JP2000053669A - エステル化合物 - Google Patents
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Abstract
すること。 【解決手段】式 化1 【化1】
Description
それを有効成分とする有害生物防除剤に関する。
物防除活性を有する化合物を提供することを課題とす
る。
害生物防除活性を有する化合物を見出すべく鋭意検討を
重ねた結果、下記式 化2で示されるエステル化合物が
優れた有害生物防除活性を有することを見出し、本発明
に至った。即ち、本発明は、式 化2
す。)及びそれを有効成分とする有害生物防除剤を提供
する。
方法により製造することができる。 (製造法A) 式 化3
させることにより製造する方法。該反応は不活性溶媒
中、適当な縮合剤または塩基の存在下で行なうことが好
ましい。カルボン酸の反応性誘導体としては、例えば、
酸ハロゲン化物または酸無水物等があげられる。縮合剤
としては、例えば、ジシクロヘキシルカルボジイミド
(DCC)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプ
ロピル)カルボジイミドハイドロクロリド(WSC)等
があげられる。塩基としては、例えば、トリエチルアミ
ン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、ジイソプ
ロピルエチルアミン等の有機塩基があげられる。溶媒と
しては、ベンゼン、トルエン、ヘキサン等の炭化水素
類、ジエチルエ−テル、テトラヒドロフラン等のエ−テ
ル類、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン等のハ
ロゲン化炭化水素類等があげられる。反応時間は通常5
分間〜72時間の範囲であり、反応温度は通常−20℃
から反応に使用する溶媒の沸点または100℃の範囲を
とることができ、−5℃から反応に使用する溶媒の沸点
または100℃の範囲が望ましい。式 化3で示される
アルコ−ル化合物と式 化4で示されるカルボン酸また
はその反応性誘導体の使用モル比は任意に設定できる
が、等モルまたはそれに近い比率で行なうのが有利であ
る。縮合剤または塩基は、式 化3で示されるアルコ−
ル化合物1モルに対して、等モルから過剰量の割合を用
いることができ、等モル〜5モルの割合を用いることが
望ましい。尚、本反応は、2、6−ジ−tert−ブチ
ル−4−メチルフェノ−ルを添加して行うこともでき
る。反応終了後の反応液は、有機溶媒抽出、濃縮等の通
常の後処理操作を行うことにより、本発明化合物を得る
ことができる。該化合物は、クロマトグラフィ−、蒸留
等の操作によって精製することもできる。
性体(R、S)、炭素−炭素2重結合に由来する幾何異
性体(E、Z)、シクロプロパン環に由来する幾何異性
体(シス、トランス)が存在する場合があるが、本発明
化合物には有害生物防除活性を有するすべての立体異性
体、幾何異性体及びそれらの混合物が含まれる。
例えばBull.Chem.Soc.Jpn4385〜
4394(1987)等に記載された方法に準じて製造
することができる。
物としては、例えば、下記に示される有害節足動物類
(例えば、昆虫類やダニ類等)等の有害生物類があげら
れる。 半翅目害虫:ヒメトビウンカ、トビイロウンカ、セジロ
ウンカ等のウンカ類、ツマグロヨコバイ、イナズマヨコ
バイ、タイワンツマグロヨコバイ等のヨコバイ類、アブ
ラムシ類、カメムシ類、コナジラミ類、カイガラムシ
類、グンバイムシ類、キジラミ類等 鱗翅目害虫:ニカメイガ(ニカメイチュウ)、コブノメ
イカ、ノシメコクガ等のメイガ類、ハスモンヨトウ、ア
ワヨトウ、ヨトウガ等のヨトウ類、モンシロチョウ等の
シロチョウ類、コカクモンハマキ等のハマキガ類、シン
クイガ類、ハモグリガ類、ドクガ類、ウワバ類、カブラ
ヤガ、タマナヤガ等のアグロティス属害虫(Agrot
is spp.)、ヘリコベルパ属害虫(Helico
verpaspp.)、ヘリオティス属害虫(Heli
othis spp.)、コナガ、イチモンジセセリ、
イガ、コイガ等 双翅目害虫:アカイエカ、コガタアカイエカ等のイエカ
類、ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ等のヤブカ類、シ
ナハマダラカ等のハマダラカ類、ユスリカ類、イエバ
エ、オオイエバエ、ヒメイエバエ等のイエバエ類、クロ
バエ類、ニクバエ類、タネバエ、タマネギバエ等のハナ
バエ類、ミバエ類、ショウジョウバエ類、チョウバエ
類、アブ類、ブユ類、サシバエ類、ノミバエ類、ヌカカ
類等 鞘翅目害虫:ウェスタンコ−ンル−トワ−ム、サザンコ
−ンル−トワ−ム等のコ−ンル−トワ−ム類、ドウガネ
ブイブイ、ヒメコガネ等のコガネムシ類、コクゾウム
シ、イネミズゾウムシ、ワタミゾウムシ、アズキゾウム
イシ等のゾウムシ類、ヒメマルカツオブシムシ、ヒメカ
ツオブシムシ類等のカツオブシムシ類、チャイロコメノ
ゴミムシダマシ、コクヌストモドキ等のゴミムシダマシ
類、イネドロオイムシ、キスジノミハムシ、ウリハムシ
等のハムシ類、シバンムシ類、ニジュウヤホシテントウ
等のエピラクナ属(Epilachna spp.)、
ヒラタキクイムシ類、ナガシンクイムシ類、カミキリム
シ類、アオバアリガタハネカクシ等 網翅目害虫:チャバネゴキブリ、クロゴキブリ、ワモン
ゴキブリ、トビイロゴキブリ、コバネゴキブリ等 総翅目害虫:ミナミキイロアザミウマ、ミカンキイロア
ザミウマ、ハナアザミウマ類等 膜翅目害虫:アリ類、スズメバチ類、アシナガバチ類、
アリガタバチ類、カブラハバチ等のハバチ類等 直翅目害虫:ケラ、バッタ等 隠翅目害虫:イヌノミ、ネコノミ、ヒトノミ等 シラミ目害虫:コロモジラミ、アタマジラミ、ケジラミ
