JP2000050420A - 電動車走行制御装置 - Google Patents

電動車走行制御装置

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JP2000050420A
JP2000050420A JP10218329A JP21832998A JP2000050420A JP 2000050420 A JP2000050420 A JP 2000050420A JP 10218329 A JP10218329 A JP 10218329A JP 21832998 A JP21832998 A JP 21832998A JP 2000050420 A JP2000050420 A JP 2000050420A
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armature current
braking
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幸彦 岡村
Takashi Yoshida
吉田  孝
Kenji Sakamoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】減速中における再加速時にも、ユーザーに対し
て不快感を与えずに、滑らかな加速をさせることがで
き、かつ、走行開始時における加速のスムーズな電動車
走行制御装置を提供する。 【解決手段】アクセル1の操作に応じて電動機5を起動
あるいは制動して、電動機5を所定の速度で回転制御す
る電動車走行制御装置Mにおいて、電動機5の電機子電
流Iを検知する電流検知手段7と、電動機5の電機子電
流Iの方向を検知して、電動機5の起動、制動の状態を
判定し、電動機5の起動が開始されたときには、その回
転加速度を起動値に設定する一方、電動機5が制動され
ている途中で、電動機5が再起動されたときには、回転
加速度を順次小さい値から大きい値に段階的に自動的に
切り換え設定する回転加速度自動切換設定手段8とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低速で走行する電
動車椅子等の電動車走行制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、電動車椅子等の比較的低速で走行
する電動車が広く利用されており、人々の暮らしに役だ
っている。特に、最近の高齢化社会の到来や、障害者の
屋外活動の機運の高まりとともに、このような電動車の
需要がますます増えることは容易に想像できる。
【0003】このような電動車では、アクセルを操作す
ると、電動機が予め定められた回転速度、例えば、低
速、中速、高速とユーザーが設定しておいた回転速度で
回転することによって、電動車が所定の定速度で走行す
る一方、アクセル操作を中止すれば、所定の加速度で減
速し、停止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
電動車走行制御装置では、ユーザーが、走行中にアクセ
ル操作を一旦中止して減速させているときに、再度アク
セルを操作して再加速させたときには、応答遅れ、ある
いは、ギアのバックラッシュなどが原因となって、再加
速中に走行速度が不連続に変化して、不快感を与えるこ
とが多々あった。
【0005】このような事情を考慮して、最近では、ユ
ーザーがアクセルを操作して電動機を起動させたときに
は、緩やかに加速させて、減速中における再加速時に
も、ユーザーに対して不快感を与えないようにした電動
車走行制御装置も開発されている。しかし、このような
電動車走行制御装置では、停止状態から起動状態に入っ
て加速するときにも、緩やかに加速するので、設定速度
に達するのに時間がかかってしまうといった問題点があ
る。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、減速中における再加速時にも、ユーザーに対し
て不快感を与えずに、滑らかな加速をさせることがで
き、かつ、停止状態から起動状態に入って加速するとき
にも、設定速度に達するのに時間を要しない電動車走行
