JP2000052302A - チェ―ンソ―のガイドバ― - Google Patents

チェ―ンソ―のガイドバ―

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JP2000052302A
JP2000052302A JP11023439A JP2343999A JP2000052302A JP 2000052302 A JP2000052302 A JP 2000052302A JP 11023439 A JP11023439 A JP 11023439A JP 2343999 A JP2343999 A JP 2343999A JP 2000052302 A JP2000052302 A JP 2000052302A
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JP
Japan
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shaft
bar
guide bar
chainsaw
chain
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Application number
JP11023439A
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English (en)
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Christopher David Seigneur
クリストファー・デービッド・セニュール
Kent L Huntington
ケント・エル・ハンティントン
Mark D Lamey
マーク・ディー・ラメイ
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Oregon Tool Inc
Original Assignee
Blount Inc
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27BSAWS FOR WOOD OR SIMILAR MATERIAL; COMPONENTS OR ACCESSORIES THEREFOR
    • B27B17/00Chain saws; Equipment therefor
    • B27B17/02Chain saws equipped with guide bar
    • B27B17/025Composite guide bars, e.g. laminated, multisectioned; Guide bars of diverse material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27BSAWS FOR WOOD OR SIMILAR MATERIAL; COMPONENTS OR ACCESSORIES THEREFOR
    • B27B17/00Chain saws; Equipment therefor
    • B27B17/14Arrangements for stretching the chain saw

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Forests & Forestry (AREA)
  • Sawing (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】バーをチェーンソーハウジングにクランプする
間に、バーがチェーンに張力を保持できるようにする。 【解決手段】ガイドバーは、チェーンソーのスタッド2
2,24に装架され、細長いバー本体を備える。バー本
体のキャビティ内をスライドするシャフト42の後端部
50がスタッド24に係合し、後端部の後方へ突出する
フィンガ56は内方エッジと外方エッジ59を有する。
長手方向に割れ目52が設けられたシャフト42をスタ
ッドに押しつけるように後方に移動させたとき、フィン
ガの内方エッジがスタッドと係合し、割れ目を開き、フ
ィンガを広げる。シャフトが後方移動すると、バー本体
は相対的に前方に移動してチェーンに張力を付与する。
テーパをつけられた外方エッジは、フィンガが広げられ
たとき、キャビティのエッジ36tと係合し、スタッ
ド、シャフトおよびバー本体の相対位置は固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はチェーンソーに関す
る。より詳細に言えば、本発明は、ガイドバーのために
設けられた機構であって、チェーンソーのガイドバーお
よび駆動スプロケット上にソーチェーンのループを装架
させ、それから理想的な切断を行わせるために該ソーチ
ェーンに所望の張力を与えることのできる機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ソーチェーンのループは、チェーンソー
上に装架させるために弾性的になっている訳ではない。
典型的な構成としては、ソーチェーンを装架すべきガイ
ドバーが、固定の駆動スプロケットに対して直線方向に
調節可能となされている。ガイドバーを駆動スプロケッ
トの方へと移動させることにより、バーとスプロケット
との周りの環状の経路にチェーンを容易に装架すること
ができる。このような状態のままではチェーンが緩んで
いるので、切断を始めようとすればチェーンはバーから
外れてしまうであろう。そこで、バーが駆動スプロケッ
トから離れる方向に動かされ、チェーンに適当な張力が
与えられるようにし、その位置でバーをチェーンソーハ
ウジングに対してクランプするようにしている。
【0003】チェーンは繰り返し交換されなければなら
ない。また、時間がたつにつれ、使用中にチェーンが緩
むようになり、使用者は再びバーを駆動スプロケットか
