JP2000048189A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
速に検知する。 【解決手段】 ライン間隔拡張手段11は、画像信号の
フレーム処理を行った場合、リアルタイムに処理するた
めにフレームを間引いた際に、画像信号のラインの間隔
をフレームを間引いた数だけ拡張する。画像処理手段1
2a〜12nは、間隔が拡張されたラインのライン処理
をパイプライン制御で行う。
Description
し、特に画像信号をリアルタイムに処理して対象物の存
在を検知し、画像認識を行う画像処理装置に関する。
された画像から対象物の存在を検知し、その画像内容を
解析する技術である。
高速道路交通システム)では、道路上の車両停止の検知
や落下物の検知等に、画像認識技術を利用している。ま
た、電力設備の短絡・地絡の事故検知、さらにはゴミ焼
却場の火災検知等、幅広い分野で利用されている。
は、例えば、背景画像を記憶しておき、一定周期で入力
する画像との差分から物体を検知する背景差分、画像か
ら特徴事項を抽出して物体を検知する特徴抽出等、その
他多様なアルゴリズムがある。
ズムの内容が大きい場合、1つの画像処理プロセッサで
は処理できないので、フレーム単位に間引きを行った
後、フレーム単位のパイプライン制御を行って処理速度
を上げている。
サでは、画像データの入力/出力及び画像認識の処理に
対して、同時に並列処理を行っている。さらに、画像処
理アルゴリズムは、画像をいくつかに分割し、通常は分
散処理されている。
従来のパイプライン制御は、未処理データが処理済みデ
ータに変換されるまでに、複数のプロセッサによる時間
的遅れを生じながら処理結果が連続して得られるので、
遅延時間が発生する。
比例して大きくなるため、高速で動く画像から早い事象
を検知する際には問題となる。例えば、ITSで開発が
進められているドライバを介さない無人自動運転では、
事故防止のために落下物や異常事態を、事象が発生して
から即座に検知しなければならない。このように車載の
画像認識では、高速検知は必須である。
バスが1系統しかなく、このバスを通じて、入力/出力
及び画像認識の処理を行っていた。このため、バス上に
コンフリクトが頻繁に発生していまい、装置の品質及び
信頼性を落とすといった問題があった。
は、分散処理後、画像を合成する際にデータ転送能力の
低いシリアル通信ポートが使われていたために、リアル
タイム(1/30秒)の合成ができず、高速検知の障害
となっていた。
のであり、画像処理速度を向上させ、対象物の存在を高
速に検知する画像処理装置を提供することを目的とす
る。
決するために、図1に示すような画像信号をリアルタイ
ムで処理する画像処理装置1において、画像信号のフレ
ーム処理を行った場合、リアルタイムに処理するために
フレームを間引いた際に、画像信号のラインの間隔をフ
レームを間引いた数だけ拡張するライン間隔拡張手段1
1と、間隔が拡張されたラインのライン処理をパイプラ
イン制御で行う複数の画像処理手段12a〜12nと、
を有することを特徴とする画像処理装置1が提供され
る。
信号のフレーム処理を行った場合、リアルタイムに処理
するためにフレームを間引いた際に、画像信号のライン
の間隔をフレームを間引いた数だけ拡張する。画像処理
手段12a〜12nは、間隔が拡張されたラインのライ
ン処理をパイプライン制御で行う。
する画像処理装置2において、入力された画像信号を格
納して、入力画像データD1として出力する入力画像信
号格納手段21と、入力画像データD1を画像処理し
て、画像処理データD2を生成する画像信号処理手段2
2と、画像処理データD2を格納して、出力画像データ
D3として外部出力する出力画像信号格納手段23と、
入力画像信号格納手段21と入力バスBiで接続され、
一方が入力画像データD1を格納している場合は、他方
が格納済みの入力画像データD1を画像信号処理手段2
2に出力するダブルバッファ構造の入力側格納領域部2
4−1と、出力画像信号格納手段23と出力バスBoで
接続され、一方が画像処理データD2を格納している場
合は、他方が格納済みの画像処理データD2を出力画像
信号格納手段23に出力するダブルバッファ構造の出力
側格納領域部24−2と、から構成される格納領域制御
手段24と、を有することを特徴とする画像処理装置2
が提供される。
力された画像信号を格納して、入力画像データD1とし
て出力する。画像信号処理手段22は、入力画像データ
D1を画像処理して、画像処理データD2を生成する。
出力画像信号格納手段23は、画像処理データD2を格
納して、出力画像データD3として外部出力する。格納
