JP2002349970A - 真空平板式太陽熱収集装置 - Google Patents
真空平板式太陽熱収集装置Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24S—SOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
- F24S80/00—Details, accessories or component parts of solar heat collectors not provided for in groups F24S10/00-F24S70/00
- F24S80/50—Elements for transmitting incoming solar rays and preventing outgoing heat radiation; Transparent coverings
- F24S80/54—Elements for transmitting incoming solar rays and preventing outgoing heat radiation; Transparent coverings using evacuated elements
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24S—SOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
- F24S25/00—Arrangement of stationary mountings or supports for solar heat collector modules
- F24S2025/01—Special support components; Methods of use
- F24S2025/011—Arrangements for mounting elements inside solar collectors; Spacers inside solar collectors
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/40—Solar thermal energy, e.g. solar towers
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 真空平板式太陽熱収集装置において、透明窓
と筐体の接着部分の真空保持力を強化し、筐体全体の機
械的強度を向上させる。 【解決手段】 筐体４の底板７と一体化された底板強化
板１０を設け、筐体４の縁辺部５と底板強化板１０との
間に支持枠１３を設けて、大気圧が透明窓３と縁辺部５
との接着面に掛かるようにした。
と筐体の接着部分の真空保持力を強化し、筐体全体の機
械的強度を向上させる。 【解決手段】 筐体４の底板７と一体化された底板強化
板１０を設け、筐体４の縁辺部５と底板強化板１０との
間に支持枠１３を設けて、大気圧が透明窓３と縁辺部５
との接着面に掛かるようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は太陽熱収集装置の構
造特に真空平板式太陽熱収集装置の真空を保持するのに
有効な構造に関するものである。
造特に真空平板式太陽熱収集装置の真空を保持するのに
有効な構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、真空平板式太陽熱収集装置におけ
る透明窓と金属筺体の構造に関しては、本願出願人によ
り特願２００１−１２３６２４号（以下特願と記す）と
して出願されている。
る透明窓と金属筺体の構造に関しては、本願出願人によ
り特願２００１−１２３６２４号（以下特願と記す）と
して出願されている。
【０００３】特願の真空平板式太陽熱収集装置は、太陽
光の熱を受ける金属の平板で構成した受熱板と、受熱板
を収容する１枚の薄い金属板を加工して容器状に形成し
た筐体と、筐体の上部を覆い、内部を真空に保持するた
めに接着された透明窓と、筐体の底板に載せられた支持
板と、支持板と透明窓の間に立てた複数の柱とを備えて
いる。
光の熱を受ける金属の平板で構成した受熱板と、受熱板
を収容する１枚の薄い金属板を加工して容器状に形成し
た筐体と、筐体の上部を覆い、内部を真空に保持するた