ら離す方向に動かし、チェーンを再び張らなくてはなら
ない。チェーンを張るプロセスは、作業遂行および安全
性の両面から重要であり、また、チェーンソーの大きな
特徴でもある。
【0004】典型的には、張力付与機構はチェーンソー
ハウジングに設けられていたが(ガイドバーに係合する
指状部材を有するねじが、ガイドバーを駆動スプロケッ
トに対して近接および離反する方向へと移動させるよう
になされていた)、かかる機構は使用者にとって問題が
あり、別の張力付与機構が考えられた。共有の米国特許
出願第S/N08/944,933号の開示内容を参照
されたい。本発明は、この、別の張力付与機構の改良に
関わるものであり、上記米国特許出願の内容は、ここに
参照されることにより全面的に取り入れられるものとす
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の機構はラックお
よびピニオン機構を含んでおり、該ラックおよびピニオ
ン機構は、積層形成(ラミネート)されたガイドバーの
中央薄板すなわちコア薄板に装架されている。コア薄板
は細長いスロットを備えており、該スロットには歯付き
ラックが設けられている。このラックの歯には、歯付き
ピニオンが係合する。この歯付きピニオンは、手操作で
回転せしめられ、ラックを装架用スタッドに抗して強制
し、バーを装架用スタッドから離れる方向へと、したが
って駆動スプロケットから離れる方向へと駆動し、チェ
ーンに張力を与える。
【0006】本発明の目的は、バーをチェーンソーハウ
ジングに対して適所に狭持(クランプ)する作業をして
いる間、該バーがソーチェーンに張力を付与する状態を
保持できるような、チェーンソーのためのガイドバーを
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、チェー
ンソーのガイドバーであって、前記チェーンソーのスタ
ッド上に装架され、前記チェーンソーの当該ガイドバー
および駆動スプロケットに掛け回されたソーチェーンに
張力を付与するために相対的な直線スライド移動ができ
るようになされたガイドバーにおいて、細長い本体にし
て、長手方向に沿った軸を画成しており、バーのトッ
プ、ボトムおよび前方端の周囲に延在するソーチェーン
ガイドエッジと、駆動スプロケットに隣接するようにし
てチェーンソーに装架されるようになされた後方端と、
バーの後方端に隣接した位置にて該バーを貫通し且つ該
バーの長手方向に沿って軸方向に延び且つチェーンソー
の装架用のスタッドを受け入れるようになされた装架用
のスロットとを備えている本体と、前記本体に形成され
たキャビティにして、前記装架用のスロットの前方へと
軸方向に延び、該装架用のスロット連通しているキャビ
ティと、前記キャビティ内に捕捉されて該キャビティ内
を軸方向にスライド移動可能なシャフトにして、前記装
架用のスロット内に延びている後端部を有しており、該
後端部が、バーを装架しているチェーンソーの前記装架
用のスタッドと係合している、シャフトと、備え、前記
キャビティおよびスロットの一方が、互いに対向する側
部エッジを画成しており、前記後端部が、後方へ突出す
る複数のフィンガを有するように形状づけられており、
該フィンガのそれぞれが、両側に内方エッジおよび外方
エッジを有しており、前記フィンガは、前記装架用のス
タッドに跨るように形状づけられており、該装架用のス
タッドは、前記シャフトが該スタッドに押しつけられる
ように強制されたときに前記フィンガの前記内方エッジ
と係合して該フィンガを広げるように付勢するようにな
されており、前記シャフトは、バーの外部から手操作に
てスライド移動せしめられるように該外部と連通してお
り、該スライド移動により前記シャフトの前記後端部は
スタッドに押しつけられるように強制されることがで
き、それによって、バーはチェーンに張力を付与するよ
うに移動可能となされており、さらにチェーンに張力を
付与しようとする傾向に対する抵抗力が前記スタッドと
前記側部エッジとの間に生じて該フィンガを楔のように
作用させ、該フィンガを広げるようになされている、ガ
イドバーが提供される。
【0008】前記シャフトが、前記フィンガ間の位置か
ら前方へと向かって長手方向に延びる割れ目を有してお
り、それによって、該割れ目を開くことにより前記フィ
ンガが広げられるようになされているようにすることが
できる。
【0009】前記フィンガと係合する前記側部エッジ
が、前方に向かうにつれて内方に近づくテーパをつけら
れており、それによって、バーがチェーンに張力を付与
する状態にあるときに前記バーに相対的な前記シャフト
および前記スタッドの前方への移動が制限されるように
なされているようにすることができる。
【0010】前記フィンガの外方エッジが、該フィンガ
がスタッドによって互いに離れるように広げられたとき
に前記側部エッジの前記テーパと実施的に一致するテー
パを有するように形状づけられているようにすることが
できる。
【0011】前記キャビティと交差する第2のキャビテ
ィが前記本体に形成されており、該第2のキャビティ
は、周縁に歯を有するピニオンを受け入れるように形状
づけられており、前記シャフトは、前記ピストンの前記
歯と相互に係合しあう歯を一方の側のエッジに沿って有
しており、前記ピニオンは、手操作で該ピニオンを回し
て前記シャフトをスライド移動させることができるよ
う、バーの外部に露呈されているようにすることができ
る。
【0012】前記第2のキャビティは、途中にノッチを
有する、実質的に滑らかな壁を有するように形状づけら
れており、前記ピニオンは、前記第2のキャビティ内で
自由に移動できるようになされており、前記ノッチは、
前記ピニオンの前記歯と係合して該ピニオンの回転に対
して抵抗するストッパとなるように形状づけられてお
り、前記ノッチはまた、前記第2のキャビティの前方位
置に設けられて、それによって、前記シャフトに作用す
る後方への推力が、前記ピニオンを前記第2のキャビテ
ィ内で前方に位置づけるようにさせて、前記ノッチに対
