JP2000049306A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体装置およびその製造方法Info
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Abstract
モリセル面積が縮小した際に、加工技術の限界やセル間
のスペースのために十分なキャパシタ容量を確保するこ
とが困難となる。 【解決手段】ビット線方向に配列され且つ複数セルに渡
るキャパシタを用いてメモリセル間のスペースを有効に
利用する。更に、キャパシタの立体構造を自己整合によ
り形成することにより、この構造をより有効と成し得
る。
Description
ンダム・アクセス・メモリ(以下、DRAMと略記す
る)に関するものである。更には、本願発明はDRAM
と他の半導体装置部、例えばロジック回路を組み合わせ
て構成される半導体装置に係わるものである。
積する為のキャパシタの容量値が減少し、セル動作に必
要な容量値を確保することが困難になるという問題を生
み出した。この困難を回避するための各種の方法が提案
されているが、その一つの方法として、例えばワード線
上に蓄積電極を形成するスッタク型DRAMセルなどが
ある。
を利用してキャパシタ部を構成すると、蓄積キャパシタ
はメモリセルの微細化に伴って減少してしまう。従っ
て、キャパシタ部の形状を半導体基板の厚さ方向に面積
を増大する各種技術が提案されている。しかし、これま
での技術では、いずれも256MBit以上の容量値を
有するDRAMの実現することが困難である。
1、図2、図3のキャパシタの構造は、各々STC(S
tacked Capacitor)型、CROWN―
STC型、およびFIN―STC型と通称されている。
そして、これらはいずれも1セルに1キャパシタという
構造をとっている。尚、図1から図3において、各符号
の意味は次の通りである。符号0は半導体基板、1は素
子分離用の絶縁膜、2はワード線、3はビット線コンタ
クトプラグ、4は蓄積ノード用のコンタクトプラグ、5
はビット線、7はキャパシタ用絶縁膜、9は下部電極、
14はキャパシタ用絶縁膜、15は上部電極を示してい
る。
AMセルを得る為のキャパシタ構造として、一つの蓄積
電極の占める領域に、第1および第2の凸部により3つ
の塀を形成する案を示している。
積度を確保しながら、従来のような容量値を確保する
為、2つのメモリセルに跨って2つのキャパシタを設け
る例である。この例のキャパシタが2つのメモリセルに
跨る構成を有するが、キャパシタはビット線の方向に延
在する。
り高密度の集積度を確保しながら、メモリ用のキャパシ
タのより高い容量値を確保することが出来る半導体装置
を提供するものである。
高集積化および微細化にともない、セル面積が縮小した
際に、加工技術の限界やキャパシタ間のスペース確保の
ために十分なキャパシタ容量値を確保することが困難に
なること、従って、十分な容量値を得るためにはキャパ
シタ構造はより複雑に、キャパシタ部の高さはますます
高くなり、歩留まりの低下、コストの増加を避けられな
いという諸点を解決するものである。
の微細化が進むとキャパシタの下部電極の占有面積は縮
小せざるを得ない。それは、加工技術の微細化に対する
限界から下部電極の占有面積は制限されてしまう。この
為、キャパシタ間のスペースを確保するためにはセル面
積を縮小せざるを得ないのである。従って、十分な容量
値を得るために、キャパシタ構造はより複雑に、キャパ
シタ部分の高さは高くなる。製造工程の増加、より微細
な加工は、製品の歩留まりの低下、コストの増加が避け
られない。
示されたキャパシタの構造を例示する。この図では、単
位となるキャパシタの第一の凸状下部電極21(23)
と第二の凸状下部電極22(24)の二組の平面的配置
を示している。第一の凸状下部電極21と第二の凸状下
部電極22との間の塀、第一の凸状下部電極23と第二
の凸状下部電極24との間の塀、および第一の凸状下部
電極21と第一の凸状下部電極23の相互の間の塀の3
つの塀をキャパシタの電極面に用いるものである。しか
し、凸状下部電極21と第二の凸状下部電極22は自己
整合で形成しているが、第一の凸状下部電極21同士は
ホトリソグラフィ技術により形成している。これらの位
置関係の精度はリソグラフィ技術に依存する。従って、
微細化が進んだ際には同様の製品の歩留まりの低下、コ
ストの増加などの問題が発生する。
観点は、特にスタック型キャパシタ・セル(STC)の
構造およびその製造方法に関する。即ち、それは、メモ
リ用のキャパシタの下部電極部を、その底面部と壁状体
との二つの部分より構成し、且つ壁状体の長手方向を半
導体基板の上方に向けて搭載し、キャパシタ電極の面積
を増大させる。更に、この壁状体およびキャパシタ用の
絶縁物層の形成を、いわゆる自己整合法により、且つ各
層をCVD法によって形成するものである。尚、前記壁
状体は複数用いるのが当然、大容量化の面から好まし
い。
第1の壁状体を形成する為の凸状体を一度位置決定する
と、その後のキャパシタ用の各部材、即ち、キャパシタ
の第2の壁状体、および絶縁物層をマスク工程なく実施
するものである。これら各層の形成にCVD(Chem
ical Vapor Deposition)法を用
いれば、これら各層の膜厚を自由に調整することが可能
である。従って、メモリセルの面積に関係なく、より自
由な密度でより大容量値のキャパシタ構造を形成するこ
とができる。
のワード線の方向に配列された複数のメモリセルに渡っ
て、連続したキャパシタ部を形成することにある。この
ことにより、従来使用していないセル間のスペース部に
もキャパシタ部を形成することが可能となり、当該キャ
パシタの容量値を更に増加させることが可能となる。
より、高密度の集積度を確保しながら、メモリ用のキャ
パシタのより高い容量値を確保することが可能となる。
例えば、256Mbit以上の記憶容量を有する半導体
記憶装置を実現することを可能とする。
状体を用い且つ前述の自己整合法によって壁状体の幅お
よび絶縁膜の膜厚をより微細に形成することによって、
積層体の上部側においてワード線の方向に配列された複
数のメモリセルにまたがってキャパシタの上部電極を形
成することが出来る。上部側におけるワード線の方向に
は面積を大きくとり易い。従って、キャパシタの面積を
大きくするに有利である。
要を列挙する。
に、キャパシタ部を複数のメモリセルに跨って形成した
