JP2000047359A - 熱現像装置 - Google Patents

熱現像装置

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JP2000047359A JP11125882A JP12588299A JP2000047359A JP 2000047359 A JP2000047359 A JP 2000047359A JP 11125882 A JP11125882 A JP 11125882A JP 12588299 A JP12588299 A JP 12588299A JP 2000047359 A JP2000047359 A JP 2000047359A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱現像感光材料にしわは勿論濃度ムラを生じ
させることなく高品質の熱現像処理を可能とする。 【解決手段】 加熱現像部14には、挿入ローラ対16
と排出ローラ対18の間に面状ヒータ28によって加熱
されるヒータボックス20、22が、上下に対で配置さ
れている。熱現像感光材料12は、感光層が上方へ向け
られた状態で挿入ローラ対によってヒータボックスの間
へ送り込まれると、下側のヒータボックスのガイド板2
4に案内され、常に上側のヒータボックスとの間に空気
層が形成された状態で搬送される。これにより、熱現像
感光材料は、感光層が押圧されることなく均一に加熱さ
れ、しわや濃度ムラが生じることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱されることに
より潜像が顕像化される熱現像感光材料を現像処理する
熱現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】写真感光材料には、現像液、定着液等の
処理液を用いた湿式現像方式によって感光材料に形成し
ている潜像を顕像化する感光材料に加えて、処理液を用
いない乾式現像方式によって顕像化する感光材料があ
る。
【0003】乾式現像方式の一例としては、露光によっ
て画像を形成した感光材料と受像材料を重ね合わせて加
熱及び加圧することにより、露光によって感光材料に形
成した潜像に応じた画像を受像材料に転写する熱現像が
一般的となっている。
【0004】一方、乾式現像方式によって現像される感
光材料には、例えば、光触媒として作用するハロゲン化
銀、画像形成物質として作用する銀塩、銀イオン用還元
剤等をバインダー内に拡散させた乳剤を用いて感光層を
形成したものがある。このような感光材料は、所定の温
度に加熱することにより、露光によって感光層に形成し
た潜像が顕像化されるようになっている(以下「熱現像
感光材料」と言う)。
【0005】ところで、加熱現像を行なう熱現像装置で
は、加熱ドラムと加熱ドラムの周囲に配置した多数のロ
ーラを備えたものが一般的となっている。このような熱
現像装置では、ローラによって熱現像感光材料を押えな
がら加熱ドラムに巻きかけて、加熱ドラムとローラによ
って熱現像感光材料を挟持しながら加熱ドラムを回転さ
せることにより熱現像感光材料を搬送しながら、加熱ド
ラムの熱で熱現像材料を加熱するようにしている。
【0006】また、熱現像感光材料を搬送しながら加熱
する熱現像装置としては、多数のローラ対によって熱現
像感光材料を挟持して搬送しながら、熱現像感光材料が
ローラの間を通過するときにヒータ等の加熱手段によっ
て加熱するようにしたものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、熱現像
感光材料には、加熱されることにより感光層が一旦、膨
潤したのちに硬化するものがある。このような熱現像感
光材料では、加熱中にローラによって感光層が押圧され
ることによりしわが生じたり、加熱ムラによる濃度ムラ
等が生じることがある。
【0008】特に、熱現像感光材料を多数のローラ対に
よって挟持しながら搬送する熱現像装置では、ローラに
よって挟持されているときと、ローラ対の間を通過して
いるときとで熱現像感光材料の表面温度が変化する。ま
た、ガイド等に均一に接触していないと、接触部分と非
接触部分との間で熱現像感光材料の表面温度に温度差が
生じる。
【0009】熱現像感光材料の温度変化は、熱現像感光
材料に記録した画像の濃度ムラとなって現れ、また、熱
現像感光材料をローラによって挟持すると、線膨張によ
る伸びのためにしわなどが生じ、熱現像感光材料の仕上
がり品質を損ねてしまう。
【0010】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、熱現像感光材料を均一に現像して濃度ムラ等やし
わ等の発生を防止し、仕上がり品質の高い画像形成が可
