JP2000050177A - 出力回路およびこれを用いたチューナ装置 - Google Patents

出力回路およびこれを用いたチューナ装置

Info

Publication number
JP2000050177A
JP2000050177A JP10213052A JP21305298A JP2000050177A JP 2000050177 A JP2000050177 A JP 2000050177A JP 10213052 A JP10213052 A JP 10213052A JP 21305298 A JP21305298 A JP 21305298A JP 2000050177 A JP2000050177 A JP 2000050177A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
circuit
output
amplifier
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10213052A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Shono
寛 庄野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP10213052A priority Critical patent/JP2000050177A/ja
Publication of JP2000050177A publication Critical patent/JP2000050177A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 平衡、不平衡出力形式を備えた出力回路に於
いて、出力形式に応じて回路を切換ると共に回路動作を
最適化しかつ消費電流を削減する回路システムを提供す
る。 【解決手段】 互いに位相が180度異なる信号が供給
される2個の電流増幅回路12,13と、一方の電流増
幅回路13からの信号が供給され他方の電流増幅回路1
2の動作電流を設定する電流制御回路14とを備え、一
方の電流増幅回路13に外部抵抗20を接続するとき一
方と他方の電流増幅回路13,12が同時に動作し、一
方の電流増幅回路13に外部抵抗20が接続されないと
き他方の電流増幅回路だけが動作するようにした。 【効果】 一方の電流増幅回路に外部抵抗を接続するか
否かの条件で、平衡、不平衡の信号を発生すると共に電
流増幅回路の動作電流を最適化し、歪みを減少させかつ
消費電流も削減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばテレビジョ
ン(TV)チューナ装置等で用いられる中間周波数増幅
回路(IF増幅回路)等に用いられる出力回路及びこれ
を用いたチューナ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3はTVチューナ装置等で用いられる
中間周波数増幅回路106が設けられたTV受像機のシ
ステム構成を示すブロック図である。図3に示すよう
に、一般にTV受像機はアンテナ101,高周波増幅回
路102,帯域フィルタ103,周波数変換回路10
4,局部発振回路105,中間周波数増幅回路106,
SAWフィルタなどの帯域フィルタ107,映像IF
(中間周波数)回路108,映像信号処理回路109,
音声IF(中間周波数)回路110,音声信号処理回路
111,ディスプレイ112,スピーカ113で構成さ
れている。また、これらのシステム構成のうち、高周波
増幅回路102,帯域フィルタ103,周波数変換回路
104,局部発振回路105,中間周波数増幅回路10
6で構成される部分はチューナ装置(回路)と称されて
いる。
【0003】図4にチューナ装置の中間周波数増幅回路
106に用いられる出力回路120を示す。図4に示さ
れた出力回路120は電圧増幅回路121と第1と第2
の電流増幅回路122,123の3個のブロックで構成
されている。さらにこの電圧増幅回路121は例えばバ
イポーラトランジスタを用いた差動型の増幅回路で構成
され、差動回路の入力には前段の周波数変換回路104
でRF周波数がIF周波数に変換された同相と逆相の2
つの信号が入力端子Tinに供給される。入力された互
いに異なる位相の信号は電圧増幅回路121で所定倍に
増幅され、この増幅された信号は第1と第2の電流増幅
回路122,123に容量等を用いてIF周波数の交流
信号がそれぞれ供給されている。
【0004】また第1と第2の電流増幅回路122,1
23の動作電流を制御するため、切換スイッチ124
(端子124a,124b)、このスイッチ124を制
御するための制御信号CTL、さらにスイッチ124の
端子124bに接続されている基準電圧源125が設け
られている。
【0005】第1と第2の電流増幅回路122,123
は例えばバイポーラトランジスタを用いたバイアス回路
とエミッタフォロア回路で構成されていて、さらにバイ
アス回路コントロール端子の電流制御入力端子Tic
l、動作制御入力端子Topcが設けられている。この
様に、出力回路は電圧増幅回路121、第1の電流増幅
回路122および第2の電流増幅回路123、さらにこ
れらを制御するスイッチ124等により構成されてい
る。また、中間周波数増幅回路106では、電圧増幅回
路121で得られる平衡信号S21a,S21bを2系
統の第1と第2の電流増幅回路122,123で低イン
ピーダンス負荷を駆動させるための電流増幅をさせてい
る。
【0006】一般的に、TVチューナ装置等で用いられ
る中間周波数増幅回路106においては、次段に接続さ
れるフィルタ回路の形式により、平衡出力もしくは不平
衡出力が要求される。平衡出力時は、例えば直接SAW
フィルタ出力に接続した場合、この負荷のインピーダン
スは400オーム程度である。これに対して、不平衡出
力時には、特性インピーダンス50〜75オームの帯域
フィルタを駆動し、その振幅を1.2Vppまで直線的
に増幅する必要があるため、出力回路の電流増幅回路
(122または123)にはバイアス電流を10mA以
