JP2000050004A - ネットワークファクシミリ装置の制御方法 - Google Patents

ネットワークファクシミリ装置の制御方法

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JP2000050004A
JP2000050004A JP10213588A JP21358898A JP2000050004A JP 2000050004 A JP2000050004 A JP 2000050004A JP 10213588 A JP10213588 A JP 10213588A JP 21358898 A JP21358898 A JP 21358898A JP 2000050004 A JP2000050004 A JP 2000050004A
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JP10213588A
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Naoki Ota
直樹 太田
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内蔵された時計回路の時刻情報を適切な値に
保持できるネットワークファクシミリ装置の制御方法を
提供することを目的としている。 【解決手段】 ネットワークファクシミリ装置は、起動
時、または、内蔵しているソフトウェアのアップデート
時などの初期化動作時に、上位のntpサーバより、N
TPを用いて現在時刻を取得して、内蔵の時計手段へセ
ットするので、時計手段から出力される現在時刻情報は
正確な値となり、その結果、ネットワークファクシミリ
装置は、適切な時刻に基づいた動作を行うことができる
という効果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローカルエリアネ
ットワークに接続され、ローカルエリアネットワークお
よびインターネットを介して他の端末装置との間で所定
の伝送機能を実行するとともに、公衆網を介し、ファク
シミリ装置との間で所定のファクシミリ伝送手順を用い
てファクシミリデータをやりとりするネットワークファ
クシミリ装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ローカルエリアネットワークに接
続され、ローカルエリアネットワークおよびインターネ
ットを介して他の端末装置との間で所定の伝送機能を実
行するとともに、公衆網を介し、ファクシミリ装置との
間で所定のファクシミリ伝送手順を用いてファクシミリ
データをやりとりするネットワークファクシミリ装置が
実用されている。
【0003】このようなネットワークファクシミリ装置
を用いると、ローカルエリアネットワークおよびインタ
ーネットに接続されたワークステーション装置と、公衆
網に接続されたファクシミリ装置との間で画情報通信を
相互に行えるので、非常に便利になる。
【0004】また、遠隔地間のファクシミリ通信におい
ては、それぞれの通信対地の近くに設置されているネッ
トワークファクシミリ装置を中継ファクシミリ装置とし
て用い、それらのネットワークファクシミリ装置(中継
ファクシミリ装置)間の画情報通信をインターネットを
介して行うようにすることで、遠隔地間のファクシミリ
通信における通信料金を削減することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さて、ネットワークフ
ァクシミリ装置は、通常、時計回路を内蔵しており、自
端末の通信動作や通信管理などの制御では、内蔵してい
る時計回路から出力される現在時刻情報を参照してい
る。
【0006】ところが、この内蔵された時計回路は、時
間が経つにつれて遅れ、あるいは、進み、その結果、正
確な時刻からずれてしまい、通信動作や通信管理に影響
が出るという不具合を生じていた。
【0007】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、内蔵された時計回路の時刻情報を適切な値に
保持できるネットワークファクシミリ装置の制御方法を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ローカルエリ
アネットワークに接続され、ローカルエリアネットワー
クを介して他の端末装置との間で所定の伝送機能を実行
するとともに、公衆網を介し、ファクシミリ装置との間
で所定のファクシミリ伝送手順を用いてファクシミリデ
ータをやりとりするネットワークファクシミリ装置の制
御方法において、初期設定時、所定のntpプロトコル
を使用して、ローカルエリアネットワークに接続された