能となる熱現像装置を提案することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
熱現像感光材料を搬送しながら加熱する熱現像装置であ
って、前記熱現像感光材料を加熱する加熱部の上流側に
配置されて熱現像感光材料を挟持して加熱部へ送り込む
挿入手段と、前記加熱部の下流側に配置されて前記熱現
像感光材料を加熱部から送り出す送り出し手段と、前記
加熱部を搬送される前記熱現像感光材料を加熱する加熱
手段と、前記挿入手段と前記送り出し手段との間を搬送
される前記熱現像感光材料の画像が記録された面に常に
空気層を形成しながら案内する案内手段と、を含むこと
を特徴とする。
【0012】この発明によれば、挿入手段と送り出し手
段の間で熱現像感光材料を搬送するときに、案内手段が
熱現像感光材料の画像が記録された面に空気層を形成し
た状態で案内する。この空気層内の空気は、加熱手段に
よって加熱されており、熱現像感光材料は、案内手段か
ら受ける熱と空気層内の空気の熱によって加熱される。
【0013】また、熱現像感光材料は、空気層が形成さ
れることにより、感光層がローラ等の搬送手段と非接触
状態で搬送されるため、加熱されるときに感光層へ圧力
が加わることによるしわの発生が抑えられる。
【0014】請求項2に係る発明は、前記案内手段が前
記熱現像感光材料の搬送路に対向するガイド板を供え、
前記ガイド板の前記熱現像感光材料の接触する面の少な
くとも一部に断熱部材を設けたことを特徴とする。
【0015】この発明によれば、挿入手段によって送り
込まれた熱現像感光材料は、断熱部材が設けられている
ガイド板上を搬送される。断熱部材は、熱伝導率が低
く、熱現像感光材料に接触したときに、熱現像感光材料
に与える温度変化が緩やかとなっている。したがって、
熱現像感光材料がガイド板に接触したときに、部分的に
急激な温度変化が生じるのを防止でき、急激な温度変化
により熱現像感光材料にしわ等が生じるのを抑えること
ができる。
【0016】このような断熱部材としては、アラミド繊
維、フッ素系樹脂、ポリフェニレンサルファド(PP
S)、ポリイミド(PI)、ポリアミドイミド(PA
I)、ポリアセタール(POM)、ポリエーテルサルフ
ォン(PES)、ポリアミド(PA)、ポリカーボネー
ト(PC)、アクリロニトリルブタジエンスチレン(A
BS)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタ
レート(PET)などの種々の樹脂材料及びガラス繊維
等を単体ないし混合して用いることができる。また、断
熱部材としては、上記樹脂材料やガラス繊維を含むセラ
ミックスを用いることもできる。
【0017】また、断熱部材は、少なくとも熱現像感光
材料と接触するガイド板を形成する部材の熱伝導率より
も低くすれば良く、熱伝導率が1Kcal/mh℃以下とする
ことがより好ましい。
【0018】ガイド板は、上記断熱部材によって表面が
コーティグされたものであっても良く、断熱部材によっ
て形成した不織布等にによって表面が覆われてもよい。
さらに、ガイド板は、前記断熱部材によって、少なくと
熱現像感光材料の搬送方向の上流側が覆われるものであ
れば良い。
【0019】また、このような本発明では、挿入手段と
送り出し手段の間に、ガイド板と加熱手段しか配置され
ない簡単な構成であるため、搬送機構がジャム等の熱現
像感光材料の搬送不良が発生しても、熱現像感光材料の
取り出しが容易となる。
【0020】請求項3に係る発明は、前記送り出し手段
が前記熱現像感光材料の非画像領域と接触して熱現像感
光材料を送り出すことを特徴とする。
【0021】この発明によれば、送り出し手段が熱現像
感光材料の非画像領域にのみ接触し、画像領域に接触し
ないため、加熱中は勿論、加熱が終了した直後の熱現像
感光材料の感光層にローラ等が接触することよる画像領
域でのしわ等の発生を確実に防止することができる。
【0022】請求項4に係る発明は、前記熱現像感光材
料が感光層を上面に向けられた状態で前記ガイド板上を
搬送されることを特徴とする。
【0023】この発明によれば、熱現像感光材料は、感
光層が上方へ向けられた状態で搬送される。
【0024】これにより、ガイド板には、熱現像感光材
料の感光層と反対側の面のみが接触し、熱現像感光材料
の感光層には何も接触しないため、加熱現像途中の熱現
像感光材料の感光層に擦り傷等が発生するのを確実に防
止することができる。
【0025】このような本発明に用いられるガイド板
は、熱現像感光材料と接触する面が、熱現像感光材料を
損傷することなく円滑に案内するように表面処理が施さ
れていることが好ましいが、熱現像感光材料の搬送方向
の上流側では、不織布等を用いて、熱現像感光材料を均
一にかつ緩やかに加熱することが好ましい。これによ
