JP2000047818A - 入力装置 - Google Patents

入力装置

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JP2000047818A
JP2000047818A JP11071836A JP7183699A JP2000047818A JP 2000047818 A JP2000047818 A JP 2000047818A JP 11071836 A JP11071836 A JP 11071836A JP 7183699 A JP7183699 A JP 7183699A JP 2000047818 A JP2000047818 A JP 2000047818A
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JP11071836A
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Kazuo Kanao
一雄 金尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の入力装置は、操作部材51に設けられ
る基部51b,51c,51dは、枠体50への取付位
置の規制によってその長さが制限される関係で、基部5
1bと51cの長さが異なり、このため、操作部51a
を一定角度倒した時における基部51bと51cの撓み
量が異なって、歪み検出素子53と54の抵抗値変化に
大きなズレが生じ、精度の良好なものが得られないとい
う問題がある。 【解決手段】 本発明の入力装置は、基部部4a〜4d
が操作部3の連結部から端部までの基部の長さLに応じ
て、基部4a〜4dに設けられた撓み部5a〜5dの厚
みHを異ならしめたものであるため、基部4a〜4dの
長さLの長いものと短いものにおける撓み部5a〜5d
の撓みを調整でき、精度の良好な入力装置を提供でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ等に
使用される歪み検出素子を用いた入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の歪み検出素子を用いた入力装置
は、図15に示すように、柔軟性を有する合成樹脂から
なる操作部材51は、角柱型の操作部51aと、操作部
51aの下部から互いに90度の角度を持って放射状に
伸びる3個の板状の基部51b、51c,51dとを備
えており、この操作部材51は、コンピュータに使用さ
れるキーボードの枠体50に、適宜手段によって取り付
けられている。そして、この操作部材51は、操作部5
1aをX1,X2方向、及びY1,Y2方向に倒すこと
により、それぞれ基部51b、51c,51dが撓むよ
うになっており、この撓み量は、操作部51aの倒し量
に従って大きくなったり、小さくなったりする。また、
このような操作部材51の製造は、操作部材51の形状
に合致した空間部と、基部51cの端部の位置に注入口
C(図15参照)を設けた金型を用意し、この注入口C
から液状の合成樹脂を空間部に注入して、成形加工によ
り操作部材51が製造されるようになっている。
【0003】また、ポリエステル材からなるフレキシブ
ル基板52の一面には、抵抗体からなる2個の歪み検出
素子53、54と、歪み検出素子53、54に接続さ
れ、銀系の導電インクを印刷して形成されたリード線5
5、56とが設けられている。そして、このようなフレ
キシブル基板52の一部は、90度の角度に配置された
基部51b、51cの上面に、歪み検出素子53、54
が形成されていない側が接着剤にて直付けされており、
一方の歪み検出素子53は基部51b上に、また、他方
の歪み検出素子54は基部51c上に位置して取り付け
られた状態となっている。
【0004】そして、このような入力装置の操作は、操
作部材51の操作部51aをX1方向に倒すと、基部5
1bの上面が伸びる方向に撓むと共に、基部51b上に
