JP2000051630A - 吸引集塵機におけるフィルタ装置 - Google Patents

吸引集塵機におけるフィルタ装置

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JP2000051630A
JP2000051630A JP10226243A JP22624398A JP2000051630A JP 2000051630 A JP2000051630 A JP 2000051630A JP 10226243 A JP10226243 A JP 10226243A JP 22624398 A JP22624398 A JP 22624398A JP 2000051630 A JP2000051630 A JP 2000051630A
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Japan
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filter element
filter device
screen tank
filter
suction
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JP10226243A
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English (en)
Inventor
Komei Yokoi
康名 横井
Yuji Nagai
裕次 永井
Yoshinobu Ito
義展 伊藤
Masami Kato
雅美 加藤
Toshiaki Kato
利明 加藤
Koichi Kume
光一 久米
Takashi Yokoi
隆志 横井
Haruo Totani
晴夫 戸谷
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Anlet Co Ltd
Original Assignee
Anlet Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタエレメントの目詰まりの解消等のメ
ンテナンスが容易な吸引集塵機におけるフィルタ装置を
提供する。 【解決手段】 吸引集塵経路の逆方向へ大気を1又は複
数回インチング圧送することにより、フィルタエレメン
ト10の洗浄とベローズ6の伸縮及び揺動によりヒュー
ム等の微細粉塵の振るい落としを同時に実施する。上下
動の際のフィルタエレメント10の外表面とスチールウ
ール35、織成部材36、ブラシ38との摺擦により、
フィルタエレメント10の円筒プリーツ状の外表面に強
固に付着したヒューム等の微細粉塵を擦り落とす。手動
によりフィルタエレメント10に衝撃を付与したり、外
表面を摺擦することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸引集塵機におけ
るフィルタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】吸引集塵経路中に介装したフィルタエレ
メントに目詰まりを生じると、集塵効率が低下する。こ
のため、適宜フィルタエレメントを洗浄したり、フィル
タエレメントそのものを交換する必要がある。このた
め、吸引集塵経路の逆方向へ大気を圧送し、フィルタエ
レメントに付着した粉塵等を洗浄して目詰まりを解消し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、溶接時
に発生するヒュームには、溶接の種類や方法が異なるた
め水分やオイルミストを含んだものがあったり、アーク
溶接時に発生するヒューム粉塵等は、通常1〜0.01
μmと極微細であるため、メッシュ0.1〜0.5μm
のフィルタエレメントを使用しているが、上記吸引集塵
経路の逆方向へ大気を圧送して洗浄するだけでは、目詰
まりを解消することが容易ではない。本発明は上記した
問題点を解決するためになされたもので、フィルタエレ
メントの目詰まりの解消等のメンテナンスが容易な吸引
集塵機におけるフィルタ装置を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に記載の本発明の吸引集塵機におけるフィル
タ装置は、吸引集塵経路中に介装したスクリーンタンク
内にフィルタエレメントを設置し、前記吸引集塵経路の
逆方向へ大気を圧送して、前記フィルタエレメントを洗
浄するとともに、該フィルタエレメントをスクリーンタ
ンクと干渉させて衝撃及び振動を生じさせ、フィルタエ
レメントに付着した粉塵をスクリーンタンク内に振るい
