JP2000049608A - Ad変換器およびad変換装置 - Google Patents

Ad変換器およびad変換装置

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JP2000049608A
JP2000049608A JP10212214A JP21221498A JP2000049608A JP 2000049608 A JP2000049608 A JP 2000049608A JP 10212214 A JP10212214 A JP 10212214A JP 21221498 A JP21221498 A JP 21221498A JP 2000049608 A JP2000049608 A JP 2000049608A
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capacitance
capacity
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Osamu Taketoshi
修 竹歳
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容量型逐次変換型のAD変換器において寄生
容量、プロセスばらつきの影響により容量の相対比が設
計値に対してずれても再設計の工数、コストが発生する
ことなく、特性の改善を図り、歩留まりを向上させる。 【解決手段】 AD変換器1に対して容量を補正する制
御部12を付加する。AD変換器1の特性を評価し、補
正量を算出する。この補正値を元に制御部12の制御レ
ジスタ20により増加補正用容量群18の容量とAD変
換器1の間の選択接続回路19のアナログスイッチを制
御して、増加補正用容量群18の何れかの容量を変換用
容量群15の何れかの容量に選択的に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、AD(アナログ・
デジタル)変換器およびAD変換装置に関するもので、
例えばマイクロコントローラの周辺回路に利用して有効
な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のAD変換器について図5を用いて
説明する。このAD変換器は、容量型逐次比較型のAD
変換器であり、図5に示すように、比較器1と容量型の
DA変換部2と逐次比較ロジック回路3とから構成され
ている。DA変換部2は、重み付けされた変換用容量群
4とスイッチ(アナログスイッチ)回路5とからなる。
【0003】変換動作は、まずサンプリング時に、スイ
ッチ回路5によりアナログ入力を変換用容量群4の一端
(個別端)に加えることにより、変換用容量群4にアナ
ログ入力に対応して電荷を蓄える。そして、スイッチ回
路5により変換用容量群4の一端の電位を正の参照電圧
(+)もしくは負の参照電圧(−)に設定することで、
変換用容量群4に蓄えられた電荷の再分配を行い、その
時の変換用容量群4の電位を逐次比較ロジック回路3に
従って比較器1で判定することで、上位ビットから順に
変換値を逐次決定していく。このときの変換精度は、比
較器1の特性と変換用容量群4の各容量の相対比で決ま
ってくる。このとき、例えば変換用容量群2の相対比の
ずれに伴う変換精度の悪化が発生した場合は変換用容量
群4の再設計により対応しなければならない。
【0004】なお、以上に示した従来例のAD変換器に
ついては、例えば、「Pana Xseries マイ
クロコンピュータ MN103000LSI説明書」第
16章A/D変換器、第292〜302頁に示されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなAD変換
器においては、重み付けされた変換用容量群4の各容量
の相対比が理想値からずれることで、AD変換器の変換
精度が影響を受ける。例えば、寄生容量の影響によって
変換用容量群4の容量値が設計値からずれてしまう場合
には、変換精度の向上を図るために再設計の工数とコス
トが発生する。
【0006】また、プロセスのばらつきによって変換用
容量群4の容量がばらついた場合、これに対する変換特
性の補正手段がないため、不良品として判定され、歩留
りの低下につながる。本発明の目的は、再設計の工数と
コストを要せずに特性改善を簡便にかつ安価に行うこと
ができ、変換精度を容易に向上させることができ、さら
に製品歩留りの向上を図ることができるAD変換器を提
供することである。
【0007】本発明の他の目的は、再設計の工数とコス
トを要せずに特性改善を簡便にかつ安価に行うことがで
き、変換精度を容易に向上させることができ、さらに製
品歩留りの向上を図ることができ、しかも特別な検査装
置を用いることなく変換特性を検出することができ、特
性改善をいっそう簡便に実現することができるAD変換
装置を提供することである。
【0008】本発明のさらに他の目的は、自動的に変換
特性を最適な状態に補正することができるAD変換装置
を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のAD変換
