JPH09101933A - スキャナサーバ装置 - Google Patents

スキャナサーバ装置

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JPH09101933A
JPH09101933A JP7257657A JP25765795A JPH09101933A JP H09101933 A JPH09101933 A JP H09101933A JP 7257657 A JP7257657 A JP 7257657A JP 25765795 A JP25765795 A JP 25765795A JP H09101933 A JPH09101933 A JP H09101933A
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image
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prescan
image data
controller
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JP7257657A
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English (en)
Inventor
Naoto Arakawa
直人 荒川
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキャナサーバーの画像格納機能を効率良く
利用すること。 【解決手段】 原稿画像を光電的に読取るスキャナから
出力された画像データを格納し、格納した画像データを
ネットワークを介して処理装置へ転送するとともに格納
されている画像データの属性に応じて画像データの削除
を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は原稿画像を光電的に
読取るスキャナからの画像データを格納し、格納した画
像データをネットワークを介して処理装置に転送するス
キャナサーバ装置及びスキャナサーバシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、複数のコンピュータをネットワー
ク上につなぎ、データの共有化、プリンタ資源の共有化
が進められている。その中の機能として、複数のユーザ
ーが1台のプリンタを共有化するプリントサーバーや、
複数のユーザーが1台のスキャナを共有化するスキャナ
サーバーという機能が重視されてきた。
【0003】前述の如く、スキャナサーバーとはネット
ワーク上の複数のコンピュータによって1台のスキャナ
を共有化するものであり、これにより複数のコンピュー
タの夫々に専用スキャナを設ける必要がなく、システム
構成を簡素化できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ネットワー
クから転送された画像データを取込んで格納し、任意の
時間帯にプリント出力するプリントサーバーとは異な
り、スキャナサーバーは、スキャナに読取るべき原稿が
セットされたときに原稿画像を読取ってその画像データ
を格納するというリアルタイム性が要求される。
【0005】従って、あるコンピュータの指令に従って
スキャナにセットされた原稿画像の読取り格納の実行中
には、他のコンピュータからの要求には対応できず、ま
た、スキャナサーバーの画像格納機能を用いて、画像の
編集等の処理時間を要する処理を実行中には、一連の処
理が終了するまでは他のコンピュータの要求は待機状態
となってしまう。
【0006】例えば、原稿画像をプリスキャンした画像
データをスキャナサーバに格納し、格納した画像データ
をネットワーク上のコンピュータに転送して表示し、そ
の表示画像に対して種々の処理条件を設定した後、再度
原稿画像をスキャンし(本スキャン)、それによって得
られた画像データに対して画像処理を行なう一連の処理
が考えられる。
【0007】この様な処理において、プリスキャン画像
データが格納されたままであると、例え、そのプリスキ
ャン画像データが不用なものであっても、他のプリスキ
ャン処理の実行ができないという不都合がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点に鑑み
てなされたもので、スキャナサーバ装置を効率良く利用
可能とすることを目的とし、詳しくは、原稿画像を光電
的に読取るスキャナから出力された画像データを格納す
る格納手段と、前記格納手段に格納した画像データをネ
ットワークを介して処理装置へ転送する転送手段と、前
記格納手段に格納されている画像データの属性に応じて
画像データの削除を制御する制御手段とを有するスキャ
ナサーバ装置を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明によ
る実施例を詳細に説明する。
【0010】図1は本発明による一実施例のスキャナサ
ーバーシステムのシステム構成図である。
【0011】本実施例システムは図1に示すように、上
部にデジタルカラー画像読取部(以下、カラースキャナ
と称する)100、及び、原稿をカラースキャナ100
の読み取り位置にセットする循環式反射原稿給送装置
(以下、フィーダと称す)1200と、デジタルカラー
画像を印刷出力するデジタルカラー画像プリント部(以
下、カラープリンタと称する)300からなるデジタル
カラー複写機1000と、ネットワーク1上に接続され
ているスキャナサーバー200と、複数のクライアント
ユーザーのコンピュータ400により構成される。
【0012】図2にスキャナ/プリンタ機能を有する、
このカラーデジタル複写機1000の構成とフィーダの
構成を示す。
【0013】カラースキャナ100では、スキャナコン
トローラ101が制御の中心となり、以下の制御を行っ
ている。
【0014】原稿台上の原稿をR・G・Bの各色ごと
に、露光系コントローラ103内の密着型CCDライン
センサにより色分解し、点順次のアナログ画像信号に変
換する。このアナログ画像信号は同じく露光系コントロ
ーラ103内のA/D変換部で各色8bitのデジタル
画像信号に変換され、輝度であるRGB各色がそれぞれ
線順次信号として出力される。この画像信号(デジタ
ル)は、画像処理部102で、R,G,Bの輝度レベル
から、濃度であるC,M,Y,Bkの4色のトナー量に