り、特に現像終了段階での加熱ムラによる濃度ムラの発
生を防止でき、熱現像感光材料に現像ムラのない高品質
の画像を形成することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。 〔第1の実施の形態〕図1及び図2には、本実施の形態
に適用した熱現像装置10の概略構成が示されている。
この熱現像装置10は、熱現像感光材料12を加熱する
ことにより、露光によって熱現像感光材料の感光層に形
成されている潜像を顕像化する。なお、熱現像装置10
は、単体で図示しないケーシング内に収容されて、感光
層を露光して潜像を形成する出力装置から送り込まれる
熱現像感光材料12を連続して処理するものであっても
良く、出力装置と一体で同一のケーシング内に収容され
たものであっても良い。
【0027】この熱現像装置10によって加熱現像され
る熱現像感光材料12は、ポリエチレンテレフタレート
(PET)等の薄肉(例えば肉厚が約0.12mm程度)
の支持体の一方の面に感光層が形成されている。
【0028】この熱現像感光材料12の感光層は、例え
ば光触媒として作用するハロゲン化銀、画像形成物質と
して作用する銀塩、銀イオン用還元剤等をバインダー内
に拡散させた乳剤によって形成されており、加圧するこ
となく所定の温度で所定時間加熱するのみで、露光によ
って感光層に形成されている潜像が顕像化される。この
熱現像感光材料12は、感光層が膨潤しており、特に加
熱現像中に膨潤している感光層が押圧されることによ
り、伸びが生じるなどしてしわが発生し、画像の仕上が
り品質が低下する。
【0029】なお、熱現像感光材料12としては、形成
される画像が単色のものであっても良く、カラー画像が
形成されるものであっても良い。
【0030】図1及び図2に示されるように、熱現像装
置10の加熱現像部14には、熱現像感光材料12の搬
送方向(矢印A方向)の上流側に挿入ローラ対16が設
けられ、下流側に排出ローラ対18が設けられている。
挿入ローラ対16と排出ローラ対18は、図示しない駆
動手段の駆動力によってそれぞれ一定速度で回転駆動す
るようになっている。また、挿入ローラ対16の上流側
には、図示しない挿入センサが設けられている。
【0031】これにより、図示しない出力装置によって
画像露光された熱現像感光材料12が、熱現像装置10
の挿入ローラ対16へ向けて送り込まれて挿入センサに
よって検出されると、挿入ローラ対16及び排出ローラ
対18が一定速度で回転駆動を開始する。なお、熱現像
感光材料12は、感光層側の面が上方(図1及び図2の
紙面上方)へ向けられた状態で送り込まれる。
【0032】挿入ローラ対16は、回転駆動されること
により、熱現像感光材料12を挟持して加熱現像部14
内へ引き入れる。また、排出ローラ対18は、加熱現像
部14から送り出される熱現像感光材料12を挟持し
て、加熱現像部14から排出する。
【0033】挿入ローラ対16及び排出ローラ対18の
ローラは、例えば金属ローラの外周部を熱伝導率の低い
樹脂によって被覆するなどして形成されている。すなわ
ち、挿入ローラ対16及び排出ローラ対18を形成する
ローラは、熱現像感光材料12と接触する外周部が、熱
伝導率の低い樹脂によって形成されている。これによ
り、挿入ローラ対16又は排出ローラ対18は、接触し
た熱現像感光材料12を不必要に加熱したり冷却してし
まうのを防止している。
【0034】また、排出ローラ対18による熱現像感光
材料12の搬送速度は、挿入ローラ対16による熱現像
感光材料12の搬送速度と略同じか僅かに速くなってお
り、これにより、挿入ローラ対16と排出ローラ対18
の間で熱現像感光材料12に撓みが生じるのを防止して
いる。
【0035】ところで、挿入ローラ対16と排出ローラ
対18の間には、加熱手段としてヒータボックス20、
22が上下に対で配置されている。ヒータボックス2
0、22のそれぞれは、例えばアルミニウム等によって
略矩形の箱体形状に形成されており、一方の面が開放さ
れている。ヒータボックス20、22は、開放されてい
る面と反対側の面が所定の間隔で互いに対向するように
配置されている。熱現像感光材料12は、挿入ローラ対
16によってこのヒータボックス20、22の間へ送り
込まれる。
【0036】すなわち、上下に対で配置されているヒー
タボックス20、22の間が熱現像感光材料12の搬送
路となっている。このとき、下側のヒータボックス22
は、搬送路側がガイド板24(図1参照)となってい
る。これにより、ヒータボックス20、22の間へ送り
込まれた熱現像感光材料12は、ヒータボックス20と
の間に空気層が形成された状態で、ヒータボックス22
のガイド板24に接触しながらヒータボックス20、2
2の間を通過し、排出ローラ対18へ至るようになって
いる。
【0037】図1に示されるように、挿入ローラ対16
