JP2006122286A - 消火装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】火点を確実に覆い尽くすと共に構造を簡単にしてコストを低減する。
【解決手段】 パラシュート型の消火装置1は、監視対象領域の直上に設置する取付マグネット3を備えた本体ベース2と、本体ベース2に設置され、所定温度に達した際に溶融して分解する感熱分解部6を備えた保持金具5と、保持金具5に折り畳み状態で保持され、保持金具5から落下した際に開いて監視対象領域を覆うパラシュート10と、本体ベース2に係止され、パラシュート10を保持した保持金具5の周囲を覆う本体カバー11とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、てんぷら油の加熱等による台所の油火災を消火する住宅用の消火装置に関する。
従来、住宅用の消火装置としては、居室の火災を想定したスプリンクラー消火設備、厨房の火災を想定したレンジフード消火装置、消火器等が商品化されている。例えば、スプリンクラー消火設備の場合、レンジの天井部に設置したスプリンクラーヘッドの感熱作動によって水道に接続された消火水が自動的に放出される。またレンジフード消火装置の場合は、コンロ上部のレンジフード内に設置した感熱部が溶解して自助的に消火剤が放出される。
特開平8−107942号公報 特開平11−221297号公報 特開平5−146522号公報 特開2002−291924号公報 実開平5−7252号公報
しかしながら、このような従来の消火装置にあっては次のような問題がある。まずスプリンクラー消火設備は、コストが高く広く普及することが難しく、基本的には新築住宅に対しての設備であり、既存住宅に設置することが大変難しい。また、一度放出されると大きな水損が避けられない。更に、住宅内の改装、レイアウト変更に対して、ヘッド配置の変更との適切な対策が立てにくい。
またレンジフード消火設備は、消火剤の保存量に限界があるため、消火できない場合のリスクがある。更に、消火器の場合には、一人が操作するため、熟練度、訓練による慣れが必要があり、人がいても確実に消せるかの保証がない。
このような問題を解決するため本願発明者等にあっては、消火装置本体を例えば台所のレンジ上方でレンジフードの下となる壁面に設置し、調理中に天ぷら油に引火して燃え上がったような場合、センサにより油温度が発火温度を越えたことを検知して本体内に折り畳み状態で収納している防火布製のパラシュートをレンジに向けてバネの力等により放出して展開し、引火した天ぷら鍋を覆うことにより酸素の供給を遮断し、火災を抑制し、更には窒息消火を可能とする消火装置を提案している(特願2004−144722号)。
このようなパラシュート型の消火装置にあっては、展開したパラシュートにより火点を覆い尽くすことが確実に消火するために必要であり、この点が解決課題として残されている。また消火装置の普及を図るため、消火装置としての機能を損なうことなく構造を簡略化してコストの低減を図ることも重要である。
本発明は、火点を確実に覆い尽くすと共に構造を簡単にしてコストを低減するパラシュート型の消火装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するため本発明は次のように構成する。本発明の消火装置は、監視対象領域の直上に設置する取付部材を備えた本体ベースと、本体ベースに設置され、所定温度に達した際に溶融して分解する感熱分解部を備えた保持金具と、保持金具に折り畳み状態で保持され、保持金具から落下した際に開いて監視対象領域を覆うパラシュートと、本体ベースに係止され、パラシュートを保持した保持金具の周囲を覆う本体カバーとを備えたことを特徴とする。
ここで、本体ベースの取付部材は、レンジフードの下部に吸着固定するマグネット部材である。また本体ベースの取付部材は、一端を壁面に固定し、他端を本体ベースに固定した水平回りに回動自在なリンクアームとしても良い。
保持金具は、一対のL字型プレートを有し、一対のL字型プレートを向かい合わせた状態で下部先端を所定温度への到達で溶融する低温溶融金属により固着した組立状態で各L字型プレートの上端を本体ベースの側端に係着した構造とする。