対応したレベルに変換される。そして、同時に画像処理
部102で色補正演算され、合成、変倍、移動等の各種
画像処理がおこなわれる。
【0015】また、ユーザーに対して、メッセージを表
示するための操作パネルと、操作の指示を行うためのタ
ッチセンサの機能の両方を含む操作パネル・タッチセン
サ107とその制御を行う操作パネルコントローラ10
6がある。
【0016】カラースキャナ100の原稿台上部にセッ
トされるのがフィーダ1200で、カラースキャナ10
0内のフィーダコントローラ105により制御される。
【0017】原稿束をセットする積載トレイ201に
は、原稿給送時に原稿が斜行することがないように原稿
の幅方向を規制するガイド版が設けられ原稿給紙方向に
垂直にスライド移動する。それに連動してスライドボリ
ュームも動作し、原稿の幅方向のサイズ(長さ)も検知
可能となっている。
【0018】図5にフィーダ1200の構成を示す。ま
ず、片面原稿では、半月ローラ203及び分離ローラ2
04により積載トレイ201上に載置された原稿束の最
下部から原稿が一枚づつ分離され、分離された原稿はパ
スIを通過する間にパスIに設けられた密着型紙幅セン
サ212により給紙方向の紙幅を検知し、搬送ローラ2
05及び全面ベルト206によりパスIIを通り、プラ
テンガラス214の露光位置まで搬送/停止される。
【0019】密着型CCDラインセンサによる色分解ス
キャン後はプラテンガラス214上の原稿は搬送大ロー
ラ207と排紙ローラ208(小さいサイズの原稿の場
合は全面ベルト206と排紙ローラ211)により、再
び積載トレイ201の原稿束の最上部に戻される。
【0020】この時、原稿給送開始時に原稿束上部にリ
サイクルレバー209を載せ、原稿が順次給送されて最
終原稿の後端がリサイクルレバー209を抜けるととき
に、自重で積載トレイ201上に落下することにより原
稿の1循を検知している。
【0021】次に両面原稿の場合は前述のように第1面
のスキャン終了後、原稿を一旦パスIIIに通し、回転
動作可能な切り替えフラッパ213を切り替えることに
より、原稿の先端をパスIVに導き、搬送ローラ205
によりパスIIを通して全面ベルト206でプラテンガ
ラス214上に原稿をセットする。すなわち、搬送大ロ
ーラ207の回転によりパスIII〜IV〜IIのルー
トで原稿の反転が実行される。この後、第2面のスキャ
ンが実行され、そして、前述と同様に排出される。
【0022】また、原稿束を1枚づつパスI〜II〜I
II〜V〜VIを通して、リサイクルレバー209によ
り一循検知されるまで搬送することで紙幅センサ212
により原稿枚数をカウントすることも可能である。
【0023】図2に戻り、カラープリンタ300では、
カラースキャナ100より送られてきたC,M,Y,B
kの各デジタル画像信号がプリンタコントローラ301
にて半導体レーザ部の点灯信号に変換され、レーザドラ
イブ部310でレーザが制御され、そのレーザの点灯信
号はデジタル画像信号のレベルに対応したパルス幅とし
て出力される。レーザの点灯レベルは、256レベル
(8bitに対応)となっている。このデジタル画像信
号に応じたレーザはポリゴンスキャナドライブ部311
でスキャンされ、カラー画像を各C,M,Y,Kのカラ
ー別に表面電位制御部312で制御される帯電部313
にて帯電されている感光ドラム315に順次デジタル的
なドット形式で露光する。それを現像部314にて各色
トナーを用いて現像した後、用紙カセット323より給
紙制御部318の制御で給紙され、転写ドラム319に
装着されている用紙に複数転写316する。そして、そ
の後、分離部320で分離された用紙は搬送部321よ
り搬送され最後に定着部322で定着され、トレイ32
4に排出される。この様に電子写真方式のレーザービー
ムプリンタとなっている。
【0024】このカラースキャナ100、フィーダ12
00とカラープリンタ300は、カラースキャナ100
のコントロールにより、フィーダ部1200とカラープ
リンタ300を制御して、デジタルカラー複写機100
0としても機能することが可能となっている。
【0025】デジタルカラー複写機1000として機能
する際は、カラースキャナ100のプラテンガラス21
0に、原稿画像をセットし、操作パネル107上に表示
される複写開始キーを押して、前述のプロセスに従って
カラースキャナ100からの画像の読み込み、画像処
理、カラープリンタ300での露光、現像、転写、定着
のプロセスを経て画像が形成され、カラーコピーと出力
される。
【0026】図3は、ネットワーク上のクライアントコ
ンピュータ400の構造を示す。
【0027】クライアントコンピュータ400は、スキ
ャナサーバー200とのネットワーク上のプロトコルを
制御するためのネットワークコントローラ420と、ク
ライアントコンピュータの中央制御のためのCPU40
5とそのCPU405の制御プログラムを格納したメモ
リROM406、画像データの1時登録、各種データ記
憶のためのハードディスク451とそれを制御するハー
ドディスクコントローラ450、メインメモリ460と
作業者からの指示入力手段としてのマウス431、キー
ボード441とそれらを制御するキーボード/マウスコ
ントローラ430、レイアウト・編集・メニュー表示の
ためのカラーディスプレイ412、ディスプレイメモリ
411、ディスプレイコントローラ410、及び、ディ
スプレイメモリ411上での画像レイアウト・編集を行
う画像編集コントローラ413から構成される。
【0028】図4は、ネットワークとデジタルカラー複
写機100とを接続するスキャナサーバー200を示
す。
【0029】この装置は、 (1)スキャナサーバー200全体をメモリROM26
1に格納されたプログラムにより制御するメインコント
ローラ210。
【0030】(2)ネットワーク上のプロトコル処理を
制御するネットワークコントローラ220と、そのプロ
トコルにより抽出したバケットの内容の解析、画像デー
タの分離など、サーバーとしての制御を行うネットワー
クサーバーコントローラ221。
【0031】(3)分離された画像データ/コマンドデ
ータに基づいて、カラー多値ラスタ画像データ及び、そ
の位置・属性情報を記憶/管理し、レイアウト等を行
う、ラスタ画像記憶部700。 とに大きく分けられる。
【0032】また、インターフェイスとしては、デジタ
ルカラー複写機1000との双方向通信により画像デー
