JP2000055450A - 火炎伝送防止装置 - Google Patents

火炎伝送防止装置

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JP2000055450A
JP2000055450A JP10221239A JP22123998A JP2000055450A JP 2000055450 A JP2000055450 A JP 2000055450A JP 10221239 A JP10221239 A JP 10221239A JP 22123998 A JP22123998 A JP 22123998A JP 2000055450 A JP2000055450 A JP 2000055450A
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JP
Japan
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flame
movable frame
frame
fixed frame
gap
Prior art date
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Pending
Application number
JP10221239A
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English (en)
Inventor
Haruo Iwasaki
治男 岩崎
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TOOSETSU KK
Original Assignee
TOOSETSU KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 メンテナンスが容易で、最良のコンディショ
ンに保ち得る火炎伝送防止装置の提供。 【解決手段】 上下の枠板15a間に断面半円形状の遮
断体17を一定の隙間をあけ並設して成る可動枠15に
対向すると共に、遮断体17の隙間に対向するようにし
て、上下の枠板14a間に同様に防止体16を並設して
成る固定枠14aを設ける。可動枠15と固定枠14の
隙間18、19を一定に保つことにより遮断体16、1
7間の隙間18、19を経由して排気の通過を許容し排
気温度が一定温度以上になると、温度ヒューズが溶け可
動枠15をスプリング20で固定枠14側に引き寄せ遮
断体16、17間の隙間18、19を閉じ火炎通過を阻
止する。この構造の火炎伝送防止装置12をグリスフィ
ルタの前面又は内側に取り付けておく。かくして簡単に
メンテナスが可能で、常時最良のコンディションに保ち
得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防火・防煙を目的
として、排気フード内のグリスフィルター部分において
高温排気又は火炎を遮断する火炎伝送防止装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】業務用の調理場に設置されたグリスフィ
ルター付の排気フードから排出される排気を排気ダクト
を用いて屋外に排出する場合、排気ダクト内に付着した
油脂分に火が着いたり、この油脂分から煙が出るのを防
止する目的で、火炎伝送防止装置を取り付けることが義
務化されている。
【0003】図10に、従来の火炎伝送防止装置を示
す。この図10において、1は排気フード、2は排気フ
ード1内に取り付けられたグリスフィルター、3は排気
ダクト、4は排気ダクト3の入口を少し入った部分に取
り付けられた火炎伝送防止装置であって、この火炎伝送
防止装置4は、図11(イ)に示すように、多数の羽根
板5…が正常時は開放していて、高温排気又は火炎、例
えば180℃を温度ヒューズ7が検出すると、スプリン
グの力で図11(ロ)に示すように閉じ、高温排気又は
火炎を遮断する構造である。図12(イ)(ロ)は温度
ヒューズ7の構造を示すもので、2枚のプレート7a、
7bを鉛8で接着していて、この鉛8が溶けるとプレー
ト7a、7bが離れて羽根板5…がスプリングの力で閉
じるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の火
炎防止装置においては、次のような欠点がある。 1.火炎伝送防止装置4はダクト工事と厨房工事との間
に位置するため、設置されないケースがある。 2.火炎伝送防止装置4は、通常天井裏に位置するた
め、常時メンテナンスができない。
【0005】3.グリスフィルター2で油脂分を除去し
ていても、経時的には火炎伝送防止装置4の羽根板5…
を含む可動部分に油脂分が付着し、これが固化してしま
うことから、いざと云う時に円滑な作動を阻害して火炎
伝送防止装置4が駆動しないか、駆動しても完全に締ま
るまでに時間がかかることがある。
【0006】4.1枚1枚の羽根板5…に油脂分が付着
するため、閉じたときに、羽根板5…同士が完全に密着
せず、隙間が出来てしまうことがある。 5.既設の設備に対しては取り付けが困難である。本発
明の目的は、上記1〜5に記述した課題を全て解決する
火炎伝送防止装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、火炎伝送防止装
