JP2000055630A - レンズ検定装置 - Google Patents

レンズ検定装置

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JP2000055630A
JP2000055630A JP10228191A JP22819198A JP2000055630A JP 2000055630 A JP2000055630 A JP 2000055630A JP 10228191 A JP10228191 A JP 10228191A JP 22819198 A JP22819198 A JP 22819198A JP 2000055630 A JP2000055630 A JP 2000055630A
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laser beam
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solid
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Mikio Mizutani
美喜男 水谷
Motonobu Mizuno
元伸 水野
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NISSEI DENKI SEISAKUSHO KK
Sony Corp
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NISSEI DENKI SEISAKUSHO KK
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ検定装置の小型化、検定の高精度化及
び能率化を図る。 【解決手段】 レーザ光出射部25と、固体撮像カメラ
23と、レーザ光出射部25からのレーザ光45Fを被
検定レンズ30のレンズ面に照射し、この被検定レンズ
面からの反射レーザ光45Rを固体撮像カメラ23のC
CD撮像素子22の撮像面に入射させるための光学系2
8とを一体となるようにユニット化し、このユニット体
に対向して被検定レンズ30をX軸及びY軸方向に移動
可能に載置する載置部31を設け、固体撮像カメラ23
の撮像面において、基準平板からの反射レーザ光の入射
位置を原点とし、被検定レンズ30のレンズ面からの反
射レーザ光の入射位置と、前記原点との間の距離から、
レンズ面の勾配を測定するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばカラー陰極
線管の蛍光面作製のための露光装置で使用される補正レ
ンズの検定等に用いられるレンズ検定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー陰極線管においては、そのパネル
内面に赤(R),緑(G)及び青(B)に対応する各色
蛍光体ドット又は各色蛍光体ストライプが形成され、ネ
ック部内に配された電子銃から出射された各赤(R),
緑(G)及び青(B)に対応した電子ビームが色選別機
構を通って夫々対応する蛍光体層を発色させ、パネル面
に画像が表示されるように構成される。
【0003】このようなカラー陰極線管のパネル内面へ
の蛍光面の作製は、次のようにして行われる。例えば感
光剤と蛍光体とを混合した蛍光体スラリーをパネル内面
に塗布し、次に色選別機構をマスクとしてビーム偏向中
心に置かれた光源からの光で蛍光体スラリー塗膜を露光
し、現像処理して蛍光体ドット又は蛍光体ストライプを
形成する。カラー陰極線管では、この工程を3回繰り返
して赤(R),緑(G)及び青(B)に対応する夫々の
蛍光体ドット又は蛍光体ストライプを形成する。
【0004】図4は、上記露光工程で用いる露光装置の
概要を示す。この露光装置1は、陰極線管のパネル2を
載置固定するパネル載置台4と、電子ビームの偏向中心
に対応する位置に配置した光源6と、複数枚の補正レン
ズ7からなる補正レンズ系8を有して成る。補正レンズ
系8はレンズホルダー9に固定されて主ベース10に支