タ、命令をやりとりするカラーデジタルインターフェイ
スコントローラ790、サーバー管理者からの指示入力
手段としてのマウス244、キーボード245と、レイ
アウト・編集・メニュー表示のためのカラーディスプレ
イ242、ディスプレイメモリ241、及び、ディスプ
レイコントローラ240から構成される。
【0033】尚、画像データ等の保存用にハードディス
ク231及びハードディスクコントローラ230も備え
られている。
【0034】図6は、スキャナサーバー200内のラス
タ画像記憶部700の構成図である。
【0035】このラスタ画像記憶部700は、ラスタ画
像データの全体を制御するイメージメインコントローラ
710を中心に、カラーラスタ画像データをラスタイメ
ージメモリ760へ効率よく配置、及び、管理を行うメ
モリ管理コントローラ720と、その管理テーブル77
0を有する。
【0036】既に登録された画像データ、もしくは、カ
ラースキャナ100からメモリ上に画像登録される画像
データに対して、色に関する画像変換、及び拡大/縮小
/変形編集をおこなう画像編集コントローラ730、カ
ラープリンタ300へ出力する際にレイアウト編集、を
リアルタイムで行うレイアウトコントローラ750が中
心として構成されている。
【0037】メモリ上の画像データを出力する際には、
カラーデジタルインターフェイスコントローラ790を
介して、カラープリンタ300に画像データを転送し、
カラープリント画像を得ることができる。また、カラー
スキャナ100から画像データを入力し、カラーデジタ
ルインターフェイスコントローラ790を介して、メモ
リ上に画像データを登録することができる。
【0038】ラスタ画像記憶部700とスキャナサーバ
ー200のメインバスとの画像データ、及び、命令は、
特定のフォーマットに基づいたものになっており、バス
コントローラ740を介してイメージメインコントロー
ラ710とスキャナサーバー200のメインコントロー
ラ210とがやり取りを行う構成をとる。
【0039】このラスタ画像記憶部700は、画像デー
タをファイル管理モードとページモードの2つのモード
で管理することが可能となっている。
【0040】プリンタ出力において、1つ目のファイル
管理モードは、画像データを複数個記憶/管理する機能
で、記憶された画像データは、スキャナサーバー200
のメインコントローラ210からの命令によって、登録
されている複数の画像データに対してそれぞれレイアウ
トをおこない、カラーデジタルインターフェイスコント
ローラ790を介して、カラープリンタ300に出力
し、カラープリント画像を得ることができる。
【0041】その際に複数の画像データは、画像ファイ
ルとして、それぞれ、ラスタイメージメモリ760を複
数に分割して管理されており、メモリ上のスタートアド
レスとその画像データ長、画像データの属性、画像デー
タのレイアウト出力の位置情報などが位置/属性情報テ
ーブル770に登録され、それをメモリ管理コントロー
ラ720が管理することになる。そして、実際に出力さ
れる際に、その登録された画像データの色に関する画像
変換をおこなう画像編集コントローラ730とレイアウ
ト出力する際に拡大/縮小/変形編集を行うレイアウト
コントローラ750により指定された位置と大きさにな
り、カラーデジタルインターフェイスコントローラ79
0を介して、カラープリンタ300に出力される。その
ため、オリジナルの画像データは常時メモリ上にあるた
め、レイアウト出力を変えて行うことも可能となってい
る。
【0042】スキャナ入力において、ファイル管理モー
ドは、プリント出力と同様にスキャナ入力画像データを
複数個記憶管理することができる。このとき、プリント
出力用の画像データとスキャナ入力の画像データを混在
させることも可能となっている。
【0043】このカラースキャナ100から入力された
画像は、プリントの時と同様にラスタイメージメモリ7
60を複数に分割して管理しており、メモリ上のスター
トアドレスと、その画像データ長、画像データの属性な
どが属性情報テーブル770に登録され、それをメモリ
管理コントローラ720が管理することになる。
【0044】実際に入力される際に、カラースキャナ1
00から入力されたスキャナ入力画像データの色に関す
る画像変換を行う画像編集コントローラ730と、入力
時の拡大/縮小/変形編集を行うレイアウトコントロー
ラ750により指定された入力サイズになり、ラスタ画
像メモリ上に登録される。
【0045】もう1つのメモリ管理モードであるページ
モードにおいては、ラスタイメージメモリ760を一枚
の用紙として扱い、メモリを幅(WIDTH)/高さ
(HEIGHT)で管理し、複数の画像データは、それ
ぞれ、メモリ上にレイアウトされる際に、画像編集コン
トローラ730により、拡大/縮小/変形、及び画像デ
ータの色に関する画像変換が施されて、指定された画像
メモリ上のレイアウト位置にはめ込まれる。
【0046】このようにレイアウトコントローラ750
により指定された位置と大きさになり、カラーデジタル
インターフェイスコントローラ790を介して、カラー
プリンタ300に出力されるか、もしくは、カラースキ
ャナ100から指定された大きさで画像データが、画像
メモリ上に登録される。
【0047】クライアントコンピュータ400とスキャ
ナサーバー200が接続されているネットワーク上で
は、おのおの通信を行うために、図9の(1)に示すよ
うなバケットと呼ばれるデータ列の集まりを1つのブロ
ックを使用して、相互にバケットのやり取りを行うこと
になる。
【0048】バケットの構造は、先頭に送信先のネット
ワークアドレス、次に送り元のネットワークアドレスを
セットし、そのバケットのフレームサイズの情報の後
に、実際のパケットデータが続き、最後にデータ転送の
信頼性をあげるためにテーラーと呼ばれるCRC等のエ
ラーチェックを付ける。図9の(2)にパケットデータ
部の内容を示す。このパケットデータ部10002に関
しては、任意のデータを入れることが可能だが、本実施
例では、図に示すようにヘッダ部10003とデータブ
ロック部10100に分かれる。
【0049】図9の(3)にパケットデータ部1000
2のヘッダ部の内容を示す。ヘッダ部10003は、図
に示すように、まず先頭にヘッダ情報であることを示す
ヘッダコード10019が入り、次にこのパケットデー
タがどんな機能を持つかを示すファンクションコード部