所定の端末へ接続し、現在時刻情報を取得し、その取得
した現在時刻情報を自端末の時計手段に登録するように
したものである。
【0009】また、ローカルエリアネットワークに接続
され、ローカルエリアネットワークを介して他の端末装
置との間で所定の伝送機能を実行するとともに、公衆網
を介し、ファクシミリ装置との間で所定のファクシミリ
伝送手順を用いてファクシミリデータをやりとりするネ
ットワークファクシミリ装置の制御方法において、所定
時間間隔で、所定のntpプロトコルを使用して、ロー
カルエリアネットワークに接続された所定の端末へ接続
し、現在時刻情報を取得し、その取得した現在時刻情報
を自端末の時計手段に登録するようにしたものである。
【0010】また、ローカルエリアネットワークに接続
され、ローカルエリアネットワークおよびインターネッ
トを介して他の端末装置との間で所定の伝送機能を実行
するとともに、公衆網を介し、ファクシミリ装置との間
で所定のファクシミリ伝送手順を用いてファクシミリデ
ータをやりとりするネットワークファクシミリ装置の制
御方法において、ntpサーバのサーバ名を複数登録し
たntpサーバテーブルを記憶する一方、初期設定時、
上記ntpサーバテーブルより1つのntpサーバを選
択し、所定のntpプロトコルを使用して、その選択し
たntpサーバへ接続し、その選択したntpサーバよ
り所定の応答が得られたときには、その接続したntp
サーバより現在時刻情報を取得し、その取得した現在時
刻情報を自端末の時計手段に登録するとともに、その選
択したntpサーバへ接続してから所定時間を経過して
もそのntpサーバより所定の応答が得られない場合に
は、上記ntpサーバテーブルから次のntpサーバを
選択し、再度、その選択したntpサーバへ接続するこ
とを、ntpサーバに接続できるまで繰り返し行うよう
にしたものである。
【0011】また、ローカルエリアネットワークに接続
され、ローカルエリアネットワークおよびインターネッ
トを介して他の端末装置との間で所定の伝送機能を実行
するとともに、公衆網を介し、ファクシミリ装置との間
で所定のファクシミリ伝送手順を用いてファクシミリデ
ータをやりとりするネットワークファクシミリ装置の制
御方法において、ntpサーバのサーバ名を複数登録し
たntpサーバテーブルを記憶する一方、所定時間間隔
で、上記ntpサーバテーブルより1つのntpサーバ
を選択し、所定のntpプロトコルを使用して、その選
択したntpサーバへ接続し、その選択したntpサー
バより所定の応答が得られたときには、その接続したn
tpサーバより現在時刻情報を取得し、その取得した現
在時刻情報を自端末の時計手段に登録するとともに、そ
の選択したntpサーバへ接続してから所定時間を経過
してもそのntpサーバより所定の応答が得られない場
合には、上記ntpサーバテーブルから次のntpサー
バを選択し、再度、その選択したntpサーバへ接続す
ることを、ntpサーバに接続できるまで繰り返し行う
ようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例にかかるネット
ワークシステムを示している。
【0014】同図において、ローカルエリアネットワー
クLANには、複数のワークステーション装置WS1〜
WSn、メールサーバ装置SM、および、ネットワーク
ファクシミリ装置FXが接続されている。また、ローカ
ルエリアネットワークLANは、ルータ装置RTを介し
て、インターネットへと接続され、それにより、ワーク
ステーション装置WS1〜WSn、メールサーバ装置S
M、および、ネットワークファクシミリ装置FXは、他
のローカルエリアネットワーク等に接続されているホス
ト装置等との間で種々のデータのやりとりが可能であ
る。
【0015】ここで、メールサーバ装置SMは、ローカ
ルエリアネットワークLANに接続されているワークス
テーション装置WS1〜WSnを利用するユーザ、およ
び、ネットワークファクシミリ装置FXに対して、電子
メール(後述)の収集および配布のサービスを提供する
ものである。また、このメールサーバ装置SMには、時
刻合わせのためのNTP(Network Time
Protocol)サーバ機能も備えられている。
【0016】また、ワークステーション装置WS1〜W
Snには、ローカルエリアネットワークLANを介して
種々のデータのやりとりを行うアプリケーションソフト
ウェア(電子メールの送受信処理など)や、ネットワー
クファクシミリ装置FXより受信した電子メールに含ま
れる画情報を処理するアプリケーションソフトウェアな
どの種々のプログラムが導入されており、特定のユーザ
により使用されるものである。ここで、特定のユーザ