落とすようにしたことを特徴とする。
【0005】また、請求項2に記載の本発明の吸引集塵
機におけるフィルタ装置は、請求項1に記載の構成にお
いて、前記フィルタエレメントは、下端を前記スクリー
ンタンクに固定したベローズの上端で支持するととも
に、吸引集塵経路を構成する吸引管路を該ベローズの下
端に接続したことを特徴とする。
【0006】請求項3に記載の本発明の吸引集塵機にお
けるフィルタ装置は、請求項1に記載の構成において、
前記スクリーンタンクの外部から操作可能な操作部材に
より、手動でフィルタエレメントをスクリーンタンクに
干渉させることを特徴とする。
【0007】請求項4に記載の本発明の吸引集塵機にお
けるフィルタ装置は、請求項1乃至請求項3の何れかに
記載の構成において、前記フィルタエレメントとの相対
移動により、該フィルタエレメントの外表面を摺擦し、
付着した粉塵を擦り落とす軟質の通気性部材を、前記ス
クリーンタンク内に設置したことを特徴とする。
【0008】請求項5に記載の本発明の吸引集塵機にお
けるフィルタ装置は、請求項4に記載の構成において、
前記通気性部材は、前記スクリーンタンク内に配設した
パンチメタル板に保持したことを特徴とする。
【0009】請求項6に記載の本発明の吸引集塵機にお
けるフィルタ装置は、請求項4又は請求項5に記載の構
成において、前記通気性部材が、ステンレス製のスチー
ルウールであることを特徴とする。
【0010】請求項7に記載の本発明の吸引集塵機にお
けるフィルタ装置は、請求項4又は請求項5に記載の構
成において、前記通気性部材が、合成樹脂繊維による織
成部材であることを特徴とする。
【0011】請求項8に記載の本発明の吸引集塵機にお
けるフィルタ装置は、請求項4又は請求項5に記載の構
成において、前記通気性部材が、前記フィルタエレメン
トとの相対移動方向で、該相対移動量よりも小さい間隔
で複数配置したブラシであることを特徴とする。
【0012】
【発明の作用及び効果】請求項1に記載の吸引集塵機に
おけるフィルタ装置によれば、吸引集塵経路の逆方向へ
大気を圧送して、フィルタエレメントを洗浄するととも
に、付着した粉塵を該フィルタエレメントを、スクリー
ンタンクに干渉させたときの衝撃及び振動によりスクリ
ーンタンク内に振るい落とす。フィルタエレメントの洗
浄と粉塵の振るい落としとが相乗され、目詰まりを効率
よく解消できる。
【0013】また、請求項2に記載の吸引集塵機におけ
るフィルタ装置によれば、フィルタエレメントが、下端
をスクリーンタンクに固定したベローズの上端で支持さ
れ、該ベローズの下端に吸引集塵経路を構成する吸引管
路が接続されている。従って、吸引集塵経路の逆方向へ
圧送される大気が、該ベローズの下端から供給されてフ
ィルタエレメントの洗浄を開始すると、該ベローズが伸
縮したり左右に揺動する。このため、ベローズの上端に
支持されたフィルタエレメントが上下及び左右方向に揺
動し、スクリーンタンクの内壁面と干渉して衝撃や振動
を生じて、付着した粉塵がスクリーンタンク内に振るい
落とされる。従って、吸引集塵経路の逆方向へ大気を圧
送することにより、フィルタエレメントの洗浄と粉塵の
振るい落としを同時に実施でき、目詰まりを効率よく解
消できる。
【0014】請求項3に記載の吸引集塵機におけるフィ
ルタ装置によれば、スクリーンタンクの外部から手動で
操作部材を操作して、フィルタエレメントをスクリーン
タンクに干渉させる。従って、吸引集塵経路の逆方向へ
大気を圧送するフィルタエレメントの洗浄と同時若しく
は単独で、該フィルタエレメントをスクリーンタンクの
内壁面と干渉させて衝撃や振動を加え、粉塵の振るい落
とし作動を実施できる。
【0015】請求項4に記載の吸引集塵機におけるフィ
ルタ装置によれば、フィルタエレメントをスクリーンタ
ンクの内壁面と干渉させて衝撃や振動を加えると、スク
リーンタンク内に設置した軟質の通気性部材が、フィル
タエレメントと相対移動して該フィルタエレメントの外
表面を摺擦して粉塵を擦り落とす。従って、吸引集塵経
路の逆方向へ大気を圧送するフィルタエレメントの洗浄
と相俟って、フィルタエレメントの目詰まりを確実に解
消できる。
【0016】請求項5に記載の吸引集塵機におけるフィ
ルタ装置によれば、軟質の通気性部材がスクリーンタン
ク内に配設したパンチメタル板に保持されているから、
フィルタエレメントとの相対移動が該パンチメタル板に
よりガイドされて略上下方向となり、粉塵の擦り落とし
作動が安定し騒音の発生も少なくなる。
【0017】請求項6に記載の吸引集塵機におけるフィ
ルタ装置によれば、通気性部材を安価なステンレス製の
スチールウールとしたから、コスト低減に寄与すること
