JP2000050000A - 画像処理装置及び画像処理システム、及びその方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理システム、及びその方法

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JP2000050000A
JP2000050000A JP10218171A JP21817198A JP2000050000A JP 2000050000 A JP2000050000 A JP 2000050000A JP 10218171 A JP10218171 A JP 10218171A JP 21817198 A JP21817198 A JP 21817198A JP 2000050000 A JP2000050000 A JP 2000050000A
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Naoto Arakawa
直人 荒川
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク上の1台のスキャナによって取
り込まれた画像データに対して所定の圧縮を施して複数
のクライアントに配信した場合、必ずしも適切なデータ
形式による効率の良いデータ転送を行なうことができな
かった。 【解決手段】 スキャナ1000は原稿画像をプレスキャン
し、サーバ200は該プレスキャン画像に基づいて原稿画
像タイプを識別し、クライアント400は該プレスキャン
画像に基づいて本スキャンパラメータを設定し、スキャ
ナ1000は該本スキャンパラータに基づいて前記原稿画像
を本スキャンし、サーバ200は該本スキャン画像を前記
原稿画像タイプに応じて圧縮し、サーバ200は該圧縮画
像をクライアント400に転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理置及び画像
処理システム、及びその方法に関し、特に、ネットワー
ク上のスキャナサーバ機能を実現する画像処理装置及び
画像処理システム、及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複数のコンピュータをネットワー
ク上に接続することによる、データの共有化、プリンタ
資源の共有化等が進められている。例えば、ネットワー
ク上のプリンタ資源の複数ユーザによる共有を実現する
ための機能として、所謂プリンタサーバが知られてい
る。また、ネットワーク技術の進歩に伴い、ネットワー
ク上の1台のスキャナを複数ユーザで共有する、スキャ
ナサーバ機能も重視されつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のスキャナサーバにおいては、ネットワーク上の1台の
スキャナによって取り込まれた画像データに対して所定
の圧縮方法による圧縮を施した後、複数のクライアント
コンピュータに対して配信していた。従って、クライア
ントによっては不適切なデータ形式によるデータ転送が
なされたり、また、原稿によっては最適な圧縮がなされ
ないためにネットワーク上における転送効率は必ずしも
良いものではなかった。
【0004】本発明は上記問題を解決するためになされ
たものであり、ネットワーク上のスキャナによって得ら
れた原稿画像データに対して、原稿タイプに応じて最適
な圧縮を施してクライアントに転送する画像処理装置及
び画像処理システム、及びその方法を提供することを目
的とする。
【0005】また、クライアント毎に最適なデータ形式
によるデータ転送を可能とする画像処理装置及び画像処
理システム、及びその方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の一手段として、本発明の画像処理システムは以下の構
成を備える。
【0007】即ち、ネットワークに接続されたスキャナ
をサーバを介してクライアントデバイスに提供する画像
処理システムであって、原稿画像のプレスキャンを行な
うプレスキャン手段と、該プレスキャン画像に基づいて
原稿画像タイプを識別する識別手段と、該プレスキャン
画像に基づいて本スキャンパラメータを設定する設定手
段と、該本スキャンパラータに基づいて前記原稿画像の
本スキャンを行なう本スキャン手段と、該本スキャン画
像を前記原稿画像タイプに応じて圧縮する圧縮手段と、
を有し、前記プレスキャン手段及び本スキャン手段は前
記スキャナに、前記設定手段は前記クライアントデバイ
スに、前記識別手段及び圧縮手段は前記サーバに、それ
ぞれ備えられ、前記サーバは前記クライアントデバイス
に前記圧縮画像を転送することを特徴とする。
【0008】また、上記目的を達成するための一手段と
して、本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。
【0009】即ち、ネットワークに接続されたスキャナ
をクライアントデバイスに提供する画像処理装置であっ
て、前記スキャナにおいて原稿画像をプレスキャンした
プレスキャン画像に基づいて原稿画像タイプを識別する
識別手段と、該プレスキャン画像を前記クライアントデ
バイスに転送するプレスキャン転送手段と、前記クライ
アントデバイスにおいて該プレスキャン画像に基づいて
設定された本スキャンパラメータを前記スキャナに転送
するパラメータ転送手段と、前記スキャナにおいて前記
本スキャンパラータに基づいて前記原稿画像を本スキャ
ンした本スキャン画像を前記原稿画像タイプに応じて圧
縮する圧縮手段と、該圧縮画像を前記クライアントデバ
イスに転送する圧縮画像転送手段と、を有することを特
徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。
【0011】●システム構成 図1は、本実施形態のスキャナサーバシステムにおける
システム構成を示す図である。本システムは図1に示す
様に、デジタルカラー複写機(以下、単に「複写機」と称
する)1000が、スキャナサーバ200を介してネットワーク
1に接続されている。またネットワーク1には、複数のク
ライアントコンピュータ(以下、単に「クライアント」と
称する)400が接続されており、該クライアント400は、
スキャナサーバ200を介して複写機1000を使用すること
ができる。
【0012】図2に、複写機1000の側断面図を示し、以
下にその動作について説明する。複写機1000は、デジタ
ルカラー画像読み取り部(以下、「スキャナ部」と称する)
100と、デジタルカラー画像を印刷出力するデジタルカ
ラー画像プリント部(以下、「プリンタ部」と称する)300
に大別され、即ち、スキャナ/プリンタ機能を有する。
【0013】まず、スキャナ部100について説明する。
スキャナ部100は、原稿をセットする循環式反射原稿給
送装置(以下、「フィーダ」と称する)1200を備え、スキャ
ナコントローラ101によって、以下の制御が行われる。
【0014】原稿台に載置された原稿をR,G,Bの各
色ごとに、露光系コントローラ103が、密着型CCDラ
インセンサにより色分解し、点順次のアナログ画像信号
に変換する。このアナログ画像信号は不図示のA/D変
換部で各色8ビットのデジタル画像信号に変換され、R
GB各色の信号がそれぞれ線順次信号として出力され
る。このデジタル画像信号は画像処理部102において、
R,G,Bの輝度レベルから、C,M,Y,Bkの4色
のトナー量に対応した濃度レベルに変換される。そし
て、同時に画像処理部102で色補正演算が施され、合
成,変倍,移動等の各種画像処理が行われる。
【0015】また、ユーザに対してメッセージを報知す
るための操作パネルと、操作指示を行うためのタッチセ
ンサの機能の両方を含む操作部107と、その制御を行う
操作部コントローラ106を備える。
【0016】上述したように、スキャナ部100の原稿台
上部にはフィーダ1200が備えられ、該フィーダ1200はフ
ィーダコントローラ105により制御される。図5に、フ
ィーダ1200の詳細構成を示す。同図において、原稿束を
セットする積載トレイ1201には、原稿給送時に原稿が斜
行することがないように原稿の幅方向を規制するガイド