器は、重み付けされた変換用容量群を具備する容量型逐
次比較型のAD変換部と、AD変換部の変換用容量群の
容量値を変化させる制御部とを備えている。この構成に
よれば、AD変換部の変換用容量群の容量値を変化させ
る制御部を設けたので、重み付けされた変換用容量群の
容量値の理想値からのずれに対応して、AD変換部の変
換用容量群の容量値を補正することができる。この際の
容量値の補正は、制御部により行えるので、再設計の工
数とコストを要せずに特性改善を簡便にかつ安価に行う
ことができ、変換精度を容易に向上させることができ、
さらに製品歩留りの向上を図ることができる。
【0010】請求項2記載のAD変換器は、請求項1記
載のAD変換器において、制御部が、増加補正用容量群
と、増加補正用容量群を変換用容量群に選択的に並列接
続する選択接続手段とからなることを特徴とする。この
構成によれば、選択接続手段により増加補正用容量群を
変換用容量群に選択的に並列接続することにより、重み
付けされた変換用容量群の容量値の理想値からのずれに
対応して、AD変換部の変換用容量群の容量値を増加補
正することができる。この際、再設計の工数とコストを
要せずに特性改善を簡便にかつ安価に行うことができ、
変換精度を容易に向上させることができ、さらに製品歩
留りの向上を図ることができる。
【0011】請求項3記載のAD変換器は、請求項1記
載のAD変換器において、制御部が、変換用容量群に並
列接続した減少補正用容量群と、減少補正用容量群を変
換用容量群から選択的に切り離す選択切り離し手段とか
らなることを特徴とする。この構成によれば、選択切り
離し手段により減少補正用容量群を変換用容量群から選
択的に切り離すことにより、重み付けされた変換用容量
群の容量値の理想値からのずれに対応して、AD変換部
の変換用容量群の容量値を減少補正することができる。
この際、再設計の工数とコストを要せずに特性改善を簡
便にかつ安価に行うことができ、変換精度を容易に向上
させることができ、さらに製品歩留りの向上を図ること
ができる。
【0012】請求項4記載のAD変換器は、請求項1記
載のAD変換器において、制御部が、増加補正用容量群
と、変換用容量群に並列接続した減少補正用容量群と、
増加補正用容量群を変換用容量群に選択的に並列接続す
る選択接続手段と、減少補正用容量群を変換用容量群か
ら選択的に切り離す選択切り離し手段とからなることを
特徴とする。
【0013】この構成によれば、選択接続手段により増
加補正用容量群を変換用容量群に選択的に並列接続する
ことにより、重み付けされた変換用容量群の容量値の理
想値からのずれに対応して、AD変換部の変換用容量群
の容量値を増加補正することができる。また、選択切り
離し手段により減少補正用容量群を変換用容量群から選
択的に切り離すことにより、重み付けされた変換用容量
群の容量値の理想値からのずれに対応して、AD変換部
の変換用容量群の容量値を減少補正することができる。
この際、再設計の工数とコストを要せずに特性改善を簡
便にかつ安価に行うことができ、変換精度を容易に向上
させることができ、さらに製品歩留りの向上を図ること
ができる。特に、容量補正を増加方向および減少方向の
両方に行えるので、補正をきめ細かく行うことができ、
変換精度をいっそう向上させることができ、さらに製品
歩留りのいっそうの向上を図ることができる。
【0014】請求項5記載のAD変換器は、請求項1記
載のAD変換器において、制御部が、外部の制御信号に
よって、AD変換部の変換用容量群の容量値の変化量を
制御可能としたことを特徴とする。この構成によれば、
外部の制御信号によって、AD変換部の変換用容量群の
容量値の変化量を制御可能としたので、マイクロコンピ
ュータ等を用いてプログラマブルに容量値の補正を行う
ことができ、容量値の補正を簡便に行うことができる。
【0015】請求項6記載のAD変換装置は、重み付け
された変換用容量群を具備する容量型逐次比較型のAD
変換部と、AD変換部の変換用容量群の容量値を変化さ
せる制御部と、基準電圧を生成する基準電圧生成手段
と、基準電圧とAD変換器の出力電圧とを比較する比較
手段とを備えている。この構成によれば、AD変換部の
変換用容量群の容量値を変化させる制御部を設けたの
で、重み付けされた変換用容量群の容量値の理想値から
のずれに対応して、AD変換部の変換用容量群の容量値
を補正することができる。この際の容量値の補正は、制
御部により行えるので、再設計の工数とコストを要せず
に特性改善を簡便にかつ安価に行うことができ、変換精
度を容易に向上させることができ、さらに製品歩留りの
向上を図ることができる。しかも、比較手段によって基
準電圧とAD変換器の出力電圧とを比較することによ
り、特別な検査装置を用いることなく変換特性を検出す
ることができ、特性改善をいっそう簡便に実現すること
ができる。
【0016】請求項7記載のAD変換装置は、請求項6
記載のAD変換装置において、制御部が、増加補正用容
量群と、増加補正用容量群を変換用容量群に選択的に並
列接続する選択接続手段とからなることを特徴とする。
