JP2000055722A - ロスインウェイト式の粉粒体定量供給装置 - Google Patents

ロスインウェイト式の粉粒体定量供給装置

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JP2000055722A
JP2000055722A JP10227460A JP22746098A JP2000055722A JP 2000055722 A JP2000055722 A JP 2000055722A JP 10227460 A JP10227460 A JP 10227460A JP 22746098 A JP22746098 A JP 22746098A JP 2000055722 A JP2000055722 A JP 2000055722A
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JP10227460A
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English (en)
Inventor
Yasuo Yamashita
泰生 山下
Nobuyuki Ozawa
信之 小澤
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流量設定値の設定範囲が広範囲の場合でも、
手間や時間を掛けることなく、高精度の定量供給できる
ロスインウェイト式粉粒体定量供給装置を得る。 【解決手段】 流量設定値に基づく供給目標重量値と測
定重量値から算出した排出実績重量値との偏差に比例定
数Pをかけて比例させた比例パラメータ値と、偏差の積
分値に比例させかつ積分時間Iで割った積分パラメータ
値との和を基にして、粉粒体1の供給流量を連続的に制
御する比例積分制御手段21を設けるとともに、流量設
定値に応じて比例定数Pおよび積分時間Iの少なくとも
一方を自動的に設定する比例定数・積分時間自動設定手
段22を設ける。これにより、流量設定値をどのような
値に設定した場合でも、運転中に排出流量のハンチング
現象を発生したりすることなく、精度良く定流量供給が
行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロスインウェイト式
の粉粒体定量供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】重量が減った分だけ粉粒体を排出したこ
とを検知しながら粉粒体を連続的に一定量で供給するい
わゆるロスインウェイト式の粉粒体定量供給装置は、図
3に概略的に示すように、粉粒体1が投入される計量ホ
ッパ2と、この計量ホッパ2内の粉粒体1を排出するス
クリュフィーダ3と、スクリュフィーダ3を駆動する駆
動用モータ4と、これらの計量ホッパ2、スクリュフィ
ーダ3、駆動用モータ4などを含めた総重量を随時計測
する計量装置5と、これらを制御するコントローラ10
と、コントローラ10に対して各種設定値などを入力す
るテンキーなどからなる入力手段6と、入力データの確
認や稼動状態などを示す表示手段7などを備えている。
【0003】この種の粉粒体1を定量的に供給する制御
方法として、計量装置5で測定した測定重量値から排出
した重量値(減量重量値)を算出し、供給目標重量値と
排出実績重量値との偏差に比例したパラメータ値と、偏
差の積分値に比例したパラメータ値との和を基にして、
粉粒体1の供給流量を連続的に制御するいわゆる比例積
分制御(以下、PI制御と称す)による減量重量連続制
御方法が知られている。このPI制御方法によれば、一
般的に良好な応答性が得られて粉粒体1の供給量を供給
目標値に滑らかに近づけることができるとともに、小流
量を定量供給することもできる。
【0004】具体的には、コントローラ10に設けら
れ、演算部12や流量設定手段13などが設けられたP
I制御手段11により以下の制御演算式からなる制御プ
ログラムを行う。
【0005】
【数1】
【0006】ここで、ΔMVは駆動用モータ4を加速、
減速する信号(MV)の変化分、Pは比例定数、εは偏
差(目標供給重量値(基準値)−排出実績重量値)、I
は積分時間である。このPI制御では、偏差εが発生し
た時に、以下のような動作が行われる。
【0007】偏差εの100/P(Pは%単位)倍の
制御出力の修正を瞬時に実行する(比例(P)動作)。 上記比例動作による修正値と同じ値の修正を、I時間
かけて実行する(積分(I)動作)。
【0008】この場合に、比例定数Pや積分時間Iにつ
いては、従来、その粉粒体定量供給装置の平均的な流量
設定値に応じて予め設定されており(例えば、比例定数
Pの設定値が「200」、積分時間Iが「4秒」と設定
される)、これらのデータを演算部12により演算し、
PI制御手段11は、偏差εの0.5倍(=100/2
00)の制御出力の修正を瞬時に実行し、かつ同じ値の
修正を4秒かけて実行する。このようにして、適正な比
例定数Pや積分時間Iを設定した状態でPI制御を行う
と、良好な応答性が得られると同時に粉粒体1の供給量