10020が入り、次には図11に示す如く、複数のパ
ケットにより、1つのデータを構成する場合の連続NO
を示す連続パケットID10030、そのトータルのパ
ケット数を示すトータルパケットID10031、そし
て、実際のデータが入るデータブロック部10100の
データの長さをしめすデータ長10032により構成さ
れる。
【0050】図9の(4)にファンクションコード部の
内容を示す。ファンクションコード部10020は、ス
キャナサーバーのタイプを示すファンクションID10
021とサーバーに対してのジョブのタイプを示すジョ
ブタイプID10022、実行されるジョブを識別す
る、ジョブID10023より構成される。
【0051】次に、パケットデータ部10002のデー
タブロック部10100の内容を図10の(3)に示
す。図に示すように、ヘッダ部10003のファンクシ
ョンコード部10020の一意的に決まっているジョブ
タイプID10022内容により、データブロック部1
0100の構成はコマンドブロック10005、ステー
タスブロック10006、画像データブロック1000
7、画像情報ブロック10008に分けられる。
【0052】図13にこのスキャナサーバーシステムの
ユーザーの操作手順のジェネラルフローを示す。
【0053】以下に、上記構成のスキャナサーバーシス
テムのスキャン動作手順について、図14から図19に
示すフローチャートに沿って説明する。
【0054】まず、スキャナ入力申し込み処理における
デジタルカラー複写機のスキャナコントローラの動作に
ついて図13及び図14を基に説明する。
【0055】ユーザーは、デジタルカラー複写機の操作
パネル107上に表されている<スキャナ入力申し込み
>キーを押す(ステップU1)。このキーの認識により
(ステップS1)、操作パネル107上に図7に示すユ
ーザーのIDを入力する部分の表示がなされる(ステッ
プS2)。ユーザーは、この表示を用い、各自の予め一
意的に決まっているユーザーのIDを操作パネル107
上のテンキーを使用して入力する。また、原稿の属性と
して、片面原稿か両面原稿かを操作パネル107のタッ
チセンサを押すことにより指定する(ステップU2)。
そして、ユーザーがID確認のボタンを押すと(ステッ
プU3)、これらユーザーID及び原稿属性がスキャナ
コントローラ101で認識される(ステップS3、S
4)。スキャナコントローラ101は、スキャナサーバ
ー200のメインコントローラ210に対してスキャン
申し込みIDの発行を依頼する(S5)。これにより、
メインコントローラ210は、プレスキャン管理テーブ
ル262内を検索し、使用されていないスキャン申し込
みIDをスキャナコントローラ101に返送する。スキ
ャナコントローラ101は操作パネルコントローラ10
6により、操作パネル107上に申し込みIDとして表
示される。
【0056】次に、ユーザーはスキャナ入力を行いたい
原稿束をフィーダ1200上の積載トレイ201上にセ
ットする(ステップU4)。このとき、ガイド版を原稿
に合わせることにより原稿の斜行を防ぎ、原稿の幅方向
の紙幅を検知することができる。スキャナコントローラ
101は積載トレイ201への原稿束のセットを認識す
る(ステップS6)。
【0057】ユーザーは、原稿のセット状態を確認後、
操作パネル107のプレスキャン実行ボタンを押す(ス
テップU5)。操作パネルコントローラ106からの入
力を確認したスキャナコントローラ101は、プレスキ
ャン処理を行なう(ステップS7)。プレスキャン処理
の詳細を図15に示す。
【0058】操作パネル107からのプレスキャン実行
ボタンのオンを認識すると(ステップS20)、ユーザ
ーIDとスキャナ申し込みIDをインターフェイスコン
トローラ104を介して、スキャナサーバー200のメ
インコントローラ210に送る。これにより、メインコ
ントローラ210は、ユーザーIDとスキャナ申し込み
IDを図12に示す構成をとるプレスキャン管理テーブ
ル262に登録する(ステップS21)。
【0059】メインコントローラ210は、プレスキャ
ン管理テーブル262のプレスキャントータル管理26
2−1をカウントアップし、空いているプレスキャン管
理テーブル262−10を検索し、そのデータ内のユー
ザーID262−11とスキャナ申し込みID262−
12にそのID値をセットする。
【0060】さらに、メインコントローラ210は、前
述したファイル管理モードで動作していることを確認
し、上記確保されたプレスキャン管理テーブルデータの
プレスキャン画像ロックレベル262−14を、一意的
に決められている、プレスキャン画像ファイルを削除で
きないレベルを示す数値にセットする(S88)。
【0061】上記プレスキャン管理テーブル内の各管理
データのプレスキャン画像ロックレベル262−14
が、プレスキャン画像ファイルを削除できないレベルに
設定してあると、メインコントローラ210は、それぞ
れのプレスキャン、及び、本スキャンの画像ファイルI
Dが、上記登録してあるプレスキャン管理テーブル内の
画像ファイルIDと重ならないかを、検索し、重ならな
い画像ファイルIDを作成する(S22)。そしてその
IDを使用して、イメージコントローラ710は、プレ
スキャンした画像データをラスタイメージメモリ760
に登録するために、メモリ管理コントローラ720に対
して登録する際の画像ファイルIDとして、そのIDを
セットアップする。このために、ラスタイメージメモリ
760内の容量が許す限り、プレスキャン画像ファイル
を保持することができ、他のユーザーの設定と重なるこ
とがなく制御することができる。
【0062】このとき、ラスタイメージメモリ760の
容量が、足りない場合、メインコントローラ210は、
他のプレスキャン管理テーブルを検索し、管理データの
参照カウンタ262−15を調べる。そして参照数が1
以上か、もしくは、上記のプレスキャン画像ロックレベ
ル262−14が、一意的に決められているプレスキャ
ン画像ファイルを削除可能な優先レベルの低いものを示
す数値がセットされている管理データを見つけた場合、
そのプレスキャン管理データの管理しているプレスキャ
ン画像の削除を行う。その際に対象のプレスキャン画像
ファイルIDを0にセットする。
【0063】このIDは、図12のプレスキャン管理テ
ーブル262−10内のプレスキャン画像ファイルID
262−20に原稿枚数分、順番に登録される。
