JP2000050517A - 組電池の充電装置 - Google Patents

組電池の充電装置

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JP2000050517A
JP2000050517A JP10228729A JP22872998A JP2000050517A JP 2000050517 A JP2000050517 A JP 2000050517A JP 10228729 A JP10228729 A JP 10228729A JP 22872998 A JP22872998 A JP 22872998A JP 2000050517 A JP2000050517 A JP 2000050517A
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charging
voltage
cells
bypass
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Hideki Nomura
秀樹 野村
Mitsuo Koide
光男 小出
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Toyota Central R&D Labs Inc
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 充電中における各単電池の充電状態を、その
内部抵抗の変動に無関係に常に等しく移行させる。 【解決手段】 各単電池充電制御回路5A〜5Nは、組
電池CBへの充電主電流Imcから電流計33で検出さ
れるバイパス電流を減じることにより各単電池1A〜1
Nの電流(I(i))を算出し、その電流変化量と、電
圧計4A〜4Nで検出される端子電圧の変化量とから当
該単電池1A〜1Nの内部抵抗R(i)を算出する。単
電池充電制御回路5A〜5Nはさらに、上記端子電圧、
電流、および内部抵抗から各単電池1A〜1Nの開路電
圧Vc(i)をそれぞれ算出し、開路電圧のうち最も低
い電圧を基準電圧Vcsとして、当該基準電圧Vcsよ
りも高い開路電圧Vc(i)の各単電池1A〜1Nにつ
いてトランジスタ32の導通を制御することによって所
定のバイパス電流を電流バイパス回路3A〜3Nへ分流
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は組電池の充電装置に
関し、特に、組電池を構成する各単電池の容量のバラツ
キによる過充電を生じることなく、組電池の充電を効率
的に行うことができる充電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電気自動車等の開発が精力的に行
われるようになり、これに使用される二次電池として、
小型で大容量のリチウムイオン電池等が注目されてい
る。このような二次電池を電気自動車等の電源として使
用する場合には通常、単電池を複数直列に接続して組電
池とすることにより所望の電圧値を得ている。しかし、
リチウムイオン電池等は製造時やその後の使用履歴等に
よって放電容量にバラツキを生じやすいため、最も容量
の小さい単電池が満充電になってしまうと他の単電池が
未充電でも組電池への充電を停止する必要があり、この
状態で充放電を繰り返すと単電池間のDOD(放電深
度)の差が大きくなって組電池全体の放電容量が減少し
てしまうという問題がある。
【0003】そこで、例えば特開平8−19188号公
報に記載の充電装置では、各単電池に並列にバイパス回
路を設けて、充電中に、最も低い単電池電圧に対して電
圧差が所定値以上になった単電池についてそのバイパス
回路を導通させて充電電流を迂回させるとともに、上記
電圧差が上記所定値よりも低い他の所定値以下になった
単電池については上記バイパス回路を遮断するようにし
て、充電中を通して各単電池の充電状態がほぼ等しく推
移するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報に
記載の充電装置では、バイパス回路の導通および遮断を
行う上記各所定値を決定するに際して、単電池の内部抵
抗は全て一定で等しいことを前提にしている。しかし、
図11にその一例を示すように、単電池の内部抵抗はD
ODとともに雰囲気温度によっても大きく変化し、通
