JP2000055481A - 真空保持装置及び真空式太陽熱収集装置 - Google Patents

真空保持装置及び真空式太陽熱収集装置

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JP2000055481A
JP2000055481A JP10267192A JP26719298A JP2000055481A JP 2000055481 A JP2000055481 A JP 2000055481A JP 10267192 A JP10267192 A JP 10267192A JP 26719298 A JP26719298 A JP 26719298A JP 2000055481 A JP2000055481 A JP 2000055481A
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Shunsaku Nakauchi
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Kokusai Gijutsu Kaihatsu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 線膨張係数の異なる二つの部材を真空封止す
る場合、真空封止すべき面積が広くて長いと、線膨張係
数の差と周囲温度の変化によって生ずる二つの部材の長
さの差が大きくなって、真空封止が難しくなる。 【解決手段】 線膨張係数が異なる第1の部材と第2の
部材の間に金属薄板3を介在させて接着することにより
真空封止した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラスと金属のよ
うに線膨張係数の異なる部材を結合して真空容器を作る
場合の真空保持装置、及び真空保持装置を使用した真空
式太陽熱収集装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ガラスと金属のように線膨張係数
の異なる二つの部材で真空容器を構成する場合の真空封
止は、出来るだけ熱膨張率の近いガラスと金属の組み合
わせを選び、両者の接続部にかかる熱応力を軽減する方
式が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】蛍光灯のように真空封
止すべき面積の少ない場合は、問題が少ないが、真空容
器によっては線膨張係数の異なる二つの部材の、真空封
止すべき面積が広く長い距離に亙るものもある。例えば
平板式太陽熱収集装置などでは、ガラス窓と金属筐体の
間の真空封止すべき長さは数メートルに及ぶ。このよう
な場合は線膨張係数の差と周囲温度の変化によって生ず
る二つの部材の長さの差が大きくなって、真空封止が難
しくなると言う問題を持っている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため、本発明は真空封止する二つの部材の線膨張係数の
差と温度差によって封止部分に発生する歪に応じて、容
易に変形して大きな応力が封止部分に発生しないように
する手段によって接着部分の破壊を防ぐようにしたもの
で、その一つの手段として二つの部材を直接接着しない
で、薄い金属板を第1の部材と第2の部材の間に介在さ
せて、この金属薄板を仲介として真空封止を行うように
する。
【0005】更に他の手段として、仲介に使用する金属
薄板の幅方向の一端を第1の部材に金属半田等の接着剤
によって接着し、他端を第2の部材に接着し、その中間
部分はどちらにも接着せず、その部分に弛みを持たせ
て、二つの部材の線膨張係数の差と温度差によって発生
する、二つの部材の全長の差分をこの弛みの部分の伸縮
で吸収して接着部分に大きい力が掛からないようにす
る。更に第1の部材の縁辺部分又は第2の部材の縁辺部
分に接着された金属薄板の接着面の反対側の面と、それ
に対向する第2の部材又は第1の部材との間に、ゴムの
ように容易に変形する材料で出来た緩衝材を装着する。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施形態を
示す断面図(a)及び平面図(b)である。図は真空容
器の真空保持装置を示したもので、線膨張係数の異なる
第1の部材1と第2の部材2を金属薄板3を介在させて
接着することにより真空封止している。
【0007】第1の部材1は太陽光を通す透明な部材、
例えばガラスで四隅が丸くなった四角形状をしており、
第2の部材2は空気を通さない鋼鉄やアルミニウム等の
金属で、第1の部材1に対応して四隅が丸くなった四角
形状の容器のように構成されている。なお第2の部材2
は勿論十分厚いプラスチックやガラス等のように空気を
通さない材料ならば、必ずしも金属でなくてもよいが、
一般的には金属が推奨される。 金属薄板3は銅板、青