等 等翅目害虫:ヤマトシロアリ、イエシロアリ等 等の有害昆虫類 ハダニ類:ニセナミハダニ、ナミハダニ、カンザワハダ
ニ、ミカンハダニ、リンゴハダニ等 マダニ類:オウシマダニ類、フタトゲチマダニ等 室内塵性ダニ類:ケナガコナダニ、ムギコナダニ等のコ
ナダニ類、コナヒョウヒダニ、ヤケヒョウヒダニ等のヒ
ョウヒダニ類、チリニクダニ、イエニクダニ、サナアシ
ニクダニ等のニクダニ類、クワガタツメダニ、フトツメ
ダニ等のツメダニ類、ホコリダニ類、マルニクダニ類、
イエササラダニダニ類、等の有害ダニ類
死及び有害生物の忌避等を目的とするものである。本発
明化合物を有害生物防除剤の有効成分として用いる場合
は、通常、固体担体、昇華性担体、液体担体、ガス状担
体、餌と混合するか、あるいは蚊取線香やマット等の基
材に含浸し、必要あれば界面活性剤、その他の製剤用補
助剤を添加して、油剤、乳剤、水和剤、水中懸濁剤・水
中乳濁剤等のフロアブル剤、粒剤、粉剤、エアゾ−ル、
蚊取線香・電気蚊取マット・ノ−マット等の加熱蒸散
剤、自己燃焼型燻煙剤・化学反応型燻煙剤、多孔セラミ
ック板燻煙剤等の加熱燻煙剤、樹脂蒸散剤・含浸紙蒸散
剤等の非加熱蒸散剤、フォッギング等の煙霧剤、ULV
剤、毒餌等に製剤して使用する。これらの製剤には、有
効成分として本発明化合物を、通常、重量比で0.00
1〜95%含有する。
は、例えば粘土類(カオリンクレ−、珪藻土、合成含水
酸化珪素、ベントナイト、フバサミクレ−、酸性白土
等)、タルク類、セラミック、その他の無機鉱物(セリ
サイト、石英、硫黄、活性炭、炭酸カルシウム、水和シ
リカ等)、化学肥料(硫安、燐安、硝安、尿素、塩安
等)等の微粉末あるいは粒状物等があげられ、液体担体
としては、例えば水、アルコ−ル類(メタノ−ル、エタ
ノ−ル等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン
等)、芳香族炭化水素類(ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、エチルベンゼン、メチルナフタレン等)、脂肪族炭
化水素類(ヘキサン、シクロヘキサン、灯油、軽油
等)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル等)、ニト
リル類(アセトニトリル、イソブチロニトリル等)、エ
−テル類(ジイソプロピルエ−テル、ジオキサン等)、
酸アミド類(N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−
ジメチルアセトアミド等)、ハロゲン化炭化水素類(ジ
クロロメタン、トリクロロエタン、四塩化炭素等)、ジ
メチルスルホキシド、大豆油、綿実油等の植物油等があ
げられ、昇華性担体としては、例えば2,4,6−トリ
イソプロピル−1,3,5−トリオキサン、トリシクロ
〔5,5,1,0〕デカン、アセトンオキシム、アミル
カルバマ−ト、ブチルカルバマ−ト、パラブチルアルデ
ヒド、クロロアセトアニリド、4−クロロ−3−メチル
フェノール、シクロヘキサノンオキシム、ジアセトアミ
ド、ジハイドロキシヘキサン、ジメチルオキサレ−ト、
ジメチルキノン、フルフラ−ルオキシム、パラジクロル
ベンゼン、ナフタリン、樟脳等があげられ、ガス状担
体、即ち噴射剤としては、例えばフロンガス、ブタンガ
ス、LPG(液化石油ガス)、ジメチルエ−テル、炭酸
ガス等があげられる。界面活性剤としては、例えばアル
キル硫酸エステル塩、アルキルスルホン酸塩、アルキル
アリ−ルスルホン酸塩、アルキルアリ−ルエ−テル類及
びそのポリオキシエチレン化物、ポリエチレングリコ−
ルエ−テル類、多価アルコ−ルエステル類、糖アルコ−
ル誘導体等があげられる。固着剤や分散剤等の製剤用補
助剤としては、例えばカゼイン、ゼラチン、多糖類(で
んぷん粉、アラビアガム、セルロ−ス誘導体、アルギン
酸等)、リグニン誘導体、ベントナイト、糖類、合成水
溶性高分子(ポリビニルアルコ−ル、ポリビニルピロリ
ドン、ポリアクリル酸類等)があげられ、安定剤として
は、例えばPAP(酸性リン酸イソプロピル)、BHT
(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノ−
ル)、BHA(2−tert−ブチル−4−メトキシフ
ェノ−ルと3−tert−ブチル−4−メトキシフェノ
−ルとの混合物)、植物油、鉱物油、界面活性剤、脂肪
酸またはそのエステル等があげられる。蚊取線香の基材
としては、例えば木粉、粕粉等の植物生粉末とタブ粉、
スタ−チ、グルテイン等の結合剤との混合物等があげら
れる。電気蚊取マットの基材としては、例えばコットン
リンタ−またはコットンリンタ−とパルプとの混合物の
フィブリルを板状に固めたもの等があげられる。自己燃
焼型燻煙剤の基材としては、例えば硝酸塩、亜硝酸塩、
グアニジン塩、塩素酸カリウム、ニトロセルロ−ス、エ
チルセルロ−ス、木粉等の燃焼発熱剤、アルカリ金属
塩、アルカリ土類金属塩、重クロム酸塩、クロム酸塩等
の熱分解刺激剤、硝酸カリウム等の酸素供給剤、メラミ
ン、小麦デンプン等の支燃剤、硅藻土等の増量剤、合成
糊料等の結合剤等があげられる。化学反応型燻煙剤の基
材としては、例えばアルカリ金属の硫化物、多硫化物、
水硫化物、含水塩、酸化カルシウム等の発熱剤、炭素質
物質、炭化鉄、活性白土等の触媒剤、アゾジカルボンア
ミド、ベンゼンスルホニルヒドラジド、ジニトロソペン
タメチレンテトラミン、ポリスチレン、ポリウレタン等
の有機発泡剤、天然繊維片、合成繊維片等の充填剤等が
あげられる。非加熱蒸散剤の基材としては、例えば熱可
塑性樹脂、濾紙、和紙等があげられる。毒餌の基材とし