配置された歪み検出素子53も伸びて抵抗値が高くな
り、また、操作部51aをX2方向に倒すと、基部51
b上面が縮む方向に撓むと共に、基板51b上に配置さ
れた歪み検出素子53も縮んで抵抗値が低くなる。ま
た、操作部51aをY1方向に倒すと、前記と同様の原
理により歪み検出素子54の抵抗値は高くなり、更に、
Y2方向に倒すと、歪み検出素子54の抵抗値は低くな
る。また、図16は従来の入力装置の電圧検出回路図を
示し、歪み検出素子53と54の一端を接続してグラン
ドGに接続し、歪み検出素子53の他端から端子Txに
接続すると共に、歪み検出素子54の他端を端子Tyに
接続し、回路側に設けられた分圧抵抗で分圧された電圧
を取り出すような構成となっており、そして、上述した
抵抗値の変化を電圧値の変化として検出し、電圧値の変
化をコンピュータが読み取って、操作部51aのX1,
X2,或いはY1,Y2の動きがカーソルの上下、左右
の動きとなるようにカーソルを制御するようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の入力装置は、操
作部材51に設けられる基部51b,51c,51d
は、枠体50への取付位置の規制によってその長さが制
限される関係で、基部51bと51cの長さが異なり、
このため、操作部51aを一定角度倒した時における基
部51bと51cの撓み量が異なって、歪み検出素子5
3と54の抵抗値変化に大きなズレが生じ、精度の良好
なものが得られないという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の解決手段として、操作部と、一端が前記操作部
に連結され、操作部の軸線に対して直角方向に延びる平
板状の複数個の基部とを有する操作部材と、前記基部の
上面に配置された歪み検出素子とを備え、複数個の前記
基部間が90度の角度をもって配設されると共に、複数
個の前記基部には、前記操作部の連結部から端部までの
前記基部の長さに応じて、前記基部の厚みを異ならしめ
た撓み部を設け、該撓み部の上面に前記歪み検出素子を
配置した構成とした。また、第2の解決手段として、前
記基部を十字状に配設した構成とした。また、第3の解
決手段として、長さの長い前記基部に設けられた前記撓
み部の厚みより、長さの短い前記基部に設けられた前記
撓み部の厚みが薄くなるように形成した構成とした。ま
た、第4の解決手段として、前記操作部を挟んで対向し
て配置される二対の前記基部の内、一対の前記基部の前
記撓み部の厚みを、もう一方の一対の前記基部の前記撓
み部の厚みより薄くした構成とした。また、第5の解決
手段として、前記基部の上面を平坦状となし、前記基部
の下面側に、前記基部の厚みを異なわしめるための凹部
を設けて、前記撓み部を形成した構成とした。また、第
6の解決手段として、前記基部の前記撓み部は、前記操
作部に連結された側の幅が広く、また、前記操作部から
離れた側の幅が狭くなるような台形状に形成した構成と
した。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の入力装置の第1実
施例を図1〜図13に基づいて説明すると、何れも本発
明の入力装置に係り、図1はその平面図、図2は図1の
2−2線における断面図、図3は図1の3−3線におけ
る断面図、図4は操作部材にフレキシブル基板を組み合
わせた平面図、図5は操作部材の斜視図、図6は操作部
材の要部の断面図、図7は操作部材の製造を示す説明
図、図8はフレキシブル基板の平面図、図9はフレキシ
ブル基板の要部の拡大断面図、図10は絶縁板の平面
図、図11はシールド板の平面図、図12はその電圧検
出回路図、図13は図12の電圧検出回路図を分かり易
くした回路図である。
【0008】本発明の歪み検出素子を用いた入力装置を
図1〜図11に基づいて説明すると、比較的板厚の厚い
金属板からなり、キーボードの枠体等を構成する取付板
1は、切り起こしされた複数個の折り曲げ可能な舌片1
