JP2000055366A - ライターカバー着火装置 - Google Patents
ライターカバー着火装置Info
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- JP2000055366A JP2000055366A JP10230322A JP23032298A JP2000055366A JP 2000055366 A JP2000055366 A JP 2000055366A JP 10230322 A JP10230322 A JP 10230322A JP 23032298 A JP23032298 A JP 23032298A JP 2000055366 A JP2000055366 A JP 2000055366A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 外観が簡易ライターとは極端に異なり、しか
も機能・操作の点でも簡易ライターよりも優れたライタ
ーカバー着火装置を得るにある。 【解決手段】 液化ガス燃料を封入した樹脂製の棒状燃
料タンク１ａの頭部にノズルフード１ｂと圧電ハンドル
１ｃとを隣り合わせて設け、同圧電ハンドル１ｃの押し
下げにより燃料噴射弁の解放と放電点火とを行う簡易ラ
イター１において、手で握ることができる外囲ケース２
Ａの内部に前記簡易ライター１を包蔵し、前記ノズルフ
ード１ｂ及び圧電ハンドル１ｃに対応した同外囲ケース
１の上部に上部開口３Ａを形成し、同上部開口３Ａの前
記後側を指先で操作できる操作ノブ５Ａで覆って同操作
ノブ５Ａの下部を前記外囲ケース２Ａに枢支し、指先に
よる回動操作で前記圧電ハンドル１ｃを押し下げること
ができる内面カム１０Ａを同操作ノブ５Ａの内面に設け
たライターカバー着火装置。
も機能・操作の点でも簡易ライターよりも優れたライタ
ーカバー着火装置を得るにある。 【解決手段】 液化ガス燃料を封入した樹脂製の棒状燃
料タンク１ａの頭部にノズルフード１ｂと圧電ハンドル
１ｃとを隣り合わせて設け、同圧電ハンドル１ｃの押し
下げにより燃料噴射弁の解放と放電点火とを行う簡易ラ
イター１において、手で握ることができる外囲ケース２
Ａの内部に前記簡易ライター１を包蔵し、前記ノズルフ
ード１ｂ及び圧電ハンドル１ｃに対応した同外囲ケース
１の上部に上部開口３Ａを形成し、同上部開口３Ａの前
記後側を指先で操作できる操作ノブ５Ａで覆って同操作
ノブ５Ａの下部を前記外囲ケース２Ａに枢支し、指先に
よる回動操作で前記圧電ハンドル１ｃを押し下げること
ができる内面カム１０Ａを同操作ノブ５Ａの内面に設け
たライターカバー着火装置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はタバコ用ライターに
関し、特に、液化ガス燃料を封入した樹脂製の棒状燃料
タンクの頭部にノズルフードと圧電ハンドルとを隣り合
わせて設ける簡易ライターのライターカバー着火装置に
関する。
関し、特に、液化ガス燃料を封入した樹脂製の棒状燃料
タンクの頭部にノズルフードと圧電ハンドルとを隣り合
わせて設ける簡易ライターのライターカバー着火装置に
関する。
【０００２】
【背景技術】周知のように、タバコ用簡易ライターにお
いては、液化ガス燃料を封入した樹脂製の棒状燃料タン
クの頭部にノズルフードと圧電ハンドルとを隣り合わせ
て設ける構造の安価なものが知られている。つまり、こ
の簡易ライターは、ブタンガス等の燃料ガスを噴射する
燃料噴射弁及び圧電素子を棒状燃料タンクの頭部に内蔵
するもので、圧電ハンドルの押し下げにより燃料噴射弁
の開放と圧電素子による放電を行う構造であり、量産に
よるコストパーホマンスが非常に優れているので、安価
に入手できる。
いては、液化ガス燃料を封入した樹脂製の棒状燃料タン
クの頭部にノズルフードと圧電ハンドルとを隣り合わせ
て設ける構造の安価なものが知られている。つまり、こ
