JP2000050085A - 画像表示装置および画像表示方法 - Google Patents
画像表示装置および画像表示方法Info
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- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
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Abstract
階調をディジタルで処理する画像表示装置において、拡
散値を付加したことによって発生する細かなノイズ状の
ちらつきやパターン状の妨害を抑制する。 【解決手段】 入力されたR、G、B原色信号101に
基づいて色度方向に拡散する拡散値を発生する拡散値発
生手段2と、入力されたR、G、B原色信号101に対
して拡散値発生手段2から出力される拡散値102を付
加する拡散値付加手段6と、該拡散値付加手段6によっ
て拡散値6が付加された拡散後のR、G、B原色信号を
ディジタルで階調表示するためのデータの並び換えを行
い、並び換え後の表示データ107を出力するデータ並
び換え手段7と、該データ並び換え手段から出力された
表示データ107を画像として表示デバイス12に表示
する画像表示手段とを備える。
Description
係わるものであり、より詳しくはディザパターン、疑似
乱数等の拡散値を、入力された映像信号に付加すること
により、偽輪郭を低減するようにしたPDP(プラズマ
ディスプレイパネル)、DMD(ディジタルマイクロミ
ラーデバイス)、液晶等に代表される、階調をディジタ
ルで処理する画像表示装置あるいは画像表示方法に関す
るものである。
デバイス自体がガンマ特性を持っているため、表示デバ
イスの階調特性と人間の目の階調特性とが、比較的適合
している。一方、ガンマ特性を持っていない、PDP、
DMD、液晶等の表示デバイスを用い、映像信号処理を
ディジタルで行うような画像表示装置では、表示ビット
数が人間の目で識別できる階調数よりも少ない場合や、
単純に階調数そのものは足りていても、低輝度で滑らか
な階調変化をしている部分に、人間の目で識別できる階
調の段差が見られる。
イスの階調表示制御も、パルス幅変調によってディジタ
ル的に階調を表示する場合では、滑らかな階調変化をし
ている部分が、階調の変化している方向に動いたとき
に、静止しているときよりもはるかに大きな階調の段差
が見られることがある。
差について、前者を静偽輪郭、また、後者を動偽輪郭と
呼んでいるが、ここでは、2者を総称して、単に、偽輪
郭と呼ぶことにする。
輪郭を低減するようにした従来の画像表示装置の構成を
示す図である。図において、1はデコーダ、3は拡散値
発生手段、5は拡散値付加手段、7はデータ並び換え手
段、8はフィールドメモリ、11は駆動回路、12はP
DP、DMD、または液晶等の表示デバイスである。
ついて説明する。デコーダ1は、入力された映像信号1
00をRGBの原色信号101にデコードする。拡散値
発生手段3は、偽輪郭を低減させるための拡散値103
を発生する。拡散値付加手段5は、原色信号101に拡
散値103を付加し、拡散後の原色信号105を出力す
る。データ並び換え手段7は、フィールドメモリ8を用
いて、ディジタルで階調表現するためにデータの並び換
えを行う。駆動回路11は、並び換え後の表示データ1
07を表示デバイス12に表示する。
コーダ1について、図24を用いてさらに詳しく説明す
る。図24は、入力された映像信号100がコンポジッ
ト信号である場合のデコーダの一例を示す図である。図
において、21はY/C分離手段、23はRGBデコー
ダである。
いて説明する。Y/C分離手段21は、入力されたコン
ポジット信号200から輝度信号201と色差信号20
2を分離する。RGBデコーダ23は、輝度信号201
と色差信号202からR信号203とG信号204とB
信号205にデコードする。なお、図24のコンポジッ
ト信号200は、図23における映像信号100に、ま
た、図24のR信号203、G信号204、B信号20
5は、図23における原色信号101にそれぞれ相当す
る。
れた映像信号100がコンポジット信号である場合のデ
コーダの一例を示す図であるが、もしここで、入力され
た映像信号100がY/C信号である場合には、図24
において、Y/C分離手段21をバイパスして、輝度信
号201と色差信号202として、RGBデコーダ23
に直接入力される。また、入力された映像信号100が
RGB信号である場合には、図24において、Y/C分
離手段21とRGBデコーダ23をバイパスして、R信
号203とG信号204とB信号205としてそのまま
出力される。
散値発生手段3について、さらに詳しく説明する。図2
5は、画素拡散とも称する拡散値を用いた場合の、拡散
値103の値について示した図である。図25におい
て、四角で囲った1個の桝目が画像の1画素に相当し、
4個の桝目で、画像中の上下および左右に隣接する4画
素を示している。また、AとBは、隣り合うフィールド
での同じ位置の4画素を示している。桝目中に表した値
が、その画素に対する拡散値を表しており、図25は、
上下、左右およびフィールド毎に極性が反転する値δを
拡散値として用いることを意味している。
的、時間的な、人間の目の積分効果により、−δと+δ
が積分されて、拡散値があまり認識されないのに対し
て、静偽輪郭に適用すると、擬似的に階調が1ビット分
増加した効果が得られ、また、動偽輪郭に適用すると、
偽輪郭位置を分散させることができ、さらにδの値によ
って、分散幅を設定できる。
3次元のマトリックス形式をした配列状のディザパター
ンを用いる場合の、ディザパターン、すなわち、拡散値
103の値の例を示した図である。図26の桝目の説明
は図25と同様なので省略するが、図25では、パター
ンをフィールド毎に反転していたが、図26では、フィ
ールド毎に回転させる点が異なる。
散値を用いて拡散させる方法を、オーダード・ディザ
法、あるいは、組織的ディザ法と呼ぶ。また、ここで
は、図26に示しているような配列状の拡散値103
を、単にディザパターンと呼んでいる。
捨てて、ビット数を削減する場合に、切り捨てられる下
位2ビットにディザパターンを加えることにより、切り
捨てられる2ビット分だけ擬似的に階調を増加させる静
偽輪郭に適用した例である。切り捨てられないレベルま
で拡散値の大きさを上げれば、動偽輪郭にも適用するこ
とができる。
はなく、疑似乱数を用いる方法を、一般的には、ランダ
ム・ディザ法と呼ぶ。この疑似乱数を用いる方法の動作
については、前述の画素拡散または前述のディザパター
ンを用いる場合と同様なので説明を省略する。この疑似
乱数を用いる方法では、図25または図26における拡
散値の大きさを、さらに大きな繰り返しパターンを持つ
疑似乱数によって決定する。この方法も、他の方法と同
様に、静偽輪郭にも動偽輪郭にも適用することができ
る。
散値付加手段5について、さらに詳しく説明する。図2
3では、拡散値を原色信号に付加する手段として加算器
を用いている。拡散値付加手段5に入力された原色信号
101のR,G,Bそれぞれの信号に、拡散値103を
オーバーフローおよびアンダーフロー無しに加算する。
つまり、厳密に述べると、加算後、オーバーフローおよ
びアンダーフロー処理を行う。
OMまたはRAMに置き換えた、別の形態の例である。
予め拡散値付加後のデータを求めておき、異なる拡散値
のデータを、それぞれ別バンクとして、ROMまたはR