この構成によれば、選択接続手段により増加補正用容量
群を変換用容量群に選択的に並列接続することにより、
重み付けされた変換用容量群の容量値の理想値からのず
れに対応して、AD変換部の変換用容量群の容量値を増
加補正することができる。この際、再設計の工数とコス
トを要せずに特性改善を簡便にかつ安価に行うことがで
き、変換精度を容易に向上させることができ、さらに製
品歩留りの向上を図ることができる。しかも、比較手段
によって基準電圧とAD変換器の出力電圧とを比較する
ことにより、特別な検査装置を用いることなく変換特性
を検出することができ、特性改善をいっそう簡便に実現
することができる。
【0017】請求項8記載のAD変換装置は、請求項6
記載のAD変換装置において、制御部が、変換用容量群
に並列接続した減少補正用容量群と、減少補正用容量群
を変換用容量群から選択的に切り離す選択切り離し手段
とからなることを特徴とする。この構成によれば、選択
切り離し手段により減少補正用容量群を変換用容量群か
ら選択的に切り離すことにより、重み付けされた変換用
容量群の容量値の理想値からのずれに対応して、AD変
換部の変換用容量群の容量値を減少補正することができ
る。この際、再設計の工数とコストを要せずに特性改善
を容易にかつ安価に行うことができ、変換精度を容易に
向上させることができ、さらに製品歩留りの向上を図る
ことができる。しかも、比較手段によって基準電圧とA
D変換器の出力電圧とを比較することにより、特別な検
査装置を用いることなく変換特性を検出することがで
き、特性改善をいっそう簡便に実現することができる。
【0018】請求項9記載のAD変換装置は、請求項6
記載のAD変換装置において、制御部が、増加補正用容
量群と、変換用容量群に並列接続した減少補正用容量群
と、増加補正用容量群を変換用容量群に選択的に並列接
続する選択接続手段と、減少補正用容量群を変換用容量
群から選択的に切り離す選択切り離し手段とからなるこ
とを特徴とする。
【0019】この構成によれば、選択接続手段により増
加補正用容量群を変換用容量群に選択的に並列接続する
ことにより、重み付けされた変換用容量群の容量値の理
想値からのずれに対応して、AD変換部の変換用容量群
の容量値を増加補正することができる。また、選択切り
離し手段により減少補正用容量群を変換用容量群から選
択的に切り離すことにより、重み付けされた変換用容量
群の容量値の理想値からのずれに対応して、AD変換部
の変換用容量群の容量値を減少補正することができる。
この際、再設計の工数とコストを要せずに特性改善を容
易にかつ安価に行うことができ、変換精度を容易に向上
させることができ、さらに製品歩留りの向上を図ること
ができる。特に、容量補正を増加方向および減少方向の
両方に行えるので、補正をきめ細かく行うことができ、
変換精度をいっそう向上させることができ、さらに製品
歩留りのいっそうの向上を図ることができる。しかも、
比較手段によって基準電圧とAD変換器の出力電圧とを
比較することにより、特別な検査装置を用いることなく
変換特性を検出することができ、特性改善をいっそう簡
便に実現することができる。
【0020】請求項10記載のAD変換装置は、請求項
6記載のAD変換装置において、制御部が、外部の制御
信号によって、AD変換部の変換用容量群の容量値の変
化量を制御可能としたことを特徴とする。この構成によ
れば、外部の制御信号によって、AD変換部の変換用容
量群の容量値の変化量を制御可能としたので、マイクロ
コンピュータ等を用いてプログラマブルに容量値の補正
を行うことができ、容量値の補正を簡便に行うことがで
きる。
【0021】請求項11記載のAD変換装置は、請求項
6記載のAD変換装置において、基準電圧生成手段が生
成する基準電圧が可変であることを特徴とする。この構
成によれば、基準電圧を変えて特性解析用アナログパタ
ーンを発生することで、自動的に変換時に最適な状態に
補正し、特性改善のいっそうの容易化が図れる。
【0022】請求項12記載のAD変換装置は、請求項
6記載のAD変換装置において、基準電圧とAD変換器
の出力電圧の比較結果を制御部へフィードバックするこ
とにより、基準電圧とAD変換器の出力電圧の比較結果
に基づいてAD変換部の変換用容量群の容量値の変化量
を制御したことを特徴とする。この構成によれば、基準
電圧とAD変換器の出力電圧の比較結果をフィードバッ
クするようにしているので、変換特性の自己補正を自動
的に行って変換特性を自動的に最適な状態に補正するこ
とができ、特性改善のいっそうの簡便化が図れる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
のAD変換器について、図面を参照しながら説明する。
この実施の形態の特徴は、容量型逐次比較型のAD変換
器における変換用容量群に対して増加補正用容量群を付
加するというものである。以下、図1および図2を用い
て各要素の構成と働きについて説明する。図1は本発明
の第1の実施の形態におけるAD変換器のブロック図で
ある。また、図2は本発明の第1の実施の形態における