aを設けている。合成樹脂、或いはガラス繊維入りの合
成樹脂(変形ポリフエニレンエーテル)の成型品からな
る柔軟性を有する操作部材2は、特に、図2〜図6に示
すように、内部に空洞部を設けた角柱型の操作部3と、
一端が操作部3の下部において連結され、操作軸3の軸
線に対して直角方向に互いに90度の角度を持って十字
状で放射状に延びる4個の基部4a、4b,4c,4d
と、三角位置において前記基部の上面に設けられた窪み
部6を有している。
【0009】また、前記操作部材2は、図6に示すよう
に、操作部3の連結部から端部までの基部4a、4b,
4c,4dの長さLは、キーボードに組み込まれた部品
等によって、取付板1への取付位置が規制されて異なる
と共に、基部4a、4b,4c,4dの長さLに応じ
て、基部4a、4b,4c,4dの厚みHを、基部4
a、4b,4c,4dの下面側に凹部7を設けることに
より異ならしめた撓み部5a、5b,5c,5dを形成
している。そして、この厚みHは、基部4a、4b,4
c,4dの長さLが長い基部に設けられた撓み部は厚
く、また、長さLの短い基部に設けられた撓み部は薄く
なるように形成されており、この実施例では、撓み部5
aの厚みHが最も薄く、次に、撓み部5bの厚みHが厚
く、次いで、同じ厚さに形成した撓み部5c,5dとな
っており、操作部3を挟んで対向して配置された一対の
基部4a、4bの撓み部5a、5bの厚みHに比して、
操作部3を挟んで対向して配置されたもう一対の基部4
c,4dの撓み部5c,5dの厚みHを薄くした構成と
なっている。
【0010】また、操作部3は、図1に示すように、矢
印X1,X2、及びY1,Y2方向に倒すことができ、
この倒れに基づいて、撓み部5a、5b,5c,5dは
撓んで、その上面側が延びたり縮んだりするようになっ
ており、操作部3を一定の角度に倒した時、基部の長さ
Lが短いものは、長いものに比して撓み部の撓みが大き
くなることから、上述のように、基部4a、4b,4
c,4dの長さLによって撓み部5a、5b,5c,5
dの厚みHを変えることにより、基部4a、4b,4
c,4dの長さLの違いによる撓み部5a、5b,5
c,5dの撓みの大きさを変えることができ、全体とし
て撓み部5a、5b,5c,5dの均一な撓みを得るこ
とができる。
【0011】また、基部4a、4b,4c,4dの撓み
部5a、5b,5c,5dは、図4、図5に示すよう
に、操作部3に結合された側の幅が広く、また、操作部
3から離れた側の幅が狭くなるような台形状に形成さ
れ、これによって、操作部3を倒した時に生じる、撓み
部における基部側に比して操作部3側の大きな撓みを抑
制し、撓み部全体として均一な撓みを得るようにしてい
る。また、前記操作部材2は、その下面に操作部3と対
向する位置に凸部8を設けてあり、図2、図3に示すよ
うに、基部4a、4b,4c,4dの平坦状の下面を取
付板1に載置して、取付板1に操作部材2が取り付けら
れた際、凸部8を取付板1に近接させることにより、操
作部3を倒した時、凸部8が取付板1に当接して、操作
部3が勢い大きく倒れるのを防止している。なお、この
実施例では、十字状の基部4a、4b,4c,4dを形
成したもので示したが、例えば、90度の角度をもって
形成された少なくとも2個の部4a、4cを設けた構成
にしてもよい。
【0012】また、このような操作部材2の製造は、図
7に示すように、操作部材2の形状に合致した空間部9
と、操作部3の上端部の位置に、空間部9に通ずる注入
口10を設けた金型11を用意し、この注入口10から
液状の合成樹脂、或いはガラス繊維入りの合成樹脂を空
間部9に注入して、成形加工により操作部材2が製造さ
れるようになっている。そして、このように、操作部3
の上端部の位置から合成樹脂、或いはガラス繊維入りの
合成樹脂を注入して操作部材2を成形加工すると、注入
口10が操作部材2の略中心部に位置すると共に、比較
的肉厚の操作部3から比較的薄肉の基部4a、4b,4
c,4d、及び撓み部5a、5b,5c,5dへと液状