【0064】以上の処理を終了したならば、スキャナサ
ーバー200のメインコントローラ210はデジタルカ
ラー複写機のスキャナコントローラ101に対して、ま
ずリサイクルレバー209のセット命令を送る。そのセ
ット命令を認識すると、フィーダコントローラ105に
より、積載トレイ201上の原稿束の最上面にリサイク
ルレバー209をセットせしめ、セット完了のコードを
スキャナサーバー200のメインコントローラ210に
返す(ステップS23)。
【0065】次にスキャナコントローラ101は、原稿
束の最下部の1枚をプラテンガラス131の露光開始位
置にセットする命令を送る(ステップS24)。フィー
ダコントローラ105は、フィーダ1200を駆動して
前述のプロセスに従い原稿をプラテンガラス214上に
セットする。この時、パスIに設けられた紙幅センサ2
12により、給紙方向の紙幅を検知すると供に(S2
5)、通過原稿の枚数をカウントする(S26)。
【0066】この様にして原稿がフィーダ1200によ
ってプラテンガラス214上にセットされる(S2
7)。この時点で、メインコントローラ210は、カラ
ーデジタル複写機1000のカラースキャナ100に対
して、カラーデジタルインターフェイスコントローラ7
90を介してスキャナ入力のトリガをかける(S2
8)。これにより、カラースキャナ100は原稿の色分
解読取りを本スキャンによる最終出力よりも低解像度に
て行ない、スキャナサーバ200は原稿をプレスキャン
用のRGB画像データとして入手し、ラスタイメージメ
モリ760に格納する(S29)。その際に、レイアウ
トコントローラ750が、予めプレスキャンの画像属性
として定められている低解像度の画像サイズ、そして、
カラーバランス/画像データタイプ(RGB)の各パラ
メータに基づいた変換を入力する画像データに対してリ
アルタイムで行い、その後、ラスタイメージメモリ76
0に転送され、また、先に決定された画像ファイルID
に対応する位置属性テーブル770にその画像の格納の
旨が登録し管理される。
【0067】以上のデータの登録後、プラテンガラス2
14上の原稿は、フィーダ1200によってパスIII
〜V〜VIを通して原稿最上部に戻される(S80,S
83,S84)。ただし両面原稿の一面目のスキャンの
終了の場合は、パスIIIを通過した後、切り替えフラ
ッパ213により、パスIVに導かれ、上下反転した状
態で再びプラテンガラス214上にセットされる(S8
0,S87)。そして、両面原稿の2面目の画像に対す
るカラースキャナ100によるスキャン後(S27,S
28,S29)、もう一度上記の手順で原稿の上下反転
され、原稿束最上部に戻される(S80,S81,S8
2,S83,S84)。
【0068】以上の手順で1枚分の原稿のプレスキャン
が実行され、そのプレスキャン画像の登録という手順を
フィーダ1200にセットされている最終原稿まで全て
自動で繰返し行う(S85)。
【0069】尚、全原稿がプレスキャンされたかは、フ
ィーダ1200において、リサイクルレバー209が積
載トレイ201上に落ちきることでフィーダコントロー
ラ105は判断し、全原稿が終了した時点でトータルの
原稿枚数を、スキャナコントローラ101は、メインコ
ントローラ210に送信する。それにより、プレスキャ
ン管理テーブル262のトータル原稿枚数262−13
を更新する(S86)。以上によりプレスキャン処理
(S7)が終了する。
【0070】ユーザーは、全原稿に対するプレスキャン
が終了した時点で、フィーダ1200上の原稿束を取り
除く(U6)。スキャナコントローラ101は原稿束が
取り除かれたことを認識する(S8)。
【0071】尚、この時点で原稿束を取り除くことがで
きるため、他のユーザーがローカルでデジタルカラー複
写機を複写機として使用することが可能となる(U
7)。
【0072】また、他の原稿束をフィーダ1200にセ
ットし、新たな原稿に対するプレスキャンを実行するこ
ともできる(U15)。
【0073】ここで、他のクライアントコンピュータの
ユーザーがプレスキャン、及び本スキャンを実行するた
めに、前述したプレスキャンの手順、もしくは後述する
本スキャンの手順を実行した場合、プレスキャン管理テ
ーブル内の各管理データのプレスキャン画像ロックレベ
ル262−14が、プレスキャン画像ファイルを削除で
きないレベルが設定してあると、メインコントローラ2
10は、それぞれのプレスキャン、及び、本スキャンの
画像ファイルIDが、上記登録してあるプレスキャン管
理テーブル内の画像ファイルIDと重ならないかを、検
索し、重ならない画像ファイルIDを設定する。
【0074】前述の如くして、プレスキャンにより読取
った画像データはスキャナサーバー200のラスタ画像
記憶部700に格納される。そして、その後、任意の時
間にそのプレスキャン画像のモニタ及びプレスキャン画
像を用いた編集指示に従った本スキャン画像に対する処
理が実行可能となる。以下に、本スキャン処理について
説明する。ユーザーは、クライアントコンピュータ処理
(U8)、及びプレスキャン画像のプレビュー表示をモ
ニタしながら(U9)、本スキャン前処理操作を行う
(U10)。以上の操作に従った本スキャン前処理の詳
細を図16に示す。クライアントコンピュータ400上
で、スキャン入力用のソフトウェア(以下スキャナドラ
イバという)をハードディスク451よりメインメモリ
460上にロードし(U8)、CPU405により実行
する(S31)。
【0075】ユーザーは、スキャナドライバに対して対
象となるスキャナサーバーを選択し、ユーザーIDと、
先にカラーデジタル複写機1000の操作パネル107
上で入手したスキャン申し込みIDをキーボード441
より入力する。これら入力情報をスキャナドライバが取
り込む(S32)。
【0076】ここで、スキャナドライバは、ネットワー
ク・コントローラ420に対して、スキャナサーバー2
00のネットワーク・コントローラ220との通信の指
令を行う(S33)。
【0077】そして、プレスキャン情報要求を送信する
(S34)。即ち、あらかじめクライアントコンピュー
タに登録してあるスキャナサーバーのネットワークアド
レスを基に、ネットワーク・コントローラ420は、パ
ケットベース10001の相手先アドレスをセットし、
ヘッダ部10003のファンクションID10021に
機能を識別するIDとして一意的に決まっているカラー