する前記ピニオンの前記歯の係合を誘発させるようにな
されているようにすることができる。
【0013】前記本体が、互いに結合せしめられた側部
薄板および中心薄板から形成されており、前記キャビテ
ィは、該中心薄板に設けられており、且つ、互いに対向
する側部エッジを備えているようにすることができる。
【0014】前記シャフトには、その長さ方向に沿って
複数の孔が設けられており、前記本体には、バーの外部
に露呈された孔であって前記シャフトの前記孔に対して
重なり合うが整合していない状態となる孔が設けられて
おり、それによって、前記本体の前記孔の位置に相対的
に前記シャフトの前記孔の位置を動かすような梃子作用
により前記本体内での前記シャフトの移動が行われるよ
うになされているようにすることができる。
【0015】また、本発明によれば、チェーンソーの駆
動スプロケットおよびバー上に掛け回されたソーチェー
ンに張力を付与するために相対的な直線スライド移動が
できるようになされたガイドバーにおいて、細長い本体
にして、長手方向に沿った軸を画成しており、バーのト
ップ、ボトムおよび前方端の周囲に延在するソーチェー
ンガイドエッジと、を備え、前記駆動スプロケットに相
対的に軸方向にスライド移動可能となされた本体と、前
記本体内を軸方向にスライド移動可能となされたシャフ
トと、前記本体内に設けられたスロットと、該スロット
を貫通して延び、前記シャフトと前記本体との間に相互
係合をなさしめる部材にして、それによって、前記本体
に相対的に前記シャフトを移動させることによりチェー
ンソーの駆動スプロケットに相対的な前記本体の移動を
生じせしめてチェーンに張力を付与するようになされた
部材と、を備え、前記シャフトは、チェーンに張力を付
与するために前記シャフトと前記本体との間に手操作で
付勢力を与えるべく、バーの外部に露呈されており、ガ
イドバーがさらに、前記シャフトを固定された位置に保
持して、その間にバーを前記ハウジングにクランプでき
るようにするための保持機構を備えている、ガイドバー
が提供される。
【0016】前記シャフトには孔が設けられており、前
記本体には前記シャフトの前記孔と共働する孔が設けら
れており、前記シャフトの前記孔は、前記本体の前記孔
と整合して互いに同心配置になることが可能であり、前
記シャフトに設けられた第2の孔が、前記本体に設けら
れた第2の孔に部分的にのみ重なり合うことができ、そ
れによって、工具により前記シャフトの前記第2の孔と
前記本体の前記第2の孔との相互整合を強制させること
ができ、また、それによって、前記シャフトの後方移動
を強制させることができるようになされているようにす
ることができる。
【0017】前記工具は、テーパをつけられたものであ
り、前記シャフトが張力付与状態に達したとき、互いに
共働する前記孔内に前記工具が楔のように挿入されて上
記の保持機構を提供するようになされているようにする
ことができる。
【0018】前記スロットを貫通して延びる前記部材
が、チェーンソーに固定された部材であり、前記保持機
構が、後方を向いた頭部端を有する前記シャフトと、ス
ライド移動可能なスライド部材とを備え、該スライド部
材は、前記本体に設けられた互いに対向するエッジに沿
って、前記頭部端と前記チェーンソーに固定された前記
部材との間をスライド移動可能であり、また、該スライ
ド部材は、フィンガを画成するV字形の前方端を有して
おり、前記頭部端は、前記フィンガに係合するカム形状
部分を形成しており、それによって、前記スライド部材
の後方端が前記チェーンソーに固定された前記部材に係
合し、該スライド部材の移動が抵抗を受けたとき、前記
フィンガと前記頭部端との相互作用により、前記スロッ
トに設けられた互いに対向する側部エッジに対する前記
フィンガの楔作用が生ずるようになされているようにす
ることができる。
【0019】本発明の望ましい実施例においては、ラッ
クが楔作用をするようになされている。ラックの後端は
フォーク状になっており、それによって形成された分岐
端部(フィンガ)が装架用スタッドに跨るようになって
いる。フィンガはV字形をなしており、スタッドはフィ
ンガと中間点(フィンガの頂点または連結部からは離れ
ている点)にて係合している。この中間点にて、スタッ
ドからフィンガに作用する抵抗力が、該フィンガを拡開
するように押圧する。ラックは、かかる拡開を許容する
ように割れ目を有している。フィンガの外側エッジはわ
ずかにテーパがつけられ、コアに設けたスロットの側部
のテーパ形状に似た形状になっている。
【0020】作用において、ラックはスタッドに押しつ
けられるように後方に強制される。一方、バー本体は前
方に駆動されることにより、ソーチェーンに張力を与え
る。張力が与えられた状態に達すると、バー本体はそれ
以上の移動に対して抵抗を受け、スタッドは楔作用によ
ってフィンガを拡開し、コアスロットのテーパ付けされ
た側部に該フィンガを押しつけるようにする。かかる楔
作用により、バー本体は、チェーンに所望の張力を与え
る正確な状態を保ちつつ、一方では駆動スプロケットに
相対的な前方位置にて固定された状態となる。これは、
歯の間隔、すなわち、ピニオンとラック歯との関係いか
んに依存する問題ではない。このような楔作用により、
バー本体は、ハウジングにクランプされる作業の間、適
所に保持されたままとなる。
【0021】楔作用は、バー本体がチェーンに張力を付
与する状態を保持できるようにする目的で独自に与えら
れるものであり、ラックおよびピニオンの組み合わせ以
外のものにも適応可能である。本発明およびその実施例
については、以下の詳細な説明および添付図面を参照す
ることにより、一層の理解が深まるであろう。
【0022】
【発明の実施の形態】図1に示すチェーンソー10は、
ハウジング12および駆動スプロケット14を有するパ
ワーヘッド(一部のみを示す)を備えている。ソーチェ
ーンガイドバー16がハウジング12に装架されてい
る。バー16の本体の後端は、駆動スプロケット14か