制御装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の電動車走行制御装置で
は、アクセルの操作に応じて電動機を起動あるいは制動
して、電動機を所定の速度で回転制御する電動車走行制
御装置において、電動機の電機子電流を検知する電流検
知手段と、電動機の電機子電流の方向を検知して、電動
機の起動、制動の状態を判定し、電動機の起動が開始さ
れたときには、その回転加速度を起動値に設定する一
方、電動機が制動されている途中で、電動機が再起動さ
れたときには、回転加速度を順次小さい値から大きい値
に段階的に自動的に切り換え設定する回転加速度自動切
換設定手段とを備える。
【0008】請求項2に記載の電動車走行制御装置で
は、アクセルの操作に応じて電動機を起動あるいは制動
して、電動機を所定の速度で回転制御する電動車走行制
御装置において、電動機の電機子電流を検知する電流検
知手段と、電動機の電機子電流の方向を検知して、電動
機の起動、制動の状態を判定し、電動機の回転が開始さ
れたときには、その回転加速度を起動値に設定する一
方、電動機が制動されている途中で、電動機が再起動さ
れ、検知した電機子電流の絶対値が制動時のしきい値を
越えているときには、電機子電流の絶対値が、再起動時
のしきい値を越えるまでの間は、回転加速度を再起動設
定値に設定し、ついで、再起動時のしきい値を越えた後
は、再起動設定値よりも変化率の大きい加速設定値に自
動的に切り換え設定する回転加速度自動切換設定手段と
を備える。
【0009】請求項3に記載の電動車走行制御装置で
は、アクセルの操作に応じて直流電動機を起動あるいは
制動して、電動機を所定の速度で回転制御する電動車走
行制御装置において、電動機の電機子電流を検知する電
流検知手段と、電動機の電機子電流の方向を検知して、
電動機の起動、制動を判定し、電動機の回転が開始され
たときには、その回転加速度を起動値に設定する一方、
電動機が制動されている途中で、電動機が再起動された
ときには、電機子電流の絶対値が制動時のしきい値を越
えてから所定時間を経過するまでの間は、回転加速度を
再起動設定値に切換設定するようにした回転加速度自動
切換設定手段とを備える。
【0010】請求項4に記載の電動車走行制御装置で
は、回転加速度自動切換設定手段は、電動機の回転速度
と、電動機の電機子電流とから電動機の起動、制動を判
定する状態判定手段と、電機子電流が入力されたとき
に、制動時のしきい値と、再起動時のしきい値とを比較
して、その比較判別信号を出力する電機子電流比較判別
手段と、状態判定手段と、電機子電流比較判別手段との
出力信号とから、アクセルの操作時における加速度の値
を選択設定する回転加速度選択設定手段とを備え、電動
機が制動されている途中で、再起動が行われたときに
は、電機子電流の絶対値が制動時のしきい値を越え、起
動時のしきい値を越えるまでの間は、電動機の回転加速
度を、変化率の小さい再起動設定値に設定する。
【0011】請求項5に記載の電動車走行制御装置で
は、回転加速度自動切換設定手段は、電動機の回転速度
と、電動機の電機子電流とから電動機の起動、制動を判
定する状態判定手段と、電機子電流が入力されたとき
に、制動時のしきい値と、再起動時のしきい値とを比較
して、その比較判別信号を出力する電機子電流比較判別
手段と、タイマ手段と、状態判定手段と、電機子電流比
較判別手段との出力信号から、アクセルの操作時におけ
る加速度の値を選択設定する回転加速度選択設定手段と
を備え、電動機が制動されている途中で、再起動が行わ
れたときには、電機子電流の絶対値が制動時のしきい値
を越えた後、タイマ手段によって設定された所定時間を
経過するまでの間は、電動機の回転加速度を、変化率の
小さい再起動設定値に設定する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の電動車走行制御
装置について、図面とともに説明する。図1は、本発明
の電動車走行制御装置の内部構成の一例を示す図であ
る。この電動車走行制御装置Mは、アクセル1、指令速
度発生手段2、速度制御手段3、電圧制御手段4、速度
検知手段6、電流検知手段7、回転加速度自動切換設定
手段8、シャント抵抗Rとから構成されている。
【0013】この電動車走行制御装置Mにおいて、アク