形態に係わるものである。
板の上部にワード線、ビット線、及び第1の電極と第2
の電極を有するキャパシタ部とを少なくとも有する半導
体装置であって、前記キャパシタ部が前記ワード線およ
び前記ビット線の上部に形成され、且つ複数のメモリセ
ルにまたがって設けられていることを特徴とする半導体
装置である。
板の上部にワード線、ビット線、及び第1の電極と第2
の電極を有するキャパシタ部とを少なくとも有する半導
体装置であって、前記キャパシタ部は前記半導体基板に
対して前記ワード線および前記ビット線の上部に形成
し、且つ前記キャパシタ部が前記ワード線の方向に延在
し複数のメモリセルにまたがって設けられていることを
特徴とする半導体装置である。
ード線の方向に延在し複数のメモリセルにまたがって設
けられ、よりキャパシタの占有面積を確保することが可
能である。
板上に形成したMOSトランジスタと、そのMOSトラ
ンジスタのソース領域あるいはドレイン領域のいずれか
と電気的に接続したキャパシタ部を具備する半導体装置
であって、前記キャパシタ部が前記ワード線の方向に延
在し複数のメモリセルにまたがって設けられていること
を特徴とする半導体装置である。
を示す。
キャパシタの下部電極の構造に係わるものである。
の観点に係わるものである。そして、これらの発明の形
態(4)より(6)のキャパシタ部の各部材、例えば第
1の電極の壁状体および絶縁膜あるいはこれらの製造過
程に用いる部材を、CVD法によって製造することによ
り、各部材の厚さ、間隔などを調整することが出来る。
従って、これらの部材をいわゆる自己整合法によると、
少なくとも当該半導体装置を製造するにあたっての最小
加工寸法の1/2ピッチの微細なキャパシタセルまで形
成することができる。
板に形成したMOSトランジスタと、前記半導体基板の
上部にワード線、ビット線、及び前記半導体基板側に配
置された第1の電極と前記半導体基板側と反対側に配置
された第2電極とを有するキャパシタ部と、前記キャパ
シタ部の第1の電極がMOSトランジスタのソース領域
あるいはドレイン領域のいずれかと電気的に接続された
半導体装置であって、前記キャパシタ部は前記ワード線
および前記ビット線の上部に形成し、前記キャパシタ部
の第1の電極は底面部とこの底面部に電気的に接して設
けられた複数の壁状体を有してなり、この第1電極に絶
縁膜を介して第2の電極を配置してなることを特徴とす
る半導体装置である。
板に形成したMOSトランジスタと、前記半導体基板の
上部にワード線、ビット線、及び前記半導体基板側に配
置された第1の電極と前記半導体基板側と反対側に配置
された第2電極とを有するキャパシタ部と、前記キャパ
シタ部の第1の電極がMOSトランジスタのソース領域
あるいはドレイン領域のいずれかと電気的に接続された
半導体装置であって、前記キャパシタ部は前記ワード線
および前記ビット線の上部に形成し、前記キャパシタ部
の第1の電極は底面部とこの底面部に電気的に接して設
けられた複数の壁状体を有してなり、この第1電極に絶
縁膜を介して第2の電極を配置し、且つ前記キャパシタ
部が複数のメモリセルにまたがって設けられていること
を特徴とする半導体装置である。
数のメモリセル跨って形成されており、キャパシタの占
有面積を大ならしめることが出来る。
板に形成したMOSトランジスタと、前記半導体基板の
上部にワード線、ビット線、及び前記半導体基板側に配
置された第1の電極と前記半導体基板側と反対側に配置
された第2電極とを有するキャパシタ部と、前記キャパ
シタ部の第1の電極がMOSトランジスタのソース領域
あるいはドレイン領域のいずれかと電気的に接続された
半導体装置であって、前記キャパシタ部は前記ワード線
および前記ビット線の上部に形成し、前記キャパシタ部
の第1の電極は底面部とこの底面部に電気的に接して設
けられた複数の壁状体を有してなり、この第1電極に絶
縁膜を介して第2の電極を配置し、且つ前記キャパシタ
部が前記ワード線の方向に延在し複数のメモリセルにま
たがって設けられていることを特徴とする半導体装置で
ある。
ード線の方向に延在し複数のメモリセルにまたがって設
けられて、キャパシタ部の占有面積をより大ならしめる
ことが出来る。
を有する記憶部は半導体記憶装置として有用であるが、
この半導体記憶装置の部分とこの記憶部とは機能を異に
する諸半導体装置部とを半導体基板に合わせて有する半
導体装置を実施することも当然可能である。記憶部とは
機能を異にする諸半導体装置部とは、例えば論理回路部
であり、マイコン機能部等である。勿論、本願発明に係
わるキャパシタ部を有する記憶部とその他の諸半導体装
置とを合わせても良い。
タの配置方法および下部電極形成の好ましい具体的条件
に関するものである。
パシタ部は、連続して配置されるメモリセルの2のn乗
個(但し、nは自然数である)に渡って形成することを
特徴とする半導体装置である。
パシタ部の底面部相互の間隔dは前記壁状体の厚みを
x、これら壁状体の間隔をyとした時、x<d<(x+
y)なることを特徴とする半導体装置である。
キャパシタセルの一方向の長さzが前記壁状部の厚みを
x、その間隔をyとした時、z=n(x+y)(但し、
nは自然数である)なることを特徴とする前記発明の形
態4)、(5)、および(6)のいずれかに記載の半導
体装置である。
いる半導体記憶装置での形態である。
一つのキャパシタ部が形成される複数のメモリセルを単
位として、この単位を複数単位有してメモリマット部が
構成された半導体記憶装置を有する半導体装置である。
シタ部とこれより半導体基板側、特にMOSトタンジス
タ側との接続に関するものである。一般的に下記の如き
各種形態を取り得る。
装置において、前記1つのキャパシタが形成される複数
のセル領域を一単位とし、この1単位中の各キャパシタ
のストレッジノードのコンタクトの位置を各々ビット線
方向にずらして形成させるものである。
装置において、前記1つのキャパシタが形成される複数
のセル領域を一単位とし、この1単位中の各キャパシタ
のストレッジノードのコンタクトの位置を各々ビット線
方向にずらし、且つ前記ストレッジノードのコンタクト
の少なくとも一つはソース領域又はドレイン領域から引
き出したコンタクトの直上に形成させるものである。
ス領域又はドレイン領域から引き出したコンタクトの直
上でなくても良い。即ち、第3は、前記各発明の形態に
示した半導体装置において、前記1つのキャパシタが形
成される複数のセル領域を一単位とし、この1単位中の