上流す必要がある。
【0007】そのため、従来の中間周波数増幅回路10
6においては、平衡/不平衡の両方の出力形式に対応す
るため、平衡出力用の第1と第2の電流増幅回路12
2,123の出力部分(出力トランジスタ)に10mA
程度の電流を流していた。
【0008】電圧増幅回路121は前段の周波数変換回
路104により受信チャンネルに対応するRF信号から
中間周波数(IF信号)に変換された電圧信号を増幅
し、互いに位相が180度ずれた平衡信号S21a,S
21bを第1の電流増幅回路122および第2の電流増
幅回路123に出力する。
【0009】平衡/不平衡切換スイッチ124は、端子
124aが電流入力端子Ticlおよび動作制御入力端
子Topcに接続され、かつ端子124bが基準電圧源
125に接続されている。この基準電圧源125に接続
された切換スイッチ124は、電流入力端子Ticlお
よび動作制御入力端子Topcとの共通接続端子124
aに対して、制御信号CTLのオン/オフ信号に基づき
不平衡出力のときはオフ状態に保持され、平衡出力のと
きはオン状態に保持される。
【0010】以下このスイッチ124のオン、オフに伴
う第1と第2の電流増幅回路122,123の動作を具
体的に説明する。第1の電流増幅回路122は、電流制
御入力端子Ticlが設けられており、この電流制御入
力端子Ticlへの入力信号レベル(ハイレベル又はロ
ーレベル)に応じて増幅用トランジスタ(第1の出力用
トランジスタ)のバイアス電流を変化させることが可能
で、電圧増幅回路121による平衡信号S21aが供給
されて、低インピーダンス負荷を駆動させるための電流
増幅を行う。具体的には、スイッチ124をオフにし、
その結果電流制御入力端子Ticlへの入力信号レベル
がローレベル(接地レベル)の場合にはバイアス回路の
電圧が上がりフィルタドライブ用出力トランジスタの動
作電流が増加され、低インピーダンスの負荷を駆動でき
る状態となっている。また、スイッチ124をオンにし
基準電圧源125からの電圧(VCC)をスイッチ12
4の端子124aに供給し、その結果電、流制御入力端
子Ticlへ供給される入力信号レベルがハイレベル
(Vcc電位)の場合にはバイアス回路の電圧が下が
り、フィルタドライブ用出力トランジスタの動作電流が
小さくなり、第2の電流増幅回路123と同等の働きを
するような状態となる。
【0011】第2の電流増幅回路123は、制御入力端
子Topcが設けられており、スイッチ124がオンで
基準電圧源125の電圧(例えばVCC)がスイッチ1
24の他端124aに供給される。その結果、制御入力
端子Topcへ供給される入力信号レベルがハイレベル
となり第2の電流増幅回路123は通常動作する。即
ち、バイアス回路の電圧が設定値になりフィルタドライ
ブ用出力トランジスタは動作状態となる。このとき第2
の電流増幅回路123は平衡信号S21bが供給され
て、たとえば、SAWフィルタ等の400オーム程度の
負荷を駆動させるための電流増幅を行う。これに対し
て、スイッチ124がオフで、動作制御入力端子Top
cへ供給される入力信号レベルがローの場合には、バイ
アス回路の電圧が下がりフィルタドライブ用出力トラン
ジスタの動作電流は0となり停止状態となる。
【0012】以上述べた様に、図4に示した出力回路1
20に於いて、電圧増幅回路121では前段の周波数変
換回路104により中間周波数(IF信号)に変換され
た信号が増幅され、互いに位相が180度異なる中間周
波数の平衡信号S21a,S21bが第1の電流増幅回
路122および第2の電流増幅回路123に出力され
る。
【0013】そして、不平衡出力を行う場合、制御信号
CTLにより切換スイッチ124がオフ状態に保持され
る。これにより、電流制御入力端子Ticlおよび動作
制御入力端子Topcにはローレベルの信号が供給され
る。その結果、第1の電流増幅回路122では、フィル
タドライブ用出力トランジスタのバイアス電流を増加さ
せ、低インピーダンスの負荷を駆動できる状態となる。
これに対して、第2の電流増幅回路123に於いては、
増幅回路の動作が停止され、電流が消費しない状態とな
る。即ち、第1の電流増幅回路122のみが動作し、一
つの出力しか得られない不平衡状態となる。
【0014】一方、平衡出力を行う場合には、制御信号
CTLにより切換スイッチ124がオン状態に保持され
る。これにより、電流制御入力端子Ticlおよび動作
制御入力端子Topcにはハイレベルの信号が供給され
る。その結果、第1の電流増幅回路122では、フィル
タドライブ用出力トランジスタのバイアス電流が小さく
なり、第2の電流増幅回路123と同等の働きをする状
態となる。また、第2の電流増幅回路123は、通常動
作を行う状態となる。即ち、第1の電流増幅回路122
は、電圧増幅回路121による平衡信号S21aが供給
されて、たとえば400オーム程度の負荷を駆動するた
めの電流増幅を行う状態となり、同様に、第2の電流増
幅回路123は、電圧増幅回路121による平衡信号S
21bが供給されて、たとえば400オーム程度の負荷
を駆動させるための電流増幅を行う状態となり、同時に
2つの出力端子Tout1,Tout2から平衡出力が
得られる。
【0015】この様に、TVチューナ装置等で用いられ
る、中間周波数増幅回路においては、次段に接続される
回路により、平衡出力もしくは不平衡出力が要求され
る。平衡出力時には直接SAWフィルタを駆動するた
め、負荷インピーダンスは400オーム程度で有るが、
不平衡時は75オームの負荷を駆動しなければならな
い。そこで電流増幅回路を2個設け、この増幅回路のバ
イアス回路を外部端子とスイッチを用いて切換えてい
る。しかし、電流増幅回路に2個の出力端子が必要であ
る上にさらに切換用外部端子を設けることは端子数が増
え製造上好ましくない。また切換端子に接続したスイッ
チも必要で外付け部品が増えてチューナ装置の面積また
は容積が大きくなり、価格も増加する等の問題があっ
た。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる問題点
に鑑みてなされたもので、その課題は負荷回路の形態が