銅板、ステンレス板などの薄い板が使用され、第1の部
材1と第2の部材2の周辺部に対応してフレーム状に形
成される。
【0008】図2は第1の実施形態の要部である図1の
Aの部分を拡大した図である。第1の部材1には、周辺
部の接着部分に沿って溝のように形成された窪み11が
設けられている。12は窪み11の丸みを持った肩の部
分である。金属薄板3の幅方向の一端の表面には、金属
薄膜4を付着させた第1の部材1に接着剤5により接着
されている。この接着剤5としてはプラスチックの接着
剤も使えるが、金属半田、金属ろうのような金属材料
が,より推奨される。
【0009】第1の部材1の接着部分には、真空蒸着、
スパッタリング、或いは鍍金のような周知の技術で、金
属薄膜4を緻密に付着させる処理を施しておいて、ガラ
スと金属半田との接着性を良くしてある。この金属薄膜
4は単一の金属で構成されるとは限らない。例えばガラ
スと相性のよいクロームのような金属を真空蒸着等の技
術によって第1の部材1上に付着させ、その上に金属半
田、或いは金属ろうとの親和性の良い銅のような金属
を、重ねて蒸着して多層の薄膜で金属薄膜4を構成する
ことができる。
【0010】金属薄板3の幅方向の他端の裏面は第2の
部材2に接着剤6により接着されている。この接着剤6
は接着剤5と同じように金属の半田、ろう等が推奨され
る。金属薄板3の中で接着剤5と接着剤6との中間に位
置する部分7は、第1の部材1にも第2の部材2にも、
どちらにも接着されていない自由の状態にある部分であ
る。この幅方向の中間部分7に弛みを持たせて金属薄板
3の両端を接着している。また第1の部材1の縁辺部分
又は第2の部材2の縁辺部分に接着された金属薄板3の
接着面の反対側の面と、それに対向する第2の部材2又
は第1の部材1との間に、ゴムのように容易に変形する
材料で出来た緩衝材8を装着し、前記二つの部分を緩衝
材8に接着することによって連結する。
【0011】図1についてその作用を説明する。第1の
部材1であるガラスは通常、8〜10×10のマイナス
6乗程度の線膨張係数をもっている。これに対して第2
の部材2である金属ははステンレス鋼の場合で、16×
10のマイナス6乗程度の線膨張係数をもっている。従
って、第1の部材1と第2の部材2との温度が周囲温度
の変動等によって、100℃位の温度変動をしたとする
と、両者の膨張量に約6〜8×10のマイナス4乗程度
の差が生ずる筈で、若し第1の部材1と第2の部材2の
両者を直接接着剤で接続していて、この差を接着剤の接
着力で押さえ込もうとすると、これが原因で両者の接続
部に剪断力がかかり、接続部の接着剤が剥がれ真空が破
れる危険性が生ずる。
【0012】この接着剤にかかる剪断力は、筐体2と第
1の部材1の両者か或いはその一方が薄ければ、あまり
大きくはならない。しかし第1の部材1も第2の部材2
も大気圧に耐えて真空を保つために十分な厚みを必要と
しているから、この両者を接着剤で直接接着すると、接
着剤に大きい剪断応力がかかる。例えば第2の部材2が
ステンレス製で厚さが1.5mm、第1の部材1がガラ
スで厚さが5mmであったとし、この両者の膨張量の差
の半分づつを接着剤が押さえ込んで伸びないようにした
とすると、接着面にかかる張力は、約10kg/mm位
になる。この張力によって接着剤と第1部の材1或いは
第2の部材2との境界に剪断力がかかる。
【0013】この剪断力を弱めるために本発明では、金
属薄板3を用いている。金属薄板3は接着剤5で第1の
部材1に接着されている。このときも温度変動によっ
て、接着剤5に剪断力が掛かるが、その大きさはほぼ金
属薄板3の厚さに逆比例して減少する。第2の部材2と
金属薄板3との接着剤6の所に生ずる剪断力について
も、同じようにその大きさは金属薄板3の厚さにほぼ逆
比例して減少する。
【0014】例えば金属薄板3の材質を第2の部材2の
材質と同じにして、その厚さを0.1mmにすると、第
1の部材1と金属薄板3とを接着している接着剤5に掛
かる張力は、厚さが1.5mmの第2の部材2と第1の
部材1とを直接接着したときの張力の約1/15に減少
する。
【0015】このような考えに基づいて、金属薄板3を
仲介として、第1の部材1と第2の部材2とを真空封止
する。これにより、長期間に亙って確実に真空を保持す
ることができる。なお金属薄板3の厚さは0.3mm以
下位にするのが適当である。
【0016】次に、金属薄板3の幅方向に、接着剤5と
接着剤6との間に接着されていない中間部分7を設け
る。またこの中間部分7に対応して、第1の部材1に窪
み11を設けたが、これらの作用について説明する。常
温では、金属薄板3は図2の実線で示したように、中間
部分7の所で弛みを持つようにして、第2の部材2と第
1の部材1とに接着される。そのように接着された中間
部分7は周囲温度が下がったとき、図2の破線で示した