めに接着された透明窓と、筐体の底板に載せられた支持
板と、支持板と透明窓の間に立てた複数の柱とを備えて
いる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特願の
透明窓と筐体の接着部分には、接着面と垂直に１気圧の
大気圧以外には外部からの大きな力は掛かっていない。
また、この筺体の強度は主として透明窓と底板を繋ぐ柱
によって保たれているが、それ以外には殆ど筺体の機械
的強度を保持するものはない。
透明窓と筐体の接着部分には、接着面と垂直に１気圧の
大気圧以外には外部からの大きな力は掛かっていない。
また、この筺体の強度は主として透明窓と底板を繋ぐ柱
によって保たれているが、それ以外には殆ど筺体の機械
的強度を保持するものはない。
【０００５】本発明は特願の改良に関するもので、特願
の透明窓と筐体の接着部分の真空保持能力を強化するこ
とと、筐体の機械的強度を向上させることを課題とす
る。
の透明窓と筐体の接着部分の真空保持能力を強化するこ
とと、筐体の機械的強度を向上させることを課題とす
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため、本発明は、透明窓と筐体の底板に掛かる大気圧の
一部を利用して、透明窓と筺体縁辺部とが真空封止のた
めに接する部分に、真空封止を強化するため、真空封止
面と直角に大気圧による外力を加えるようにしたもので
ある。
ため、本発明は、透明窓と筐体の底板に掛かる大気圧の
一部を利用して、透明窓と筺体縁辺部とが真空封止のた
めに接する部分に、真空封止を強化するため、真空封止
面と直角に大気圧による外力を加えるようにしたもので
ある。
【０００７】真空封止をするのに、接着剤を用いる場合
は、その接着部分に大気圧による外力を加えるように
し、また、ゴム或いは金属等のガスケットを用いる場合
は、そのガスケットに大気圧による外力を加えるように
する。
は、その接着部分に大気圧による外力を加えるように
し、また、ゴム或いは金属等のガスケットを用いる場合
は、そのガスケットに大気圧による外力を加えるように
する。
【０００８】その外力を得るために、透明窓と底板に加
わっている大気圧を支えるために真空筺体の内部に設け
られた柱の内で、筐体の側板に最も近い柱と側板との間
隔を大きくして、透明窓と底板の周辺部に多くの大気圧
が掛かるようにする。その透明窓と底板の周辺部に掛か
っている大気圧を支えるために、底板強化板と支持枠を
設けたものである。
わっている大気圧を支えるために真空筺体の内部に設け
られた柱の内で、筐体の側板に最も近い柱と側板との間
隔を大きくして、透明窓と底板の周辺部に多くの大気圧
が掛かるようにする。その透明窓と底板の周辺部に掛か
っている大気圧を支えるために、底板強化板と支持枠を
設けたものである。
【０００９】底板強化板は真空筺体の外部の大気中にあ
って、少なくとも底板より面積が大きく、底板底面と一
体化されている。また、支持枠は底板強化板と、真空封
止のための接着面を形成している筺体縁辺部との間に設
けられ、底板強化板と共に透明窓と接着面に掛かる大気
圧を支えるようにする。
って、少なくとも底板より面積が大きく、底板底面と一
体化されている。また、支持枠は底板強化板と、真空封
止のための接着面を形成している筺体縁辺部との間に設
けられ、底板強化板と共に透明窓と接着面に掛かる大気
圧を支えるようにする。
【００１０】このようにすることによって、透明窓の周
辺部に掛かる大きな大気圧をこの支持枠で支えて透明窓
の破壊を防ぎ、且つこの支持枠によって透明窓と筺体と
の間にある接着面或いはガスケットに、この大きな大気
圧による力を掛けて、真空保持能力を強化することがで
きるようになる。また、この底板強化板と、筺体の縁辺
部に設置する支持枠とによって、筺体の剛性を増加さ
せ、筺体全体の機械的強度を増加させることができる。
辺部に掛かる大きな大気圧をこの支持枠で支えて透明窓
の破壊を防ぎ、且つこの支持枠によって透明窓と筺体と
の間にある接着面或いはガスケットに、この大きな大気
圧による力を掛けて、真空保持能力を強化することがで
きるようになる。また、この底板強化板と、筺体の縁辺
部に設置する支持枠とによって、筺体の剛性を増加さ