AMに書き込んでおく。RAMを用いる場合には、マイ
コン等により、随時、書き換えが可能なため、適応的に
拡散幅(即ち、拡散幅を変位させる変位幅)を変更する
ことが可能である。
偽輪郭を低減するようにした画像表示方法あるいは画像
表示装置は、空間的、時間的に拡散値を変化させること
によって、偽輪郭を低減させる効果を持たせている。し
かしながら、拡散値付加手段において、R,G,Bの3
原色信号のすべてに、同等レベルの拡散値を付加するこ
とにより、輝度方向へ拡散処理を行うように構成されて
いるので、拡散値を付加したことにより、新たに明暗の
パターンあるいは明暗のノイズ状の妨害が発生する問題
があった。
あるいは、特に疑似乱数を用いた場合には、静止画を表
示した場合でも、細かなノイズ状のちらつきが人間の目
に認識されることがあるという問題があった。
値を人間の目が追った場合には、付加した拡散値が、そ
のまま人間の目にパターン状の妨害として認識されるこ
とがあるという問題があった。特に、拡散値として画素
拡散値を用いた場合に多く見られ、1画素/フィールド
程度の速度で、上下または左右に画像が移動するような
動画像を人間の目が追いかけたときに、付加した画素拡
散値が、網目パターン状の妨害として認識されるという
問題があった。
ためになされたもので、拡散処理により偽輪郭を低減す
るようにした場合でも、拡散値を付加したことによって
発生する、細かなノイズ状のちらつきや、パターン状の
妨害を低減することができる高品位な画像表装置あるい
は画像表示方法を提供することを目的とする。
装置は、入力されたR、G、B原色信号に基づいて色度
方向に拡散する拡散値を発生する拡散値発生手段と、入
力されたR、G、B原色信号に対して、拡散値発生手段
から出力される拡散値を付加する拡散値付加手段と、該
拡散値付加手段によって拡散値が付加された拡散後の
R、G、B原色信号をディジタルで階調表示するための
データの並び換えを行い、並び換え後の表示データを出
力するデータ並び換え手段と、該データ並び換え手段か
ら出力された表示データを画像として表示デバイスに表
示する画像表示手段とを備えたものである。
値発生手段は、色による人間の視感度の差を考慮せずに
色度方向に拡散する拡散値を発生するものである。
値発生手段は、変化させる色度の方向として彩度方向に
変化させるような拡散値を発生するものである。
力された映像信号を輝度信号と色差信号に分離して出力
する信号分離手段と、分離された色差信号に基づいて拡
散値を発生する拡散値発生手段と、分離された色差信号
に対して拡散値発生手段から出力される拡散値を付加す
る拡散値付加手段と、拡散値付加手段によって拡散値が
付加された後の色差信号および上記輝度信号をR、G、
B原色信号に変換する変換手段と、該変換手段より出力
されるR、G、B原色信号をディジタルで階調表示する
ためのデータの並び換えを行い、並び換え後の表示デー
タを出力するデータ並び換え手段と、該データ並び換え
手段から出力された表示データを画像とて表示デバイス
に表示する画像表示手段とを備えたものである。
値発生手段は、入力されたR、G、B原色信号の色相に
基づいて拡散値を発生するものである。
値発生手段は、入力されたR、G、B原色信号の有彩色
成分を検出する手段を備え、検出された有彩色成分に基
づいて拡散値を発生するものである。
値発生手段は、入力されたR、G、Bの原色信号に基づ
いて拡散する方向の基準となる色度方向を向く色度方向
ベクトルを求めて出力する手段と、拡散画素、ディザパ
ターンあるいは疑似乱数に基づく所定の拡散幅を発生す
る手段と、上記色度方向ベクトルに上記所定の拡散幅を
乗ずることにより拡散値を発生する乗算手段とを備えた
ものである。
値発生手段は、拡散する方向の基準となる色度方向を向
くベクトルを変換テーブルとして予め粗く記憶してお
き、入力されたR、G、B原色信号に基づいて拡散する
方向の色度方向ベクトルを求める際に、記憶された変換
テーブルを用いて補間するものである。
値発生手段は、表示デバイスに表示される階調数が入力
されたR、G、B原色信号の階調数よりもも少ない場合
に、丸めの際に無効となるビットについては輝度方向に
拡散させ、かつ、有効となるビットについては色度方向
に拡散させる拡散値を発生するものである。
値発生手段は、拡散値重心位置を色度方向に制御するよ
うにしたものである。
値発生手段は、拡散値の重心位置を輝度方向にも制御す
るようにしたものである。
力された映像信号に拡散値を付加することにより表示さ
れる画像の偽輪郭を低減する画像表示方法であって、拡
散値は入力された映像信号の色度方向に変化させるよう
に発生するものである。
値は、色による人間の視感度の差を考慮せずに発生する
ものである。
値は、入力された映像信号の彩度方向に変化させるよう
に発生するものである。
力された映像信号に拡散値を付加することにより表示さ
れる画像の偽輪郭を低減する画像表示方法であって、入
力された映像信号の色差信号に拡散値を付加するもので
ある。
値は、入力された映像信号の色相に基づいて発生するも
のである。
値は、入力された映像信号の有彩色成分を検出し、検出
された有彩色成分に基づいて発生するものである。
値は、入力された映像信号の各色成分より求めた拡散す
る方向の基準となる色度方向を向く色度方向ベクトル
に、画素拡散値、ディザパターンあるいは疑似乱数に基
づく所定の拡散幅を乗ずることにより求めるものであ
る。
散する方向の基準となる色度方向を向くベクトルを変換
テーブルとして予め粗く記憶しておき、入力された映像
信号に基づいて拡散する方向の色度ベクトルを求める際
に、上記変換テーブルを用いて補間するようにしたもの
である。
値は、表示デバイスに表示される階調数が入力された映
像信号の階調数よりもも少ない場合に、丸めの際に無効
となるビットについては輝度方向に拡散させ、かつ、有
効となるビットについては色度方向に拡散させるように
発生するものである。
図面に基づいて具体的に説明する。なお、図において、
従来と同一符号は従来のものと同一あるいは相当のもの
を表す。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1である
画像表示装置の構成を示す図である。図において、1は
デコーダ、2は拡散値発生手段、6は拡散値付加手段、
7はデータ並び換え手段、8はフィールドメモリ、11
は駆動回路、12はPDP(プラズマディスプレイパネ
ル)、DMD(ディジタルマイクロミラーデバイス)、
または液晶等の表示デバイスである。
いて説明する。デコーダ1は、入力された映像信号10
0をRGBの原色信号101にデコードする。拡散値発
生手段2は、RGBの原色信号101をもとに、偽輪郭
を低減させるためのR,G,Bそれぞれの原色信号に対
する拡散値102を発生する。拡散値付加手段6は、原
色信号101のR,G,B原色信号のそれぞれについ
て、拡散値102を付加し、拡散後の原色信号105を
出力する。データ並び換え手段7は、フィールドメモリ
8を用いてデータの並び換えを行う。駆動回路11は、
並び換え後の表示データ107を表示デバイス12に表
示する。
画像表示装置と基本的には同様であるので、説明を省略
し、以下に拡散値発生手段2について、さらに詳しく説
明する。拡散値発生手段2では、原色信号101から、
拡散値102に変換しているが、厳密に変換しようとす
ると、原色信号101が、R,G,Bそれぞれ8ビット
データである場合には、2の(3×8)乗のアドレスを