板が設けられ、原稿給紙方向に垂直にスライド移動す
る。それに連動して不図示のスライドボリュームも動作
し、原稿の幅方向のサイズも検知可能となっている。
【0017】まず、片面原稿では、半月ローラ1203及び
分離ローラ1204により、積載トレイ1201の原稿束の最下
部から原稿が一枚ずつ分離され、分離された原稿はパス
iを通過する間にパスiに設けられた密着型紙幅センサ12
12により給紙方向の紙幅が検知され、次に搬送ローラ12
05及び全面ベルト1206によりパスiiを通過し、プラテン
ガラス1131の露光位置まで搬送/停止される。スキャン
後の原稿は、プラテンガラス上の原稿は搬送大ローラ12
07と排紙ローラ1208(原稿サイズが小さい場合は全面ベ
ルト1206と排紙ローラ1211)により、再び原稿束の最上
部に戻される。尚、原稿給送開始時に原稿束上部にリサ
イクルレバー1209を載せ、原稿が順次給送されて最終原
稿の後端がリサイクルレバー1209を抜けるときに、リサ
イクルレバー1209が自重で積載トレイ1201上に落下する
ことにより、原稿の一巡を検知することができる。
【0018】次に、両面原稿の場合は、片面原稿の場合
と同様に片面のスキャン終了後、原稿を一旦パスiiiに
通し、回転動作可能な切り替えフラッパ1210を切り替え
ることにより、原稿の先端をパスivに導き、搬送ローラ
1205によりパスiiを通過させて全面ベルト1206でプラテ
ンガラス上に原稿をセットする。即ち、搬送大ローラ12
07の回転により、パスiii〜iv〜iiのルートで原稿の反
転が実行される。
【0019】尚、原稿束を1枚ずつパスi〜ii〜iii〜v
〜viを通過させることにより、リサイクルレバー1209に
より一巡が検知されるまでの間に、紙幅センサ1212によ
って原稿枚数をカウントすることも可能である。
【0020】図2に戻り、次に、プリンタ部300につい
て説明する。本実施形態のプリンタ部300は、電子写真
方式のレーザビームプリンタである。まず、スキャナ部
100より送られてきたC,M,Y,Bkの各デジタル画
像信号がプリンタコントローラ301において半導体レー
ザの点灯信号に変換され、作像部302においてレーザド
ライバ310で不図示の半導体レーザが制御されることに
より、該レーザの点灯信号がデジタル画像信号のレベル
に対応したパルス幅として出力される。ここで、レーザ
の点灯レベルは256レベル(8ビット信号に対応)とな
っている。この出力すべきデジタル画像信号に応じて、
カラー画像を各CMYKのカラー別に制限し、それぞれ
感光ドラム315に順次デジタル的なドット形式で露光し
た後に現像部314において現像し、転写部316において記
録用紙に複数転写し、最後に定着部322において定着す
ることにより、スキャナ部100から送られてきた画像信
号に基づく可視像が記録用紙上に形成され、出力され
る。
【0021】尚、以上説明したスキャナ部100及びプリ
ンタ部300は、スキャナ部100のコントロールに基づき、
両者が複写機1000としても機能することが可能である。
複写機1000として機能する際には、スキャナ部100の原
稿台に原稿画像をセットし、操作パネル上に表示される
複写開始キーを押下することにより、前述のプロセスに
従ってスキャナ部100からの画像の読み込み、画像処
理、プリンタ部300での露光、現像、転写、定着のプロ
セスを経て画像が形成され、カラーコピーとして出力さ
れる。
【0022】図3は、ネットワーク1上のクライアント4
00の構成を示す図である。クライアント400は、スキャ
ナサーバ200とのネットワーク1上のプロトコルを制御す
るためのネットワークコントローラ420、クライアント4
00の中央制御のためのCPU405、画像データの一時登
録、各種データ記憶のためのハードディスク451とそれ
を制御するハードディスクコントローラ450、メインメ
モリ460、ユーザからの指示入力手段としてのマウス431
及びキーボード441、レイアウト・編集・メニュー表示
のためのカラーディスプレイ412、ディスプレイメモリ4
11、ディスプレイコントローラ410、及び、ディスプレ
イメモリ411上での画像レイアウト・編集を行う画像編
集コントローラ413から構成される。
【0023】図4は、本実施形態におけるスキャナサー
バ200の詳細構成を示す図である。本実施形態のスキャ
ナサーバ200は、スキャナサーバ200全体を制御するメイ
ンコントローラ210と、ネットワーク1上のプロトコル処
理を制御するネットワークコントローラ220と、該プロ
トコルにより抽出したパケットの内容の解析、画像デー
タの分離など、サーバとしての制御を行うネットワーク
サーバコントローラ221と、分離された画像データ/コ
マンドデータに基づいて、カラー多値ラスタ画像データ
及び、その位置・属性情報を記憶/管理し、レイアウト
等を行う、ラスタ画像記憶部700と、に大別される。
【0024】また、インターフェイスとしては、複写機
1000と画像データや命令をやり取りするカラーデジタル
インタフェースコントローラ(以下、単に「インタフェー
スコントローラ」と称する)790を有する。そして、サー
バ管理者からの指示入力手段として、マウス244、キー
ボード245と、レイアウト・編集・メニュー表示のため
のカラーディスプレイ242、ディスプレイメモリ241、及
び、ディスプレイコントローラ240から構成される。
【0025】図6は、スキャナサーバ200内のラスタ画
像記憶部700の詳細構成を示す図である。ラスタ画像記
憶部700は、ラスタ画像データの全体を制御するラスタ
イメージコントローラ710を中心に、カラーラスタ画像
データをラスタイメージメモリ760へ効率よく配置し、
及び管理を行うメモリ管理コントローラ720と、その管
理情報を保持する位置/属性情報テーブル770、既に登
録された画像データ、もしくは、スキャナからメモリ上
に画像登録する際に、色に関する画像変換、及び拡大/
縮小/変形編集を行う画像編集コントローラ730、プリ
ンタ部300へ出力する際にレイアウト編集をリアルタイ
ムで行うレイアウトコントローラ750、登録された画像
データの画像タイプがRGB、グレイスケール、2値ビ
ットマップのいずれのタイプに最も近いかを判定する画
像識別コントローラ731、等により構成されている。
【0026】ラスタイメージメモリ760上の画像データ
を出力する際には、インタフェースコントローラ790を
介して、プリンタ部300に画像データを転送することに
より、カラープリント画像を得ることができる。また、
スキャナ部100から画像データを入力し、インタフェー
スコントローラ790を介して、ラスタイメージメモリ760
上に画像データを登録することができる。
【0027】尚、ラスタ画像記憶部700とスキャナサー
バ200のメインバスとの画像データ、及び命令の通信は
特定のフォーマットに基づいて行われ、バスコントロー
ラ740を介してラスタイメージコントローラ710とスキャ
ナサーバ200のメインコントローラ210とによって制御さ
れる。
【0028】●ファイル管理モード ラスタ画像記憶部700においては、画像データを所定の
ファイル管理モードによって管理することが可能であ
る。
【0029】本実施形態のプリンタ出力においては、こ
のファイル管理モードにより、画像データを複数個記憶
/管理する機能を実現することができる。即ち、スキャ
ナサーバ200において、ラスタ画像記憶部700に記憶され
た画像データは、メインコントローラ210からの命令に
よって、登録されている複数の画像データのそれぞれに
ついてレイアウトを設定し、インタフェースコントロー
ラ790を介してプリンタ部300に出力することによって、
カラープリント画像を得ることができる。
【0030】ここで複数の画像データは、それぞれ画像
ファイルとして、ラスタイメージメモリ760を複数に分
割して管理されており、ラスタイメージメモリ760のス
タートアドレスとその画像データ長、及び属性、及びレ
イアウト出力の位置情報等が位置/属性情報テーブル77
0に登録される。これらラスタイメージメモリ760及び位
置/属性テーブル770を、メモリ管理コントローラ720が
管理することになる。
【0031】そして、画像データは実際に出力される際