せ、筺体全体の機械的強度を増加させることができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】図１は本発明の第１の実施形態を
示す図で、（ａ）は平面図、（ｂ）はＡ−Ａ断面図であ
る。
示す図で、（ａ）は平面図、（ｂ）はＡ−Ａ断面図であ
る。
【００１２】図１において、１は太陽熱収集装置、２は
太陽光の熱を受ける受熱板、３は太陽熱収集装置１の上
部に設けられた太陽光を透過させる透明窓、４は透明窓
３を支え、受熱板２を内部に収容する筺体、５は筺体４
の一部をなす縁辺部、６は筺体４の側面部をなす側板、
７は筺体４の底部をなす底板、８は大気圧を支えるため
の柱、９は底板７の上に置かれた、柱８と共に大気圧を
支えるための金属製の支持板、１０は底板７の大気側の
面即ち底面と接着等によって一体となっている底板強化
板、１１は受熱板２にあけられた柱９を通すための穴、
１２は透明窓３と縁辺部５とを接合する接着剤、１３は
底板強化板１０と縁辺部５との間に設けられた支持枠、
１４は受熱板２から熱エネルギーを取り出すための熱媒
体を入れるパイプ、１５はパイプ１４へ熱媒体を送り込
む入力パイプ、１６は熱せられて熱エネルギーを持った
熱媒体を外へ出す出力パイプである。
太陽光の熱を受ける受熱板、３は太陽熱収集装置１の上
部に設けられた太陽光を透過させる透明窓、４は透明窓
３を支え、受熱板２を内部に収容する筺体、５は筺体４
の一部をなす縁辺部、６は筺体４の側面部をなす側板、
７は筺体４の底部をなす底板、８は大気圧を支えるため
の柱、９は底板７の上に置かれた、柱８と共に大気圧を
支えるための金属製の支持板、１０は底板７の大気側の
面即ち底面と接着等によって一体となっている底板強化
板、１１は受熱板２にあけられた柱９を通すための穴、
１２は透明窓３と縁辺部５とを接合する接着剤、１３は
底板強化板１０と縁辺部５との間に設けられた支持枠、
１４は受熱板２から熱エネルギーを取り出すための熱媒
体を入れるパイプ、１５はパイプ１４へ熱媒体を送り込
む入力パイプ、１６は熱せられて熱エネルギーを持った
熱媒体を外へ出す出力パイプである。
【００１３】筺体４は薄い１枚の金属板を加工して、縁
辺部５と側板６と底板７とが継ぎ目なしに一体となった
厚さ０．１〜０．５ｍｍ程度の皿型容器状の筺体４にな
るように形成されている。筺体４の内部はほぼ受熱板２
と同じ形状と大きさを持った偏平な容器状になってい
る。
辺部５と側板６と底板７とが継ぎ目なしに一体となった
厚さ０．１〜０．５ｍｍ程度の皿型容器状の筺体４にな
るように形成されている。筺体４の内部はほぼ受熱板２
と同じ形状と大きさを持った偏平な容器状になってい
る。
【００１４】筺体４の上部は巾１〜２ｃｍ程度の縁辺部
５を形成し、側面部は深さ１〜５ｃｍ位で形成され、側
板６は底部の底板７に繋がっている。縁辺部５は透明窓
の透明窓３の周辺部と接着剤の金属半田或いはガラス半
田や金属ガスケット等で気密に接合されている。
５を形成し、側面部は深さ１〜５ｃｍ位で形成され、側
板６は底部の底板７に繋がっている。縁辺部５は透明窓
の透明窓３の周辺部と接着剤の金属半田或いはガラス半
田や金属ガスケット等で気密に接合されている。
【００１５】透明窓３と底板７に掛かる大気圧を支える
柱８を、所定の位置に保つために、底板７とほぼ同じ形
状と大きさを持った支持板９が筺体４の内部の底板７の
上に載置される。支持板９は薄い筐体４より厚く形成さ
れ、底板７を補強して大気圧を支えるのにも役役立って
いる。
柱８を、所定の位置に保つために、底板７とほぼ同じ形
状と大きさを持った支持板９が筺体４の内部の底板７の
上に載置される。支持板９は薄い筐体４より厚く形成さ
れ、底板７を補強して大気圧を支えるのにも役役立って
いる。
【００１６】底板強化板１０は金属或いはプラスチック
で作られ、透明窓３とほぼ同じ面積を持ち、底板７の外
部に面する底面に、接着剤等で強固に一体化されてい
る。底板強化板１０は、大気圧に対する底板７の強度を
強化するのと、底板７に掛かる大気圧の一部を支持枠１
３を通じて、縁辺部５に掛けるのと二つの役目をする。
で作られ、透明窓３とほぼ同じ面積を持ち、底板７の外
部に面する底面に、接着剤等で強固に一体化されてい
る。底板強化板１０は、大気圧に対する底板７の強度を
強化するのと、底板７に掛かる大気圧の一部を支持枠１
３を通じて、縁辺部５に掛けるのと二つの役目をする。
【００１７】底板強化板１０をプラスチック例えばエポ