は、一人または複数人のユーザであってよい。
【0017】また、ネットワークファクシミリ装置FX
は、ローカルエリアネットワークLANにおける電子メ
ールの送受信機能、ローカルエリアネットワークLAN
に接続されたワークステーション装置WS1〜WSnと
の間の所定のポイント・ツー・ポイント伝送手順による
所定の情報通信の機能、メールサーバ装置SMなどのN
TPサーバへ時刻合わせ要求するためのntp機能、お
よび、公衆網PSTNに接続し、この公衆網PSTNを
伝送路として用いてグループ4ファクシミリ伝送手順に
よる画情報伝送を行う伝送機能などの種々の伝送(通
信)機能を備えている。また、ネットワークファクシミ
リ装置FXとワークステーション装置WS1〜WSn
(のユーザ)との間のファクシミリ画情報の送受信(配
信)は、基本的には、RFC(後述)2305に規定さ
れた方法により、電子メールを用いて行われる。
【0018】さて、本実施例において、基本的には、ロ
ーカルエリアネットワークLANに接続されている端末
相互間でのデータのやりとりは、いわゆるTCP/IP
と呼ばれるトランスポートレイヤまでの伝送プロトコル
と、それ以上の上位レイヤの通信プロトコルとの組み合
わせ(いわゆるプロトコルスイート)が適用して行われ
る。例えば、電子メールのデータのやりとりでは上位レ
イヤの通信プロトコルとしてSMTP(Simple
Mail Transfer Protocol)とい
う通信プロトコルが適用される。
【0019】また、各端末がメールサーバ装置SMに対
して、ユーザ宛の電子メールの受信確認や送信要求など
のために適用するプロトコルとしては、いわゆるPOP
(Post Office Protocol)などを
適用することができる。
【0020】また、TCP/IP,SMTP,POP,
NTPなどの通信プロトコル、および、電子メールのデ
ータ形式やデータ構造などについては、それぞれIET
F(Internet Engineering Ta
sk Force)というインターネットに関する技術
内容をまとめている組織から発行されているRFC(R
equest For Comments)文書により
規定されている。例えば、TCPはRFC793、IP
はRFC793、SMTPはRFC821、電子メール
の形式は、RFC822,RFC1521,RFC15
22(MIME(Multi Purpose Mai
l Extension)形式)、電子メールを用いて
ファクシミリ画情報をやりとりする際のプロトコルはR
FC2305、NTPのプロトコルはRFC1305な
どでそれぞれ規定されている。
【0021】そして、ネットワークファクシミリ装置F
Xは、読み取った原稿画像を公衆網PSTNを介して他
のグループ3ファクシミリ装置へ、または、ローカルエ
リアネットワークLAN(さらには、インターネット)
を介してワークステーション装置WS1〜WSnのユー
ザへ送信するとともに、公衆網PSTNを介して他のグ
ループ3ファクシミリ装置より受信した画情報を、その
ときに指定されたサブアドレスに対応したユーザに対し
て、電子メールを用いて転送したり、あるいは、ローカ
ルエリアネットワークLANのワークステーションWS
より受信した画情報を、指定された短縮ダイアルに対応
した公衆網PSTNのグループ3ファクシミリ装置へ転
送する転送サービス機能等を備えている。
【0022】また、自端末宛に受信した電子メールにつ
いては、本文情報に配置される画情報を取り出して、記
録出力するようにしている。
【0023】ここに、ファクシミリ画情報はバイナリデ
ータであり、電子メールには、直接バイナリデータを含
ませることができないので、所定の変換方法(例えば、
Base64符号化方法)を適用して可読情報(7ビッ
トのキャラクタコード)に変換した状態で、電子メール
に含められる。このような電子メールの本文情報の形式
をMIME形式という。
【0024】図2は、ネットワークファクシミリ装置F
Xの構成例を示している。
【0025】同図において、システム制御部1は、この
ネットワークファクシミリ装置FXの各部の制御処理、
および、ファクシミリ伝送制御手順処理などの各種制御
処理を行うものであり、システムメモリ2は、システム
制御部1が実行する制御処理プログラム、処理プログラ
ムを実行するときに必要な各種データ、および、操作マ
ニュアルあるいはネットワークファクシミリ装置FXを
ローカルエリアネットワークLANを介して設定操作す
るためのサービスプログラムデータなどの配布ファイル
などを記憶するとともに、システム制御部1のワークエ
リアを構成するものであり、パラメータメモリ3は、こ
のネットワークファクシミリ装置FXに固有な各種の情