ができる。
【0018】請求項7に記載の吸引集塵機におけるフィ
ルタ装置によれば、通気性部材を合成樹脂繊維による織
成部材としたから、フィルタエレメントの外表面を損傷
することなく摺擦でき、該フィルタエレメントの耐用性
が向上してコスト低減に寄与することができるととも
に、取り扱いも安全でかつ容易となる。
【0019】請求項8に記載の吸引集塵機におけるフィ
ルタ装置によれば、通気性部材をフィルタエレメントと
の相対移動方向で、該相対移動量よりも小さい間隔で複
数配置したブラシとしたから、フィルタエレメントの外
表面の全域を確実に摺擦でき構成も簡単になる。
【0020】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本発明の第1実
施形態を添付図面を参照して説明する。図1はフィルタ
装置1の一部切欠正面図であって、主要構成部品の左半
分を断面で示してある。吸引集塵経路中に介装されたス
クリーンタンク2の下端部側面に、吸引管路3が配管さ
れている。該吸引管路3の垂直立ち上がり管路3aの上
端には、水平支持板4が固定されて、該管路3aが開口
している。水平支持板4上には、内筒5が立設されてい
る。内筒5の外側にはベローズ6が装着され、下端を水
平支持板4の上面に締着されている。ベローズ6の上端
は、中央に透孔7aを設けた水平載置板7の下面に締着
されている。
【0021】水平載置板7の上面には、中心に取り付け
用ネジ杆8を立設し、周面に多数の透孔を設けたフィル
タガイド9が載置され固定されている。該フィルタガイ
ド9には、フィルタエレメント10が装着されている。
フィルタエレメント10は、メッシュ0.1〜0.5μ
mの不織布材を円筒プリーツ状に形成し、表面にテフロ
ン(商標名)をコーティングしたものである。フィルタ
エレメント10の上面及び下面には、保形用のフレーム
11が嵌着されている。そして、フィルタエレメント1
0の上面のフレーム11に、中心を前記取り付け用ネジ
杆8に通した押さえ板12を当て、取り付け用ネジ杆8
に締着する蝶ネジ13により、該フィルタエレメント1
0を水平載置板7上に載置して固定する。
【0022】スクリーンタンク2の上端開口は、点検蓋
14を蝶ネジ15により締着して塞ぐ。点検蓋14の下
面には、揺動規制円筒16と上動規制板17が取り付け
られている。揺動規制円筒16は、下端内周がフィルタ
エレメント10の上端部外周を取り囲むようスクリーン
タンク2内に突出している。また、上動規制板17は、
揺動規制円筒16の内側で上記押さえ板12の上面に対
応するように設けられ、下端位置を該揺動規制円筒16
の下端よりも高い位置としている。そして、スクリーン
タンク2の側面上部には、吸引管路接続管18が取り付
けられている。
【0023】上記したフィルタ装置1を、図2に示すル
ーツ式ヒューム回収機に用いた態様で作動を説明する。
上記吸引管路接続管18には、吸込み空気量を調整する
手動バルブ19とスパッタトラップ20及び可撓性の吸
引ホース21が直列に接続される。そして、スクリーン
タンク2の吸引管路3がルーツブロワRの吸引口に接続
される。スクリーンタンク2の下部には、ヒューム回収
ボックスKが配設されている。スパッタトラップ20
は、吸引されるヒューム中の溶接スパッタを分離するた
めのものであり、バタフライ形の逆止弁22が設けられ
ている。
【0024】ルーツブロワRを正転駆動して、ヒューム
の吸引を開始する。ヒュームは吸引ホース21を経て、
スパッタトラップ20に達し、ヒューム中に含まれる溶
接スパッタが分離される。そして、ヒューム等の微細粉
塵は、スクリーンタンク2に入りフィルタエレメント1
0に捕集されて、円筒プリーツ状の外表面に付着する。
このとき、ベローズ6は収縮するが、水平載置板7がフ
ィルタガイド9の上端に当たって規制される。
【0025】目詰まりを解消するためルーツブロワRを
逆転駆動して、1又は複数回インチング大気を圧送する
と、吸引管路3及び垂直立ち上がり管3aを圧送される
大気がベローズ6内に入る。ベローズ6に入った大気
は、フィルタエレメント10を通過してスクリーンタン
ク2内に噴出する。この際、フィルタエレメント10の
円筒プリーツ状の外表面に付着したヒューム等の微細粉
塵が吹き落とされて、スクリーンタンク2の下部のヒュ
ーム回収ボックスKに回収される。同時に、1又は複数
回インチング圧送される大気の圧力とフィルタエレメン
ト10からの噴出による圧力低下等により、不規則な圧
力変動が生じてベローズ6が上下に伸縮したり左右に揺
動する。
【0026】このため、ベローズ6の上端を締着した水
平載置板7に固定されて上端がフリーのフィルタエレメ
