領域77
に、下部電極72の一部、第2の導電層85、第3の導
電層87から構成される柱部90が形成される。
【0086】また、電極形成領域79、81に上部電極
80が形成される。上部電極80は、電極形成領域79
において、柱部84、86と分離され、電極形成領域8
1において、柱部88に保持されている。
【0087】以下の工程は、第1の実施の形態と同じな
ので、説明を省略する。
【0088】(効果の説明)物としての効果及び製造方
法としての効果は、それぞれ第1の実施の形態のそれら
と同じであるので、説明は省略する。
【0089】なお、第1及び第2の実施の形態では、柱
部の一方の側面から他方の側面に貫通する貫通孔を応力
吸収部となる空間としている。しかしながら、この発明
はこれに限定されず、例えば、柱部の一方の側面から他
方の側面に貫通せず、柱部内部で行き止まった孔を応力
吸収部となる空間としてもよい。また、柱部内に出入り
口のない空間を形成し、これを応力吸収部としてもよ
い。
【0090】また、第1及び第2の実施の形態では、空
間である貫通孔19、96を応力吸収部としている。し
かしながら、この発明はこれに限定されず、柱部より弾
性係数が小さい材料からなる充填部を貫通孔19、96
がある位置に設け、これを応力吸収部としてもよい。
【0091】
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、図2に示すセンサをA−A線に沿っ
て切断した断面図であり、(b)は、図2に示すセンサ
をB−B線に沿って切断した断面図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態に係る振動型半導
体センサの平面図である。
【図3】図2に示すセンサの下部電極の平面図である。
【図4】図2に示すセンサの振動体電極の平面図であ
る。
【図5】図2に示すセンサの上部電極の平面図である。
【図6】この発明の第1の実施の形態に係る振動型半導
体センサの製造方法の第1の工程を示す断面図である。
【図7】この発明の第1の実施の形態に係る振動型半導
体センサの製造方法の第2の工程を示す断面図である。
【図8】この発明の第1の実施の形態に係る振動型半導
体センサの製造方法の第3の工程を示す断面図である。
【図9】図8に示す構造の断面図である。
【図10】この発明の第1の実施の形態に係る振動型半
導体センサの製造方法の第4の工程を示す断面図であ
る。
【図11】図10に示す構造の断面図である。
【図12】この発明の第1の実施の形態に係る振動型半
導体センサの製造方法の第5の工程を示す断面図であ
る。
【図13】この発明の第1の実施の形態に係る振動型半
導体センサの製造方法の第6の工程を示す断面図であ
る。
【図14】この発明の第1の実施の形態に係る振動型半
導体センサの製造方法の第7の工程を示す断面図であ
る。
【図15】図14に示す構造の断面図である。
【図16】この発明の第1の実施の形態に係る振動型半
導体センサの製造方法の第8の工程を示す断面図であ
る。
【図17】図16に示す構造の断面図である。
【図18】この発明の第1の実施の形態に係る振動型半
導体センサの製造方法の第9の工程を示す断面図であ
る。
【図19】この発明の第1の実施の形態に係る振動型半
導体センサの製造方法の第10の工程を示す断面図であ
る。
【図20】この発明の第2の実施の形態に係る振動型半
導体センサの平面図である。
【図21】図20に示すセンサの下部電極の平面図であ
る。
【図22】図20に示すセンサの振動体電極の平面図で
ある。
【図23】図20に示すセンサの上部電極の平面図であ
る。
【図24】(a)は、図20に示すセンサをA−A線に
沿って切断した断面図であり、(b)は、図20に示す
センサをB−B線に沿って切断した断面図である。
【図25】この発明の第2の実施の形態に係る振動型半
導体センサの製造方法の第1の工程を示す断面図であ
る。
【図26】この発明の第2の実施の形態に係る振動型半
導体センサの製造方法の第2の工程を示す断面図であ
る。
【図27】この発明の第2の実施の形態に係る振動型半
導体センサの製造方法の第3の工程を示す断面図であ
る。
【図28】従来の振動型半導体センサの振動子の模式図
である。
【図29】従来の振動型半導体センサの振動子が折れた
状態を示す模式図である。
【符号の説明】
10 基板 12 下部電極 16 振動体電極 18 取り出し電極 19 貫通孔 20 上部電極 21 充填部 24、26 固定電極 34、36 柱部 38、40 境界 42、44 柱部 68 ワイヤボンディング 70 基板 72 下部電極 76 振動体電極 78 取り出し電極 80 上部電極 84、86、88、90 柱部 94 ワイヤボンディング 96 貫通孔 97 充填部
フロントページの続き (72)発明者 坂田 二郎 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 景山 恭行 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 藤塚 徳夫 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 Fターム(参考) 2F055 AA40 BB19 CC51 DD05 EE25 FF23 GG01 GG11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動子の振動により、特定の物理量を計
    測する振動型半導体センサであって、 前記振動子を保持する保持部と、 前記保持部に形成され、前記振動子が振動することによ
    り、前記振動子と前記保持部との境界に作用する応力を
    吸収する応力吸収部と、 を備えた、振動型半導体センサ。
  2. 【請求項2】 振動子と、前記振動子の上方に位置する
    上部電極と、を備え、前記振動子が振動することによ
    り、前記振動子と前記上部電極との間の静電容量が変化
    することを用いて、特定の物理量を計測する振動型半導
    体センサであって、 下層部と上層部とから構成され、前記上部電極を保持す
    る保持部と、 前記保持部に形成され、前記上部電極と前記保持部との
    境界に作用する応力を吸収する応力吸収部と、 を備えた、振動型半導体センサ。
  3. 【請求項3】 振動型半導体センサの製造方法であっ
    て、 基板上に第1の層を形成する工程と、 前記保持部となる位置にある前記第1の層を、格子状又
    はストライプ状にパターンニングする工程と、 前記保持部及び前記振動子となる第2の層を、前記第1
    の層を覆うように、前記基板上に形成する工程と、を備
    え、 前記第1の層の弾性係数は、前記第2の層の弾性係数よ
    り小さく、 さらに、 前記第2の層を、前記保持部及び前記振動子にパターン
    ニングする工程を、備えた、振動型半導体センサの製造
    方法。
  4. 【請求項4】 振動型半導体センサの製造方法であっ
    て、 基板上に第1の層を形成する工程と、 前記保持部の下層部となる位置にある前記第1の層のう
    ち、前記保持部の下層部の一方の側面から他方の側面へ
    貫通する貫通孔となる位置に、前記第1の層を残すよう
    にパターンニングする工程と、 前記保持部の下層部及び前記振動子となる第2の層を、
    前記第1の層を覆うように、前記基板上に形成する工程
    と、 前記第2の層を、前記保持部の下層部及び前記振動子に
    パターンニングする工程と、 前記保持部の下層部上及び前記振動子上に第3の層を形
    成する工程と、 前記保持部の下層部上にある前記第3の層のうち、前記
    保持部の上層部の一方の側面から他方の側面へ貫通する
    貫通孔となる位置に、前記第3の層を残すようにパター
    ンニングする工程と、 前記保持部の上層部及び前記上部電極となる第4の層
    を、前記第3の層を覆うように、前記基板上に形成する
    工程と、 前記第4の層を、前記保持部の上層部及び前記上部電極
    にパターンニングする工程と、 前記第1及び3の層を除去し、前記保持部内に前記貫通
    孔を形成する工程と、 を備えた、振動型半導体センサの製造方法。
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