JP2000055653A - トンネル切羽面の把握方法 - Google Patents

トンネル切羽面の把握方法

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JP2000055653A
JP2000055653A JP10223322A JP22332298A JP2000055653A JP 2000055653 A JP2000055653 A JP 2000055653A JP 10223322 A JP10223322 A JP 10223322A JP 22332298 A JP22332298 A JP 22332298A JP 2000055653 A JP2000055653 A JP 2000055653A
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JP
Japan
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face
base line
tunnel
devices
distance
Prior art date
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JP10223322A
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English (en)
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Tetsuji Yasuoka
哲治 保岡
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Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切羽面の凹凸を正確に認識すること。 【解決手段】 把握方法では、トンネル切羽面10の前
方において、切羽面10からの距離y0が既知の測定点
にトンネル断面方向に伸びる基線Lを想定し、この基線
L上に既知間隔dを隔てて一対のデジタル撮像機A,B
が設置される。各撮像機A,Bは、角形断面のバー12
に支持されていて、バー12は、三脚14上の取付けら
れている。また、一対の撮像機A,Bの中間位置には、
トンネル切羽面10に輝点Pを照射するレーザポインタ
Cが設けられている。基線Lから輝点Pまでの距離yを
測定する際には、各撮像機A,Bの光軸Oa,Obが、
基線Lに対して直角になるように調整され、撮像機A,
Bの光軸Oa,Obが平行になる状態で輝点Pをそれぞ
れ撮像する。撮像機A,Bで撮像された映像から基線L
から輝点Pまでの距離yを求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トンネル切羽面
の把握方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トンネル工事においては、切羽面の状況
を把握することは、工事の安全性を判断したり、あるい
は、支保工の変更や補助工法の採否を決定するために必
要である。
【0003】切羽面の状況を把握する手段としては、従
来、目視やハンマーなどを用いて観察し、この観察に基
づいて野帳や記録表などに記載することが一般的に行わ
れていた。
【0004】ところが、このような手段は、客観性に欠
けるなどの問題があり、特開平10−39042号公報
には、このような問題を解決するために、デジタルカメ
ラにより切羽面を撮像し、撮像情報をデイスプレイ上に
表示し、このデイスプレイ上の画像と、作業員による観
察結果に基づいて作成した判定結果とを、地山判定資料
として出力する切羽面の把握方法が提案されている。
【0005】しかしながら、このような切羽面の把握方
法には、以下に説明する問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、上記公報に
開示されている切羽面の把握方法では、デジタルカメラ
により切羽面を撮像するが、この撮像情報は、平面的な
二次元情報であって、切羽面に存在する凹凸に関する情
報が殆ど得られず、このため正確な判断をすることが困
難であった。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的とするところは、特
に、切羽面の凹凸を正確に求めることができる切羽面の
把握方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、トンネル切羽面からの座標が既知の測定
点にトンネル断面方向に伸びる基線を想定し、この基線
上に既知間隔を隔てて一対のデジタル撮像機を設置し、
前記デジタル撮像機間に設けられたレーザポインタから
前記切羽面に投射される輝点を、前記デジタル撮像機の
視野が前記基線に対して直角になるように平行撮像し、
各撮像機で撮像された映像から、前記座標既知地点から
前記輝点までの距離を求めるようにした。このように構
成したトンネル切羽面の把握方法によれば、撮像機で撮
像された映像から、撮像機が設置されている座標既知地
点から輝点までの距離を求め、求められた距離値と測定
点の座標値との差を求めることにより、レーザポインタ
の輝点が切羽面の前または後に位置しているかを知るこ
とができる。前記輝点は、前記切羽面を視認した際に、
凹または凸部に設定することができる。この構成によれ
ば、切羽面の平坦な部分を基準として、輝点を凹部に設
定すると、切羽面の亀裂の深さが判るし、輝点を凸部に
設定すると、突出量の大きさが判る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1お
よび図4は、本発明にかかるトンネル切羽面の把握方法
の一実施例を示している。
【0010】同図に示した把握方法では、トンネル切羽
面10の前方において、切羽面10からの距離y0が既
知の測定点にトンネル断面方向に伸びる基線Lを想定
し、この基線L上に既知間隔dを隔てて一対のデジタル
撮像機A,Bが設置される。
【0011】各デジタル撮像機A,Bは、角形断面のバ
ー12に支持されていて、バー12は、三脚14上の取
付けられている。また、一対のデジタル撮像機A,Bの
中間位置には、トンネル切羽面10に輝点Pを照射する
レーザポインタCが設けられている。
【0012】基線Lから輝点Pまでの距離yを測定する
際には、各デジタル撮像機A,Bの光軸Oa,Obが、
基線Lに対して直角になるように調整され、デジタル撮
像機A,Bの光軸Oa,Obが平行になる状態で輝点P
をそれぞれ撮像する。
【0013】そして、各デジタル撮像機A,Bで撮像さ
れた映像から基線Lから輝点Pまでの距離yを求める。
本発明の把握方法では、位置の判明している2地点から
目標点(輝点P)をデジタル撮像機A,Bで撮像した一
対の立体写真から、三角測量と同様の原理によって目標
点(輝点P)までの距離を求めることを応用している。
【0014】この原理をトンネル切羽面10に応用する
際には、トンネル内が暗いので、何らかの光源が必要と
なり、このため切羽面10にレーザポインタ16からレ
ーザ光を照射した輝点Pを創り出し、この輝点Pを一対
のデジタル撮像機A,Bで撮像するようにした。
【0015】基線Lから輝点Pまでの距離yは、バー1
4の左右に配置された一対のデジタル撮像機A,Bの光
軸Oa,Obが平行になるように水平に保持して、基線
Lに対して直角の方向に向けて平行撮影を行う直角平行
撮影法により行い、得られた撮像から求められる。
【0016】図2に示した状態で各デジタル撮像機A,
Bで撮像された輝点Pの位置は、左側のデジタル撮像機
Aでは、画面の右寄りに写り、右側のデジタル撮像機B
では、画面の左側に写る。
【0017】このような左右のデジタル撮像機A,Bで
撮像された輝点Pの位置の違い、すなわち、視差を利用
して距離yを測定する。切羽面10に照射された輝点P
を一対のデジタル撮像機A,Bで撮像した状態の模式図
を図3に示している。
【0018】同図において、yがこれから測定する距離
であり、fは、各デジタル撮像機A,Bの焦点から画像
面までの距離であり、dは、デジタル撮像機A,B間の
設置間隔であり、Oa,Obは、各デジタル撮像機A,
Bの光軸である。
【0019】ここで、Xaを光軸Oaを原点とするデジ
タル撮像機Aでの輝点座標とし、Xbを光軸Obを原点
とするデジタル撮像機Bでの輝点座標とすると、計測す
る距離yは、以下に示す式により求められる。 y=f×d/|Xa−Xb| なお、実際の計測では、この処理をデジタル撮像機A,
Bで撮像されたデジタル画面上で行うため、Xa,Xb
のデジタル画像上の座標をそれぞれXa’,Xb’とす
ると、Xa/Xa’=Xb/Xb’=s(縮尺率)とな
り、上記式は、y=f×d/(|Xa’−Xb’|×
s)=K/|Xa’−Xb’|となる。
【0020】ここで、K=f×d/sは、いずれも既知
のf,d,sによって決まる定数である。
【0021】図4は、この式y=K/|Xa’−Xb’
|を模式的にグラフ化したものであり、このようなグラ
フを予め作成しておくと、撮像画像からXa’,Xb’
の差を求めると、簡単に距離yを求めることができる。
【0022】距離yが求められると、基線Lからトンネ
ル切羽面10までの距離y0が既知なので、これらの差
を演算することで、輝点Pの位置が、切羽面10の前に
あるか、あるいは、後ろにあるかが判る。
【0023】この場合、輝点Pの位置をトンネル切羽面
10の凹部や凸部に設定すると、切羽面10の平坦な部
分を基準として、切羽面10の亀裂の深さが判るし、突
出量の大きさが判る。
【0024】このようにしたトンネル切羽面10の距離
yを求めると、トンネル切羽面10の凹凸を正確に認識
することができ、切羽面10を三次元的に把握すること
が可能になり、その後の判断を適確に行うことができ
る。
【0025】
【発明の効果】以上、実施例で詳細に説明したように、
本発明にかかるトンネル切羽面の把握方法によれば、切
羽面の凹凸を正確に求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるトンネル切羽面の把握方法の一
実施例を示す撮影状態の説明図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】本発明にかかる切羽面の把握方法で応用する直
角平行撮影方法の原理を示す模式図である。
【図4】図3に示した撮影方法で測定する距離と視差と
の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10 トンネル切羽面 12 バー 14 三脚 A,B デジタル撮像機 C レーザポインタ L 基線 P 輝点