ら間隔をおかれており、バー16の本体は、駆動スプロ
ケット14から軸方向に遠ざかるように延び、図示する
ようにハウジング12を越えて伸長している。連続した
ループ状となっているソーチェーン18は、駆動スプロ
ケット14の回りからガイドバー16のトップ(上方)
エッジへと前方に延び、細長いバー16の本体の外方端
(前方端)すなわちノーズの周囲を回り、逆方向を向い
てバー本体16のボトム(下方)エッジに沿って延び、
駆動スプロケット14へと戻るように延びている。
【0023】ソーチェーンは、そのリンクどうしがピニ
オンまたはリベットによって連結されることにより、バ
ー本体16の平面内で可撓性を呈するようになってい
る。しかしながら、バー本体およびスプロケットにチェ
ーンを装架するときにチェーンのループが伸びることが
できるような弾性を有している訳ではない。かかるソー
チェーンの装架は、バー本体を後方、すなわちバー本体
の後方端とスプロケットとの間隔を狭める方向にスライ
ドさせることにより、行われる。このようなバー本体の
スライドは、そのようにバー本体がハウジングに装架さ
れていることにより可能となる。図示したように、ガイ
ドバー16の本体には、軸方向に延びるスロット20が
設けられている。該スロット20は、一対のねじ付きス
タッド22,24に装架される形になっている。一対の
クランプ用ナット26,28が、スタッド22,24上
に螺合している。ナット26,28を緩めると、バー1
6のスライドが可能になる(この同じ構成が、バー端を
囲むカバーを有することもできる。取り付け/クランプ
機構のこのような態様および他の態様は、本発明に包含
される)。
【0024】作用について説明する。ソーチェーン18
のループがチェーンソーに装架されるとき、ナット2
6,28が緩められ、バー本体が軸方向後方にスライド
される。これにより、ソーチェーン18は、駆動スプロ
ケット14の周囲とガイドバー16のエッジに沿って掛
け回すことが可能になる。ガイドバー16は、それから
今度は前方にスライドされる。スロット20内でナット
26,28は緩められているので、このことが可能にな
る。チェーン18に適当な張力が加えられると、ナット
26,28が締められ、チェーンソーは切断作業ができ
るようになる。上述の説明は、チェーン18をバー16
に装架することに関するものであったが、同様にバーを
スライドさせてチェーンに張力を付与することは、使用
中にもときどき必要になる。たとえば、チェーンやバー
が摩耗すると、張力付与作業が繰り返し必要になる。
【0025】装架用スタッド上のバーをスライドさせる
ことができる機構については、まだ説明していなかっ
た。かかるスライドは、たとえばねじ回しの先をスロッ
ト20内に入れ、手操作でバー本体を前方に押すことに
よっても達成できるが、このやり方は少なくとも完全に
は満足できるものではない。なぜなら、クランプ用ナッ
トが締められるという作業が行われている間、バー本体
はチェーンに張力を付与する状態に保持されているとい
う保証がないからである。当業界では、一般に、張力付
与機構を用いることが望ましいということで合意ができ
ており、かかる機構が長年使用されてきた。本発明は、
従来の張力付与機構を改良したものである。
【0026】図2には、本発明による、張力付与機構を
備えたガイドバー16の一つの望ましい実施例が示され
ている(張力付与機構は図1にも破線でその一部が示さ
れている)。積層により形成されたバー16の本体は、
2枚の側部薄板30と、これらに例えば溶接などの手段
によって結合されたコア(中心)薄板32とを備えてい
る。図面を見やすくするために、手前側の側部薄板は取
り除いてある。したがって図2は、向こう側の側部薄板
30にコア薄板32が装架されている態様で示されてい
る。側部薄板30を貫通しているスロット20は、エッ
ジ34によって画成されている。コア薄板32には、そ
の長さ方向に沿ったコアスロット(すなわちキャビテ
ィ)が、エッジ36(例えば36t、36rなど添え字
をつけて示している)によって画成されている。エッジ
36に種々つけられている添え字からもわかるように、
エッジ36は、スロット20に対して横方向にも軸方向
にも広がっている。エッジ36の形状は、種々の張力付
与のための構成要素に適合するために色々に変化してお
り、後述する張力付与プロセスにおいて共働して関わり
あう作用をする。
【0027】コアスロットすなわちキャビティの最後端
において、スロット20のエッジ34と、エッジ36r
とは同じ形状をしている。エッジ36dの位置にて、コ
アスロット(キャビティ)のエッジは、スロット20の
形状から離れるようになり、エッジ36tの位置では、
コアスロット(キャビティ)は、前方に向かうにつれて
収束するテーパ(例えば1.5度)をつけられたセクシ
ョン“a”に沿って前方に延びている。エッジ36fの
位置では、コアスロット(キャビティ)は、弾性変形可
能な指状部材、すなわち、ばね様指状部材38を備えて
いる。エッジ部分36pは、ピニオン40を収容するた
めのキャビティ(第2のキャビティ)を形成している。
エッジ36cの位置では、後述する凹みすなわちノッチ
をエッジ36が画成している。エッジ36sの位置で
は、ラック(シャフト)42のスライド移動を可能にし
ている。
【0028】コア薄板32の残りの部分の形状は、従来
のものとほぼ同じである。外方エッジ44は、ソーチェ
ーンの駆動舌状部(タング)を受け入れるためのエッジ
溝をバーに形成するべく、引っ込んだ位置となってい
る。バー本体の後端において、側部薄板の開口(孔)4
8を取り囲むようにして外方エッジ44のJ形部分46
が形成されている。このJ形部分46は、開口48注入
されたオイルがエッジ溝内に導かれてソーチェーンを潤
滑にするためのアクセスとなる。
【0029】図2はさらに、コアスロット(キャビテ
ィ)のエッジ部分36s、36t内でスライド可能に位
置づけられたラック42を図示している。ラック42