報(例えば、ワンタッチダイアル機能の登録情報や端末
接続情報テーブルなど)を記憶するためのものであり、
時計回路4は、現在時刻情報を出力するものである。
【0026】スキャナ5は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、プロッタ6は、所定の解像
度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部
7は、このネットワークファクシミリ装置FXを操作す
るためのもので、各種の操作キー、および、各種の表示
器からなる。
【0027】符号化復号化部8は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置9は、
符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのも
のである。
【0028】グループ3ファクシミリモデム10は、グ
ループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデ
ム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をや
りとりするための高速モデム機能(V.17モデム、
V.34モデム、V.29モデム、V.27terモデ
ムなど)を備えている。
【0029】網制御装置11は、このネットワークファ
クシミリ装置FXを公衆網(PSTN)に接続するため
のものであり、自動発着信機能を備えている。
【0030】ローカルエリアネットワークインターフェ
ース回路12は、このネットワークファクシミリ装置F
XをローカルエリアネットワークLANに接続するため
のものであり、ローカルエリアネットワーク伝送制御部
13は、ローカルエリアネットワークLANを介して、
他のデータ端末装置との間で種々のデータをやりとりす
るための各種所定のプロトコルスイートの通信制御処理
(電子メール送受信処理、および、ポイント・ツー・ポ
イント通信処理など)を実行するためのものである。
【0031】これらの、システム制御部1、システムメ
モリ2、パラメータメモリ3、時計回路4、スキャナ
5、プロッタ6、操作表示部7、符号化復号化部8、画
像蓄積装置9、グループ3ファクシミリモデム10、網
制御装置11、および、ローカルエリアネットワーク伝
送制御部13は、内部バス14に接続されており、これ
らの各要素間でのデータのやりとりは、主としてこの内
部バス14を介して行われている。
【0032】また、網制御装置11とグループ3ファク
シミリモデム10との間のデータのやりとりは、直接行
なわれている。
【0033】以上の構成で、ネットワークファクシミリ
装置FXは、起動時、または、内蔵しているソフトウェ
アのアップデート時などの初期化動作時に、上位のnt
pサーバであるメールサーバ装置SMに対し、NTPを
用いて現在時刻の取得を要求する。
【0034】それにより、メールサーバ装置SMでは、
現在時刻情報を取得し、その結果を、ネットワークファ
クシミリ装置FXへ通知する(NTPプロトコル上)。
【0035】このようにして、メールサーバ装置SMよ
り現在時刻情報を取得すると、ネットワークファクシミ
リ装置FXは、その取得した現在時刻情報の値に、時計
回路4の現在時刻情報の値を更新する。
【0036】それにより、ネットワークファクシミリ装
置FXの時計回路4から出力される現在時刻情報は、正
確な値となり、ネットワークファクシミリ装置FXは、
適切な時刻に基づいた動作を行うことができる。
【0037】ここで、メールサーバ装置SMにおけるn
tpサーバ機能は、ntpサーバの最上位のサーバ機能
を持たせてもよく、また、さらに上位のntpサーバに
対して、適宜な周期で時刻合わせを要求するものであっ
てもよい。
【0038】図3は、この場合に、ネットワークファク
シミリ装置FXが初期化動作時に実行する処理の一例を
示している。
【0039】初期化動作が開始されると、まず、所定の
初期化処理を実行して装置内部の状態を初期化し(処理
101)、次いで、ユーザに自端末に設定するネットワ
ーク上の各種パラメータなどの設定入力操作を行わせ、
必要な設定情報を装置内部に設定保持する(処理10
2)。
【0040】次いで、所定のNTPプロトコルを利用し
て、上位のntpサーバであるメールサーバ装置SMへ
現在時刻情報を問い合わせる(処理103)。
【0041】それにより、メールサーバ装置SMから
は、NTPプロトコルを利用して、現在時刻情報が通知
される。
【0042】そこで、ネットワークファクシミリ装置F
Xは、メールサーバ装置SMより現在時刻情報を取得し
て保存し(処理104)、その保存した現在時刻情報を