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル切羽面からの座標が既知の測定
    点にトンネル断面方向に伸びる基線を想定し、 この基線上に既知間隔を隔てて一対のデジタル撮像機を
    設置し、 前記デジタル撮像機間に設けられたレーザポインタから
    前記切羽面に投射される輝点を、前記デジタル撮像機の
    視野が前記基線に対して直角になるように平行撮像し、 各撮像機で撮像された映像から、前記座標既知地点から
    前記輝点までの距離を求めることを特徴とするトンネル
    切羽面の把握方法。
  2. 【請求項2】 前記輝点は、前記切羽面を視認した際
    に、凹部または凸部に設定することを特徴とする請求項
    1記載のトンネル切羽面の把握方法。
JP10223322A 1998-08-06 1998-08-06 トンネル切羽面の把握方法 Pending JP2000055653A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106248877A (zh) * 2016-07-29 2016-12-21 山东大学 一种隧道水汽湿度模拟装置、隧道环境量化模拟系统及方法
JP2020109247A (ja) * 2018-12-28 2020-07-16 大成建設株式会社 吹付機用操縦支援装置およびこれを用いた吹付け作業方法
CN113607137A (zh) * 2021-07-30 2021-11-05 中煤科工集团重庆研究院有限公司 低照度环境下的煤岩地质影像高精度采集方法

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