領域制御手段24は、入力画像信号格納手段21と入力
バスBiで接続され、一方が入力画像データD1を格納
している場合は、他方が格納済みの入力画像データD1
を画像信号処理手段22に出力するダブルバッファ構造
の入力側格納領域部24−1と、出力画像信号格納手段
23と出力バスBoで接続され、一方が画像処理データ
D2を格納している場合は、他方が格納済みの画像処理
データD2を出力画像信号格納手段23に出力するダブ
ルバッファ構造の出力側格納領域部24−2と、から構
成される。
理する画像処理装置4において、画像信号を分割する画
像信号分割手段41と、分割された画像信号の一方を画
像処理して、第1の分割処理信号Daを生成する第1の
分割処理信号生成手段42aと、分割された画像信号の
他方を画像処理して、第2の分割処理信号Dbを生成す
る第2の分割処理信号生成手段42bと、一方が第1の
分割処理信号Daを格納している場合は、他方が格納済
みの第1の分割処理信号Daを出力するダブルバッファ
構造の第1の分割処理信号格納手段43aと、一方が第
2の分割処理信号Dbを格納している場合は、他方が格
納済みの第2の分割処理信号Dbを出力するダブルバッ
ファ構造の第2の分割処理信号格納手段43bと、第1
及び第2の分割処理信号格納手段43a、43bから出
力された出力信号Da1、Db1をハードウェアで合成
してフォーマット変換を行うフォーマット変換手段44
と、を有することを特徴とする画像処理装置4が提供さ
れる。
号を分割する。第1の分割処理信号生成手段42aは、
分割された画像信号の一方を画像処理して、第1の分割
処理信号Daを生成する。第2の分割処理信号生成手段
42bは、分割された画像信号の他方を画像処理して、
第2の分割処理信号Dbを生成する。第1の分割処理信
号格納手段43aは、一方が第1の分割処理信号Daを
格納している場合は、他方が格納済みの第1の分割処理
信号Daを出力するダブルバッファ構造で構成される。
第2の分割処理信号格納手段43bは、一方が第2の分
割処理信号Dbを格納している場合は、他方が格納済み
の第2の分割処理信号Dbを出力するダブルバッファ構
造で構成される。フォーマット変換手段44は、第1及
び第2の分割処理信号格納手段43a、43bから出力
された出力信号Da1、Db1をハードウェアで合成し
てフォーマット変換を行う。
を参照して説明する。図1は第1の実施の形態の画像処
理装置の原理図である。画像処理装置1は、画像信号を
リアルタイム(1/30秒)で処理して、対象物の存在
を検知し、画像認識を行う。
レーム処理を行った場合、リアルタイムに処理するため
にフレームを間引いた際に、画像信号のラインの間隔を
フレームを間引いた数だけ拡張する。
ム間引いており、その場合にはラインの間隔を2ライン
分空けて拡張する。画像処理手段12a〜12nは、間
隔が拡張されたラインのライン処理をパイプライン制御
で行う。
きの意味について説明する。フレーム処理は、1フレー
ム(1画面)全体の画像を対象として処理を行うもの
で、複雑な特徴を有する画像処理や環境変化のある状態
での検知に使用できる。
リズムとしては、特徴抽出やラベリング等がある。ライ
ン処理は、基本的に画面の1水平ライン(640ピクセ
ル)の画像信号を対象として行うもので、処理対象ピク
セルは、1ピクセル単位、周辺の数ピクセル単位、1ラ
イン単位及び近傍の数ライン単位等である。
条件のあまり変化しない状態であれば、ライン処理での
検知は十分可能である。また、ライン処理を行う画像処
理手段のアルゴリズムとしては、マスク、背景差分、投
影、2値化等がある。
秒毎に入力される画像信号を1フレーム単位で間引くも
のである。間引きにより、その分の情報量が削減される
が、低速な動画像でS/N比が高い場合や、検知までに
時間を要しても構わない場合等では、間引いても問題は
ない。
12a〜12nのそれぞれのフレーム処理が1/30×
3秒かかるとすると、リアルタイムでフレーム処理を行
うためには、2フレーム間引いた画像信号を入力する必
要がある。
でフレーム処理のパイプライン制御を行うと、1フレー
ムが処理されるまでに、1/30×3×n(n:画像処
理手段12a〜12nの数)秒の処理時間の遅延とな
る。
1により、フレームのライン間隔を拡張(ここでは2ラ
イン分)する。そして、画像処理手段12a〜12nで
拡張されたラインを入力して、ライン単位のパイプライ
ン制御を行う。これにより、1ラインが処理されるまで
に、1/30×3秒以内でライン単位の処理を終わらせ
ることができる。
変化しない画像等に対しては、フレーム処理ではなく、
ライン処理で対象物の検知を十分行うことができるの
で、ライン間隔を拡張してのライン処理をパイプライン