本発明の別の形態となる消火装置にあっては、監視対象領域の直上に設置する取付部材を備え、下向きに開閉自在な中空構造の本体ケースと、本体ケースを閉鎖状態に固定すると共に所定温度に達した際に溶融して前記本体ケースを開放させる感熱分解部と、保持金具に折り畳み状態で保持され、本体ケースから落下した際に開いて監視対象領域を覆うパラシュートとを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、消火装置の本体ベースを例えば台所のレンジフードの下部に例えばマグネット部材により吸着固定することで、火点の直上に設置することができ、調理中に天ぷら油に引火して燃え上がったような場合、保持金具を組立状態に固定している感熱分解構造のハンダヒューズなどの溶融で分解させて折り畳み状態で収納している防火布製のパラシュートを直下のレンジに向けて落下させることで展開し、引火した天ぷら鍋を覆うことにより酸素の供給を遮断し、火災を抑制し、更には窒息消火を可能とする。
また天ぷら油の引火で燃え上がった炎を放出して開いたパラシュートで覆うことで炎を押さえ込むことから、炎に妨げられることなく、安全にガスを止めることができる。
また折り畳み状態で収納しているパラシュートの保持を保持部材の熱分解により落下させて開かせるという簡単な構造であり、コスト的に安価にできる。
図1は本発明による消火装置の説明図である。図1において、本発明の消火装置1は樹脂成形や鋼板などにより作られた本体ベース2を有し、本体ベース2の上部中央に取付部材として機能する取付マグネット3を設けている。取付マグネット3は本発明の消火装置1をレンジフードの下部に取付け、消火装置1を消火対象とする火点の直上に配置する。
取付マグネット3の左側にはリンク取付ネジ穴4が設けられ、ここに後の説明で明らかにするように、壁面に固定した取付リンクアームの先端を固定し、リンクアームにより消火装置1を火点の直上に配置できるようにしている。
本体ベース2に対しては保持金具5が装着されている。保持金具5はL字形に屈曲した金属プレートであり、一対の保持金具5を1組として組み立てられている。即ち、L字形の保持金具5を向かい合わせた状態で底部先端を重ね合せ、この重ね合わせ部分を例えば半田ヒューズなどにより固着して感熱分解部6を構成している。
感熱分解部6は火点からの炎による熱を受けて分解する。例えば天ぷら鍋を調理する際の油の発火点温度が360°〜380°Cであるが、その直上に設置されている感熱分解部の作動温度を例えば200℃の作動温度を設定し、200℃を超える熱を受けたときに感熱分解部6が溶けて一対の保持金具5の組み立て状態を分解させるようにしている。
感熱分解部6により組み立てられた保持金具5は、上端をL字形に屈曲することで本体ベース2に対する係着部7を形成し、この係着部7により本体ベース2の周縁部に係着支持されている。また保持金具5の上部先端にはバネ係止部8が起立され、このバネ係止部8の間に開放バネ9を装着し、開放バネ9の圧縮力により感熱分解部6により組み立てられた一対の保持金具5を分解方向に付勢している。
保持金具5の中には、パラシュート10が折り畳み状態で収納されている。保持金具5に対するパラシュート10の収納状態で、本体ベース2に対しては下側から本体カバー11が装着されている。
本体カバー11は上部に開口した箱型形状を持ち、上部開口部にカバー取付爪12を4箇所に設けており、カバー取付爪12により本体ベース2に取り付けられる。本体カバー11は保持金具5に収納されたパラシュート10に対する外部からの埃の付着を防止する役割をはたしている。火点からの熱により感熱分解部6が溶けて保持金具5が分解した際に、保持金具5が開放バネ9の力により外側に開放されるため、この開放動作で本体カバー11は装置から弾き飛ばされるようになっている。
図2は本発明の消火装置のリンクアームによる取付構造を示した説明図である。図2において、本発明の消火装置1は本体ベース2の上部にリンク取付ネジ穴4を設けている。消火装置1を火点の直上に設置する際に、例えばレンジフードが設置されておらず、取付マグネット3が取付ができない場合には、取付リンクアーム13を使用する。
取付リンクアーム13は壁面固定部14、リンク16、20から構成される。壁面固定部14は取付ビス15により壁面に固定される。リンク16は壁面固定部14に一端を固着している。リンク16に対するリンク20の取付はスライド溝17と21を合わせた状態でスライド溝17、21に対し、蝶ネジ18を通して下からナット19で止めることで固定する。
リンク16に対するリンク20の取付位置はスライド溝17、21の位置を調整することで適宜の長さとすることができる。また固定側となるリンク16に対し、リンク20側はナット19による蝶ネジ18の固定部分を支点として水平回りに自由に回動することができる。リンク20に対してはスライド溝21を通して、蝶ネジ18を消火装置1のリンク取付ネジ穴4にねじ込むことで固定できる。