持される。
【0005】この露光装置1では、内面にブラックマト
リックス用の感光液塗膜又は蛍光体スラリー塗膜11が
形成されたパネル2を内面が下向きとなるように、パネ
ル取付けベース5上のパネル載置台4に載置固定され
る。パネル2内には、露光用マスクとなる色選別機構
(例えばアパーチャグリル又はシャドウマスク等)3が
装着されている。光源6からの紫外線光Bは、補正レン
ズ系8を透過することによって、電子ビームの軌跡に近
似された後、色選別機構8を透過してパネル3内面の感
光液塗膜、又は蛍光体スラリー塗膜11を露光する。
【0006】ここで、感光液塗膜又は感光体スラリー塗
膜11を露光する場合、電子ビームの軌跡に正確に近似
するべく、補正レンズ系8を必要とする。又、この補正
レンズ系8では、その各レンズ曲面が設計値通りの曲面
になっているか、否かを検定する必要がある。
【0007】図2は、従来のレンズ検定装置の概略的構
成を示す。このレンズ検定装置12は、検定すべき補正
レンズ(以下被検定補正レンズという)7をセットする
X軸方向及びY軸方向に移動可能のいわゆるXYテーブ
ル13と、被検定補正レンズ7のレンズ曲面にレーザビ
ームを入射する例えばHe−Neレーザ発振器14と、
被検定補正レンズ7のレンズ曲面で反射した反射レーザ
ビームを受光検出するための反射ビーム追跡機能を有す
る半導体位置検出素子(PSD:Position-Sensitive D
etectors)17と、ミラー15と、ハーフミラー16と
を備え、之等が平面的に平面基台(図示せず)上に配設
されて成る。
【0008】半導体位置検出素子17は、レンズ曲面か
らの反射ビーム18Rを常にその受光素子17aの中心
で受光するように受光素子17a自体がXYテーブルを
介して移動し、基準位置からのXY移動量に応じた出力
信号(電圧として)が得られるように構成される。この
出力信号はレンズ曲面の勾配(角度)に相当する。
【0009】このレンズ検定装置12によるレンズ検定
は、次のようにして行われる。被検定補正レンズ7のレ
ンズ検定に入る前に、まず、最初にXYテーブル13上
に基準平板(図示せず)をセットした後、He−Neレ
ーザ発振器14からのレーザビーム18Fをミラー15
で反射し、ハーフミラー16を透過して基準平板に当
て、その反射ビーム18Rをハーフミラー16で反射し
て半導体位置検出素子17に受光検出して基準位置、即
ちいわゆる原点出しを行なう。この原点のデータはコン
ピュータにファイルされる。
【0010】次に、基準平板を外し、XYテーブル13
上に被検定補正レンズ7をセットする。そして、同じよ
うにHe−Neレーザ発振器14から出射したレーザビ
ーム18Fをミラー15、ハーフミラー16を経て被検
定補正レンズ7のレンズ曲面の所定点に当て、その点か
らの反射ビーム18Rを半導体位置検出素子17にて受
光検出して、原点からの位置ずれ量に応じた出力信号を
得る。この出力信号が後述するレーザビームを当てた点
のレンズ勾配(角度)に相当する。そして、XYテーブ
ル13を移動させながら、同様の操作を繰り返して被検
定補正レンズ7のレンズ曲面の各点の勾配に相当する受
光素子17aの原点からの位置ずれ量を自動測定し、電
圧変換された出力信号を測定データとして上記コンピュ
ータにファイルする。
【0011】一方、コンピュータには、予め被検定補正
レンズ7の設計勾配のデータが電圧変換されてファイル
されている。従って、最後に、上記測定データと設計勾
配のデータとの差を求め、夫々の被検定補正レンズ7の
感度から蛍光体層(ストライプ蛍光体層又はドット蛍光
体層)のシフト量を求め、このシフト量をシミュレーシ
ョン上でプロットする。
【0012】ここで、図3に示すように、上述の被検定
補正レンズ7のレンズ曲面の勾配(角度)αは、 L1 =H1 tan2α 但し、L1 :基準レンズ(平板)のレーザ戻り点からの
距離。 H1 :被検定補正レンズ7の表面から半導体位置検出素
子17までの距離、即ち図2の91 +92 の関係式から求められる。
【0013】また、感度とは、色選別機構と蛍光面まで
の距離、いわゆるグリルハイトGHと、色選別機構と光