持つ、ROMもしくはRAMで構成された記憶手段を用
いて変換するか、計算式を用いて変換する必要がある。
しかしながら、ここで求めるべき拡散値102は、原色
信号101に比べてダイナミックレンジが小さいこと
と、変換のために必要とする回路規模を削減するため
に、原色信号101のR,G,Bそれぞれの色につい
て、ここでは、上位2ビットのみを用いて、拡散値10
2に変換する方法について説明する。
B信号から拡散値に変換するための、変換テーブルの概
念を示す図である。図において、4×4×4の桝目に区
切ってあるのは、原色信号101のR,G,Bそれぞれ
の色について、上位2ビットのみを用いるためで、4×
4×4=64個の桝目に区切ってある。これは、変換す
るための記憶手段のアドレスを64個持っていることを
意味しており、その1個の桝目もしくはアドレス毎に、
R,G,Bそれぞれの色に対する1組の拡散値を記憶し
ている。
て変換テーブルで拡散値に変換する場合には、拡散値が
4ビットの場合、(4×4×4)×(3×4)=768
ビットの変換テーブルが必要であるが、仮に、RGB信
号の8ビットを用いて変換すると、(256×256×
256)×(3×4)≒200Mビットの変換テーブル
が必要となるため、拡散値の精度を上げようとした場合
には、逆に、変換テーブルではなく、逐次、演算によっ
て拡散値を求める方が現実的である。これ以降、主に変
換テーブルを用いて拡散値に変換する方法について説明
するが、逐次、演算によって拡散値を求めることも可能
である。
R,G,Bそれぞれの色に対する拡散値をDr,Dg,
Db、人間の目の視感度をhr,hg,hbとすると、
ぶ。拡散値の輝度値をDyとすると、
満たせば、拡散値の輝度値Dyは0になるので、拡散値
付加手段6にて原色信号101に拡散値102を加算し
ても輝度値が変化しない。つまり、輝度一定のまま、色
度方向のみに拡散することができる。
明する。拡散値発生手段2に、原色信号101が入力さ
れると、その上位2ビットずつの6ビットをアドレスと
して、記憶手段である、変換ROMまたはRAMに入力
される。変換ROMまたはRAMには、前述の(1)式
を満たす拡散値102が記憶されているので、入力され
た原色信号101に対して色度方向に拡散するための拡
散値102が出力される。
解像度よりも、色度に対する解像度の方が劣っている。
本実施の形態1では、映像信号に対して、輝度方向では
なく、色度方向に変化するような拡散値を発生するよう
にしたので、拡散値を付加したことによって新たに発生
する、明暗のパターンあるいは明暗のノイズ状の妨害が
発生することを低減することができる。
ある画像表示装置の構成を示す図、および拡散値発生手
段2の動作については、実施の形態1と同様であるので
説明を省略する。実施の形態1では、拡散値発生手段2
において発生する拡散値は、人間の目の視感度を考慮し
て、前述の(1)式を満たすような拡散値を選択し、変
換テーブルに記憶した。実施の形態1において考慮した
人間の目の視感度であるhr,hg,hbは、一般に、
実験の結果より、
態2では、計算式あるいは回路を簡略化するために、こ
こで、色による人間の目の視感度の差を考慮しないもの
とし、
よび(4)式より、
手段2の変換テーブルに記憶しておく。
る人間の目の視感度の差を考慮しないことにより、拡散
値発生手段2の計算式あるいは回路を簡略化して実現す
ることができ、処理の規模を小さくすることができる。
ある画像表示装置の構成を示す図は、実施の形態1と同
様であるので説明を省略する。図3は、図2を図4に示
すように、等輝度平面で切った切り口を示す図である。
本来、切り口の形状は、図5に示すように三角形から六
角形までの何れかの多角形をしているが、図3では、簡
略化して円で表している。図3は、等輝度平面で切った
平面であるため、色度平面を表しており、図中、円の半
径方向は、彩度を表し、円の中心が無色で、円の外側に
近づくにつれて、彩度が高くなっている。また、円の円
周方向は、色相を表しており、円周方向に回転するにし
たがって、色相が変化する。
度が、近似的に実際の人間の目の視感度を表した式であ
る(3)式を満たす場合の例であるが、より計算を簡略
化のための式である(4)式を満たす場合には、図4お
よび図5は、図6および図7のようになる。
01を、図3に示す等輝度平面上であれば、どの方向に
拡散させても許可していたが、本実施の形態3では、拡
散させる方向を、図3における半径方向、つまり彩度方
向のみに限定する。図1における拡散値発生手段2は、
入力された原色信号101をもとに彩度方向のみに拡散
させるための拡散値を拡散値102として出力するよう
に動作する。
する。R,G,Bの3次元空間において、入力された原
色信号の輝度成分を、
記されている「y」は、スカラ値の輝度を表しており、
「hr」,「hg」,「hb」の成分を持つベクトル
は、大きさ1の方向ベクトルで、人間の視感度を表して
いる。また、(7)式の右辺に記されている「c」は、
スカラ値の彩度を、「u」、「v」、「w」の成分を持
つベクトルは、大きさ1の方向ベクトルで、色相を表し
ている。これ以降、ベクトルを成分表記した場合には、
1行目から順に、R,G,Bの方向の成分を表している
ものとする。
は、互いに直交することから、
原色信号101になるため、
原色信号101を表している。
させるので、ここで、彩度「c」に拡散幅「δ」を加算
して、(6)式から(9)式までを用いて、拡散後の原
色信号105を求めると、以下のようになる。
の視感度を考慮しないものとして、(4)式が成り立つ
ものとすると、前述の(10)式および(11)式は、
散値付加手段6で付加される拡散値102は、それぞ
れ、右辺の各成分の第2項に相当し、色相の各成分に、
拡散幅「δ」を乗じたものになっている。
が、拡散値を求めるための回路規模を削減するために、
実施の形態1と同様に、(10)式または(12)式を
もとにして、図2に示す変換テーブルを予め作成してお
き、実施の形態1と同様な動作をさせることにより、彩
度方向のみに拡散させるための拡散値を発生することも
可能である。
解像度よりも、色度に対する解像度の方が劣っている
が、色度の中でも、特に、彩度に対する解像度が劣って
いる。本実施の形態3では、映像信号に対して、輝度方
向ではなく、彩度方向に変化するような拡散値を発生す
るようにしたので、拡散値を付加したことによって新た
に発生する、明暗のパターン、あるいは明暗のノイズ状
の妨害が発生することをさらに低減することができる。
形態4である画像表示装置の構成を示す図である。図に
おいて、1aはデコーダ、7はデータ並び換え手段、8
はフィールドメモリ、11は駆動回路、12はPDP、
DMDまたは液晶等の表示デバイスである。
いて説明する。デコーダ1aは、入力されたコンポジッ
ト信号200から、R信号203とG信号204とB信
号205にデコードする。データ並び換え手段7以降に
ついては、従来の画像表示装置と同様であるので説明を
省略し、以下にデコーダ1aについて、さらに詳しく説
明する。
る。図24と同一符号はそれぞれ同一または相当部分を
示しており、ここでは従来の画像表示装置と異なる部分
のみについて説明を行う。図において、28は拡散値発
生手段、29は拡散値付加手段である。
る。拡散値発生手段28は、色差信号202をもとに拡
散値208を発生し、拡散値付加手段29は、拡散値2
08を色差信号202に加算する。実施の形態1から実
施の形態3までと異なる点は、実施の形態1から実施の