と排出ローラ対18の軸間距離である挿入ローラ対16
と排出ローラ対18の間の熱現像感光材料12の搬送距
離Xは、熱現像感光材料12の搬送方向に沿った長さL
の最小長さLmin よりも短くなっている(X<Lmin
)。すなわち、搬送距離Xは、熱現像装置10によっ
て現像処理される熱現像感光材料12の搬送方向に沿っ
た長さLが最小サイズの熱現像感光材料の長さLmin よ
りも短くなっている。
【0038】これにより、挿入ローラ対16によってヒ
ータボックス20、22の間へ送り込まれた熱現像感光
材料12は、後端が挿入ローラ対16から離れる前に先
端部が排出ローラ対18によって挟持され、ヒータボッ
クス20、22の間を感光層にローラ等が接触すること
なく一定の速度で通過するようになっている。
【0039】図1及び図2に示されるように、ヒータボ
ックス20、22には、熱現像感光材料12の搬送路に
対向する面に表層部26が形成されている。この表層部
26は、テフロンコーティング、植毛、不織布等の一般
的表面処理が施されている。これにより、熱現像感光材
料12は、ヒータボックス22のガイド板24上を円滑
に搬送される。
【0040】一方、ヒータボックス20、22内には、
加熱手段として面状ヒータ28が取付けられている。面
状ヒータ28は、薄板状に形成されて、ヒータボックス
20、22のそれぞれの内部で熱現像感光材料12の搬
送路側の面に取付けられている。
【0041】ヒータボックス20、22は、面状ヒータ
28のそれぞれが通電されることにより加熱され、面状
ヒータ28の通電が制御されることにより予め設定した
温度に維持される。これにより、ヒータボックス20、
22の間の空気は、所定の温度に保たれている。
【0042】したがって、熱現像感光材料12は、ヒー
タボックス20、22の間をヒータボックス22のガイ
ド板24の表層部26に感光層と反対側の面が接触しな
がら通過するときに、この表層部26からの熱及び、ヒ
ータボックス20、22の間の空気の熱によって加熱さ
れる。
【0043】次に本実施の形態の作用を説明する。
【0044】熱現像装置10は、挿入ローラ対16と排
出ローラ対18の間に配置しているヒータボックス2
0、22内の面状ヒータ28のそれぞれに通電して、ヒ
ータボックス20、22及びヒータボックス20、22
の間の搬送路中の空気が所定の温度となることにより熱
現像感光材料12の現像処理が可能となる。
【0045】熱現像装置10は、図示しない出力装置に
よって画像露光された熱現像感光材料12の先端部が、
挿入ローラ対16へ向けて送り込まれたことを図示しな
い挿入センサによって検出すると、挿入ローラ対16、
排出ローラ対18の回転駆動を開始する。
【0046】これにより、熱現像感光材料12は、挿入
ローラ対16に挟持されて加熱現像部14内へ引き入れ
られ、ヒータボックス20、22の間へ送り込まれる。
ヒータボックス20、22の間へ送り込まれた熱現像感
光材料12は、感光層と反対側の面がヒータボックス2
2のガイド板24に接触しながらヒータボックス20、
22の間を移動し、ヒータボックス22から受ける熱
と、ヒータボックス20、22の間の空気からの熱によ
って加熱され、感光層に形成されている潜像が顕像化さ
れる。
【0047】このようにして加熱現像された熱現像感光
材料12は、先端部が排出ローラ対18に達すると、排
出ローラ対18によって一定速度で搬送されて、加熱現
像部14から送り出される。
【0048】ところで、熱現像感光材料12は、特に加
熱現像途中では、感光層にしわや擦り傷等が生じ易く、
また、加熱中の温度ムラによって画像の濃度ムラが生じ
易い。
【0049】このような熱現像感光材料12に対して熱
現像装置10では、熱現像感光材料12がヒータボック
ス20、22の間を通過するときに、ローラ等が接触し
ないようにしている。また、熱現像感光材料12は、感
光層と反対側の面がヒータボックス22のガイド板24
に接触しながらヒータボックス20、22の間を移動す
るが、感光層側の面とヒータボックス20との間には、
常に空気層が形成された状態となっている。
【0050】これにより、挿入ローラ対16と排出ロー
ラ対18の間で熱現像感光材料12は、加熱現像中に感
光層に不必要な押圧力が加わることがないので、しわや
擦り傷等が生じることがない。したがって、熱現像装置
10は、熱現像感光材料12にしわや擦り傷等のない仕
上がり品質の高い画像を形成することができる。
【0051】また、熱現像装置10は、ヒータボックス
20、22の間の空気の熱によって熱現像感光材料12
を加熱すると共に、熱現像感光材料12がヒータボック
ス22のガイド板24に接触することによりヒータボッ
クス22によって熱現像感光材料12を加熱するように