時計回路4にセットし(処理105)、この動作を終了
する。
【0043】図4は、メールサーバ装置SMが実行する
ntpサーバ機能のうち、現在時刻情報の問い合わせに
対する処理の一例を示している。
【0044】いずれかの端末より時刻問い合わせが要求
されることを待っており(判断201のNOループ)、
いずれかの端末から時刻問い合わせが要求されて判断2
01の結果がYESになると、現在時刻を取得し(処理
202)、その取得した現在時刻情報を、時刻問い合わ
せ元の端末へ通知する(処理203)。
【0045】このようにして、本実施例では、ネットワ
ークファクシミリ装置FXは、起動時、または、内蔵し
ているソフトウェアのアップデート時などの初期化動作
時に、上位のntpサーバであるメールサーバ装置SM
より、NTPを用いて現在時刻を取得して、時計回路4
へセットするので、時計回路4から出力される現在時刻
情報は正確な値となり、その結果、ネットワークファク
シミリ装置FXは、適切な時刻に基づいた動作を行うこ
とができる。
【0046】ところで、ネットワークファクシミリ装置
FXに内蔵されている時計回路4は、時刻合わせを行っ
た後には、徐々に時間が進みあるいは遅れ、ある程度の
時間が経過した時点では、時計回路4から出力される現
在時刻情報が正確な時刻とずれてしまう。
【0047】このような不都合を解消するためには、時
計回路4の時刻合わせ動作を、所定時間間隔(例えば、
1時間、1日、1週間、1ヶ月など)で繰り返し行うよ
うにするとよい。
【0048】図5は、この場合に、ネットワークファク
シミリ装置FXが初期化動作時から実行する処理の一例
を示している。
【0049】初期化動作が開始されると、まず、所定の
初期化処理を実行して装置内部の状態を初期化し(処理
401)、次いで、ユーザに自端末に設定するネットワ
ーク上の各種パラメータなどの設定入力操作を行わせ、
必要な設定情報を装置内部に設定保持する(処理40
2)。
【0050】次いで、所定のNTPプロトコルを利用し
て、上位のntpサーバであるメールサーバ装置SMへ
現在時刻情報を問い合わせる(処理403)。
【0051】それにより、メールサーバ装置SMから
は、NTPプロトコルを利用して、現在時刻情報が通知
される。
【0052】そこで、ネットワークファクシミリ装置F
Xは、メールサーバ装置SMより現在時刻情報を取得し
て保存し(処理404)、その保存した現在時刻情報を
時計回路4にセットし(処理405)、次の時刻合わせ
までの時間値がセットされたタイマを起動し(処理40
6)、そのタイマがタイムアウトするまで待つ(判断4
07のNOループ)。
【0053】タイマがタイムアウトして、判断407の
結果がYESになると、処理403へ戻り、次の時刻合
わせの動作を行う。
【0054】このようにして、本実施例では、ネットワ
ークファクシミリ装置FXは、起動時、または、内蔵し
ているソフトウェアのアップデート時などの初期化動作
時に、上位のntpサーバであるメールサーバ装置SM
より、NTPを用いて現在時刻を取得して、時計回路4
へセットするとともに、所定時間間隔で、時計回路4の
時刻合わせ動作を繰り返し行うので、時計回路4から出
力される現在時刻情報は正確な値となり、その結果、ネ
ットワークファクシミリ装置FXは、適切な時刻に基づ
いた動作を行うことができる。
【0055】さて、ネットワークファクシミリ装置FX
がntpサーバ(上述の例では、メールサーバ装置S
M)に、時刻合わせを要求した際、そのntpサーバが
実行中でなかった場合(いわゆる、落ちているとき)、
あるいは、ntpサーバが変更になった場合には、時刻
合わせを要求した先から現在時刻情報を得ることができ
ず、時計回路4の時刻合わせを行うことができないとい
う事態を生じる。
【0056】そこで、ネットワークファクシミリ装置F
Xに、図6に示すように複数のntpサーバを登録した
ntpサーバテーブルを記憶し、優先順位に従ってnt
pサーバを選択し、選択したntpサーバへ時刻合わせ
要求を行うようにすることで、上述した事態に対処する
ことができるようになる。
【0057】図7は、この場合に、ネットワークファク
シミリ装置FXが初期化動作時に実行する処理の一例を
示している。
【0058】初期化動作が開始されると、まず、所定の
初期化処理を実行して装置内部の状態を初期化し(処理
501)、次いで、ユーザに自端末に設定するネットワ
ーク上の各種パラメータなどの設定入力操作を行わせ、
必要な設定情報を装置内部に設定保持する(処理50
2)。
【0059】次いで、ntpサーバテーブルより優先順
位に従って最初のntpサーバを選択し(処理50
3)、その選択したntpサーバに対し、所定のNTP
プロトコルを利用して、現在時刻情報を問い合わせる
