JPH11153343A - 防火・防煙ダンパー装置 - Google Patents

防火・防煙ダンパー装置

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Publication number
JPH11153343A
JPH11153343A JP32303397A JP32303397A JPH11153343A JP H11153343 A JPH11153343 A JP H11153343A JP 32303397 A JP32303397 A JP 32303397A JP 32303397 A JP32303397 A JP 32303397A JP H11153343 A JPH11153343 A JP H11153343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
shut
exhaust passage
damper device
exhaust
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP32303397A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Sugano
義裕 菅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOOSETSU KK
Original Assignee
TOOSETSU KK
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Publication date
Application filed by TOOSETSU KK filed Critical TOOSETSU KK
Priority to JP32303397A priority Critical patent/JPH11153343A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作動が確実で遮閉性が高く、瞬時に作動する
防火・防煙ダンパー装置を提供する。 【解決手段】 排気通路3aの外に締切板12を隔離し
て配置し、形状記憶合金15を用いて排気温度を検出す
ると共に、設定温度になると締切板12を作動させて排
気通路3aを遮断する。又、締切板12はスライドガイ
ド11内に収容し、このガイド11の入口11aに遮閉
膜16を取り付けて締切板12及び可動部分を排気から
隔離し、油脂分が締切板12や可動部分に付着しないよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防火・防煙を目的
として、排気フード内のグリスフィルターより下流側に
取り付けられる防火・防煙ダンパー装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】業務用の調理場に設置されたグリスフィ
ルター付の排気フードから排出される排気を排気ダクト
を用いて屋外に排出する場合、排気ダクト内に付着した
油脂分に火が着いたり、この油脂分から煙が出るのを防
止する目的で、一定温度(例えば180℃)で作動する
防火・防煙ダンパー装置を取り付けることが義務化され
ている。
【0003】図8に、従来の防火・防煙ダンパー装置を
示す。この図8において、1は排気フード、2は排気フ
ード1内に取り付けられたグリスフィルター、3は排気
ダクト、4は排気ダクト3の入口を少し入った部分に取
り付けられたダンパーであって、このダンパー4は、温
度ヒューズで検出される排気温度が180℃以上になる
と、多数の板5…がスプリングの力で矢印のように90
°回転して排気通路(ダクト内)3aを遮断するという
メカニカル構造になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の防
火・防煙装置においては、次のような欠点がある。 1.グリスフィルター2で油脂分を除去していても、経
時的にはダンパー4の可動部分に油脂分が付着し、これ
が固化したり、腐食、故障等により、いざと云う時に円
滑な作動を阻害してダンパー4が駆動しないか、駆動し
ても完全に閉るまでに時間がかかることがある。このた
め、一定期ごとにメンテナンスが必要になる。
【0005】2.1枚1枚の板5に油脂分が付着するた
め、ダンパー4が閉じたときに、板5同士が完全に密着
せず、隙間が出来てしまうことがある。 3.温度ヒューズの場合、経年的に応答性が悪くなる。
【0006】本発明の目的は、油脂分の付着を無くして
何時でも円滑に作動し、作動した場合は完全に排気通路
内を遮断することができると共に、瞬時に遮断すること
ができる防火・防煙ダンパー装置を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案する本発明に係る防火・防煙ダンパー装置の構成
は次のとおりである。 1.グリスフィルターの下流側であって、排気通路内に
出入り自在に排気通路内と隔離された状態の締切板を設
けると共に、一定温度以上の排気温度を検出すると、前
記締切板が駆動して排気通路を遮断するように構成して
成る防火・防煙ダンパー装置。
【0008】2.締切板を排気通路の両側に対向するよ
うに配置してこの2枚の締切板で排気通路を遮断するよ