スキャナのIDをセットし、実行形態がカラースキャナ
に関するものであることを明示する。ジョブID100
23は、まだジョブが確定していないので、0をセット
し、ジョブタイプID10022としては、コマンドの
データブロックである事を示す一意的に決まっているI
Dをセットする。
【0078】このときのデータブロック部10100
は、<プレスキャンの情報要求>コマンドとそのパラメ
ータであるユーザーIDとスキャン申し込みIDをセッ
トする。
【0079】そして、クライアントコンピュータ400
は、このパケットデータを、ネットワーク・コントロー
ラ420を介して、スキャナサーバー200に転送す
る。
【0080】スキャナサーバー200側では、メインコ
ントローラ210が、そのパケットの内容をヘッダ部1
0003とデータブロック部10100とに分離し、デ
ータブロック部10100の内容がコマンドであること
解析し、そのコマンドにそった処理を行う。
【0081】まず、メインコントローラ210は、デー
タブロック部10100のパラメータであるユーザーI
Dとスキャン申し込みIDから、プレスキャン登録テー
ブル262を検索し、対応するテーブルデータを参照す
る(S35)。見つかったならばプレスキャン情報参照
カウンタをアップする(S54)。そして、見つかった
テーブルの内容を基に、ユーザーIDとスキャン申し込
みID、トータル原稿枚数/プレスキャン画像のファイ
ルID/それぞれのプレスキャン画像の用紙サイズコー
ド/プレスキャン画像サイズ(Width/Heigh
t)、エラーコードで構成されるステータス情報のデー
タを作成する(S36)。
【0082】このステータス情報データは、パケットデ
ータのデータブロック部10100にセットされ、ヘッ
ダ部10003内のジョブタイプID10022を一意
的に定められているステータスブロック10006のI
Dにして、先のクライアントコンピュータ400に返送
される(S37)。
【0083】一方、対象となるプレスキャン登録テーブ
ルが見つからなかった場合は、一意的に定められている
エラーコードをセットし(S51)、<プレスキャン情
報要求>コマンドを発行したクライアントコンピュータ
400に返送される(S52)。クライアントコンピュ
ータ400はエラーコードに従ったエラー処理を実行す
る(S53)。
【0084】クライアントコンピュータ400は、スキ
ャナサーバー200より返送されたパケットデータの内
容を前述したスキャナサーバー200と同じように分割
/解析し、プレスキャンされた複数原稿のプレスキャン
画像ファイルIDとトータル原稿枚数等の情報を入手す
る(S38)。
【0085】そして、プレスキャン画像がスキャナサー
バ200内に残っているか否かを判定する(S55)。
この判定は、前述したようにこのプレスキャナ処理が終
了して、その間に他のユーザーによってプレスキャン処
理が実行され、画像メモリ760の容量が不足したこと
によりこのプレスキャン画像ファイルが削除されてしま
った場合、全てのプレスキャン画像ファイルIDが0に
セットされていることにより判断できる。
【0086】0にセットされている場合は、ユーザーに
対して、プレスキャン画像の一覧の表示を行うことがで
きないことをディスプレイ上に表示する(S56)。
【0087】これにより、クライアントコンピュータ4
00は、本スキャン入力座標のSX,SY,WIDT
H,HEGHTをプレスキャン管理データ内の入力用紙
コードに基づいた用紙全面の座標値を設定する(S5
7)。そして、本スキャン読み込みの際の解像度、画像
タイプをあらかじめ決められているデフォルト値に設定
し、全原稿に対してパラメータの設定を行う(S5
8)。
【0088】この後は、後述する本スキャン要求行コマ
ンド発行へと処理が続く(S59)。
【0089】一方、プレスキャン画像が残っている場合
には、クライアントコンピュータ400は、複数のプレ
スキャン画像データを順番にスキャナサーバー200か
らクライアントコンピュータ400上に転送する(S3
9)。そのために、まず、<画像データGET>コマン
ドを前述したコマンド発行手順に基づいてスキャナサー
バー200に発行する。その際のコマンドパラメータと
して、前述したプレスキャン画像ファイルIDをセット
する。
【0090】このコマンドにより、スキャナサーバー2
00は、画像ファイルIDに対応したプレスキャン画像
ファイルデータを、クライアントコンピュータ400に
転送するため、その画像データサイズ分に当たる画像デ
ータブロックの全体パケット数を、ヘッダ部10020
のトータルパケットID10031にセットし、画像を
ラスタイメージメモリ760から、画像データブロック
に順次、連続パケットIDを付けて一連の画像データパ
ケットとして転送を行う。
【0091】これらの画像データパケットは、前述した
パケット転送と同様に順次クライアント側に送られ、ク
ライアント側ではハードディスク451に転送し記憶さ
れる(S40)。
【0092】このS39,S40の処理をプレスキャン
情報テーブルの全てのプレスキャン画像ファイルに対し
て順次行い(S41)、クライアントコンピュータ40
0上にプレビュー用の画像データを入手する。
【0093】プレビュー用画像データを入手したクライ
アントコンピュータ400は、前述したトータル原稿枚
数分のプレビュー画像表示を行うため、プレスキャン画
像を順番にハードディスク451から読み込み、ディス
プレイコントローラ410を介して、ディスプレイメモ
リ411上に展開しディスプレイ412にウインドウ表
示する(S42)。表示内容は、図8(A)の構成をと
り、ウインドウ上にスキャナサーバーのID(もしく
は、別名)801、ユーザーID802、スキャン申し
込みID803、トータル原稿数804、トータル原稿
分の個々のプレビュー画像一覧807が表示される(U
9)。これにより、ユーザーは原稿束の個々のプレスキ
ャン画像に関して、確認を行うことが可能である。
【0094】ユーザーは、次にディスプレイ412に表
示されている個々のプレスキャン画像に対して、入力範
囲、入力画像の解像度、画像タイプ(RGB,Gray
Scale,Bitmap等)を選択するために、プレ
ビュー画像の一覧807の中から、マウス431により
1つのプレスキャン画像を選択する(U10)。CPU
405はこれら選択情報を認識する(S43)。
【0095】プレビューの画像の1つを選択すると、図