は、後端にてフォーク状に分岐した頭部50を有してい
る。ラック42には割れ目52が設けられている。割れ
目52は、実質的にラックの長さ全体にわたって延びて
おり、ラックの前端に形成された開口54に連なってい
る。割れ目52は、後述するように、フォーク状頭部5
0の分岐端部56(フィンガ)が開くことを可能にす
る。
【0030】図3および図4を参照してチェーンに張力
を付与するプロセスを説明する。図3および図4は、図
2に似ているが、図1に示すようにチェーンソーに取り
付けられたバーにて行われるであろう、張力付与機構の
作用を、装架用のスタッド22,24に関連して説明し
ている。張力を付与する前に、図1に示すように、ソー
チェーンのル−プはバーおよびスプロケットの周囲に掛
け回されるが、図1に破線18’で示すように、チェー
ンは緩んだ状態である。前述したように、このような緩
んだ状態は、摩耗がすすんだ場合、または、新しいチェ
ーンをソーに取り付けた場合などに生ずる、チェーンの
伸びに起因する。
【0031】図3を参照する。ラック42のフォーク状
頭部50は、分岐端部56を備えている。分岐端部56
の形状は、図3に示すような前方位置でスタッド24と
係合するようになされている。それによって、後方への
ラックの推力(矢印58で示すように図3で見て時計方
向にピニオン40を回転することにより生ずる)は、ス
タッド24により抵抗力のベクトルを生じさせる。この
抵抗力のベクトルは、矢印60で示すように、前方且つ
外方を向いている。コアスロットのエッジ36tは、テ
ーパが設けられているので、ラック42がバー本体に対
して後方に移動するとき、フォーク状頭部50の分岐端
部(フィンガ、ジョー、顎部)56が徐々に開くことが
できる。バー本体が比較的容易に移動するかぎり、ラッ
ク42は後方に移動しつづけ、分岐端部56は開きつづ
ける。そして、チェーン18は張力を付与され、図1に
破線18’で示すような遊び(たるみ)が除去される。
【0032】遊び(たるみ)がすっかりなくなってしま
うと、バー本体の移動に対する抵抗力は急激にピークに
達する。スタッド24を押すようになる、ラック42の
さらなる移動は、スタッド24とテーパ付きエッジ36
tとの間において分岐端部56の楔作用を生じさせる。
この状況は図4に示されている。分岐端部56の外方表
面59はエッジ36tと実質的に平行であり、楔作用に
より、フォーク状頭部50とエッジ36tとの間に摩擦
係合を生じさせる。すると、すぐに固定(lock u
p)され(このときチェーンは張力を付与された状態に
ある)、それによって、ラックをスタッドから離れるよ
うに引こうとする動きは、強い抵抗にあう。この抵抗に
より、バー16をハウジング12に対してクランプする
よう固定用ナット26,28がバー16にねじ止めされ
ている間、チェーン18を張力が付与された状態に保持
することができる。しかしながら、テーパの角度が浅い
ので、使用者は(例えばバーを取り替える目的のため
に)ピニオンを逆に回すことにより、固定状態を解除す
ることができる。
【0033】分岐端部(フィンガ)56がV字形をして
いることにより、バーを所望のようにセンタリングする
ことができる。張力付与プロセスは、チェーンソーを直
立位置すなわち図1の位置にして行われることがよくあ
る。クランプ用ナットが緩んだ状態で、張力付与が行わ
れる前、張り出したバーノーズの片持ち梁の効果により
(バーの重量のために)、バーのノーズ端に下向きの力
がかかる。装架用スタッド22、24は、互いに共働し
てノーズの上方または下方への移動量を制限するが、ス
タッド22,24とスロット20との間には典型的には
十分な許容公差があるので、スロット20がスタッド2
4の上部またはスタッド22の底部に係合する状態でガ
イドバーは幾分たれる形になる。分岐端部56がスタッ
ド24に押しつけられるように強制された状態での楔作
用が行われれている間、スタッド24は分岐端部56の
V字形内にセンタリングされる。それによって、スタッ
ド24はスロット20内にセンタリングされることにな
る。したがって、バーのノーズは、チェーンソーと所望
の整合状態となるように持ち上げられる。
【0034】上述したガイドバーの原型となるデザイン
において、割れ目52が閉じた状態で、フォーク状頭部
50は、分岐端部56の内方エッジ間の狭角は30度で
あり、外方エッジ間の狭角は1.5度であってコアスロ
ットのエッジ36tの狭角と同様であった。分岐端部5
6は、該分岐端部の先端から、該分岐端部がそれぞれ一
緒になってフォーク状頭部50に接続するところの頂点
へと内方へ向かう距離の3分の1の点でスタッド24の
外周と係合するようになされていた。このような関係と
することにより、所望の張力付与が行われる点で所望の
固定を行うことができる。しかしながら、他の形状関係
であても、十分に満足のゆく結果を得ることができる。
【0035】図5に示すようにエッジ36pにより画成
されたキャビティ内に収容されたピニオン40を参照す
る。該ピニオン40は、ラック42を直線状に移動させ
るという主な機能を有する。ピニオン40は、外周に歯
62を有しており、該歯62は、ラック42上の歯64
と係合する。例えばねじ回しのような工具を利用してス
ロット74内に係合させることにより、ピニオン40を
時計方向(図3および図4で矢印58で示した方向)に
回転させることができる。この回転により、ラック42
はスタッド24に向けて後方へと強制される(図3およ
び図4を比較参照)。
【0036】ピニオンとキャビティとの組み合わせは、
バックアップすなわち第2の固定(lock up)を
も与える。エッジ部分36cによって画成されたノッチ
は、符号66および68の位置に傾斜したカムエッジを
提供し、符号70および72の位置に、より急峻なエッ
ジを与える。ピニオン40は、エッジ36pにより画成
されたキャビティ内を、限定された範囲内で(指状部材
38の可撓性の許す範囲内で)軸方向に浮遊する。ピニ
オン40がラック40を後方に強制してスタッド24と