している。これにより、熱現像装置10は、熱現像感光
材料12を均一かつ緩やかに加熱することができるの
で、加熱時の温度ムラによる画像の濃度ムラを生じさせ
ることがない。
【0052】また、熱現像装置10は、熱現像感光材料
12の搬送機構が簡略化されており、加熱現像部14の
挿入側と送り出し側のみで熱現像感光材料12を挟持す
るのみである。このため、熱現像感光材料12のジャム
等の搬送不良が生じたときなどの加熱現像部14からの
熱現像感光材料12の取り出し等のメンテナンスが極め
て容易となっている。
【0053】なお、以上説明した第1の実施の形態で
は、送り出し手段として排出ローラ対18を設け、排出
ローラ対18によって熱現像感光材料12をヒータボッ
クス20、22の間から引き出すようにしたが、送り出
し手段はこれに限るものではない。
【0054】例えば、図3に示されるように、排出ロー
ラ対18に換えて熱現像感光材料12の搬送方向と直交
する方向(幅方向)の両側のそれぞれにコロ30を対で
配置したローラ対32を設けても良い。このローラ対3
2は、熱現像感光材料12の幅方向の両端部に設けられ
ている非画像部分を挟持して、熱現像感光材料12を送
り出す。
【0055】また、図4に示されるように、排出ローラ
対18に換えて複数のローラ34を配置しても良い。そ
れぞれのローラ34は、外周部が熱現像感光材料12の
感光層と反対側の面に接触したときの摩擦力が大きくな
るように形成されている。これにより、熱現像感光材料
12は、ヒータボックス20、22の間から送り出され
るとローラ34に載せられ、それぞれのローラ34が回
転駆動することにより、熱現像感光材料12が、ローラ
34に載せられて送り出される。
【0056】このように構成することにより、加熱現像
の終了した直後の熱現像感光材料12の感光層を押圧し
たり、感光層の画像部分にローラ等を接触させることが
ないので、より確実にしわや擦り傷等の発生を防止で
き、より高品質の画像を得ることができる。
【0057】また、第1の実施の形態では、挿入ローラ
対16と排出ローラ対18の間に、1組のヒータボック
ス20、22を配置したが、加熱手段の構成はこれに限
るものではない。
【0058】例えば、図5に示される加熱現像部36に
は、熱現像感光材料12の搬送方向の上流部にヒータボ
ックス38A、40Aが、中流部にヒータボックス38
B、40Bが、下流部のヒータボックス38C、40C
がそれぞれ設けられている(総称するときは「ヒータボ
ックス38、40」とする)。3組のヒータボックス3
8、40は、所定の間隔で配置されている。なお、ヒー
タボックス38、40のそれぞれは、それぞれの搬送方
向の上流側が互いに離間する方向へ傾斜されており、上
流側のヒータボックス38、40の間から下流側のヒー
タボックス38、40の間へ円滑にかつ確実に熱現像感
光材料12が案内されるようにしている。
【0059】このように構成した加熱現像部36では、
熱現像感光材料12の搬送方向に沿って上流部、中流
部、下流部のそれぞれで、熱現像感光材料12の加熱温
度を調整することができ、熱現像感光材料12の加熱現
像の進行に応じた的確な温度調整が可能となる。
【0060】また、加熱現像部36では、熱現像感光材
料12の搬送方向に沿って隣接するヒータボックス3
8、40の間に所定の間隙を設けているので、加熱現像
の進行によって熱現像感光材料12から放出されるガス
を熱現像感光材料12の搬送路中から排出することがで
き、熱現像感光材料12の安定した現像を促進すること
ができる。
【0061】さらに、このように構成した加熱現像部3
6では、ヒータボックス40A、40B、40Cで熱現
像感光材料12と接触する面の表面仕上げを変えるよう
にしても良い。例えば、上流側のヒータボックス40A
では、耐熱性の樹脂によって形成した不織布を貼付する
などして、熱現像感光材料12を円滑に案内すると共に
熱現像感光材料12がヒータボックス40Aに直接触れ
ないようにした表層部42を形成している。また、中流
部のヒータボックス40Bでは、テフロンコーティング
やアルマイト処理などの一般的な表面処理を施した表層
部44を形成し、さらに、下流部のヒータボックス40
Cでは、表面の突起の先端を搬送方向の下流側へ向ける
などの熱現像感光材料12に損傷を与えることなく円滑
に案内できる程度の表層部46を形成する。
【0062】これにより、熱現像感光材料12がヒータ
ボックス38A、40Aの間を搬送される加熱現像の初
期段階では、熱現像感光材料12に急激な温度変化が生
じるのを防止し、急激な温度変化によるしわの発生を抑
え、ヒータボックス38B、40Bの間を搬送される加
熱現像の中期段階では、熱現像感光材料12の温度を安
定させる。この後、熱現像感光材料12がヒータボック
ス38C、40Cの間を搬送される加熱現像の後期段階