形態3まででは、拡散値発生手段の入出力が、共に3次
元であったのに対し、本実施の形態4では、色差信号2
02が1次元または2次元であるため、入出力が、共に
2次元あるいはそれ以下でよい。これは、色度方向に拡
散する上で不要となる輝度信号201が、既に前段のY
/C分離手段21で分離されていることにより、拡散値
発生手段28の入力には、必要な色差信号202のみを
入力し、拡散値を出力する際にも、色差信号202のみ
に拡散値を付加するだけよいためである。
段21、あるいは、入力される映像信号によって異なる
形態をとり、2個の色差信号として分離される場合と、
2個の色差信号が1個の搬送色信号として変調されてい
る場合がある。前者の2次元の色差信号の場合には、拡
散値発生手段28の入出力が共に2次元となったことに
より、実施の形態1および実施の形態3と同等な精度で
拡散値を求める場合でも、拡散値に変換するための変換
テーブルのサイズが(4×4)×(2×4)=128ビ
ットですみ、、1/6に削減できる。さらに精度を上げ
た場合は、たとえば、8ビットを用いて変換する場合に
は、(256×256)×(2×4)≒0.5Mビット
の変換テーブルですみ、精度に対して2のべき乗分の1
のオーダーでテーブルのサイズを小さくできる。後者の
1次元の色差信号の場合には、色差信号がアナログ信号
として存在する場合が多いが、拡散値を付加する場合に
は、振幅方向に拡散値を付加するだけでよい。つまり、
入力信号を拡散値に変換するためのテーブルさえ不要と
することができる。
何なる値を設定しても、輝度値を変化させることがない
ため、容易に色度方向のみに拡散値を付加することがで
きるため、処理が簡略化できる。
として、実施の形態1と同様に、色度方向としたが、実
施の形態3と同様に、彩度方向のみに限定することも可
能である。前述したように、人間の視覚特性は、輝度に
対する解像度よりも、色度に対する解像度の方が劣って
いるが、色度の中でも、特に、彩度に対する解像度が劣
っている。従って、、映像信号に対して彩度方向に変化
するような拡散値を発生するようにすることにより、拡
散値を付加したことによって新たに発生する、明暗のパ
ターンあるいは明暗のノイズ状の妨害が発生することを
さらに低減することができる。
の形態5である画像表示装置の拡散値発生手段2aの構
成を示す図である。本時津市の形態による画像表示装置
の構成については、実施の形態1から実施の形態3まで
と同様であるので説明を省略する。図1と同一符号はそ
れぞれ同一または相当部分を示しており、ここでは実施
の形態1から実施の形態3までと異なる部分のみについ
て説明を行う。図において、35は色相算出手段(注、
図10では色相検出手段となっており、図面を訂正す
る。)、36は拡散値を記憶しておく記憶手段である。
35は、入力された原色信号101の色相を計算して色
相成分305を出力する。ROMまたはRAMで構成さ
れた記憶手段36は、予め、色相に対する各色の拡散値
を記憶しておき、入力された色相成分305に対する拡
散値102を出力する。
て3値のみを持つ例について説明する。図11は、図3
と同様に、色度平面を示す図である。色相算出手段35
において、入力された原色信号101のうち、最も大き
い成分を求め、求めた色の情報を色相成分305として
出力する。記憶手段36には、予め、色相として選ばれ
た成分方向に2、それ以外の成分にそれぞれ−1が割り
当てられた拡散値を記憶しておき、入力された色相成分
305に対応する拡散値102を出力する。もし仮に、
色相としてG(Green)が選ばれた場合には、
(R,G,B)=(−1,2,−1)が拡散値として出
力される。同様に、色相としてR(Red)が選ばれた
場合には、(R,G,B)=(2,−1,−1)、B
(Blue)が選ばれた場合には、(R,G,B)=
(−1,−1,2)がそれぞれ拡散値として出力され
る。変換テーブルは前記3組のみ記憶しておけばよいた
め、変換テーブルのサイズを削減することができる。
を発生するようにしたので、記憶手段32がROMまた
はRAMとして持っている変換テーブルのサイズを削減
することができる。(注、実施の形態4と同様にサイズ
を削減できる理由を具体的に追記してください。)
の形態6である画像表示装置の拡散値発生手段2bの構
成を示す図である。本実施の形態による画像表示装置の
構成については、実施の形態1から実施の形態3までと
同様であるので説明を省略する。図1と同一符号はそれ
ぞれ同一または相当部分を示しており、ここでは実施の
形態1から実施の形態3までと異なる部分のみについて
説明を行う。図において、31は有彩色検出手段、32
は拡散値を記憶しておく記憶手段、33はセレクタであ
る。
段31は、入力された原色信号101を、それぞれの色
のレベル値でソートし、図13のように有彩色成分と無
彩色成分とに分離し、レベルの大きいものから2色の有
彩色成分301と、有彩色として検出した色の情報30
3を出力する。ROMまたはRAMで構成された記憶手
段32は、予め、有彩色成分に対する、各色の拡散値を
記憶しておき、入力された有彩色成分301に対する拡
散値302を出力する。セレクタ33は、有彩色検出手
段31から入力される有彩色情報303に基づいて、ソ
ートされた色順に並べられている拡散値302から、原
色信号に対する拡散値102へデコードする。
MまたはRAMとして持っている変換テーブルへの入力
が2次元でよくなるため、実施の形態1および実施の形
態3と同等な精度で拡散値を求める場合でも、拡散値に
変換するための変換テーブルのサイズが(4×4)×
(3×4)=192ビットですむので、サイズを1/4
に削減できる。さらに精度を上げた場合は、精度に対し
て、2のべき乗分の1のオーダーでテーブルのサイズを
小さくできる。また、図14に、変換テーブルのアドレ
スとなる最も大きい成分を横軸に、2番目に大きい成分
を縦軸にとり、変換テーブルを2次元で示す。変換テー
ブルのアドレスとして入力される有彩色成分はソートさ
れているので、図14に示す変換テーブルの内、斜線の
網掛けで示す部分は不要である。そのため、アドレスを
操作することにより、横線の網掛けで示す部分を破線の
下側に押し込めることができるため、テーブルのサイズ
をさらに半分にすることができる。
図である。有彩色検出手段31において、原色信号10
1を、それぞれの色のレベル値でソートしたことによ
り、6つの状態に識別することができる。この情報は、
有彩色情報303として、セレクタ33に出力される
が、この6つの状態は、色度平面上で示すと、図15の
6ブロックに相当する。ブロックの切り換えは、セレク
タ33で行われる。もし、仮に、この6ブロックの中で
同じ拡散値を用いる場合には、有彩色成分301を必要
とせず、記憶手段22からは、固定の拡散値を出力する
のみでよい。
と、実施の形態4では、必ずY/C分離する必要がある
ので、通常のテレビ信号受像機のように、コンポジット
信号や、Y/C信号のみが入力される場合には、容易に
適用できるが、コンピュータとのインターフェースによ
く用いられているRGB接続の場合には、一度Y/C信
号に逆変換してから拡散値を求めるか、あるいはRGB
接続の場合のみ、拡散値を付加しないかのいずれかをと
る必要がある。一方、本実施の形態6では、常にR,
G,Bの原色信号をもとに拡散値を発生させているの
で、如何なる信号入力にも余分な逆変換処理なく対応で
きる利点がある。
の形態7である画像表示装置の拡散値発生手段2cの構