の簡易ライターは、ブタンガス等の燃料ガスを噴射する
燃料噴射弁及び圧電素子を棒状燃料タンクの頭部に内蔵
するもので、圧電ハンドルの押し下げにより燃料噴射弁
の開放と圧電素子による放電を行う構造であり、量産に
よるコストパーホマンスが非常に優れているので、安価
に入手できる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構造の簡易ライターにあっては、ユーザの好みや操作性
の改良に応じて機構の一部や外観を変えようとすると、
該当部の金型ばかりでなく、部品寸法の変化による組立
機の変更までも要求され、量産効果がなくなり、かなり
の割高な製品になる。言い換えると、前述した簡易ライ
ターは、コストパーホマンスを極限にまで追求した製品
であるため、例え一部の形状や構造の変更であっても、
製造価格が極端に割高なものとなるから、拡販用ロゴマ
ーク等を付したタバコ用ライターを作る場合、従来で
は、外面にロゴマーク等を形成した樹脂ケースを別に用
意し、この樹脂ケースを簡易ライターの棒状燃料タンク
に嵌め、簡易ライター自体の変更の変更は行わないもの
に工夫している。
構造の簡易ライターにあっては、ユーザの好みや操作性
の改良に応じて機構の一部や外観を変えようとすると、
該当部の金型ばかりでなく、部品寸法の変化による組立
機の変更までも要求され、量産効果がなくなり、かなり
の割高な製品になる。言い換えると、前述した簡易ライ
ターは、コストパーホマンスを極限にまで追求した製品
であるため、例え一部の形状や構造の変更であっても、
製造価格が極端に割高なものとなるから、拡販用ロゴマ
ーク等を付したタバコ用ライターを作る場合、従来で
は、外面にロゴマーク等を形成した樹脂ケースを別に用
意し、この樹脂ケースを簡易ライターの棒状燃料タンク
に嵌め、簡易ライター自体の変更の変更は行わないもの
に工夫している。
【０００４】しかしながら、このような樹脂ケースによ
る方法では、外観的な変更の程度に自ら限度があり、ま
た、圧電ハンドルの押し下げ操作で着火を行う機能的な
面では、全くの変更を行い得ないから、機能面までも含
めた総合的な改良を行うことは無理であった。
る方法では、外観的な変更の程度に自ら限度があり、ま
た、圧電ハンドルの押し下げ操作で着火を行う機能的な
面では、全くの変更を行い得ないから、機能面までも含
めた総合的な改良を行うことは無理であった。
【０００５】本発明の目的は、以上に述べたような簡易
ライターの問題に鑑み、外観が簡易ライターとは極端に
異なり、しかも機能・操作の点でも簡易ライターよりも
優れたライターカバー着火装置を得るにある。
ライターの問題に鑑み、外観が簡易ライターとは極端に
異なり、しかも機能・操作の点でも簡易ライターよりも
優れたライターカバー着火装置を得るにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、液化ガス燃料を封入した樹脂製の棒状燃
料タンクの頭部にノズルフードと圧電ハンドルとを隣り
合わせて設け、同圧電ハンドルの押し下げにより燃料噴
射弁の開放と放電点火とを行う簡易ライターにおいて、
手で握ることができる外囲ケースの内部に前記簡易ライ
ターを包蔵し、前記ノズルフード及び圧電ハンドルに対
応した同外囲ケースの上部に上部開口を形成し、同上部
開口の前記後側を指先で操作できる操作ノブで覆って同
操作ノブの下部を前記外囲ケースに枢支し、指先による
回動操作で前記圧電ハンドルを押し下げることができる
内面カムを同操作ノブの内面に設けたライターカバー着
火装置を提案するものである。
め、本発明は、液化ガス燃料を封入した樹脂製の棒状燃
料タンクの頭部にノズルフードと圧電ハンドルとを隣り
合わせて設け、同圧電ハンドルの押し下げにより燃料噴
射弁の開放と放電点火とを行う簡易ライターにおいて、
手で握ることができる外囲ケースの内部に前記簡易ライ
ターを包蔵し、前記ノズルフード及び圧電ハンドルに対