ては、例えば穀物粉、植物油、糖、結晶セルロ−ス等の
餌成分、ジブチルヒドロキシトルエン、ノルジヒドログ
アセレチック酸等の酸化防止剤、デヒドロ酢酸等の保存
料、トウガラシ末等の誤食防止剤、チ−ズ香料、タマネ
ギ香料、ピ−ナッツオイル等の誘引剤等があげられる。
フロアブル剤(水中懸濁剤または水中乳濁剤)の製剤
は、一般に1〜75%の化合物を0.5〜15%の分散
剤、0.1〜10%の懸濁助剤(例えば、保護コロイド
やチクソトロピ−性を付与する化合物)、0〜10%の
適当な補助剤(例えば、消泡剤、防錆剤、安定化剤、展
着剤、浸透助剤、凍結防止剤、防菌剤、防黴剤等)を含
む水中で微小に分散させることによって得られる。水の
代わりに化合物がほとんど溶解しない油を用いて油中懸
濁剤とすることも可能である。保護コロイドとしては、
例えばゼラチン、カゼイン、ガム類、セルロ−スエ−テ
ル、ポリビニルアルコ−ル等が用いられる。チクソトロ
ピ−性を付与する化合物としては、例えばベントナイ
ト、アルミニウムマグネシウムシリケ−ト、キサンタン
ガム、ポリアクリル酸等があげられる。
あるいは水等で希釈して用いる。また、他の殺虫剤、殺
ダニ剤、殺線虫剤、土壌害虫防除剤、殺菌剤、除草剤、
植物生長調節剤、忌避剤、共力剤、肥料、土壌改良剤と
混用または併用することもできる。かかる殺虫剤、殺線
虫剤、殺ダニ剤、土壌害虫防除剤としては、例えばフェ
ニトロチオン〔O,O−ジメチル O−(3−メチル−
4−ニトロフェニル)ホスホロチオエ−ト〕、フェンチ
オン〔O,O−ジメチル O−(3−メチル−4−(メ
チルチオ)フェニル)ホスホロチオエ−ト〕、ダイアジ
ノン〔O,O−ジエチル−O−2−イソプロピル−6−
メチルピリミジン−4−イルホスホロチオエ−ト〕、ク
ロルピリホス〔O,O−ジエチル−O−3,5,6−ト
リクロロ−2−ピリジルホスホロチオエ−ト〕、アセフ
ェ−ト〔O,S−ジメチルアセチルホスホラミドチオエ
−ト〕、メチダチオン〔S−2,3−ジヒドロ−5−メ
トキシ−2−オキソ−1,3,4−チアジアゾ−ル−3
−イルメチル O,O−ジメチルホスホロジチオエ−
ト〕、ジスルホトン〔O,O−ジエチル S−2−エチ
ルチオエチルホスホロジチオエ−ト〕、DDVP〔2,
2−ジクロロビニルジメチルホスフェ−ト〕、スルプロ
ホス〔O−エチル O−4−(メチルチオ)フェニルS
−プロピルホスホロジチオエ−ト〕、シアノホス〔O−
4−シアノフェニルO,O−ジメチルホスホロチオエ−
ト〕、ジオキサベンゾホス〔2−メトキシ−4H−1,
3,2−ベンゾジオキサホスホリン−2−スルフィ
ド〕、ジメトエ−ト〔O,O−ジメチル−S−(N−メ
チルカルバモイルメチル)ジチオホスフェ−ト〕、フェ
ントエ−ト〔エチル 2−ジメトキシホスフィノチオイ
ルチオ(フェニル)アセテ−ト〕、マラチオン〔ジエチ
ル(ジメトキシホスフィノチオイルチオ)サクシネ−
ト〕、トリクロルホン〔ジメチル 2,2,2−トリク
ロロ−1−ヒドロキシエチルホスホネ−ト〕、アジンホ
スメチル〔S−3,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,
2,3−ベンゾトリアジン−3−イルメチル O,O−
ジメチルホスホロジチオエ−ト〕、モノクロトホス〔ジ
メチル(E)−1−メチル−2−(メチルカルバモイ
ル)ビニルホスフェ−ト〕、エチオン〔O,O,O′,
O′−テトラエチル S,S′−メチレンビス(ホスホ
ロジチオエ−ト)〕等の有機リン系化合物、BPMC
(2−sec−ブチルフェニルメチルカ−バメ−ト〕、ベ
ンフラカルブ〔エチル N−〔2,3−ジヒドロ−2,
2−ジメチルベンゾフラン−7−イルオキシカルボニル
(メチル)アミノチオ〕−N−イソプロピル−β−アラ
ニネ−ト〕、プロポキスル〔2−イソプロポキシフェニ
ル N−メチルカ−バメ−ト〕、カルボスルファン
〔2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−7−ベンゾ
〔b〕フラニル N−ジブチルアミノチオ−N−メチル
カ−バメ−ト〕、カルバリル〔1−ナフチル−N−メチ
ルカ−バメ−ト〕、メソミル〔S−メチル−N−〔(メ
チルカルバモイル)オキシ〕チオアセトイミデ−ト〕、
エチオフェンカルブ〔2−(エチルチオメチル)フェニ
ルメチルカ−バメ−ト〕、アルジカルブ〔2−メチル−
2−(メチルチオ)プロピオンアルデヒド O−メチル
カルバモイルオキシム〕、オキサミル〔N,N−ジメチ
ル−2−メチルカルバモイルオキシイミノ−2−(メチ
ルチオ)アセタミド〕、フェノチオカルブ〔S−4−フ
ェノキシブチル)−N,N−ジメチルチオカ−バメ−ト
等のカ−バメ−ト系化合物、
シフェニル)−2−メチルプロピル−3−フェノキシベ
ンジルエ−テル〕、フェンバレレ−ト〔(RS)−α−
シアノ−3−フェノキシベンジル(RS)−2−(4−
クロロフェニル)−3−メチルブチレ−ト〕、エスフェ
ンバレレ−ト〔(S)−α−シアノ−3−フェノキシベ
ンジル(S)−2−(4−クロロフェニル)−3−メチ
ルブチレ−ト〕、フェンプロパトリン〔(RS)−α−
シアノ−3−フェノキシベンジル2,2,3,3−テト
ラメチルシクロプロパンカルボキシレ−ト〕、シペルメ
トリン〔(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジ
ル (1RS)−シス,トランス−3−(2,2−ジク
ロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボ
キシレ−ト〕、ペルメトリン〔3−フェノキシベンジル
(1RS)−シス,トランス−3−(2,2−ジクロ
ロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキ
シレ−ト〕、シハロトリン〔(RS)−α−シアノ−3
−フェノキシベンジル (Z)−(1RS)−cis−3
−(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロプ−1
−エニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキ
シレ−ト〕、デルタメトリン〔(S)−α−シアノ−3
−フェノキシベンジル (1R)−シス−3(2,2−
ジブロモビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカ
ルボキシレ−ト〕、シクロプロトリン〔(RS)−α−
シアノ−3−フェノキシベンジル (RS)−2,2−
ジクロロ−1−(4−エトキシフェニル)シクロプロパ
ンカルボキシレ−ト〕、フルバリネ−ト(α−シアノ−
3−フェノキシベンジル N−(2−クロロ−α,α,
α−トリフルオロ−p−トリル)−D−バリネ−ト)、
ビフェンスリン(2−メチルビフェニル−3−イルメチ
ル)(Z)−(1RS)−cis−3−(2−クロロ−
3,3,3−トリフルオロプロプ−1−エニル)−2,
2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレ−ト、2−メ
チル−2−(4−ブロモジフルオロメトキシフェニル)
プロピル (3−フェノキシベンジル)エ−テル、トラ
ロメトリン〔(1R−シス)3{(1′RS)(1′,
2′,2′,2′−テトラブロモエチル)}−2,2−
ジメチルシクロプロパンカルボン酸(S)−α−シアノ
−3−フェノキシベンジルエステル〕、シラフルオフェ
ン〔4−エトキシフェニル{3−(4−フルオロ−3−
フェノキシフェニル)プロピル}ジメチルシラン〕、d
−フェノトリン〔3−フェノキシベンジル (1R−シ
ス,トランス)−クリサンテマ−ト〕、シフェノトリン
〔(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル
(1R−シス,トランス)−クリサンテマ−ト〕、d−
レスメトリン〔5−ベンジル−3−フリルメチル(1R
−シス,トランス)−クリサンテマ−ト〕、アクリナス
リン〔(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル
(1R−シス(Z))−(2,2−ジメチル−3−{3
−オキソ−3−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフル
オロプロピルオキシ)プロペニル}シクロプロパンカル
ボキシレ−ト〕、シフルトリン〔(RS)−α−シアノ
−4−フルオロ−3−フェノキシベンジル 3−(2,
2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパ
ンカルボキシレ−ト〕、テフルトリン〔2,3,5,6
−テトラフルオロ−4−メチルベンジル(1RS−シス
(Z))−3−(2−クロロ−3,3,3−トリフルオ
ロプロプ−1−エニル)−2,2−ジメチルシクロプロ
パンカルボキシレ−ト〕、トランスフルスリン〔2,
3,5,6−テトラフルオロベンジル(1R−トラン
ス)−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメ
チルシクロプロパンカルボキシレ−ト〕、テトラメトリ
ン〔3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミドメチル
(1RS)−シス,トランス−クリサンテマ−ト〕、
アレトリン〔(RS)−3−アリル−2−メチル−4−
オキソシクロペント−2−エニル(1RS)−シス,ト
ランス−クリサンテマ−ト〕、プラレトリン〔(S)−
2−メチル−4−オキソ−3−(2−プロピニル)シク
ロペント−2−エニル(1R)−シス,トランス−クリ
サンテマ−ト〕、エンペントリン〔(RS)−1−エチ
ニル−2−メチル−2−ペンテニル (1R)−シス,
トランス−クリサンテマ−ト〕、イミプロスリン〔2,
5−ジオキソ−3−(プロプ−2−イニル)イミダゾリ
ジン−1−イルメチル (1R)−シス,トランス−
2,2−ジメチル−3−(2−メチルプロプ−1−エニ
ル)シクロプロパンカルボキシレ−ト〕、d−フラメト
リン〔5−(2−プロピニル)フルフリル(1R)−シ
ス,トランス−クリサンテマ−ト〕、5−(2−プロピ
ニル)フルフリル 2,2,3,3−テトラメチルシク
ロプロパンカルボキシレ−ト等のピレスロイド化合物、
ミノ−3−イソプロピル−5−フェニル−1,3,5−
チアジアジナン−4−オン)等のチアジアジン誘導体、
ニトロイミダゾリジン誘導体、カルタップ(S,S′−
(2−ジメチルアミノトリメチレン)ビス(チオカ−バ
メ−ト)〕、チオシクラム〔N,N−ジメチル−1,
2,3−トリチアン−5−イルアミン〕、ベンスルタッ
プ〔S,S′−2−ジメチルアミノトリメチレン ジ
(ベンゼンチオスルフォネ−ト)〕等のネライストキシ
ン誘導体、N−シアノ−N′−メチル−N′−(6−ク
ロロ−3−ピリジルメチル)アセトアミジン等のN−シ
アノアミジン誘導体、エンドスルファン〔6,7,8,
9,10,10−ヘキサクロロ−1,5,5a,6,
9,9a−ヘキサヒドロ−6,9−メタノ−2,4,3
−ベンゾジオキサチエピンオキサイド〕、γ−BHC
(1,2,3,4,5,6−ヘキサクロロシクロヘキサ
ン〕、1,1−ビス(クロロフェニル)−2,2,2−
トリクロロエタノ−ル等の塩素化炭化水素化合物、クロ
ルフルアズロン〔1−(3,5−ジクロロ−4−(3−
クロロ−5−トリフルオロメチルピリジン−2−イルオ