各キャパシタのストレッジノードのコンタクトの位置を
各々ビット線方向にずらし、且つ前記ストレッジノード
のコンタクトの少なくとも一つはソース領域又はドレイ
ン領域から引き出したコンタクトの直上以外の位置に形
成されたものということが出来る。
す。
体基板上に形成したMOSトランジスタと、そのMOS
トランジスタのソース領域あるいはドレイン領域のどち
らかと電気的に接続したキャパシタ部を具備する半導体
装置であって、当該キャパシタ部と前記MOSトランジ
スタのソース領域あるいはドレイン領域との接続は、所
定の導電体層を介して接続され、且つ前記MOSトラン
ジスタのソース領域あるいはドレイン領域と導電体層と
の接続される平面的な位置と、前記キャパシタ部と導電
体層との接続される平面的な位置とが異なることを特徴
とする半導体装置である。
体基板上に形成したMOSトランジスタと、そのMOS
トランジスタのソース領域あるいはドレイン領域のどち
らかと電気的に接続したキャパシタ部を具備する半導体
装置であって、当該キャパシタ部と前記MOSトランジ
スタのソース領域あるいはドレイン領域との接続は、所
定の導電体層を介して接続され、且つ前記MOSトラン
ジスタのソース領域あるいはドレイン領域と導電体層と
の接続される平面的な位置に対して、この導電体層と前
記キャパシタ部との接続される平面的な位置がビット線
の方向にずれを有することを特徴とする前記発明の形態
(1)、(2)、(3)、(5)、および(6)のいず
れかに記載の半導体装置である。
体基板上に形成したMOSトランジスタと、そのMOS
トランジスタのソース領域あるいはドレイン領域のどち
らかと電気的に接続したキャパシタ部を具備する半導体
装置であって、当該キャパシタ部と前記MOSトランジ
スタのソース領域あるいはドレイン領域との接続は、所
定の導電体層を介して接続され、且つ前記MOSトラン
ジスタのソース領域あるいはドレイン領域と導電体層と
の接続される平面的な位置と、前記キャパシタ部と導電
体層との接続される平面的な位置とが実質的に同じ位置
なることを特徴とする半導体装置である。
略述する。
体基板にMOSトランジスタのソース領域およびドレイ
ン領域を有する半導体素子部およびこの上部にビット線
と、且つビット線コンタクトおよびストレージノードコ
ンタクトとを少なくとも形成した半導体基板を準備する
工程、当該半導体装置のキャパシタの第1の電極の底面
部を絶縁物層によって分離して形成する工程、前記キャ
パシタの第1の電極の底面部に電気的に接続して設けら
れる複数の壁状導電体層の間隔をCVD(Chemic
al Vapor Deposition)法による所望
膜の成膜およびこの膜の除去によって設けることを特徴
とする半導体装置の製造方法である。
(a)半導体基板にMOSトランジスタのソース領域お
よびドレイン領域を有する半導体素子部およびこの上部
にビット線と、且つビット線コンタクトおよびストレー
ジノードコンタクトをと少なくとも形成した半導体基板
を準備する工程、(b)当該半導体装置のキャパシタの
第1の電極の底面部を絶縁物層によって分離して形成す
る工程、(c)こうして準備した半導体基板の上部に櫛
歯形状の第1の絶縁物層を、当該絶縁物層の厚さが少な
くともキャパシタの複数の壁状体の一部を構成する導電
体層およびキャパシタ用の絶縁物層を挿入する厚さを有
して形成する工程、(d)この櫛歯形状の第1の絶縁物
層の位置を基にキャパシタの複数の第1の壁状体導電体
層および複数の第2の壁状体導電体層を所定の間隔に形
成する工程、(e)こうして形成されたキャパシタの底
面部、第1の壁状体導電体層および第2の壁状体導電体
層を有する第1電極の表面に絶縁物層を形成する工程、
(f)キャパシタの第2の電極を形成する工程を少なく
とも有することを特徴とする半導体装置の製造方法であ
る。
絶縁物層をフォトマスクを用いて位置を決定すれば、以
下のキャパシタの各部材の形成をフォトマスクを用いな
いいわゆる自己整合法によって製造することが出来る。
キャパシタの複数の第1の壁状導電体層、および複数の
第2の壁状導電体層を所定の間隔に形成する工程におい
て、CVD法による層形成を用いる前記発明の形態(1
4)の半導体装置の製造方法である。
な製造工程を追って説明するが、先ず製造工程の順序を
略述する。この後、各工程に従って詳細を説明する。
尚、各製造工程に付した符号(a)、(b)などは、前
記実施の形態(15)において用いたものと符合して示
し、この内容を更に具体的に説明したものである。
己整合法の理解を容易ならしめる為、これに係わる部分
のみを工程順に示した断面図である。図5から図12に
おいて、各符号の意味は次の通りである。符号0は半導
体基板、1は素子分離用の絶縁膜、2はワード線、3は
ビット線コンタクトプラグ、4は蓄積ノード用のコンタ
クトプラグ、5はビット線、6はストレッジノードコン
タクト、7は絶縁膜層、9はキャパシタの半導体基板側
の下部電極、10,12は絶縁物層、11,13はキャ
パシタの下部電極を構成する壁状体、14はキャパシタ
用絶縁膜、15はキャパシタの半導体基板と反対側の上
部電極を示している。又、図6より図12は自己整合法
に直接関係する部分のみ符号を付した。これらの図にお
いて図5と同じハッチングの個所は同じ部分を示す。
体装置のメモリマット部のキャパシタ部を工程順に示し
た各断面図およびその一部の平面図の例である。 尚、
これらの諸図面は、自己整合法の基本工程を示した前述
の図5より図12と一部重複するので、主要部はこれら
を参酌すると理解が容易である。
よびドレイン領域を有する半導体素子部およびこの上部
にビット線5と、且つビット線コンタクト3およびスト
レージノードコンタクト6をと少なくとも形成した半導
体基板を準備する工程。
の電極の絶縁物層8によって分離された底面部導電体層
9を形成する工程。即ち、底面部導電体層9の形成には
以下の手順を取る。
第1の電極の底面部を分離する複数の絶縁物層8を形成
し、(b−2)この絶縁物層の間を埋めてキャパシタの
第1の電極の底面部となる導電体層9を形成する。
に櫛歯形状の第1の絶縁物層10を、当該絶縁物層の厚
さが少なくともキャパシタの壁状体を構成する導電体層
およびキャパシタ用の絶縁物層を挿入する厚さを有して
形成する工程(図5)。
の位置を基にキャパシタの壁状体の一部を構成する複数
の第1の壁状導電体層11および複数の第2の壁状導電