が目標重量値に滑らかに近づけられながら供給されるこ
ととなる。
【0009】ここで、比例定数Pを大きくし過ぎたり積
分時間Iを短くし過ぎたりすると、運転中の排出流量の
ハンチング現象を発生し、不安定となったり、安定する
まで多くの時間を要したりするため、従来は予め平均的
な流量設定値で多くの手間や時間をかけながら実験を行
い、ハンチング現象が発生しないような感度の低い設定
に固定していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、流量設
定値の設定範囲がある程度決まっている場合には、上記
のようにして比例定数Pや積分時間Iを所定の1つの値
に固定しても支障を生じなかったが、流量設定値の設定
範囲が、最小流量:最大流量=1:100ほどの広範囲
である場合には、比例定数Pや積分時間Iを所定の1つ
の値に固定すると、再小流量値と最大流量との両方の場
合に対応できなくなっていた。
【0011】すなわち、最小流量に適した比例定数Pや
積分時間Iの設定値を採用すると、最大流量に近い流量
設定値である場合に、安定するまでに長時間がかかって
しまい、精度が低下するという問題を生じ、逆に、最大
流量に適した比例定数Pや積分時間Iの設定値を採用す
ると、最小流量に近い流量設定値である場合に、過剰に
反応してハンチング現象を発生してしまい定量供給運転
が実施できないという問題を生じており、このような場
合には係員などが多くの手間や時間をかけながら比例定
数Pや積分時間Iを調整していた。
【0012】本発明は上記問題を解決するもので、流量
設定値の設定範囲が広範囲である場合でも、多くの手間
や時間を掛けることなく、高精度の定量供給を行うこと
のできるロスインウェイト式の粉粒体定量供給装置を提
供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1記載の発明は、重量が減った分だけ
粉粒体を排出したことを計量装置で測定して検知しなが
ら、この測定重量値から算出した排出重量値と予め設定
された流量設定値とに基づいて粉粒体を連続的に一定量
で供給するように制御するロスインウェイト式の粉粒体
定量供給装置であって、流量設定値に基づく供給目標重
量値と前記測定重量値から算出した排出実績重量値との
偏差に比例定数をかけて比例させた比例パラメータ値
と、偏差の積分値に比例させかつ積分時間で割った積分
パラメータ値との和を基にして、粉粒体の供給流量を連
続的に制御する比例積分制御手段を備え、流量設定値に
応じて比例定数および積分時間の少なくとも一方を自動
的に設定する比例定数・積分時間自動設定手段を設けた
ものである。
【0014】この構成によれば、比例定数・積分時間自
動設定手段により、流量設定値に応じて適した比例定数
や積分時間が自動的に設定されるため、多くの手間や時
間を掛けなくても、高精度の定量供給を行うことができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。なお、従来とほぼ同機能のものには
同符号を付して、その説明は省略する。
【0016】図1に示すように、このロスインウェイト
式の粉粒体定量供給装置の各部を制御するコントローラ
20には、計量装置5で測定した測定重量値から排出し
た重量値(減量重量値)を算出し、供給目標重量値と排
出実績重量値との偏差に比例したパラメータ値と偏差の
積分値に比例したパラメータ値との和を基にして、粉粒
体の供給流量を連続的に制御するPI(比例積分)制御
手段21が設けられている。このPI制御手段21に
は、従来と同機能の演算部12や流量設定手段13に加
えて、流量設定値に応じて比例定数Pおよび積分時間I
の少なくとも一方を自動的に設定する比例定数・積分時
間自動設定手段(PI自動設定手段と称す)22が設け
られている。また、このロスインウェイト式の粉粒体定
量供給装置は、流量設定値の設定範囲が、最小流量:最
大流量=1:100(例えば、1kg/h〜100kg
/h)の広範囲にわたって可能とされている。
【0017】PI自動設定手段22は、図2(a)、
(b)に示すように、流量が異なる複数の点(図2にお
いては、それそれ、最低流量比が1、10、100の3
点)で最適な比例定数Pや積分時間Iが実験などにより
求められて、これらの値を通ったり近接したりする特性
直線や特性曲線に基づくデータが記憶され、これらの特
性線より流量設定値に該当する比例定数Pや積分時間I
を自動的に設定する。
【0018】上記構成により、流量設定値が流量設定手
段13に設定されると、これに該当する比例定数Pや積
分時間IがPI自動設定手段22にて自動的に設定され
る。例えば、流量設定値が最低流量の2倍に対応する値
に設定されると、比例定数Pが例えば400と設定され
るとともに積分時間Iが6.5秒に設定され、この値を
用いてPI制御が行われる。また、流量設定値が最低流
量の80倍に対応する値に設定されると、比例定数Pが
例えば110と設定されるとともに積分時間Iが19秒
に設定され、この値を用いてPI制御が行われる。