キシ樹脂で作った場合は、底板７と一緒にモールドし
て、一体化した形で作成することができる。この場合
は、支持枠１３も底板強化板１０と一緒にモールドして
一体化して作ることができる。
キシ樹脂で作った場合は、底板７と一緒にモールドし
て、一体化した形で作成することができる。この場合
は、支持枠１３も底板強化板１０と一緒にモールドして
一体化して作ることができる。
【００１８】支持枠１３は金属或いはプラスチックで作
られ、フレーム状で、断面積が縁辺部５の面積とほぼ等
しく形成される。
られ、フレーム状で、断面積が縁辺部５の面積とほぼ等
しく形成される。
【００１９】図２は第１の実施形態の一部拡大断面図
で、筺体４の一部を拡大して示しており、矢印は大気圧
の力の方向を示している。
で、筺体４の一部を拡大して示しており、矢印は大気圧
の力の方向を示している。
【００２０】１７は支持具で、柱８に取り付けられ、受
熱板２を支える役目をし、１８は底板７の底面と底板強
化板１０を接着する接着剤である。支持枠１３の底面も
底板強化板１０の周縁部に接着されているが、支持枠１
３の上面は筐体４の縁辺部５に密着しているだけで接着
はされていない。なお、底板強化板１０をプラスチック
で底板７と一体化して作成した場合は、接着剤１８は当
然不要である。
熱板２を支える役目をし、１８は底板７の底面と底板強
化板１０を接着する接着剤である。支持枠１３の底面も
底板強化板１０の周縁部に接着されているが、支持枠１
３の上面は筐体４の縁辺部５に密着しているだけで接着
はされていない。なお、底板強化板１０をプラスチック
で底板７と一体化して作成した場合は、接着剤１８は当
然不要である。
【００２１】図２に示したように底板強化板１０は底板
７と共に、図上で上下方向と左右方向の大気圧による力
を受けている。上下方向の力は柱９と支持枠１３によっ
て分散して受けている。左右方向の力は、側板６に掛か
る大気圧によって生ずるが、この力は透明窓３と底板強
化板１０によってほぼ半分ずつ分担して支えられてい
る。
７と共に、図上で上下方向と左右方向の大気圧による力
を受けている。上下方向の力は柱９と支持枠１３によっ
て分散して受けている。左右方向の力は、側板６に掛か
る大気圧によって生ずるが、この力は透明窓３と底板強
化板１０によってほぼ半分ずつ分担して支えられてい
る。
【００２２】底板強化板１０は底板７に、大気圧によっ
て押し付けられているが、同時に接着剤１８によって強
固に一体化されている。それによって、底板７に掛かる
左右方向の力は底板強化板１０によって支えられる。
て押し付けられているが、同時に接着剤１８によって強
固に一体化されている。それによって、底板７に掛かる
左右方向の力は底板強化板１０によって支えられる。
【００２３】以上のように第１の実施形態によれば、筐
体４の底板７と一体化された底板強化板１０と、筐体４
の縁辺部５と底板強化板１０との間に設けた支持枠１３
とを備えたので、透明窓３と底板７に掛かる大きな大気
圧の一部を利用して、透明窓３と縁辺部５に、大きな圧
力をかけることができるので、その二つの部材の間にあ
る接着剤１２にも大きな圧力を掛けることができる。こ
の圧力は大気圧によるものであるから、長期間に亙って
安定に掛けられるので、接着を強固に長時間維持するの
に役立つ効果がある。
体４の底板７と一体化された底板強化板１０と、筐体４
の縁辺部５と底板強化板１０との間に設けた支持枠１３
とを備えたので、透明窓３と底板７に掛かる大きな大気
圧の一部を利用して、透明窓３と縁辺部５に、大きな圧
力をかけることができるので、その二つの部材の間にあ
る接着剤１２にも大きな圧力を掛けることができる。こ
の圧力は大気圧によるものであるから、長期間に亙って
安定に掛けられるので、接着を強固に長時間維持するの
に役立つ効果がある。
【００２４】図３は本発明の第２の実施形態の一部拡大
断面図である。図２では、底板強化板１０と支持枠１３
を別個に作成し、接着して一体化しているが、第２の実
施形態では、底板強化板２０と支持枠２３を同じプラス
チックで一緒に樹脂モールドして一体化している。従っ
て、底板強化板２０と支持枠２３は一体になってプラス
チックで容器状に形成される。
断面図である。図２では、底板強化板１０と支持枠１３
を別個に作成し、接着して一体化しているが、第２の実
施形態では、底板強化板２０と支持枠２３を同じプラス