セル1は、操作レバーやグリップなどで構成されてお
り、ユーザーの操作に基づいて、指令速度発生手段2に
対して、電動機5の指示速度ωを出力する。指令速度発
生手段2は、アクセル1の操作によって入力された指示
速度ωと、回転加速度自動切換設定手段8より入力され
た加速度信号sのそれぞれの値に基づいて演算処理を行
い、速度制御手段3に対して、指令速度ω’を出力し、
指令速度ω’の値を、指示速度ωの値と等しくなるよう
に、所定の変化率(後述)で変化させる。
【0014】速度制御手段3は、指令速度発生手段2よ
り入力された指令速度ω’と、速度検知手段6より入力
された検知速度ω’’のそれぞれの値が一致するよう
に、PI制御などによって演算処理を行い、電圧制御手
段4に対して、指令電圧V’を出力する。電圧制御手段
4は、バッテリー9より供給される電源電圧を、速度制
御手段3より入力された指令電圧V’となるように制御
して、電動機5に対して出力する。
【0015】速度検知手段6は、電動機5の回転速度を
検知して、その検知速度ω’’を、速度制御手段3と、
回転加速度自動切換設定手段8に対して出力する。電流
検知手段7は、電動機5の電機子電流Iを、シャント抵
抗器Rで増幅して、検知電流I’を算出し、回転加速度
自動切換設定手段8に対して出力する。回転加速度自動
切換設定手段8は、速度検知手段6より入力された検知
速度ω’’と、電流検知手段7より入力された検知電流
I’のそれぞれの値に基づいて演算処理を行い、加速度
信号sを指令速度発生手段2に対して出力する。
【0016】次に、回転加速度自動切換設定手段8の内
部構成について説明する。図2は、回転加速度自動切換
設定手段8の内部構成の一例を示す図である。この回転
加速度自動切換設定手段8は、状態判定手段81と、電
機子電流比較判別手段82,82’と、回転加速度選択
設定手段83とから構成されており、電機子電流比較判
別手段82,82’は、基準電流発生手段82a,82
a’と、演算増幅器OP,OP’で構成された2つの比
較器とから構成されている。
【0017】回転加速度自動切換設定手段8において、
状態判定手段81は、速度検知手段6より入力された検
知速度ω’’と、電流検知手段7より入力された検知電
流I’に基づいて、電動機5の起動、制動を判定して、
状態判定信号s1,s1’を回転加速度選択設定手段8
3に出力する。すなわち、状態判定手段81は、検知速
度ω’’の極性と、検知電流I’の極性を判定してお
り、双方の極性が等しければ、起動、加速状態と判定
し、状態判定信号s1を加速状態として出力する一方、
双方の極性が異なれば、制動、減速状態と判定し、状態
判定信号s1’を減速状態として出力する。
【0018】電機子電流比較判別手段82は、演算増幅
器OPによって、基準電流発生手段82aより出力され
る制動時のしきい値Iaと、電流検知手段7より入力さ
れる検知電流I’のそれぞれの値の絶対値を比較し、検
知電流I’の値の絶対値が、制動時のしきい値Iaの絶
対値よりも大きければ、比較判別信号s2を回転加速度
選択設定手段83に対して出力する。
【0019】また、電機子電流比較判別手段82’は、
演算増幅器OP’によって、基準電流発生手段82a’
より出力される再起動時のしきい値Ibと、電流検知手
段7より入力される検知電流I’のそれぞれの値の絶対
値を比較し、検知電流I’の値の絶対値が、再起動時の
しきい値Ibの絶対値よりも大きければ、比較判別信号
s3を回転加速度選択設定手段83に対して出力する。
【0020】回転加速度選択設定手段83は、状態判定
手段81より入力された状態判定信号s1,s1’よ
り、電動機5が、起動状態か制動状態かを検知し、電動
機5が制動状態で、なおかつ電機子電流比較判別手段8
2より比較判別信号s2が入力されていれば、加速度信
号sを再起動設定値a1に設定して、指令速度発生手段
2に対して出力する。一方、電動機5が起動状態で、な
おかつ電機子電流比較判別手段82’より比較判別信号
s3が入力されていれば、加速度信号sを加速設定値a
2に設定して、指令速度発生手段2に対して出力する。
【0021】また、電動機5が停止状態から起動された
ときには、再起動設定値a1よりも変化率の大きい起動
値を、加速度信号sとして指令速度発生手段2に対して