【0019】したがって、流量設定値をどのような値に
設定した場合でも、運転中に排出流量のハンチング現象
を発生したりすることなく、粉粒体1の排出実績重量値
が供給目標重量値に滑らかにかつ素早く近づけられるこ
ととなり、精度良く定流量供給が行われ、信頼性も向上
する。また、比例定数Pや積分時間Iが自動的に設定さ
れるため、従来のように係員などが比例定数Pや積分時
間Iの調整作業を多くの手間や時間をかけながら行うこ
とがなくなり、作業能率が向上する。
【0020】なお、上記の実施の形態においては、流量
が異なる3点で最適な比例定数Pや積分時間Iが実験な
どにより求められて、これらの値を通ったり近接したり
する特性直線のデータを記憶した場合を図示したが、こ
れに限るものではなく、さらに多くの点を求めてこれら
の値に近接する特性曲線を記憶させたりしてもよい。
【0021】また、上記実施の形態においては、流量設
定値が変更されると、PI自動設定手段22にて比例定
数Pおよび積分時間Iの両者とも変更するように構成し
た場合を述べたが、これに限るものではなく、一方の
値、例えば積分時間Iは一定値に固定し、他方の値、例
えば比例定数Pだけを変更して設定してもよい。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、流量設定
値に基づく供給目標重量値と測定重量値から算出した排
出実績重量値との偏差に比例定数をかけて比例させた比
例パラメータ値と、偏差の積分値に比例させかつ積分時
間で割った積分パラメータ値との和を基にして、粉粒体
の供給流量を連続的に制御する比例積分制御手段を設け
るとともに、流量設定値に応じて比例定数および積分時
間の少なくとも一方を自動的に設定する比例定数・積分
時間自動設定手段を設けたことにより、流量設定値をど
のような値に設定した場合でも、運転中に排出流量のハ
ンチング現象を発生したりすることなく、精度良く定流
量供給が行われ、信頼性も向上し、また、比例定数や積
分時間が多くの手間や時間をかけることなく自動的に設
定されるため、作業能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるロスインウェイト
式の粉粒体定量供給装置を概略的に示す図である。
【図2】(a),(b)は同粉粒体定量供給装置におけ
る流量設定値と比例定数、ならびに流量設定値と積分時
間との関係を示す図である。
【図3】従来のロスインウェイト式の粉粒体定量供給装
置を概略的に示す図である。
【符号の説明】
1 粉粒体 2 計量ホッパ 3 スクリュフィーダ 4 駆動用モータ 5 計量装置 6 入力手段 7 表示手段 12 演算部 13 流量設定手段 20 コントローラ 21 PI制御手段(比例積分制御手段) 22 PI自動設定手段(比例定数・積分時間自動
設定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F046 AA00 BB02 CA01 DA03 DA07 3F075 AA08 BA01 BB01 CA04 CA09 CB01 CB04 CB05 CB12 CB14 CB15 CB16 CC03 CC05 CC09

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量が減った分だけ粉粒体を排出したこ
    とを計量装置で測定して検知しながら、この測定重量値
    から算出した排出重量値と予め設定された流量設定値と
    に基づいて粉粒体を連続的に一定量で供給するように制
    御するロスインウェイト式の粉粒体定量供給装置であっ
    て、流量設定値に基づく供給目標重量値と前記測定重量
    値から算出した排出実績重量値との偏差に比例定数をか
    けて比例させた比例パラメータ値と、偏差の積分値に比
    例させかつ積分時間で割った積分パラメータ値との和を
    基にして、粉粒体の供給流量を連続的に制御する比例積
    分制御手段を備え、流量設定値に応じて比例定数および
    積分時間の少なくとも一方を自動的に設定する比例定数
    ・積分時間自動設定手段を設けたロスインウェイト式の
    粉粒体定量供給装置。
JP10227460A 1998-08-12 1998-08-12 ロスインウェイト式の粉粒体定量供給装置 Pending JP2000055722A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009081475A1 (ja) * 2007-12-21 2009-07-02 Kuma Engineering Co., Ltd. 粉粒体供給機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009081475A1 (ja) * 2007-12-21 2009-07-02 Kuma Engineering Co., Ltd. 粉粒体供給機

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