JP2000049916A - 携帯型無線通信機器 - Google Patents
携帯型無線通信機器Info
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Abstract
配置すると共に、該回路基板に電源を供給するための電
池を内蔵した携帯型無線通信機器において、ケーシング
の内部に形成された回路室と電池室の間の電磁波妨害を
有効に防止すると共に、ケーシングを従来よりも薄型化
する。 【解決手段】 ケーシングの内部は、金属製の仕切り板
4によって、回路基板を収容する回路室と、電池を収容
する電池室に仕切られている。ケーシングは前面ケース
と背面ケース12を接合して構成され、背面ケース12に
は、電池室となるべき空洞部17を包囲して周壁部13、1
4、15、16が形成され、該周壁部には、仕切り板4の両
側部を両面から挟持すべき挟持機構が形成されている。
Description
ジャの如く、扁平なケーシングの内部に無線通信のため
の回路基板を配置すると共に、該回路基板に電源を供給
するための電池を内蔵した携帯型無線通信機器に関する
ものである。
す如く、合成樹脂を成型してなる前面ケース(91)と背面
ケース(92)を接合して扁平なケーシング(9)が構成さ
れ、該ケーシング(9)の内部には、無線通信のための複
数の回路基板(2)(3)が設置されている。各回路基板に
は、複数の電子部品(22)(31)が配設されている。又、上
段の回路基板(2)の表面には、受話音声を発するための
受話器(24)、電話番号等を表示するためのLCD(23)、
電話番号等のキー入力のための複数のメタルドームスイ
ッチ(21)等が配設されている。又、ケーシング(9)に
は、背面ケース(92)と一体成型された隔壁部(93)(94)に
よって、電池(8)を収容するための電池室(99)が形成さ
れ、該電池室(99)は、蓋(70)によって開閉が可能となっ
ている。尚、隔壁部(94)は、約0.7mmの厚さを有し
ている。
携帯電話機においては、回路基板(2)(3)が配置された
回路室(98)と、電池(8)が収容された電池室(99)とが、
樹脂製の隔壁部(94)によって仕切られているに過ぎなか
ったために、回路室(98)と電池室(99)の間に電磁波妨害
が発生する問題があった。この問題を解決するために
は、隔壁部(94)に沿って、電池(8)の大きさに応じた金
属製シールド板を配置することが有効であるが、これに
よって、ケーシング(9)の厚さが増大する問題が生じ
る。
に形成された回路室と電池室の間の電磁波妨害を有効に
防止出来ると共に、ケーシングを従来よりも薄型化する
ことが可能な携帯型無線通信機器を提供することであ
る。
信機器においては、扁平なケーシング(1)の内部に、無
線通信のための1或いは複数の回路基板(2)(3)が配置
されると共に、該回路基板(2)(3)に電源を供給するた
めの電池(8)が内蔵されている。又、ケーシング(1)の
内部は、金属製の仕切り板(4)によって、回路基板(2)
(3)を収容する回路室(18)と、電池(8)を収容する電池
室(19)に仕切られている。
は、回路室(18)と電池室(19)が金属製の仕切り板(4)に
よって仕切られているので、該仕切り板(4)がシールド
板となって、回路室(18)と電池室(19)の間の電磁波妨害
が効果的に抑制される。又、仕切り板(4)が隔壁となっ
て、回路室(18)と電池室(19)が形成されているので、従
来の如くケーシングと一体成型した隔壁部は省略するこ
とが出来る。一般に金属製の仕切り板(4)によれば、合
成樹脂製の隔壁部よりも、厚さを小さく形成することが
出来るので、その分だけケーシング(1)の薄型化が可能
となる。
面ケース(11)と背面ケース(12)を接合して構成されてい
る。背面ケース(12)には、電池室(19)となるべき空洞部
(17)を包囲して周壁部(13)(14)(15)(16)が形成され、該
周壁部には、仕切り板(4)の両側部を両面から挟持すべ
き挟持機構が形成されている。又、背面ケース(12)に
は、空洞部(17)を覆って仕切り板(4)との間に電池室(1