ント10が、ベローズ6と同様に上下動するとともに左
右に揺動する。左右方向の揺動は、揺動規制円筒16に
突き当たって規制され、上下方向は、上動規制板17と
フィルタガイド9とに突き当たることにより規制され
る。この揺動規制円筒16及び上動規制板17とフィル
タガイド9とに突き当たる際の衝撃及び振動により、フ
ィルタエレメント10の円筒プリーツ状の外表面に付着
したヒューム等の微細粉塵を振るい落とす。
【0027】上記した構成のルーツ式ヒューム回収機
は、吸引集塵経路の逆方向へ大気を圧送することによ
り、フィルタエレメント10の洗浄とヒューム等の微細
粉塵の振るい落としを同時に実施でき、目詰まりを効率
よく解消できるとともに、ヒューム等の微細粉塵を自動
的に回収することができる。
【0028】(第2実施形態)図3は、第2実施形態に
係るフィルタ装置31の一部切欠正面図であって、主要
構成部品の左半分を断面で示してある。このフィルタ装
置31は、上記第1実施形態のフィルタ装置1の構成に
おいて、フィルタエレメント10の外表面を摺擦するス
テンレス製のスチールウール35を配設したもので、そ
の他の構成は同一である。このため、同一構成部品に
は、第1実施形態の説明で付した符号を用いて、詳細な
説明を省略する。
【0029】スクリーンタンク2の内周壁には、フィル
タエレメント10の外表面に対応するブラケット32が
所定間隔置きに取り付けられている。該ブラケット32
には、パンチメタル板33を円筒形に形成した保持体3
4が取り付けられている。図4及び図5に示すように、
保持体34とフィルタエレメント10の外表面のプリー
ツ10a間にはステンレス製のスチールウール35が充
填されている。そして、スチールウール35はパンチメ
タル板33で形成した保持体34の内周に絡み付けられ
ている。
【0030】目詰まりを解消するためルーツブロワRを
逆転駆動して、大気を1又は複数回インチング圧送する
と、ベローズ6に入った大気はフィルタエレメント10
を通過してスクリーンタンク2内に噴出する。この際、
フィルタエレメント10の円筒プリーツ状の外表面に付
着したヒューム等の微細粉塵がスチールウール35間に
吹き落とされて、スクリーンタンク2の下部に回収され
る。不規則な圧力変動が生じてベローズ6が上下に伸縮
したり左右に揺動するが、保持体34とフィルタエレメ
ント10の外表面のプリーツ10a間にはスチールウー
ル35が充填されているから、フィルタエレメント10
は、左右方向の揺動が殆ど規制され、円筒形の保持体3
4内を上下方向に移動して上動規制板17とフィルタガ
イド9とに突き当たる。
【0031】この揺動規制円筒16及び上動規制板17
とフィルタガイド9間とに突き当たる際の衝撃及び振動
により、フィルタエレメント10の円筒プリーツ状の外
表面に付着したヒューム等の微細粉塵を振るい落とすと
ともに、上下動の際のフィルタエレメント10の外表面
とスチールウール35との摺擦により、円筒プリーツ状
の外表面に強固に付着したヒューム等の微細粉塵を擦り
落とす。
【0032】上記第2実施形態のフィルタ装置31は、
吸引集塵経路の逆方向へ大気を圧送するフィルタエレメ
ント10の洗浄と相俟って、上下動によるスチールウー
ル35との摺擦により、溶接の種類や方法が異なるため
水分やオイルミストを含んだヒューム等が強固に付着し
た場合でも、容易に擦り落とすことができ、フィルタエ
レメントの目詰まりを確実に解消できる。また、フィル
タエレメント10とが保持体34によりガイドされて略
上下方向となり、揺動規制円筒16に突き当たることも
なく、粉塵の擦り落とし作動が安定し騒音の発生も少な
くなる。また、ステンレス製のスチールウール35を用
いたから、安価で耐用性も向上しコスト低減に寄与する
ことができる。
【0033】上記スチールウール35に代えて、合成樹
脂繊維による織成部材36とすることもできる。合成樹
脂繊維による織成部材36としたから柔軟性を有し、フ
ィルタエレメント10の外表面を損傷することなく摺擦
でき、該フィルタエレメント10の耐用性が向上してコ
スト低減に寄与することができるとともに、取り扱いも
安全でかつ容易となる。
【0034】また、図6に示すように、リング体37の
内周に、先端がフィルタエレメント10の外表面のプリ
ーツ10aに達するブラシ38を固定したブラシ構成体
39を形成して、図7及び図8に示すように円筒形の保
持体34の内周に取り付けるとともに、該保持体34を
ブラケット32に固定する。このブラシ構成体39は、
保持体34の上下方向で間隔を置いて複数個水平に取り
付ける。ブラシ構成体39間は、フィルタエレメント1
0の上下方向の移動量以下の間隔を設ける。