複数個ある場合、この負荷回路を駆動する出力回路に於
いて、平衡不平衡の切換を制御用端子を追加することな
く、平衡時の出力端子を用いて平衡/不平衡切換を行う
ことである。また平衡/不平衡時のバイアス電流設定を
独立した手段で行い、不平衡出力時の歪み特性を改善す
ることと、平衡出力時の電流削減を同時に行うことであ
る。また、平衡出力時のバイアス電流を外部抵抗で任意
に行うことができるようにし、1個の抵抗を設定して2
系統の出力回路のバランスをとることである。更に、集
積回路化に適した1個の出力回路を形成して、平衡/不
平衡の両方に対応することができ、集積回路化した場合
は1種類のICで両方式に対応することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明は、入
力信号を増幅する第1の増幅回路と、第1の増幅回路か
らの出力信号が供給され第1の制御信号で制御される第
2の増幅回路と、第1の増幅回路からの出力信号が供給
され出力端子に導出される信号に応じて第2の制御信号
を発生する第2の制御端子と出力端子を備えた第3の増
幅回路と、第3の増幅回路の第2の制御端子からの第2
の制御信号が供給され、この第2の制御信号に応答して
第1の制御信号を発生する制御回路とを備えたことを特
徴とする出力回路である。
【0018】本願の第2の発明は、高周波信号が供給さ
れ、局部発振回路を用いて中間周波数を発生する周波数
変換回路と、中間周波数信号を増幅する第1の増幅回路
と、第1の増幅器からの出力信号が供給され、第1の制
御信号で制御される第2の増幅回路と、第1の増幅回路
からの出力信号が供給され、第2の制御端子と出力端子
を備えた第3の増幅回路と、第3の増幅回路の第2の制
御端子からの第2の制御信号が供給され、この第2の制
御信号に応答して第1の制御信号を発生する制御回路と
を備えたチューナ装置である。
【0019】このように、中間増幅器の出力回路におい
て、一方の増幅回路の出力に抵抗を接続したり、しなか
ったりすることにより、平衡、不平衡出力を切り替える
と共に他方の増幅回路のバイアス電流の設定を同時に行
い、平衡、不平衡のどちらの出力形式でも対応できる。
さらに平衡、不平衡のどちらの場合でも動作電流を任意
に設定できかつ消費電流を削減できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態例につき添付図面を参照して説明する。 実施の形態例1 まず、図1を参照して本発明の中間周波数増幅回路10
6のブロック構成とその原理について説明する。本発明
においてはアンテナ101から周波数変換回路104ま
でのシステムは従来例で説明したものと変わらなく、そ
れ以降のシステム回路構成に特徴が有るので、周波数変
換回路104までの回路についての説明は省略する。
【0021】周波数変換回路104から各チャンネルに
対応するRF信号が映像中間周波数に変換されお互い逆
相の2つの中間周波数信号(IF信号)が出力される。
このIF信号は日本の放送システムの場合、58.75
MHzに規定されている。周波数変換回路104の出力
は電圧増幅回路11(請求項の第1の増幅回路に相当す
る)の入力に接続されている。電圧増幅回路11は半導
体集積回路(IC)では主にバイポーラトランジスタで
構成され、その回路形式はほとんど差動型回路が用いら
れている。
【0022】この電圧増幅回路11で互いに位相が18
0度異なる2つのIF信号が所定倍増幅され、2つの出
力信号(出力SA,出力SB)が導出される。出力SA
を導出する一方の出力は電流増幅回路12(請求項の第
2の増幅回路に相当する)に接続され、この電流増幅回
路12はエミッタフォロア等の電流増幅回路で構成さ
れ、低インピーダンスの負荷をドライブできるよう電流
値などの動作条件が任意に設定出来る。また電流増幅回
路12の出力はフィルタ等の負荷の入力端子と接続する
ため出力16が設けられている。
【0023】さらにこの電流増幅回路12に他の電流取
り出し端子である電流制御入力12Aが設けられてい
て、電流増幅回路12の動作電流を切換えまたは電流量
を調整するために使用されている。この電流増幅回路1
2は電流を切換えたり電流量を調整する端子があるため
負荷用駆動トランジスタを動作させるバイアス回路を別
途設ける必要がなくそれにより消費電流が減少できる。
【0024】電圧増幅回路11の他方の出力信号である
出力SBは、所定倍電流増幅されると共に、低インピー
ダンスの負荷を充分ドライブできるよう出力トランジス
タ等の動作電流量を調整するよう構成された電流増幅回
路13(請求項の第3の増幅回路に相当する)接続され
ている。電流増幅回路13の出力はフィルタ等の負荷の
入力端子と接続するため出力17が設けられている。ま
たこの出力17には電流増幅回路13の出力トランジス
タの電流を導出するための外部抵抗20(請求項の負荷
素子に相当する)が接続されていて、この外部抵抗20
の他端はグランドに接続されている。
【0025】さらに、この電流増幅回路13には他の電
流(または電圧等の)取り出し端子である電流出力13
Aが設けられていて、電流増幅回路12の動作電流を切
換または電流量を調整するために使用されている。この
電流増幅回路13は電流を切換たり電流量を調整する端
子があるため負荷、例えばフィルタドライブ用出力トラ
ンジスタを動作させるバイアス回路を別途設ける必要が
ない。
【0026】電流増幅回路12の電流制御入力12Aと
電流増幅回路13の電流出力端子13Aはそれぞれ電流
制御回路14(請求項の制御回路に相当する)の端子、
電流制御出力14Aと電流入力14Bに接続されてい
る。
【0027】次に、電気的動作について説明する。まず
外部抵抗20が電流増幅回路13の出力17に接続され
ていないときの動作について説明する。電圧増幅回路1
1の入力端子10に供給された周波数変換回路104か
ら供給されたIF信号は所定倍増幅され、互いに位相の
180度異なる信号(出力SA,出力SB)が出力され
る。この2つの信号である出力SA,出力SBはそれぞ
れ電流増幅回路12,13に供給される。この時点では