応した同外囲ケースの上部に上部開口を形成し、同上部
開口の前記後側を指先で操作できる操作ノブで覆って同
操作ノブの下部を前記外囲ケースに枢支し、指先による
回動操作で前記圧電ハンドルを押し下げることができる
内面カムを同操作ノブの内面に設けたライターカバー着
火装置を提案するものである。
【０００７】後述する本発明の好ましい実施例の説明に
おいては、 1)前記外囲ケースは内部に簡易ライターの燃料タンクの
固定のための固定手段を備えた左右対称の扁平卵型右ケ
ース及び左ケースからなり、前記操作ノブは横断面が”
Ｕ”字状に成形され、同操作ノブは前記右ケース及び左
ケースに形成される内面凹所に位置された自由端部外面
のサイドストッパにより可動範囲が制限される構造、 2)前記外囲ケースは前記上部開口から簡易ライターを内
部に落し込める有底楕円容器として成形され、前記操作
ノブは前記上部開口を閉鎖できる頂壁及び同頂壁に対し
て略直角に連続された側壁をもち、同側壁の下端部は前
記外囲ケースに枢支される構造 が説明される。
おいては、 1)前記外囲ケースは内部に簡易ライターの燃料タンクの
固定のための固定手段を備えた左右対称の扁平卵型右ケ
ース及び左ケースからなり、前記操作ノブは横断面が”
Ｕ”字状に成形され、同操作ノブは前記右ケース及び左
ケースに形成される内面凹所に位置された自由端部外面
のサイドストッパにより可動範囲が制限される構造、 2)前記外囲ケースは前記上部開口から簡易ライターを内
部に落し込める有底楕円容器として成形され、前記操作
ノブは前記上部開口を閉鎖できる頂壁及び同頂壁に対し
て略直角に連続された側壁をもち、同側壁の下端部は前
記外囲ケースに枢支される構造 が説明される。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
例の詳細を説明する。図３及び図６の符号”１”はブタ
ンガス等の燃料ガスを噴射する燃料噴射弁（図示せず）
及び圧電素子（図示せず）を棒状燃料タンク１ａの頭部
に内蔵する簡易ライターであり、金属板製のノズルフー
ド１ｂに隣り合わされた圧電ハンドル１ｃの押し下げに
より、燃料噴射弁の開放と圧電素子による放電点火を行
うことができる。
例の詳細を説明する。図３及び図６の符号”１”はブタ
ンガス等の燃料ガスを噴射する燃料噴射弁（図示せず）
及び圧電素子（図示せず）を棒状燃料タンク１ａの頭部
に内蔵する簡易ライターであり、金属板製のノズルフー
ド１ｂに隣り合わされた圧電ハンドル１ｃの押し下げに
より、燃料噴射弁の開放と圧電素子による放電点火を行
うことができる。
【０００９】前述した簡易ライター１は、図１から図４
に示す第１実施例の場合、全体を手のひらに入る扁平な
卵型に成形する外囲ケース２Ａの内部に包蔵され、簡易
ライター１のノズルフード１ｂ及び圧電ハンドル１ｃに
対応した同外囲ケース２Ａの上部にはノズルフード１ｂ
を外部に露呈できる上部開口３Ａが形成されている。即
ち、第１実施例の外囲ケース２Ａは、左右対称の一対の
右ケース２ａ及び左ケース２ｂで構成され、これらの右
ケース２ａ及び左ケース２ｂは、簡易ライター１の燃料
タンクの外形線に沿って配列した状態で内面に一体成形
する複数のスペーサポスト４を互いに嵌め合わせること
により組み合わされる。つまり、これらの右ケース２ａ
と左ケース２ｂとの組み合わせ固定前に、右ケース２ａ
及び左ケース２ｂの一方の複数のスペーサポスト４で囲
まれた空間中に簡易ライター１を組み入れておくことに
より、簡易ライター１が外囲ケース２Ａの内部に固定さ
れることになる。
に示す第１実施例の場合、全体を手のひらに入る扁平な
卵型に成形する外囲ケース２Ａの内部に包蔵され、簡易
ライター１のノズルフード１ｂ及び圧電ハンドル１ｃに
対応した同外囲ケース２Ａの上部にはノズルフード１ｂ
を外部に露呈できる上部開口３Ａが形成されている。即
ち、第１実施例の外囲ケース２Ａは、左右対称の一対の
右ケース２ａ及び左ケース２ｂで構成され、これらの右