常、組電池では10℃程度の温度変動や温度分布がある
ことを考えると、単電池の内部抵抗が一定であることを
前提とした従来の充電装置では、充電中の各単電池の充
電状態を等しく推移させることは困難で、各単電池の充
電状態にバラツキを生じることが避けられないという問
題がある。
【0005】そこで、本発明はこのような課題を解決す
るもので、充電中における各単電池の充電状態を、その
内部抵抗の変動に無関係に常に等しく移行させることが
できる組電池の充電装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、複数の単電池を直列に接続するととも
に、各単電池に並列に電流バイパス回路を設けた組電池
の充電装置であって、各単電池の端子電圧を検出する手
段と、各単電池の電流を算出し、当該電流の変化量とこ
の時の端子電圧の変化量とから当該単電池の内部抵抗を
算出する手段と、上記端子電圧、電流、および内部抵抗
から各単電池の開路電圧をそれぞれ算出する手段と、開
路電圧のうち最も低い電圧ないしこれに準じる電圧を基
準電圧として、当該基準電圧よりも高い開路電圧の各単
電池について所定のバイパス電流を上記電流バイパス回
路へ分流する手段とを具備している。
【0007】本発明においては、各単電池についてその
内部抵抗が算出されて、これに基づいて各単電池の開路
電圧が算出され、基準電圧よりも高い開路電圧の各単電
池について所定のバイパス電流が電流バイパス回路へ分
流させられる。これにより、充電中の各単電池は常にそ
の開路電圧が基準電圧に近くなるように制御され、この
結果、充電中の各単電池の充電状態がほぼ等しく推移さ
せられて、組電池全体の放電容量の低下が防止される。
そして、本発明では、充電中に各単電池の電流が算出さ
れ、この電流の変化量とこの時の端子電圧の変化量とか
ら当該単電池の内部抵抗が算出されているから、雰囲気
温度の影響等によって内部抵抗が変動しても常に正確な
開路電圧が得られ、この結果、各単電池の充電状態が正
確に把握されて内部抵抗の変動による充電状態のバラツ
キを生じることはない。なお、上記基準電圧としては開
路電圧のうち最も低い電圧が望ましいが、単電池毎の開
路電圧に大きなバラツキがない場合には、最も低い電圧
に限らず、それに準じる電圧とすることもできる。
【0008】本発明の構成にさらに、各単電池の開路電
圧あるいは端子電圧が所定の充電上限電圧を越えたとき
に所定のバイパス電流を電流バイパス回路へ分流する手
段と、いずれかのバイパス電流が飽和した時に組電池へ
の充電主電流を漸次低減させる手段をさらに設ける。こ
れによれば、各単電池の均等な充電を、過充電による単
電池の寿命低下を未然に防止しつつ行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1には組電池
を充電する充電装置の全体構成を示す。組電池CBはリ
チウムイオン電池等の単電池1A,…,1Nを多数直列
接続したもので、組電池CBの両端は充電線21,22
によって充電器2に接続されており、充電線21には組
電池CBへの充電主電流Imcを検出する電流計23が
設けられている。充電器2は交流商用電源を所望の直流
充電電源に変換して出力するものである。上記各単電池
1A〜1Nにはそれぞれバイパス回路3A,…,3Nが
設けられており、各バイパス回路3A〜3Nは、抵抗3
1と、これに直列接続されたトランジスタ32、および
バイパス電流を検出する電流計33で構成されている。
また、各単電池1A〜1Nにはその端子電圧を検出する
電圧計4A,…,4Nが並列に接続されている。
【0010】各単電池1A〜1Nに対応して単電池充電
制御回路5A,…,5Nが設けられ、これら単電池充電
制御回路5A〜5Nは上記電圧計4A〜4Nと電流計3
3の検出信号を入力してトランジスタ32の導通状態を
後述するように連続的に制御することによってバイパス
電流を増減制御する。組電池充電制御回路6が設けら
れ、この組電池充電制御回路6には充電指令スイッチ6
1が接続されるとともに、電流計23の検出信号(すな
わち充電主電流Imc)が入力しており、後述の手順に
よって充電器2の作動およびその電流出力を制御する。
なお、各単電池充電制御回路5A〜5Nと組電池制御回
路6との間で後述する各種信号がやりとりされている。
【0011】上記各単電池充電制御回路5A〜5Nおよ