制御で行えば、処理時間を大幅に削減でき、対象物の高
速検知が可能になる。
が拡張された波形のタイムシーケンスについて説明す
る。図2はライン間隔拡張波形のタイムシーケンスを示
す図である。
である。波形Lbは、ライン間隔が拡張されたライン波
形であり、2ライン分間隔が拡張されている。図3はラ
イン間隔が拡張された場合のフレーム波形のタイムシー
ケンスを示す図である。
である。波形Fbはライン間隔が2ライン分拡張された
場合のフレーム波形であり、もとのフレームの3倍に拡
大される。また、この場合、垂直ブンランキング期間も
3倍に拡大される。
イプライン制御を行う従来の画像処理について図4、図
5を用いて説明する。図4はフレーム処理を行う場合の
画像処理構成を示す図であり、図5は図4のタイムシー
ケンスを示す図である。
間引き部101でフレームの間引きが行われる。そし
て、画像処理手段12a〜12eで画像処理が施され、
対象物が検知された場合には、検知出力部102からそ
の旨を通知する検知通知信号W1kが出力される。
2a〜12eは、それぞれマスク、背景差分、投影、2
値化及び特徴抽出を行って、画像認識を行うものとす
る。また、各画像処理手段12a〜12eのフレーム処
理時間は、1/30×3秒である。
る。波形W1bは事象発生信号であり、図の示す位置に
事象が発生したものとする(事象発生から次のフレーム
までの間隔が0.03秒)。波形W1cはフレームであ
る。波形W1dは間引き後の垂直同期信号である。波形
W1eは間引き後のフレームf1〜f5である。
処理手段12a〜12eでのパイプライン制御により、
画像処理が順次施されていく。波形W1f〜W1jは、
それぞれ画像処理手段12a〜12eの出力信号であ
る。図のようにフレームのパイプラインの多段処理を行
うと、検知通知信号W1kが出力するまでに(1/3
0)×3×5+0.03≒530mSの遅延時間とな
る。
プライン制御を行う本発明の画像処理について図6、図
7を用いて説明する。図6はライン処理を行う場合の画
像処理構成を示す図であり、図7は図6のタイムシーケ
ンスを示す図である。
隔拡張手段11でライン間隔が拡張される。そして、画
像処理手段12a〜12eで画像処理が施され、対象物
が検知された場合には、検知出力部102からその旨を
通知する検知通知信号W2kが出力される。また、ここ
での画像処理の内容は図4と同様である。
り、図の示す位置に事象が発生したものとする。波形W
2dはライン間隔拡張後の垂直同期信号である。波形W
2eはライン間隔が拡張されたフレームF1〜F5であ
る。
インが、画像処理手段12a〜12eでのパイプライン
制御により、画像処理が順次施されていく。波形W2f
〜W2jは、それぞれ画像処理手段12a〜12eの出
力信号である。図のようにラインのパイプラインの多段
処理を行うと、検知通知信号W2kが出力するまでに
(1/30)×3+0.03≒130mSの遅延時間と
なる。
ン処理をパイプライン制御で行うことにより、処理時間
を大幅に削減することができる。次に画像信号をフレー
ムメモリに蓄積してからライン間隔拡張処理を行う場合
について説明する。図8はライン間隔拡張を行う際のフ
レームメモリを示す図である。
し、交互に書き込み及び読み出しを行うダブルバッファ
構造のメモリであり、画像信号をフレーム単位で一旦、
格納した後、ラインの間隔を拡張しながら出力する。
てから読み出されるまでには、1フレーム分の遅延が発
生し、その遅延にライン間隔拡張分の遅延が加算される
ことになる。
してからライン間隔拡張を行った場合の遅延時間は、1
/30(1フレーム時間)+(1+ライン間隔拡張数)
/30(秒)となる。
rst-In First-Out) に蓄積してからライン間隔拡張処理
を行う場合について説明する。図9はライン間隔拡張を
行う際の内部データメモリを示す図である。
りに、1フレーム分の内部データメモリ123aを設
け、内部データメモリ123aに入力してくる画像信号
をライン間隔拡張の時間だけ遅延しながら順次出力す
る。
がなくなるので、1フレーム分の遅延がなくなる。した
がって、内部データメモリ123aに蓄積してからライ
ン間隔拡張処理を行う場合の遅延時間は、(1+ライン
間隔拡張数)/30(秒)となる。
場合について図10、図11を用いて説明する。図10
はライン処理とフレーム処理を複合して行う場合の画像
処理構成を示す図であり、図11は図10のタイムシー
ケンスを示す図である。
間隔拡張手段11でライン間隔が拡張される。そして、
画像処理手段12a〜12eで画像処理が施され、対象
物が検知された場合には、検知出力部102からその旨