AD変換器の変換特性を示し、(a)は理想特性の例を
示し、(b),(c)は特性がずれた場合の例を示して
いる。
【0024】図1において、11は重み付けされたアレ
イ状の変換用容量群15を具備する容量型逐次比較型の
AD変換部で、入力されたアナログ電圧をサンプリング
し、上位ビットより逐次決定していく。具体的な構成
は、図5の従来例と同様であり、比較器12とDA変換
部13と逐次比較ロジック回路14とから構成されてい
て、その動作は従来例と同様である。DA変換部13
は、重み付けされた変換用容量群15とスイッチ(アナ
ログスイッチ)回路16とからなる。
【0025】17は外部から与えられる制御信号に従っ
てAD変換部11の変換用容量群15の容量値を増加方
向に変化させる制御部であり、アレイ状の増加補正用容
量群18と、増加補正用容量群18を変換用容量群15
に選択的に並列接続する選択接続手段としての選択接続
回路19と、外部から与えられる制御信号に従って選択
接続回路19の各アナログスイッチのオンオフを設定す
る制御レジスタ20とからなる。
【0026】具体的に説明すると、制御部17では、増
加補正用容量群18は変換用容量群15の各ノードに対
して選択接続回路19の各アナログスイッチを介して並
列に接続されており、このアナログスイッチのオンオフ
制御を制御レジスタ20で行容量群15とスイッチ(ア
ナログスイッチ)回路16とからなる。17は外部から
与えられる制御信号に従ってAD変換部11の変換用容
量群15の容量値を増加方向に変化させる制御部であ
り、アレイ状の増加補正用容量群18と、増加補正用容
量群18を変換用容量群15に選択的に並列接続する選
択接続回路19と、外部から与えられる制御信号に従っ
て選択接続回路19の各アナログスイッチのオンオフを
設定する制御レジスタ20とからなる。
【0027】具体的に説明すると、制御部17では、増
加補正用容量群18は変換用容量群15の各ノードに対
して選択接続回路19の各アナログスイッチを介して並
列に接続されており、このアナログスイッチのオンオフ
制御を制御レジスタ20で行うことになる。アナログス
イッチを閉じた場合、増加補正用容量群18の各容量は
AD変換部11へ接続され、AD変換部11の容量の増
加方向の補正を行う。また、逆にアナログスイッチが開
いている場合は、AD変換部11の容量の補正は行わな
い。
【0028】以上のように構成されたAD変換器につい
て、以下図2を用いてその動作を説明する。理想的に
は、図2(a)のように直線的に変化するアナログ入力
に対して変換値は一定ステップで変わるはずであるが、
いずれかのビットを決定する容量がずれた場合、この理
想特性からずれてしまう。
【0029】容量が過少な場合は、上位側のデジタル変
換値のビットが立ち易く、容量が過多な場合はデジタル
変換値のビットは立ちにくい。例えば、図2(b)のよ
うな特性ずれが生じている場合は、上位側の容量が過少
となった状態である。この理想値に対して過少な容量に
対しては、容量の増加させるような補正を行う。補正す
べき容量値はAD変換器の特性評価を行うことで特定で
きる。すなわち、どのデジタル変換値でビット飛びが起
こっているかを見ればよいのである。
【0030】そして、増加補正用容量群18のうちの該
当するものを過少な容量に対して並列に接続する。すな
わち、制御レジスタ20を介して選択接続回路19のア
ナログスイッチを選択的にオンさせ、必要な容量分だけ
AD変換器11へ接続する。逆に、図2(c)のように
特性がずれた場合、上位側の容量が過多となった状態で
ある。この理想値に対して過多な容量に対して容量を減
少させるような補正を行う。ただし、図1のような構成
では、そのまま容量値を減らす補正は行えないため、過
多な容量より下位の容量に対して増加補正用容量群18
の何れかの容量を接続して、過多な容量より下位の容量
を増加補正することで、過多な容量を相対的に減少補正
し、容量の比率を理想値に戻す。
【0031】具体的には、AD変換器の特性評価により
容量のずれを求め、容量の比率を理想値に戻すためには
過多な容量より何ビットだけ下位ビットの容量に対して
増加補正用容量を追加すればよいのかを算出する。そし
て、それら過多な容量より下位の容量に対して制御レジ
スタ20を介して選択接続回路19のアナログスイッチ
を選択的にオンさせ、必要な容量分だけAD変換器11
へ接続する。
【0032】この場合、増加補正用容量群18の各容量
は、寄生容量の影響度合いやプロセスのばらつきの度合
いによる設定的事項であるが、例えば変換用容量群15
の各対応する容量に対して、10%あるいは5%程度に
設定すればよい。また、変換用容量群15の各容量の容
量のずれは一定ではなく、一種類の補正用容量では完全
に補正することはごく稀にしか行えないが、例えば11
%のばらつき誤差がある場合において、10%分が補正
用容量で補正されると、残る誤差は1%となり、精度お
よび歩留まりは補正を行わない場合に比べて格段に向上
することになる。
【0033】以上のことから、この実施の形態の特徴、
効果は、つぎのようにまとめることができる。制御部1