体層12を所定の間隔に形成する。即ち、この間隔に形
成には以下の手順を取る。
面にキャパシタの壁状体を構成する複数の第1の壁状導
電体層11を形成する。互いに隣接する当該第1の導電
体層の間隔は少なくともキャパシタの壁状体の一部を構
成する第2の壁状導電体層およびキャパシタ用の絶縁物
層を挿入する厚さとする(図6)。
(図7)。
に複数の櫛歯形状の第2の絶縁物層12を、互いに隣接
する当該櫛歯形状の第2の絶縁物層12の間が少なくと
も前記第2の壁状導電体層13を挿入する厚さを有して
形成する工程(図8)。
縁物層12の間にキャパシタの壁状体の一部を構成する
第2の壁状導電体層13を埋め込む(図9)。
縁物層12を除去する(図10)。こうして、図10に
見られるように、キャパシタの壁状体を構成する複数の
第1の壁状導電体層11および複数の第2の壁状導電体
層12が所定の間隔に形成される。
1の電極の底面部9、第1の壁状導電体層11および第
2の壁状導電体層12の表面にキャパシタの容量形成の
為、絶縁物層14を形成する(図11)。尚、図11で
は図面の大きさの関係で絶縁物層14は太線で示した。
する工程(図12)。
体例を図13から図33を参酌して、具体的に説明す
る。尚、必要に応じて主要部を図示した前述の図5より
図12を参酌すると理解が容易である。又、各製造工程
に付した符号(a)などは前記実施の形態(14)およ
び前記[自己整合法の基本工程]において用いたものと
符合して示している。
法によって素子分離領域1を形成した後、この素子分離
領域に囲まれた所望の領域に複数のMOSトランジスタ
2を形成する。通例この素子分離領域1はフィールド酸
化膜である。次いで、こうして準備された半導体基体の
上部に絶縁膜層50を形成し、この絶縁膜層に所定のビ
ット線コンタクト3およびストレッジノード(SN)コ
ンタクト4を形成する。
Sトランジスタの列方向に延在してビット線5を形成し
た後、この上部に絶縁膜層7を形成する。更に、この絶
縁膜層7に第2のストレッジノード(SN)コンタクト
6を形成する。第1と第2のストレッジノード(SN)
コンタクト(符号4と6)が接続されて構成されること
はいうまでもない。
3)。このSi3N4層を通例のドライエッチングおよ
びこれに続くウエットエッチングを用いて、残存するS
i3N4層部分8のパターン幅をキャパシタの下部電極の
底面部の半導体基板面に平行な方向の間隔とする。図1
4は図13に対応した平面図を示す。図13は図14の
矢印で示された線AAでの断面を示している。以下、各
平面図と断面図の関係は、特にことわらない限り本例と
同様である。円形に示された部分が前記のストレッジノ
ードコンタクト6である。
上に所定形状のSi3N4層8の細線を覆ってPoly−
Si(ポリシリコン)層9を形成する(図15)。図1
5はこの状態の断面図、図16は対応した平面図であ
る。断面の切り方は図13と図14の関係と同様であ
る。尚、図16ではSi3N4細線8に対応して生ずる凸
部をマトリクス状の小さな長方形で示している。
して、表面が概ねSi3N4層8と同じ平面になるまで平
坦化する。こうして、Si3N4層8の細線で区切られ
た、poly−Siの島状パターン9を形成する(図1
7)。図17の断面図に対応する平面図が図18であ
る。図18にSi3N4の細線8で区切られた、poly
−Siの矩形パターン9が示されている。このpoly
−Siの矩形パターン9がストレージノード電極の底面
(ベース)となる。こうしてストレージノード電極の底
面の決定されることによって、前述の図13の説明にお
いて、残存するSi3N4層部分8のパターン幅をキャ
パシタの下部電極の底面部の半導体基板面に平行な方向
の間隔とする旨とした意味が十分理解される。
板の表面に、キャパシタの高さとほぼ同等のSiO2層
10をCVD法によって形成し、更に、このSiO2層
に所定のピッチで溝を形成する。この状態でリンドープ
poly−Si層11をCVD法によってコンフォーマ
ルに形成する(図19)。図20はこの状態の平面図で
ある。この表面はリンドープpoly−Si層11であ
るが、前記のSiO2層10の櫛形パターンが図示され
ている。
成されるSiO2層に所定のピッチで溝の位置、および
加工精度によって、その後の、キャパシタの下部電極を
構成する複数の壁面の位置が決定される。従って、一
回、このSiO2層をフォトレジストを用いたエッチン
グ加工を行えば、以後の工程では、当該下部電極となる
リンドープpoly−Si層11、13、あるいはこれ
らの壁面の間隔を決める為のSiO2層の形成にはCV
D法を用いる。従って、この自己整合法によって、当該
半導体分野の最小加工寸法の1/2ピッチの微細なるキ
ャパシタセルを得ることが出来る。
どのように最適化するか、あるいは底面部と垂直部の合
わせをどのように最適化するか、といった実際的に好ま
しい条件については後述する。
0をエッチバックし、SiO2層10のパターンの上面
のリンドープpoly−Si層11を除去する(図2
1:断面図、図22:平面図)。こうして、櫛歯形状の
絶縁物層10(具体的にはSiO2層10)の両側面に
キャパシタの壁状体を構成する複数の第1の壁状導電体
層11(具体的にはリンドープpoly−Si層11)
が形成される。
O2層10を除去する。即ち、壁状に形成されているリ
ンドープpoly−Si層11に挟まれたSiO2層1
0をウエットエッチングによって選択的に除去する。こ
うして、この状態では細いリンドープpoly−Si層
11の櫛形パターンが残存することになる。図22にリ
ンドープpoly−Si層11が長円状に見られる。
尚、この長円状の両端部の半円形状の領域は、最終的な
装置の部材としては不要な部分である。しかし、この工
程では、底面の幅より壁状体の垂直方向の面の長さの方
が大きいリンドープpoly−Si層11の櫛形パター
ンを基体上に保持するに有用である。キャパシタの完成
後、この不要部分は除去しても良い。必ずしも、この除
去は必要ないが、装置の小型化の面で除去した方が有利
である。
法によりSiO2層12をCVD法によって形成する
(図23:断面図)。図24の平面図には、この最上層
のSiO2層12のパターンが図示されている。このS
iO2層12の厚さはキャパシタ用の絶縁膜の厚さと上
部電極の厚さ分の厚さとなる。即ち、このSiO2層1
2のパターンに挟まれた凹部60に後の工程で pol
y−Si層13を埋め込み、このpoly−Si層13