を通知する検知通知信号W3kが出力される。
12a〜12cのマスク、背景差分及び投影までがライ
ン処理であり、画像処理手段12d、12eの2値化、
特徴抽出をフレーム処理で行うものとする。
あり、図の示す位置に事象が発生したものとする。波形
W3dはライン間隔拡張後の垂直同期信号である。波形
W3eはライン間隔が拡張されたフレームF1〜F5で
ある。
インが、画像処理手段12a〜12eでのパイプライン
制御により、画像処理が順次施されていく。波形W3f
〜W3jは、それぞれ画像処理手段12a〜12eの出
力信号である。
イン処理、W3i、W3jがフレーム処理である。した
がって、図のようにパイプラインの多段処理を行うと、
検知通知信号W3kが出力するまでに(1/30)×3
×3+0.03≒330mSの遅延時間となる。
クや背景差分等のアルゴリズムや、フレーム処理に向い
ている特徴抽出等のアルゴリズムを複合して、効率よく
画像処理することが可能になる。
画像処理装置1は、画像信号のラインの間隔を拡張し
て、ライン処理をパイプライン制御で行う構成とした。
これにより、画像処理速度を向上させ、対象物の存在を
高速に検知することが可能になる。
いて説明する。図12は第2の実施の形態の画像処理装
置の原理図である。ホスト200を除く図の各構成要素
からなる画像処理装置2は、画像入力処理、画像処理、
画像出力処理の同時並列処理を行う。
画像信号を格納して、入力画像データD1として出力す
る。画像信号処理手段22は、入力画像データD1を画
像処理して、画像処理データD2を生成する。
ータD2を格納して、出力画像データD3として外部出
力する。格納領域制御手段24は、入力側格納領域部2
4−1と出力側領域部24−2を持つ。入力側格納領域
部24−1は、入力画像信号格納手段21と入力バスB
iで接続され、一方が入力画像データD1を格納してい
る場合は、他方が格納済みの入力画像データD1を画像
信号処理手段22に出力するダブルバッファ構造のメモ
リである。また、後述する設定データD4と通知データ
D5の格納制御も行う。
納、メモリBからは格納済みの入力画像データD1を出
力している。切替え後は、互いに逆の処理となる。ま
た、出力側領域部24−2は、出力画像信号格納手段2
3と出力バスBoで接続され、一方が画像処理データD
2を格納している場合は、他方が格納済みの画像処理デ
ータD2を出力画像信号格納手段23に出力するダブル
バッファ構造のメモリである。
納、メモリDからは格納済みの画像処理データD2を出
力している。切替え後は、互いに逆の処理となる。ま
た、データ切替え制御手段25は、画像信号処理手段2
2へ送信される、入力画像データD1またはワークステ
ーション等のホスト200からの設定データD4の切替
え制御を行う。さらに、画像処理手段22からホスト2
00への通知データD5の送信制御を行う。
やマスクデータ等に該当する。また、通知データD5と
は、画像信号処理手段22で対象物を検知した検知結果
通知データ等に該当する。
作について説明する。図13は画像処理装置2の構成を
示す図である。画像信号処理手段22と格納領域制御手
段24が、1つのDSP(ディジタルシグナルプロセッ
サ)内20に含まれる。
当し、内部データメモリ24aとHPI(ホストポート
インタフェース)24bとI/F24cは格納領域制御
手段24に該当する。
制御部21bは入力画像信号格納手段21に該当し、出
力FIFO23aと出力FIFO制御部23bは出力画
像信号格納手段23に該当する。さらに、データ切替え
制御手段25は、ゲート回路25aで構成される。
数バンク構成(メモリA〜D)になっており、それぞれ
独立してアクセス可能である。ここでは、メモリA、B
を画像入力のラインメモリとして交互に切り替えて、画
像ライン信号の入出力を行う。
て、画像ライン信号を入力して格納している場合は、メ
モリBは画像ライン信号をCPU22aに出力して、C
PU22aは画像処理を行う。このような動作をメモリ
A/B交互に行うことで、画像ライン信号の入力及び画
像処理を平行して行うことができる。
処理データを入力して格納している場合は、メモリDは
画像処理データをI/F24cを介して、出力FIFO
23aに出力する。このような動作をメモリC/D交互
に行う。
ン単位の動作の基準となる水平同期信号を割り込み信号
としてDSP20に入力する。なお、上記の説明では、
メモリA/B、C/Dを、ライン単位のダブルバッファ
構造のメモリとしたが、フレーム単位のダブルバッファ
構造のメモリにして、フレーム処理を行ってもよい。
像信号は、入力FIFO21a、ゲート回路25a、D
SP20内のHPI24b及び内部データメモリA/B