ように弛みを増加させ、周囲温度が上がった場合は図2
の点線で示したように弛みを減少させて、温度変動によ
る第2の部材2と第1の部材1の伸び縮みの差分を吸収
する。
【0017】周囲温度が100℃変動すると、第2の部
材2と第1の部材1の長さに、上記のガラスとステンレ
ス鋼の組み合わせの場合などでは、長さ1mにつき1m
m程度の差を生ずる。この温度変動による差によって、
若し中間部分7に弛みが無ければ、金属薄板3に大きな
力がかかり金属薄板3は破損して真空は破れる。しかし
中間部分7に、弱い力で容易に変形する図2に示したよ
うな弛みを持たせると、このような破損の危険を避ける
ことができる。
【0018】図2では、金属薄板3の幅方向における、
第1の部材1と第2の部材2との温度変動による伸び縮
みの差分の吸収の模様を示したが、金属薄板3の長手方
向における、第1の部材1と第2の部材2との温度変動
による伸び縮みの差分の吸収も、ほぼ同様に中間部分7
の弛みの増減によって行われ、大きな応力が金属薄板3
にも接着剤5にも接着剤6にも発生することはない。
【0019】また中間部分7には、常に大気圧がかかっ
ており、且つ一日の間には多かれ少なかれ必ず温度変動
がある。従って金属薄板3は多かれ少なかれ図2の破線
と点線の間を変形しながら往復する。その時窪み11が
その肩の部分等で急峻な角度で曲がっている箇所をもっ
ていると、その部分に金属薄板3も大気圧で押し付けら
れて急峻に曲げられ、その部分の金属薄板3内に大きな
繰り返し応力が集中的に発生してその部分で金属薄板3
が破損する可能性がある。
【0020】それ故その時金属薄板3に発生する繰り返
し応力が特定の一部に集中せずに分散するようにする。
そのために窪み11は肩12に示したように、その肩1
2の部分に丸みを持たせて、金属薄板3が曲がる時にこ
の肩12の部分に沿って、徐々に緩い角度で曲がって応
力が分散するようにする。このように窪み11を形成す
ることによって金属薄板3の寿命を数10年以上に延ば
すことができる。
【0021】このような効果を確実にするために、金属
薄板3と第2の部材または第1の部材1とを接着してい
る部分と、窪み11の肩の部分との間には、図2のaで
示したような接着していない部分を設ける。aの長さは
数mm〜十数mm位が適当である。このような部分を設
けることによって、窪み11の丸い肩の部分の効果が十
分に発揮できて長期間に亙って確実に真空を保持するこ
とができる。
【0022】更に真空の保持を確実にするために、緩衝
材8が用いられる。金属薄板3の接着部分で第1の部材
1と第2の部材2と金属薄板3の三者が直接接触してい
ると、この部分には大気圧による強大な力がかかってい
るから、温度変化によって第1の部材1と第2の部材2
との長さに差ができて、この二つの部材が相対運動を起
こすときに、大きな力のもとで金属薄板3と擦れながら
運動しなければならなくなり、金属薄板3の接着部分が
破壊される危険性がある。
【0023】このような危険を除くために緩衝材8が用
いられる。適当な厚さと柔軟性をもつ緩衝材8は、図2
に示したように第2の部材2と金属薄板3との間に、こ
れらの両者に接着して設けられる。緩衝材8は、第1の
部材1と第2の部材2の相対運動を、図2の点線、又は
破線でしめしたように変形することによって柔軟に吸収
して、金属薄板3の接着部分に、大きな力のもとにおけ
る擦れのような現象が起こることを防ぐ。又緩衝材8は
第1の部材と第2の部材との相対位置が、振動衝撃等の
ために、ずれることも防いでいる。
【0024】緩衝材8を設ける場所は図2に示した位置
に限るものではなく、図示されていないが、真空容器内
の第1の部材と金属薄板3の間の位置に設けても良い。
この位置に設けても、金属薄板3の接着部分に擦れによ
る破壊力が掛かったり、第1の部材と第2の部材の相対
位置が衝撃等でずれることは防げる。勿論この場合は図
2に示した第1の部材の形は、緩衝材8を入れるため
に、多少図2の場合と変えねばならない。緩衝材8を設
ける場所は前記のように2カ所あるが、そのどちらか1
カ所または双方に設けても良い。しかし特に高度の真空
を得たいときは、緩衝材8の吸着気体が真空中に放出さ
れて真空を害することの危険を避けるために、図2に示
したように、真空中の場所には設けず、大気中の場所1
カ所だけに設けることが推奨される。
【0025】図3は本発明の第2の実施形態を示す断面
図で、第1の実施形態である真空保持装置を使用した真
空式太陽熱収集装置を示している。第1の実施形態と同
じ構成要素には同じ符号を付したので、その詳細な説明
は省略する。ガラス窓21は、太陽光が入り易い透明な
ガラスやプラスチックで構成され、鋼鉄又はアルミニウ
ムのような金属材料で形成された筺体22に,金属薄板
3を介して接着される。