の壁状体をキャパシタの下部電極の一部とするのであ
る。更に、後の工程で、このSiO2層12は最終的な
キャパシタ用の絶縁膜に置き換えられる。従って、この
SiO2層12の厚さが、実質的にキャパシタ用の絶縁
膜の厚さを規制することとなる。
クする(図25:断面図、図26:平面図)。前述の通
り、この時、複数のSiO2層12の壁状体の間にスペ
ースを形成することとなる。
びリンドープのpoly−Si層13を形成する(図2
7)。この時、 poly−Si層13は、図25に見
られるスペースを埋めるごとくに形成される。
のエッチバックあるいは例えばCMP(Chemica
l Mecanical Polishing)法により
平坦化する。図28がこの平坦化された状態の断面を示
している。図29はこれに対応した平面図である。Si
O2層12により間が埋め込まれたpoly−Si層1
1、13による櫛形パターンが形成された。
ドープpoly−Si層12および13を所望形状に加
工する。図30はこの状態を示す平面図、図31は図3
0のAB断面図である。尚、図30の平面図の上下端面
に半円状に残された部分51は、前述した通り最終的な
半導体装置には不要な部分である。
チングの工程で、前記のリンドープのpoly−Si層
12、および13の櫛形パターンはワード線に平行な方
向に、且つメモリセル単位に切断される。図22に
「l」として図示した長さがメモリセルの単位長さを示
す。
り、周知のウエットエッチングによりSiO2層12を
除去する。こうして、キャパシタの壁状体を構成する複
数の第1の壁状導電体層11および複数の第2の壁状導
電体層12が所定の間隔に形成される。
i層よりなる下部電極11,13の表面をNH3の雰囲
気中で窒化して、この上面にTa2O5層14をCVD法
により形成する。この形成されたTa2O5層14は摂氏
700度以上の酸化性雰囲気中で熱処理を行い、結晶化
される(図32)。尚、図32、図33では図面の大き
さの関係でこのTa2O5層14の図示は省略されてい
る。従って、これらの図では、リンドープのpoly−
Si層の表面をTa2O5層14とみなすこととする。
をCVD法により形成する(図33:断面図)。
置とする。
キャパシタセルを上から見た平面図である。図34の
(b)は、キャパシタの下部電極の構成を示す断面図
で、ビット線方向から見た断面図である。尚、図34の
(b)に矢印で示した長さ(符号52、53)はリソグ
ラフィで決定される寸法である。符号16は1セルの領
域、17は下部電極部である。この構造でキャパシタ容
量は同じ高さのCROWN型キャパシタに対して1.7
倍程度の容量値を得ることができる。
の配置を上方から見た平面図である。図35において、
19はワード線、5はビット線、3はビット線コンタク
ト、4はストレージコンタクト、18はアクティブ領
域、16は1セルの領域、17は下部電極部を示してい
る。尚、図35の上方からみたキャパシタの配置図は、
これまでの装置の断面図と位置関係は正確に一致しては
いない。各部材の平面的な位置関係は図35に示され
る。これまでの断面図はトランジスタと上記装置の各部
材との上下の位置関係を主として示している。メモリセ
ルやストレージノードコンタクトは各部材の平面的な配
置は、以下にもその事例を述べるように多くの配置方法
が考えられる。
一行おきにずれている。
路図である。図36に点線で囲んだ領域が1セルに当た
る領域である。各メモリセル16はビット線5によって
センスアンプ(32あるいは33)に接続され、一方、
ワード線19によってワード線ドライバ(30あるいは
31)に接続されている。
メモリマット部に区切られず連続して形成することが好
ましい。また、パターン端の半円状部はメモリマット部
と周辺回路部のスペースに形成することが望ましい。
又、図30の時点の加工時に、前記半円状の部分を取り
除いてもかまわない。
工程を取ることも可能である。実施の形態1においてキ
ャパシタ底面の加工である。
し、所望の加工を施した後、リンドープpoly−Si
層9を形成する。そして、この状態で概ねSi3N4層8
の高さに合わせて、半導体基体表面の平坦化を行ってい
る(図13より図18を参酌)。しかし、また、次の変
形工程も考えられる。
i層9の形成とSi3N4層8の形成の順序を逆とするも
のである。先ず、リンドープpoly−Si層を形成
し、所望形状に加工する。その後、CVD法により再度
poly−Si層を形成し、その側壁を残すようにエッ
チバックを行う。こうした後、Si3N4層を形成し、表
面をい平坦化しても良い。この時、前記CVD法による
poly−Si層の膜厚の調整によって、所望の間隔の
下部電極の底面を形成することが出来る。1キャパシタ
の大きさによってはフォトエッチングまたはEB(El
ectoronbeam )加工法により一回で加工可
能である。
に最適化するか、あるいは底面部と垂直部の合わせをど
のように最適化するかについて説明する。この問題は、
本願明細書で後述する各種の例についても全く同様に適
用することが出来ることはいうまでもない。
シタの底面部の間隔d、キャパシタの壁状体の厚みを
x、その間隔をyとした時、 x<d<(x+y)の関
係に設定するのが良い。この条件では、キャパシタの底
面部に対して壁上部をどのように合わせても、ショート
することがない。従って、この方法によって、面積を有
効に用いることが出来、最大面積のキャパシタを得るこ
とが出来る。尚、ここで、キャパシタの底面部の間隔d
とは、壁状部を支える導体、この例ではリンドープpo
ly−Si層9相互の間隔である。図12にこれら、
x、y、およびdの関係を図示した。
zは、通例、前記壁状部の厚みをx、その間隔をyとし
た時、z=n(x+y)(但し、nは自然数である)と
なっている。
キャパシタ上部を平坦化した後に、フォトレジストとハ
ードマスクを用いて、立体構造部と一括して、メモリセ
ルの最終形状に平面加工してしまうことも出来る。こう
する、全行程として、ホトレジストによるエッチング工
程を1工程削減することが出来る。
いことによって、この壁状体が製造工程中に倒れるなど
の強度的な困難を以下の方法によって、基本的に回避す
ることが出来る。即ち、上記実施の形態の基本工程にお
いて、上記工程(c)から(d−3)、即ち図19より
図23の工程、および上記工程(d−4)より(f)、
即ち図28より図33までの工程を連続して行い、さら
にin situで形成する。こうすることによって、