の合成樹脂が流れるようになり、このため、液状の合成
樹脂の流れが良好となり、品質が一定し、精度の良好な
操作部材2が得られる。
【0013】また、ポリイミド等の絶縁材からなるフイ
ルム状のフレキシブル基板12は、特に、図8、図9に
示すように、帯状部13と、帯状部13の側端から突出
した矩形状の張り出し部14と、張り出し部14の位置
に、張り出し部14と帯状部13に跨って形成された四
角状の孔15と、帯状部13と張り出し部14に設けら
れた複数個のスルーホール16を有している。そして、
フレキシブル基板12の上面には、銀ペースト等を印刷
して形成された導電パターン17が設けられ、また、フ
レキシブル基板12の下面には、銀ペースト等を印刷し
て形成された接続導体18が設けられている。
【0014】更に、フレキシブル基板12に上面には、
孔15を挟んで対向する位置に、両端がそれぞれ前記導
電パターン17に接続された状態で、抵抗インクを印刷
して形成した抵抗体からなる歪み検出素子19a、19
b,19c,19dと、この歪み検出素子から大きく離
れた位置に、両端がそれぞれ前記導電パターン17に接
続された状態で、抵抗インクを印刷して形成された検出
素子となる抵抗体20が設けられている。そして、これ
らの歪み検出素子19a、19b,19c,19dと抵
抗体20は、スルーホール16に形成された導体で、導
電パターン17と接続導体18とが接続されることによ
り適宜に接続された状態となっている。また、フレキシ
ブル基板12の上面には、図9に示すように、歪み検出
素子19a、19b,19c,19dと、抵抗体20
と、これらを繋ぐ導電パターン17の一部を覆って保護
するための絶縁材からなる被覆部21と、導電パターン
17の外部への導出部を覆って保護するための絶縁材か
らなる被覆部22とが設けられ、また、フレキシブル基
板12の下面には、孔15の周囲に位置する張り出し部
14、帯状部13、及び接続導体18を覆うようにエポ
キシ系の絶縁材からなる被覆部23が設けられた構成と
なっている。
【0015】そして、本発明の入力装置の回路構成は、
図12、図13に示すように、歪み検出素子19aと1
9bとが、また、歪み検出素子19cと19dとがそれ
ぞれ直列に接続されると共に、直列接続された歪み検出
素子19a及び19bと、直列接続された歪み検出素子
19c及び19dとが並列に接続されている。また、歪
み検出素子19bと19dの接続部とグランドGとの間
には、抵抗体20が設けられ、歪み検出素子19aと1
9cとの接続部から電圧Vが供給されて、分圧された電
圧を端子T1,T2から取り出すと共に、端子T3から
抵抗体20の抵抗値の変化による電圧を取り出すように
なっている。
【0016】ここで、歪み検出素子19a、19b,1
9c,19dの抵抗値は初期状態ですべて同じに形成さ
れているため、端子T1の電圧と端子T2の電圧とは、
何れも端子T3の電圧と電圧Vの中央値と丁度同じにな
る。そして、例えば、歪み検出素子19aの抵抗値が減
少し、歪み検出素子19bの抵抗値が増加すると、端子
T1における電圧は上がる。それによって、本装置が接
続されている機器は、X軸方向にカーソルを移動させる
ことができる。同様に、歪み検出素子19c,19dの
抵抗値が変化すると、端子T2における電圧が上がり、
それによって、Y軸方向のカーソルを移動させることが
できる。 更に、操作軸3が軸方向に押圧された時、歪
み検出素子19a〜19dの抵抗値変化に比べ、抵抗体
20の抵抗値はあまり変化しないため、端子T3におけ
る電圧が変化し、これによって、Z軸方向の変化に対応
したカーソルの制御を行うことができる。
【0017】また、このように構成されたフレキシブル
基板12は、図2〜図4に示すように、孔15に操作部
材2の操作部3が挿通されて、エポキシ系の被覆部23
に塗布されたエポキシ系の接着剤により、フレキシブル
基板12が操作部材2の上面、即ち、基部4a、4b,
4c,4dと撓み部5a、5b,5c,5dの上面に接