2を設けて、AD変換器11の容量のずれに対して補正
を行う。これにより重み付けされた容量の理想値からの
ずれをマイクロコンピュータ等を用いてプログラマブル
に補正できる。この際の容量値の補正は、制御部12に
よって行えるので、再設計の工数とコストを要せずに特
性改善を容易、簡便かつ安価に行うことができ、変換精
度の向上を容易に図ることができる。また、これに伴い
特性のずれた製品の救済ができるため製品歩留りの向上
を図ることができる。
【0034】なお、上記の実施の形態では、AD変換部
の変換用容量群の各容量の値を増加方向に補正するもの
を示したが、減少する方向に補正するものも考えられる
のは当然である。この場合の構成としては、変換用容量
群15に減少補正用容量群を並列接続し、減少補正用容
量群を変換用容量群から選択的に切り離すようにアナロ
グスイッチからなる選択切り離し回路を設けることが考
えられる。この具体的な回路構成は、後述の図3の構成
の一部として、減少補正用容量群と選択切り離し回路と
が表されているので、図示は省いている。
【0035】(第2の実施の形態)本発明の特徴は、第
1の実施の形態での特徴に加え、より精度の向上が図れ
るということである。以下、図3を用いて各要素の構成
と働きについて説明する。図3は本発明の第3の実施の
形態におけるAD変換器のブロック図である。
【0036】図3において、21は重み付けされたアレ
イ状の変換用容量群25を具備する容量型逐次比較型の
AD変換部で、入力されたアナログ電圧をサンプリング
し、上位ビットより逐次決定していく。具体的な構成
は、図1の実施の形態と同様であり、比較器22とDA
変換部23と逐次比較ロジック回路24とから構成され
ていて、その動作は従来例と同様である。DA変換部2
3は、重み付けされた変換用容量群25とスイッチ(ア
ナログスイッチ)回路26とからなる。
【0037】27は外部から与えられる制御信号に従っ
てAD変換部21の変換用容量群25の容量値を増加方
向に変化させる制御部であり、アレイ状の増加補正用容
量群28と、増加補正用容量群28を変換用容量群25
に選択的に並列接続する選択接続手段としての選択接続
回路29と、変換用容量群25に並列接続したアレイ状
の減少補正用容量群30と、減少補正用容量群30を変
換用容量群25から選択的に切り離す選択切り離し手段
としての選択切り離し回路31と、外部から与えられる
制御信号に従って選択接続回路29および選択切り離し
回路31の各アナログスイッチのオンオフを設定する制
御レジスタ32とからなる。
【0038】具体的に説明すると、制御部27では、増
加補正用容量群28は変換用容量群15の各ノードに対
して選択接続回路29の各アナログスイッチを介して並
列に接続されており、同様にして減少補正用容量群30
は変換用容量群15の各ノードに対して選択切り離し回
路31の各アナログスイッチを介して並列に接続されて
おり、このアナログスイッチのオンオフ制御を制御レジ
スタ32で行うことになる。選択接続回路29のアナロ
グスイッチを閉じた場合、増加補正用容量群28の各容
量はAD変換部21へ接続され、AD変換部21の容量
の増加方向の補正が行われる。
【0039】また、逆にアナログスイッチが開いている
場合は、AD変換部21の容量の補正は行わない。ま
た、選択切り離し回路31のアナログスイッチを開いた
場合、減少補正用容量群30の各容量はAD変換部21
から切り離され、AD変換部の容量の減少方向の補正が
行われる。また、逆にアナログスイッチが開いている場
合は、AD変換部21の容量の補正は行わない。
【0040】以上のように構成されたAD変換器につい
て、以下図3を用いてその動作を説明する。第1の実施
の形態で説明したように、理想的なAD変換器の変換特
性に対するずれからどの容量が理想値からどのようにず
れているのかを調べることができる。
【0041】まず理想値に対して過少な容量が存在して
いる場合は、増加補正用容量群28を用いてAD変換部
21の容量の増加を行う。補正すべき容量はAD変換部
21の特性評価を行うことでわかる。そして増加補正用
容量群23の何れかの容量を過少な容量に対して選択的
に接続する。すなわち、制御レジスタ32を介して選択
接続回路29のアナログスイッチをオンさせ、必要な容
量分だけAD変換部21へ接続する。
【0042】逆に、理想値に対して過多な容量が存在し
ている場合には減少補正用容量群30を用いて容量の減
少補正を行う。まず、あらかじめ減少補正用容量群30
の各容量とAD変換部21の変換用容量群15の各容量
を加算した形で理想比になるよう設計を行い、製品に作
り込む。そして必要に応じて減少補正用容量群30の何
れかの容量をAD変換部21から切り離すことで補正を
行う。
【0043】補正すべき容量はAD変換部21の特性評
価を行うことでわかる。そして過多な容量に接続されて
いる減少補正用容量群30の何れかの容量をオープンに
する。制御レジスタ24を介して選択切り離し回路31
の何れかのアナログスイッチを選択的にオフにさせ、必
要な容量分だけAD変換部21からの接続を切断する。
【0044】第1の実施の形態のような容量の追加接続