出力する。このため、停止状態から電動機5を起動し
て、電動車の加速する際には、迅速になされる。次に、
電動車走行制御装置Mの制御動作について説明する。
【0022】図3は、電動車走行制御装置Mの制御動作
の一例を示すタイムチャートである。時間Aで、アクセ
ル1の操作が中止されて、指示速度ωの値が小さくなれ
ば、指令速度発生手段2より出力される指令速度ω’の
値は、所定の変化率で変化しながら小さくなる。
【0023】すると、電流検知手段7で検知される検知
電流I’の値も、同じ変化率で変化して小さくなるが、
時間Bで再度アクセル1が操作されると、指示速度ωの
値が大きくなり、これに応じて、指令速度発生手段2よ
り出力される指令速度ω’も所定の変化率で変化しなが
ら大きくなる。時間Bで再度アクセルが操作されたとき
には、電動機5は制動状態で、なおかつ、検知電流I’
の値の絶対値が、制動時のしきい値Iaの絶対値よりも
大きくなっているので、回転加速度自動切換設定手段8
より出力される加速度信号sは、再起動設定値a1とな
る。
【0024】そして、時間Cでは、電動機5は制動状態
で、検知電流I’の値の絶対値が、再起動時のしきい値
Ibの絶対値よりも大きくなっているので、回転加速度
自動切換設定手段8より出力される加速度信号sは、加
速設定値a2に切り換えられる。次に、回転加速度自動
切換設定手段の他の構成例について説明する。
【0025】図4は、回転加速度自動切換設定手段8’
の内部構成の他例を示す図である。この回転加速度自動
切換設定手段8’は、状態判定手段81と、電機子電流
比較判別手段82と、回転加速度選択設定手段83と、
タイマ手段84から構成されており、電機子電流比較判
別手段82は、制動時のしきい値Iaを規定する基準電
流発生手段82aと、演算増幅器OPより成る比較器と
から構成されている。
【0026】回転加速度自動切換設定手段8’におい
て、タイマ手段84は、回転加速度選択設定手段83よ
り出力される加速度信号sが、再起動設定値a1に切り
換えられたときに時間計測を開始し、タイマ手段84に
設定された所定時間Tが経過すれば、回転加速度選択設
定手段83に対して制御信号を出力し、この制御信号を
受けた回転加速度選択設定手段83は、加速度信号sを
加速設定値a2に切り換えて出力している。
【0027】なお、タイマ手段84が計測する所定時間
Tは、製造時あるいはユーザー側で任意に設定しておく
ことができる。また、タイマ手段84以外の構成要素に
ついては、図2に示す回転加速度自動切換設定手段8と
同様であるので、説明を省略する。次に、この回転加速
度自動切換設定手段8’を用いた際における制御動作に
ついて説明する。
【0028】図5は、電動車走行制御装置Mの制御動作
の他例を示すタイムチャートである。時間Dで、アクセ
ル1の操作が中止されて、指示速度ωの値が小さくなれ
ば、指令速度発生手段2より出力される指令速度ω’の
値は、所定の変化率で変化しながら小さくなる。
【0029】すると、電流検知手段7で検知される検知
電流I’の値も、同じ変化率で変化して小さくなるが、
時間Eで再度アクセル1が操作されると、指示速度ωの
値が大きくなり、これに応じて、指令速度発生手段2よ
り出力される指令速度ω’も所定の変化率で変化しなが
ら大きくなる。時間Eで再度アクセルが操作されたとき
には、電動機5は制動状態にあり、なおかつ、検知電流
I’の値の絶対値が、制動時のしきい値Iaの絶対値よ
りも大きくなっているので、回転加速度自動切換設定手
段8より出力される加速度信号sは、再起動設定値a1
に切り換えられる。
【0030】すると、タイマ手段84が時間計測を開始
し、所定時間Tが経過して、時間Fになると、回転加速
度選択設定手段83は、加速度信号sを加速設定値a2
に切換設定する。
【0031】
【発明の効果】以上の説明からの理解できるように、本
発明の請求項1に記載の電動車走行制御装置では、電動
機が制動された後、電動機が再起動されたときには、回
転加速度を順次小さい値から大きい値に段階的に自動的
に切り換え設定するので、減速中における再加速時に
も、ユーザーに対して不快感を与えることなく、滑らか
に再加速させることができる。
【0032】また、電動機を停止状態から起動させたと