着されている。そして、接着された際は、歪み検出素子
19aは撓み部4a上に、歪み検出素子19bは撓み部
4b上に、歪み検出素子19cは撓み部4c上に、ま
た、歪み検出素子19dは撓み部4d上に、更に、抵抗
体20は基部4d上に位置した状態で取り付けられてい
る。
【0018】なお、上記実施例では、4個の歪み検出素
子19a、19b,19c,19dを使用したもので説
明したが、少なくとも2個の歪み検出素子19a、19
cを用いるものでも良い。また、絶縁材からなるフイル
ム状の絶縁板24は、図10に示すように、帯状部25
と、帯状部25の側端部から突出して形成された張り出
し部26と、この張り出し部26と帯状部25に跨って
形成された孔27とを有している。そして、この絶縁板
24は、図2、図3に示すように、孔27に操作部材2
の操作部3を挿通して、フレキシブル基板12上に載置
され、接着剤で被覆部21、22に取り付けられてい
る。なお、絶縁板24は、接着剤による貼り付けによら
ず、単に、フレキシブル基板12上に載置するものでも
良い。そして、絶縁板24がフレキシブル基板12上に
取り付けられた際は、絶縁板24により、歪み検出素子
19a、19b,19c,19d,抵抗体20、及び導
電パターン17の一部が被覆部21、22と共に覆われ
た状態となり、また、図2に示すように、帯状部25の
一部が基部4cの端部から突出して、操作部3近傍の導
電パターン17の導出部を覆うようになっている。
【0019】また、金属板からなるアルミ箔等のシール
ド板28は、図11に示すように、帯状部29と、帯状
部29の側端部から突出して形成された張り出し部30
と、この張り出し部30と帯状部29に跨って形成され
た孔31と、帯状部29と張り出し部30とに設けられ
た3個の突片32とを有している。そして、このシール
ド板28は、図1〜図3に示すように、孔31に操作部
材2の操作部3を挿通して、絶縁板24上に載置、或い
は接着剤で絶縁板24に取り付けられて、絶縁板24の
帯状部25の一部を除いて、ほぼ全面を覆うようにする
と共に、突片23を操作部材2の窪み部6に位置させる
ようになっている。なお、このシールド板28は、予め
絶縁板24に接着したものを、絶縁板24と共に操作部
3に挿通して、フレキシブル基板12上に取り付けるよ
うにしても良い。
【0020】そして、このように、操作部材2に、フレ
キシブル基板12、絶縁板24、シールド板28を取り
付けたものを、図1〜図3に示すように、取付板1に載
置した後、取付板1の舌片1aを操作部材2の窪み部6
側に折り曲げ、シールド板28の突片32と共に操作部
材2を押さえることにより、取り付けられるようになっ
ている。この時、操作部材2の基部4a、4b,4c,
4dの平坦状の下面が取付板1上に載置されて、凸部8
と取付板1との間に僅かな間隙が形成され、また、シー
ルド板28は舌片1aと導通されて、シールド板28に
より、操作部材2上の導電パターン17と歪み検出素子
19a、19b,19c,19dの上部を電気的にシー
ルドするようになっている。
【0021】そして、このような入力装置は次のように
動作する。操作部材2の操作部3をX1方向に倒すと、
撓み部5aの上面は伸びる方向に撓むと共に、撓み部5
bの上面は縮む方向に撓むため、撓み部5a上の歪み検
出素子19aの抵抗値は増加する反面、撓み部5b上の
歪み検出素子19bの抵抗値は減少する。逆に、操作部
材2の操作部3をX2方向に倒すと、撓み部5aの上面
は縮む方向に撓むと共に、撓み部5bの上面は伸びる方
向に撓むため、撓み部5a上の歪み検出素子19aの抵
抗値は減少する反面、撓み部5b上の歪み検出素子19
bの抵抗値は増加する。何れにせよ、端子T1の電圧に
変化が生じて、本装置が接続されている機器は、X軸方
向にカーソルを移動させることができる。
【0022】また、操作部材2の操作部3をY1方向に
倒すと、撓み部5cの上面は伸びる方向に撓むと共に、
撓み部dの上面は縮む方向に撓むため、撓み部5c上の
歪み検出素子19cの抵抗値は増加する反面、撓み部5