による補正では、容量のずれの方向が過多な場合、容量
が過多なビットとは異なる他のビットの容量を増加補正
する手法しかとれないため、完全に補正しきれない。こ
れに対して、この実施の形態では、容量の切り離しによ
る補正が可能な減少補正用容量群30を設けたことで、
各変換ビット間で、より正確に容量の相対比を合わせ、
精度の向上を図ることができる。
【0045】以上のことからこの実施の形態の特徴、効
果は、つぎのようにまとめることができる。補正用容量
部22を設けて増加補正用容量群28、減少補正用容量
30の2種類の補正用容量を設け、AD変換部21の容
量のずれに対して補正を行う。これにより第1の実施の
形態での効果(特性改善の容易化、製品歩留りの向上)
に加え、いっそうの特性の改善を図ることができる。
【0046】(第3の実施の形態)本発明の特徴は、第
2の実施の形態の特徴に加えて特性の自己補正を行うと
いうものである。以下図4を用いて構成要素、働きにつ
いて説明する。図4は本発明の第3の実施の形態におけ
るAD変換装置のブロック図を示している。図4におい
て、41は図1および図3のAD変換部11,21と同
じ構成および動作のAD変換部、42は図1および図3
の制御部17,27と同じ構成および動作の制御部であ
る。
【0047】43は基準電圧源で、DA変換器45とテ
スト制御回路46により構成され、マイコンの内蔵資源
である。テスト制御回路46によりDA変換器45の出
力をAD変換器41のアナログ入力に供給する。このD
A変換器45の出力は、AD変換器41の特性解析用ア
ナログパターンとして発生する。44は解析部で、メモ
リ47とマイコンコア48より構成される。メモリ47
にはAD変換器41のデジタル変換データとDA変換器
45に入力するデジタルパターンを格納しておき、マイ
コンコア48により比較計算を行う。
【0048】この実施の形態では、第1の実施の形態と
同様の長所(特性向上、製品歩留りの向上)に加え、マ
イコンの内蔵資源を利用して特性ずれや補正値を制御部
42にフィードバックすることで変換特性を自己補正
し、つまり自動的に変換特性を最適な状態に補正し、特
性改善のいっそうの容易化が図れるという利点がある。
以上のように構成されたAD変換装置の補正系につい
て、その動作を説明する。AD変換装置のAD変換部4
1の特性の補正を行う場合、特性測定→結果解析→補正
のフローが必要である。この実施の形態ではこうした補
正フローをマイコンの内蔵資源で実現しようとするもの
である。
【0049】まず特性測定のためAD変換部41の特性
を調べる。テスト制御回路46を介して、マイコンの内
蔵資源であるDA変換器45よりAD変換器41へ特性
解析用アナログパターンを供給する。この時の特性解析
用アナログパターンは単調増加または単調減少のパター
ンにしておく。そしてAD変換部41での変換結果をメ
モリ47に蓄える。またこの時のDA変換器45への入
力パターンもメモリ47へ蓄えておく。
【0050】つぎに、マイコンコア48を用いてメモリ
47に蓄えたデータの解析を行う。AD変換器41で変
換されたデータとDA変換器45への入力パターンを比
較することでずれの発生している容量を調べることがで
きる。最後にAD変換器41を理想特性に合わせるよう
制御部42により補正をかける。補正動作は第2の実施
の形態と同じである。
【0051】以上のように、この実施の形態によれば、
制御部42を設けたことにより製品歩留りの向上が図れ
るとともに、マイコンの内蔵資源を用いてAD変換器4
1の特性ずれや補正値を制御部42にフィードバックす
ることで特性の自己補正が図れ、特性改善の容易化なら
びに特性改善がさらに図れるという利点がある。その他
の効果は第2の実施の形態と同様である。
【0052】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のAD変換器によ
れば、AD変換部の変換用容量群の容量値を変化させる
制御部を設けて、AD変換部の変換用容量群の容量を補
正するので、再設計の工数とコストを要せずに特性改善
を簡便にかつ安価に行うことができ、変換精度を容易に
向上させることができ、さらに製品歩留りの向上を図る
ことができる。
【0053】請求項2記載のAD変換器によれば、選択
接続手段により増加補正用容量群を変換用容量群に選択
的に並列接続することにより、重み付けされた変換用容
量群の容量値の理想値からのずれに対応して、AD変換
部の変換用容量群の容量値を増加補正するので、再設計
の工数とコストを要せずに特性改善を簡便にかつ安価に
行うことができ、変換精度を容易に向上させることがで
き、さらに製品歩留りの向上を図ることができる。
【0054】請求項3記載のAD変換器によれば、選択
切り離し手段により減少補正用容量群を変換用容量群か
ら選択的に切り離すことにより、重み付けされた変換用
容量群の容量値の理想値からのずれに対応して、AD変
換部の変換用容量群の容量値を減少補正するので、再設
計の工数とコストを要せずに特性改善を簡便にかつ安価
に行うことができ、変換精度を容易に向上させることが