ケース２ａ及び左ケース２ｂは、簡易ライター１の燃料
タンクの外形線に沿って配列した状態で内面に一体成形
する複数のスペーサポスト４を互いに嵌め合わせること
により組み合わされる。つまり、これらの右ケース２ａ
と左ケース２ｂとの組み合わせ固定前に、右ケース２ａ
及び左ケース２ｂの一方の複数のスペーサポスト４で囲
まれた空間中に簡易ライター１を組み入れておくことに
より、簡易ライター１が外囲ケース２Ａの内部に固定さ
れることになる。
【００１０】また、傾斜状態で形成される前記上部開口
３Ａには指先で矢印方向に押圧操作できる断面”Ｕ”字
状の操作ノブ５Ａが位置される。この操作ノブ５Ａは回
転中心となる枢支軸６Ａを下端部に一体成形され、この
枢支軸６Ａを右ケース２ａ及び左ケース２ｂの開口部縁
に形成した軸孔７Ａに挿入することにより、外囲ケース
２Ａに組み立てられる。そして、樹脂成形される前記操
作ノブ５Ａの自由端部５ａには右ケース２ａ及び左ケー
ス２ｂに向かって突出されたサイドストッパ８Ａ，８Ｂ
が一体成形され、これらのサイドストッパ８Ａ，８Ｂは
右ケース２ａ及び左ケース２ｂの各内面に形成された内
面凹所９Ａ，９Ｂ中に位置されるから、サイドストッパ
８Ａ，８Ｂと内面凹所９Ａ，９Ｂの開口縁との当接によ
り、操作ノブ５Ａの枢動範囲が規制される。
３Ａには指先で矢印方向に押圧操作できる断面”Ｕ”字
状の操作ノブ５Ａが位置される。この操作ノブ５Ａは回
転中心となる枢支軸６Ａを下端部に一体成形され、この
枢支軸６Ａを右ケース２ａ及び左ケース２ｂの開口部縁
に形成した軸孔７Ａに挿入することにより、外囲ケース
２Ａに組み立てられる。そして、樹脂成形される前記操
作ノブ５Ａの自由端部５ａには右ケース２ａ及び左ケー
ス２ｂに向かって突出されたサイドストッパ８Ａ，８Ｂ
が一体成形され、これらのサイドストッパ８Ａ，８Ｂは
右ケース２ａ及び左ケース２ｂの各内面に形成された内
面凹所９Ａ，９Ｂ中に位置されるから、サイドストッパ
８Ａ，８Ｂと内面凹所９Ａ，９Ｂの開口縁との当接によ
り、操作ノブ５Ａの枢動範囲が規制される。
【００１１】前記操作ノブ５Ａには簡易ライター１の圧
電ハンドル１ｃに係合できる内面カム１０Ａが形成さ
れ、この内面カム１０Ａにより圧電ハンドル１ｃが押し
下げ操作される。即ち、この内面カム１０Ａは、図３に
示す通常状態時に圧電ハンドル１ｃに係合するカム端部
面１０ａと、このカム端部面１０ａに連続しかつ図４に
示す操作ノブ５Ａの押圧操作時に圧電ハンドル１ｃを強
制的に押し下げて圧電素子を叩く傾斜カム面１０ｂとか
らなる。なお、外囲ケース２Ａ中に位置された簡易ライ
ター１のノズルフード１ｂに臨んでは、支燃空気を取り
込む複数の空気取入口１２Ａが形成されることになる。
電ハンドル１ｃに係合できる内面カム１０Ａが形成さ
れ、この内面カム１０Ａにより圧電ハンドル１ｃが押し
下げ操作される。即ち、この内面カム１０Ａは、図３に
示す通常状態時に圧電ハンドル１ｃに係合するカム端部
面１０ａと、このカム端部面１０ａに連続しかつ図４に
示す操作ノブ５Ａの押圧操作時に圧電ハンドル１ｃを強
制的に押し下げて圧電素子を叩く傾斜カム面１０ｂとか
らなる。なお、外囲ケース２Ａ中に位置された簡易ライ
ター１のノズルフード１ｂに臨んでは、支燃空気を取り
込む複数の空気取入口１２Ａが形成されることになる。
【００１２】第１実施例によるライターカバー着火装置
は、以上に述べたような構造であるから、量産により極
めて安価に製造できるが、同着火装置は次のような工程
で組み立てることができる。まず、”Ｕ”字状の操作ノ
ブ５Ａに簡易ライター１を抱持させた状態とし、同簡易
ライター１を右ケース２ａまたは左ケース２ｂの一方の
スペーサポスト４で囲まれた空間中に嵌め込みながら、
操作ノブ５Ａの枢支軸６Ａを軸孔７Ａに挿入すれば、簡
易ライター１及び操作ノブ５Ａは右ケース２ａまたは左
ケース２ｂ内に固定される。したがって、一方の右ケー
ス２ａまたは左ケース２ｂに対する簡易ライター１及び