このような取付リンクアーム13を使用することで、レンジフードが火点となるレンジの直上になくても、本発明の消火装置1を火点となるレンジの直上に配置させることができる。
図3は図1の消火装置1の本体ベース2を取り出して説明している。本体ベース2は合成樹脂プレートや鋼板などで形成され、上部に取付マグネット3を装着するとともにリンク取付ネジ穴4を備えたナット部材を取り付けている。
図4は図1の保持金具5の説明図である。保持金具5は2つを1組として感熱分解部6により組み立てられており、この組立体を2組使用して図1に示したように本体ベース2にその係着部7により取付け、この取付状態で横方向から折り畳み状態のパラシュート10を収納して保持する。また上部のバネ係止部8の間には開放バネ9が装着されており、組み立て状態で左右の保持金具5を下向きに開放する方向に付勢している。
図5は図1の本体カバー11の説明図である。本体カバー11は感熱分解部6が分解した時に保持金具5の開放動作で消火装置から弾き飛ばされるように比較的やわらかい材質で作られており、上部の4箇所に本体ベース2に取り付けるためのカバー取付爪12を設けている。また底部の2箇所の保持金具5の感熱分解部6に相対した位置に感熱開口23を形成し、火点からの熱が効率よく保持金具5の感熱分解部6に加わるようにしている。
図6は図1の保持金具5に保持されている折り畳み状態のパラシュート10の説明図である。パラシュート10は防火布24を使用し、折り畳みの状態で保持金具5の中に収納して保持するようにしている。
図7は本発明で使用するパラシュート10の展開状態の説明図である。図7において、パラシュート10は例えば矩形状の防火布24を使用しており、防火布24の対角線方向にバネ製のワイヤーなどを使用した骨組バネ25を交差して2本配置することで下側に開いたドーム状態を展開状態で形成している。
また防火布24のドーム状の頭頂部には骨組バネ25に対し、45度ずれた位置で交差する状態に2本の展開板バネ26が配置され、展開板バネ26のフラットとなるためのバネ力により防火布24が開かれている。
このようなパラシュート10は骨組バネ25及び展開板バネ26が可撓性をもっていることから図6に示したように小さく畳むことができ、畳んだ状態で図1のように保持金具5に収納されて保持されている。
図8は図1の消火装置1の設置時と感熱作動時の説明図である。図8(A)は設置時の説明図であり、取付マグネット3によりレンジフードの下に取り付けられた状態で、本体ベース2に対し感熱分解部6により組み立てられた保持金具5を係着しており、保持金具5の内部にパラシュート10を折り畳み状態で収納している。また保持金具5の外側には想像線で示すように本体カバー11が装着され、内部に収納したパラシュート10に対する埃の付着などを防いでいる。
図8(B)は消火装置1が感熱作動した状態である。図8(A)の設置状態で保持金具5の下部の感熱分解部6に熱が加わり、感熱分解部6に使用している温度ヒューズの溶解温度、例えば200℃を超えると感熱分解部6が溶けて保持金具5の下部先端側が分離し、同時に上部に設けている開放バネ9の引っ張り力により、保持金具5は上部を支点に外側に開放し、これにより本体カバー11を弾き飛ばし、中に収納されていたパラシュート10を下方に落下させ、パラシュート10は保持金具5による拘束状態から開放されることでドーム状に展開し、火点を覆うように落下する。
図9はレンジフードに対する本発明の消火装置の設置状態の説明図である。図9において、レンジフード27は料理台に設けたレンジ28の上部に設置されていることから、このレンジフード27のレンジ28の直上となる位置に取付マグネット3により消火装置1を吸着固定している。
このような消火装置1の取付状態でレンジ28に調理鍋29を載せて例えば天ぷらを揚げており、この状態で万が一調理鍋29の油の温度が360℃〜380℃の範囲内の発火温度を超えた場合に発火して炎30が燃え上がる。このような調理鍋29が発火すると、消火装置1の本体カバー11の内部に設けている保持金具5の感熱作動部6が炎30による熱を受け、温度ヒューズの溶解温度を超えると感熱分解部6が溶ける。
この状態で保持金具5の感熱分解部6が溶けると、図10に示すように、開放バネ9の力で外側に開放し、本体カバー11を弾き飛ばし、内部に保持していたパラシュート10を火点となる調理鍋29の炎30に対し落下させ、開放状態でのパラシュート10の拘束が解かれることでパラシュート10はドーム状に展開しながら落下し、炎30を上から押さえ込んで、最終的には調理鍋29全体を覆うパラシュート10aの位置に落下する。