でき、さらに製品歩留りの向上を図ることができる。
【0055】請求項4記載のAD変換器によれば、選択
接続手段により増加補正用容量群を変換用容量群に選択
的に並列接続することにより、重み付けされた変換用容
量群の容量値の理想値からのずれに対応して、AD変換
部の変換用容量群の容量値を増加補正し、選択切り離し
手段により減少補正用容量群を変換用容量群から選択的
に切り離すことにより、重み付けされた変換用容量群の
容量値の理想値からのずれに対応して、AD変換部の変
換用容量群の容量値を減少補正するので、再設計の工数
とコストを要せずに特性改善を簡便にかつ安価に行うこ
とができ、変換精度を容易に向上させることができ、さ
らに製品歩留りの向上を図ることができる。特に、容量
補正を増加方向および減少方向の両方に行えるので、補
正をきめ細かく行うことができ、変換精度をいっそう向
上させることができ、さらに製品歩留りのいっそうの向
上を図ることができる。
【0056】請求項5記載のAD変換器によれば、外部
の制御信号によって、AD変換部の変換用容量群の容量
値の変化量を制御可能としたので、マイクロコンピュー
タ等を用いてプログラマブルに容量値の補正を行うこと
ができ、容量値の補正を簡便に行うことができる。請求
項6記載のAD変換装置によれば、AD変換部の変換用
容量群の容量値を変化させる制御部を設け、重み付けさ
れた変換用容量群の容量値の理想値からのずれに対応し
て、AD変換部の変換用容量群の容量値を補正するの
で、再設計の工数とコストを要せずに特性改善を簡便に
かつ安価に行うことができ、変換精度を容易に向上させ
ることができ、さらに製品歩留りの向上を図ることがで
きる。しかも、比較手段によって基準電圧とAD変換器
の出力電圧とを比較することにより、特別な検査装置を
用いることなく変換特性を検出することができ、特性改
善をいっそう簡便に実現することができる。
【0057】請求項7記載のAD変換装置によれば、選
択接続手段により増加補正用容量群を変換用容量群に選
択的に並列接続することにより、重み付けされた変換用
容量群の容量値の理想値からのずれに対応して、AD変
換部の変換用容量群の容量値を増加補正するので、再設
計の工数とコストを要せずに特性改善を簡便にかつ安価
に行うことができ、変換精度を容易に向上させることが
でき、さらに製品歩留りの向上を図ることができる。し
かも、比較手段によって基準電圧とAD変換器の出力電
圧とを比較することにより、特別な検査装置を用いるこ
となく変換特性を検出することができ、特性改善をいっ
そう簡便に実現することができる。
【0058】請求項8記載のAD変換装置によれば、選
択切り離し手段により減少補正用容量群を変換用容量群
から選択的に切り離すことにより、重み付けされた変換
用容量群の容量値の理想値からのずれに対応して、AD
変換部の変換用容量群の容量値を減少補正するので、再
設計の工数とコストを要せずに特性改善を容易にかつ安
価に行うことができ、変換精度を容易に向上させること
ができ、さらに製品歩留りの向上を図ることができる。
しかも、比較手段によって基準電圧とAD変換器の出力
電圧とを比較することにより、特別な検査装置を用いる
ことなく変換特性を検出することができ、特性改善をい
っそう簡便に実現することができる。
【0059】請求項9記載のAD変換装置によれば、選
択接続手段により増加補正用容量群を変換用容量群に選
択的に並列接続することにより、重み付けされた変換用
容量群の容量値の理想値からのずれに対応して、AD変
換部の変換用容量群の容量値を増加補正し、選択切り離
し手段により減少補正用容量群を変換用容量群から選択
的に切り離すことにより、重み付けされた変換用容量群
の容量値の理想値からのずれに対応して、AD変換部の
変換用容量群の容量値を減少補正するので、再設計の工
数とコストを要せずに特性改善を容易にかつ安価に行う
ことができ、変換精度を容易に向上させることができ、
さらに製品歩留りの向上を図ることができる。特に、容
量補正を増加方向および減少方向の両方に行えるので、
補正をきめ細かく行うことができ、変換精度をいっそう
向上させることができ、さらに製品歩留りのいっそうの
向上を図ることができる。しかも、比較手段によって基
準電圧とAD変換器の出力電圧とを比較することによ
り、特別な検査装置を用いることなく変換特性を検出す
ることができ、特性改善をいっそう簡便に実現すること
ができる。
【0060】請求項10記載のAD変換装置によれば、
外部の制御信号によって、AD変換部の変換用容量群の
容量値の変化量を制御可能としたので、マイクロコンピ
ュータ等を用いてプログラマブルに容量値の補正を行う
ことができ、容量値の補正を簡便に行うことができる。
請求項11記載のAD変換装置によれば、基準電圧を変
えて特性解析用アナログパターンを発生することで、自
動的に変換時に最適な状態に補正し、特性改善のいっそ
うの容易化が図れる。
【0061】請求項12記載のAD変換装置によれば、
基準電圧とAD変換器の出力電圧の比較結果をフィード
バックするようにしているので、変換特性の自己補正を