源との間の距離Pの比GH/Pで定義する。この感度は
カラー陰極線管の機種によって異なる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のレンズ検定装置12は、次のような問題点があっ
た。 (i)反射ビームの当たる位置が基準の位置に対して大
きくとれば(距離L1を大きくとれば)、検出誤差が小
さくなって検出精度が上がる。このため、長い光学経路
を必要とし、振動の影響を受け易い構成となっている。 (ii) 平面基台上に夫々He−Neレーザ発振器14、
ミラー15、ハーフミラー16、半導体位置検出素子1
7、XYテーブル13等を配設した構成であるため、装
置12の全体が大型化される。 (iii) 光学系の調整が度々必要であった。 (iv) 半導体位置検出素子17の温度ドリフトが大きい
ので、温度ドリフトの測定結果に与える影響を少なくす
るために、距離Hを大きくする必要がある。 (v)半導体位置検出素子17の出力がアナログ電圧で
あるため、ノイズ成分を含み、測定値にバラツキが生じ
ていた。 (vi)原理的に高さ方向の変位、即ち被検定レンズ面か
らのハーフミラー16の高さhの変位が誤差を発生させ
るため、距離H(=a1 +a2 )を大きくする必要があ
った。 (vii)He−Neレーザ発振器17は、大きなレーザパ
ワーを必要としていた。 (viii)半導体位置検出素子17の外乱光に対するSN比
を高くするため、レーザパワーをより高くする必要があ
った。
【0015】本発明は、上述の点に鑑み、従来の問題点
を改善し、検定の高精度化、能率化を図り、且つ装置全
体の小型化を可能にしたレンズ検定装置を提供するもの
である。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係るレンズ検定
装置は、レーザ光出射部と、このレーザ光出射部からの
レーザ光の被検定レンズ面からの反射レーザ光を入射さ
せる固体撮像カメラと、光学系とが一体となるようにユ
ニット化され、このユニット体に対向して被検定レンズ
の載置部が設けられた構成とする。
【0017】本発明のレンズ検定装置においては、レー
ザ光出射部から出射されたレーザ光が被検定レンズ面で
反射されて固体撮像カメラに入射される。この反射レー
ザ光のカメラ撮像面上での入射位置と基準の原点(基準
平面からの反射ビームの入射位置)間の距離が被検定レ
ンズ面の勾配(角度)に相当する。固体撮像カメラから
反射レーザ光の入射位置が読み出され、被検定レンズ面
の各点での勾配に対応した測定データとしてコンピュー
タにファイルされる。この測定データと既にファイルさ
れている設計勾配のデータとの差を求め、レンズの検定
が行われる。
【0018】本発明のレンズ検定装置では、ユニット化
されているので、装置本体の小型化が図れる。また、位
置検出手段として固体撮像カメラを用いているので、光
学系の調整が不要であり、測定バラツキがなく、測定時
間の短縮が図れる等、検定の精度、能率が向上する。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明に係るレンズ検定装置は、
レーザ光出射部と、固体撮像カメラと、レーザ光出射部
からのレーザ光を被検定レンズ面に照射し、この被検定
レンズ面からの反射レーザ光を固体撮像カメラの撮像面
に入射させるための光学系とを一体となるようにユニッ
ト化し、このユニット体に対向して被検定レンズをX軸
及びY軸方向に移動可能に載置する載置部を設けた構成
とする。
【0020】本発明は、上記固体撮像カメラの撮像面に
おいて、基準平板からの反射レーザ光の入射位置を原点
とし、被検定レンズのレンズ面からの反射レーザ光の入
射位置と原点との間の距離からレンズ面の勾配を測定す
る。
【0021】以下、図1を参照して本発明のレンズ検定
装置の一実施の形態を示す。本実施の形態に係るレンズ
検定装置21は、図1に示すように、固体撮像素子、例
えばCCD固体撮像素子22を備えた固体撮像カメラ2
3と、半導体レーザ素子(レーザーダイオード)24を
備えたレーザビーム出射部25と、後述する光学系28