キシ)フェニル)−3−(2,6−ジフルオロベンゾイ
ル)ウレア〕、テフルベンズロン〔1−(3,5−ジク
ロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−3−(2,6−
ジフルオロベンゾイル)ウレア〕、フルフェノクスロン
〔1−(4−(2−クロロ−4−トリフルオロメチルフ
ェノキシ)−2−フルオロフェニル〕−3−(2,6−
ジフルオロベンゾイル)ウレア〕等のベンゾイルフェニ
ルウレア系化合物、アミトラズ〔N,N′〔(メチルイ
ミノ)ジメチリジン〕ジ−2,4−キシリジン〕、クロ
ルジメホルム〔N′−(4−クロロ−2−メチルフェニ
ル)−N,N−ジメチルメチニミダミド〕等のホルムア
ミジン誘導体、ジアフェンチウロン〔N−(2,6−ジ
イソプロピル−4−フェノキシフェニル)−N′−te
rt−ブチルカルボジイミド〕等のチオ尿素誘導体、フ
ェニルピラゾ−ル系化合物、メトキサジアゾン〔5−メ
トキシ−3−(2−メトキシフェニル)−1,3,4−
オキサジアゾ−ル−2−(3H)−オン〕、ブロモプロ
ピレ−ト〔イソプロピル 4,4′−ジブロモベンジレ
−ト〕、テトラジホン〔4−クロロフェニル 2,4,
5−トリクロロフェニルスルホン〕、キノメチオネ−ト
〔S,S−6−メチルキノキサリン−2,3−ジイルジ
チオカルボネ−ト〕、プロパルギット〔2−(4−te
rt−ブチルフェノキシ)シクロヘキシル プロピ−2
−イル スルファイト〕、フェンブタティン オキシド
〔ビス〔トリス(2−メチル−2−フェニルプロピル)
ティン〕オキシド〕、ヘキシチアゾクス〔(4RS、5
RS)−5−(4−クロロフェニル)−N−クロロヘキ
シル−4−メチル−2−オキソ−1,3−チアゾリジン
−3−カルボキサミド〕、クロフェンテジン〔3,6−
ビス(2−クロロフェニル)−1,2,4,5−テトラ
ジン〕、ピリダベン〔2−tert−ブチル−5−(4
−tert−ブチルベンジルチオ)−4−クロロピリダ
ジン−3(2H)−オン〕、フェンピロキシメ−ト〔t
ert−ブチル(E)−4−〔(1,3−ジメチル−5
−フェノキシピラゾ−ル−4−イル)メチレンアミノオ
キシメチル〕ベンゾエ−ト〕、デブフェンピラド〔N−
4−tert−ブチルベンジル)−4−クロロ−3−エ
チル−1−メチル−5−ピラゾ−ルカルボキサミド〕、
ポリナクチンコンプレックス〔テトラナクチン、ジナク
チン、トリナクチン〕、ピリミジフェン〔5−クロロ−
N−〔2−{4−(2−エトキシエチル)−2,3−ジ
メチルフェノキシ}エチル〕−6−エチルピリミジン−
4−アミン、ミルベメクチン、アバメクチン、イバ−メ
クチン、アザジラクチン〔AZAD〕等があげられ、忌
避剤としては、例えば3,4−カランジオール、N,N
−ジエチル−m−トルアミド、2−(2−ヒドロキシエ
チル)−1−ピペリジンカルボン酸1−メチルプロピ
ル、p−メンタン−3,8−ジオール、ヒソップ油等の
植物精油等があげられ、共力剤としては、例えばビス
(2,3,3,3−テトラクロロプロピル)エーテル
(S−421)、N−(2−エチルヘキシル)ビシクロ
[2,2,1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキ
シイミド(MGK−264)、α−[2−(2−ブトキ
シエトキシ)エトキシ]−4,5−メチレンジオキシ−
2−プロピルトルエン(ピペロニルブトキサイド)等が
あげられる。
効成分として用いる場合、その施用量は10ア−ルあた
り通常5〜500g、乳剤、水和剤、フロアブル剤等を
水で希釈して施用する場合、その施用濃度は通常0.1
〜1000ppmであり、粒剤、粉剤、樹脂製剤等は何
ら希釈することなく、製剤のままで施用する。また、家
庭・防疫用または動物用有害生物防除剤の有効成分とし
て用いる場合、乳剤、水和剤、フロアブル剤等は通常水
で0.1〜10000ppmに希釈して施用し、油剤、
エアゾ−ル、燻蒸剤、燻煙剤、蒸散剤、煙霧剤、ULV
剤、毒餌、樹脂製剤等についてはそのまま施用する。こ
れらの施用量、施用濃度は、いずれも製剤の種類、施用
時期、施用場所、施用方法、害虫の種類、被害程度等の
状況によって異なり、上記の範囲にかかわることなく増
減させることができる。
本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの例
のみに限定されるものではない。まず本発明化合物の製
造例を示す。尚、本発明化合物の番号は後記の化合物番
号で示す。 製造例1 5−メチル−2−フルフリルアルコ−ル1000mg、
2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノ−ル
5mg、ピリジン1057mg及びトルエン30mlの
混合溶液に、氷冷下(1RS)−シス−3−(Z−2−
クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)
−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸クロリド
2282mgを加えた後、室温で8時間反応を続けた。
反応液を氷冷した5%クエン酸水溶液に注加し、ジエチ
ルエ−テルで3回抽出した。エ−テル層を併せ、飽和重
曹水及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィ−(展開溶媒:n−ヘキサン
/酢酸エチル混合物=30/1)に付し、5−メチル−
2−フルフリル (1RS)−シス−3−(Z−2−ク
ロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)−