操作ノブ５Ａの組み立て状態を保ったまま、他方の左ケ
ース２ｂまたは右ケース２ａを相手型の右ケース２ａま
たは左ケース２ｂに合わせ、右ケース２ａと左ケース２
ｂとを強く押し付ければ、対応スペーサポスト４が圧入
され、右ケース２ａと左ケース２ｂの間が分解しなくな
る。
は、以上に述べたような構造であるから、量産により極
めて安価に製造できるが、同着火装置は次のような工程
で組み立てることができる。まず、”Ｕ”字状の操作ノ
ブ５Ａに簡易ライター１を抱持させた状態とし、同簡易
ライター１を右ケース２ａまたは左ケース２ｂの一方の
スペーサポスト４で囲まれた空間中に嵌め込みながら、
操作ノブ５Ａの枢支軸６Ａを軸孔７Ａに挿入すれば、簡
易ライター１及び操作ノブ５Ａは右ケース２ａまたは左
ケース２ｂ内に固定される。したがって、一方の右ケー
ス２ａまたは左ケース２ｂに対する簡易ライター１及び
操作ノブ５Ａの組み立て状態を保ったまま、他方の左ケ
ース２ｂまたは右ケース２ａを相手型の右ケース２ａま
たは左ケース２ｂに合わせ、右ケース２ａと左ケース２
ｂとを強く押し付ければ、対応スペーサポスト４が圧入
され、右ケース２ａと左ケース２ｂの間が分解しなくな
る。
【００１３】組立を完了したライターカバー着火装置
は、図３に示すように、内部に簡易ライター１全体を包
蔵した状態となるが、この組立状態では、内蔵リターン
スプリングの復帰力で圧電ハンドル１ｃで操作ノブ５Ａ
が時計方向に枢動された状態にある。したがって、外囲
ケース２Ａを手のひらで握り、図４の矢印で示すよう
に、親指で操作ノブ５Ａを押圧すると、同操作ノブ５Ａ
の内面の内面カム１０Ａにより圧電ハンドル１ｃが下方
に押し下げられ、放電が行われて、圧電ハンドル１ｃの
下降で開放された燃料ノズルからの燃料ガスに着火が行
われることになる。なお、使用後に、操作ノブ５Ａから
指先を離せば、圧電ハンドル１ｃの復帰力により操作ノ
ブ５Ａが図３の状態に戻るけれども、この圧電ハンドル
１ｃの戻り運動に伴って燃料噴射弁が自動的に閉じられ
ることになる。
は、図３に示すように、内部に簡易ライター１全体を包
蔵した状態となるが、この組立状態では、内蔵リターン
スプリングの復帰力で圧電ハンドル１ｃで操作ノブ５Ａ
が時計方向に枢動された状態にある。したがって、外囲
ケース２Ａを手のひらで握り、図４の矢印で示すよう
に、親指で操作ノブ５Ａを押圧すると、同操作ノブ５Ａ
の内面の内面カム１０Ａにより圧電ハンドル１ｃが下方
に押し下げられ、放電が行われて、圧電ハンドル１ｃの
下降で開放された燃料ノズルからの燃料ガスに着火が行
われることになる。なお、使用後に、操作ノブ５Ａから
指先を離せば、圧電ハンドル１ｃの復帰力により操作ノ
ブ５Ａが図３の状態に戻るけれども、この圧電ハンドル
１ｃの戻り運動に伴って燃料噴射弁が自動的に閉じられ
ることになる。
【００１４】図５から図７は本発明の第２実施例による
ライターカバー着火装置を示し、この着火装置は簡易ラ
イター１の燃料タンク１ａの横断面形状の有底棒状容器
に樹脂成形される外囲ケース２Ｂを備えており、この外
囲ケース２Ｂの上部外面のリセス１１には枢支軸６Ｂが
一体成形される。即ち、楕円断面の棒状容器である外囲
ケース２Ｂの深さは簡易ライター１の全体長さに相当し
た寸法とされ、簡易ライター１のノズルフード１ｂに対
応する同外囲ケース２Ｂの上部には複数のスロット状空
気取入口１２Ｂが形成され、これらの空気取入口１２Ｂ
から外部空気が取り入れられる。
ライターカバー着火装置を示し、この着火装置は簡易ラ
イター１の燃料タンク１ａの横断面形状の有底棒状容器
に樹脂成形される外囲ケース２Ｂを備えており、この外
囲ケース２Ｂの上部外面のリセス１１には枢支軸６Ｂが
一体成形される。即ち、楕円断面の棒状容器である外囲
ケース２Ｂの深さは簡易ライター１の全体長さに相当し
た寸法とされ、簡易ライター１のノズルフード１ｂに対
応する同外囲ケース２Ｂの上部には複数のスロット状空