とを1つの匣体27内に配設してユニット化し、このユ
ニット体26に対向するように、検定すべきレンズ30
を載置する載置部31を設けて構成される。
【0022】この検定すべきレンズ30は、本例ではカ
ラー陰極線管の蛍光面作製工程での露光装置に使用され
る補正レンズ(以下、被検定補正レンズという)であ
る。
【0023】レーザビーム出射部25は、レンズ32及
び例えば直径1mmのピンホールが形成されたピンホー
ル板33を有し、半導体レーザ素子24からのレーザビ
ームがレンズ32によって平行光となり、さらにピンホ
ール板33により所定のビーム径となって光学系28に
出射されるように構成されている。
【0024】光学系28は、その光軸がCCD固体撮像
素子22の撮像面の中心を通る軸に一致するように、固
体撮像カメラ23から被検定補正レンズ30の載置部3
1に向かって、順次収束レンズ34、赤色光を選択する
赤フィルタ35、外乱光防止フィルタ36、偏光ビーム
スプリッタ37及び1/4波長板38が配列されて成
る。レーザビーム出射部25は、レーザビームがこの光
学系28の偏光ビームスプリッタ37に入射するように
配置される。
【0025】被検定補正レンズ30の載置部31は、X
軸方向に移動可能なテーブル41Xと、X軸方向と直行
するY軸方向に移動可能なテーブル41Yからなる、い
わゆるXYテーブル41と、このXYテーブル41上に
支持され被検定補正レンズ30を保持するレンズホルダ
ー42とから成る。XYテーブル41は、モータ43
X,43Yによって夫々のX軸方向及びY軸方向へ例え
ば1μm単位のステップで移動できるように構成されて
いる。
【0026】固体撮像カメラ23のCCD固体撮像素子
22の出力部は、図示せざるもデータ処理を行なうコン
ピュータに接続され、さらにコンピュータで処理された
データをプロット表示するディスプレイが接続される。
また、XYテーブル41は、その駆動がコンピュータに
よって制御されるようになっている。
【0027】このレンズ検定装置21では、レーザビー
ム出射部25の半導体レーザ素子24から出射されたレ
ーザビームが光学系28の偏光ビームスプリッタ37に
入射し、この偏光ビームスプリッタ37によりS成分の
みの直線偏光、即ちS偏光が反射され、1/4波長板3
8を通過し、円偏光となって載置部31上の被検定補正
レンズ30のレンズ曲面に照射される。レンズ曲面で反
射された円偏光は回転方向が逆の円偏光となって再び1
/4波長板38を通過する。円偏光は、1/4波長板3
8を透過することにより、p成分のみの直線偏光、即ち
P偏光となる。このP偏光が偏光ビームスプリッタ37
を透過し、さらに外乱光防止フィルタ36、赤フィルタ
35を通過し、収束レンズ34により収束されて固体撮
像カメラ23即ち、そのCCD固体撮像素子22の撮像
面の所定位置に入射される。
【0028】次に、このレンズ検定装置21を用いて補
正レンズのレンズ曲面を検定する場合について説明す
る。
【0029】使用されるレンズホルダー42としては機
種等の系別に応じて複数種類のレンズホルダーが用意さ
れる。そして、基準平板を用いて平板原点出しを行な
う。即ち、各レンズホルダー42毎に、夫々レンズホル
ダー42上に基準平板(図示せず)をセットし、この基
準平板に半導体レーザ素子24からのレーザビームを照
射し、基準平板からの反射レーザビームを光学系を通し
て固体撮像カメラ23におけるCCD固体撮像素子22
の撮像面上に入射する。この入射点がその後レンズホル
ダー42にセットされる被検定補正レンズ30の基準平
面に対応する原点となる。
【0030】この各レンズホルダー42における平板原
点の位置データは、コンピュータにファイルさせて置
く。一方、被検定補正レンズ30の設計値データ(多項
式から得られたデータ)と具体的な測定点に対応した位
置データとからなる設計勾配のデータ、いわゆる検定デ
ータ及びレンズ感度のデータもコンピュータにファイル
される。
【0031】次に、被検定補正レンズ30に応じたレン
ズホルダー42を選択してXYテーブル41上に配置
し、このレンズホルダー42に被検定補正レンズ30を