自動的に行って変換特性を自動的に最適な状態に補正す
ることができ、特性改善のいっそうの簡便化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるAD変換器
の構成を示すブロック図である。
【図2】同実施の形態におけるAD変換器の特性図であ
り、(a)が理想特性、(b)が容量が過少な場合の特
性、(c)が容量が過多な場合の特性である。
【図3】本発明の第2の実施の形態におけるAD変換器
の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態におけるAD変換装
置の構成を示すブロック図である。
【図5】従来のAD変換器の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 比較器 2 DA変換部 3 逐次比較ロジック回路 4 変換用容量群 5 スイッチ回路 11 AD変換部 12 比較器 13 DA変換部 14 逐次比較ロジック回路 15 変換用容量群 16 スイッチ回路 17 制御部 18 増加補正用容量群 19 選択接続回路 20 制御レジスタ 21 AD変換部 22 比較器 23 DA変換部 24 逐次比較ロジック回路 25 変換用容量群 26 スイッチ回路 27 制御部 28 増加補正用容量群 29 選択接続回路 30 減少補正用容量群 31 選択切り離し回路 32 制御レジスタ 41 AD変換器 42 制御部 43 基準電圧源 44 解析部 45 DA変換器 46 テスト制御回路 47 メモリ 48 マイコンコア

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重み付けされた変換用容量群を具備する
    容量型逐次比較型のAD変換部と、前記AD変換部の変
    換用容量群の容量値を変化させる制御部とを備えたAD
    変換器。
  2. 【請求項2】 制御部が、増加補正用容量群と、前記増
    加補正用容量群を変換用容量群に選択的に並列接続する
    選択接続手段とからなることを特徴とする請求項1記載
    のAD変換器。
  3. 【請求項3】 制御部が、変換用容量群に並列接続した
    減少補正用容量群と、前記減少補正用容量群を変換用容
    量群から選択的に切り離す選択切り離し手段とからなる
    ことを特徴とする請求項1記載のAD変換器。
  4. 【請求項4】 制御部が、増加補正用容量群と、変換用
    容量群に並列接続した減少補正用容量群と、前記増加補
    正用容量群を前記変換用容量群に選択的に並列接続する
    選択接続手段と、前記減少補正用容量群を前記変換用容
    量群から選択的に切り離す選択切り離し手段とからなる
    ことを特徴とする請求項1記載のAD変換器。
  5. 【請求項5】 制御部が、外部の制御信号によって、A
    D変換部の変換用容量群の容量値の変化量を制御可能と
    したことを特徴とする請求項1記載のAD変換器。
  6. 【請求項6】 重み付けされた変換用容量群を具備する
    容量型逐次比較型のAD変換部と、前記AD変換部の変
    換用容量群の容量値を変化させる制御部と、基準電圧を
    生成する基準電圧生成手段と、前記基準電圧と前記AD
    変換器の出力電圧とを比較する比較手段とを備えたAD
    変換装置。
  7. 【請求項7】 制御部が、増加補正用容量群と、前記増
    加補正用容量群を変換用容量群に選択的に並列接続する
    選択接続手段とからなることを特徴とする請求項6記載
    のAD変換装置。
  8. 【請求項8】 制御部が、変換用容量群に並列接続した
    減少補正用容量群と、前記減少補正用容量群を変換用容
    量群から選択的に切り離す選択切り離し手段とからなる
    ことを特徴とする請求項6記載のAD変換装置。
  9. 【請求項9】 制御部が、増加補正用容量群と、変換用
    容量群に並列接続した減少補正用容量群と、前記増加補
    正用容量群を変換用容量群に選択的に並列接続する選択
    接続手段と、前記減少補正用容量群を変換用容量群から
    選択的に切り離す選択切り離し手段とからなることを特
    徴とする請求項6記載のAD変換装置。
  10. 【請求項10】 制御部が、外部の制御信号によって、
    AD変換部の変換用容量群の容量値の変化量を制御可能
    としたことを特徴とする請求項6記載のAD変換装置。
  11. 【請求項11】 基準電圧生成手段が生成する基準電圧
    が可変であることを特徴とする請求項6記載のAD変換
    装置。
  12. 【請求項12】 基準電圧とAD変換部の出力電圧の比
    較結果を制御部へフィードバックすることにより、前記
    基準電圧と前記AD変換部の出力電圧の比較結果に基づ
    いて前記AD変換部の変換用容量群の容量値の変化量を
    制御したことを特徴とする請求項6記載のAD変換装
    置。
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