置において、枠板間に断面半円形状の火炎遮断体を一定
の隙間をあけて並設して成る可動枠と、前記可動枠の火
炎遮断体の隙間に対向するようにして、一定の隙間をあ
けて断面半円形状の火炎防止体を枠板間に並設して成る
固定枠と、前記可動枠と固定枠の間隔を一定に保つこと
により、前記火炎遮断体間の隙間を経由して排気の通過
を許容し、排気温度が一定温度以上になると、前記可動
枠を固定枠側に接近させることにより、火炎遮断体間の
隙間を閉じて火炎の通過を阻止する構成の可動枠駆動装
置と、から成ることを特徴とするものである。
【0008】更に、請求項2記載の発明においては、請
求項1記載の発明において、火炎遮断体が長尺の断面コ
字状から成ることを特徴とするものである。
【0009】更に、請求項3に記載の発明においては、
請求項1記載の発明において、火炎遮断体が長尺の断面
三角形状から成ることを特徴とするものである。
【0010】更に、請求項4に記載の発明においては、
請求項1又は2又は3記載の発明において、可動枠と固
定枠間に双方を引き寄せるように作用するスプリングを
取り付け、排気温度が一定温度以上に上昇したときに、
この排気温度により温度ヒューズが溶融して可動枠と固
定枠との固定を解除し、前記スプリングの作用で可動枠
を固定枠側に接近させて火炎遮断体間の隙間を閉じる可
動枠駆動装置を取り付けたことを特徴とするものであ
る。
【0011】更に、請求項5に記載の発明においては、
請求項1及び2及び3記載の発明において、可動枠と固
定枠間に双方を引き寄せるように作用するスプリングを
取り付け、排気温度が一定温度以上に上昇したときに、
この排気温度によりバイメタル又は形状記憶合金が変形
して可動枠と固定枠との固定を解除し、前記スプリング
の作用で可動枠を固定枠側に接近させて火炎遮断体の隙
間を閉じるように構成したことを特徴とするものであ
る。
【0012】
【作用】通常時においては、可動枠と固定枠の間隔は一
定に保たれていて、排気は火炎遮断体間の隙間からグリ
スフィルターを通って排気ダクト側に流れる。一方、排
気温度が一定(設定)温度以上に上昇すると、可動枠駆
動装置の温度ヒューズが溶融又はバイメタル又は形状記
憶合金が変形して可動枠の固定を解除する。この解除に
より、可動枠はスプリングの作用で固定枠側に移動し、
互いに火炎遮断体間の隙間が閉じられる。この結果、高
温排気(火炎)が排気ダクト内に流れ込むのが阻止され
て火災等の発生が未然に防止される。
【0013】
【実施例1】本実施例は、請求項1及び4に対応してお
り、図1〜図6に基づいてその詳細を説明する。図1
は、グリスフィルター付レンジフード10とこのレンジ
フード10において、グリスフィルター11の前面にビ
ス或いは固定枠等を用いて着脱自在に取り付けられた火
炎伝送防止装置12と、排気ダクト13を示すものであ
る。
【0014】図2は火炎伝送防止装置12の斜視図であ
って、この火炎伝送防止装置12は、固定枠14と可動
枠15を対向させると共に、固定枠14と可動枠15に
は、上下の枠板14a、15a間に断面半円形状の火炎
遮断体16、17が夫々隙間18、19を開けて、その
上、互いに隙間18、19を跨ぎ、対向するようにして
固定されている。又、固定枠14と可動枠15は、その
両サイドでスプリング20により互いに引き寄せられて
いる。
【0015】21は固定枠14側の火炎遮断体16の中
央に固定された支持板、22は可動枠15側の火炎遮断
体17の中央に固定された支持板であって、この支持板
21と22は、図2及び図4、図6に示すように、L字
状に折り曲げられた先端が温度ヒューズ(ハンダ)23
で固定されていて、前記スプリング20の引き寄せ作用
を止めており、火炎遮断体16と17間の隙間18、1
9を開き、図3、図4において、矢印に示すように排気
の通過を許容している。
【0016】上記実施例において、通常の場合、固定枠
14と可動枠15は支持板21、22が温度ヒューズ2
3で固定されているため、スプリング20に抗して隙間
18、19が開いていて、排気の通過を許容している
が、例えばガステーブルの天ぷらなべの油に火が移り、
排気温度が上昇すると、この熱で温度ヒューズ23が溶
融し、支持板21、22の固定が離れる。この結果、可
動枠15がスプリング20の作用で固定枠14側に引き
寄せられて、双方の火炎遮断体16、17が図5に示す
ように閉じて排気(火炎)の通過を阻止し、火炎が排気
ダクト13側に流入するのを防止する。
【0017】図7(a)(b)は、支持板21、22の
先端にバイメタル24を取り付け、このバイメタル24
が温度で変位したときに支持板21、22同士の係合が
外れ、可動枠15が移動して火炎遮断体16、17が閉
じるように構成した実施例である。
【0018】図8(a)〜(d)は一方の支持板21の
先端にバイメタル製のフック25を形成し、他方の支持
板22の先端にリング27付の回転止め具26を取り付
け、通常時は(b)から(c)に示すようにリング27
をフック25に引っ掛けて支持板21、22同士を固定
し、火炎等で(d)に示すようにフック25が水平方向
に変形すると、リング27が外れて支持板21、22同
士が離れ、可動枠15が移動して火炎遮断体16、17
が閉じる構成の実施例である。図7及び図8の実施例に
よると、バイメタル(フック25)が冷却されて元の形