きには、加速度信号は、十分に大きい起動値に設定され
るので、走行開始時にはスムーズに加速できる。請求項
2に記載の電動車走行制御装置では、電動機が制動され
た後、電動機が再起動され、検知した電機子電流の絶対
値が制動時のしきい値を越えたときには、電機子電流の
絶対値が、起動時のしきい値を越えるまでの間は、回転
加速度を再起動設定値に設定して加速を緩やかに行い、
起動時のしきい値を越えた後は、再起動設定値よりも変
化率の大きい加速設定値に自動的に切り換え設定するの
で、減速中における再加速時にも、ユーザーに対して不
快感を与えることなく、滑らかに再加速させることがで
きる。そのため、下り坂走行時などの加速を抑えること
ができる。
【0033】請求項3に記載の電動車走行制御装置で
は、電動機の回転が開始されたときには、その回転加速
度を起動値に設定する一方、電動機が制動されている途
中で、電動機が再起動されたときには、電機子電流の絶
対値が制動時のしきい値を越えれば、所定時間の間は、
回転加速度を再起動設定値に切換設定するので、減速中
における再加速時にも、ユーザーに対して不快感を与え
ることなく、滑らかに加速させることができる。
【0034】請求項4に記載の電動車走行制御装置で
は、電動機の制動時に再起動が行われたときには、電機
子電流の絶対値が制動時のしきい値を越え、起動時のし
きい値を越えるまでの間は、電動機の回転加速度を、変
化率の小さい再起動設定値に設定するので、減速中にお
ける再起動時にも、ユーザーに対して不快感を与えるこ
となく、滑らかに加速させることができる。
【0035】請求項5に記載の電動車走行制御装置で
は、電動機の制動時に再起動が行われたときには、電機
子電流の絶対値が制動時のしきい値を越えた後、タイマ
手段によって設定された所定時間の間は、電動機の回転
加速度を、変化率の小さい再起動設定値に設定するの
で、減速中における再加速時にも、ユーザーに対して不
快感を与えることなく、滑らかに加速させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動車走行制御装置の内部構成の一例
を示す図である。
【図2】回転加速度自動切換設定手段の内部構成の一例
を示す図である。
【図3】電動車走行制御装置の制御動作の一例を示すタ
イムチャートである。
【図4】回転加速度自動切換設定手段の内部構成の他例
を示す図である。
【図5】電動車走行制御装置の制御動作の他例を示すタ
イムチャートである。
【符号の説明】
1・・・アクセル 5・・・電動機 7・・・電流検知手段 8・・・回転加速度自動切換設定手段 81・・・状態判定手段 82,82’・・・電機子電流比較判別手段 82a、82a’・・・基準電流発生手段 83・・・回転加速度選択設定手段 84・・・タイマ手段 I・・・電機子電流 I’・・・検知電流 M・・・電動車走行制御装置 V・・・電源電圧 V’・・・指令電圧 OP,OP’・・・演算増幅器 ω・・・指示速度 ω’・・・指令速度 ω’’・・・検知速度 s・・・加速度信号 s1、s1’・・・状態判定信号 s2,s3・・・比較判別信号
フロントページの続き (72)発明者 阪本 健二 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 Fターム(参考) 5H115 AA01 BA06 BB04 BC06 CA01 DD02 DD04 FA06 FA09 FA12 GG12 JA01 JC12 5H571 AA02 BB10 CC02 FF01 FF02 GG02 GG04 JJ18 LL01 LL22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクセルの操作に応じて電動機を起動ある
    いは制動して、電動機を所定の速度で回転制御する電動
    車走行制御装置において、 電動機の電機子電流を検知する電流検知手段と、 電動機の電機子電流の方向を検知して、電動機の起動、
    制動の状態を判定し、電動機の起動が開始されたときに
    は、その回転加速度を起動値に設定する一方、電動機が
    制動されている途中で、電動機が再起動されたときに
    は、回転加速度を順次小さい値から大きい値に段階的に
    自動的に切り換え設定する回転加速度自動切換設定手段