セットする。次いで、半導体レーザ素子24からのレー
ザビーム45Fを光学系28を介して被検定レンズ30
のレンズ曲面の測定点に照射し、レンズ曲面からの反射
レーザビーム45RをCCD固体撮像素子22の撮像面
に入射させる。
【0032】撮像面では、被検定補レンズ曲面の測定点
での勾配に応じて反射レーザビーム45Rの入射位置が
変位する。この入射位置と原点との間の距離L2 が被検
査補正レンズ曲面の測定点での勾配に相当することにな
る。従って、固体撮像カメラ23からの上記入射位置を
読み出し、コンピュータ内で入射位置と原点間の距離L
2 に対応した、従ってレンズ曲面の勾配に対応した測定
データを求めて、ファイルされる。そして、順次XYテ
ーブル41をX軸方向及びY軸方向に移動させ、被検定
補正レンズ30のレンズ曲面での各点の測定データが自
動測定されてコンピュータにファイルされる。
【0033】ここで、被検定補正レンズ30のレンズ曲
面の各点の勾配αと、CCD固体撮像素子22における
距離L2 との関係は、次式で与えられる。 L2 =f tan(2α) 但し、f:収束レンズ34の焦点距離
【0034】そして、最後に、測定データ(勾配)と検
定データ(勾配)の差を求め、それぞれのレンズ感度か
ら露光時の蛍光体層のシフト量を求め、ディスプレイの
シミュレーション上でそのシフト量をプロットする。こ
の様にして被検定補正レンズ30のレンズ曲面の検定が
行われる。
【0035】上述の本実施の形態に係るレンズ検定装置
によれば、固体撮像カメラ23、レーザビーム出射部2
5及び光学系28が一体となるようにユニット化したこ
とにより、従来のレンズ検定装置12に比べて、光学経
路が短くなり、振動による影響がなくなり、且つ装置本
体を小型化することができる。
【0036】反射レーザビームの位置検出手段として、
固体撮像カメラ23、即ちCCD固体撮像素子22を用
いることにより、次のような効果を奏する。収束レンズ
34、赤フィルタ35、外乱光防止フィルタ36、偏光
ビームスプリッタ37及び1/4波長板38からなる光
学系28が一体化され、固体撮像素子22、レーザビー
ム出射部25、被検定補正レンズ30の載置部31の夫
々に対して光学系28が位置決めされるようにユニット
化されているので、光学系28の調整が不要となる。C
CD固体撮像素子22は、前述の半導体位置検出素子1
7のような温度ドリフトはなく、反射レーザビームの光
路長対策は不要となる。
【0037】CCD固体撮像素子22からのCCD出力
によって勾配に対応した位置を検出しているので、ノイ
ズを含むことはなく、測定データのバラツキは生じな
い。半導体レーザ素子24としては、CCD固体撮像素
子で信号として得られる程度のレーザパワーがあればよ
いので、従来例に比べて使用するレーザ素子24のレー
ザパワーは小さくて済む。従来の半導体位置検出素子1
2では反射レーザビーム追跡機能のスピードに限界があ
り、測定時間に60分程度要したが、本実施の形態で
は、測定時間が15分程度と短縮することができる。
【0038】さらに、CCD固体撮像素子22により反
射レーザビーム45Rの位置検出を行なうので、測定の
毎にレンズホルダーに基準平板をセットして原点出しを
行なう必要がない。因みに従来は半導体位置検出素子1
2の出力がアナログ電圧であるため、電源電圧変動を考
慮して、測定の都度、レンズホルダーに基準平板をセッ
トして原点出しを行なう必要があった。従って、本実施
の形態では、プログラム変更により原点出しが毎回必要
としなくなり、それだけ、測定時間の短縮が図れる。
【0039】尚、上述の本発明の実施の形態では、カラ
ー陰極線管の蛍光面作製のための露光装置で使用される
補正レンズの検定に適用したが、その他のレンズの検定
にも適用することができる。
【0040】
【発明の効果】本発明に係るレンズ検定装置によれば、
固体撮像カメラ、レーザ光出射部及び光学系が一体とな
るようにユニット化したことにより、光学経路が短くな
り、振動による影響がなくなり、且つ装置本体を小型化
することができる。
【0041】反射レーザビームの位置検出手段として、