8(B)に示すような本スキャン(実際の画像をスキャ
ンすること)を行う前の各種設定を指定するウインドウ
が表示される(S44)。
【0096】このウインドウは、プレスキャンされた全
体画像853と、確認ボタン851及びキャンセルボタ
ン852と、本スキャンする際の解像度を指定するヴァ
リエータ855、画像タイプを指定するボタン856か
ら構成されている。ユーザーはここで、マウス431に
より、プレスキャンの全体画像の中で実際に必要な部分
をマウス431を移動させることにより範囲指定する
(S45)。この際、マウス431の移動に伴いスキャ
ンする範囲を示す枠854が表示/移動する。この時の
エリア座標が、スキャン入力座標のSX,SY,WID
TH,HEGHTの各位置情報となる。
【0097】ユーザーはこの読み込み範囲を指定した
後、同画面を用いてその本スキャン読み込みの際の解像
度、及び、RGB,GrayScale,Bitmap
の中から希望する画像タイプを選択し(S46,S4
7)、<OK>の確認ボタン851を押す。これによ
り、その1原稿に関する前処理が確定される。
【0098】この一連の前処理を全てのプレスキャン画
像に対して行い、終了した時点で図8(A)の<Sca
n>ボタン805を押す(S48)。
【0099】以上により本スキャン前処理が終了する。
そして、<Scan>ボタン805の操作により本スキ
ャン要求がなされる(S10)。
【0100】本スキャン要求のコマンド発行について図
18に詳細を示す。
【0101】クライアントコンピュータ400のCPU
405は、この本スキャン実行ボタン805が押された
時点で(U11)、前述したようにデータブロック部
に、<本スキャン要求>コマンドとそのパラメータであ
るユーザーIDとスキャン申し込みID、そして、今回
ユーザーが各プレスキャン画像に対して設定した入力領
域座標(SX,SY,WIDTH,HEGHT)、入力
解像度、画像データタイプをセットする。そして、クラ
イアントコンピュータ400は、このパケットデータ
を、ネットワーク・コントローラ420を介して、スキ
ャナサーバー200に転送する(S61)。
【0102】スキャナサーバー200は転送されたパケ
ットデータに従ってプレスキャン管理テーブルの検索を
行う(S62)。対象となるプレスキャン管理テーブル
が見つからなかった場合、もしくは、他のユーザーによ
り、スキャナサーバーが使用されていた場合は、一意的
に定められているエラーコードをセットし(S64,S
65)、<本スキャン要求>コマンドを発行したクライ
アントコンピュータ400に返送される(S66)。こ
のエラーコードを受けたクライアントコンピュータは所
定のエラー処理を行う(S67)。
【0103】スキャナサーバー(200)によるプレス
キャン管理テーブルの検索について詳しく説明する。即
ち、ネットワークコントローラ220を介して、<本ス
キャン要求>コマンドを受け取り、内容を前述した通り
に解析する。ここで、メインコントローラ210は、プ
レスキャン登録テーブル262の内容をユーザーIDと
スキャン申し込みIDより検索する。該当のテーブルデ
ータがあることを確認すると、その本スキャン入力のた
めの各プレスキャン画像に対する入力領域座標(SX,
SY,WIDTH,HEGHT)、入力解像度、画像デ
ータタイプをプレスキャン登録テーブル262内の対応
するテーブルの本スキャン画像座標(SX,SY,WI
DTH,HEGHT)、262−29,30,31,3
2と入力解像度262−27、画像データタイプ262
−26にセットする。
【0104】その後、デジタルカラー複写機1000の
スキャナコントローラ101から、本スキャン要求が来
るまでWAITステータスに入る(S64)。
【0105】以上により本スキャン要求処理が終了す
る。
【0106】クライアントコンピュータ400上で、本
スキャンボタン805を実行した後、スキャナドライバ
は、スキャナサーバー200からエラーが返ってこない
ことを確認した時点で、ユーザーに対して、本スキャン
の予約が出来たことを示すメッセージウインドウを表示
する。
【0107】ここでユーザーは、先にプレスキャンした
原稿束をそのままの順番で、カラーデジタル複写機のフ
ィーダ1200にプレスキャンの時と同様にセットする
(U12)。スキャンコントローラ101は積載トレイ
201への原稿束のセットを認識する(S11)。そし
て、操作パネル107上で<スキャン入力実行>キーを
押し、ユーザーIDとスキャン申し込みIDを入力する
(U12)。そして、<確認>キーを押すことにより
(U14)、ユーザーがクライアントコンピュータ40
0でセットしたパラメータに基づいて、本スキャン動作
が開始される(S12)。
【0108】本スキャン処理について図19を用いて説
明する。
【0109】スキャナコントローラ101は、操作パネ
ル107から<確認>キーが押されたことを確認する
と、スキャナサーバー200のメインコントローラ21
0に対して、ユーザーが入力したユーザーIDとスキャ
ン申し込みIDに対応するプレスキャン登録テーブル2
62があるかの確認を依頼する。一致するものがある
と、メインコントローラ210は、本スキャンした画像
データをラスタイメージメモリ760に登録するため
に、メモリ管理コントローラ720に対して登録する際
の画像ファイルIDを任意のものにセットアップし、同
様に、プレスキャン登録テーブル262の本スキャン画
像ファイルID262−28にもセットする。
【0110】次に、デジタルカラー複写機1000のス
キャナコントローラ110、フィーダコントローラ15
0に対して、フィーダ1200のリサイクルレバー20
9のセット命令を送る(S71)。これにより、前述し
たプレスキャン処理と同様に、フィーダ1200が原稿
をプラテンガラス214上にセットし(S72)、スキ
ャナ入力のトリガをかける。
【0111】その際に、レイアウトコントローラ750
は、ユーザーIDとスキャナ申し込みIDに対応したプ
レスキャン管理テーブル262から、先にクライアント
からセットされた原稿順に対応した入力領域座標(S
X,SY,WIDTH,HEGHT)、入力解像度、画
像データタイプのパラメータをセットする。そして、そ
のパラメータに基づいた変換を入力する画像データに対
してリアルタイムで行い、スキャナコントローラから送
られてきた本スキャン画像をラスタイメージメモリ76
0に転送/登録し、先に設定された画像ファイルIDに