気取入口１２Ｂが形成され、これらの空気取入口１２Ｂ
から外部空気が取り入れられる。
【００１５】また、前記外囲ケース２Ｂの上端部には簡
易ライター１のノズルフード１ｂ及び圧電ハンドル１ｃ
を露呈させる上部開口３Ｂが形成されるが、この上部開
口３Ｂは前記枢支軸６Ｂに枢支される樹脂製のキャップ
状操作ノブ５Ｂで完全に閉鎖される。つまり、指先で図
６の矢印方向に強制的に枢動できる操作ノブ５Ｂは、前
記ノズルフード１ｂ及び圧電ハンドル１ｃの表面を覆う
頂壁５ａ及びこの頂壁５ａから略直角に折れ曲がった側
壁５ｂから構成され、同側壁５ｂの下端部寄りの部分に
は、前記枢支軸６Ｂに対応した一対の軸孔７Ｂが形成し
てある。操作ノブ５Ｂの頂壁５ａと側壁５ｂとの間の内
面境界部には簡易ライター１の圧電ハンドル１ｃを強制
操作できる内面カム１０Ｂが形成され、この内面カム１
０Ｂにより圧電ハンドル１ｃを外部操作できる。
易ライター１のノズルフード１ｂ及び圧電ハンドル１ｃ
を露呈させる上部開口３Ｂが形成されるが、この上部開
口３Ｂは前記枢支軸６Ｂに枢支される樹脂製のキャップ
状操作ノブ５Ｂで完全に閉鎖される。つまり、指先で図
６の矢印方向に強制的に枢動できる操作ノブ５Ｂは、前
記ノズルフード１ｂ及び圧電ハンドル１ｃの表面を覆う
頂壁５ａ及びこの頂壁５ａから略直角に折れ曲がった側
壁５ｂから構成され、同側壁５ｂの下端部寄りの部分に
は、前記枢支軸６Ｂに対応した一対の軸孔７Ｂが形成し
てある。操作ノブ５Ｂの頂壁５ａと側壁５ｂとの間の内
面境界部には簡易ライター１の圧電ハンドル１ｃを強制
操作できる内面カム１０Ｂが形成され、この内面カム１
０Ｂにより圧電ハンドル１ｃを外部操作できる。
【００１６】第２実施例によるライターカバー着火装置
は、以上のような構造であるから、前述した第１実施例
による着火装置に比較して、より安価に製造できるばか
りでなく、外囲ケース２Ｂ及び操作ノブ５Ｂで簡易ライ
ター１全体を覆った構造が得られる。そして、同ライタ
ーカバー着火装置を組立てるには、上部開口３Ｂから外
囲ケース２Ｂの内部に簡易ライター１を落し込み、側壁
５ｂを僅かに押し広げながら外囲ケース２Ｂの枢支軸６
Ｂに操作ノブ５Ｂの軸孔７Ｂを嵌めるだけで図６に示し
た組立状態を得ることができる。
は、以上のような構造であるから、前述した第１実施例
による着火装置に比較して、より安価に製造できるばか
りでなく、外囲ケース２Ｂ及び操作ノブ５Ｂで簡易ライ
ター１全体を覆った構造が得られる。そして、同ライタ
ーカバー着火装置を組立てるには、上部開口３Ｂから外
囲ケース２Ｂの内部に簡易ライター１を落し込み、側壁
５ｂを僅かに押し広げながら外囲ケース２Ｂの枢支軸６
Ｂに操作ノブ５Ｂの軸孔７Ｂを嵌めるだけで図６に示し
た組立状態を得ることができる。
【００１７】同ライターカバー着火装置を使用するに
は、外囲ケース２Ｂを握って親指で図６の矢印方向に操
作ノブ５Ｂを強制的に枢動させればよい。つまり、枢支
軸６Ｂを中心として操作ノブ５Ｂを図６の時計方向に枢
動させると、同操作ノブ５Ｂの内面カム１０Ｂにより圧
電ハンドル１ｃが強制的に押し下げられ、圧電素子によ
る噴射ガスへの着火が行われる（図７図示）。勿論、使
用後に、操作ノブ５Ｂを離せば、圧電ハンドル１ｃの復
帰力で操作ノブ５Ｂが図６の状態に復旧するから、この
復帰運動に伴って燃料噴射弁が自動的に閉じられること
になる。
は、外囲ケース２Ｂを握って親指で図６の矢印方向に操
作ノブ５Ｂを強制的に枢動させればよい。つまり、枢支
軸６Ｂを中心として操作ノブ５Ｂを図６の時計方向に枢
動させると、同操作ノブ５Ｂの内面カム１０Ｂにより圧
電ハンドル１ｃが強制的に押し下げられ、圧電素子によ
る噴射ガスへの着火が行われる（図７図示）。勿論、使
用後に、操作ノブ５Ｂを離せば、圧電ハンドル１ｃの復
帰力で操作ノブ５Ｂが図６の状態に復旧するから、この
復帰運動に伴って燃料噴射弁が自動的に閉じられること
になる。