このため油が着火して炎30が燃え上がっている調理鍋29は展開したパラシュート10により確実に覆われることとなり、周囲からの酸素の供給が低下することで急速に炎30が小さくなり、パラシュート10内に炎30による煙が充満することから酸素がほとんどなくなって速やかに窒息消火に至る。
また調理鍋29が発火した際、近くに人がいた場合にはパラシュート10の放出により調理鍋29を乗せたレンジ28が完全に覆われて、炎30をパラシュート10内に封じ込めるため、炎30の熱を受けることなく速やかにレンジ28のコンロの火を止めることもできる。
図11は本発明の消火装置の他の実施形態で使用する保持金具の説明図である。図11において、この実施形態の保持金具31は、図4の実施形態と同様、L字形の金属プレートを2組使用しており、下部先端を重ねあわせて温度ヒューズなどで固着することで、感熱分解部32を構成している。
一方、保持金具31の上部を90度ひねる曲げ加工を行うことで、前方に楔形に開口した係着部33を形成したバネ係止部34を設け、バネ係止部34の間に開放バネ9を装着している。この図11に示す感熱分解部32で組み立てられ且つ開放バネ9を装着した保持金具31の組立体は、図1に示したように2組使用することで本発明の消火装置を構成する。
図12は図11の保持金具31を用いた本発明の消火装置の説明図であり、図12(A)に設置状態を示し、図12(B)に感熱作動時の動作状態を示している。
図12(A)において、この実施形態にあっては、図11に示した構造の保持金具31の一対組み合わせて感熱分解部32で固定した状態で、本体ベース2に対し上部の係着部33を係着し、バネ係止部34の間に開放バネ9を装着している。
保持金具31の間には折り畳み状態でパラシュート10が収納されており、また保持金具31の外側には本体カバー11が装着されている。即ち図12(A)の消火装置1にあっては保持金具31以外は図1の実施形態と同じ構成となる。
図12(B)は保持金具31の感熱分解部32に対し火点からの熱を受けて熱分解した作動状態の説明図であり、保持金具31は下部先端の感熱分解部32が溶けることで分離し、上部に設けている開放バネ9の引っ張り力で係着部33を支点に外側に開放し、内部に収納しているパラシュート10を下方に落下し、パラシュート10を展開させながら火点に向けて落下させる。
図13は本発明の消火装置の他の実施形態の説明図であり、この実施形態にあってはケースそのものを分解してパラシュートを落下させるようにしたことを特徴とする。図13(A)は側面図、図13(B)は正面図である。
図13の消火装置1において、本体ケース35は上部の本体ベース部分と両端の下向きの三角形状の側壁部分で構成され、本体ケース35の両側にヒンジ41により開閉自在にケース扉36を設け、ケース扉36の下端の2箇所に感熱分解部37を設け、半田ヒューズなどを使用してケース扉36を閉鎖状態に固定している。
また本体ケース35の上部中央には取付マグネット38が装着されている。本体ケース35の内部には折り畳み状態でパラシュート39が収納され、パラシュート39の上部には押出バネ40が設けられている。
図14は図13の消火装置の感熱作動時の説明図である。図14において、火点からの熱を受けて感熱分解部37が溶けると、ケース扉36の開閉固定状態が解除されてヒンジ41を中心に先端が開き、内部に保持されていたパラシュート39が押出バネ40の力を受けて下方に押し出されて落下し、拘束が解かれることでパラシュート39はドーム状に展開し、火点に覆うように落下する。
押圧バネ40が本体ケース35とパラシュート39の上部に接続されているため、パラシュート39の落下後は、押圧バネ40の引張り力でパラシュート39が図14に示すような火炎を覆うように上下が正しい向きで開き、確実に消火を行うことができる。
図15はケース分解構造を備えた本発明の消火装置1の他の実施形態の説明図であり、図15(A)が側面図、図15(B)が正面図となる。この実施形態の消火装置1において、本体ケース42は側面で開放した2つの分割ケース43の開口部をつきあわせ上部のヒンジ50で下向きに開放自在に組み合わせており、分割ケース43の下部の2箇所に感熱分解部48を設け、半田ヒューズなどにより閉鎖状態に固着している。