へと送信される。
タメモリC/D、出力FIFO23aへと送信される。
ここで、画像信号処理は、DSP20内のCPU22a
が、内部データメモリA/Bのいずれかから画像信号を
読み出して行い(画像信号が入力されるメモリとは別の
メモリをアクセスする)、その結果を内部データメモリ
C/D(同様に出力されるメモリとは別のメモリをアク
セスする)へ格納する。
IFO21aは、ライン単位の画像信号を1ラインずつ
受け取る。入力FIFO制御部21bは、入力FIFO
21aが1ライン分受け取った時点で、DSP20に対
して割り込みを上げるとともに、入力FIFO制御部2
1bの制御により、HPI24bを経由して内部データ
メモリA/Bへ送信する。
かは、入力FIFO制御部21bで発生した転送アドレ
スで指定する。そして、内部データメモリAに入力画像
データ転送中は、CPU22aは内部データメモリBと
の間で画像処理を行い、次のライン入力タイミングでは
内部データメモリBに入力画像データは転送され、CP
U22aと内部データメモリAとの間で画像処理を行
う。
はD(必ず出力されているメモリとは別のメモリへアク
セスする)へ保存する。そして、出力FIFO23aか
らの出力では、出力画像データD3のタイミングをピク
セルクロックで制御しながら画像バスへ出力する。
画像処理装置2は、入力バスBiで接続されて入力画像
データD1を格納制御し、出力バスBoで接続されて画
像処理データD2を格納制御する格納領域制御手段24
を用いて、画像処理を行う構成とした。これにより、入
出力のバスを分離できるので、コンフリクトの発生をな
くし、装置の品質及び信頼性の向上を図ることが可能に
なる。
いて説明する。図14は第3の実施の形態の画像処理装
置の原理図である。ホスト200を除く図の各構成要素
からなる画像処理装置3は、画像入力処理、画像処理、
画像出力処理の同時並列処理を行う。
画像信号を格納して、入力画像データD1として時分割
で出力する。画像信号処理手段32は、入力画像データ
D1を時分割で画像処理して画像処理データD2を生成
し、画像処理データD2を出力する。
ータD2を格納して、出力画像データD3として外部出
力する。入力画像データ格納手段36は、一方が入力画
像データD1を格納している場合は、他方が格納済みの
入力画像データD1を画像信号処理手段32に出力する
ダブルバッファ構造をとる。
像データ格納手段36から画像信号処理手段32への入
力画像データD1の入力インタフェース、画像信号処理
手段32から出力画像信号格納手段33への画像処理デ
ータD2の出力インタフェースを行う。
信号処理手段32へ送信される、入力画像データD1ま
たはワークステーション等のホスト200からの設定デ
ータD4の切替え制御を行う。さらに、画像処理手段3
2からホスト200への通知データD5の送信制御を行
う。
作について説明する。図15は画像処理装置3の構成を
示す図である。DSP30は、画像信号処理手段32に
該当するCPU32aを内部に含み、図13で説明した
内部データメモリ24aを内部に持たない。そして、フ
レームメモリA/B36aは、入力画像データ格納手段
36に該当する。
制御部31bは入力画像信号格納手段31に該当し、出
力FIFO33aと出力FIFO制御部33bは出力画
像信号格納手段33に該当する。さらに、データ切替え
制御手段35は、ゲート回路35aで構成される。
24aの代わりに、フレーム単位でダブルバッファ可能
なフレームメモリA/B36aに変更して、フレーム単
位での並列動作をする。
でコンフリクトの発生の可能性があるため、画像入出力
データの転送速度を2〜3倍に上げ、時分割で転送する
ことによりコンフリクトを避ける。
1/3の時間で転送し、次の1/3でDSP30の画像
処理を行い、最後の1/3の時間で出力FIFO33a
へ出力するようにタイミングをプログラムして動作させ
る。
データメモリ24aを持たないDSP30に対し、時分
割で動作させることにより、インタフェース部でのコン
フリクトを発生させずに高速に動作させることが可能に
なる。
図16は第4の実施の形態の画像処理装置の原理図であ
る。画像処理装置4は、画像処理の速度が要求性能に間
に合わない場合に、画像信号の分割処理及び合成を行っ
て処理速度を高める。
する。ここでは2系統の分割を行うものとする。第1の
分割処理信号生成手段42aは、2系統に分割された画
像信号の一方を画像処理して、第1の分割処理信号Da
を生成する。
系統に分割された画像信号の他方を画像処理して、第2
の分割処理信号Dbを生成する。第1の分割処理信号格
納手段43aは、一方が第1の分割処理信号Daを格納
している場合は、他方が格納済みの第1の分割処理信号