に、その登録された画像データの色に関する画像変換を
行う画像編集コントローラ730と、レイアウト出力する
際に拡大/縮小/変形編集を行うレイアウトコントロー
ラ750により指定された位置と大きさに編集され、イン
タフェースコントローラ790を介して、プリンタ部300に
出力される。このように、本実施形態においてオリジナ
ルの画像データは常時メモリ上にあるため、レイアウト
を変えて再度プリントを行うことも可能である。
【0032】一方、本実施形態のスキャナ入力において
も、上述したファイル管理モードにより、プリント出力
と同様にスキャナ入力画像データを複数個記憶/管理す
る機能を実現する。尚このとき、プリント出力用の画像
データとスキャナ入力の画像データとをメモリ上に混在
させて管理することも可能となっている。
【0033】スキャナ部100から入力された画像データ
は、プリント時と同様にラスタイメージメモリ760を複
数に分割して管理され、メモリ上のスタートアドレス
と、その画像データ長、及びその属性等が位置/属性情
報テーブル770に登録される。そして、これらラスタイ
メージメモリ760及び位置/属性テーブル770を、メモリ
管理コントローラ720が管理することになる。
【0034】そして、画像データは実際に入力される際
に、スキャナ部100から入力された画像データの色に関
する画像変換を行う画像編集コントローラ730と、入力
時の拡大/縮小/変形編集を行うレイアウトコントロー
ラ750により指定された入力サイズに編集され、ラスタ
イメージメモリ760上に登録される。
【0035】●画像圧縮方式選択 上述したファイル管理モードにより登録された画像デー
タをそのままネットワーク1上に転送すると、データ量
が大きいため、ネットワーク上の負荷増大、転送スピー
ドの低下等の不具合が発生してしまう。従って、転送す
る画像データを何らかの方式によって圧縮し、該圧縮画
像をネットワーク1上に転送することが一般的である。
【0036】ここで一般的な圧縮の方式としては、圧縮
率は高いものの、伸張後の画像が完全には元のデータに
戻らず、劣化してしまうJPEG等の非可逆圧縮方式
や、圧縮率は高くないが、伸張後に元の画像データに1
対1に完全に戻るランレングス方式、及び画像の出現パ
ターンをテーブル化することにより完全な伸張を実現す
る可逆圧縮方式、等が挙げられる。ここで、非可逆圧縮
方式においては、圧縮率を高くすることにより、ネット
ワーク上での転送負荷の軽減、転送スピードのアップが
はかられるが、伸張後の画像データの品質が著しく低下
してしまうという問題がある。一方、可逆圧縮方式にお
いては、伸張後の画像劣化は全くないが、画像データの
パターンや種類によっては、圧縮後のサイズが、圧縮前
のオリジナル画像サイズを越えてしまうことも発生し得
る。
【0037】そこで本実施形態のスキャナサーバ200に
おいては、ラスタ画像記憶部700内に、本スキャン処理
により登録されたオリジナルの画像に対して、伸張後の
画像劣化の無い可逆圧縮方式による圧縮を施す圧縮処理
部を少なくとも1つ以上有する圧縮コントローラ部780
を備えることを特徴とする。
【0038】図7は、圧縮コントローラ部780の詳細構
成を示す図である。同図によれば、圧縮コントローラ部
780は、可逆圧縮処理を行う複数の圧縮コントローラ780
1〜7803と、セレクタ7805を備える。セレクタ7805は、
各圧縮コントローラ7801〜7803に対する制御信号7806、
及び、ラスタ画像記憶部700のメインバスから転送され
てくる画像データと制御信号を、それぞれ切り替える。
尚、セレクタ7805は、ラスタイメージコントローラ710
から送られてくる圧縮コントローラセレクト信号7804に
基づいて、複数の圧縮コントローラ7801〜7803のいずれ
かを選択する。
【0039】図8は、複数の圧縮コントローラ7801〜78
03におけるデータの流れを示す図である。同図において
は、特に圧縮コントローラ7801の詳細構成を示すが、他
の圧縮コントローラ7802,7803についても同様の構成と
なる。同図に示されるように、圧縮コントローラ7801
は、可逆圧縮処理を行う圧縮処理部7852と、ラスタイメ
ージメモリ760より本スキャンされたオリジナル画像デ
ータ7601を入力する入力部7857と、圧縮処理後の圧縮デ
ータをラスタイメージメモリ1(7602)へ出力する出力部7
858と、出力部7858から出力される圧縮画像のサイズを
カウントするサイズカウンタ7853で構成されている。サ
イズカウンタ7853には、最大サイズ値をセットする最大
サイズ信号7854と、出力部7858からの画像出力ごとにカ
ウンタをアップさせるカウントアップ信号7855が、圧縮
処理部7852より入力される。そして、設定されている最
大サイズ値とカウンタアップ信号によってカウントされ
た値とを比較し、カウント値が最大サイズ値を超えた場
合、オーバーフローフラグ信号7856がオン(High)され
る。
【0040】●ネットワークパケット構成 クライアント400とスキャナサーバ200が接続されている
ネットワーク1上においては、種々の通信を行うため
に、図9及び図10に示すようなパケット構成によるデ
ータ通信を行なっている。即ち、パケットと呼ばれるデ
ータ列の集まりを1つのブロックとして、相互にパケッ
トのやり取りを行う。
【0041】パケットの構造としては、先頭に送信先の
ネットワークアドレス、次に送り元のネットワークアド
レスをセットし、該パケットのフレームサイズの情報の
後に、実際のパケットデータが続き、最後にデータ転送
の信頼性を上げるために、テーラと呼ばれるCRC等の
エラーチェックコードを付加する。このパケットデータ
部10002に関しては、任意のデータをセットすることが
可能であるが、本実施形態では、図9及び図10に示す
ように、パケットデータ部10002をヘッダ部10003とデー
タブロック部10100とに分けている。
【0042】パケットデータ部10002のヘッダ部10003
は、図9に示すように、まず先頭にヘッダ情報であるこ
とを示すヘッダコード10019が入り、次にこのパケット
データが有する機能を示すファンクションコード部1002
0、複数のパケットにより1つのデータを構成する場合
の連続番号を示す連続パケットID10030、そのトータ
ルのパケット数を示すトータルパケットID10031、そ
して、実際のデータが入るデータブロック部10100のデ
ータの長さを示すデータ長10032により構成される。ま
た、ファンクションコード部10020は、スキャナサーバ
のタイプを示すファンクションID10021と、サーバに
対してのジョブのタイプを示すジョブタイプID1002
2、実行されるジョブを識別するジョブID10023より構
成される。
【0043】また、パケットデータ部10002のデータブ
ロック部10100は、図10に示すように、ヘッダ部のフ
ァンクションコードにおいて一意的に定まっているジョ
ブタイプID10022に基づき、コマンドブロック10005、
ステータスブロック10006、画像データブロック10007、
画像情報ブロック10008とに分けられる。
【0044】●スキャナサーバ処理概要 以下、本実施形態のスキャナサーバシステムにおける処
理について説明する。図14は、本実施形態の原稿スキ
ャン処理の概要を示すフローチャートである。同図によ
れば即ち、まず、ユーザが複写機1000の操作部107上に
表示されている「スキャナ入力申し込みキー」を押下する
(S1401)。これにより、操作部107上に、図13に示すユ
ーザID入力画面が表示される。するとユーザは、予め
一意的に定められている自身の「ユーザID」を、テンキ
ー等を利用して入力する(S1402)。そして更に、原稿の
属性として、「両面原稿」チェックボタンを押すことによ
り、片面原稿か両面原稿かを指定する(S1403)。
【0045】そして、図13に示す「ID確認」のボタン
を押すと、スキャナコントローラ101は、スキャナサー
バ200のメインコントローラ210に対してスキャン申し込
みIDの発行を依頼する。これにより、メインコントロ
ーラ210は、プレスキャン管理テーブル262内を検索し、
使用されていないスキャン申し込みIDをスキャナコン