び組電池充電制御回路6はマイクロコンピュータによっ
て構成することができ、その制御手順を図2を参照しつ
つ以下に説明する。なお、図2のステップ101,10
2,105,107は組電池充電制御回路6における手
順であり、ステップ103,104,106は各単電池
充電制御回路5A〜5Nにおける手順である。また、ス
テップ103〜108は所定周期で繰り返される。
【0012】図2において、ステップ101で充電指令
スイッチ61が投入されたことを組電池充電制御回路6
が検出すると、ステップ102で充電器2に対して所定
の充電主電流Imcでの充電開始を指令する。充電が開
始されると、ステップ103で各単電池充電制御回路5
A〜5Nはこれに対応する各単電池1A〜1Nの内部抵
抗値R(i)(i=a〜nで単電池の数に等しい)を算
出する。
【0013】内部抵抗値R(i)の算出は以下のように
行う。すなわち、単電池の等価回路は図3に示すような
もので、正味の起電力である開路電圧Vc(i)と内部
抵抗R(i)の直列回路である。したがって、単電池の
端子電圧をVt(i)とし、当該単電池の電流をI
(i)とすると、これらの間の関係は下式(1)に示す
ものとなる。なお、I(i)は、充電主電流Imcから
電流計33で検出されるバイパス電流を減算することに
よって得られる。また、電流I(i)の方向は図3中に
図示したものを正とする。
【0014】 Vt(i)=Vc(i)+R(i)・I(i)…(1)
【0015】単電池電流I(i)が所定量ΔIだけ変化
した時の端子電圧Vt(i)の変化量をΔVtとする
と、内部抵抗値R(i)は下式(2)で得られる。この
所定量ΔIは内部抵抗の検出精度の点から、ある程度大
きい必要があり、本実施形態では内部抵抗値R(i)の
算出は充電開始時と、後述する充電主電流の変更時に行
われる。
【0016】R(i)=ΔVt/ΔI…(2)
【0017】図2のステップ104では、算出された内
部抵抗値R(i)に基づいて各単電池1A〜1Nの開路
電圧Vc(i)を算出する。これは(1)式を変形した
下式(3)で行う。
【0018】 Vc(i)=Vt(i)−R(i)・I(i)…(3)
【0019】続くステップ105では、各単電池の開路
電圧Vc(i)のうちで最も低いものを基準開路電圧V
csとして選択し、その後、ステップ106で各単電池
充電制御回路5A〜5Nにより後述のバイパス電流制御
がなされるとともに、ステップ107で組電池充電制御
回路6により充電主電流制御がなされる。
【0020】図4にはバイパス電流制御(図2のステッ
プ106)の詳細を示す。図4において、ステップ20
1では、対応する単電池1A〜1Nの開路電圧Vc
(i)が上記基準開路電圧Vcsよりも所定値Aを越え
て大きいか確認し、大きい場合にはステップ202で当
該単電池1A〜1Nを迂回するバイパス電流が飽和状態
にあるか確認する。飽和状態にない場合には、ステップ
203でバイパス電流を一定量増加させる。一方、上記
ステップ201での判定が否定的であった場合には、ス
テップ204で、単電池1A〜1Nの開路電圧Vc
(i)が基準開路電圧Vcsよりも小さくなっているか
確認する。そして、小さくなっている場合には、ステッ
プ205でバイパス電流が0であるか確認し、0で無け
ればステップ206でバイパス電流を0にする。ステッ
プ207では、上記単電池1A〜1Nの開路電圧Vc
(i)が充電上限電圧Vcmよりも大きいか確認し、大
きい場合にはステップ208でバイパス電流が飽和して
いるか確認する。バイパス電流が飽和している場合に
は、ステップ209で充電主電流Imcの減少を要求す
る個別フラグFd(i)を1にセットし、バイパス電流
が飽和していない場合には、ステップ210でバイパス
電流を一定量増加させる。
【0021】図5には充電主電流制御(図2のステップ
107)の詳細を示す。図5において、ステップ301
では 現在の充電主電流Imcが一定値Bよりも大きい
か確認し、大きければステップ302以下へ進む。上記
ステップ301で充電主電流Imcの大きさが一定値B
以下の場合にはステップ308で充電主電流Imcを0
にする充電終了処理を行う。ステップ302ではカウン
ト値iをaにセットするとともに、充電主電流減少要求
の総フラグFdsを0にリセットする。ステップ303
ではi番目の単電池の上記個別フラグFd(i)が1か
否か確認する。1であればステップ304で上記総フラ