Daを出力するダブルバッファ構造(フレームメモリA
1/B1)で構成される。
方が第2の分割処理信号Dbを格納している場合は、他
方が格納済みの第2の分割処理信号Dbを出力するダブ
ルバッファ構造(フレームメモリA2/B2)で構成さ
れる。
2の分割処理信号格納手段43a、43bから出力され
た出力信号Da1、Db1をハードウェアで合成してフ
ォーマット変換を行う。
ついて説明する。図17は従来の画像信号の分割処理及
び合成を示す図である。2系統に分割された画像分割信
号は、画像処理部420a、420bで画像処理が行わ
れる。
理された信号と、画像処理部420bで処理され、1ビ
ットのシリアルの通信ポートPを介して送信された信号
と、を合成して出力する。
トのシリアル通信ポートPを利用して行っているため
に、データ転送能力が低く、リアルタイムの画像処理を
行うことができなかった。
格納手段43a、43b及びフォーマット変換手段44
について説明する。図16に示すように、フレームメモ
リA1/B1を交互に切り替えて、第1の分割処理信号
Daの入出力を行う。
処理信号Daを入力して格納している場合は、フレーム
メモリB1は格納済みの第1の分割処理信号Daをフォ
ーマット変換手段44に出力する。このような動作をフ
レームメモリA1/B1交互に行う。
交互に切り替えて、第2の分割処理信号Dbの入出力を
行う。例えば、フレームメモリA2が第1の分割処理信
号Dbを入力して格納している場合は、フレームメモリ
B2は格納済みの第1の分割処理信号Dbをフォーマッ
ト変換手段44に出力する。このような動作をフレーム
メモリA2/B2交互に行う。
力信号Da1、Db1をハードウェアで合成してフォー
マット変換を行う。なぜなら、画像処理を行うDSPチ
ップで画像信号の合成を行うと、DSPチップに負担が
かかり、処理速度が遅くなるためである。
Da、Dbをそれぞれダブルバッファ構造の第1及び第
2の分割処理信号格納手段43a、43bで格納し、そ
の出力信号Da1、Db1の合成及びフォーマット変換
をハードウェアで行う構成とした。これにより、画像合
成時のフォーマット変換を高速に行うことが可能にな
る。
21を用いて説明する。分割された画像信号を合成する
際には、分割パターンに対応したフォーマット変換を行
って、元の画像に戻す必要がある。
ト変換を示す図である。分割を行わない場合は、出力信
号Da1のライン配列は図に示すようになる。なお、以
降の説明では、1フレームは480本のラインからな
り、奇数フィールドのライン番号を中括弧で囲み、偶数
フィールドのライン番号を小括弧で囲んで表示する。
出力信号Da1を奇数ラインを出力した後に偶数ライン
を出力する。この場合、第2の分割処理信号格納手段4
4bからの出力信号Db1は無視される。
ーマット変換を示す図である。奇数フィールドを1ライ
ン毎に分割し、その後偶数フィールドを1ライン毎に分
割した場合は、出力信号Da1、Db1のライン配列は
図に示すようになる。
出力信号Da1と、第2の分割処理信号格納手段43b
からの出力信号Db1と、を1ライン毎に交互に出力す
る。図20は奇数/偶数フィールドに分割した場合のフ
ォーマット変換を示す図である。第1の分割処理信号格
納手段43aからの出力信号Da1を出力し、第2の分
割処理信号格納手段43bからの出力信号Db1を出力
して合成する。
場合のフォーマット変換を示す図である。第1及び第2
の分割処理信号格納手段43a、43bからの出力信号
Da1、Db1の奇数ラインを出力した後に、偶数ライ
ンを出力する。
わず、出力信号Da1、Db1のいずれかだけをそのま
ま出力してもよい。すなわち、第1及び第2の分割処理
信号格納手段43a、43bのいずれか一方からの出力
信号Da1、Db1をライン毎に出力する。
画像処理装置4は、2つの分割処理信号をそれぞれダブ
ルバッファ構造の第1及び第2の分割処理信号格納手段
43a、43bで格納し、その出力信号Da1、Db1
の合成及びフォーマット変換をハードウェアで行う構成
とした。これにより、画像合成時のフォーマット変換を
リアルタイムに行うことが可能になる。
処理ボードについて図22、23を用いて説明する。図
22は画像処理ボードのビデオ部を示す図であり、図2
3は画像処理ボードの画像処理部を示す図である。画像
処理ボード100は、ビデオ部110と画像処理部12
0からなる。
11aはビデオ入力のA/D変換を行い、ビデオエンコ
ーダは111bはD/A変換を行って、処理後の信号を
出力する。
部112でフレーム間引きされたディジタル画像データ
を2画面分交互に蓄積する。モード選択部114は、蓄