対応する位置属性テーブル770に登録し管理する(S
73)。
【0112】そして、画像が登録された時点で、スキャ
ナサーバー200のメインコントローラ210は、<本
スキャン要求>コマンドを発行してきたクライアントコ
ンピュータ400に対して、ステータス情報データ内
に、本スキャンした画像ファイルIDと、その画像サイ
ズ(WIDTH,HEIGHT)のパラメータをセット
し、そのパケットデータを返送して、1枚目の原稿が本
スキャンされたことをクライアントコンピュータ400
に通達する(S74)。
【0113】クライアントコンピュータ400は、<画
像データGET>コマンドを、前述したコマンド発行手
順に基づいてスキャナサーバーに発行する(S75)。
その際のコマンドパラメータとして、前述したステータ
ス情報にある本スキャン画像ファイルIDをセットす
る。
【0114】このコマンドにより、スキャナサーバー2
00は、画像ファイルIDに対応した本スキャン画像フ
ァイルデータを、クライアントコンピュータに転送する
ため、前述したプレスキャン画像の転送のように画像を
ラスタイメージメモリ760からの画像データブロック
に、図11の如く、順次、連続パケットIDを付けて一
連の画像データパケットとして転送を行う(S76)。
【0115】クライアントコンピュータ400は、これ
らの画像データパケットは、前述したパケット転送と同
様に順次クライアント側のハードディスク451に転送
し記憶する(S77)。その際、スキャナドライバは一
定の画像ファイルフォーマットに変更も同時に行う。
【0116】以上の手順を、プレスキャン管理テーブル
262のトータル原稿枚数分だけ繰り返し、フィーダ1
200上の原稿束に対して本スキャンを自動で実行する
(S78)。
【0117】メインコントローラ210は、全ての本ス
キャンが終了した時点で、プレスキャン管理テーブル内
の対応する管理データのプレスキャン画像ロックレベル
262−14を、プレスキャン画像・本スキャン画像フ
ァイルを削除可能レベルに変更する(S79)。
【0118】上述したように、プレスキャン画像ロック
レベルをアンロック状態に設定した後で、メインコント
ローラ210は、対応する既に登録してあるプレスキャ
ン画像ファイル・本スキャン画像ファイルをそれぞれの
IDをもとに、ラスタイメージメモリ760の位置・属
性情報テーブル770から削除する(S90)。これに
より、他のユーザーが、その画像領域の分も使用するこ
とが可能となる。
【0119】このプレスキャン管理テーブルの上記ユー
ザーに対応するプレスキャン管理テーブルに関しても、
本スキャンを終了後も保存しておくか、また、上記のよ
うに本スキャン後に、そのプレスキャン画像保存するか
・削除するかの指定もあらかじめ設定しておくことも可
能である。
【0120】尚、ハードディスク451内に登録された
本スキャン画像データは、クライアントコンピュータ4
00上で、ユーザーが自由に加工することが可能であ
る。
【0121】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によると、ス
キャナサーバ内にプレスキャン画像を登録する分の容量
がない場合、他のユーザーの保持しているプレスキャン
画像を属性に基づいて削除し、実際にプレスキャンの画
像がクライアント側で必要となったときに、デフォルト
の設定により、原稿用紙全面の本スキャンを自動で行う
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネットワークシステムの構成図。
【図2】デジタルカラー複写機の構成図。
【図3】クライアントコンピュータの構成図。
【図4】スキャナサーバーの構成図。
【図5】フィーダの構成図。
【図6】ラスタ画像記憶部の構成図。
【図7】スキャン申し込み画面図。
【図8】プレスキャン画像一覧図。
【図9】ネットワークパケットの全体/ヘッダ部の構成
図。
【図10】ネットワークパケットのデータブロック部の
構成図。
【図11】連続ネットワークパケット構成図。
【図12】プレスキャン管理テーブルの構成図。
【図13】サーバーシステムのフローチャート図。
【図14】サーバーシステムのフローチャート図。
【図15】サーバーシステムのフローチャート図。
【図16】サーバーシステムのフローチャート図。
【図17】サーバーシステムのフローチャート図。
【図18】サーバーシステムのフローチャート図。
【図19】サーバーシステムのフローチャート図。
【符号の説明】
100 カラースキャナ 200 スキャナサーバー 300 カラープリンタ 400 クライアントコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G06F 12/00 520 G06F 15/64 450E

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を光電的に読取るスキャナから
    出力された画像データを格納する格納手段と、 前記格納手段に格納した画像データをネットワークを介
    して処理装置へ転送する転送手段と、 前記格納手段に格納されている画像データの属性に応じ
    て画像データの削除を制御する制御手段とを有すること
    を特徴とするスキャナサーバ装置。
  2. 【請求項2】 前記格納手段に格納されている画像デー
    タの属性を記憶するテーブル手段を有し、前記テーブル
    手段は画像データの削除の可否、及び、優先度を示すデ
    ータを属性の1つとして記憶することを特徴とする請求
    項1に記載のスキャナサーバ装置。
  3. 【請求項3】 原稿画像を光電的に読取るスキャナから
    の画像データを格納し、格納した画像データをネットワ
    ークを介して処理装置に転送するスキャナサーバ装置に
    おいて、 原稿画像を低解像度で読取るプレスキャン処理において
    スキャナから出力された画像データの格納後、プレスキ
    ャン処理により格納された画像データに基づいて設定さ
    れた処理条件に従って原稿画像を高解像度で読取る本ス
    キャンの実行前に、格納されている画像データの削除を
    画像データの属性に応じて制御することを特徴とするス
    キャナサーバ装置。
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