成を示す図である。画像表示装置の構成については他の
実施の形態と同様であるので説明を省略する。図1と同
一符号はそれぞれ同一または相当部分を示しており、こ
こでは他の実施の形態と異なる部分のみについて説明を
行う。図において、41は拡散する方向を決定するため
の拡散値を記憶しておく記憶手段、42は拡散させるた
めの拡散幅を発生させる拡散幅発生手段、43は乗算器
である。
RAMで構成された記憶手段41は、予め、入力された
原色信号101に対する、拡散させる色度方向を向く拡
散値を記憶しておき、色度方向を向く方向ベクトル40
1として出力する。拡散幅発生手段42は、従来の画像
表示装置で説明した、画素拡散、あるいはディザパター
ン、あるいは疑似乱数により拡散幅(即ち、拡散値を変
化させる変位幅)402を発生する。乗算器43は、色
度方向を向く方向ベクトル401と、空間的、時間的に
変化する拡散幅402との積を計算し、拡散値102を
出力する。
化させることについて言及していなかったが、入力され
た原色信号より求まる色度方向ベクトル401と、拡散
幅402の積をとることで、従来の画像表示装置と同様
に、画素拡散、あるいはディザパターン、あるいは疑似
乱数によって変化させることが可能である。
場合の、拡散幅を変化させる方法として、変換テーブル
と乗算器を併用する方法をとったが、変換テーブルが乗
算器のサイズに比べて小さい場合には、拡散幅の種類だ
け変換テーブルを用意することにより、乗算器を省略す
る方法を選択するほうがよい場合がある。この場合、色
度方向ベクトルと、すべての拡散幅との積を予め計算し
ておいて、変換テーブルに記憶させることにより、他の
実施の形態と同様に変換テーブルで変換するだけで拡散
値を求めることができる。
解像度よりも、色度に対する解像度の方が劣っている。
本実施の形態7では、空間周波数および時間周波数の高
い領域に拡散する、画素拡散、ディザパターン、疑似乱
数を用い、さらに、映像信号に対して、輝度方向ではな
く、色度方向に変化させるような拡散値を発生するよう
にしたので、輝度方向に拡散する拡散値を用いた場合と
比べて、拡散値を付加したことによって新たに発生す
る、明暗のパターン、あるいは、明暗のノイズ状の妨害
が発生することを低減することができる。
の形態8である画像表示装置の拡散値発生手段2dの構
成を示す図である。画像表示装置の構成については他の
実施の形態と同様であるので説明を省略する。図16と
同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示しており、
ここでは、他の実施の形態と異なる部分のみについて説
明を行う。図において、45は記憶手段、46は補間手
段である。
RAMで構成された記憶手段45は、予め、原色信号1
01の上位ビットに対する、拡散させる色度方向を向く
方向ベクトルを粗く記憶しておき、アドレス405が入
力されると、対応する方向ベクトル方向ベクトル406
を出力する。補間手段46は、原色信号101が入力さ
れると、原色信号101を取り囲むように、複数のアド
レス405を出力し、対応する方向ベクトル406を受
け取る。方向ベクトル406を受け取ると、補間演算を
行い、入力された原色信号101に対応する方向ベクト
ル401を出力する。
について説明する。図18は、入力および出力が2次元
の場合の補間例を示す図であるが、それ以外の3次もし
くは1次の場合も同様である。図において、a、b、
c、dの位置に描かれている白矢印が、記憶手段45に
予め粗く記憶されている方向ベクトルで、gの位置に描
かれている白矢印が、ここで求めるべき、入力された原
色信号101に対応する方向ベクトルである。
手段46は、原色信号101が入力されると、その上位
ビットを用いて、a、b、c、dの位置に対応するアド
レスを発生させ、記憶手段から、a、b、c、dの位置
に対応する色度方向を向く方向ベクトルを読み込む。次
に、読み込んだ方向ベクトルの内、aとbの位置に対応
する方向ベクトルから、関数による補間を用いて、eの
位置に対応する方向ベクトルを、同じく、cとdの位置
に対応する方向ベクトルから、関数による補間を用い
て、fの位置に対応する方向ベクトルを求める。次に、
eとfの位置に対応する方向ベクトルから、関数による
補間を用いて、gの位置に対応する方向ベクトルを求め
る。
補間、3次以上の関数による多項式補間、スプライン補
間等、様々な方法が適用可能であるが、ここでは、この
中で処理が最も単純である、1次関数による補間を用い
た例を示す。図18において、abdcで囲まれた正方
形の1辺の長さは、通常、2のべき乗にするが、ここ
で、式の簡単化のために、1辺の長さが1であるとする
と、前述の補間の手順に従って、
クトルが求まる。ただし、ここで、ベクトル表記されて
いる文字は、それぞれの位置に対応する方向ベクトルを
表し、aの位置を基準にしたgの位置の座標を(s,
g)とする。
となる色度方向を向く方向ベクトルを、記憶する際に、
粗く記憶することができるので、記憶するためのテーブ
ルのサイズを小さくできる。また、補間することによっ
て、より木目細かな方向ベクトルを用いて拡散値を求め
ることができる。
ある画像表示装置の構成を示す図は、他の実施の形態と
同様であるので説明を省略する。表示する階調数が入力
された映像信号の階調数よりも少ない場合には、切り捨
て、閾値との比較、あるいは他の方法を用いて丸めを行
うが、従来の画像表示装置の説明の際に述べたように、
この丸め際に、丸めによって無効となるビットに拡散値
を付加することによって、擬似的に階調を増加させ、静
偽輪郭を低減させることができる。実施の形態1から実
施の形態9までの画像表示装置では、丸めの際に無効と
なるビットについても、丸め後も有効となるビットと同
様に、主に色度方向に拡散させていた。しかしながら、
色度方向に拡散させるという制約を設けることによっ
て、特に実施の形態3において、表現できる階調数が少
なくなってしまい、入力された映像信号と擬似的に同じ
階調数を表示することが困難となっていた。
対して有効に働く、丸め後にも有効となるビット位置に
関しては、色度方向に拡散させ、静偽輪郭に対して有効
に働く、丸め後には無効となるビット位置に関しては、
従来の画像表示装置と同様に、輝度方向に拡散させるよ
うな拡散値を用いる。
における、拡散値発生手段2eと拡散値付加手段6の構
成を示す図である。図1と同一符号はそれぞれ同一また
は相当部分を示しており、ここでは他の実施の形態と異
なる部分のみについて説明を行う。図において、51は
色度方向への拡散値発生手段、52は輝度方向への拡散
値発生手段、53は拡散値加算手段である。
拡散値発生手段51は、他の実施の形態と同様にして、
原色信号101をもとに、色度方向へ拡散させるための
拡散値501を発生する。ただし、ここで、拡散値50
1は、丸め後も有効となるビット位置のみにデータが存
在するものとする。輝度方向への拡散値発生手段52
は、従来の画像表示装置と同様にして、輝度方向へ拡散
させるための拡散値502を発生する。ただし、ここ
で、拡散値502は、丸め後に無効となるビット位置の
みにデータが存在するものとする。拡散値加算手段53
は、色度方向への拡散値501と輝度方向への拡散値5
02を加算して、拡散値付加手段6にて原色信号101
に付加するべき加算値102を出力する。
2eと拡散値付加手段6の構成を、図20の符号2fと
6aに示すように構成することも可能である。図20に
おいて、図19と同一符号はそれぞれ同一または相当部