チックで一緒に樹脂モールドして一体化している。従っ
て、底板強化板２０と支持枠２３は一体になってプラス
チックで容器状に形成される。
【００２５】図３では、柱２８の先端を突起状にとがら
して、支持板２９に開けた穴にその先端を係合して固定
する例を示している。
して、支持板２９に開けた穴にその先端を係合して固定
する例を示している。
【００２６】以上のように第２の実施形態によれば、第
１の実施形態の効果に加えて、底板強化板２０と支持枠
２３を樹脂モールドにより一体に形成するので、製造が
容易であるという効果がある。
１の実施形態の効果に加えて、底板強化板２０と支持枠
２３を樹脂モールドにより一体に形成するので、製造が
容易であるという効果がある。
【００２７】透明窓３と筺体４との真空封止は図２に示
した接着剤１２による封止以外に、ガスケットによる真
空封止も用いられるが、この場合も大気圧による圧力を
利用する方法は長期の安定性に優れている。この特長は
太陽熱収集装置のように、長期に亙って使用する機器に
とっては大変重要な特長である。
した接着剤１２による封止以外に、ガスケットによる真
空封止も用いられるが、この場合も大気圧による圧力を
利用する方法は長期の安定性に優れている。この特長は
太陽熱収集装置のように、長期に亙って使用する機器に
とっては大変重要な特長である。
【００２８】図４は本発明の第３の実施形態を示す部分
断面図で、透明窓と筐体をゴムガスケットにより真空封
止した例を示している。
断面図で、透明窓と筐体をゴムガスケットにより真空封
止した例を示している。
【００２９】３１はゴムガスケット、３２はガスケット
ホルダー、３３は支持枠、３４は接着剤である。ゴムガ
スケット３１には常時適当な圧力を掛けておく必要があ
り、平均的に一定の圧力を掛けて、ゴムガスケット３１
を過剰に押し潰さないようにするには、ガスケットホル
ダー３２を用いるのが一般的方法である。
ホルダー、３３は支持枠、３４は接着剤である。ゴムガ
スケット３１には常時適当な圧力を掛けておく必要があ
り、平均的に一定の圧力を掛けて、ゴムガスケット３１
を過剰に押し潰さないようにするには、ガスケットホル
ダー３２を用いるのが一般的方法である。
【００３０】しかし、ゴムガスケット３１とそのホルダ
ー３２は真空封止には役立つが、透明窓３と筺体４を機
械的に安定に繋ぐのには役立たないので、ガスケット以
外にこの両者を繋ぐ機構が必要である。
ー３２は真空封止には役立つが、透明窓３と筺体４を機
械的に安定に繋ぐのには役立たないので、ガスケット以
外にこの両者を繋ぐ機構が必要である。
【００３１】一般的に透明窓３には価格、性能の点から
平板ガラスを用いるのが合理的であるが、平板ガラス
に、これを筺体４に固定するための穴等の加工をするの
は難しくて、透明窓３の価格を上昇させる。
平板ガラスを用いるのが合理的であるが、平板ガラス
に、これを筺体４に固定するための穴等の加工をするの
は難しくて、透明窓３の価格を上昇させる。
【００３２】透明窓３を平板のままで穴加工等をせず
に、筺体４と一体化するには、透明窓３と筺体４とを図
４に示したように、接着剤３４の接着面積を十分にとっ
て完全に固定するように接着するのが優れた方法であ
る。
に、筺体４と一体化するには、透明窓３と筺体４とを図
４に示したように、接着剤３４の接着面積を十分にとっ
て完全に固定するように接着するのが優れた方法であ
る。
【００３３】この場合、接着剤３４が透明窓３と筺体４
との間隔を広げるようなことがあると、ゴムガスケット
３１にかかる圧縮力が弱まり、真空封止が破れることが
あるので、接着剤３４にはゴムガスケット３１より柔軟
性に富む材料を選び、ゴムガスケット３１に掛かる大気
圧を減らさないようする。
との間隔を広げるようなことがあると、ゴムガスケット
３１にかかる圧縮力が弱まり、真空封止が破れることが
あるので、接着剤３４にはゴムガスケット３１より柔軟
性に富む材料を選び、ゴムガスケット３１に掛かる大気
圧を減らさないようする。
【００３４】このように構成した場合には、支持枠３３
の上面が筐体４の縁辺部５と接触して、透明窓３と支持
枠３３に掛かる大気圧がゴムガスケット３１と接着剤３
４に掛かり、透明窓３と筐体４は長期間安定して真空封
止される。
の上面が筐体４の縁辺部５と接触して、透明窓３と支持
枠３３に掛かる大気圧がゴムガスケット３１と接着剤３
４に掛かり、透明窓３と筐体４は長期間安定して真空封