外部抵抗20が電流増幅回路13の出力17に接続され
ていないから、この電流増幅回路13の負荷ドライブ用
出力トランジスタに電流が流れずこのトランジスタは動
作していないので、入力信号である電圧増幅回路11か
ら供給された出力SBは電流増幅されず、その結果出力
17からIF信号の一方の信号は導出されない。
【0028】さらに 電流増幅回路13には電流出力1
3Aが設けられていて、この電流出力13Aから電流制
御回路14の電流入力14Bへ制御用電流(または電
圧)を供給する。外部抵抗20が無い場合は電流出力1
3Aからの電流は0(電圧は例えばVCC電位)で、こ
の結果に応じて電流制御回路14に設定してある所定の
電流(または電圧)が電流制御出力14Aから出力され
る。この所定の電流(または電圧)が電流制御出力14
Aから電流増幅回路12の電流制御入力12Aへ供給さ
れる。
【0029】例えば、電流制御入力12Aに供給された
電流が電流増幅回路12の動作電流となり、負荷ドライ
ブ用出力トランジスタに電流が流れ、電圧増幅回路11
から供給された信号の出力SAが電流増幅されて、出力
16から増幅された信号が導出される。このことは、I
F信号の互いに異なる2つ信号の一方の出力SAは出力
16から導出されることを示している。即ち、外部抵抗
20が電流増幅回路13の出力17に接続されない場
合、電流増幅回路12の出力16からは信号が導出さ
れ、一方電流増幅回路13の出力端子の出力17からは
信号が導出されず、いわゆる不平衡出力になっている。
【0030】次に、電流増幅回路13の出力17とグラ
ンド間に外部抵抗20が接続された場合について考慮す
る。外部抵抗20が接続された結果、この電流増幅回路
13に電流が流れ負荷ドライブ用出力トランジスタは動
作し、電圧増幅回路11から供給された信号の出力SB
は電流増幅されてその結果出力17からIF信号の他方
の信号は導出されることになる。
【0031】さらに 電流増幅回路13は、電流出力1
3Aが設けられ、この電流出力13Aから電流制御回路
14の電流入力14Bへ制御用電流(または電圧)を供
給する。外部抵抗20が出力17へ接続された場合は、
電流出力13Aからこの外部抵抗20の抵抗値に応じた
電流(または電圧)が電流入力14Bに供給され、電流
制御回路14に設けてある電流切換回路または電流調整
回路で電流値を設定しなおし、電流増幅回路13に流れ
る電流と対応する電流値を持った電流が電流制御出力1
4Aから出力される。即ち、外部抵抗20に流れる電流
に対応した任意の電流が電流制御出力14Aから電流増
幅回路12の電流制御入力12Aへ供給され電流増幅回
路12が動作することになる。
【0032】この様に、電流制御入力12Aに供給され
た電流が電流増幅回路12の動作電流となり、この電流
増幅回路12の負荷ドライブ用出力トランジスタに電流
が流れ、電圧増幅回路11から供給された他方の信号で
ある出力SAが所定倍電流増幅されて、出力16から増
幅された信号が導出される。一方、外部抵抗20が電流
増幅回路13の出力17に接続された結果、この電流増
幅回路13に電流が流れ負荷ドライブ用出力トランジス
タは動作し、信号の出力SBは電流増幅されて、その結
果出力17からIF信号の他方の出力信号である出力S
Bは導出されることになる。即ち、外部抵抗20が電流
増幅回路13の出力17に接続された場合、電流増幅回
路12の出力から信号が導出され、一方電流増幅回路1
3の出力17からも信号が導出され、いわゆる平衡出力
になっている。
【0033】実施の形態例2 次に、図2を参照して本発明の実施の形態例2を説明す
る。図2は実施の形態例2の出力回路を示す図である。
なお以下に述べる実施の形態例2では主にバイポーラト
ランジスタを用いた出力回路の例を示したもので有る
が、本発明の技術的思想はバイポーラトランジスタ以外
の素子、例えばMOSトランジスタ、BI−CMOSを
用いた回路でも同じ機能を持つものであれば、この実施
の形態例2に限定されるものではない。
【0034】まず出力回路の回路接続について説明す
る。周波数変換回路104の出力端子は中間周波数増幅
回路106に接続されていて、この中間周波増幅回路1
06は電圧増幅回路11(請求項の第1の増幅回路に相
当する)、また出力回路を構成する電流増幅回路12,
13(請求項の第2と第3の増幅回路に相当する)、さ
らに電流制御回路14(請求項の制御回路に相当する)
で構成されている。中間周波数増幅回路106の出力
は、トランジスタQ1とQ2が差動型に構成された電圧
増幅回路11の入力に接続されている。中間周波数の一
方の信号がベースに供給されるトランジスタQ1のエミ
ッタはエミッタ帰還抵抗R3とエミッタ帰還抵抗R4を
介して中間周波数の他方の信号がベースに供給されるト
ランジスタQ2のエミッタに接続されている。両エミッ
タ帰還抵抗R3,R4の共通接続点は定電流源I5を介
してグランドに接続されている。
【0035】トランジスタQ1とQ2のコレクタはそれ
ぞれ負荷抵抗R1とR2を介して電源VCCに接続され
ている。またトランジスタQ1のコレクタと負荷抵抗R
1の共通接続点から出力Aが、トランジスタQ2のコレ
クタと負荷抵抗R2の共通接続点から出力Bが設けられ
ている。
【0036】電圧増幅回路11の出力Aは電流増幅回路
12を構成する負荷ドライブ用出力トランジスタQ3の
ベースに接続され、この(負荷ドライブ用出力)トラン
ジスタQ3のエミッタは出力1と電流制御入力12Aに
接続されている。さらに、コレクタはトランジスタQ3
とは逆特性の、例えばpnp型のトランジスタQ4のコ
レクタとベースに接続されると共に、交流接地用コンデ
ンサC1の一方の端子に接続されている。交流接地用コ
ンデンサC1の他方の端子はグランドに接続されてい
る。トランジスタQ4のエミッタは抵抗R5の一方の端
子に接続され、この抵抗R5の他方の端子は電源VCC
に接続されている。
【0037】次に、電圧増幅回路11の出力Bは電流増
幅回路13を構成する負荷ドライブ用出力トランジスタ
Q5のベースに接続され、このトランジスタQ5のエミ
ッタは出力2に接続されて、出力2には出力信号を発生
したり停止したりするいわゆる平衡、不平衡にするため