うに構成して成る前記1記載の防火・防煙ダンパー装
置。 3.形状記憶合金を排気通路内に配置して排気温度を検
出し、この形状記憶合金の収縮作用で締切板を駆動して
排気通路を遮断するように構成して成る前記1及び2記
載の防火・防煙ダンパー装置。
【0009】4.排気通路の外側に、正常時に締切板を
収容しておき、且つ締切板が円滑にスライドできるため
のスライドガイドを形成すると共に、このスライドガイ
ドの入り口に、締切板がこのスライドガイド内に収容さ
れている状態においては排気がこのスライドガイド内に
侵入するのを防止し、締切板が作動して排気通路側に出
て行く際には突き破ることができる材質の遮閉膜を取り
付けて成る前記1及び2及び3記載の防火・防煙ダンパ
ー装置。
【0010】5.締切板の作動に連動させて排気ファン
の回転を停止させるように構成して成る前記1及び2及
び3及び4記載の防火・防煙ダンパー装置。 6.締切板の作動に連動させて調理台のガスバーナに至
るガスラインのガスバルブを閉じるように構成して成る
前記1及び2及び3及び4及び5記載の防火・防煙ダン
パー装置。
【0011】
【作用】形状記憶合金が例えば180℃以上の排気温度
を検出すると収縮し、この収縮に際して締切板を排気通
路内にスライドさせて排気通路を遮断する。このスライ
ド時に、締切板は、スライドガイドの入口の遮閉膜を突
き破る。スライドガイドの入口の遮閉膜は、正常時には
スライドガイド内に排気が流入して来て締切板や可動部
分に油脂分が付着するのを阻止する。温度センサ利用の
場合には、この温度センサが設定温度を検出すると、モ
ータ又はスプリングが作動して締切板を駆動し、排気通
路を遮断する。又、この締切板と連動して排気ファンが
停止し、ガスバルブが閉じる。
【0012】
【実施例1】図1〜図6に基づいて本実施例1を説明す
る。符号の1は排気フード、2はグリスフィルター、3
は排気ダクトである。10は本発明に係る防火・防煙ダ
ンパー装置であって、このダンパー装置10は、排気ダ
クト3の入口部分に形成したスライドガイド11と、こ
のスライドガイド11内に水平方向にスライド自在に組
み込まれた締切板12と、この締切板12から突出させ
た突起13と、排気ダクト3を挟んでこの反対側に固定
された固定突起14と、この固定突起14と前記突起1
3を排気ダクト3内を通って連結している形状記憶合金
15と、前記スライドガイド11の入口11aを遮閉し
ている遮閉膜16とを主要構成要素としている。なお、
上記遮閉膜16は、耐熱性を有するアルミニュウム膜、
合成油脂フィルム膜等で良い。
【0013】図中11bは、スライドガイド11の上面
において、突起13が移動するための溝である。上記本
実施例においては、排気温度が180℃以上になると、
形状記憶合金15が収縮し、このとき締切板12を図4
において矢印方向に引き寄せる。この結果、締切板12
がスライドガイド11に沿ってスライドしながら先ず遮
閉膜16を突き破り、排気ダクト3内に侵入し、やがて
先端が排気ダクト3の壁に突き当たって止まる。この状
態が排気ダクト3内の排気通路3aを遮断した状態であ
って、図5に示してある。
【0014】
【実施例2】本実施例は、締切板12、12aを左右2
枚に分けて両側からスライドして来て排気ダクト3の中
央で先端が突き当たって排気ダクト3内を遮断する構造
である。作動原理は実施例1と同一である。図5中、1
3aは締切板12a側の突起である。
【0015】
【実施例3】本実施例は、実施例1、2において締切板
12、12aが作動するのに連動して、調理台のガスバ
ーナに至るガスライン中のガスバルブ及び、排気ダクト
3に取り付けられた排気ファンを連動閉止又は停止し
て、安全性を高めるように構成したものである。
【0016】
【実施例4】本実施例は、締切板にスプリング又はモー
タを取り付けておき、排気ダクト3内に取り付けた温度
センサが一定温度以上を検出すると、モータ駆動によ
り、又はロックが外れてスプリングの力で締切板12が
閉じるように構成したものである。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上の如き構成から成るため、
次の効果を奏する。 1.締切板を排気通路の外に隔離してあるため、油脂分
が締切板及び可動部分に付着しない。この結果、いざと
いう時の作動が円滑に行われると共に、締切特性(密封
性)が向上し、定期的なメンテナンスの必要もなくな
る。 2.形状記憶合金の信頼性は高いため、例えば180℃
以上で確実に作動する。
【0018】3.スライドガイド入口に遮閉膜を取り付
けてあるため、スライドガイド内に油脂分が侵入してス
ライド部分及び締切板に付着しない。 4.締切板に連動してガスバルブが閉じ、排気ファンが
自動停止するため、安全性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係るダンパー装置の説明図。
【図2】図1の平面図。
【図3】A−A′線断面図。
【図4】B−B′線断面図。
【図5】締切板が閉じた状態の説明図。
【図6】遮閉膜の説明図。
【図7】2枚の締切板を使用した実施例2のダンパー装
置の説明図。
【図8】従来のダンパー装置の説明図。
【符号の説明】
10 ダンパー装置 11 スライドガイド 11a 入口 11b 溝 12、12a 締切板 13 突起 14 固定突起 15 形状記憶合金 16 遮閉膜