(処理504)。
【0060】そして、その問い合わせの時点から所定時
間を経過するまでの間に、そのときのntpサーバから
応答があるかどうかを監視して(判断505,506の
NOループ)、そのときのntpサーバより応答を受信
した場合で、判断505の結果がYESになるときに
は、ネットワークファクシミリ装置FXは、ntpサー
バより受信した現在時刻情報を取得して保存し(処理5
07)、その保存した現在時刻情報を時計回路4にセッ
トし(処理508)、この動作を終了する。
【0061】また、現在時刻の問い合わせの時点から所
定時間を経過するまでの間に、そのときのntpサーバ
から応答がなかった場合で、判断506の結果がYES
になるときには、ntpサーバテーブルより、そのとき
に選択している次の優先順位のntpサーバを選択し
(処理509)、処理504へ戻り、新たなntpサー
バに対して現在時刻の問い合わせを行う。
【0062】このようにして、本実施例では、ntpサ
ーバテーブルに登録している複数のntpサーバに対し
て、時刻合わせ動作を行うようにしているので、1つの
ntpサーバがダウンしていた場合でも、他のntpサ
ーバより現在時刻情報を得ることができるので、ネット
ワークファクシミリ装置FXは、適切な時刻を時計回路
4にセットすることができる。
【0063】なお、この図7の処理の場合であっても、
時計回路4の時刻が徐々にずれるので、図5に示したと
同様に、所定時間間隔でntpサーバに対する時刻合わ
せ動作を繰り返し行うようにすることが好ましい。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ネットワークファクシミリ装置は、起動時、または、内
蔵しているソフトウェアのアップデート時などの初期化
動作時に、上位のntpサーバより、NTPを用いて現
在時刻を取得して、内蔵の時計手段へセットするので、
時計手段から出力される現在時刻情報は正確な値とな
り、その結果、ネットワークファクシミリ装置は、適切
な時刻に基づいた動作を行うことができるという効果を
得る。
【0065】また、ネットワークファクシミリ装置は、
起動時、または、内蔵しているソフトウェアのアップデ
ート時などの初期化動作時に、上位のntpサーバよ
り、NTPを用いて現在時刻を取得して、内蔵の時計手
段へセットするとともに、所定時間間隔で、時計手段の
時刻合わせ動作を繰り返し行うので、時計手段から出力
される現在時刻情報は正確な値となり、その結果、ネッ
トワークファクシミリ装置は、適切な時刻に基づいた動
作を行うことができるという効果を得る。
【0066】また、ntpサーバテーブルに登録してい
る複数のntpサーバに対して、時刻合わせ動作を行う
ようにしているので、1つのntpサーバがダウンして
いた場合でも、他のntpサーバより現在時刻情報を得
ることができるので、ネットワークファクシミリ装置
は、適切な時刻を内蔵の時計手段へセットすることがで
きるという効果も得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるネットワークシステ
ムを示したブロック図。
【図2】ネットワークファクシミリ装置FXの構成例を
示したブロック図。
【図3】ネットワークファクシミリ装置FXが初期化動
作時に実行する処理の一例を示したフローチャート。
【図4】メールサーバ装置SMが実行するntpサーバ
機能のうち、現在時刻情報の問い合わせに対する処理の
一例を示したフローチャート。
【図5】ネットワークファクシミリ装置FXが初期化動
作時に実行する処理の他の例を示したフローチャート。
【図6】ntpサーバテーブルの一例を示した概略図。
【図7】ネットワークファクシミリ装置FXが初期化動
作時に実行する処理のさらに他の例を示したフローチャ
ート。
【符号の説明】
FX ネットワークファクシミリ装置 SM メールサーバ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C062 AA02 AA27 AA29 AA30 AA35 AB42 AC31 AE14 AF02 AF06 BA00 5K033 AA05 BA15 CB14 CB15 DA06 EC01 5K034 AA05 CC04 DD03 EE09 FF13 HH06 HH14 HH63 HH65 MM39

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローカルエリアネットワークに接続さ
    れ、ローカルエリアネットワークを介して他の端末装置
    との間で所定の伝送機能を実行するとともに、公衆網を
    介し、ファクシミリ装置との間で所定のファクシミリ伝