止される。
【００３５】図５は本発明の第４の実施形態を示す部分
断面図で、透明窓と筐体をゴムガスケットにより真空封
止した他の例を示している。
断面図で、透明窓と筐体をゴムガスケットにより真空封
止した他の例を示している。
【００３６】第３の実施形態の接着剤３４に代えて、ゴ
ムガスケット３１より柔軟性に富むゴム板４１を透明窓
３と筺体４の間に置き、そのゴム板４１を挟んで、図５
のようにその上下両側に接着剤４２を設けたものを使用
して、透明窓３と筺体４の縁辺部５とを固定する。
ムガスケット３１より柔軟性に富むゴム板４１を透明窓
３と筺体４の間に置き、そのゴム板４１を挟んで、図５
のようにその上下両側に接着剤４２を設けたものを使用
して、透明窓３と筺体４の縁辺部５とを固定する。
【００３７】以上のように第３及び第４の実施形態によ
れば、第１の実施形態の効果に加えて、ゴムガスケット
３１を使用することにより、より確実に真空封止をする
ことができる。
れば、第１の実施形態の効果に加えて、ゴムガスケット
３１を使用することにより、より確実に真空封止をする
ことができる。
【００３８】図６は本発明の第５の実施形態を示す部分
断面図で、透明窓と筐体を金属ガスケットにより真空封
止した例を示している。
断面図で、透明窓と筐体を金属ガスケットにより真空封
止した例を示している。
【００３９】第５の実施形態はゴムガスケット３１の代
わりに、金属ガスケットを用いたもので、５１は金属ガ
スケットの金属リング、５２は接着剤である。金属ガス
ケットとしては、金属製の中空リング或いは同じ働きを
するヘリコフレックス中空リングを用いるのが良い。
わりに、金属ガスケットを用いたもので、５１は金属ガ
スケットの金属リング、５２は接着剤である。金属ガス
ケットとしては、金属製の中空リング或いは同じ働きを
するヘリコフレックス中空リングを用いるのが良い。
【００４０】以上のように第５の実施形態によれば、上
記した実施形態の効果に加えて、真空封止をより完全に
することができる。
記した実施形態の効果に加えて、真空封止をより完全に
することができる。
【００４１】
【発明の効果】上記したように、本発明によれば、１枚
の金属板を加工して、縁辺部、側板及び底板を一体とし
て切れ目なく形成することによって、真空保持能力が非
常に高い筺体を得ることができ、更に、底板強化板及び
支持枠を設けることにより、真空封止部分に大気圧によ
る大きな圧力を掛けて真空封止を長期に亙って安定に保
持すると共に、筐体の機械的強度を高めることができて
その効果は大である。
の金属板を加工して、縁辺部、側板及び底板を一体とし
て切れ目なく形成することによって、真空保持能力が非
常に高い筺体を得ることができ、更に、底板強化板及び
支持枠を設けることにより、真空封止部分に大気圧によ
る大きな圧力を掛けて真空封止を長期に亙って安定に保
持すると共に、筐体の機械的強度を高めることができて
その効果は大である。
【図１】本発明の第１の実施形態を示す図である。
【図２】第１の実施形態の一部拡大断面図である。
【図３】本発明の第２の実施形態の一部拡大断面図であ
る。
る。
【図４】本発明の第３の実施形態を示す部分断面図であ
る。
る。
【図５】本発明の第４の実施形態を示す部分断面図であ
る。
る。
【図６】本発明の第５の実施形態を示す部分断面図であ
る。
る。
１ 太陽熱収集装置 ２ 受熱板 ３ 透明窓 ４ 筐体 ５ 縁辺部 ６ 側板 ７ 底板 ８，２８ 柱 ９，２９ 支持板 １０，２０ 底板強化板 １２，３４，４２ 接着剤 １３，２３，３３ 支持枠 ３１ ゴムガスケット ３２ ガスケットホルダー ４１ ゴム板 ５１ 金属リング
Claims (10)
- 【請求項１】 太陽光の熱を受ける金属の平板で構成し
た受熱板と、 前記受熱板を収容する１枚の金属板を加工して容器状に
形成した筐体と、 前記筐体の上部を覆い、前記筐体の内部を真空に保持す
るために前記筐体の縁辺部と接合された透明窓と、 前記筐体の底板底面と一体化された底板強化板と、 前記筐体の縁辺部と前記底板強化板との間に設けた支持
枠とを備えたことを特徴とする真空平板式太陽熱収集装
置。 - 【請求項２】 前記筐体の底板と同等の大きさで、前記
筐体より厚い支持板を前記底板上に載置し、前記支持板
と透明窓との間でかつ中央部分に複数本の柱を立て、前
記柱と筐体の側板との間隔を大きくして前記透明窓と底