トローラ101に返送する。するとスキャナ部100では操作
部コントローラ106により、返送されてきたスキャン申
し込みIDが、図13に示す「申し込みID」として表示
される(S1404)。
【0046】そして、ユーザはスキャナ入力を行いたい
原稿束をフィーダ1200上の積載トレイ1201上にセットす
る(S1405)。このとき、ガイド板を原稿に合わせること
により原稿の斜行を防ぎ、原稿の幅方向の紙幅を検知す
ることができる。
【0047】その後、スキャナ部100において原稿束の
プレスキャンが行われる。ここで原稿のプレスキャンと
は、例えば本スキャンに比べて低解像度によるスキャン
を行なうことにより、より高速に画像データを得る処理
である。このプレスキャン処理の詳細については後述す
る。
【0048】ユーザは、全原稿のプレスキャンが終了す
ると、フィーダ1200上の原稿束を取り除く。ここで原稿
束を取り除くことにより、後述する本スキャンのための
原稿束再セットまでの間は、複写機1000は他のユーザに
よるローカルな複写処理を可能とする。
【0049】そして、クライアント400側において、本
スキャンのための前処理として、実際の入力範囲や解像
度の設定等、本スキャンに関する細かい設定が行われる
(S1408)。その後、クライアント400はスキャナサーバ20
0に対して、本スキャンの実行を要求する(S1409)。この
本スキャン前処理及び本スキャン要求処理の詳細につい
ては、後述する。
【0050】クライアント400は、スキャナサーバ200か
ら本スキャン要求に対するエラーが返ってこないことを
確認すると、ユーザに対して、本スキャンの予約が完了
したことを示すメッセージウィンドウを表示する。する
とユーザは、先にプレスキャンした原稿束をそのままの
順番で、複写機1000のフィーダ1200にプレスキャン時と
同様にセットする(S1410)。
【0051】そして更に、操作部107上で「スキャナ入力
実行」キーを押し、「ユーザID」と「スキャン申し込みI
D」を入力して「確認」キーを押すことにより、ユーザが
クライアント400でセットしたパラメータに基づいて、
スキャナ部100において実際の本スキャン動作が開始さ
れる(S1411)。
【0052】以上のようにして得られた本スキャン画像
データは、スキャナサーバ200を介してクライアント400
へ転送されて、ハードディスク451へ登録される(S141
2)。
【0053】●スキャナサーバ処理詳細 以下、上述した本実施形態におけるスキャナサーバ200
によるスキャン処理について、図15〜図20に示すフ
ローチャートを参照して更に詳細に説明する。 <プレスキャン処理>図15は、図14のステップS140
6に示したプレスキャン処理の詳細を示すフローチャー
トである。
【0054】ユーザは原稿のセットを確認後、操作部10
7上の図13に示す表示において、「プレスキャン実行」
ボタンを押す(S1501)。これによりスキャナコントロー
ラ101は、操作部コントローラ106からの入力を確認し、
ユーザIDとスキャン申し込みIDを、インタフェース
コントローラ104を介してスキャナサーバ200のメインコ
ントローラ210に転送する。
【0055】スキャナサーバ200のメインコントローラ2
10は、スキャナ100から送られてきたユーザIDとスキ
ャン申し込みIDを、プレスキャン管理テーブル262に
登録する(S1502)。ここで、プレスキャン管理テーブル2
62の構成を図12に示す。メインコントローラ210は、
プレスキャン管理テーブル262のプレスキャントータル
管理数262-1をカウントアップし、空いているプレスキ
ャン管理データ262-10を検索し、そのデータ内のユーザ
ID262-11とスキャン申し込みID262-12にそれぞれの
ID値をセットする。
【0056】尚このときメインコントローラ210は、前
述したファイル管理モードで動作するようにラスタイメ
ージコントローラ710をセットアップする。
【0057】ラスタイメージコントローラ710は、プレ
スキャンした画像データをラスタイメージメモリ760に
登録するために、メモリ管理コントローラ720に対し
て、登録する際の画像ファイルIDを任意にセットアッ
プする。この画像ファイルIDは、図12に示すプレス
キャン管理テーブル262内のプレスキャン管理データ262
-10において、プレスキャン画像ファイルID262-20と
して原稿枚数分が順番に登録される(S1503)。
【0058】次に、フィーダ1200の前処理として、複写
機1000のスキャナコントローラ110及びフィーダコント
ローラ105に対して、まずリサイクルレバー1209のセッ
ト命令を送る。フィーダコントローラ105は、積載トレ
イ1201上の原稿束の最上面にリサイクルレバー1209をセ
ットし、セット完了のコードをスキャナサーバ200のメ
インコントローラ210に返す(S1504)。
【0059】次にスキャナコントローラ101は、原稿束
の最下部の1枚をプラテンガラス1131の露光開始位置に
セットする命令を送る。フィーダコントローラ105は、
前述のプロセスに従い原稿をプラテンガラス1131上にセ
ットする(S1508)。この時、パスiに設けられた紙幅セン
サ1212により、給紙方向の紙幅を検知すると共に通過原
稿の枚数をカウントする(S1505〜S1507)。
【0060】プラテンガラス1131上に原稿がセットされ
た時点(S1508)で、メインコントローラ210は、複写機10
00のスキャナ部100に対して、インタフェースコントロ
ーラ790を介してスキャナ入力のトリガをかける(S150
9)。これにより、原稿をプレスキャン用のRGB画像デ
ータとして入手し、その際に、ラスタ画像記憶部700の
レイアウトコントローラ750が、予めプレスキャンの画
像属性として定められている低解像度の画像サイズ、そ
して、カラーバランス/画像データタイプ(RGB)の各
パラメータに基づいた変換をリアルタイムで行う。そし
て、ラスタイメージメモリ760に転送されたRGB画像
データは、位置属性テーブル770に先に決定されたプレ
スキャン画像ファイルID262-20に対応して登録され、
管理される(S1510)。
【0061】メインコントローラ210は、プレスキャン
画像としてラスタイメージメモリ760上に登録すると、
画像識別コントローラ731に対して、RGB画像として
入力されたプレスキャン画像の構成を調べ(S1511)、そ
の結果をその画像データに対応するプレスキャン管理デ
ータ262内のプレスキャン識別画像タイプ262-26にセッ
トする(S1512)。ここでプレスキャン画像構成とは、例
えば、画像がフルカラーもしくは1部に色が使用されて
いる場合はRGBタイプであるとし、画像が文字などに
より構成される2値の白黒の場合はビットマップである
とし、白黒の階調画像の場合はグレースケールである、
というように、画像識別コントローラ731が画像タイプ
を自動的に識別する。
【0062】そして、プレスキャン画像データの登録後
に、プラテンガラス1311上の原稿は、パスiii〜v〜viを
通過して(S1517)原稿最上部に戻される(S1518)。但し両
面原稿である場合(S1513)は、片面スキャン後にパスiii
を通過した後、切り替えフラッパ1210によりパスivに導
かれ、上下反転した状態で再びプラテンガラス1311上に
セットされ、もう一度上記の手順でプレスキャンされた
後、原稿束最上部に戻される(S1513〜S1518)。
【0063】以上の手順で1ページ分の原稿のプレスキ
ャンを実行し、そのプレスキャン画像の登録という上記
手順を最終原稿まで全て自動で行う。
【0064】フィーダコントローラ105は、全原稿のプ
レスキャンが終了したか否かを、リサイクルレバー1209
が積載トレイ1201上に落ちきったか否かで判断する(S15
19)。そして全原稿のプレスキャンが終了した時点で、
スキャナコントローラ101は原稿枚数の総計をスキャナ
サーバ200のメインコントローラ210に送信する。これに
よりメインコントローラ210は、プレスキャン管理テー
ブル262のトータル原稿枚数262-13を更新する(S1512)。
【0065】<本スキャン前処理(クライアント)>図1