d上の歪み検出素子19dの抵抗値は減少する。逆に、
操作部材2の操作部3をY2方向に倒すと、撓み部5c
の上面は縮む方向に撓むと共に、撓み部5dの上面は伸
びる方向に撓むため、撓み部5c上の歪み検出素子19
cの抵抗値は減少する反面、撓み部5d上の歪み検出素
子19dの抵抗値は増加する。何れにせよ、端子T2の
電圧に変化が生じて、Y軸方向にカーソルを移動させる
ことができる。
【0023】また、操作部材2の操作部3を軸方向に押
圧すると、操作部3は凸部8と取付板1との間の僅かな
間隙で移動するため、抵抗体20の抵抗値がわずか変化
し、これによって、端子T3における電圧が変化して、
Z軸方向のカーソルの移動を行うようなっている。この
ように、操作部3の移動によって、X,Y,Z軸方向に
カーソルを移動するようになっていると共に、この操作
部3の操作時における静電気は、シールド板28の存在
により、シールド板28を介して取付板1に落ちて、操
作部材2上に配設された導電パターン17、及び歪み検
出素子19a、19b,19c,19dは、破壊するこ
とがない。
【0024】また、図14は本発明の入力装置の第2実
施例に係る操作部材2を示し、この操作部材2は、前記
第1実施例の操作部材2の撓み部に比して、撓み部5
a、5b,5c,5dを長くして、操作部3の倒れに対
する撓み部5a、5b,5c,5dを撓み易くしたもの
である。その他の構成は、前記実施例と同様であるの
で、ここでは同一部品に同一番号を付し、その説明は省
略する。
【0025】
【発明の効果】本発明の入力装置は、基部部4a〜4d
が操作部3の連結部から端部までの基部の長さLに応じ
て、基部4a〜4dに設けられた撓み部5a〜5dの厚
みHを異ならしめたものであるため、基部4a〜4dの
長さLの長いものと短いものにおける撓み部5a〜5d
の撓みを調整でき、精度の良好な入力装置を提供でき
る。また、基部4a〜4dを十字状に配設することによ
り、90度に配設された二つの梁部を選択して、この上
に歪み検出素子を設けることができて、設計の自由度を
得ることができと共に、更に、基部4a〜4dに対し
て、4個の歪み検出素子19a〜19dを設けることが
でき、種々の製品に共用化できる操作部材2を提供でき
て、生産性の良好な入力装置を提供できる。
【0026】また、長さLの長い基部に設けられた撓み
部の厚みHは厚く、長さLの短い基部に設けられた撓み
部の厚みHは薄くしたため、操作部3を一定の角度に倒
した時における撓み部5a〜5dの撓みを均一にでき、
精度の良好な入力装置を提供できる。また、操作部3を
挟んで一対の基部4a、4bの撓み部5a、5bの厚み
Hを、他の一対の基部4c,4dの撓み部5c,5dの
厚みHよりも薄くしたため、それに伴う基部の長さLを
選択でき、従って、キーボードなどへの取付位置の規制
に対応したものが得られ、融通性のある入力装置を提供
できる。
【0027】また、基部4a〜4dの上面を平坦状とな
し、基部4a〜4dの下面に凹部7を設けて、撓み部5
a〜5dの厚みHを得るようにしたため、操作部材2の
平坦状の上面に、歪み検出素子19a〜19d等を均一
に配設できと共に、操作部材2の基部4a〜4dを取付
板1に平行で、均一に設置でき、精度が良く、しかも、
生産性の良好な入力装置を提供できる。また、基部4a
〜4dの撓み部5a〜5dは、操作部3に結合された側
の幅が広く、また、操作部3から離れた側の幅が狭くな
るような台形状に形成されているため、これによって、
操作部3を倒した時に生じる、撓み部における基部側に
比して操作部3側の大きな撓みを抑制し、撓み部全体と
して均一な撓みが得られ、精度の極めて良好な入力装置
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の入力装置の第1実施例の平面図。
【図2】図1の2−2線における断面図。
【図3】図1の3−3線における断面図。
【図4】本発明の入力装置の第1実施例に係る操作部材