【００１８】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
１記載のライターカバー着火装置によれば、固定カバー
と可動カバーの内部に簡易ライターを完全に包蔵するの
で、量産による安価な簡易ライターを用いて簡易ライタ
ーとは異なった操作性で、しかも外観の自由なタバコ用
ライターを得ることができる。また、請求項２記載のラ
イターカバー着火装置によれば、全体外形を扁平な卵型
のケースとすることができ、請求項３記載の発明では、
請求項２の構造に比較して安価で、簡易ライター全体を
完全に覆ったライターカバー着火装置を提供できる。
１記載のライターカバー着火装置によれば、固定カバー
と可動カバーの内部に簡易ライターを完全に包蔵するの
で、量産による安価な簡易ライターを用いて簡易ライタ
ーとは異なった操作性で、しかも外観の自由なタバコ用
ライターを得ることができる。また、請求項２記載のラ
イターカバー着火装置によれば、全体外形を扁平な卵型
のケースとすることができ、請求項３記載の発明では、
請求項２の構造に比較して安価で、簡易ライター全体を
完全に覆ったライターカバー着火装置を提供できる。
【図１】本発明の第１実施例によるライターカバー着火
装置の全体斜視図である。
装置の全体斜視図である。
【図２】同ライターカバー着火装置の分解斜視図であ
る。
る。
【図３】同ライターカバー着火装置の図１の３−３線に
沿う断面図である。
沿う断面図である。
【図４】着火時の同ライターカバー着火装置の図３相当
断面図である。
断面図である。
【図５】本発明の第２実施例によるライターカバー着火
装置の分解斜視図である。
装置の分解斜視図である。
【図６】同ライターカバー着火装置の断面図である。
【図７】着火時の同ライターカバー着火装置の図６相当
断面図である。
断面図である。
１ 簡易ライター １ａ 燃料タンク １ｂ ノズルフード １ｃ 圧電ハンドル ２Ａ，２Ｂ 外囲ケース ２ａ 右ケース ２ｂ 左ケース ３Ａ，３Ｂ 上部開口 ４ スペーサポスト ５Ａ，５Ｂ 操作ノブ ６Ａ，６Ｂ 枢支軸 ７Ａ，７Ｂ 軸孔 ８Ａ，８Ｂ サイドストッパ ９Ａ，９Ｂ 内面凹所 １０Ａ，１０Ｂ 内面カム １２Ａ，１２Ｂ 空気取入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三宅 正男 東京都渋谷区千駄ケ谷三丁目38番10号Ａ・ Ｉ・Ｋビル９階有限会社ソルクス・デザイ ンアソシエイツ内 (72)発明者 中川 航一郎 東京都渋谷区千駄ケ谷三丁目38番10号Ａ・ Ｉ・Ｋビル９階有限会社ソルクス・デザイ ンアソシエイツ内 Ｆターム(参考） 3K095 AA04 AA26 GA07 KA04
Claims (3)
- 【請求項１】 液化ガス燃料を封入した樹脂製の棒状燃
料タンクの頭部にノズルフードと圧電ハンドルとを隣り
合わせて設け、同圧電ハンドルの押し下げにより燃料噴
射弁の開放と放電点火とを行う簡易ライターにおいて、
手で握ることができる外囲ケースの内部に前記簡易ライ
ターを包蔵し、前記ノズルフード及び圧電ハンドルに対
応した同外囲ケースの上部に上部開口を形成し、同上部
開口の前記後側を指先で操作できる操作ノブで覆って同
操作ノブの下部を前記外囲ケースに枢支し、指先による
回動操作で前記圧電ハンドルを押し下げることができる
内面カムを同操作ノブの内面に設けたことを特徴とする
ライターカバー着火装置。 - 【請求項２】 前記外囲ケースは内部に簡易ライターの
燃料タンクの固定のための固定手段を備えた左右対称の
扁平卵型右ケース及び左ケースからなり、前記操作ノブ
は横断面が”Ｕ”字状に成形され、同操作ノブは前記右
ケース及び左ケースに形成される内面凹所に位置された
自由端部外面のサイドストッパにより可動範囲が制限さ
れることを特徴とする請求項１記載のライターカバー着
火装置。 - 【請求項３】 前記外囲ケースは前記上部開口から簡易