9)を形成すべき蓋(7)が着脱可能に取り付けられてい
る。
形状に応じた矩形本体(41)の両側部に、複数の凸部(46)
(47)(48)(49)が形成される一方、背面ケース(12)の周壁
部には、仕切り板(4)の複数の凸部(46)(47)(48)(49)に
対応させて、複数の凹部(51)(52)(53)が形成されてお
り、挟持機構は、背面ケース(12)の周壁部に空洞部(17)
へ向けて突設され、仕切り板(4)の矩形本体(41)の回路
室(18)との対向面に接触すべき複数の突片(54)(55)(56)
と、背面ケース(12)の周壁部に形成され、仕切り板(4)
の凸部(46)(47)(48)(49)の電池室(19)との対向面に接触
すべき複数の周壁端部(61)(62)(63)(64)とを具え、仕切
り板(4)は、複数の凸部(46)(47)(48)(49)が背面ケース
(12)の複数の凹部(51)(52)(53)を通過して、矩形本体(4
1)が複数の突片(54)(55)(56)に受け止められた中間位置
と、中間位置から突片に沿って摺動し、複数の凸部(46)
(47)(48)(49)が背面ケース(12)の複数の周壁端部(61)(6
2)(63)(64)に係合した組立位置に設置可能である。
器の組立工程において、背面ケース(12)に仕切り板(4)
を組み付ける作業では、先ず、背面ケース(12)の空洞部
(17)に仕切り板(4)を取り付ける。この過程で、仕切り
板(4)は、複数の凸部(46)(47)(48)(49)が背面ケース(1
2)の複数の凹部(51)(52)(53)を通過して、矩形本体(41)
が背面ケース(12)の複数の突片(54)(55)(56)によって受
け止められ、中間位置に設置される。次に、仕切り板
(4)を突片(54)(55)(56)に沿って摺動させる。この結
果、仕切り板(4)の複数の凸部(46)(47)(48)(49)が、背
面ケース(12)の複数の周壁端部(61)(62)(63)(64)に係合
し、組立位置に設置されることになる。この状態で、仕
切り板(4)は、両側部が両面から、背面ケース(12)の突
片(54)(55)(56)と周壁端部(61)(62)(63)(64)とによって
挟持される。
には、前記中間位置から組立位置への前進方向の端部
に、弾性アーム部(44)が形成され、該弾性アーム部(44)
の先端部には、背面ケース(12)の周壁部(13)の端縁と係
合して仕切り板(4)の後退を阻止すべき舌片(45)が形成
されている。該具体的構成によれば、仕切り板(4)を突
片(54)(55)(56)に沿って摺動させる過程で、弾性アーム
部(44)を弾性変形させることにより、舌片(45)が背面ケ
ース(12)の周壁部(13)の端縁を乗り越え、その後、弾性
アーム部(44)の弾性復帰によって、舌片(45)は、周壁部
(13)の端縁に係合することになる。この状態で、仕切り
板(4)に後退方向の力がかかったとしても、舌片(45)が
周壁部(13)の端縁に引っかかって、後退が阻止される。
ては、ケーシングの内部に形成された回路室と電池室が
金属製の仕切り板によって仕切られているので、回路室
と電池室の間の電磁波妨害が有効に防止される。然も、
従来の樹脂製の隔壁部にシールド板を設置した例と比較
して、隔壁部の厚さ分だけケーシングを薄型化すること
が出来る。
した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。本発
明に係る携帯電話機は、図4に示す如く、合成樹脂を成
型してなる前面ケース(11)と背面ケース(12)とを接合し
て、扁平なケーシング(1)を構成しており、該ケーシン
グ(1)の内部には、無線通信のための複数の回路基板
(2)(3)が設置されている。各回路基板には、複数の電
子部品(22)(31)が配設されている。又、上段の回路基板
(2)の表面には、受話音声を発するための受話器(24)、
電話番号等を表示するためのLCD(23)、電話番号等の
キー入力のための複数のメタルドームスイッチ(21)等が
配設されている。ケーシング(1)の内部は、厚さ略0.