板の周辺部に多くの大気圧が掛かるようにしたことを特
徴とする請求項１記載の真空平板式太陽熱収集装置。 - 【請求項３】 前記底板強化板を金属又はプラスチック
で形成し、前記支持枠と一体化したことを特徴とする請
求項１又は２記載の真空平板式太陽熱収集装置。 - 【請求項４】 前記支持枠を金属又はプラスチックで形
成し、前記底板強化板と一体化したことを特徴とする請
求項１又は２記載の真空平板式太陽熱収集装置。 - 【請求項５】 前記支持枠と底板強化板とを樹脂モール
ドで一体に形成したことを特徴とする請求項１又は２記
載の真空平板式太陽熱収集装置。 - 【請求項６】 前記透明窓と筐体の縁辺部とを、接着剤
により接着して真空封止したことを特徴とする請求項１
〜５のいずれかに記載の真空平板式太陽熱収集装置。 - 【請求項７】 前記透明窓と筐体の縁辺部とを、接着剤
により機械的に結合し、ガスケットにより真空封止した
ことを特徴とする請求項１〜５のいずれかに記載の真空
平板式太陽熱収集装置。 - 【請求項８】 前記ガスケットがゴムガスケットであ
り、前記接着剤を前記ゴムガスケットより柔軟な材料に
したことを特徴とする請求項７記載の真空平板式太陽熱
収集装置。 - 【請求項９】 前記ガスケットがゴムガスケットであ
り、前記接着剤を前記ゴムガスケットより柔軟な材料で
形成されたゴム板の両側に設けて前記透明窓と筐体の縁
辺部とを接着したことを特徴とする請求項７記載の真空
平板式太陽熱収集装置。 - 【請求項１０】 前記ガスケットが金属ガスケットであ
ることを特徴とする請求項７記載の真空平板式太陽熱収
集装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001197478A JP4752040B2 (ja) | 2001-05-25 | 2001-05-25 | 真空平板式太陽熱収集装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001197478A JP4752040B2 (ja) | 2001-05-25 | 2001-05-25 | 真空平板式太陽熱収集装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002349970A true JP2002349970A (ja) | 2002-12-04 |
| JP4752040B2 JP4752040B2 (ja) | 2011-08-17 |
Family
ID=19035072
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001197478A Expired - Fee Related JP4752040B2 (ja) | 2001-05-25 | 2001-05-25 | 真空平板式太陽熱収集装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4752040B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101603737A (zh) * | 2008-06-12 | 2009-12-16 | 施国梁 | 用负压源为太阳能系统提供真空隔热的方法及设备 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000055481A (ja) * | 1998-08-17 | 2000-02-25 | Kokusai Gijutsu Kaihatsu Kk | 真空保持装置及び真空式太陽熱収集装置 |
-
2001
- 2001-05-25 JP JP2001197478A patent/JP4752040B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101603737A (zh) * | 2008-06-12 | 2009-12-16 | 施国梁 | 用负压源为太阳能系统提供真空隔热的方法及设备 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4752040B2 (ja) | 2011-08-17 |
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