の、外部抵抗20(請求項の負荷素子に相当する)が接
続される。さらに、コレクタはトランジスタQ5とは逆
特性の例えばpnp型のカレントミラー用トランジスタ
Q6のコレクタとベースに接続されると共に、交流接地
用コンデンサC2の一方の端子に接続されている。交流
接地用コンデンサC2の他方の端子はグランドに接続さ
れている。トランジスタQ6のエミッタは抵抗R6の一
方の端子に接続され、この抵抗R6の他方の端子は電源
VCCに接続されている。
【0038】次に、電流増幅回路13の動作状態により
電流増幅回路12の動作を制御する電流制御回路14の
回路接続について説明する。電流制御回路14は主にカ
レントミラー回路と電流スイッチ回路から構成されてい
る。電流増幅回路13の出力であるpnp型のトランジ
スタQ6のベースとコレクタがカレントミラー用トラン
ジスタQ12(以下トランジスタQ12と記載する)の
ベースに接続されている。トランジスタQ12のコレク
タはnpn型のトランジスタQ13のコレクタとベース
に接続され、エミッタは抵抗R8の一方の端子に接続さ
れている。抵抗R8の他方の端子は電源VCCに接続さ
れている。またトランジスタQ13のエミッタはグラン
ドに直接接続されている。
【0039】pnpトランジスタQ6のベースはさら
に、pnp型のカレントミラー用トランジスタQ11
(以下トランジスタQ11と記載する)のベースにも接
続されていて、このトランジスタQ11のコレクタは負
荷抵抗R10を介してグランドに接続され、エミッタは
抵抗R9の一方の端子に接続され、抵抗R9の他方の端
子は電源VCCに接続されている。ここで、Q6,R
6、Q12,R8とQ11,R9はカレントミラー回路
を構成していて、各トランジスタのエミッタ面積と各抵
抗の比に依存する電流を発生するよう設定されている。
また抵抗R10は抵抗R9とトランジスタQ11の電流
源から導出される電流を電圧に変換する機能を有してい
る。
【0040】pnp型トランジスタQ11と抵抗R10
の共通接続点はエミッタが直接グランドに接続されてい
るスイッチング用トランジスタQ10のベースに接続さ
れ、このトランジスタQ10のコレクタはトランジスタ
Q9のベースとコレクタに接続されている。さらに、ト
ランジスタQ9のエミッタはグランドに接続され、共通
接続されたコレクタとベースは抵抗R7を介して電源V
CCに接続されている。
【0041】トランジスタQ9に共通接続されたベース
とコレクタはエミッタが直接グランドに接続された電流
源用トランジスタQ8(以下トランジスタQ8と記載す
る)のベースに接続され、トランジスタQ8のコレクタ
は電流制御出力14Aと電流源用トランジスタQ7(以
下トランジスタQ7と記載する)のコレクタにそれぞれ
接続されている。このトランジスタQ9とQ8はカレン
トミラー回路を構成している。またトランジスタQ7の
エミッタはグランドに接続され、ベースはトランジスタ
Q13のベースとコレクタに接続されている。このトラ
ンジスタQ7とQ13はカレントミラー回路を構成して
いる。トランジスタQ7とQ8の両コレクタは電流制御
出力14Aに接続され、この電流制御出力14Aは電流
増幅回路12の電流制御入力12Aに接続されて、トラ
ンジスタQ3の定電流源として構成される。
【0042】次に、本実施の形態例2の出力回路の電気
的動作について説明する。まず電流増幅回路13の出力
2に外部抵抗20を接続しない場合の出力回路の動作を
説明する。外部抵抗20が接続されないと、電流増幅機
能を持つ負荷ドライブ用出力トランジスタQ5のエミッ
タに電流が流れず、電圧増幅回路11の出力信号の出力
SBを増幅しないばかりでなく、さらにトランジスタQ
6にも電流が流れない。
【0043】従って、電流増幅回路13の電流出力13
Aから出力される制御信号(電流または電圧)は0でか
つカレントミラーに供給される電圧は電源VCCと同電
位である。この結果、電流増幅回路13の電流出力13
Aと電流制御回路14の電流入力14Bは接続され、こ
の端子は共にVCCと同じ電位であるから、カレントミ
ラー回路を構成するトランジスタQ11とQ12のコレ
クタには電流が流れず、抵抗R10とトランジスタQ1
1のコレクタの共通接続点には電圧が発生しない。また
ダイオード構成されたトランジスタQ13のベースとコ
レクタにも電圧が発生しない。
【0044】即ち、トランジスタQ11のコレクタから
出力される電圧は0Vで、この電圧がトランジスタQ1
0のベースに供給され、トランジスタQ10の動作は遮
断されて、コレクタは解放された状態になる。このと
き、抵抗R7と直列接続されたダイオードを構成するト
ランジスタQ9には電流が流れ、トランジスタQ9のベ
ースとコレクタの共通接続点には、抵抗R7、電源VC
Cとダイオード構成されたトランジスタQ9で設定され
る電流量に応じたベース・エミッタ順方向電圧が発生す
る。この順方向電圧がグランドに直接接地されているカ
レントミラーを構成するトランジスタQ8のベースに供
給され、コレクタ(エミッタ)からはトランジスタQ9
の面積に比例した電流が流れる。
【0045】またこのトランジスタQ8のコレクタにト
ランジスタQ7のコレクタが接続されていて、このトラ
ンジスタQ7のベースにはトランジスタQ13のベース
電位が、外部抵抗20が接続されていない場合0Vが供
給されている。この結果トランジスタQ7の動作は遮断
状態になり、コレクタは開放される。従って、トランジ
スタQ7とQ8の共通接続点である電流制御出力14A
からはトランジスタQ8にコレクタ電流が流れることに
なる。電流制御出力14Aから出力される電流は電流増
幅回路12の電流制御入力12Aに供給され、電流増幅
回路12を構成する負荷ドライブ用出力トランジスタQ
3のエミッタ電流となる。
【0046】このように、不平衡出力のとき電流増幅回
路13のバイアス電流(動作電流)は0になり、かつ電
流制御出力14Aの抵抗R7,トランジスタQ9で設定
される電流が電流増幅回路12の動作電流として供給さ
れるので、電流増幅回路12は不平衡出力動作を行うた
めに最適なバイアス電流(動作電流)に設定される。