6及び図17は、図14のステップS1408に示したクラ
イアント400における本スキャン前処理の詳細を示すフ
ローチャートである。
【0066】本実施形態における本スキャン前処理は、
大きく分けて、1.プレスキャン情報取得処理,2.本
スキャンパラメータ設定、の処理からなる。以下、これ
ら各処理について説明する。
【0067】1.プレスキャン情報取得処理 クライアント400においては、スキャン入力用のソフト
ウェア(以下スキャナドライバという)をハードディス
ク451よりメインメモリ460上にロードし、これをCPU
405により実行する(S1601)。ユーザは、スキャナドライ
バに対して対象となるスキャナサーバを選択し、ユーザ
IDと、先に複写機1000の操作部107上で入手したスキ
ャン申し込みIDをキーボード441より入力する(S160
2)。
【0068】ここでスキャナドライバは、ネットワーク
コントローラ420を介してスキャナサーバ200のネットワ
ークコントローラ220との通信を行なうことにより、ス
キャナサーバと接続する(S1603)。そして、予めクライ
アント400に登録してあるスキャナサーバ200のネットワ
ークアドレスに基づいて、ネットワークコントローラ42
0は、パケットベース10001の相手先アドレスをセット
し、ヘッダ部のファンクションID10021に機能を識別
するIDとして一意的に定まっているカラースキャナの
IDをセットすることによって、該コマンドパケットの
実行形態がカラースキャナに関するものであることを明
示する。また、ジョブID10023としては、まだジョブ
が確定していないので「0」をセットし、ジョブのタイプ
ID10022として、コマンドのデータブロックであるこ
とを示す一意的に定められたIDをセットする。一方、
このときのデータブロック部10100には、「プレスキャン
情報要求」コマンドとそのパラメータであるユーザID
及びスキャン申し込みIDをセットする。
【0069】クライアント400は、このパケットデータ
をネットワークコントローラ420を介してスキャナサー
バ200に転送する(S1604)ことにより、プレスキャン情報
を要求する。
【0070】するとスキャナサーバ200側では、メイン
コントローラ210が、そのパケットの内容をヘッダ部と
データブロック部とに分離し、データブロック部の内容
がコマンドであることを解析し、そのコマンドに応じた
処理を行う。
【0071】メインコントローラ210は、データブロッ
ク部のパラメータであるユーザIDとスキャン申し込み
IDに基づいてプレスキャン登録テーブル262を検索
し、対応するテーブルデータを参照する(S1605)。そし
て、見つかったテーブルの内容を基に、ユーザIDとス
キャン申し込みID、トータル原稿枚数/プレスキャン
画像のファイルID/それぞれのプレスキャン画像の用
紙サイズコード/プレスキャン画像サイズ(Width/Heig
ht)、プレスキャン識別画像タイプ、エラーコード、等
で構成されるステータス情報データを作成する。
【0072】このステータス情報データはパケットデー
タのデータブロック部10100にセットされ(S1606)、ヘッ
ダ部10003内のジョブタイプID10022を一意的に定めら
れているステータスブロックのIDとして、該パケット
データが先のクライアント400に返送される(S1607)。
【0073】尚、対象となるプレスキャン登録テーブル
が見つからなかった場合は、一意的に定められているエ
ラーコードをパケットにセットし、「プレスキャン情報
要求」コマンドを発行したクライアント400に返送される
(S1612〜S1614)。
【0074】クライアント400側においては、スキャナ
サーバ200より返送されてきたパケットデータの内容
を、前述したスキャナサーバ200と同様に分割/解析
し、プレスキャンされた複数原稿のプレスキャン原稿フ
ァイルIDやトータル原稿枚数等のステータス情報を入
手する(S1608)。
【0075】これにより、クライアント400は、複数の
プレスキャン画像データを順番にスキャナサーバ200か
ら転送させるため、「画像データ取得」コマンドを前述し
たコマンド発行手順に基づいてスキャナサーバ200に発
行する。その際のコマンドパラメータとして、前述した
プレスキャン画像ファイルID262-20をセットする。
【0076】このコマンドにより、スキャナサーバ200
は、プレスキャン画像ファイルIDに対応したプレスキ
ャン画像のファイルデータをクライアント400に転送す
るために、その画像データサイズ分に当たる画像データ
ブロックの全体パケット数を、パケットベース10001に
おけるヘッダ10020のトータルパケットID10031にセッ
トし、ラスタイメージメモリ760の画像を順次、画像デ
ータブロック10007として連続パケットID10030を付け
て、一連の画像データパケットとして転送を行う(S160
9)。この連続パケットの様子を図11に示す。
【0077】これらの画像データパケットは、前述した
パケット転送と同様に順次クライアント400側に送ら
れ、クライアント400側では、転送されてきた画像デー
タをハードディスク451に格納する(S1610)。この処理
を、プレスキャン管理テーブル262で管理される全ての
プレスキャン画像ファイルに対して順次行う(S1611)こ
とにより、クライアント400上で全ての原稿についての
プレビュー用画像データを入手することができる。
【0078】2.本スキャンパラメータ設定 クライアント400においては、前述したトータル原稿枚
数分のプレビュー画像表示を行うため、プレスキャン画
像を順番にハードディスク451から読み込み、ディスプ
レイコントローラ410を介してディスプレイメモリ411上
に展開し、ディスプレイ412にウィンドウ表示する(S170
1)。
【0079】ここで、プレビュー表示の例を図21に示
す。同図によれば、ウインドウ上にスキャナサーバのI
D(もしくは別名)801、ユーザID802、スキャン申し込
みID803、トータル原稿数804、トータル原稿分の個々
のプレビュー画像一覧807が表示される。これにより、
ユーザは原稿束の個々のプレスキャン画像を確認するこ
とが可能となる。尚、811は自動識別読み込み設定ボタ
ンであり、該ボタンにより、スキャナサーバ200側でプ
レスキャンを行った時のプレスキャン識別画像タイプ26
2-26に基づいて、本スキャンを行うか否かの設定をセッ
トすることも可能である。また、各々のプレスキャンの
画像表示部には、実際の画像イメージ807と、その画像
の識別画像タイプや、その他の画像情報810を表示して
いる。
【0080】次にユーザは、個々のプレスキャン画像に
対して、入力範囲や入力画像の解像度の変更が必要な場
合、もしくは、プレスキャン時に自動的に識別された画
像タイプとは異なる画像タイプでの入力を行いたい場合
等においては、その対象となる画像をプレビュー画像の
一覧807の中から、1つのプレスキャン画像を、例えばマ
ウス431により選択する(S1702)。
【0081】プレビューの画像が1つ選択されると、図
22に示すような、本スキャン前の各種設定を指定する
ウィンドウが表示される(S1703)。
【0082】図22に示す本スキャン前処理用のウイン
ドウは、プレスキャンされた全体画像853と、確認/キ
ャンセルボタン851/852と、本スキャンする際の解像度
を示すスライダ855、画像タイプを指定するボタン856か
ら構成されている。ユーザは、プレスキャンの全体画像
853の中で実際に必要となる部分をマウス431を移動させ
ることにより、範囲指定する(S1704)。この時、マウス4
31の移動に伴いスキャンする範囲を示す枠854が表示/
移動する。この時のエリア座標が、後述するスキャン入
力座標のSX,SY,Width,Heightの各位置情報となる。
【0083】本スキャン範囲を指定した後、更に本スキ
ャン時の解像度を設定する場合、スライダ855により解
像度を設定する(S1705)。また、事前に判断された画像
タイプ以外の画像タイプを選択する場合、画像タイプ指
定ボタン856により、RGB,グレイスケール,ビット
マップのいずれか希望する画像タイプを選択する(S170
6)。そして、確認ボタン851を押すことにより、全体画