とフレキシブル基板を組み合わせた平面図。
【図5】本発明の入力装置の第1実施例に係る操作部材
の斜視図。
【図6】本発明の入力装置の第1実施例に係る操作部材
の要部の断面図。
【図7】本発明の入力装置の第1実施例に係る操作部材
の製造を示す説明図。
【図8】本発明の入力装置の第1実施例に係るフレキシ
ブル基板の平面図。
【図9】本発明の入力装置の第1実施例に係るフレキシ
ブル基板の要部の拡大断面図。
【図10】本発明の入力装置の第1実施例に係る絶縁板
の平面図。
【図11】本発明の入力装置の第1実施例に係るシール
ド板の平面図。
【図12】本発明の入力装置に係る電圧検出回路図。
【図13】図12の電圧検出回路図を分かり易くした回
路図。
【図14】本発明の入力装置の第2実施例に係る操作部
材の斜視図。
【図15】従来の入力装置の斜視図。
【図16】従来の入力装置係る電圧検出回路図。
【符号の説明】
1 取付板 1a 舌片 2 操作部材 3 操作部 4a 基部 4b 基部 4c 基部 4d 基部 5a 撓み部 5b 撓み部 5c 撓み部 5d 撓み部 6 窪み部 7 凹部 8 凸部 9 空間部 10 注入口 11 金型 12 フレキシブル基板 13 帯状部 14 張り出し部 15 孔 16 スルーホール 17 導電パターン 18 接続導体 19a 歪み検出素子 19b 歪み検出素子 19c 歪み検出素子 19d 歪み検出素子 20 抵抗体 21 被覆部 22 被覆部 23 被覆部 24 絶縁板 25 帯状部 26 張り出し部 27 孔 28 シールド板 29 帯状部 30 張り出し部 31 孔 32 突片 L 長さ H 厚み T1 端子 T2 端子 T3 端子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作部と、一端が前記操作部に連結さ
    れ、操作部の軸線に対して直角方向に延びる平板状の複
    数個の基部とを有する操作部材と、前記基部の上面に配
    置された歪み検出素子とを備え、複数個の前記基部間が
    90度の角度をもって配設されると共に、複数個の前記
    基部には、前記操作部の連結部から端部までの前記基部
    の長さに応じて、前記基部の厚みを異ならしめた撓み部
    を設け、該撓み部の上面に前記歪み検出素子を配置した
    ことを特徴とする入力装置。
  2. 【請求項2】 前記基部を十字状に配設したことを特徴
    とする請求項1記載の入力装置。
  3. 【請求項3】 長さの長い前記基部に設けられた前記撓
    み部の厚みより、長さの短い前記基部に設けられた前記
    撓み部の厚みが薄くなるように形成したことを特徴とす
    る請求項1、又は2記載の入力装置。
  4. 【請求項4】 前記操作部を挟んで対向して配置される
    二対の前記基部の内、一対の前記基部の前記撓み部の厚
    みを、もう一方の一対の前記基部の前記撓み部の厚みよ
    り薄くしたことを特徴とする請求項3記載の入力装置。
  5. 【請求項5】 前記基部の上面を平坦状となし、前記基
    部の下面側に、前記基部の厚みを異なわしめるための凹
    部を設けて、前記撓み部を形成したことを特徴とする請
    求項3、又は4記載の入力装置。
  6. 【請求項6】 前記基部の前記撓み部は、前記操作部に
    連結された側の幅が広く、また、前記操作部から離れた
    側の幅が狭くなるような台形状に形成したことを特徴と
    する請求項1、又は2、又は3、又は4、又は5記載の
    入力装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005084972A (ja) * 2003-09-09 2005-03-31 Alps Electric Co Ltd スティック式座標入力装置および携帯型パーソナルコンピュータならびにキーボード
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