【0047】電流増幅回路12の電流増幅のための負荷
ドライブ用出力トランジスタQ3のコレクタはpnpト
ランジスタQ4で構成されるダイオードと抵抗R5を介
して電源VCCに接続されかつ交流接地用コンデンサC
1に接続されているので、トランジスタQ3のエミッタ
から電流を導出すると、抵抗R5とトランジスタQ4を
介して電流が流れる。その結果、コレクタが交流接地用
コンデンサC1で交流的に接地してあるためトランジス
タQ3はコレクタ接地のエミッタフォロアを構成し、電
流増幅の機能を有すると共に出力インピーダンスが小さ
く負荷インピーダンスが小さくても充分駆動出来る。電
圧増幅回路11の一方の出力から導出される信号の出力
SAがトランジスタQ3のベースに供給され、電流増幅
されてエミッタ即ち出力1から電流増幅された信号が導
出される。
【0048】このように、電流増幅回路13の出力2と
グランド間に外部抵抗20が接続されない場合、電流増
幅回路13からはIF信号の他方の信号である出力SB
は増幅されず、さらに出力2から信号が導出されない。
一方、電流増幅回路12の出力1からIF信号の一方の
信号の出力SAが増幅されて導出される。従って、電流
増幅回路13からは信号が導出されず、電流増幅回路1
2からのみ信号が導出され、いわゆる不平衡出力の信号
が得られることになる。
【0049】次に、電流増幅回路13の出力2に外部抵
抗20を接続した場合の出力回路について動作を説明す
る。外部抵抗20が接続されると、電流増幅のための負
荷ドライブ用出力トランジスタQ5のエミッタに電流が
流れる。このためトランジスタQ5は動作状態となり、
トランジスタQ6と抵抗R6にも電流が流れ、電圧増幅
回路11の出力信号である出力SBがトランジスタQ5
で増幅される。トランジスタQ5のコレクタは交流接地
用コンデンサC2を介して接地してあるので、コレクタ
は交流的に接地され、いわゆるエミッタフォロア回路構
成になっていて、出力SBを電流増幅すると共に外部抵
抗20とフィルタのインピーダンスを合わせた合計のイ
ンピーダンスが小さくても充分ドライブできるよう出力
インピーダンスは小さくなっている。
【0050】一方、電流増幅回路13の電流出力13A
から制御信号(電流または電圧)である、抵抗R6に発
生する電圧とダイオード構成のトランジスタQ6のベー
ス・エミッタの順方向電圧を加えた電圧が出力される。
この結果、電流増幅回路13の電流出力13Aから電流
入力14Bに制御信号である電圧が供給されて、カレン
トミラー回路を構成するトランジスタQ11とQ12の
コレクタには、トランジスタQ6,抵抗R6、トランジ
スタQ12,抵抗R8とトランジスタQ11,抵抗R9
によって設定される電流が流れ、抵抗R10とトランジ
スタQ11のコレクタの共通接続点に電圧が発生する。
またダイオード構成されたトランジスタQ13のベース
とコレクタにも電圧が発生する。
【0051】トランジスタQ11のコレクタから出力さ
れる電圧がトランジスタQ10のベースに供給され、ト
ランジスタQ10は動作状態となり、コレクタ電位は飽
和電圧レベルの0.1〜0.2V程度になる。その結果
ダイオード構成のトランジスタQ9のベースとコレクタ
は0.1〜0.2Vになる。さらにトランジスタQ8の
ベースにもトランジスタQ9のベースとコレクタの同電
位すなわち0.1〜0.2Vが供給されるため動作は遮
断状態となり、トランジスタQ8のコレクタには電流が
流れず解放された状態になっている。
【0052】トランジスタQ12のベースには動作状態
のトランジスタQ6のベース電位が供給されているの
で、トランジスタQ12も動作状態になり、抵抗R8,
トランジスタQ12を介してダイオード構成のトランジ
スタQ13のベースとコレクタに電流が流れ、さらにエ
ミッタを介してグランドに流れる。トランジスタQ13
のベースとコレクタ電位はカレントミラー回路を構成す
るトランジスタQ7のベースに供給され、トランジスタ
Q7のエミッタには所定の電流すなわち、トランジスタ
Q13とQ7の面積に比例する電流が流れる。従って、
上述のトランジスタQ13とQ7のエミッタ面積比ある
いはカレントミラー回路Q6,R6とQ12,R8に関
するトランジスタの面積比と抵抗比を変えることにより
平衡動作時におけるトランジスタQ7に流れる電流を任
意に設定できる。トランジスタQ7とQ8のコレクタは
共通接続されているが、外部抵抗20が電流増幅回路1
3の出力2に接続されている場合、上述したようにトラ
ンジスタQ8は遮断状態で電流が流れていないから、電
流制御出力14Aから導出される電流はトランジスタQ
7に流れるコレクタ電流となる。電流制御出力14Aか
ら出力される電流は電流増幅回路12の電流制御入力1
2Aに供給され、電流増幅回路12を構成する電流増幅
するための負荷ドライブ用出力トランジスタQ3のエミ
ッタ電流となる。
【0053】このように、平衡出力として動作している
場合電流増幅回路13のバイアス電流(動作電流)は外
部抵抗20で調整されると共に、電流制御回路14のト
ランジスタQ12,抵抗R8さらにトランジスタQ13
とQ7の面積比、あるいはトランジスタQ13とトラン
ジスタQ7のエミッタ面積比を変えることにより、電流
増幅回路13に流れるバイアス電流に応じた電流を電流
増幅回路12に供給し、動作条件に合うようバイアス電
流量が調整されている。
【0054】トランジスタQ3のコレクタはpnpトラ
ンジスタQ4で構成されるダイオードと抵抗R5を介し
て電源VCCに接続されているので、トランジスタQ3
のエミッタから電流を導出すると、抵抗R5とトランジ
スタQ4を介して電流が流れる。その結果、コレクタが
交流接地用コンデンサC1で交流的に接地してある、い
わゆるエミッタフォロアを構成する電流増幅のための負
荷ドライブ用出力トランジスタQ3に電流が流れて動作
状態となり、電圧増幅回路11の一方の出力から導出さ
れる信号の出力SAがベースに供給され、電流増幅され
てエミッタ即ち出力1から信号が導出される。
【0055】このように、電流増幅回路13の出力2と
グランド間に外部抵抗20が接続された場合、電圧増幅
回路11から導出された他方の信号の出力SBが電流増