では、熱現像感光材料12を所定の温度に維持する。こ
れにより、熱現像感光材料12の温度ムラによる濃度ム
ラの発生を防止でき、高品質の画像を得ることができ
る。
【0063】また、第1の実施の形態では、熱現像感光
材料12の搬送路を直線状に形成したが、搬送路の形状
はこれに限るものではない。例えば、図6に示す加熱現
像部50では、それぞれが円弧状に湾曲されたガイド5
2、54を対向させて、挿入ローラ対16と排出ローラ
対18の間に配置し、下方(図6の紙面下方)へ凸とな
る搬送路を形成している。なお、ガイド52、54のそ
れぞれは、図示しない加熱手段によって所定の温度に加
熱されており、熱現像感光材料12は、このガイド5
2、54の間を通過することにより、加熱現像される。
【0064】このように形成されている加熱現像部50
では、挿入ローラ対16によってガイド52、54の間
へ送り込まれた熱現像感光材料12が下側のガイド54
に接触しながら湾曲した搬送路に沿って案内される。
【0065】熱現像感光材料12は、ガイド52、54
の間を通過するときに湾曲されることにより、搬送方向
と直交する方向に対しては腰が強くなり、しわ等が生じ
にくくなる。したがって、加熱現像部50では、加熱現
像中の熱現像感光材料12にしわ等が生じるのを抑える
ことができ、しわ等によって熱現像感光材料12の仕上
がり品質を低下させてしまうことがない。
【0066】また、ガイド52、54の搬送路側の面に
耐熱性の不織布56を設けることにより、ガイド52、
54の間を搬送される熱現像感光材料12を均一な温度
に加熱することができ、画像が形成される感光層に擦り
傷やしわ等の損傷が発生するのを防止できると共に、濃
度ムラのない高品質の画像を形成することができる。
【0067】なお、加熱現像部50では、感光層が内側
となるように熱現像感光材料12を湾曲させるようにし
たが、感光層が外側となるように熱現像感光材料12を
湾曲させるようにしても良く、搬送方向と直交する方向
に沿って熱現像感光材料12を湾曲させるようにしても
よい。
【0068】第1の実施の形態で説明した加熱現像部1
4では、熱現像感光材料12の搬送路を略水平に設けて
いるが、熱現像感光材料12の感光層と反対側の面がヒ
ータボックス22に接触する範囲内であれば、水平方向
に対して熱現像感光材料12の搬送路が傾斜するように
しても良い。 〔第2の実施の形態〕次に第2の実施の形態を説明す
る。なお、第2の実施の形態の基本的構成は、第1の実
施の形態と同じであり、第1の実施の形態と同一の部品
には、同一の符号を付与してその説明を省略する。
【0069】図7には、第2の実施の形態に係る熱現像
装置60の概略構成を示している。この熱現像装置60
の加熱現像部62には、ヒータボックス20に対向して
ヒータボックス64を配置している。すなわち、加熱現
像部14のヒータボックス22に代えてヒータボックス
64が用いられており、熱現像感光材料12は、挿入ロ
ーラ対16によってヒータボックス20、64の間へ送
り込まれるようになっている。
【0070】このヒータボックス64には、ガイド板2
4の表層部を断熱材66によって形成している。この断
熱材66は、ガイド板24を覆うように設けられてお
り、挿入ローラ対16に送り込まれた熱現像感光材料1
2は、感光層と反対側の面が断熱材66に接触しながら
ヒータボックス20、64の間を通過する。
【0071】断熱材66は、ガイド板24を形成するア
ルミニウムに比較して、熱伝導率が低い部材が用いられ
ている。これにより、加熱現像部62では、熱現像感光
材料12が断熱材66に接触したときに、断熱材66か
ら受ける熱が少なく、熱現像感光材料12が部分的に断
熱材66に接触しても、断熱材66への接触部分と非接
触部分の温度差が生じないようにしている。
【0072】したがって、加熱前の熱現像感光材料12
が挿入ローラ対16によってヒータボックス20、64
の間に送り込まれても、ガイド板24から受ける熱によ
って熱現像感光材料12の表面温度に変化が生じること
はない。
【0073】このような断熱材66は、少なくともガイ
ド板24を形成する部材よりも熱伝導率が低い部材を用
いている。また、断熱材66としては、熱現像感光材料
12が断熱材66に接触してたときに急激に加熱される
のを防止するために、熱伝導率が1Kcal/mh℃以下とす
ることがより好ましい。
【0074】このような断熱部材としては、フッ素系樹
脂(熱伝導率0.09〜0.216 Kcal/mh℃)、ポリフェニレ
ンサルファド(PPS)(熱伝導率0.28 Kcal/mh℃)、
ポリイミド(PI)(熱伝導率0.36 Kcal/mh℃)、ポリ
アミドイミド(PAI)(熱伝導率0.2〜0.306 Kcal/mh
℃)、ポリアセタール(POM)(熱伝導率0.0576〜0.