像853として表示された原稿に関する前処理が確定され
る。この一連の前処理を全てのプレスキャン画像に対し
て行なう(S1707)。
【0084】上述した本スキャンパラメータ設定が全て
のプレスキャン画像について終了した時点で、図21に
示すスキャンボタン805を押す(S1708)ことにより、スキ
ャナサーバ200に対して本スキャンの実行を依頼する。
【0085】ここで、ユーザにより自動識別読み込みチ
ェックボックス811がオンされている場合、本スキャン
時にはユーザが画像タイプ指定ボタン856で設定した画
像タイプを無視する(S1711)が、オフの場合は、ユーザ
が設定した画像タイプをセットする(S1710)。
【0086】<本スキャン実行要求(スキャナサーバ)>
図18は、図14のステップS1411に示した本スキャン
実行要求処理の詳細を示すフローチャートである。
【0087】上述したように、本スキャン前処理におい
てクライアント400は、本スキャン実行を依頼するスキ
ャンボタン805が押された時点で、「本スキャン要求」コ
マンドとそのパラメータであるユーザIDとスキャン申
し込みID、そして、今回ユーザが各プレスキャン画像
に対して設定した入力領域座標(SX,SY,Width,Heigh
t)、入力解像度、ユーザ要求の画像データタイプがコマ
ンドブロック10005にセットされたパケットデータを、
ネットワークコントローラ420を介してスキャナサーバ2
00に転送する。
【0088】スキャナサーバ200は、ネットワークコン
トローラ220を介してクライアント400から「本スキャン
要求」コマンドのパケットデータを受けると(S1801)、そ
の内容を前述した通りに解析する。ここで、メインコン
トローラ210は、プレスキャン登録テーブル262の内容を
ユーザIDとスキャン申し込みIDより検索し(S180
2)、該当のテーブルデータがあることを確認すると、そ
の本スキャン入力のための各プレスキャン画像に対する
入力領域座標(SX,SY,Width,Height)262-29,30,3
1,32と入力解像度262-27、本スキャン要求の画像デー
タタイプ262-33をコマンドデータに従ってセットする(S
1803)。
【0089】そしてスキャナサーバ200は、スキャナコ
ントローラ101から本スキャン要求が来るまで、ウェイ
トステータスに入る(S1804)。
【0090】ここで、対象となるプレスキャン管理テー
ブルが見つからなかった場合(S1803)、もしくは、他の
ユーザにより、スキャナサーバ200が使用中である場合
には、一意的に定められているエラーコードをパケット
にセットし、「本スキャン要求」コマンドを発行したクラ
イアント400に返送される(S1805〜S1807)。
【0091】<本スキャン処理(S1411)>図19は、図
14のステップS1411に示す本スキャン処理の詳細を示
すフローチャートである。
【0092】スキャナコントローラ101は、操作部107に
おいて「確認」キーが押されたことを確認すると(S190
1)、スキャナサーバ200のメインコントローラ210に対し
て、プレスキャン登録テーブル262にユーザが入力した
ユーザIDとスキャン申し込みIDに対応するテーブル
データがあるか否かの確認を依頼する。メインコントロ
ーラ210は、一致するテーブルデータがあれば、本スキ
ャンした画像データをラスタイメージメモリ760に登録
するために、メモリ管理コントローラ720に対して登録
する際の本スキャン画像ファイルIDを任意にセットア
ップし、プレスキャン登録テーブル262の本スキャン画
像ファイルID262-28も同様にセットする。
【0093】そしてスキャナサーバのメインコントロー
ラ210は、複写機1000のスキャナコントローラ101、フィ
ーダコントローラ105に対して、まずリサイクルレバー1
209のセット命令を送る(S1902)。これにより、前述した
プレスキャン処理と同様に、フィーダ1200が原稿をプラ
テンガラス1311上にセットし、スキャナ入力のトリガを
かける。
【0094】その際に、レイアウトコントローラ750
は、プレスキャン管理テーブル262のユーザID262-11
とスキャン申し込みID262-12に対応したプレスキャン
管理データ262-10から、先にクライアント400によって
セットされた原稿順に対応した入力領域座標(SX,SY,W
idth,Height)262-29,30,31,32、入力解像度262-2
7、本スキャン要求の画像データタイプ262-33のパラメ
ータをセットする。
【0095】このとき、クライアント400側で画像識別
読み込みのオプションがセットされている場合、この本
スキャン要求の画像データタイプ262-33にはデフォルト
でプレスキャン識別画像タイプ262-26値がセットされて
おり、ユーザが独自の画像タイプを設定した場合でも、
この本スキャン要求の画像データタイプ262-33に値が上
書きされる。メインコントローラ210は、この画像タイ
プに基づいてラスタイメージメモリ760上に画像ファイ
ルの領域を確保する。
【0096】そしてスキャナ部100において実際の本ス
キャン処理が行われ、さらに、入力解像度、入力領域、
画像タイプパラメータに基づいた変換をリアルタイムで
行なった後、該本スキャン画像はスキャナサーバ200に
転送される(S1903)。スキャナサーバ200において、スキ
ャナコントローラ101から送られてきた本スキャン画像
は、ラスタイメージメモリ760に転送/登録され、先に
設定された本スキャン画像ファイルID262-28に対応し
て位置属性テーブル770にも登録され、管理される(S190
4)。
【0097】そしてスキャナサーバ200は、ラスタイメ
ージメモリ760に登録された本スキャン画像データをク
ライアント400に転送するわけであるが、ここでネット
ワーク1上における転送効率を向上させるために、適当
な圧縮処理を施す必要がある。従って本実施形態におい
ては、圧縮コントローラ部780で提供されている複数の
圧縮方法のうち、本スキャン要求画像タイプに応じて最
適な圧縮処理を行なうことを特徴とする(S1905)。この
本スキャン画像の圧縮処理の詳細については後述する。
尚、本スキャン画像の圧縮が不可能、あるいは不適切な
圧縮しかできない場合、本実施形態では圧縮を施さない
オリジナル画像として本スキャン画像をクライアント40
0へ転送する。
【0098】本スキャン画像が圧縮画像、又はオリジナ
ル画像としてラスタイメージメモリ760に登録された時
点で、スキャナサーバ200のメインコントローラ210は、
「本スキャン要求」コマンドを発行してきたクライアント
400に対して、パケットベース10001のステータスブロッ
ク10006に、圧縮画像の場合は本スキャン圧縮識別ID2
62-34とそのデータサイズ262-35、オリジナル画像の場
合は本スキャン画像ファイルID262-28とその画像サイ
ズ(Width,Height)のパラメータをセットし、該パケッ
トデータを返送することにより、1枚目の原稿が本スキ
ャンされたことをクライアント400に通達する(S1906)。
【0099】クライアント400は、「画像データ取得」コ
マンドを、前述したコマンド発行手順に基づいてスキャ
ナサーバ200に発行する(S1907)。その際のコマンドパラ
メータとして、前述したステータス情報にある本スキャ
ン画像ファイルID262-28をセットする。
【0100】このコマンドにより、スキャナサーバ200
は、本スキャン画像ファイルID262-28に対応した本ス
キャン画像ファイルデータを、クライアント400に転送
するため、前述したプレスキャン画像転送のように、ラ
スタイメージメモリ760内の本スキャン画像を順次、画
像データブロック10007として連続パケットID10030を
付けて、一連の画像データパケットとして転送を行う(S
1908)。これにより、最適な圧縮処理が施されているス
キャン画像ファイルデータを、短時間に効率良くネット
ワーク1上に転送させることが可能となる。
【0101】クライアント400側においては、転送され
てきた画像データパケットを、前述したパケット転送時
と同様に順次ハードディスク451に格納する(S1909)。そ