グFdsを1にセットするとともに個別フラグFd
(i)を0にリセットし、併せてカウント値iをカウン
トアップする。ステップ305でiがnを越えたか確認
し、nを越えた場合にはステップ306で総フラグFd
sが1にセットされているか確認する。総フラグFds
が1にセットされている場合には、ステップ307で現
在の充電主電流Imcから一定値Bを引いた値を新たな
充電主電流目標値として充電器2に与えて充電主電流I
mcを減少させる。
【0022】図6には、二つの単電池1A,1Bで構成
された組電池CBに対して以上の制御を行った場合の、
各単電池1A,1Bの開路電圧Vc、充電電流I、端子
電圧Vtの経時変化を示す。図6において、時間t1 で
充電が開始され、各単電池1A,1Bの内部抵抗R
(a),R(b)が算出されるとともにこれに基づいて
各単電池1A,1Bの開路電圧Vc(a),Vc(b)
が算出される。図6では単電池1Bの開路電圧Vc
(b)は単電池1Aの開路電圧Vc(a)よりも低いか
ら、単電池1Bの開路電圧Vc(b)を基準開路電圧V
csとしてバイパス電流制御が開始され、単電池1Aで
は図6の黒塗りで示されたバイパス電流がバイパス回路
へ流されて充電主電流の一部が迂回される。この時、基
準開路電圧Vcsになっている単電池1Bに対しては充
電主電流がバイパスされることなく供給される。このよ
うに、各単電池1A,1Bに供給される充電電流I
(a),I(b)が調整されることによって単電池間の
開路電圧Vc(a),Vc(b)の差は次第に小さくな
る。時間t2 で単電池1Aの開路電圧Vc(a)が単電
池1Bの開路電圧Vc(b)を下回ると、単電池1Aの
バイパス電流は0になる。
【0023】このようなバイパス電流制御により、単電
池1A,1B間の開路電圧Vc(a),Vc(b)はほ
ぼ等しくなり、この結果、以後の充電中において各単電
池1A,1Bの充電状態が等しく推移させられる。時間
t3 に至ると両単電池1A,1Bの開路電圧Vc
(a),Vc(b)が充電上限電圧Vcmに至るため、
両単電池1A,1Bのバイパス電流が増加させられる。
時間t4 でバイパス電流が飽和すると充電主電流制御が
開始されて、充電主電流Imcが一定量減少させられ、
この状態で再びバイパス電流制御が行われる。時間t5
に至って再びバイパス電流が飽和すると充電主電流制御
が開始されるが、この時の充電主電流Imcが一定値B
よりも小さくなっていると、充電主電流が0にされて充
電が終了する。
【0024】(第2実施形態)図7には第2実施形態に
おけるバイパス電流制御の制御手順を示し、ステップ4
07で開路電圧Vc(i)に代えて端子電圧Vt(i)
を、その充電上限電圧Vtmと比較している以外は、既
に説明した第1実施形態と同一の手順である。
【0025】本実施形態においては、図8の下半に示す
ように、時間t3 ´,t3 ´´において各単電池1A,1
Bの端子電圧Vt(a),Vt(b)が充電上限電圧V
tmに達するとそれぞれバイパス電流制御が再開され、
続いて時間t4 ´で単電池1Aのバイパス電流が飽和す
ると、充電主電流制御が開始されて、充電主電流Imc
が一定量減少させられ、この状態で再びバイパス電流制
御が行われる。
【0026】本実施形態によれば、第1実施形態の開路
電圧Vc(a),Vc(b)に代えて各単電池1A,1
Bの端子電圧Vt(a),Vt(b)が所定の充電上限
電圧Vtmに制限されるから、充電器2の出力電圧を必
要以上に高くする必要がない。
【0027】(第3実施形態)上記各実施形態ではバイ
パス電流をトランジスタ32のリニヤ制御によってほぼ
連続的に増加させたが、これに対して本実施形態ではバ
イパス電流を段階的に増加させる。すなわち、図9にお
いて、各バイパス回路3A〜3Nには異なる抵抗値R1
,R2 (R1 >R2 )の二つの抵抗31,34が設け
られており、これら抵抗31,34にはそれぞれ直列に
トランジスタ32,35(以下、Tr32,Tr35とす
る)が接続されて各単電池充電制御回路5A〜5Nの出
力信号によって適宜選択導通させられる。これにより、
Tr32,Tr35がいずれも非導通(オフ)であればバイ
パス電流は0であり(〔イ〕の状態という)、Tr32の
みが導通(オン)している場合にはバイパス電流はVt
(i)/R1 (〔ロ〕の状態という)、Tr35のみがオ
ンしている場合にはバイパス電流はVt(i)/R2 と