216 Kcal/mh℃)、ポリエーテルサルフォン(PES)
(熱伝導率0.1548〜0.2052 Kcal/mh℃)、ポリカーボネ
ート(PC)(熱伝導率0.191 Kcal/mh℃)、アクリロ
ニトリルブタジエンスチレン(ABS)(熱伝導率0.05
〜0.31 Kcal/mh℃)、ポリエチレンテレフタレート(P
ET)(熱伝導率0.072〜0.144 Kcal/mh℃)などの、熱
伝導率が低い各種樹脂に加えて、アラミド繊細、ポリア
ミド(PA)、ポリエチレン(PE)等の樹脂や、ガラ
スやガラス繊維(熱伝導率0.65 Kcal/mh℃)やセラミッ
クス(熱伝導率0.25 Kcal/mh℃)などを用いることがで
きる。
【0075】断熱材66としては、上記した断熱部材な
どの種々の低熱伝導率の部材を単体や組み合わせて用い
ることができる。また、本実施の形態では、ガイド板2
4をアルミニウムによって形成しているが、ガイド板2
4としては、ステンレス等の他の金属材料や樹脂材料を
用いて形成することができ、断熱材66は、ガイド板2
4の材質に合わせて用いる材質を選択すればよい。
【0076】さらに、断熱材66は、上記下断熱部材に
よってガイド板24の表面をコーティングするように、
ガイド板24に形成しても良く、また上記断熱部材を用
いて不織布を形成し、この断熱部材の不織布によってガ
イド板24の搬送路側に巻き掛けるように組み付けて、
ガイド板24の搬送路側の面を覆うようにしても良い。
また、断熱材66は、断熱部材によって袋状に形成して
ガイド板24ないしヒータボックス64を包むようにし
ても良い。
【0077】このようなヒータボックス64が設けられ
た熱現像装置10では、挿入ローラ対16によって加熱
現像部62へ熱現像感光材料12が送り込まれると、熱
現像感光材料12は、下側のヒータボックス64のガイ
ド板24に設けられている断熱材66に接触する。この
後、熱現像感光材料12は、感光層側に空気層が形成さ
れた状態で、ヒータボックス20、64の間を搬送され
る。
【0078】熱現像感光材料12は、挿入ローラ対16
によってヒータボックス20、64の間へ送り込まれる
と、先端部がヒータボックス64の断熱材66に接触す
る。断熱材66は、面状ヒータ28によってガイド板2
4と共に所定の温度に加熱されており、熱現像感光材料
12が接触することにより熱伝導等によって断熱材66
の熱が熱現像感光材料12に伝達される。
【0079】このとき、断熱材66の熱伝導率が低く熱
容量も小さいため、断熱材66から伝えられる熱によっ
て熱現像感光材料12の温度が急激に上昇することはな
く、また、熱現像感光材料12が部分的に断熱材66に
接触しても、断熱材66への接触部分と非接触部分の間
で温度差が生じるの抑えられる。
【0080】したがって、熱現像感光材料12に温度変
化による濃度ムラの発生を抑えることができると共に、
温度変化によって生じる支持体の伸縮量の相違によって
熱現像感光材料12にしわ等が生じるのも抑えることが
できる。
【0081】なお、第2の実施の形態では、ガイド板2
4の熱現像感光材料12の搬送方向に沿った全域を断熱
材66によって覆ったが、少なくとも熱現像感光材料1
2が所定の温度に達すまでの間だけ、熱現像感光材料1
2に接触する領域を覆うものであれば良い。
【0082】例えば、図8に示される加熱現像部70で
は、挿入ローラ対16に隣接する最上流に、ヒータボッ
クス38Aに対向して、ヒータボックス72を設けてい
る。このヒータボックス72は、熱現像感光材料12の
搬送路に対向するガイド板72Aの上面を、熱伝導率の
低い部材によって形成した断熱材74によって覆ってい
る。なお、図8に示す加熱現像部70は、図5に示す加
熱現像部36のヒータボックス40Aに代えてヒータボ
ックス72を配置している。
【0083】これにより、少なくとも加熱初期段階で熱
現像感光材料12が接触するガイド板72Aから熱現像
感光材料12が受ける熱によって、熱現像感光材料12
に濃度ムラやしわ等が生じてしまうのを抑えることがで
きる。
【0084】なお、以上説明した第1及び第2の実施の
形態は、本発明の構成を限定するものではない。本発明
は、挿入ローラ対16などの挿入手段と、排出ローラ対
18などの送り出し手段との間で熱現像感光材料を加熱