15mmの鋼鉄製の仕切り板(4)によって、回路基板
(2)(3)を収容する回路室(18)と、電池(8)を収容する
電池室(19)とに仕切られている。又、ケーシング(1)の
背面ケース(12)には、電池室(19)を開閉するための蓋
(7)が、着脱可能に取り付けられる。
突設され、該フック(71)をケーシング(1)の背面ケース
(12)に開設した孔(10)に係合させることによって、蓋
(7)がケーシング(1)の背面ケース(12)に取り付けられ
る。
室(19)の平面形状に応じた矩形本体(41)の両側部に、複
数の凸部(46)(47)(48)(49)が形成されている。又、矩形
本体(41)の前方端部には、一対の切欠き(43)(43)が凹設
され、両切欠き(43)(43)の間に、弾性アーム部(44)が形
成されている。弾性アーム部(44)の先端部は90度に折
り曲げて、舌片(45)が形成されている。更に、矩形本体
(41)の中央部には、アースをとるための電極となる落し
込み部(42)が、絞り加工或いは曲げ加工等によって形成
されている。
9)となるべき空洞部(17)が開設され、該空洞部(17)を包
囲して、4つの周壁部(13)(14)(15)(16)が形成されてい
る。該周壁部には、後述の如く、仕切り板(4)の両側部
を両面から挟持すべき挟持機構が形成されている。又、
背面ケース(12)の両側の周壁部(14)(15)にはそれぞれ、
仕切り板(4)の複数の凸部(46)(47)(48)(49)に対応させ
て、複数の凹部(51)(52)(53)が形成されている。
び両側の周壁部(13)(14)(15)から空洞部(17)へ向けて突
出する複数の突片(54)(55)(56)と、これらの突片との間
に仕切り板(4)を挟持すべき複数の周壁端部(61)(62)(6
3)(64)とから構成される。尚、ケーシング(1)の右側の
周壁部(15)から突出する突片は図示省略する。複数の突
片(54)(55)(56)は、仕切り板(4)の矩形本体(41)の回路
室(18)との対向面と接触し、複数の周壁端部(61)(62)(6
3)(64)は、仕切り板(4)の複数の突片(54)(55)(56)の電
池室(19)との対向面と接触して、仕切り板(4)を両面か
ら挟持する。
(49)が背面ケース(12)の複数の凹部(51)(52)(53)を通過
して、矩形本体(41)が複数の突片(54)(55)(56)に受け止
められた中間位置(図2)と、複数の凸部(46)(47)(48)(4
9)が中間位置から突片に沿って摺動し、背面ケース(12)
の複数の周壁端部(61)(62)(63)(64)に係合した組立位置
(図3)に設置可能である。
1に示す如く、背面ケース(12)の背面側から、仕切り板
(4)を空洞部(17)へ嵌め込む。これによって、仕切り板
(4)の凸部(46)(47)(48)(49)は背面ケース(12)の凹部(5
1)(52)(53)を通過して、矩形本体(41)が背面ケース(12)
の突片(54)(55)(56)によって受け止められ、仕切り板
(4)は図2に示す如く中間位置に設置されることにな
る。
を、図2中の矢印で示すように前方へスライドさせる。
この過程で、仕切り板(4)の弾性アーム部(44)を弾性変
形させて、舌片(45)が背面ケース(12)の周壁部(13)の端
縁を乗り越えるようにする。これによって、仕切り板
(4)の凸部(46)(47)(48)(49)が、背面ケース(12)の凹部
(51)(52)(53)から周壁端部(61)(62)(63)(64)の裏面側へ
移動する。この結果、仕切り板(4)は、矩形本体(41)が
背面ケース(12)の突片(54)(55)(56)によって受け止めら
れると共に、凸部(46)(47)(48)(49)が背面ケース(12)の
周壁端部(61)(62)(63)(64)によって押さえ込まれること
になる。又、仕切り板(4)の弾性アーム部(44)の舌片(4
5)が背面ケース(12)の周壁部(13)の端縁に引っかかっ
て、抜け止めが施されることになる(図4参照)。これに
よって、背面ケース(12)の背部には、電池室(19)が形成
される。
した前面ケース(11)と、上述の如く仕切り板(4)が取り
付けられた背面ケース(12)とを、図3に示す如く接合し
て、ケーシング(1)を組み立てる。又、ケーシング(1)
の電池室(19)に電池(8)を収容し、電池室(19)を覆って
蓋(7)を取り付ける。この結果、図4に示す本発明の携
帯電話機が完成する。
室(18)と電池室(19)が金属製の仕切り板(4)によって仕
切られているので、該仕切り板(4)がシールド板となっ
て、回路室(18)と電池室(19)の間の電磁波妨害が効果的
に抑制される。又、仕切り板(4)が隔壁となって、回路
室(18)と電池室(19)が形成されているので、図5に示す
従来の携帯電話機における隔壁部(94)は省略することが
出来る。従って、本発明の携帯電話機においては、従来
の合成樹脂製の隔壁部の厚さ0.7mmと本発明の仕切
り板(4)の厚さ0.15mmの差である0.55mmだ
け、ケーシング(1)を薄型化することが出来る。
限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の
変形が可能である。例えば、本発明は携帯電話機に限ら