2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレ−ト(本
発明化合物1)2495mg(収率83%)を得た。 nD 29 1.46811 H−NMR(CDCl3,TMS内部標準)δ値(pp
m):1.28(s,3H)、1.29(s,3H)、2.00
(d,1H)、2.16(dd,1H)、2.31(s,3H)、
5.00(s,2H)、5.92(d,1H)、6.28(d,1
H)、6.92(d,1H)
に示す。 本発明化合物1: 5−メチル−2−フルフリル (1
RS)−シス−3−(Z−2−クロロ−3,3,3−ト
リフルオロ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシク
ロプロパンカルボキシレ−ト 本発明化合物2: 5−メチル−2−フルフリル (1
R)−シス−3−(Z−2−クロロ−3,3,3−トリ
フルオロ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロ
プロパンカルボキシレ−ト 本発明化合物3: 5−メチル−2−フルフリル (1
R)−トランス−3−(Z−2−クロロ−3,3,3−
トリフルオロ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシ
クロプロパンカルボキシレ−ト
の製造例を参考例として示す。 参考例 5−メチル−2−フルアルデヒド3g及びメタノ−ル3
0mlの混合溶液に、氷冷下、水素化ホウ素ナトリウム
515mgを加え、1時間攪拌した。反応液を氷冷した
5%クエン酸水溶液に注加し、ジエチルエ−テルで2回
抽出した。エ−テル層を併せ、飽和重曹水及び飽和食塩
水で順次洗浄し、無水硫酸でマグネシウムで乾燥後、減
圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィ−(展開溶媒:ノルマルヘキサン/酢酸エチ
ル混合物=30/1)に付し、5−メチル−2−フルフ
リルアルコ−ル2.3g(収率75%)を得た。1H−N
MR(CDCl3,TMS内部標準)δ値(ppm):
1.71(t,1H)、2.31(d,3H)、4.53(d,2
H)、5.96(d,1H)、6.17(d,1H)
し、本発明化合物は前記の化合物番号で示す。 製剤例1 乳剤 本発明化合物1〜3の各々20部をキシレン65部に溶
解し、乳化剤ソルポ−ル3005X(東邦化学登録商標
名)15部を加え、よく攪拌混合して、各々の20%乳
剤を得る。 製剤例2 水和剤 本発明化合物1〜3の各々40部にソルポ−ル3005
X(前出)5部を加え、よく混合して、カ−プレックス
#80(塩野義製薬登録商標名、合成含水酸化ケイ素微
粉末)32部、300メッシュ珪藻土23部を加え、ジ
ュ−スミキサ−で攪拌混合して、各々の40%水和剤を
得る。 製剤例3 粒剤 本発明化合物1〜3の各々1.5部及びAGSORBL
VM−MS24/48(OIL DRI社製モンモリロ
ナイトの焼成品、粒径24〜48メッシュの粒状担体)
98.5部を加えてよく混合し、各々の1.5%粒剤を得
る。
タン10部及びスミジュ−ルL−75(住友バイエルウ
レタン社製トリレンジイソシアネ−ト)0.5部を混合
した後、アラビアガムの10%水溶液20部中に加え、
ホモミキサ−で攪拌して、平均粒径20μmのエマルシ
ョンを得る。次に、これにエチレングリコ−ル2部を加
え、さらに60℃の温浴中で24時間反応させてマイク
ロカプセルスリラ−を得る。一方、ザンサンガム0.2
部、ビ−ガムR(三洋化成製アルミニウムマグネシウム
シリケ−ト)1.0部をイオン交換水56.3部に分散さ
せて増粘剤溶液を得る。上記マイクロカプセルスリラ−
42.5部及び増粘剤溶液57.5部を混合して、各々の
10%マイクロカプセル剤を得る。 製剤例5 フロアブル剤 本発明化合物1〜3の各々10部とフェニルキシリルエ
タン10部を混合した後、ポリエチレングリコ−ルの1
0%水溶液20部中に加え、ホモミキサ−で攪拌して、
平均粒径3μmのエマルションを得る。一方、ザンサン
ガム0.2部、ビ−ガムR(三洋化成製アルミニウムマ
グネシウムシリケ−ト)1.0部をイオン交換水58.8
部に分散させて増粘剤溶液を得る。上記エマルション4
0部及び増粘剤溶液60部を混合して、各々の10%フ
ロアブル剤を得る。 製剤例6 粉剤 本発明化合物1〜3の各々5部をカ−プレックス#80
(前出)3部、PAP0.3部及び300メッシュタル
ク91.7部を加え、ジュ−スミキサ−で攪拌混合し、
各々の5%粉剤を得る。
部に溶解し、これを脱臭灯油94.9部に混合して、各
々の0.1%油剤を得る。 製剤例8 油性エアゾ−ル 本発明化合物1〜3の各々1部、ジクロロメタン5部及
び脱臭灯油34部を混合溶解し、エアゾ−ル容器に充填
し、バルブ部分を取り付けた後、該バルブ部分を通じて
噴射剤(液化石油ガス)60部を加圧充填して、各々の
油性エアゾ−ルを得る。 製剤例9 水性エアゾ−ル 本発明化合物1〜3の各々0.6部、キシレン5部、脱
臭灯油3.4部及び乳化剤{アトモス300(アトラス
ケミカル社登録商標名)}1部を混合溶解したものと、
純水50部とをエアゾ−ル容器に充填し、バルブ部分を
取り付け、該バルブ部分を通じて噴射剤(液化石油ガ
ス)40部を加圧充填して、各々の水性エアゾ−ルを得
る。
に溶解し、蚊取線香用担体(タブ粉:粕粉:木粉を4:
3:3の割合で混合)99.7gと均一に攪拌混合した
後、水120mlを加え、充分練り合わせたものを成型
乾燥して、各々の蚊取線香を得る。 製剤例11 電気蚊取マット 本発明化合物1〜3の各々0.8g、ピペロニルブトキ
サイド0.4gにアセトンを加えて溶解し、ト−タルで
10mlとする。この溶液0.5mlを2.5cm×1.