状に復帰することで、何度でも使用することができる。
なお、バイメタルに代えて、形状記憶合金を用いても同
様の作用効果を得ることができる。
【0019】図9(a)は火炎遮断体16、17を断面
コ字状に形成した請求項2の実施例、(b)は三角形状
に形成した請求項3の実施例である。なお、上記実施例
は、火炎伝送防止装置12をグリスフィルター11の前
面に取り付けているが、反対にグリスフィルター11の
内側に取り付けてもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上のように、火炎遮断体で火
炎の伝送を防止する火炎伝送防止装置をグリスフィルタ
ーの前面又は内側に取り付けて火炎、又は高温排気の伝
送を防止するため、次の効果を奏する。 1.グリスフィルターは定期的にメンテナンスを行うよ
うになっているため、この時に併せて火炎伝送防止装置
のメンテナンスを行うことができるので、火炎伝送防止
装置を常に最良のコンデションに保つことができる。 2.火炎伝送防止装置をグリスフィルターの前面に取り
付けた場合、作動状態が外見上すぐ判る。
【0021】3.可動枠全体がそのままスプリングの力
で移動するため、油脂分の付着により作動が円滑に行わ
れなくなるということがない。 4.既設のグリスフィルターの前面又は内側に取り付け
て使用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る火炎伝送防止装置付レンジフード
の説明図。
【図2】火炎伝送防止装置の説明図。
【図3】火炎伝送防止装置の側面図。
【図4】火炎伝送防止装置の断面図。
【図5】火炎伝送防止装置が作動した状態の説明図。
【図6】温度ヒューズの説明図。
【図7】バイメタルで作動する実施例の説明図。
【図8】バイメタルと回転止め具で作動する実施例の説
明図。
【図9】火炎遮断体の実施例の説明図。
【図10】従来の火炎伝送防止装置の説明図。
【図11】従来の火炎伝送装置において(a)はシャッ
ターが開いている状態、(b)は閉じた状態の説明図。
【図12】従来の温度ヒューズとこの作用の説明図。
【符号の説明】
10 グリスフィルター付レンジフード 11 グリスフィルター 12 火炎伝送防止装置 13 排気ダクト 14 固定枠 15 可動枠 16、17 火炎遮断体 18、19 隙間 20 スプリング 21、22 支持板 23 温度ヒューズ(ハンダ) 24 バイメタル 25 フック 26 回転止め具 27 リング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠板間に断面半円形状の火炎遮断体を一
    定の隙間をあけて並設して成る可動枠と、 前記可動枠の火炎遮断体の隙間に対向するようにして、
    一定の隙間をあけて断面半円形状の火炎防止体を枠板間
    に並設して成る固定枠と、 前記可動枠と固定枠の間隔を一定に保つことにより、前
    記火炎遮断体間の隙間を経由して排気の通過を許容し、
    排気温度が一定温度以上になると、前記可動枠を固定枠
    側に接近させることにより、火炎遮断体間の隙間を閉じ
    て火炎の通過を阻止する構成の可動枠駆動装置と、から
    成る火炎伝送防止装置。
  2. 【請求項2】 火炎遮断体が長尺の断面コ字状から成る
    請求項1記載の火炎伝送防止装置。
  3. 【請求項3】 火炎遮断体が長尺の断面三角形状から成
    る請求項1記載の火炎伝送防止装置。
  4. 【請求項4】 可動枠と固定枠間に双方を引き寄せるよ
    うに作用するスプリングを取り付け、排気温度が一定温
    度以上に上昇したときに、この排気温度により温度ヒュ
    ーズが溶融して可動枠と固定枠との固定を解除し、前記
    スプリングの作用で可動枠を固定枠側に接近させて火炎
    遮断体間の隙間を閉じる可動枠駆動装置を取り付けて成
    る請求項1又は2又は3記載の火炎伝送防止装置。
  5. 【請求項5】 可動枠と固定枠間に双方を引き寄せるよ
    うに作用するスプリングを取り付け、排気温度が一定温
    度以上に上昇したときに、この排気温度によりバイメタ
    ル又は形状記憶合金が変形して可動枠と固定枠との固定
    を解除し、前記スプリングの作用で可動枠を固定枠側に
    接近させて火炎遮断体の隙間を閉じるように構成して成
    る請求項1又は2又は3記載の火炎伝送防止装置。
JP10221239A 1998-08-05 1998-08-05 火炎伝送防止装置 Pending JP2000055450A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012520121A (ja) * 2009-03-13 2012-09-06 サンコーク・テクノロジー・アンド・デベロツプメント・エルエルシー 原位置で清掃される火の粉よけ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012520121A (ja) * 2009-03-13 2012-09-06 サンコーク・テクノロジー・アンド・デベロツプメント・エルエルシー 原位置で清掃される火の粉よけ

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