【0035】上記したブラシ構成体39のブラシ38
は、柔軟性を有しフィルタエレメント10の外表面を損
傷することなく摺擦できるとともに、フィルタエレメン
ト10の上下方向の移動量以下の間隔を置いて複数個を
配置したから、該フィルタエレメント10の外表面の全
域を損傷することなく摺擦できる。
【0036】(第3実施形態)第3実施形態に係るフィ
ルタ装置41は、図9に示すように第1実施形態に係る
フィルタ装置1の構成部品の内、ベローズ6、水平載置
板7、揺動規制円筒16及び上動規制板17を取り除
き、その代わりにフィルタエレメント10の上端のフレ
ーム11に対応する衝撃付与板42を配置し、該衝撃付
与板42を点検蓋14の中心に上下動可能に挿通した操
作棒43の下端に連結した構成を有する。
【0037】上記したフィルタ装置41は、スクリーン
タンク2の外部から手動で操作棒43を押し下げて、衝
撃付与板42をフィルタエレメント10の上端のフレー
ム11に突き当てることができる。これにより、吸引集
塵経路の逆方向へ大気を1又は複数回インチング圧送し
て、フィルタエレメント10の外表面から噴出させる洗
浄と同時に、或いは単独で、フィルタエレメント10に
衝撃や振動を加え、粉塵の振るい落としを実施できる。
上記構成において、リターンバネを設けて押し下げた操
作棒43及び衝撃付与板42が自動的に上昇するように
してもよい。
【0038】(第4実施形態)第4実施形態に係るフィ
ルタ装置51は、図10に示すように上記第3実施形態
のフィルタ装置41の構成において、衝撃付与板42に
パンチメタル板52を円筒形に形成した保持体53を固
定して、操作棒43の操作により衝撃付与板42ととも
に該保持体53が上下動できるように構成したものであ
る。そして、保持体53とフィルタエレメント10間に
は、上記図4、図5に示したスチールウール35や合成
樹脂繊維による織成部材36を充填したり、或いは図6
〜図8で示したブラシ構成体39を取り付けるようにす
る。
【0039】上記したフィルタ装置51は、吸引集塵経
路の逆方向へフィルタエレメント10の外表面から噴出
させる洗浄と同時に、或いは単独で、フィルタエレメン
ト10に衝撃や振動を加え、円筒プリーツ状の外表面に
付着したヒューム等の微細粉塵を振るい落とすととも
に、上下動するスチールウール35や合成樹脂繊維によ
る織成部材36或いはブラシ38とフィルタエレメント
10の外表面との摺擦により、円筒プリーツ状の外表面
に強固に付着したヒューム等の微細粉塵や水分やオイル
ミストを擦り落とすことができる。手動操作としたから
構成が簡易となり製造コストを安価にできる。尚、吸引
集塵経路の逆方向への大気の圧送は、真空計と連動する
シーケンスを組み込んだシステムにより自動的に行うこ
ともできる。また、上記した実施態様2及び4で示した
ブラシ38は、直接メタルパンチ板33の無孔部に取り
付けて、該メタルパンチ板33の内側の略全面に配置す
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルタ装置1の一部切欠正面図であって、主
要構成部品の左半分を断面で示してある。
【図2】ルーツ式ヒューム回収機の概略図である。
【図3】フィルタ装置31の一部切欠正面図であって、
主要構成部品の左半分を断面で示してある。
【図4】フィルタ装置31に用いるフィルタエレメント
10の構成を示した正面図であり、左半分を断面で示し
てある。
【図5】同、フィルタエレメント10の構成を示した平
面図であり、左半分を断面で示したある。
【図6】ブラシ構成体38の斜視図である。
【図7】ブラシ構成体38を取り付けたフィルタエレメ
ント10の構成を示した平面図であり、左半分を断面で
示してある。
【図8】同、フィルタエレメント10の構成を示した平
面図であり、左半分を断面で示したある。
【図9】フィルタ装置41の一部切欠正面図であって、
主要構成部品の左半分を断面で示してある。
【図10】フィルタ装置51の一部切欠正面図であっ
て、主要構成部品の左半分を断面で示してある。
【符号の説明】 1,31,41,51...フィルタ装置 2...スクリーンタンク 3...吸引配管 6...ベローズ 10...フィルタエレメント 35...スチールウール 36...織成部材 37...ブラシ 42...衝撃付与板 43...操作棒 R...ルーツロータ K...ヒューム回収ボックス
【手続補正書】
【提出日】平成10年8月17日(1998.8.1
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】同、フィルタエレメント10の構成を示した平