分を示しており、拡散値501と502を発生するまで
の動作は図19と同様であるので、ここでは、拡散値付
加手段6aの動作についてのみ説明する。拡散値付加手
段6aは、原色信号101に、まず、輝度方向への拡散
値502を付加し、さらに、色度方向への拡散値501
を付加する。
は、拡散値付加手段6aにおいて、拡散値を付加するた
めの加算演算を2回行う必要があるが、1回目の加算演
算後に、丸めによって無効となる下位ビットを削除する
ことができ、2回目の加算演算では、丸め後の少ないビ
ット数での加算演算でよい。一方、図19に示した拡散
値を付加する方法では、さらに加算演算を簡単化するこ
とができ、拡散値付加手段6における加算演算は、図2
0の1回目の加算演算と同等であるが、拡散値加算手段
53における演算は、色度方向への拡散値501と輝度
方向への拡散値502のデータの存在するビット位置が
異なっているために、単なるビット結合を行うだけで実
現することができ、ハードウェアで実現する場合には、
新たな回路を用意することなしに実現することができ、
規模が増大することを防ぐことができる。
を用いることにより色度方向への拡散値を発生している
場合には、丸め後にも有効となるビット位置にのみ色度
方向に拡散させるようにしたことにより、色度方向への
拡散値のビット数を削減することができるため、変換テ
ーブルを小さくすることができる。
0である画像表示装置の構成を示す図は、他の実施の形
態と同様であるので説明を省略する。従来の画像表示装
置を含めて、実施の形態1から実施の形態9までの画像
表示装置では、画素拡散、ディザパターン、疑似乱数を
用いることによって変化する拡散値の重心位置が、なる
べく0点になるように拡散値を定め、拡散値付加後の原
色信号の重心位置が、拡散値付加前の原色信号の重心位
置とほぼ等しくなるようにしていた。これは、拡散値を
付加することによって輝度や色度の変化をしないように
するためであった。
おいて、拡散値の重心位置を、色度方向に意図的にシフ
トさせることにより、表示デバイスの色再現特性を補正
したり、使用者の好みの色調に変更することが可能にな
る。
図である。図において、矢印は、拡散値の重心位置の移
動方向とその移動量を示している。図21(a)は、彩
度を制御する一例であり、色相がR付近の場合には彩度
を非線形的に下げ、色相がGおよびB付近の場合には彩
度を非線形的に上げている。また、図21(b)は、色
相を制御する一例であり、全体の色相を回転させてい
る。彩度と色相を同時に制御することもでき、また、非
線形な変換をすることもできる。
1である画像表示装置の構成を示す図は、他の実施の形
態と同様であるので説明を省略する。他の実施の形態で
は、実施の形態9における無効ビットを除いて、拡散値
を色度平面上で拡散させていた。これは、拡散値を付加
することによって輝度が変化しないようにし、かつ、拡
散値を付加したことによって新たに発生する、明暗のパ
ターン、あるいは、明暗のノイズ状の妨害を低減するた
めであった。
おいて、拡散値の重心位置を、輝度方向に意図的にシフ
トさせることにより、表示デバイス固有の階調特性を補
正したり、使用者の好みの階調特性に変更することが可
能になる。
面で切った図である。図において、横軸はR+B軸で、
縦軸はG軸である。輝度軸は、左下のG=R+B=0か
ら、右上に向かって伸びており、彩度軸は、図示してい
ないが、輝度軸と直交する向きにある。短い矢印は、拡
散値の重心位置の移動方向とその移動量を示している。
図22は、輝度方向だけでなく、彩度方向にも重心を移
動させることによって、非線形のガンマ変換と、同じく
非線形の彩度強調を行っている一例である。
散値の重心位置を輝度方向だけでなく、色度方向にもシ
フトさせることによって、色調と階調の両方を任意の特
性に変更することも可能になる。
されたR、G、B原色信号に基づいて色度方向に拡散す
る拡散値を発生する拡散値発生手段と、入力されたR、
G、B原色信号に対して、拡散値発生手段から出力され
る拡散値を付加する拡散値付加手段と、該拡散値付加手
段によって拡散値が付加された拡散後のR、G、B原色
信号をディジタルで階調表示するためのデータの並び換
えを行い、並び換え後の表示データを出力するデータ並
び換え手段と、該データ並び換え手段から出力された表
示データを画像として表示デバイスに表示する画像表示
手段とを備えたので、拡散処理により偽輪郭を低減でき
るとともに、拡散値を付加したことによって新たに発生
する細かなノイズ状のちらつきやパターン状の妨害も低
減することのできる高品位な画像表示装置を提供できる
という効果がある。
拡散値発生手段は色による人間の視感度の差を考慮せず
に色度方向に拡散する拡散値を発生するので、拡散値を
求める際の計算式あるいは回路を簡略化して実現するこ
とができ、処理の規模を小さくすることができるという
効果がある。
拡散値発生手段は変化させる色度の方向として、人間の
視感度が劣っている彩度方向に変化させるような拡散値
を発生するので、拡散値を付加したことによって新たに
発生する細かなノイズ状のちらつきやパターン状の妨害
が視認されにくくなるという効果がある。
入力された映像信号を輝度信号と色差信号に分離して出
力する信号分離手段と、分離された色差信号に基づいて
拡散値を発生する拡散値発生手段と、分離された色差信
号に対して拡散値発生手段から出力される拡散値を付加
する拡散値付加手段と、拡散値付加手段によって拡散値
が付加された後の色差信号および上記輝度信号をR、
G、B原色信号に変換する変換手段と、該変換手段より
出力されるR、G、B原色信号をディジタルで階調表示
するためのデータの並び換えを行い、並び換え後の表示
データを出力するデータ並び換え手段と、該データ並び
換え手段から出力された表示データを画像とて表示デバ
イスに表示する画像表示手段とを備えたので、色差信号
に拡散値を付加するようにしたことにより信号処理の規
模を小さくできるともに、輝度方向に拡散値が付加され
ることを防ぎ、容易に色度方向のみに拡散値を付加する
ことができるという効果がある。
拡散値発生手段は入力されたR、G、B原色信号の色相
に基づいて拡散値を発生するので、信号処理の規模を小
さくすることができるという効果がある。
拡散値発生手段は入力されたR、G、B原色信号の有彩
色成分を検出する手段を備え、検出された有彩色成分に
基づいて拡散値を発生するので、信号処理の規模を小さ
くすることができるという効果がある。
拡散値発生手段は入力されたR、G、Bの原色信号に基
づいて拡散する方向の基準となる色度方向を向く色度方
向ベクトルを求めて出力する手段と、拡散画素、ディザ
パターンあるいは疑似乱数に基づく所定の拡散幅を発生
する手段と、上記色度方向ベクトルに上記所定の拡散幅
を乗ずることにより拡散値を発生する乗算手段とを備え
たことにより、色度方向とは独立に拡散値を制御するこ
とが可能となって拡散値の自由度が広がり、明暗のパタ
ーンあるいは明暗のノイズ状の妨害の発生を低減するこ
とができる。
拡散値発生手段は拡散する方向の基準となる色度方向を
向くベクトルを変換テーブルとして予め粗く記憶してお
き、入力されたR、G、B原色信号に基づいて拡散する
方向の色度方向ベクトルを求める際に、記憶された変換
テーブルを用いて補間するので、記憶される変換テーブ
ルのサイズを小さくすることができるとともに、よりき
め細かな方向ベクトルを用いて拡散値を求めることがで
きるという効果がある。
拡散値発生手段は表示デバイスに表示される階調数が入