なる(〔ハ〕の状態という)。また、Tr32,Tr35が
いずれも導通している場合にはバイパス電流は最も大き
い値Vt(i)・(R1 +R2 )/R1 R2 となる
(〔ニ〕の状態という)。他の充電装置の構成は既に説
明した第1実施形態と同一である。
【0028】図10には、本実施形態における単電池充
電制御回路5A〜5Nの制御手順を示す。図10の各ス
テップ501,508,515,522は、第1実施形
態(図4参照)の各ステップ201,204,207,
209に対応している。そして、図10のステップ50
2〜507とステップ516〜521がそれぞれバイパ
ス電流を段階的に増加させるステップで、これらステッ
プによってTr32,Tr35は上記〔イ〕→〔ロ〕→
〔ハ〕→〔ニ〕の各状態に順次移行させられてバイパス
電流が段階的に増加させられる。また、ステップ509
〜514はTr32,Tr35をいずれもオフにしてバイパ
ス電流を0にするステップであり、これらステップによ
ってバイパス電流は即座に停止させられる。
【0029】本実施形態においては、Tr32,Tr35を
選択導通させることによってバイパス電流を増加させる
から、Tr32の導通状態を連続的に制御する第1実施形
態に比して単電池充電制御回路5A〜5Nの構成が簡易
化できる。また、バイパス電流が段階的に変化するか
ら、この時に単電池電流I(i)が比較的大きい所定量
ΔIだけ変化し易く、上式(2)による内部抵抗値R
(i)の算出が高い頻度で行われて、充電中の各単電池
の内部抵抗変化に、より高精度に対応することができ
る。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る組電池の充
電装置によれば、充電中における各単電池の充電状態
を、その内部抵抗の変動に無関係に、バラツキを生じる
ことなく常に等しく移行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における充電装置の全体
ブロック構成図である。
【図2】充電装置の制御手順を示すフローチャートであ
る。
【図3】単電池の等価回路である。
【図4】単電池充電制御回路の制御手順を示すフローチ
ャートである。
【図5】組電池充電制御回路の制御手順を示すフローチ
ャートである。
【図6】充電装置作動時の各種電圧、電流の経時変化を
示すグラフである。
【図7】本発明の第2実施形態における単電池充電制御
回路の制御手順を示すフローチ
【図8】充電装置作動時の各種電圧、電流の経時変化を
示すグラフである。
【図9】本発明の第3実施形態における充電装置の全体
ブロック構成図である。
【図10】単電池充電制御回路の制御手順を示すフロー
チャートである。
【図11】単電池の内部抵抗の変動を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
CB…組電池、1A,…,1N…単電池、3A,…,3
N…電流バイパス回路、31,34…抵抗、32,35
…トランジスタ、33…電流計、4A,…,4N…電圧
計、5A,…,5N…単電池充電制御回路、6…組電池
充電制御回路。
フロントページの続き Fターム(参考) 5G003 AA01 BA03 CA04 CA17 CC04 FA06 GC05 5H030 AA03 AA10 AS08 AS18 BB01 FF43

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の単電池を直列に接続するととも
    に、前記各単電池に並列に電流バイパス回路を設けた組
    電池の充電装置であって、前記各単電池の端子電圧を検
    出する手段と、前記各単電池の電流を算出し、当該電流
    の変化量とこの時の前記端子電圧の変化量とから当該単
    電池の内部抵抗を算出する手段と、前記端子電圧、電
    流、および内部抵抗から前記各単電池の開路電圧をそれ
    ぞれ算出する手段と、前記開路電圧のうち最も低い電圧
    ないしこれに準じる電圧を基準電圧として、当該基準電
    圧よりも高い開路電圧の前記各単電池について所定のバ
    イパス電流を前記電流バイパス回路へ分流する手段とを
    具備する組電池の充電装置。
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