SiO2層をウエットエッチング後、パターンが倒れる
などの問題を解決することが出来る。
材は、半導体装置、ないしは半導体記憶装置の分野にお
いて通例用いているものを用いることが出来るが、若干
補足説明する。尚、以下に述べる各事柄は、上記の実施
の形態以外の例、例えば下記に述べる別な実施の形態に
ついても全く同様に適用できることは言うまでもない。
Ta2O5膜を、上部電極13としてCVD法によるTi
N層を用いている。しかし、これらの材料はこれらに限
られるものではない。キャパシタ用の絶縁膜は通例の材
料を用いることが出来る。また、キャパシタ絶縁膜に例
えばSiO2とSi3N4の積層膜を用いることが出来
る。
が出来る。上部電極に例えばリンドープpoly−Si
層を用いても良い。いずれの場合も、これまでの方法に
よるものと同等のキャパシタ面積の増加効果が得られ
る。
ドープpoly−Si層を用いているが、(a)W、T
i、Taなどの耐熱性金属層および(b)これらの金属
とシリコン、窒素との化合物からなる導電膜、あるいは
(c)Pt、Ru,RuO2、Ir、IrO2やこれらの
積層膜あるいは(d)上記下部電極用の各種材料の積層
膜などを用いると、更に大きな容量値のキャパシタを得
ることが出来る。
用の各種導電膜あるいはこれらの積層膜を用いることが
出来る。
ばバリウムチタン酸ストロンチウム(BST)やチタン
酸ストロンチウム、鉛チタン酸ジルコニウム(PZT)
などの強誘電体膜を用いることも勿論可能である。これ
らを用いることによってより大容量のキャタパシタを実
現することが出来る。
うに、周知の方法によって粗面化すれば、キャパシタ電
極の面積を大きくすることが出来る。従って、この電極
の粗面の利用によって、粗面を用いない場合に比較し
て、1.2〜2倍の容量増加が可能となる。この表面の
粗面化の方法は周知の方法で良い。
いて、複数セルに渡りキャパシタを形成した例について
説明する。更に、この例ではソース領域とストレッジノ
ードの接続に工夫を加えた。
を模式的に示した平面図である。この平面図は下部電極
構造を上方から見たものである。ワード線方向に連続す
る2セル領域(16−1および16−2)にまたがって
2つのキャパシタ(17−1および17−2)を形成し
た例を示している。このセルの長辺方向には2つのキャ
パシタが設けられている。図37の(b)はこの下部電
極部の前記メモリセルの長辺方向、即ち、本例ではビッ
ト線方向での断面図である。この図ではキャパシタの下
部電極のみを示している。符号9−1および9−2は下
部電極の底面部を構成する部材、具体的な例は前述のリ
ンドープpoly−Si層9である。
2枚以上で勿論良い。この数はセルに形成できる最大数
にすることが望ましい。
体的な配置図を示す。図37に概念的に示したものを具
体化したものである。また、これに対応して、ストレー
ジノードとソース領域との電気的接続方法の一例を図3
9に示した。図38および図39において、19はワー
ド線、5はビット線、3はビット線コンタクト、4はス
トレージコンタクト、6はストレージノードコンタク
ト、61は延在されたのストレージノードコンタクト、
18はアクティブ領域、16は1セルの領域、17は下
部電極部、20はストレージノードコンタクト6と前記
延在されたのストレージノードコンタクト61を接続す
るための導電体を示している。図38に見られるように
メモリセルは2単位で繰り返している。そして、前述の
概念説明で行ったように、ワード線方向に連続する2セ
ル領域(16−1および16−2)にまたがって2つの
キャパシタ(17−1および17−2)を形成した例を
示している。
ソース領域とストッレジノードと接続例に関して説明す
る。これは、レイアウト上の観点を主として。SNコン
タクトをその直上ではなく、その上部とのコンタクト位
置をビット線方向にずらせた。
している。ソース領域から引き出したSNコンタクト6
を導電層20を用いてビット線方向にずらした位置にS
Nコンタクトを延在させる。この位置でソース領域とス
トッレジノードと接続する。
これに対応した平面図である。ソース領域、ストレッジ
コンタクト4、ストレッジコンタクト6、導電層20、
より延在されたストレッジコンタクト61の積層状態
が、図40を参酌して明確に理解される。図40、図4
1においてその他の構成は図33でのそれと同様であ
る。
った長方形の部分が、一単位を示している。この例では
2セル分で1単位を構成する。一単位の構成を変更する
以外、その他の基本的な構成は図36に示した構成と同
様である。[その他の実施の形態]次の例は、ワード線
方向に連続する4セルに4つのキャパシタを形成した例
である。図43の(a)は図37の(a)と同様、主要
部の概念説明図である。この時、1キャパシタの壁状部
の数は2枚以上で勿論良い。この数はセルに形成できる
最大数にすることが望ましい。
が設けられている。ワード線方向に連続する4セル領域
(1セルの領域を16−1、16−2、16−3および
16−4で示す)にまたがって4つのキャパシタ(キャ
パシタの下部電極を17−1、17−2,17−3およ
び17−4で示す)を形成した例を示している。図43
の(b)は、図37の(b)と同様の、この下部電極部
のビット線方向での断面図である。。符号9−1、9−
2、9−3および9−4は下部電極の底面部を構成する
部材、具体的な材料の例は前述のリンドープpoly−
Si層9である。
置図である。図45はストレージノードの引き出し方法
の一例を示した平面図である。
ド線、5はビット線、3はビット線コンタクト、4はス
トレージコンタクト、6はストレージノードコンタク
ト、61は延在されたのストレージノードコンタクト、
18はアクティブ領域、16は1セルの領域、17は下
部電極部、20はストレージノードコンタクト6と前記
延在されたのストレージノードコンタクト61を接続す
るための導電体を示している。図44に見られるように
メモリセルは4単位で繰り返している。そして、前述の
概念説明で行ったように、ワード線方向に連続する4セ
ル領域にまたがって4つのキャパシタを形成した例であ
る。
線で囲った長方形の部分が、一単位を示している。この
例では4セル分で1単位を構成する。一単位の構成を変
更以外、その他の基本的な構成は図36に示した構成と
同様である。
構造で同じ高さの1セルに形成したCROWN型キャパ
シタに対して約1.3倍、図41の構造で約1.8倍を
得ることができる。