力されたR、G、B原色信号の階調数よりもも少ない場
合に、丸めの際に無効となるビットについては輝度方向
に拡散させ、かつ、有効となるビットについては色度方
向に拡散させる拡散値を発生するので、静偽輪郭と動偽
輪郭の発生を抑えながら、拡散値を付加したことによっ
て新たに発生する明暗のパターンあるいは明暗のノイズ
状の妨害が発生することを低減することができるという
効果がある。
拡散値発生手段は拡散値重心位置を色度方向に制御する
ので、拡散操作をするのと同時に、色調を制御すること
ができ、表示デバイスの色再現特性を補正したり、使用
者の好みの色調に変更することができるという効果があ
る。
拡散値発生手段は拡散値重心位置を輝度方向にも制御す
るので、拡散操作と同時に、階調を制御することがで
き、表示デバイスのガンマ特性を補正したり、使用者の
好みの階調特性に変更することができるという効果があ
る。
ば、、入力された映像信号に拡散値を付加することによ
り表示される画像の偽輪郭を低減する画像表示方法であ
って、拡散値は入力された映像信号の色度方向に変化さ
せるように発生するので、拡散処理により偽輪郭を低減
できるともに、拡散値を付加したことによって新たに発
生する細かなノイズ状のちらつきやパターン状の妨害も
低減することのできる高品位な画像表示方法を提供でき
るという効果がある。
拡散値は色による人間の視感度の差を考慮せずに発生す
るので、拡散値を求める際の計算式あるいは回路を簡略
化することができるという効果がある。
拡散値は入力された映像信号の彩度方向に変化させるよ
うに発生するので、人間の視感度が劣っている彩度方向
に変化させるような拡散値を発生し、拡散値を付加した
ことによって新たに発生する細かなノイズ状のちらつき
やパターン状の妨害が視認されにくくなるという効果が
ある。
入力された映像信号に拡散値を付加することにより表示
される画像の偽輪郭を低減する画像表示方法であって、
入力された映像信号の色差信号に拡散値を付加するの
で、色差信号に拡散値を付加するようにしたことにより
信号処理の規模を小さくできるともに、輝度方向に拡散
値が付加されることを防ぎ、容易に色度方向のみに拡散
値を付加することができるという効果がある。
拡散値は入力された映像信号の色相に基づいて発生する
ので、信号処理の規模を小さくすることができるという
効果がある。
拡散値は入力された映像信号の有彩色成分を検出し、検
出された有彩色成分に基づいて発生するので、信号処理
の規模を小さくすることができるという効果がある。
拡散値は入力された映像信号の各色成分より求めた拡散
する方向の基準となる色度方向を向く色度方向ベクトル
に、画素拡散値、ディザパターンあるいは疑似乱数に基
づく所定の拡散幅を乗ずることにより求めるので、色度
方向とは独立に拡散値を制御することが可能となって拡
散値の自由度が広がり、明暗のパターンあるいは明暗の
ノイズ状の妨害の発生を低減することができる。
拡散する方向の基準となる色度方向を向くベクトルを変
換テーブルとして予め粗く記憶しておき、入力された映
像信号に基づいて拡散する方向の色度ベクトルを求める
際に、上記変換テーブルを用いて補間するようにしたの
で、記憶される変換テーブルのサイズを小さくすること
ができるとともに、よりきめ細かな方向ベクトルを用い
て拡散値を求めることができるという効果がある。
表示デバイスに表示される階調数が入力された映像信号
の階調数よりもも少ない場合に、丸めの際に無効となる
ビットについては輝度方向に拡散させ、かつ、有効とな
るビットについては色度方向に拡散させるように発生す
るので、静偽輪郭と動偽輪郭の発生を抑えながら、拡散
値を付加したことによって新たに発生する明暗のパター
ンあるいは明暗のノイズ状の妨害が発生することを低減
することができるという効果がある。
の構成を示す図である。
ーブルの概念を説明するための図である。
を説明するための色度平面を示す図である。
平面で切った跡を示す図である。
平面で切った切り口を示す図である。
目の視感度を考慮しない場合の等輝度平面で切った跡を
示す図である。
目の視感度を考慮しない場合の等輝度平面で切った切り
口を示す図である。
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
置の拡散値発生手段の構成を示す図である。
するための色度平面を示す図である。
置の拡散値発生手段の構成を示す図である。
を説明するための図である。
めの図である。
を説明するための色度平面を示す図である。
置の拡散値発生手段の構成を示す図である。
置の拡散値発生手段の構成を示す図である。
めの図である。
置の拡散値発生手段と拡散値付加手段の構成を示す図で
ある。
手段と拡散値付加手段の構成の別の例を示す図である。
装置の拡散値発生手段の動作を説明するための色度平面
を示す図である。
装置の拡散値発生手段の動作を説明するための輝度−彩
度平面を示す図である。
る。
す図である。
合の拡散値を示す図である。
ンを用いる場合の拡散値を示す図である。
段の構成を示す図である。
手段 3:拡散値発生手段 5:拡散値付加手段 6、6a:拡散値付加手段 7:データ並び
換え手段 8:フィールドメモリ 11:駆動回路 12:表示デバイス 21:Y/C分
離手段 23:RGBデコーダ 28:拡散値発
生手段 29:拡散値付加手段 31:有彩色検
出手段 32、36、41、45:記憶手段 33:セレクタ 35:色相算出手段 42:拡散幅発
生手段 43:乗算器 46:補間手段 51:色度方向への拡散値発生手段 52:輝度方向への拡散値発生手段 53:拡散値加
算手段 100:映像信号 101:原色信
号 102、208、302:拡散値 103:拡散値 105:拡散後
の原色信号 107:並び換え後の表示データ 200:コンポ
ジット信号 201:輝度信号 202:色差信
号 203:R信号 204:G信号 205:B信号 301:有彩色
成分 303:有彩色情報 305:色相成
分 401:色度方向ベクトル 402:拡散幅 405:アドレス 406:方向ベ
クトル 501:色度方向への拡散値 502:輝度方
向への拡散値
Claims (20)
- 【請求項1】 入力されたR、G、B原色信号に基づい
て色度方向に拡散する拡散値を発生する拡散値発生手段
と、 上記入力されたR、G、B原色信号に対して、上記拡散
値発生手段から出力される拡散値を付加する拡散値付加
手段と、 該拡散値付加手段によって拡散値が付加された拡散後の
R、G、B原色信号をディジタルで階調表示するための
データの並び換えを行い、並び換え後の表示データを出
力するデータ並び換え手段と、 該データ並び換え手段から出力された上記表示データを
画像として表示デバイスに表示する画像表示手段とを備
えたことを特徴とする画像表示装置。 - 【請求項2】 拡散値発生手段は、色による人間の視感
度の差を考慮せずに色度方向に拡散する拡散値を発生す
ることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。 - 【請求項3】 拡散値発生手段は、変化させる色度の方
向として彩度方向に変化させるような拡散値を発生する
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像表
示装置。 - 【請求項4】 入力された映像信号を輝度信号と色差信
号に分離して出力する信号分離手段と、 分離された上記色差信号に基づいて拡散値を発生する拡