固体撮像カメラを用いることにより、光学系の調整が不
要となる。CCD固体撮像素子22は、温度ドリフトが
なく、従来のような反射レーザビームの光路長対策が不
要となる。
【0042】また、固体撮像カメラからの出力によって
勾配に対応した位置を検出しているので、ノイズを含む
ことはなく、測定データのバラツキが生じない。レーザ
光出射部としては、固体撮像カメラで信号として得られ
る程度のレーザパワーがあればよいので、従来例に比べ
て使用するレーザ光出射部でのレーザパワーは小さくて
済む。固体撮像カメラは位置検出に際して移動しないの
で、従来に比べて測定時間を短縮することができる。
【0043】さらに、固体撮像カメラにより反射レーザ
ビームの位置検出を行なうので、測定の毎にレンズホル
ダーの原点出しを行なう必要がなくなり、それだけ測定
時間の短縮が図れる。
【0044】従って、本発明のレンズ検定装置は、検定
の高精度化、能率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレンズ検出装置の一実施の形態を
示す構成図である。
【図2】従来のレンズ検定装置を示す概略的構成図であ
る。
【図3】従来例のレンズ面の勾配と距離L1 との関係式
の説明に供する説明図である。
【図4】カラー陰極線管の蛍光面作製時の露光装置を示
す概略構成図である。
【符号の説明】
21‥‥レンズ検定装置、22‥‥CCD固体撮像素
子、23‥‥固体撮像カメラ、24‥‥半導体レーザ素
子、25‥‥レーザビーム出射部、28‥‥光学系、3
0‥‥被検定補正レンズ、31‥‥載置部、34‥‥収
束レンズ、35‥‥赤フィルタ、36‥‥外乱光防止フ
ィルタ、37‥‥偏光ビームスプリッタ、38‥‥1/
4波長板、41‥‥XYテーブル、42‥‥レンズホル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水野 元伸 愛知県名古屋市中川区下之一色町宮分32 株式会社日成電機製作所内 Fターム(参考) 2F065 AA03 AA07 AA35 AA46 CC22 DD02 DD03 DD06 FF09 FF23 FF42 FF61 FF67 GG06 HH03 JJ03 JJ26 LL04 LL22 LL30 LL36 LL37 MM03 PP12 PP22 QQ21 QQ28 SS03 SS13

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光出射部と、 固体撮像カメラと、 前記レーザ光出射部からのレーザ光を被検定レンズ面に
    照射し、該被検定レンズ面からの反射レーザ光と前記固
    体撮像カメラの撮像面に入射させるための光学系とが一
    体となるようにユニット化され、 このユニット体に対向して被検定レンズをX軸及びY軸
    方向に移動可能に載置する載置部が設けられて成ること
    を特徴とするレンズ検定装置。
  2. 【請求項2】 前記固体撮像カメラの撮像面において、 基準平板からの反射レーザ光の入射位置を原点とし、 前記被検定レンズのレンズ面からの反射レーザ光の入射
    位置と、前記原点との間の距離から、前記レンズ面の勾
    配を測定することを特徴とする請求項1に記載のレンズ
    検定装置。
JP10228191A 1998-08-12 1998-08-12 レンズ検定装置 Pending JP2000055630A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113804418A (zh) * 2021-11-19 2021-12-17 武汉锐科光纤激光技术股份有限公司 激光器的位置调节方法及装置

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CN113804418A (zh) * 2021-11-19 2021-12-17 武汉锐科光纤激光技术股份有限公司 激光器的位置调节方法及装置

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