タのを形成する場合、このキャパシタは複数のビット線
上に存在するため、ビット線容量値が大きくなる可能性
がある。このような場合、ビット線とキャパシタ間の絶
縁膜層に低誘電体膜を用いる、あるいはエアアイソレシ
ョンなどの方法を採ると良い。またキャパシタを複数セ
ルに渡り形成する場合、2のn乗個のセルを1単位とす
ると設計上都合が良い。
しながら、メモリ用のキャパシタのより高い容量値を確
保することが可能な半導体装置を提供することが出来
る。
ば、キャパシタの立体構造を自己整合により形成するこ
とにより、同じ高さ、例えば0.5μmのCROWN型
STCキャパシタと比較して約1.7倍、また、複数セ
ルに渡るキャパシタを形成してセル間のスペースを有効
に利用することにより、例えば1.4〜2.3倍の容量
増加を実現することが出来る。更に、本願発明はキャパ
シタの高さを高くするほど容量増加率大きくなるという
効果を生むことが出来る。
る。
ある。
図である。
面図である。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
な断面図である。
な断面図である。
な断面図である。
パシタの製造工程を示す模式的な断面図である。
パシタの図13に対応した平面図である。
パシタの製造工程を示す模式的な断面図である。
パシタの図7に対応した平面図である。
パシタの製造工程を示す模式的な断面図である。
パシタの図9に対応した平面図である。
パシタの製造工程を示す模式的な断面図である。
パシタの図19に対応した平面図である。
パシタの製造工程を示す模式的な断面図である。
パシタの図21に対応した平面図である。
パシタの製造工程を示す模式的な断面図である。
パシタの図23に対応した平面図である。
パシタの製造工程を示す模式的な断面図である。
パシタの図25に対応した平面図である。
パシタの製造工程を示す模式的な断面図である。
パシタの製造工程を示す模式的な断面図である。
パシタの図28に対応した平面図である。
パシタの製造工程を示す模式的な断面図である。
パシタの図30に対応した平面図である。
パシタの製造工程を示す模式的な断面図である。
パシタの製造工程を示す模式的な断面図である。
面図である。
す図である。
る。
び断面図である。
を示す図である。
ジノードコンタクトの配置を示す図である。
パシタの別な製造工程を示す模式的な断面図である。
パシタの図40に対応した平面図である。
ある。
び断面図である。
配置を示す図である。
レージノードコンタクトの配置を示す図である。
図である。
る。
MOSトランジスタ、3・・・ビット線コンタクト、4
・・・SNコンタクト、5・・・ビット線、6、61・
・・SN コンタクト、7・・・絶縁膜層、8・・・S
iO2層、9、9−1、9−2、9−3、9−4・・・
下部電極の底面 、10・・・ SiO2層、11・・・
poly−Si層、12・・・ SiO2層、13・・・
poly−Si層、14・・・ Ta2O5層、15・・
・ TiN層、16・・・メモリセル領域の1単位、1
6−1、16−2、16−3、16−4・・・メモリセ
ル領域、17・・・キャパシタの下部電極、17−1,
17−2,17−3,17−4・・・キャパシタの下部
電極の壁状体、18・・・アクティブ領域、19・・・
ワード線、20・・・導電体層、21・・・第1の凸状
の下部電極、22・・・第2の凸状の下部電極、30、
31・・・ワード線ドライバ、32、33・・・センス
アンプ、60・・・SiO2層の凹部、
Claims (17)
- 【請求項1】 半導体基板の上部にワード線、ビット
線、及び第1の電極と第2の電極を有するキャパシタ部
とを少なくとも有する半導体装置であって、前記キャパ
シタ部が前記ワード線および前記ビット線の上部に形成
され、且つ複数のメモリセルにまたがって設けられてい
ることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 半導体基板の上部にワード線、ビット
線、及び第1の電極とと第2の電極を有するキャパシタ
部とを少なくとも有する半導体装置であって、前記キャ
パシタ部は前記半導体基板に対して前記ワード線および
前記ビット線の上部に形成し、且つ前記キャパシタ部が
前記ワード線の方向に延在し複数のメモリセルにまたが
って設けられていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】 半導体基板上に形成したMOSトランジ
スタと、そのMOSトランジスタのソース領域あるいは
ドレイン領域のいずれかと電気的に接続したキャパシタ
部を具備する半導体装置であって、前記キャパシタ部が
前記ワード線の方向に延在し複数のメモリセルにまたが
って設けられていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項4】 半導体基板に形成したMOSトランジス
タと、前記半導体基板の上部にワード線、ビット線、及
び前記半導体基板側に配置された第1の電極と前記半導
体基板側と反対側に配置された第2電極とを有するキャ
パシタ部と、前記キャパシタ部の第1の電極がMOSト
ランジスタのソース領域あるいはドレイン領域のいずれ
かと電気的に接続された半導体装置であって、前記キャ
パシタ部は前記ワード線および前記ビット線の上部に形
成し、前記キャパシタ部の第1の電極は底面部とこの底
面部に電気的に接して設けられた複数の壁状体を有して
なり、この第1電極に絶縁膜を介して第2の電極を配置
してなることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項5】 半導体基板に形成したMOSトランジス
タと、前記半導体基板の上部にワード線、ビット線、及
び前記半導体基板側に配置された第1の電極と前記半導
体基板側と反対側に配置された第2電極とを有するキャ
パシタ部と、前記キャパシタ部の第1の電極がMOSト
ランジスタのソース領域あるいはドレイン領域のいずれ
かと電気的に接続された半導体装置であって、前記キャ
パシタ部は前記ワード線および前記ビット線の上部に形
成し、前記キャパシタ部の第1の電極は底面部とこの底
面部に電気的に接して設けられた複数の壁状体を有して
なり、この第1電極に絶縁膜を介して第2の電極を配置
し、且つ前記キャパシタ部が複数のメモリセルにまたが
って設けられていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項6】 半導体基板に形成したMOSトランジス