積した画像データをフレームメモリ113から画像バス
B1へ出力する形式を1/30秒毎のノーマル出力/フ
レーム単位での間引き出力/ライン間隔拡張出力の3種
類のモードを選択して出力する。
2、B3を通じて2系統からなる画像データを、各2画
面のフレームメモリA1/B1、A2/B2へ交互に蓄
積する。
号格納部115から出力された画像データからライン毎
に選択してフォーマット変換する。ビデオコントロール
部117は、ビデオ部110を構成する各処理部の全体
制御を行う。
21aは、画像バスB4からの画像データを1ライン分
入力する。入力FIFO制御部121bは、入力FIF
O121aを制御するとともにDSP123へ水平/垂
直同期割り込みを行う。
ータを1ライン分入力して画像バスB5へ出力する。出
力FIFO制御部122bは、出力FIFO122aを
制御する。
メモリ123aとHPI123bを有し画像処理を実行
する。ワーク/プログラムメモリ124は、プログラム
の記憶、ワーク領域またはフレームメモリA/Bとして
使用できる。
123bへアクセスするポートを入力FIFO121a
側またはホスト200側に切り替える。DSPコントロ
ール部126は、画像処理部120を構成する各処理部
の全体制御を行う。
置を適用した画像処理ボード100は、対象物の高速検
知、画像バス上に発生するコンフリクトの低減及び画像
の高速合成処理を行うことが可能になる。
装置は、画像信号のラインの間隔を拡張して、ライン処
理をパイプライン制御で行う構成とした。これにより、
画像処理速度を向上させ、対象物の存在を高速に検知す
ることが可能になる。
で接続されて入力画像データを格納制御し、出力バスで
接続されて画像処理データを格納制御する格納領域制御
手段を用いて、画像処理を行う構成とした。これによ
り、入出力のバスを分離できるので、コンフリクトの発
生をなくし、装置の品質及び信頼性の向上を図ることが
可能になる。
分割処理信号をそれぞれダブルバッファ構造の第1及び
第2の分割処理信号格納手段で格納し、その出力信号の
合成及びフォーマット変換をハードウェアで行う構成と
した。これにより、画像合成時のフォーマット変換を高
速に行うことが可能になる。
る。
図である。
タイムシーケンスを示す図である。
図である。
である。
す図である。
示す図である。
合の画像処理構成を示す。
ある。
ある。
ある。
である。
す図である。
換を示す図である。
ーマット変換を示す図である。
ーマット変換を示す図である。
る。
Claims (15)
- 【請求項1】 画像信号をリアルタイムで処理する画像
処理装置において、 前記画像信号のフレーム処理を行った場合、リアルタイ
ムに処理するためにフレームを間引いた際に、前記画像
信号のラインの間隔を前記フレームを間引いた数だけ拡
張するライン間隔拡張手段と、 間隔が拡張された前記ラインのライン処理をパイプライ
ン制御で行う複数の画像処理手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】 前記ライン間隔拡張手段は、ダブルバッ
ファ構造のフレームメモリで前記画像信号を格納した
後、前記ラインの間隔を拡張して出力することを特徴と
する請求項1記載の画像処理装置。 - 【請求項3】 前記ライン間隔拡張手段は、1フレーム
を格納できるFIFOで前記画像信号を格納した後、前
記ラインの間隔を拡張して出力することを特徴とする請
求項1記載の画像処理装置。 - 【請求項4】 前記画像処理手段は、前記ライン処理と
前記フレーム処理を複合して行うことを特徴とする請求
項1記載の画像処理装置。 - 【請求項5】 画像信号を処理する画像処理装置におい
て、 入力された前記画像信号を格納して、入力画像データと
して出力する入力画像信号格納手段と、 前記入力画像データを画像処理して、画像処理データを
生成する画像信号処理手段と、 前記画像処理データを格納して、出力画像データとして
外部出力する出力画像信号格納手段と、 前記入力画像信号格納手段と入力バスで接続され、一方
が前記入力画像データを格納している場合は、他方が格
納済みの前記入力画像データを前記画像信号処理手段に
出力するダブルバッファ構造の入力側格納領域部と、前
記出力画像信号格納手段と出力バスで接続され、一方が
前記画像処理データを格納している場合は、他方が格納
済みの前記画像処理データを前記出力画像信号格納手段
に出力するダブルバッファ構造の出力側格納領域部と、
から構成される格納領域制御手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項6】 前記画像信号処理手段と前記格納領域制
御手段は、1つのプロセッサ内に含まれることを特徴と