係合させているとき、ピニオン40はキャビティ内で最
前方位置へ向けて付勢されており、最前方の歯62は、
エッジ36cによって形成されたノッチ内に突出してい
る。カムエッジ66,68はそれぞれ、時計方向に連続
してやってくる歯がキャビティ内へ入ってきたり、ま
た、キャビティから出て行くのを許容するが、より急峻
なエッジ70,72は、ピニオン40がキャビティ内で
最前方位置へと付勢されているかぎり、反時計方向の動
きに対して実質的な抵抗を示す。付勢力が反対になる
と、フィンガ38が後方へ撓み、ピニオン40が後方へ
と十分に移動することを許容し、該ピニオン40が反時
計方向に回転してラック42を反対方向にスライドさせ
ることが可能になる。
【0037】図6のAおよびBは別の実施例を示す。図
2ないし図5の実施例について説明したように、ラック
およびピニオンの構成の基本的な機能は、ラック42の
フォーク状頭部50にスライド移動を与えることであ
る。既に説明したように、ラックおよびピニオンは、ラ
ックの固定をバックアップする。しかし、このバックア
ップは完全に満足のゆくものではない。いずれかの歯
が、より急峻なエッジ70,72に係合する前に、ピニ
オン40がわずかに逆回転するからである。分岐端部5
6の楔作用は、最前方位置にて迅速な固定を行う。本質
的には、バックアップすなわち二次的な固定は、必須の
特徴ではない。
【0038】ラック42のフォーク状頭部50が固定位
置へと移動するよう強制される態様は、数多くある。図
6のA、Bに示した実施例は、ラック42のスライド動
作が非常に単純であるものである。
【0039】図6ではラック42が、歯のないラック7
6に置き換えられている。以降はこのラック76をシャ
フト76と呼ぶこともある。一対の孔78,80がラッ
ク76の後端部に設けられている。同様の孔82がバー
の一方の側部薄板(または双方の側部薄板)に設けられ
ている。孔78,80間の間隔と孔82との関係は、次
のようである。すなわち、孔78,80の一方の輪郭エ
ッジ(hole edge)の後部位置が、側部薄板の
孔82の一つを通して常に露呈しているようになされて
いる。
【0040】図6Aを参照すると、孔80の最後方エッ
ジは、薄板の孔82aを通して露呈している。ねじ回し
またはそれに類する工具を空間84に入れ、ラック76
を後方へと付勢する。すなわち、工具の刃を空間84内
で垂直に位置づけ(刃を紙面に垂直にし且つ刃の平らな
面をラックの長手方向に対して垂直にする)、それから
刃を回すことにより、孔80および82aを図6Bのよ
うに互いに整合させることができる。
【0041】図6Bにおいて、ラック76の孔78の後
方エッジは、側部薄板の孔82bを通して露呈されてい
る。同じプロセスを空間86に対しても行い、孔78お
よび82bが互いに整合するような位置にラックを進め
る。
【0042】上述したことから理解されるように、ラッ
クを装架用スタッドと係合するように進めて楔作用を生
じさせるために、さまざまな考え方が利用される。この
楔作用は、クランプ用ナットを締める作業を行っている
間中、バーを張力付与状態(チェーンに張力を付与して
いる状態)に保持させる。また、スタッド24は装架用
スタッドでなくともよい。チェーンソーハウジングに対
して固定され且つシャフトすなわちラックと係合可能な
部材であれば十分である。また、このような機能は、シ
ャフトからスロットを通して突出し、ハウジングの凹所
またはリップと係合する突起(スタッド)によっても与
えることができる。ラックの頭部は、ほかにも様々な形
状のものが考えられる。一つの実施例を図7に示す。
【0043】図7には、図6A、Bのシャフトに類似し
たシャフト84が示されている。このシャフト84は、
図6A、Bに示したのと同様な手法で、エッジ36tに
よって画成されたスロット内をスライド可能に移動す
る。しかしながら、図7の固定機構には、図3ないし図
5に示した、シャフトをスライドさせるためのラックお
よびピニオンの手法を適用することもできる。図7の固
定機構は、シャフト84の頭部端88に固定された別個
のスライド部材86を含む。別個のスライド部材86と
頭部端88とは、互いに補完しあう形状の傾斜エッジ9
0,92を有している。スライド部材86の後端がスタ
ッド24に係合すると、バーは前方に移動する。このバ
ーの前方移動は、ソーチェーンに張力が付与されること
によりフィンガすなわち分岐端部94がカム作用によっ
て外方へと互いに離れるように開いてエッジ36tに押
しつけられるようになるまで続く。すると、所望の楔効
果が生じ、バーがチェーンに張力を付与する状態に固定
される。この楔効果は、ソーのハウジングにバーがクラ
ンプされるまで続く。これまでの実施例では、前述した
ように、分岐端部94はバーをセンタリングする位置に
はならないが、スライド部材86の後端を、図7に破線
で示すようなノーズ部分96を有するものとすれば、バ
ーのセンタリングを行うことができる。
【0044】バーを適所に保持するための、より簡単な
考え方は、例えば図7Aに示すような、孔78,82内
に挿入するためのドリフトピン(drift pin)
98のようなテーパをつけられたプローブを使用するこ
とである。所望の張力を付与された状態が達成された
ら、ドリフトピン98は、バーがチェーンソーハウジン
グにクランプされるまで、一時的な保持機構として、互
いに整合している孔または互いに部分的に整合している
(完全には重なり合っていない)孔内に楔のようにして
挿入される。
【0045】本発明は、ここで具体的に説明した実施例
に限定されるものではなく、特許請求の範囲により解釈
される範囲のものを包含する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガイドバーを含む、組み立てられ
たチェーンソーを示す側面図。
【図2】組み立てられていない状態での、図1のガイド
バーを示す側面図であり、そのチェーン張力付与機構を
現すために断面をとってある。