ず、ページャ等の各種携帯型無線通信機器に広く実施す
ることが出来る。
視図である。
を示す斜視図である。
取り外した状態を示す斜視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 扁平なケーシング(1)の内部に、無線通
信のための1或いは複数の回路基板(2)(3)を配置する
と共に、該回路基板(2)(3)に電源を供給するための電
池(8)を内蔵した携帯型無線通信機器において、ケーシ
ング(1)の内部は、金属製の仕切り板(4)によって、回
路基板(2)(3)を収容する回路室(18)と、電池(8)を収
容する電池室(19)に仕切られていることを特徴とする携
帯型無線通信機器。 - 【請求項2】 ケーシング(1)は前面ケース(11)と背面
ケース(12)を接合して構成され、背面ケース(12)には、
電池室(19)となるべき空洞部(17)を包囲して周壁部(13)
(14)(15)(16)が形成され、該周壁部には、仕切り板(4)
の両側部を両面から挟持すべき挟持機構が形成されてお
り、背面ケース(12)には、空洞部(17)を覆って仕切り板
(4)との間に電池室(19)を形成すべき蓋(7)が着脱可能
に取り付けられている請求項1に記載の携帯型無線通信
機器。 - 【請求項3】 仕切り板(4)には、電池室(19)の平面形
状に応じた矩形本体(41)の両側部に、複数の凸部(46)(4
7)(48)(49)が形成される一方、背面ケース(12)の周壁部
には、仕切り板(4)の複数の凸部(46)(47)(48)(49)に対
応させて、複数の凹部(51)(52)(53)が形成されており、
挟持機構は、 背面ケース(12)の周壁部に空洞部(17)へ向けて突設さ
れ、仕切り板(4)の矩形本体(41)の回路室(18)との対向
面に接触すべき複数の突片(54)(55)(56)と、 背面ケース(12)の周壁部に形成され、仕切り板(4)の凸
部(46)(47)(48)(49)の電池室(19)との対向面に接触すべ
き複数の周壁端部(61)(62)(63)(64)とを具え、仕切り板
(4)は、 複数の凸部(46)(47)(48)(49)が背面ケース(12)の複数の
凹部(51)(52)(53)を通過して、矩形本体(41)が複数の突
片(54)(55)(56)に受け止められた中間位置と、 中間位置から突片に沿って摺動し、複数の凸部(46)(47)
(48)(49)が背面ケース(12)の複数の周壁端部(61)(62)(6
3)(64)に係合した組立位置に設置可能である請求項2に
記載の携帯型無線通信機器。 - 【請求項4】 仕切り板(4)には、前記中間位置から組
立位置への前進方向の端部に、弾性アーム部(44)が形成
され、該弾性アーム部(44)の先端部には、背面ケース(1
2)の周壁部(13)の端縁と係合して仕切り板(4)の後退を
阻止すべき舌片(45)が形成されている請求項3に記載の
携帯型無線通信機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21533198A JP3490899B2 (ja) | 1998-07-30 | 1998-07-30 | 携帯型無線通信機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21533198A JP3490899B2 (ja) | 1998-07-30 | 1998-07-30 | 携帯型無線通信機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000049916A true JP2000049916A (ja) | 2000-02-18 |
JP3490899B2 JP3490899B2 (ja) | 2004-01-26 |
Family
ID=16670534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21533198A Expired - Lifetime JP3490899B2 (ja) | 1998-07-30 | 1998-07-30 | 携帯型無線通信機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3490899B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009001410A1 (ja) * | 2007-06-28 | 2008-12-31 | Fujitsu Limited | 電子機器の筐体および電子機器 |
-
1998
- 1998-07-30 JP JP21533198A patent/JP3490899B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009001410A1 (ja) * | 2007-06-28 | 2008-12-31 | Fujitsu Limited | 電子機器の筐体および電子機器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3490899B2 (ja) | 2004-01-26 |
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