面図であり、左半分を断面で示しある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】ブラシ構成体3の斜視図である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】ブラシ構成体3を取り付けたフィルタエレメ
ント10の構成を示した平面図であり、左半分を断面で
示してある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1,31,41,51...フィルタ装置 2...スクリーンタンク 3...吸引管路 6...ベローズ 10...フィルタエレメント 35...スチールウール 36...織成部材 3...ブラシ 42...衝撃付与板 43...操作棒 R...ルーツロータ K...ヒューム回収ボックス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 義展 愛知県海部郡蟹江町大字蟹江本町字ホの割 160番地の1 株式会社アンレット内 (72)発明者 加藤 雅美 愛知県海部郡蟹江町大字蟹江本町字ホの割 160番地の1 株式会社アンレット内 (72)発明者 加藤 利明 愛知県海部郡蟹江町大字蟹江本町字ホの割 160番地の1 株式会社アンレット内 (72)発明者 久米 光一 愛知県海部郡蟹江町大字蟹江本町字ホの割 160番地の1 株式会社アンレット内 (72)発明者 横井 隆志 愛知県海部郡蟹江町大字蟹江本町字ホの割 160番地の1 株式会社アンレット内 (72)発明者 戸谷 晴夫 愛知県海部郡蟹江町大字蟹江本町字ホの割 160番地の1 株式会社アンレット内 Fターム(参考) 3B116 AA46 AB42 BA02 BA23 BB62 BB72 BB75 BB77 BC05 4D058 JA10 JB25 KA01 KA15 LA05 MA02 MA03 MA04 MA06 MA15 MA31 MA47 QA01 QA19 RA02 SA20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸引集塵経路中に介装したスクリーンタ
    ンク内にフィルタエレメントを設置し、前記吸引集塵経
    路の逆方向へ大気を圧送して、前記フィルタエレメント
    を洗浄するとともに、該フィルタエレメントをスクリー
    ンタンクと干渉させて衝撃及び振動を生じさせ、フィル
    タエレメントに付着した粉塵をスクリーンタンク内に振
    るい落とすようにしたことを特徴とする吸引集塵機にお
    けるフィルタ装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルタエレメントは、下端を前記
    スクリーンタンクに固定したベローズの上端で支持する
    とともに、吸引集塵経路を構成する吸引管路を該ベロー
    ズの下端に接続したことを特徴とする請求項1に記載の
    吸引集塵機におけるフィルタ装置。
  3. 【請求項3】 前記スクリーンタンクの外部から操作可
    能な操作部材により、手動でフィルタエレメントをスク
    リーンタンクに干渉させることを特徴とする請求項1に
    記載の吸引集塵機におけるフィルタ装置。
  4. 【請求項4】 前記フィルタエレメントとの相対移動に
    より、該フィルタエレメントの外表面を摺擦し、付着し
    た粉塵を擦り落とす軟質の通気性部材を、前記スクリー
    ンタンク内に設置したことを特徴とする請求項1乃至請
    求項3の何れかに記載の吸引集塵機におけるフィルタ装
    置。
  5. 【請求項5】 前記通気性部材を、前記スクリーンタン
    ク内に配設したパンチメタル板に保持したことを特徴と
    する請求項4に記載の吸引集塵機におけるフィルタ装
    置。
  6. 【請求項6】 前記通気性部材が、ステンレス製のスチ
    ールウールであることを特徴とする請求項4又は請求項
    5に記載の吸引集塵機におけるフィルタ装置。
  7. 【請求項7】 前記通気性部材が、合成樹脂繊維による
    織成部材であることを特徴とする請求項4又は請求項5
    に記載の吸引集塵機におけるフィルタ装置。
  8. 【請求項8】 前記通気性部材が、前記フィルタエレメ
    ントとの相対移動方向で、該相対移動量よりも小さい間
    隔で複数配置したブラシであることを特徴とする請求項
    4又は請求項5に記載の吸引集塵機におけるフィルタ装
    置。
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