【図3】図2に似た図であるが、チェーン張力付与機構
が、チェーンソーハウジングの装架用スタッドに押しつ
けられるように作用している状態を示す。
【図4】この図も図3と同様に、図2に似た図である
が、チェーン張力付与機構が、チェーンソーハウジング
の装架用スタッドに押しつけられるように作用している
状態を示す。
【図5】図2ないし図4のチェーン張力付与機構の一部
を示す断片側面図。
【図6】本発明によるガイドソーの別の実施例を示す側
面図。
【図7】上の図は、本発明によるガイドソーのさらに別
の実施例を示す側面図であり、下の図は、その一部の構
成要素であるドリフトピンを示す斜視図。
【符号の説明】
10 チェーンソー、12 ハウジング、14 駆動ス
プロケット、16 バー、18 ソーチェーン、20
スロット、22,24 スタッド、26,28クランプ
用ナット、30 側部薄板、32 中心薄板、36 キ
ャビティを画成するエッジ、40 ピニオン、42 シ
ャフト(ラック)、50 シャフトの頭部(端)、52
割れ目、56 フィンガ(分岐端部)、59 フィン
ガの外方エッジ、78,80 シャフトの孔、82 バ
ー本体の孔、86 スライド部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ケント・エル・ハンティントン アメリカ合衆国オレゴン州97038,モララ, サウス・バックビー・ロード 14560 (72)発明者 マーク・ディー・ラメイ アメリカ合衆国オレゴン州97080,グレシ ャム,サウス・ウエスト・トーマス・コー ト 2202

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チェーンソーのガイドバーであって、前記
    チェーンソーのスタッド上に装架され、前記チェーンソ
    ーの当該ガイドバーおよび駆動スプロケットに掛け回さ
    れたソーチェーンに張力を付与するために相対的な直線
    スライド移動ができるようになされたガイドバーにおい
    て、 細長い本体にして、長手方向に沿った軸を画成してお
    り、バーのトップ、ボトムおよび前方端の周囲に延在す
    るソーチェーンガイドエッジと、駆動スプロケットに隣
    接するようにしてチェーンソーに装架されるようになさ
    れた後方端と、バーの後方端に隣接した位置にて該バー
    を貫通し且つ該バーの長手方向に沿って軸方向に延び且
    つチェーンソーの装架用のスタッドを受け入れるように
    なされた装架用のスロットとを備えている本体と、 前記本体に形成されたキャビティにして、前記装架用の
    スロットの前方へと軸方向に延び、該装架用のスロット
    連通しているキャビティと、 前記キャビティ内に捕捉されて該キャビティ内を軸方向
    にスライド移動可能なシャフトにして、前記装架用のス
    ロット内に延びている後端部を有しており、該後端部
    が、バーを装架しているチェーンソーの前記装架用のス
    タッドと係合している、シャフトと、 備え、 前記キャビティおよびスロットの一方が、互いに対向す
    る側部エッジを画成しており、前記後端部が、後方へ突
    出する複数のフィンガを有するように形状づけられてお
    り、該フィンガのそれぞれが、両側に内方エッジおよび
    外方エッジを有しており、前記フィンガは、前記装架用
    のスタッドに跨るように形状づけられており、該装架用
    のスタッドは、前記シャフトが該スタッドに押しつけら
    れるように強制されたときに前記フィンガの前記内方エ
    ッジと係合して該フィンガを広げるように付勢するよう
    になされており、前記シャフトは、バーの外部から手操
    作にてスライド移動せしめられるように該外部と連通し
    ており、該スライド移動により前記シャフトの前記後端
    部はスタッドに押しつけられるように強制されることが
    でき、それによって、バーはチェーンに張力を付与する
    ように移動可能となされており、さらにチェーンに張力
    を付与しようとする傾向に対する抵抗力が前記スタッド
    と前記側部エッジとの間に生じて該フィンガを楔のよう
    に作用させ、該フィンガを広げるようになされている、
    ガイドバー。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のチェーンソーガイドバー
    において、前記シャフトが、前記フィンガ間の位置から
    前方へと向かって長手方向に延びる割れ目を有してお
    り、それによって、該割れ目を開くことにより前記フィ
    ンガが広げられるようになされている、チェーンソーガ
    イドバー。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のチェーンソーガイドバー
    において、前記フィンガと係合する前記側部エッジが、
    前方に向かうにつれて内方に近づくテーパをつけられて
    おり、それによって、バーがチェーンに張力を付与する
    状態にあるときに前記バーに相対的な前記シャフトおよ
    び前記スタッドの前方への移動が制限されるようになさ
    れている、チェーンソーガイドバー。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のチェーンソーガイドバー
    において、前記フィンガの外方エッジが、該フィンガが
    スタッドによって互いに離れるように広げられたときに
    前記側部エッジの前記テーパと実施的に一致するテーパ
    を有するように形状づけられている、チェーンソーガイ
    ドバー。
  5. 【請求項5】請求項1に記載のチェーンソーガイドバー
    において、前記キャビティと交差する第2のキャビティ
    が前記本体に形成されており、該第2のキャビティは、