【0026】ガラス窓21の周辺部には金属薄膜4が付
着され、金属薄板3の幅方向の一端の表面とガラス窓2
1とを金属薄膜4を介して接着剤5により接着して真空
封止している。金属薄板3の幅方向の他端の裏面は筐体
22と接着剤6により接着され、真空封止される。この
接着部分の詳細は図2と全く同じなので、説明は省略す
る。
【0027】ガラス窓21と筐体22は柱23によって
支えられ、柱23はガラス窓21にかかる大気圧を分散
して支持している。吸熱板24はガラス窓21を通して
太陽熱収集装置内に入ってくる太陽光を吸収して熱エネ
ルギーに変える吸熱用の板である。太陽熱収集装置の内
部に空気がある場合は、吸熱板24に吸収された熱は、
この空気の対流、伝導によって筐体22やガラス窓21
に伝えられ、外部空間に利用されずに無駄に逃げて行く
が、内部が真空に保たれている場合はこれらの熱損失は
無くなり、効率の高い太陽熱収集装置が得られる。吸熱
板24の穴25は、柱23を通して吸熱板24の熱が逃
げないように、柱23が貫通するときに吸熱板24と柱
23とが直接触れないような大きさになっている。管2
6は吸熱板24の全面に密着してメアンダ状に設けら
れ、その中には吸収した太陽熱を外部に運ぶ目的を持っ
た熱媒体が入っている。
【0028】太陽熱収集装置は全体の形状として、四角
形の容器の筐体22に四角形のガラス窓21で蓋をし
て、内部を真空にして周辺部を接着剤で真空封止した形
状であるが、この形状に限定されるものではない。以上
のように、第2の実施形態によれば、長期間に亙って高
度の真空を保持できるので、真空による断熱効果によっ
て、太陽熱を効率良く長期間に亙って利用できる。
【0029】
【発明の効果】上記したように、本発明は第1の部材と
第2の部材の間に金属薄板を介在させて接着することに
より真空封止したので、長期間に亙って確実に真空を保
持することができる。この真空保持装置を太陽熱収集装
置に適用することにより、経済性に優れた太陽熱収集装
置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す断面図(a)と
平面図(b)
【図2】第1の実施形態の要部拡大図
【図3】本発明の第2の実施形態を示す断面図
【符号の説明】
1 第1の部材 2 第2の部材 3 金属薄板 4 金属薄膜 5、6 接着剤 7 中間部分 8 緩衝材 11 窪み 12 肩 21 ガラス窓 22 筐体 24 吸熱板 26 管

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線膨張係数が異なる第1の部材と第2の
    部材を真空封止する真空保持装置において、 前記第1の部材と第2の部材の間に金属薄板を介在させ
    て接着したことを特徴とする真空保持装置。
  2. 【請求項2】 前記金属薄板の幅方向の一端の表面を前
    記第1の部材に接着し、前記金属薄板の幅方向の他端の
    裏面を前記第2の部材に接着し、前記金属薄板の幅方向
    の中間部分に弛みを持たせたことを特徴とする請求項1
    記載の真空保持装置。
  3. 【請求項3】 前記金属薄板の弛みの部分に対応する位
    置の前記第1の部分に、肩の部分に丸みを持たせた窪み
    を設けたことを特徴とする請求項2記載の真空保持装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1の部材に金属薄膜を付着させ、
    前記金属薄膜と前記金属薄板の幅方向の一端の表面を金
    属材料で接着したことを特徴とする請求項2又は請求項
    3記載の真空保持装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の部材又は前記第2の部材に接
    着された前記金属薄板の接着面の反対側の面と、それに
    対向する第2の部材又は第1の部材との間に緩衝材を装
    着したことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載
    の真空保持装置。
  6. 【請求項6】 前記金属薄板の厚さが0.3mm以下で
    あることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
    真空保持装置。
  7. 【請求項7】 ガラス窓から入る太陽熱を吸熱板で吸収
    し、前記吸熱板に密着して設けられた熱媒体を入れる管
    を備えた真空式太陽熱収集装置において、 前記請求項1〜6のいずれかに記載の真空保持装置を使
    用して、第1の部材の前記ガラス窓と第2の部材の筺体
    を真空封止したことを特徴とする真空式太陽熱収集装
    置。
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