5cm、厚さ0.3cmの電気マット用基材(コットン
リンタ−とパルプの混合物のフィブリルを板状に固めた
もの)に均一に含浸させて、各々の電気蚊取マット剤を
得る。 製剤例12 液体電気蚊取り 本発明化合物1〜3の各々3部を脱臭灯油97部に溶解
して、塩化ビニル製容器に入れ、上部をヒ−タ−で加熱
できるようにした吸液芯(無機粉体をバインダ−で固
め、焼結したもの)を挿入することにより、各々の液体
電気蚊取を得る。
に溶解し、4.0cm×4.0cm、厚さ1.2cmの多
孔セラミック板に含浸させて、各々の加熱燻煙剤を得
る。 製剤例14 常温揮散剤 本発明化合物1〜3の各々100μgを適量のアセトン
に溶解し、2cm×2cm、厚さ0.3mmの濾紙に均
一に塗布した後、アセトンを風乾して、各々の常温蒸散
剤を得る。 製剤例15 防ダニシ−ト 本発明化合物1〜3の各々を濾紙に1m2当り1gとな
るように滴下含浸し、アセトンを風乾して、各々の防ダ
ニシ−トを得る。
効成分として有用であることを試験例で示す。尚、本発
明化合物は前記の化合物番号で示す。
験 直径11cmのポリエチレンカップ内に13gのハスモ
ンヨトウ用人工飼料を入れ、これに製剤例1に準じて得
られた本発明化合物1の乳剤の水による希釈液(500
ppm)2mlをしみ込ませた。該カップ内にハスモン
ヨトウ4令幼虫10頭を放飼した。6日後にその生死を
調査した結果、その死虫率は100%であった。一方、
本発明化合物1を用いない以外は全く同様にして試験を
行った結果、その死虫率は0%であった。
験 製剤例1に準じて得られた本発明化合物1の乳剤の水に
よる希釈液(500ppm)にイネ茎(長さ約5cm)
を約1分間浸漬した。風乾後、水1mlを含ませた直径
5.5cmの濾紙を敷いた直径5.5cmのポリエチレ
ンカップに、そのイネ茎を入れ、その中にトビイロウン
カ幼虫を約30頭放飼した。6日後にその生死を調査し
た結果、効果判定aを示した。一方、本発明化合物1を
用いない以外は全く同様にして試験を行った結果、効果
判定cを示した。尚、本試験において、効果判定基準
は、 a:死虫率90%以上 b:死虫率80%〜90%未満 c:死虫率80%未満 とした。
する殺虫試験 直径5.5cmのポリエチレンカップの底に同大の濾紙
を敷き、製剤例1に準じて得られた本発明化合物1の乳
剤の水による希釈液(50ppm)1mlを濾紙上に滴
下した。この濾紙上にサザンコ−ンル−トワ−ムの卵約
30個を置き、餌としてトウモロコシの芽出し1個を入
れた。8日後に孵化幼虫の生死を調査した結果、効果判
定aを示した。一方、本発明化合物1を用いない以外は
全く同様にして試験を行った結果、効果判定cを示し
た。尚、本試験において、効果判定基準は、 a:死虫率100%(卵死を含む) b:死虫率90%以上 c:死虫率90%未満 とした。
を敷き、製剤例1に準じて得られた本発明化合物1の乳
剤の水による希釈液(500ppm)0.7mlを濾紙
上に滴下し、餌としてショ糖約30mgを均一に入れ
た。その中に、ピレスロイド低感受性イエバエ雌成虫1
0頭を放飼した。蓋をして1日後にその生死を調査した
結果、その死虫率は100%であった。一方、本発明化
合物1を用いない以外は全く同様にして試験を行った結
果、その死虫率は0%であった。
試験 直径5.5cmのポリエチレンカップの底に同大の濾紙
を敷き、製剤例1に準じて得られた本発明化合物1の乳
剤の水による希釈液(500ppm)0.7mlを濾紙
上に滴下し、餌としてショ糖約30mgを均一に入れ
た。その中に、ピレスロイド低感受性チャバネゴキブリ
雄成虫2頭を放飼した。蓋をして6日後にその生死を調
査した結果、その死虫率は100%であった。一方、本
発明化合物1を用いない以外は全く同様にして試験を行
った結果、その死虫率は0%であった。
よる希釈液0.7mlを100mlのイオン交換水に加
えた(有効成分濃度3.5ppm)。その中にアカイエ
カ終令幼虫約20頭を放飼した。1日後にその生死を調
査した結果、効果判定aを示した。一方、本発明化合物
1を用いない以外は全く同様にして試験を行った結果、
効果判定cを示した。尚、本試験において、効果判定基
準は、 a:死虫率90%以上 b:死虫率10%〜90%未満 c:死虫率10%未満 とした。
ン試験 70cm立方(0.34m3)のガラスチャンバ−内に
アカイエカ雌成虫10頭を放飼した。このガラスチャン
バ−内に、製剤例7に準じて得られた本発明化合物1の
0.1%油剤0.7mlをスプレ−ガンにて圧力0.8
気圧でチャンバ−内にスプレ−した。15分後、供試虫
のノックダウン虫率を調査した結果、そのノックダウン
虫率は100%であった。一方、本発明化合物1を用い
ない以外は全く同様にして試験を行った結果、そのノッ
クダウン虫率は0%であった。
ン試験 70cm立方(0.34m3)のガラスチャンバ−内に
アカイエカ雌成虫10頭を放飼した。このガラスチャン
バ−内に、有効成分を含まない線香に本発明化合物1の
アセトン溶液を処理、風乾して得られた0.3%(w/
w)線香1.0gを両端に点火して入れた。15分後、
供試虫のノックダウン虫率を調査した結果、そのノック
ダウン虫率は100%であった。一方、本発明化合物1
を用いない以外は全く同様にして試験を行った結果、そ
のノックダウン虫率は0%であった。
釈液をイエバエ雌成虫の胸背部に有効成分量で5μg/
頭となるように処理し、水と餌を与え、24時間後の生
存、苦悶、死亡虫数を調査して苦死虫率を求めた結果、
その苦死虫率は100%であった(1群10頭2反
復)。一方、本発明化合物1を用いない以外は全く同様
にして試験を行った結果、その苦死虫率は0%であっ
た。
よる殺虫試験 底部の直径7cmのアルミニウム皿に本発明化合物1の
0.05%(w/v)アセトン希釈液0.64mlを滴下
処理し、アセトンを風乾した。ポリエチレンカップ(直
径9cm、高さ4.5cm)内にイエバエ雌成虫10頭
を放飼し、その上部に虫が直接薬剤処理面に触れないよ
うに16メッシュナイロンネットをした。このカップを
さかさまにし、上記アルミニウム皿上にのせ、25℃で
120分経過後、カップをアルミニウム皿からはずして
水と餌を与え、24時間後の生存、苦悶、死亡虫数を調
査し、苦死虫率を求めた結果、その苦死虫率は100%
であった(1群10頭2反復)。一方、本発明化合物1
を用いない以外は全く同様にして試験を行った結果、そ
の苦死虫率は0%であった。
0.05%(w/v)アセトン希釈液0.64mlを滴下
処理し、アセトンを風乾した。ポリエチレンカップ(直
径9cm、高さ4.5cm)内にアカイエカ雌成虫10頭
を放飼し、その上部に虫が直接薬剤処理面に触れないよ
うに16メッシュナイロンネットをした。このカップを