現像する任意の構成の熱現像装置に適用することができ
る。
【0085】
【発明の効果】以上説明した如く本発明によれば、熱現
像感光材料の搬送方向の上流側に設けた挿入手段と下流
側に設けた送り出し手段の間で、常に熱現像感光材料の
感光層側の面に空気層を形成するように搬送して加熱す
るので、加熱現像中に熱現像感光材料にローラ等による
押圧力が加わることがなく、押圧力が加えられることに
よるしわ等の発生を確実に防止することができる。
【0086】また、本発明では、熱現像感光材料を案内
するガイド板に断熱部材を設けているために、熱現像感
光材料が加熱開始時に急激に温度が変化するのを防止す
ることができるので、熱現像感光材料に急激な温度変化
が起因する濃度ムラやしわ等の発生を抑えることができ
ると言う優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に適用した熱現像装置の加熱
現像部の概略構成図である。
【図2】第1実施の形態に適用した加熱現像部を示す概
略斜視図である。
【図3】第1の実施の形態と異なる送り出し手段の一つ
を示す加熱現像部の概略斜視図である。
【図4】図3とは異なる送り出し手段の一つを示す加熱
現像部の概略斜視図である。
【図5】第1の実施の形態とは異なるヒータボックスの
配置を示す加熱現像部の概略構成図である。
【図6】第1の実施の形態とは搬送路の形状が異なる加
熱現像部の一例を示す概略構成図である。
【図7】第2の実施の形態に適用した熱現像装置の加熱
現像部の概略構成図である。
【図8】第2の実施の形態とは異なるヒータボックスの
配置を示す加熱現像部の概略構成図である。
【符号の説明】
10、60 熱現像装置 12 熱現像感光材料 14、36、50、62、70 加熱現像部 16 挿入ローラ対(挿入手段) 18 排出ローラ対(送り出し手段) 20 ヒータボックス(加熱手段) 22 ヒータボックス(加熱手段、ガイド板) 24 ガイド板 28 面状ヒータ(加熱手段) 32 ローラ対(送り出し手段) 34 搬送ローラ(送り出し手段) 38(38A、38B、38C) ヒータボックス
(加熱手段) 40(40A、40B、40C) ヒータボックス
(加熱手段、ガイド板) 52 ガイド(加熱手段) 54 ガイド(加熱手段、ガイド板) 64、72 ヒータボックス(案内手段、加熱手段) 66、74 断熱材(断熱部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中橋 弘 神奈川県南足柄市竹松1250番地 富士機器 工業株式会社内 (72)発明者 橋口 昭浩 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱現像感光材料を搬送しながら加熱する
    熱現像装置であって、 前記熱現像感光材料を加熱する加熱部の上流側に配置さ
    れて熱現像感光材料を挟持して加熱部へ送り込む挿入手
    段と、 前記加熱部の下流側に配置されて前記熱現像感光材料を
    加熱部から送り出す送り出し手段と、 前記加熱部を搬送される前記熱現像感光材料を加熱する
    加熱手段と、 前記挿入手段と前記送り出し手段との間を搬送される前
    記熱現像感光材料の画像が記録された面に常に空気層を
    形成しながら案内する案内手段と、 を含むことを特徴とする熱現像装置。
  2. 【請求項2】 前記案内手段が前記熱現像感光材料の搬
    送路に対向するガイド板を供え、前記ガイド板の前記熱
    現像感光材料の接触する面の少なくとも一部に断熱部材
    を設けたことを特徴とする請求項1に記載の熱現像装
    置。
  3. 【請求項3】 前記送り出し手段が前記熱現像感光材料
    の非画像領域と接触して熱現像感光材料を送り出すこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の熱現像装
    置。
  4. 【請求項4】 前記熱現像感光材料が感光層を上面に向
    けられた状態で前記ガイド板上を搬送されることを特徴
    とする請求項1から請求項3の何れかに記載の熱現像装
    置。
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