散値発生手段と、 分離された上記色差信号に対して拡散値発生手段から出
力される拡散値を付加する拡散値付加手段と、 上記拡散値付加手段によって拡散値が付加された後の色
差信号および上記輝度信号をR、G、B原色信号に変換
する変換手段と、 該変換手段より出力される上記R、G、B原色信号をデ
ィジタルで階調表示するためのデータの並び換えを行
い、並び換え後の表示データを出力するデータ並び換え
手段と、 該データ並び換え手段から出力された上記表示データを
画像とて表示デバイスに表示する画像表示手段とを備え
たことを特徴とする画像表示装置。 - 【請求項5】 拡散値発生手段は、入力されたR、G、
B原色信号の色相に基づいて拡散値を発生することを特
徴とする請求項1記載の画像表示装置。 - 【請求項6】 拡散値発生手段は、入力されたR、G、
B原色信号の有彩色成分を検出する手段を備え、検出さ
れた有彩色成分に基づいて拡散値を発生することを特徴
とする請求項1記載の画像表示装置。 - 【請求項7】 拡散値発生手段は、入力されたR、G、
Bの原色信号に基づいて拡散する方向の基準となる色度
方向を向く色度方向ベクトルを求めて出力する手段と、
拡散画素、ディザパターンあるいは疑似乱数に基づく所
定の拡散幅を発生する手段と、上記色度方向ベクトルに
上記所定の拡散幅を乗ずることにより拡散値を発生する
乗算手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の画
像表示装置。 - 【請求項8】 拡散する方向の基準となる色度方向を向
くベクトルを変換テーブルとして予め粗く記憶してお
き、入力されたR、G、B原色信号に基づいて拡散する
方向の色度方向ベクトルを求める際に、上記記憶された
変換テーブルを用いて補間することを特徴とする請求項
7記載の画像表示装置。 - 【請求項9】 拡散値発生手段は、表示デバイスに表示
される階調数が入力されたR、G、B原色信号の階調数
よりもも少ない場合に、丸めの際に無効となるビットに
ついては輝度方向に拡散させ、かつ、有効となるビット
については色度方向に拡散させる拡散値を発生すること
を特徴とする請求項1記載の画像表示装置。 - 【請求項10】 拡散値発生手段は、拡散値重心位置を
色度方向に制御すること特徴とする請求項1記載の画像
表示装置。 - 【請求項11】 拡散値発生手段は、拡散値の重心位置
を輝度方向にも制御するようにしたことを特徴とする請
求項10記載の画像表示装置。 - 【請求項12】 入力された映像信号に拡散値を付加す
ることにより表示される画像の偽輪郭を低減する画像表
示方法であって、上記拡散値は上記入力された映像信号
の色度方向に変化させるように発生することを特徴とす
る画像表示方法。 - 【請求項13】 拡散値は、色による人間の視感度の差
を考慮せずに発生することを特徴とする請求項12に記
載の画像表示方法。 - 【請求項14】 拡散値は、入力された映像信号の彩度
方向に変化させるように発生することを特徴とする請求
項12記載の画像表示方法。 - 【請求項15】 入力された映像信号に拡散値を付加す
ることにより表示される画像の偽輪郭を低減する画像表
示方法であって、入力された映像信号の色差信号に拡散
値を付加することを特徴とする画像表示方法。 - 【請求項16】 拡散値は、入力された映像信号の色相
に基づいて発生することを特徴とする請求項12記載の
画像表示方法。 - 【請求項17】 拡散値は、入力された映像信号の有彩
色成分を検出し、検出された有彩色成分に基づいて発生
することを特徴とする請求項12記載の画像表示方法。 - 【請求項18】 拡散値は、入力された映像信号の各色
成分より求めた拡散する方向の基準となる色度方向を向
く色度方向ベクトルに、画素拡散値、ディザパターンあ
るいは疑似乱数に基づく所定の拡散幅を乗ずることによ
り求めることを特徴とする請求項12記載の画像表示方
法。 - 【請求項19】 拡散する方向の基準となる色度方向を
向くベクトルを変換テーブルとして予め粗く記憶してお
き、入力された映像信号に基づいて拡散する方向の色度
ベクトルを求める際に、上記変換テーブルを用いて補間
することを特徴とする請求項18載の画像表示方法。 - 【請求項20】 拡散値は、表示デバイスに表示される
階調数が入力された映像信号の階調数よりもも少ない場
合に、丸めの際に無効となるビットについては輝度方向
に拡散させ、かつ、有効となるビットについては色度方
向に拡散させるように発生することを特徴とする請求項
12記載の画像表示方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP20949798A JP3972471B2 (ja) | 1998-07-24 | 1998-07-24 | 画像表示装置および画像表示方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20949798A JP3972471B2 (ja) | 1998-07-24 | 1998-07-24 | 画像表示装置および画像表示方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000050085A true JP2000050085A (ja) | 2000-02-18 |
JP3972471B2 JP3972471B2 (ja) | 2007-09-05 |
Family
ID=16573795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20949798A Expired - Lifetime JP3972471B2 (ja) | 1998-07-24 | 1998-07-24 | 画像表示装置および画像表示方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3972471B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002032049A (ja) * | 2000-07-18 | 2002-01-31 | Canon Inc | 画像表示装置 |
JP2006011027A (ja) * | 2004-06-25 | 2006-01-12 | Victor Co Of Japan Ltd | 画像信号処理装置 |
-
1998
- 1998-07-24 JP JP20949798A patent/JP3972471B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002032049A (ja) * | 2000-07-18 | 2002-01-31 | Canon Inc | 画像表示装置 |
JP4641334B2 (ja) * | 2000-07-18 | 2011-03-02 | キヤノン株式会社 | 画像表示装置 |
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JP4572599B2 (ja) * | 2004-06-25 | 2010-11-04 | 日本ビクター株式会社 | 画像信号処理装置 |
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JP3972471B2 (ja) | 2007-09-05 |
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