    とを備えたことを特徴とする電動車走行制御装置。
  2. 【請求項2】アクセルの操作に応じて電動機を起動ある
    いは制動して、電動機を所定の速度で回転制御する電動
    車走行制御装置において、 電動機の電機子電流を検知する電流検知手段と、 電動機の電機子電流の方向を検知して、電動機の起動、
    制動の状態を判定し、電動機の回転が開始されたときに
    は、その回転加速度を起動値に設定する一方、電動機が
    制動されている途中で、電動機が再起動され、検知した
    電機子電流の絶対値が制動時のしきい値を越えていると
    きには、電機子電流の絶対値が、再起動時のしきい値を
    越えるまでの間は、回転加速度を再起動設定値に設定
    し、ついで、再起動時のしきい値を越えた後は、再起動
    設定値よりも変化率の大きい加速設定値に自動的に切り
    換え設定する回転加速度自動切換設定手段とを備えたこ
    とを特徴とする電動車走行制御装置。
  3. 【請求項3】アクセルの操作に応じて直流電動機を起動
    あるいは制動して、電動機を所定の速度で回転制御する
    電動車走行制御装置において、 電動機の電機子電流を検知する電流検知手段と、 電動機の電機子電流の方向を検知して、電動機の起動、
    制動を判定し、電動機の回転が開始されたときには、そ
    の回転加速度を起動値に設定する一方、電動機が制動さ
    れている途中で、電動機が再起動されたときには、電機
    子電流の絶対値が制動時のしきい値を越えてから所定時
    間を経過するまでの間は、回転加速度を再起動設定値に
    切換設定するようにした回転加速度自動切換設定手段と
    を備えたことを特徴とする電動車走行制御装置。
  4. 【請求項4】請求項2において、 回転加速度自動切換設定手段は、 電動機の回転速度と、電動機の電機子電流とから電動機
    の起動、制動を判定する状態判定手段と、 電機子電流が入力されたときに、制動時のしきい値と、
    再起動時のしきい値とを比較して、その比較判別信号を
    出力する電機子電流比較判別手段と、 状態判定手段と、電機子電流比較判別手段との出力信号
    とから、アクセルの操作時における加速度の値を選択設
    定する回転加速度選択設定手段とを備え、 電動機が制動されている途中で、再起動が行われたとき
    には、電機子電流の絶対値が制動時のしきい値を越え、
    起動時のしきい値を越えるまでの間は、電動機の回転加
    速度を、変化率の小さい再起動設定値に設定することを
    特徴とする電動車走行制御装置。
  5. 【請求項5】請求項3において、 回転加速度自動切換設定手段は、 電動機の回転速度と、電動機の電機子電流とから電動機
    の起動、制動を判定する状態判定手段と、 電機子電流が入力されたときに、制動時のしきい値と、
    再起動時のしきい値とを比較して、その比較判別信号を
    出力する電機子電流比較判別手段と、 タイマ手段と、 状態判定手段と、電機子電流比較判別手段との出力信号
    から、アクセルの操作時における加速度の値を選択設定
    する回転加速度選択設定手段とを備え、 電動機が制動されている途中で、再起動が行われたとき
    には、電機子電流の絶対値が制動時のしきい値を越えた
    後、タイマ手段によって設定された所定時間を経過する
    までの間は、電動機の回転加速度を、変化率の小さい再
    起動設定値に設定することを特徴とする電動車走行制御
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100402336C (zh) * 2004-11-19 2008-07-16 丰田自动车株式会社 车辆及其控制方法
JP2012081561A (ja) * 2010-10-13 2012-04-26 Makita Corp 電動工具およびプログラム
CN112701963A (zh) * 2020-12-15 2021-04-23 深圳市海浦蒙特科技有限公司 球磨机的电机控制方法及装置

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