幅回路13で増幅されて出力2から導出される。一方、
電流増幅回路12の出力1からも電圧増幅回路11から
導出された一方の信号の出力SAが増幅されて導出され
る。従って、電流増幅回路13と電流増幅回路12の両
方の回路には平衡状態で最適な動作電流が流れ、歪み特
性も改善させることができ、各出力1,2から増幅され
た信号が導出され、いわゆる平衡出力の信号が得られる
ことになる。
【0056】以上述べたように、平衡、不平衡出力を切
換ると共にバイアス電流の設定を同時に行い、平衡、不
平衡のどちらの出力形式でも不要な電流の消費がなくな
っている。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、中
間増幅器の出力回路において、平衡、不平衡出力を切換
えると共にバイアス電流の設定を同時に行い、平衡、不
平衡のどちらの出力形式でも対応できる。さらに平衡、
不平衡のどちらの場合でも動作電流を任意に設定でき歪
み特性を改善できかつ不要な消費電流を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例1に係る中間増幅回路の
出力回路示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態例2に係る中間増幅回路の
出力回路を示す回路構成図である。
【図3】従来例のテレビジョン受像機のシステム構成を
示すブロック図である。
【図4】従来例の中間周波数増幅回路とその周辺回路を
示すブロック回路構成図である。
【符号の説明】
10…入力端子、11…電圧増幅回路、12,13…電
流増幅回路、14…電流制御回路、16,17…出力、
20…外部抵抗、Q3,Q5…負荷ドライブ用出力トラ
ンジスタ、Q6,Q11,Q12…カレントミラー用ト
ランジスタ、Q7,Q8…電流源用トランジスタ、VC
C…電源、C1,C2…交流接地用コンデンサ、101
…アンテナ、102…高周波増幅回路、103…帯域フ
ィルタ、104…周波数変換回路、105…局部発振回
路、106…中間周波数増幅回路、107…帯域フィル
タ、108…映像IF回路、109…映像信号処理回
路、110…音声IF回路、111…音声信号処理回
路、112…ディスプレイ、113…スピーカ、120
…出力回路、121…電圧増幅回路、122…第1の電
流増幅回路、123…第2の電流増幅回路、124…ス
イッチ、125…基準電圧源、Tin…入力端子、To
ut1…出力端子、Tout2…出力端子、CTL…制
御信号

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を増幅する第1の増幅回路と、 前記第1の増幅回路からの出力信号が供給され、第1の
    制御信号で制御される第2の増幅回路と、 前記第1の増幅回路からの出力信号が供給され、出力端
    子に導出される信号に応じて第2の制御信号を発生する
    第2の制御端子を備えた第3の増幅回路と、 前記第3の増幅回路の第2の制御端子からの第2の制御
    信号が供給され、該第2の制御信号に応答して前記第1
    の制御信号を発生する制御回路とを備えたことを特徴と
    する出力回路。
  2. 【請求項2】 前記第3の増幅回路の出力端子に負荷素
    子を接続して該第3の増幅回路を動作させることを特徴
    とする請求項1記載の出力回路。
  3. 【請求項3】 前記第2と第3の増幅回路を電流増幅用
    増幅回路とすることを特徴とする請求項1記載の出力回
    路。
  4. 【請求項4】 前記第1の増幅回路から信号を取り出
    し、前記第2と第3の増幅回路に供給する信号の位相を
    互いに180度異なるようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の出力回路。
  5. 【請求項5】 前記制御回路から供給された第1の制御
    信号により、前記第3の増幅回路の出力端子の負荷素子
    に流れる電流に対応する電流が、前記第2の増幅回路に
    流れるようにすることを特徴とする請求項1記載の出力
    回路。
  6. 【請求項6】 前記第2と第3の増幅回路にエミッタ・
    フォロア回路を用いたことを特徴とする請求項1記載の
    出力回路。
  7. 【請求項7】 前記負荷素子を抵抗としたことを特徴と
    する請求項2記載の出力回路。
  8. 【請求項8】 高周波信号が供給され、局部発振回路を
    用いて中間周波数を発生する周波数変換回路と、 前記中間周波数を増幅する第1の増幅回路と、 前記第1の増幅回路器からの出力信号が供給され、第1
    の制御信号で制御される第2の増幅回路と、 前記第1の増幅回路からの出力信号が供給され、出力端
    子に導出される信号に応じて第2の制御信号を発生する
    第2の制御端子を備えた第3の増幅回路と、 前記第3の増幅回路の第2の制御端子からの第2の制御
    信号が供給され、該第2の制御信号に応答して前記第1
    の制御信号を発生する制御回路とを備えたことを特徴と
    するチューナ装置。
  9. 【請求項9】 前記第3の増幅回路の出力端子に負荷素
    子を接続して該第3の増幅回路を動作させることを特徴
    とする請求項8記載のチューナ装置。
  10. 【請求項10】 前記第2と第3の増幅回路に低インピ
    ーダンス出力の電流増幅用増幅回路を用いることを特徴
    とする請求項8記載のチューナ装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の増幅回路から取り出し、前
    記第2と第3の増幅回路に供給する中間周波数の位相を
    互いに180度異なるようにしたことを特徴とする請求
    項8記載のチューナ装置。
  12. 【請求項12】 前記制御回路から供給された第1の制
    御信号により、前記第3の増幅回路の出力端子の負荷素
    子に流れる電流に対応する電流が、前記第2の増幅回路
    に流れるようにすることを特徴とする請求項8記載のチ
    ューナ装置。