の際、スキャナドライバは、本スキャン圧縮識別IDに
基づく画像ファイルフォーマットへの変換も同時に行う
(S1910)。
【0102】以上の手順を、プレスキャン管理テーブル
262におけるトータル原稿枚数分だけ繰り返し、フィー
ダ1200上の原稿束に対して本スキャンを自動的に実行す
る(S1911)。尚、ハードディスク451内に登録された本ス
キャン画像データは、クライアント400上でユーザが自
由に加工を施すことが可能である。
【0103】<本スキャン画像の圧縮処理>図20は、
図19のステップS1905に示す本スキャン画像の圧縮処
理の詳細を示すフローチャートである。
【0104】まず、本スキャン画像ファイルID262-28
によって指定される、ラスタイメージメモリ760に登録
された本スキャン画像ファイルについて、その画像サイ
ズ情報から該ファイルの総容量を算出する(S2001)。そ
して、メモリファイルコントローラ720に対して登録す
る際の圧縮画像ファイルIDを任意にセットアップ(S20
02)した後、メモリコントローラ720に対してラスタイメ
ージメモリ760におけるオリジナル画像の読み出しアド
レス及び圧縮画像の書き込みアドレスをセットする(S20
03,S2004)。そしてプレスキャン管理テーブル262か
ら、先に設定された本スキャン要求画像タイプ262-33を
取得する。
【0105】するとラスタイメージコントローラ710
は、本スキャン要求画像タイプに応じて(S2005)、圧縮
コントローラ部780の複数の圧縮コントローラのうち、
最適な圧縮方式を提供している1つを選択し、圧縮コン
トローラセレクト信号7804を発行する(S2006)。ここ
で、圧縮コントローラ7801が選択されたとすると、まず
サイズカウンタ7853を初期化して、先に算出したオリジ
ナル画像のデータサイズをセットする(S2007,S2008)。
そしてラスタイメージコントローラ710の制御に基づい
て、圧縮処理部7852はラスタイメージメモリ760からオ
リジナル画像データを所定単位で読み出し(S2009)、所
定の可逆圧縮処理を施す(S2010)。
【0106】このとき、サイズカウンタ7853においては
圧縮結果であるデータサイズをカウントし(S2011)、該
圧縮画像サイズが最大サイズ信号7854で設定された最大
サイズ値を越えた場合にはオーバフローフラグ信号7856
をオンにする。尚、サイズカウンタ7853における最大サ
イズ値は任意に設定することが可能であるが、例えばオ
リジナル画像の総容量をセットしておくことにより、圧
縮結果がオリジナル画像サイズを越えてしまうことを検
知することができる。
【0107】オーバフローフラグ信号7856がオンでなけ
れば、圧縮された画像データをラスタイメージメモリ76
0の圧縮画像ファイルに書き込み(S2016)、オリジナル画
像の全データについて、上記処理を繰り返す(S2017)。
全てのオリジナル画像の圧縮が終了すれば、本スキャン
画像ファイルID262-28をメモリ管理コントローラ720
に対する圧縮画像ファイルIDにセットし(S2018)、次
いでプレスキャン管理テーブル262の本スキャン圧縮識
別ID262-34に対し、選択した圧縮コントローラにおい
て使用した圧縮方式を一意的に識別するためのIDをセ
ットする(S2019)。
【0108】一方、オーバフローフラグ信号7856がオン
であれば、ラスタイメージコントローラ710は他の圧縮
コントローラを選択し直し、該選択された圧縮コントロ
ーラにおいてオリジナル画像データの圧縮演算処理を再
度行なう。全ての圧縮コントローラについて圧縮演算処
理を行なったにも関わらず、オーバフローフラグ信号78
56がオンであれば、該オリジナル画像データは圧縮不可
能であるとして、ラスタイメージメモリ760上の圧縮画
像ファイルを削除する。そして、本スキャン画像ファイ
ルID262-28をメモリ管理コントローラ720に対するオ
リジナル画像ファイルIDにセットする(S2015)。
【0109】以上説明したように本実施形態によれば、
プレスキャン時に、対象画像データの画像タイプを自動
的に識別し、該画像タイプに応じて、複数の圧縮方式の
中から最適な圧縮方式を選択して圧縮処理を行なうこと
によって、高品位の画像データをネットワーク上で効率
よく転送することが可能となる。
【0110】また、本スキャンに関するパラメータをク
ライアント側で任意に設定することが可能であるため、
クライアントにとって適切なデータ形式によるデータ転
送が可能となる。
【0111】尚、本実施形態においては、本スキャン時
における圧縮方式設定を自動的に行なう例について説明
したが、本発明はこの例に限定されるものではなく、適
宜ユーザによる手動設定を可能としても良い。即ち、ク
ライアントからスキャナサーバを介して、ネットワーク
に接続されたスキャナを任意に使用する際に、原稿に応
じた圧縮処理を選択することができれば良い。
【0112】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0113】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0114】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0115】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0116】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0117】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ネ
ットワーク上のスキャナによって得られた原稿画像デー
タに対して、原稿タイプに応じて最適な圧縮を施してク
ライアントに転送する画像処理装置及びシステムを提供
することができる。
【0119】また、クライアント毎に最適なデータ形式
によるデータ転送を可能とする画像処理装置及びシステ
ムを提供することができる。
【0120】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態におけるネットワーク
システム構成を示す図である。
【図2】本実施形態におけるデジタルカラー複写機の構
成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態におけるクライアントコンピュータ
の構成を示すブロック図である。
【図4】本実施形態におけるスキャナサーバの構成を示
すブロック図である。
【図5】本実施形態におけるフィーダの即側断面図であ
る。
【図6】本実施形態におけるラスタ画像記憶部の構成を
示すブロック図である。
【図7】ラスタ画像記憶部における圧縮コントローラ部
の構成を示すブロック図である。
【図8】圧縮コントローラ部におけるデータの流れを示
す図である。
【図9】本実施形態におけるネットワークパケットの全
体/ヘッダ部の構成例を示す図である。
【図10】本実施形態におけるネットワークパケットの
データブロック部の構成例を示す図である。
【図11】本実施形態における連続ネットワークパケッ
ト構成例を示す図である。
【図12】本実施形態におけるプレスキャン管理テーブ
ルの構成例を示す図である。
【図13】本実施形態におけるスキャン申し込み画面の
表示例を示す図である。
【図14】本実施形態における原稿スキャン処理の概要
を示すフローチャートである。
【図15】プレスキャン処理を示すフローチャートであ
る。
【図16】本スキャン前処理を示すフローチャートであ
る。
【図17】本スキャン前処理を示すフローチャートであ
る。
【図18】本スキャン実行要求処理を示すフローチャー
トである。
【図19】本スキャン処理を示すフローチャートであ
る。
【図20】本スキャン画像の圧縮処理を示すフローチャ
ートである。
【図21】本実施形態におけるプレスキャン画像一覧の
表示例を示す図である。
【図22】本実施形態におけるプレスキャン画像の表示
例を示す図である。
【符号の説明】
1 ネットワーク 1000 デジタルカラー複写機 100 スキャナ部 200 スキャナサーバ 300 プリンタ部 400 クライアントコンピュータ