    送手順を用いてファクシミリデータをやりとりするネッ
    トワークファクシミリ装置の制御方法において、 初期設定時、所定のntpプロトコルを使用して、ロー
    カルエリアネットワークに接続された所定の端末へ接続
    し、現在時刻情報を取得し、その取得した現在時刻情報
    を自端末の時計手段に登録することを特徴とするネット
    ワークファクシミリ装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 ローカルエリアネットワークに接続さ
    れ、ローカルエリアネットワークを介して他の端末装置
    との間で所定の伝送機能を実行するとともに、公衆網を
    介し、ファクシミリ装置との間で所定のファクシミリ伝
    送手順を用いてファクシミリデータをやりとりするネッ
    トワークファクシミリ装置の制御方法において、 所定時間間隔で、所定のntpプロトコルを使用して、
    ローカルエリアネットワークに接続された所定の端末へ
    接続し、現在時刻情報を取得し、その取得した現在時刻
    情報を自端末の時計手段に登録することを特徴とするネ
    ットワークファクシミリ装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 ローカルエリアネットワークに接続さ
    れ、ローカルエリアネットワークおよびインターネット
    を介して他の端末装置との間で所定の伝送機能を実行す
    るとともに、公衆網を介し、ファクシミリ装置との間で
    所定のファクシミリ伝送手順を用いてファクシミリデー
    タをやりとりするネットワークファクシミリ装置の制御
    方法において、 ntpサーバのサーバ名を複数登録したntpサーバテ
    ーブルを記憶する一方、 初期設定時、上記ntpサーバテーブルより1つのnt
    pサーバを選択し、所定のntpプロトコルを使用し
    て、その選択したntpサーバへ接続し、その選択した
    ntpサーバより所定の応答が得られたときには、その
    接続したntpサーバより現在時刻情報を取得し、その
    取得した現在時刻情報を自端末の時計手段に登録すると
    ともに、その選択したntpサーバへ接続してから所定
    時間を経過してもそのntpサーバより所定の応答が得
    られない場合には、上記ntpサーバテーブルから次の
    ntpサーバを選択し、再度、その選択したntpサー
    バへ接続することを、ntpサーバに接続できるまで繰
    り返し行うことを特徴とするネットワークファクシミリ
    装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 ローカルエリアネットワークに接続さ
    れ、ローカルエリアネットワークおよびインターネット
    を介して他の端末装置との間で所定の伝送機能を実行す
    るとともに、公衆網を介し、ファクシミリ装置との間で
    所定のファクシミリ伝送手順を用いてファクシミリデー
    タをやりとりするネットワークファクシミリ装置の制御
    方法において、 ntpサーバのサーバ名を複数登録したntpサーバテ
    ーブルを記憶する一方、 所定時間間隔で、上記ntpサーバテーブルより1つの
    ntpサーバを選択し、所定のntpプロトコルを使用
    して、その選択したntpサーバへ接続し、その選択し
    たntpサーバより所定の応答が得られたときには、そ
    の接続したntpサーバより現在時刻情報を取得し、そ
    の取得した現在時刻情報を自端末の時計手段に登録する
    とともに、その選択したntpサーバへ接続してから所
    定時間を経過してもそのntpサーバより所定の応答が
    得られない場合には、上記ntpサーバテーブルから次
    のntpサーバを選択し、再度、その選択したntpサ
    ーバへ接続することを、ntpサーバに接続できるまで
    繰り返し行うことを特徴とするネットワークファクシミ
    リ装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012111112A1 (ja) * 2011-02-16 2012-08-23 富士通株式会社 情報処理装置、時刻設定方法、および時刻設定プログラム
JP2016009894A (ja) * 2014-06-23 2016-01-18 株式会社 日立産業制御ソリューションズ 監視装置および監視システム

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