さかさまにし、上記アルミニウム皿上にのせ、25℃で
120分経過後、カップをアルミニウム皿からはずして
水と餌を与え、24時間後の生死を調査し、死虫率を求
めた結果、その死虫率は100%であった(1群10頭
2反復)。一方、本発明化合物1を用いない以外は全く
同様にして試験を行った結果、その死虫率は0%であっ
た。
釈液をコイガ中令幼虫の背側中央部に有効成分量で3μ
g/頭となるように処理し、餌として2×2cmのウ−ル
モスリン布を与えた。7日後の死虫率及びウ−ルモスリ
ン布の食害度を調べた結果、その死虫率は100%であ
り、食害度は−であった。一方、本発明化合物1を用い
ない以外は全く同様にして試験を行った結果、その死虫
率は0%であり、食害度は+++であった。尚、本試験
において、食害度の判定基準は、 +++:著しく食害あり ++:食害あり +:やや食害あり ±:わずかに食害あり −:食害なし とした(1群10頭2反復)。
る殺虫試験 ポリエチレンカップ(底部の直径10cm、開口部の直
径12.5cm、高さ9.5cm、体積950cm3)の
底部に2×2cmのウ−ルモスリン布とコイガ中令幼虫
10頭を入れておき、その蓋から製剤例14に準じて得
られた本発明化合物1の常温揮散剤を吊るして密封し
た。温度25℃で1週間放置後、開封し、生存、苦悶、
死亡虫数を調べ苦死虫率を求めると共に、ウ−ルモスリ
ン布の食害度を調べた結果、その苦死虫率は100%で
あり、食害度は−であった。一方、本発明化合物1に代
えて比較対照化合物A(後記、式 化5に記載の化合
物)を用いる以外は全く同様にして試験を行った結果、
その苦死虫率は10%であり、食害度は+++であっ
た。また、本発明化合物1を用いない以外は全く同様に
して試験を行った結果、その死虫率は0%であり、食害
度は+++であった。尚、本試験において、食害度の判
定基準は、 +++:著しく食害あり ++:食害あり +:やや食害あり ±:わずかに食害あり −:食害なし とした(2反復)。また、本試験において、本発明化合
物1の処理直後及び処理1週間後の観察時に、薬剤処理
濾紙の変色及び異臭は認められなかった。
物の変色、臭気について検討した。 試験例14 本発明化合物1の3.3mgをアセトンに溶解し、該ア
セトン溶液を2cm×1.5cmの濾紙に塗布し、風乾
し、薬剤処理濾紙を調整した。真鍮粉処理濾紙[真鍮粉
(Cu/Zn=76〜78/22〜24)を約0.03
mg/cm2の割合で直径5.5mmの濾紙の片面にす
り込んだもの]を真鍮粉処理面を内側にして2つ折りに
し、この中に、上記薬剤処理濾紙を挟みこんでクリップ
で止め、全体をアルミラミネ−ト袋中にヒ−トシ−ルし
て密閉し、60℃の恒温槽に48時間保持した。その後
開封し、真鍮粉処理濾紙、薬剤処理濾紙の変色及び臭気
を調査した。その結果、真鍮粉処理濾紙、薬剤処理濾紙
ともに臭気、変色は認められなかった。
る殺虫試験 有効成分としての所定量の供試化合物のアセトン溶液を
角濾紙(3.2cm×3.2cm)に処理し、風乾した
後、該濾紙をダンボ−ル箱(29cm×29cm×29
cm)の上部に25cm×25cmのウ−ルモスリン布
2枚とともに吊るし、試験容器を調製した。該容器を温
度25℃、湿度60%条件下に保存し、処理1週間後に
コイガ中令幼虫7〜10頭と2cm×2cmの食害度調
査用のウ−ルモスリン布1枚を入れた茶こしボ−ル2個
を試験容器の上部に吊るし、蓋を閉めて密閉した。1週
間後に箱を開け、生存、苦悶、死亡虫数を調べ苦死虫率
を求めると共にウ−ルモスリン布の食害度を調べた。
尚、本試験において、食害度の判定基準は、 +++:著しく食害あり ++:食害あり +:やや食害あり ±:わずかに食害あり −:食害なし とした(2反復)。試験容器はそのまま保存し、さらに
試験容器調製後2、3及び5週間後毎に、各々同様にコ
イガ中令幼虫及びウ−ルモスリン布を試験容器に配設
し、同様の試験を行い、供試化合物の残効性を調べた。
また、対照として有効成分を含まない以外は全く同様に
して試験を行った。結果を表1に示す。
化合物を意味する。
ラセミ化合物であり、化合物Bは特開平06−2520
5に記載のラセミ化合物であり、化合物Cは特開平06
−211611に記載のラセミ化合物である。]
る殺虫試験 ビニ−ルロッカ−(60cm×50cm×155cm)
に所定量の本発明化合物1のアセトン溶液を処理した角
濾紙(10cm×15cm)を風乾した後、服6着とと
もに吊るし、試験装置を調製した。この服にコイガ中令
幼虫7〜10頭と2cm×2cmのウ−ルモスリン布1
枚を入れた茶こしボ−ル及びコイガ卵10〜15頭を入
れた袋を吊るし、温度25℃、湿度60%条件下に保存
した。コイガ中令幼虫については1週間後に生存、苦
悶、死亡虫数を調べ苦死虫率を求めると共にウ−ルモス
リン布の食害度を調べた。尚、本試験において、食害度
の判定基準は +++:著しく食害あり ++:食害あり +:やや食害あり ±:わずかに食害あり −:食害なし また、コイガ卵については1週間後に実体顕微鏡下にて
生存孵化幼虫数、苦死孵化幼虫数、死卵数を調査し、下
記の数式 数1により防除率を算出した。
(生存孵化幼虫数+苦死孵化幼虫数+死卵数)×100 ビニ−ルロッカ−はそのまま保存し、試験装置調製後
2、4、8及び12週間後に、同様の試験を繰り返し行
い、化合物の残効性を調べた。また、対照として有効成
分を含まない以外は全く同様にして試験を行った。コイ
ガ中令幼虫の苦死虫及びウ−ルモスリン布の食害度を表
2に示し、コイガ卵についての防除率を表3に示す。
ルで所定濃度に希釈し、該希釈液を雄ラットに10ml
/kg投与し、水と餌を与え、7日後の生存、死亡数を
調査して、その死亡率からLD50(mg/kg)値を求
めた。結果を表4に示す。
た有害生物防除効果が得られる。
Claims (4)
- 【請求項1】式 化1 【化1】 で示されるエステル化合物。
- 【請求項2】請求項1に記載のエステル化合物を有効成
分として含有することを特徴とする有害生物防除剤。 - 【請求項3】有害生物防除剤が殺虫、殺ダニ剤である請
求項2に記載の有害生物防除剤。 - 【請求項4】有害生物防除剤が衣料用防虫剤である請求
項2に記載の有害生物防除剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10226927A JP2000053669A (ja) | 1998-08-11 | 1998-08-11 | エステル化合物 |
Applications Claiming Priority (1)
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