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続されたスキャナをサ
    ーバを介してクライアントデバイスに提供する画像処理
    システムであって、 原稿画像のプレスキャンを行なうプレスキャン手段と、 該プレスキャン画像に基づいて原稿画像タイプを識別す
    る識別手段と、 該プレスキャン画像に基づいて本スキャンパラメータを
    設定する設定手段と、 該本スキャンパラータに基づいて前記原稿画像の本スキ
    ャンを行なう本スキャン手段と、 該本スキャン画像を前記原稿画像タイプに応じて圧縮す
    る圧縮手段と、を有し、 前記プレスキャン手段及び本スキャン手段は前記スキャ
    ナに、 前記設定手段は前記クライアントデバイスに、 前記識別手段及び圧縮手段は前記サーバに、それぞれ備
    えられ、 前記サーバは前記クライアントデバイスに前記圧縮画像
    を転送することを特徴とする画像処理システム。
  2. 【請求項2】 前記プレスキャン手段は、前記本スキャ
    ン手段よりも低解像度によるスキャンを行なうことを特
    徴とする請求項1記載の画像処理システム。
  3. 【請求項3】 前記圧縮手段は、少なくとも2つの圧縮
    方法による圧縮が可能であり、前記原稿画像タイプに最
    適な圧縮方法による圧縮を行なうことを特徴とする請求
    項1記載の画像処理システム。
  4. 【請求項4】 前記圧縮手段は、可逆圧縮処理が可能で
    あることを特徴とする請求項3記載の画像処理システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記本スキャンパラメータは、前記原稿
    画像のスキャン領域を含むことを特徴とする請求項1記
    載の画像処理システム。
  6. 【請求項6】 前記本スキャンパラメータは、前記原稿
    画像タイプを含むことを特徴とする請求項1記載の画像
    処理システム。
  7. 【請求項7】 前記本スキャンパラメータは、入力解像
    度を含むことを特徴とする請求項1記載の画像処理シス
    テム。
  8. 【請求項8】 前記原稿画像タイプは、RGB,グレー
    スケール,2値ビットマップを含むことを特徴とする請
    求項1記載の画像処理システム。
  9. 【請求項9】 前記原稿画像タイプは、カラー原稿及び
    白黒原稿を含むことを特徴とする請求項1記載の画像処
    理システム。
  10. 【請求項10】 前記サーバは更に、前記識別手段によ
    る識別結果を含むプレスキャン画像情報を保持する保持
    手段を有することを特徴とする請求項1記載の画像処理
    システム。
  11. 【請求項11】 前記保持手段は、前記プレスキャン画
    像情報を原稿1枚毎に保持することを特徴とする請求項
    10記載の画像処理システム。
  12. 【請求項12】 前記本スキャン手段は、前記プレスキ
    ャン画像情報に応じて本スキャンを行なうことを特徴と
    する請求項10記載の画像処理システム。
  13. 【請求項13】 前記スキャナは更に、複数枚の原稿を
    連続して給配する連続給紙手段を有することを特徴とす
    る請求項1記載の画像処理システム。
  14. 【請求項14】 前記サーバは、前記圧縮手段による圧
    縮後の画像データサイズが所定値以上であれば、圧縮前
    の本スキャン画像を前記クライアントデバイスに転送す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像処理システム。
  15. 【請求項15】 前記サーバは、前記圧縮手段による圧
    縮後の画像データサイズが圧縮前よりも大きければ、圧
    縮前の本スキャン画像を前記クライアントデバイスに転
    送することを特徴とする請求項1記載の画像処理システ
    ム。
  16. 【請求項16】 ネットワークに接続されたスキャナを
    クライアントデバイスに提供する画像処理装置であっ
    て、 前記スキャナにおいて原稿画像をプレスキャンしたプレ
    スキャン画像に基づいて原稿画像タイプを識別する識別
    手段と、 該プレスキャン画像を前記クライアントデバイスに転送
    するプレスキャン転送手段と、 前記クライアントデバイスにおいて該プレスキャン画像
    に基づいて設定された本スキャンパラメータを前記スキ
    ャナに転送するパラメータ転送手段と、 前記スキャナにおいて前記本スキャンパラータに基づい
    て前記原稿画像を本スキャンした本スキャン画像を前記
    原稿画像タイプに応じて圧縮する圧縮手段と、該圧縮画
    像を前記クライアントデバイスに転送する圧縮画像転送
    手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。
  17. 【請求項17】 ネットワークに接続されたスキャナを
    クライアントデバイスに提供する画像処理装置における
    画像処理方法であって、 前記スキャナにおいて原稿画像をプレスキャンしたプレ
    スキャン画像に基づいて原稿画像タイプを識別する識別
    工程と、 該プレスキャン画像を前記クライアントデバイスに転送
    するプレスキャン転送工程と、 前記クライアントデバイスにおいて該プレスキャン画像
    に基づいて設定された本スキャンパラメータを前記スキ
    ャナに転送するパラメータ転送工程と、 前記スキャナにおいて前記本スキャンパラータに基づい
    て前記原稿画像を本スキャンした本スキャン画像を前記
    原稿画像タイプに応じて圧縮する圧縮工程と、 該圧縮画像を前記クライアントデバイスに転送する圧縮
    画像転送工程と、を有することを特徴とする画像処理方
    法。
  18. 【請求項18】 ネットワークに接続されたスキャナを
    サーバを介してクライアントデバイスに提供する画像処
    理システムにおける画像処理方法であって、 前記スキャナにおいて原稿画像のプレスキャンを行なう
    プレスキャン工程と、 前記サーバにおいて前記プレスキャン画像に基づいて原
    稿画像タイプを識別する識別工程と、 前記サーバにおいて前記プレスキャン画像を前記クライ
    アントデバイスに転送するプレスキャン転送工程と、 前記クライアントデバイスにおいて前記プレスキャン画
    像に基づいて本スキャンパラメータを設定する設定工程
    と、 前記サーバにおいて前記本スキャンパラメータを前記ス
    キャナに転送するパラメータ転送工程と、 前記スキャナにおいて前記本スキャンパラータに基づい
    て前記原稿画像の本スキャンを行なう本スキャン工程
    と、 前記サーバにおいて前記本スキャン画像を前記原稿画像
    タイプに応じて圧縮する圧縮工程と、 前記サーバにおいて前記圧縮画像を前記クライアントデ
    バイスに転送する圧縮画像転送工程と、 を有することを特徴とする画像処理方法。
  19. 【請求項19】 ネットワークに接続されたスキャナを
    クライアントデバイスに提供する画像処理のプログラム
    コードが記録された記録媒体であって、 前記プログラムコードは、 前記スキャナにおいて原稿画像をプレスキャンしたプレ
    スキャン画像に基づいて原稿画像タイプを識別する識別
    工程のコードと、 該プレスキャン画像を前記クライアントデバイスに転送
    するプレスキャン転送工程のコードと、 前記クライアントデバイスにおいて該プレスキャン画像
    に基づいて設定された本スキャンパラメータを前記スキ
    ャナに転送するパラメータ転送工程のコードと、 前記スキャナにおいて前記本スキャンパラータに基づい
    て前記原稿画像を本スキャンした本スキャン画像を前記
    原稿画像タイプに応じて圧縮する圧縮工程のコードと、 該圧縮画像を前記クライアントデバイスに転送する圧縮
    画像転送工程のコードと、を有することを特徴とする記
    録媒体。
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