タと、前記半導体基板の上部にワード線、ビット線、及
び前記半導体基板側に配置された第1の電極と前記半導
体基板側と反対側に配置された第2電極とを有するキャ
パシタ部と、前記キャパシタ部の第1の電極がMOSト
ランジスタのソース領域あるいはドレイン領域のいずれ
かと電気的に接続された半導体装置であって、前記キャ
パシタ部は前記ワード線および前記ビット線の上部に形
成し、前記キャパシタ部の第1の電極は底面部とこの底
面部に電気的に接して設けられた複数の壁状体を有して
なり、この第1電極に絶縁膜を介して第2の電極を配置
し、且つ前記キャパシタ部が前記ワード線の方向に延在
し複数のメモリセルにまたがって設けられていることを
特徴とする半導体装置。 - 【請求項7】 前記キャパシタ部を有する記憶部とこの
記憶部とは機能を異にする半導体装置部とを半導体基板
に有することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
および6項のいずれかに記載の半導体装置。 - 【請求項8】 前記キャパシタ部は連続して配置される
メモリセルの2のn乗個(但し、nは自然数である)に
渡って形成することを特徴とする請求項1、2、3、
5、および6項のいずれかに記載の半導体装置。 - 【請求項9】 前記キャパシタ部の底面部相互の間隔d
は前記壁状体の厚みをx、これら壁状体の間隔をyとし
た時、x<d<(x+y)なることを特徴とする請求項
4、5、および6項のいずれかに記載の半導体装置。 - 【請求項10】 前記キャパシタセルの一方向の長さz
が前記壁状部の厚みをx、その間隔をyとした時、z=
n(x+y)(但し、nは自然数である)なることを特
徴とする請求項4、5、および6項のいずれかに記載の
半導体装置。 - 【請求項11】 前記一つのキャパシタ部が形成される
複数のメモリセルを単位として、この単位を複数単位有
してメモリマット部が構成された半導体記憶装置を有す
る請求項1、2、3、5、および6項のいずれかに記載
の半導体装置。 - 【請求項12】 半導体基板に形成したMOSトランジ
スタと、そのMOSトランジスタのソース領域あるいは
ドレイン領域のどちらかと電気的に接続したキャパシタ
部を具備する半導体装置であって、当該キャパシタ部と
前記MOSトランジスタのソース領域あるいはドレイン
領域との接続は、所定の導電体層を介して接続され、且
つ前記MOSトランジスタのソース領域あるいはドレイ
ン領域と導電体層との接続される平面的な位置と、前記
キャパシタ部と導電体層との接続される平面的な位置と
が異なることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項13】 半導体基板に形成したMOSトランジ
スタと、そのMOSトランジスタのソース領域あるいは
ドレイン領域のどちらかと電気的に接続したキャパシタ
部を具備する半導体装置であって、当該キャパシタ部と
前記MOSトランジスタのソース領域あるいはドレイン
領域との接続は、所定の導電体層を介して接続され、且
つ前記MOSトランジスタのソース領域あるいはドレイ
ン領域と導電体層との接続される平面的な位置に対し
て、この導電体層と前記キャパシタ部との接続される平
面的な位置がビット線の方向にずれを有することを特徴
とする請求項1、2、3、5、および6項のいずれかに
記載の半導体装置。 - 【請求項14】 半導体基板に形成したMOSトランジ
スタと、そのMOSトランジスタのソース領域あるいは
ドレイン領域のどちらかと電気的に接続したキャパシタ
部を具備する半導体装置であって、当該キャパシタ部と
前記MOSトランジスタのソース領域あるいはドレイン
領域との接続は、所定の導電体層を介して接続され、且
つ前記MOSトランジスタのソース領域あるいはドレイ
ン領域と導電体層との接続される平面的な位置と、前記
キャパシタ部と導電体層との接続される平面的な位置と
が実質的に同じ位置なることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項15】 半導体基板にMOSトランジスタのソ
ース領域およびドレイン領域を有する半導体素子部およ
びこの上部にビット線と、且つビット線コンタクトおよ
びストレージノードコンタクトをと少なくとも形成した
半導体基板を準備する工程、当該半導体装置のキャパシ
タの第1の電極の底面部を絶縁物層によって分離して形
成する工程、前記キャパシタの第1の電極の底面部に電
気的に接続して設けられる複数の壁状導電体層の間隔を
CVD(Chemical Vapor Deposit
ion)法による所望膜の成膜およびこの膜の除去によ
って設けることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項16】 半導体基板にMOSトランジスタのソ
ース領域およびドレイン領域を有する半導体素子部およ
びこの上部にビット線と、且つビット線コンタクトおよ
びストレージノードコンタクトをと少なくとも形成した
半導体基板を準備する工程、当該半導体装置のキャパシ
タの第1の電極の底面部を絶縁物層によって分離して形
成する工程、こうして準備した半導体基板の上部に櫛歯
形状の第1の絶縁物層を、当該絶縁物層の厚さが少なく
ともキャパシタの複数の壁状体の一部を構成する導電体
層およびキャパシタ用の絶縁物層を挿入する厚さを有し
て形成する工程、この櫛歯形状の第1の絶縁物層の位置
を基にキャパシタの複数の第1の壁状体導電体層および
複数の第2の壁状体導電体層を所定の間隔に形成する工
程、こうして形成されたキャパシタの底面部、第1の壁
状体導電体層および第2の壁状体導電体層を有する第1
電極の表面に絶縁物層を形成する工程、キャパシタの第
2の電極を形成する工程を少なくとも有することを特徴
とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項17】 前記キャパシタの壁状体を構成する複
数の第1の壁状体導電体層および複数の第2の壁状体導
電体層を所定の間隔に形成する工程において、CVD
(Chemical Vapor Depositio
n)法による層形成を用いることを特徴とする請求項第
14に記載の半導体装置の製造方法。
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