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリスフィルターの下流側であって、排
    気通路内に出入り自在に排気通路内と隔離された状態の
    締切板を設けると共に、一定温度以上の排気温度を検出
    すると、前記締切板が駆動して排気通路を遮断するよう
    に構成して成る防火・防煙ダンパー装置。
  2. 【請求項2】 締切板を排気通路の両側に対向するよう
    に配置してこの2枚の締切板で排気通路を遮断するよう
    に構成して成る請求項1記載の防火・防煙ダンパー装
    置。
  3. 【請求項3】 形状記憶合金を排気通路内に配置して排
    気温度を検出し、この形状記憶合金の収縮作用で締切板
    を駆動して排気通路を遮断するように構成して成る請求
    項1及び2記載の防火・防煙ダンパー装置。
  4. 【請求項4】 排気通路の外側に、正常時に締切板を収
    容しておき、且つ締切板が円滑にスライドできるための
    スライドガイドを形成すると共に、このスライドガイド
    の入り口に、締切板がこのスライドガイド内に収容され
    ている状態においては排気がこのスライドガイド内に侵
    入するのを防止し、締切板が作動して排気通路側に出て
    行く際には突き破ることができる材質の遮閉膜を取り付
    けて成る請求項1及び2及び3記載の防火・防煙ダンパ
    ー装置。
  5. 【請求項5】 締切板の作動に連動させて排気ファンの
    回転を停止させるように構成して成る請求項1及び2及
    び3及び4記載の防火・防煙ダンパー装置。
  6. 【請求項6】 締切板の作動に連動させて調理台のガス
    バーナに至るガスラインのガスバルブを閉じるように構
    成して成る請求項1及び2及び3及び4及び5記載の防
    火・防煙ダンパー装置。
JP32303397A 1997-11-25 1997-11-25 防火・防煙ダンパー装置 Withdrawn JPH11153343A (ja)

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JP32303397A JPH11153343A (ja) 1997-11-25 1997-11-25 防火・防煙ダンパー装置

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JP32303397A JPH11153343A (ja) 1997-11-25 1997-11-25 防火・防煙ダンパー装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11153343A true JPH11153343A (ja) 1999-06-08

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ID=18150372

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32303397A Withdrawn JPH11153343A (ja) 1997-11-25 1997-11-25 防火・防煙ダンパー装置

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JP (1) JPH11153343A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NO347620B1 (no) * 2022-06-22 2024-01-29 Roeros Metall As Ventilator
NO347623B1 (no) * 2022-06-22 2024-01-29 Roeros Metall As Ventilator og spjeld ved ventilator

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NO347620B1 (no) * 2022-06-22 2024-01-29 Roeros Metall As Ventilator
NO347623B1 (no) * 2022-06-22 2024-01-29 Roeros Metall As Ventilator og spjeld ved ventilator

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Effective date: 20050201