本体ケース42の上部の分割ケース43の部分にはバネ係止部46が設けられ、この間に開放バネ47を設け、分割ケース43を開放方向に付勢している。また本体ケース42上部には固定部44を介して取付マグネット45が設けられ、取付マグネット45によりレンジフードの下部に装着できるようにしている。本体ケース42の内部にはパラシュート49が折り畳み状態で収納保持され、パラシュート49の上部には押出バネ51が設けられている。
図16は図15の消火装置1の感熱作動時の説明図である。図16において、火点からの熱により分割ケース43の下側を固定して閉鎖している感熱分解部48が溶けると、分割ケース43は開放可能状態となり、上部に設けている開放バネ47のバネ力によりヒンジ50を中心に下向きに開放して開き、内部に収納しているパラシュート49が押出バネ51の力で下方に押し出されて落下し、拘束が解かれることでパラシュート49がドーム状に展開して火点を覆うように落下することになる。
尚、上記の実施形態は台所の設置を例にとるものであったが、本発明はこれに限定されず石油ストーブや灰皿などの火元となる機器を対象に自由に設置することができる。
また本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
本発明の消火装置の説明図 本発明の消火装置のリンクアームによる取り付け構造を示した説明図 図1の本体ベースの説明図 図1の保持部材の説明図 図1の本体カバーの説明図 図1の折り畳み状態のパラシュートの説明図 本発明で使用するパラシュートの展開状態の説明図 図1の消火装置の設置時と感熱作動時の説明図 レンジフードに対する本発明の消火装置の設置状態の説明図 油火災に対しパラシュートを放出した本発明の消火装置の説明図 本発明の消火装置の他の実施形態で使用する保持金具の説明図 図11の保持金具を用いた本発明の消火装置の説明図 ケース分解構造を備えた本発明の消火装置の他の実施形態の説明図 図12の実施形態の感熱作動時の説明図 ケース分解構造を備えた本発明の消火装置の他の実施形態の説明図 図14の実施形態の感熱作動時の説明図
符号の説明
1:消火装置
2:本体ベース
3、38、45:取付マグネット
4:リンク取付ねじ穴
5、31:保持金具
6、32、37、48:感熱分解部
7、33:係着部
8、34、46:バネ係止部
9、47:開放バネ
10、39、49:パラシュート
11:本体カバー
12:カバー取付爪
13:取付リンクアーム
14:壁面固定部
15:取付ビス
16、20:リンク
17、21:スライド溝
18、22:蝶ネジ
19:ナット
23:感熱開口
24:防火布
25:骨組バネ
26:展開板バネ
27:レンジフード
28:レンジ
29:調理鍋
30:炎
35、42:本体ケース
36: ケース扉
40、51:押出バネ
41,50:ヒンジ
43:分割ケース
44:固定部

Claims (5)

  1. 監視対象領域の直上に設置する取付部材を備えた本体ベースと、
    前記本体ベースに設置され、所定温度に達した際に溶融して分解する感熱分解部を備えた保持金具と、
    前記保持金具により折り畳み状態で保持され、前記保持金具から落下した際に開いて前記監視対象領域を覆うパラシュートと、
    前記本体ベースに係止され、前記パラシュートを保持した前記保持金具の周囲を覆う本体カバーと、
    を備えたことを特徴とする消火装置。
  2. 請求項1記載の消火装置に於いて、前記保持金具は、一対のL字型プレートを有し、一対のL字型プレートを向かい合わせた状態で下部先端を所定温度への到達で溶融する低温溶融金属により固着した組立状態で前記各L字型プレートの上端を前記本体ベースの側端に係着したことを特徴とする消火装置。
  3. 請求項1記載の消火装置に於いて、前記本体ベースの取付部材は、レンジフードの下部に吸着固定するマグネット部材であることを特徴とする消火装置。
  4. 請求項1記載の消火装置に於いて、前記本体ベースの取付部材は、一端を壁面に固定し、他端を前記本体ベースに固定した水平回りに回動自在なリンクアームであることを特徴とする消火装置。
  5. 監視対象領域の直上に設置する取付部材を備え、下向きに開閉自在な中空構造の本体ケースと、
    前記本体ケースを閉鎖状態に固定すると共に所定温度に達した際に溶融して前記本体ケースを開放させる感熱分解部と、
    前記保持金具により折り畳み状態で保持され、前記本体ケースから落下した際に開いて前記監視対象領域を覆うパラシュートと、
    を備えたことを特徴とする消火装置。
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