する請求項5記載の画像処理装置。 - 【請求項7】 前記画像信号処理手段へ送信される、前
記入力画像データまたはホストからの設定データの切替
え制御、あるいは前記画像信号処理手段から前記ホスト
へ送信される通知データの送信制御を行うデータ切替え
制御手段をさらに有することを特徴とする請求項5記載
の画像処理装置。 - 【請求項8】 画像信号を処理する画像処理装置におい
て、 入力された前記画像信号を格納して、入力画像データと
して時分割で出力する入力画像信号格納手段と、 前記入力画像データを時分割で画像処理して画像処理デ
ータを生成して出力する画像信号処理手段と、 前記画像処理データを格納して、出力画像データとして
外部出力する出力画像信号格納手段と、 一方が前記入力画像データを格納している場合は、他方
が格納済みの前記入力画像データを前記画像信号処理手
段に出力するダブルバッファ構造の入力画像データ格納
手段と、 前記入力画像データ格納手段から前記画像信号処理手段
への前記入力画像データの入力インタフェース、前記画
像信号処理手段から前記出力画像信号格納手段への前記
画像処理データの出力インタフェースを行う入出力イン
タフェース手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項9】 前記画像信号処理手段へ送信される、前
記入力画像データまたはホストからの設定データの切替
え制御、あるいは前記画像信号処理手段から前記ホスト
へ送信される通知データの送信制御を行うデータ切替え
制御手段をさらに有することを特徴とする請求項8記載
の画像処理装置。 - 【請求項10】 画像信号を処理する画像処理装置にお
いて、 前記画像信号を分割する画像信号分割手段と、 分割された前記画像信号の一方を画像処理して、第1の
分割処理信号を生成する第1の分割処理信号生成手段
と、 分割された前記画像信号の他方を画像処理して、第2の
分割処理信号を生成する第2の分割処理信号生成手段
と、 一方が前記第1の分割処理信号を格納している場合は、
他方が格納済みの前記第1の分割処理信号を出力するダ
ブルバッファ構造の第1の分割処理信号格納手段と、 一方が前記第2の分割処理信号を格納している場合は、
他方が格納済みの前記第2の分割処理信号を出力するダ
ブルバッファ構造の第2の分割処理信号格納手段と、 前記第1及び第2の分割処理信号格納手段から出力され
た出力信号をハードウェアで合成してフォーマット変換
を行うフォーマット変換手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項11】 前記フォーマット変換手段は、前記第
1及び第2の分割処理信号格納手段のいずれか一方から
の前記出力信号をライン毎に出力することを特徴とする
請求項10記載の画像処理装置。 - 【請求項12】 前記フォーマット変換手段は、前記第
1及び第2の分割処理信号格納手段のいずれか一方から
の前記出力信号に対し、奇数ラインを出力した後に偶数
ラインを出力して、前記フォーマット変換を行うことを
特徴とする請求項10記載の画像処理装置。 - 【請求項13】 前記フォーマット変換手段は、前記第
1の分割処理信号格納手段からの前記出力信号と、前記
第2の分割処理信号格納手段からの前記出力信号と、を
ライン毎に交互に出力して、前記フォーマット変換を行
うことを特徴とする請求項10記載の画像処理装置。 - 【請求項14】 前記フォーマット変換手段は、前記第
1の分割処理信号格納手段からの前記出力信号をライン
毎に出力した後、前記第2の分割処理信号格納手段から
の前記出力信号をライン毎に出力して、前記フォーマッ
ト変換を行うことを特徴とする請求項10記載の画像処
理装置。 - 【請求項15】 前記フォーマット変換手段は、前記第
1及び第2の分割処理信号格納手段の両方からの前記出
力信号に対し、奇数ラインを出力した後に偶数ラインを
出力して、前記フォーマット変換を行うことを特徴とす
る請求項10記載の画像処理装置。
Priority Applications (2)
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JP10215342A JP2000048189A (ja) | 1998-07-30 | 1998-07-30 | 画像処理装置 |
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Applications Claiming Priority (1)
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