    周縁に歯を有するピニオンを受け入れるように形状づけ
    られており、前記シャフトは、前記ピストンの前記歯と
    相互に係合しあう歯を一方の側のエッジに沿って有して
    おり、前記ピニオンは、手操作で該ピニオンを回して前
    記シャフトをスライド移動させることができるよう、バ
    ーの外部に露呈されている、チェーンソーガイドバー。
  6. 【請求項6】請求項5に記載のチェーンソーガイドバー
    において、前記第2のキャビティは、途中にノッチを有
    する、実質的に滑らかな壁を有するように形状づけられ
    ており、前記ピニオンは、前記第2のキャビティ内で自
    由に移動できるようになされており、前記ノッチは、前
    記ピニオンの前記歯と係合して該ピニオンの回転に対し
    て抵抗するストッパとなるように形状づけられており、
    前記ノッチはまた、前記第2のキャビティの前方位置に
    設けられて、それによって、前記シャフトに作用する後
    方への推力が、前記ピニオンを前記第2のキャビティ内
    で前方に位置づけるようにさせて、前記ノッチに対する
    前記ピニオンの前記歯の係合を誘発させるようになされ
    ている、チェーンソーガイドバー。
  7. 【請求項7】請求項1に記載のチェーンソーガイドバー
    において、前記本体が、互いに結合せしめられた側部薄
    板および中心薄板から形成されており、前記キャビティ
    は、該中心薄板に設けられており、且つ、互いに対向す
    る側部エッジを備えている、チェーンソーガイドバー。
  8. 【請求項8】請求項7に記載のチェーンソーガイドバー
    において、前記シャフトには、その長さ方向に沿って複
    数の孔が設けられており、前記本体には、バーの外部に
    露呈された孔であって前記シャフトの前記孔に対して重
    なり合うが整合していない状態となる孔が設けられてお
    り、それによって、前記本体の前記孔の位置に相対的に
    前記シャフトの前記孔の位置を動かすような梃子作用に
    より前記本体内での前記シャフトの移動が行われるよう
    になされている、チェーンソーガイドバー。
  9. 【請求項9】チェーンソーのハウジングに装架されたガ
    イドバーにして、チェーンソーの駆動スプロケットおよ
    びバー上に掛け回されたソーチェーンに張力を付与する
    ために相対的な直線スライド移動ができるようになされ
    たガイドバーにおいて、 細長い本体にして、長手方向に沿った軸を画成してお
    り、バーのトップ、ボトムおよび前方端の周囲に延在す
    るソーチェーンガイドエッジと、を備え、前記駆動スプ
    ロケットに相対的に軸方向にスライド移動可能となされ
    た本体と、 前記本体内を軸方向にスライド移動可能となされたシャ
    フトと、 前記本体内に設けられたスロットと、 該スロットを貫通して延び、前記シャフトと前記本体と
    の間に相互係合をなさしめる部材にして、それによっ
    て、前記本体に相対的に前記シャフトを移動させること
    によりチェーンソーの駆動スプロケットに相対的な前記
    本体の移動を生じせしめてチェーンに張力を付与するよ
    うになされた部材と、 を備え、 前記シャフトは、チェーンに張力を付与するために前記
    シャフトと前記本体との間に手操作で付勢力を与えるべ
    く、バーの外部に露呈されており、 ガイドバーがさらに、前記シャフトを固定された位置に
    保持して、その間にバーを前記ハウジングにクランプで
    きるようにするための保持機構を備えている、ガイドバ
    ー。
  10. 【請求項10】請求項9に記載のガイドバーにおいて、
    前記シャフトには孔が設けられており、前記本体には前
    記シャフトの前記孔と共働する孔が設けられており、前
    記シャフトの前記孔は、前記本体の前記孔と整合して互
    いに同心配置になることが可能であり、前記シャフトに
    設けられた第2の孔が、前記本体に設けられた第2の孔
    に部分的にのみ重なり合うことができ、それによって、
    工具により前記シャフトの前記第2の孔と前記本体の前
    記第2の孔との相互整合を強制させることができ、ま
    た、それによって、前記シャフトの後方移動を強制させ
    ることができるようになされている、ガイドバー。
  11. 【請求項11】請求項10に記載のガイドバーにおい
    て、前記工具は、テーパをつけられたものであり、前記
    シャフトが張力付与状態に達したとき、互いに共働する
    前記孔内に前記工具が楔のように挿入されて請求項9に
    おける前記保持機構を提供するようになされている、ガ
    イドバー。
  12. 【請求項12】請求項9に記載のガイドバーにおいて、
    前記スロットを貫通して延びる前記部材が、チェーンソ
    ーに固定された部材であり、前記保持機構が、 後方を向いた頭部端を有する前記シャフトと、スライド
    移動可能なスライド部材とを備え、該スライド部材は、
    前記本体に設けられた互いに対向するエッジに沿って、
    前記頭部端と前記チェーンソーに固定された前記部材と
    の間をスライド移動可能であり、また、該スライド部材
    は、フィンガを画成するV字形の前方端を有しており、
    前記頭部端は、前記フィンガに係合するカム形状部分を
    形成しており、それによって、前記スライド部材の後方
    端が前記チェーンソーに固定された前記部材に係合し、
    該スライド部材の移動が抵抗を受けたとき、前記フィン
    ガと前記頭部端との相互作用により、前記スロットに設
    けられた互いに対向する側部エッジに対する前記フィン
    ガの楔作用が生ずるようになされている、ガイドバー。
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