  13. 【請求項13】 前記第2と第3の増幅回路にエミッタ
    ・フォロア回路を用いたことを特徴とする請求項8記載
    のチューナ装置。
  14. 【請求項14】 前記負荷素子を抵抗としたことを特徴
    とする請求項9記載のチューナ装置。
  15. 【請求項15】 第1の信号が供給される第1の電流増
    幅回路と、 第2の信号が供給される第2の電流増幅回路と、 前記第2の電流増幅回路に流れる電流に応じて電流を発
    生する第1の電流源と、 前記第2の電流増幅回路に流れる電流に応じた制御信号
    によりオン、オフ制御するスイッチと、 前記スイッチでオン、オフ制御される第2の電流源と、 前記第2の電流源の電流に応じて電流を発生し、前記第
    1の電流源と出力が合成され前記第1の電流増幅回路に
    電流を供給する第3の電流源とを備えたことを特徴とす
    る出力回路。
  16. 【請求項16】 前記第2の電流増幅回路に設けられた
    出力端子に電流導出用負荷素子を接続したことを特徴と
    する請求項15記載の出力回路。
  17. 【請求項17】 前記第2と第3の電流源をカレントミ
    ラー回路で構成することを特徴とする請求項15記載の
    出力回路。
  18. 【請求項18】 前記第2の電流増幅回路にエミッタ・
    フォロア回路を用いたことを特徴とする請求項15記載
    の出力回路。
  19. 【請求項19】 前記第2の電流増幅回路のエミッタ・
    フォロア回路に直列に電流検出回路が接続され、該電流
    検出回路の電流に応じた制御信号を発生し前記第1の電
    流源と前記スイッチに制御信号を供給することを特徴と
    する請求項18記載の出力回路。
  20. 【請求項20】 前記第1の電流源と前記エミッタ・フ
    ォロア回路に流れる電流を検出し該電流に応じた電流を
    発生する第4の電流源をカレントミラー回路にしたこと
    を特徴とする請求項19記載の出力回路。
JP10213052A 1998-07-28 1998-07-28 出力回路およびこれを用いたチューナ装置 Pending JP2000050177A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10213052A JP2000050177A (ja) 1998-07-28 1998-07-28 出力回路およびこれを用いたチューナ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10213052A JP2000050177A (ja) 1998-07-28 1998-07-28 出力回路およびこれを用いたチューナ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000050177A true JP2000050177A (ja) 2000-02-18

Family

ID=16632740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10213052A Pending JP2000050177A (ja) 1998-07-28 1998-07-28 出力回路およびこれを用いたチューナ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000050177A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5844443A (en) Linear high-frequency amplifier with high input impedance and high power efficiency
US6304142B1 (en) Variable transconductance amplifier
JPH11102228A (ja) 安定化電源回路
US4853648A (en) Power amplifier circuit with a stand-by state
US4821000A (en) Audio output amplifier
JPS63164604A (ja) 増幅回路配置
US5828269A (en) High-frequency amplifier with high input impedance and high power efficiency
CA1170730A (en) Television intermediate frequency amplifier with feedback stabilization
JP2000050177A (ja) 出力回路およびこれを用いたチューナ装置
JP3537571B2 (ja) オーディオ信号増幅回路
JP3718894B2 (ja) 出力回路
JPH0677739A (ja) 利得制御回路
US5376900A (en) Push-pull output stage for amplifier in integrated circuit form
WO2002054595A9 (en) Input stage with selectable input impedance
US4025870A (en) Low distortion amplifier having high slew rate and high output impedance
US4799027A (en) Low-frequency amplifier
JP2001292043A (ja) 可変利得増幅回路
US4027269A (en) Audio line driver amplifier
US6185060B1 (en) Changeover circuit in tape recorder
JPH0336100Y2 (ja)
JPH11136048A (ja) Btl増幅回路
JPH09246888A (ja) 利得制御増幅回路
JP3143153B2 (ja) 増幅回路
JPH09260969A (ja) 信号増幅回路
JPH0151083B2 (ja)