ライターを内部に落し込める有底楕円容器として成形さ
れ、前記操作ノブは前記上部開口を閉鎖できる頂壁及び
同頂壁に対して略直角に連続された側壁をもち、同側壁
の下端部は前記外囲ケースに枢支されることを特徴とす
る請求項１記載のライターカバー着火装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10230322A JP2000055366A (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | ライターカバー着火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10230322A JP2000055366A (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | ライターカバー着火装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000055366A true JP2000055366A (ja) | 2000-02-22 |
Family
ID=16906025
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10230322A Pending JP2000055366A (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | ライターカバー着火装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000055366A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1628074A1 (en) * | 2004-08-16 | 2006-02-22 | Polyconcept Hong Kong Limited | Disc-like piezoelectric lighter with a safety lock |
| JP2013032891A (ja) * | 2011-08-03 | 2013-02-14 | Admiral Sangyo Kk | ライター点火操作補助具 |
| JP2014016065A (ja) * | 2012-07-06 | 2014-01-30 | Shinwasangyo Co Ltd | ライターケース |
| GB2553490A (en) * | 2016-06-20 | 2018-03-14 | Anthony Simmonds Daniel | E-zee lighter aid |
-
1998
- 1998-07-31 JP JP10230322A patent/JP2000055366A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1628074A1 (en) * | 2004-08-16 | 2006-02-22 | Polyconcept Hong Kong Limited | Disc-like piezoelectric lighter with a safety lock |
| JP2013032891A (ja) * | 2011-08-03 | 2013-02-14 | Admiral Sangyo Kk | ライター点火操作補助具 |
| JP2014016065A (ja) * | 2012-07-06 | 2014-01-30 | Shinwasangyo Co Ltd | ライターケース |
| GB2553490A (en) * | 2016-06-20 | 2018-03-14 | Anthony Simmonds Daniel | E-zee lighter aid |
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