JP2000047357A - 感光材料処理装置の動作方法 - Google Patents

感光材料処理装置の動作方法

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JP2000047357A
JP2000047357A JP10211356A JP21135698A JP2000047357A JP 2000047357 A JP2000047357 A JP 2000047357A JP 10211356 A JP10211356 A JP 10211356A JP 21135698 A JP21135698 A JP 21135698A JP 2000047357 A JP2000047357 A JP 2000047357A
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Japan
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processing
liquid
photosensitive material
tank
processing liquid
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JP10211356A
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English (en)
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Masamitsu Sakata
将光 坂田
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送ローラが回転しても処理槽内の処理液の
劣化を防止する。 【解決手段】 現像処理動作が終了すると、モータ52
の駆動が停止されて搬送ローラ42、44、46、48
の回転が停止し、これに伴ってタイマ60の動作を開始
する。タイマ60が規定時間カウントしたタイミング
で、制御装置58が搬送ローラ42、44、46、48
を規定時間だけ回転して再度回転停止する。搬送ローラ
42、44、46、48の回転停止後にタイマ60がリ
セットされてタイマ60が再度動作し、タイマ60が規
定時間カウントするタイミングで上記の動作を繰り返し
て継続して行う。さらに、液センサ62が処理液の液面
を検出した後における搬送ローラ42、44、46、4
8の最初の回転開始時に、制御装置58が所定量の処理
液を処理槽内に加水する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、処理槽に貯留した
処理液に感光材料を浸漬して感光材料の処理を行う感光
材料処理装置の動作方法に係り、特に、搬送ローラで感
光材料を挟持して処理槽内を搬送する方式のプリンタプ
ロセッサなどの感光材料処理装置の動作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動現像機である感光材料処理
装置(例えば、プリンタプロセッサなど)には、発色現
像、漂白定着、水洗及び安定などの処理液や水の入った
複数の処理槽が設置されており、例えば印画紙等の感光
材料がこれら複数の処理槽を順に搬送されて浸漬される
ことで、この感光材料が現像処理される。
【0003】つまり、それぞれ複数のローラからなる搬
送ローラを多数設置した処理ラックが各処理槽にそれぞ
れ挿入されており、現像処理に際してこれら搬送ローラ
が感光材料を挟持して感光材料を搬送していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、感光材料を搬
送するこの搬送ローラが処理液の液面から部分的に露出
した状態で回転した場合、処理液の液面が搬送ローラに
より攪拌されて処理液が酸化し劣化することになる。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、搬送ローラが
回転しても処理槽内の処理液の劣化を防止し得る感光材
料処理装置の動作方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決すべく
考えられた感光材料処理装置の動作方法の作用を以下に
説明する。
【0007】請求項1に係る感光材料処理装置の動作方
法の作用を以下に説明する。
【0008】感光材料を搬送する搬送ローラを回転可能
に支持する処理ラックが処理液を溜めた処理槽内に設置
される。
【0009】また、蒸発及び感光材料の搬送により処理
槽内の処理液の液面が低下して液センサが低下した液面
を検出すると、検出したタイミングで所定量の処理液を
処理槽内に加水して、処理槽内の処理液の液面を上昇さ
せる。
【0010】従って、搬送ローラが処理液の液面から部
分的に露出する前のタイミングで、所定量の処理液を処
理槽内に加水できるようになり、搬送ローラが回転する
場合でも、搬送ローラが処理液の液面から常時露出しな
いようになるので、液面が攪拌されず処理液が劣化しな
いようになる。
【0011】請求項2に係る感光材料処理装置の動作方
法の作用を以下に説明する。
【0012】請求項1と同様に、感光材料を搬送する搬
送ローラを回転可能に支持する処理ラックが処理液を溜
めた処理槽内に設置される。
【0013】また、蒸発及び感光材料の搬送により処理
槽内の処理液の液面が低下すると、液センサが低下した
液面を検出する。そして、液センサが液面を検出した後
における搬送ローラの最初の回転開始時に、所定量の処
理液を処理槽内に加水して、処理槽内の処理液の液面を
上昇させる。
【0014】従って、搬送ローラが処理液の液面から部
分的に露出する前のタイミングであって、例えば処理液
の温調状態及び感光材料処理装置の電源がOFFされた
停止状態等の搬送ローラの回転が停止された後の搬送ロ
ーラの最初の回転開始時に、所定量の処理液を処理槽内
に加水できるようになり、請求項1と同様に、液面が攪
拌されず処理液が劣化しないようになる。
【0015】請求項3に係る感光材料処理装置の動作方
法の作用を以下に説明する。
【0016】請求項1と同様に、感光材料を搬送する搬
送ローラを回転可能に支持する処理ラックが処理液を溜
めた処理槽内に設置される。
【0017】また、蒸発及び感光材料の搬送による処理
液の減少速度を基にして、搬送ローラが処理液中から露
出するまでの時間を予め算出する。そして、この算出さ
れた時間より例えば短い規定時間だけタイマがカウント
することで、処理槽内の処理液の液面が低下して搬送ロ
ーラが処理液から露出する前のタイミングに合わせて、
所定量の処理液を処理槽内に加水して、処理槽内の処理
液の液面を上昇させる。
【0018】従って、規定時間だけタイマがカウントす
ることにより、搬送ローラが処理液の液面から部分的に
露出する前のタイミングで所定量の処理液を処理槽内に
加水できるようになり、請求項1と同様に、液面が攪拌
されず処理液が劣化しないようになる。
【0019】請求項4に係る感光材料処理装置の動作方
法の作用を以下に説明する。
【0020】請求項1と同様に、感光材料を搬送する搬
送ローラを回転可能に支持する処理ラックが処理液を溜
めた処理槽内に設置される。
【0021】また、蒸発及び感光材料の搬送により処理
槽内の処理液の液面が低下して搬送ローラが処理液中か
ら露出するまでの時間を基にして、処理液の減少速度を
予め算出する。
【0022】さらに、感光材料処理装置を動作する制御
プログラム中の処理液の減少速度から求められた加水量
を加水する動作を行う制御プログラムに従って、搬送ロ
ーラを回転開始する毎に処理液を処理槽内に加水して、
処理槽内の処理液の液面を上昇させる。
【0023】従って、搬送ローラが処理液の液面から部
分的に露出する前のタイミングであって、例えば処理液
の温調状態及び感光材料処理装置の電源がOFFされた
停止状態等の搬送ローラの回転が停止された後の搬送ロ
ーラの回転開始時毎に、所定量の処理液を処理槽内に加
水できるようになり、請求項1と同様に、液面が攪拌さ
れず処理液が劣化しないようになる。
【0024】請求項5に係る感光材料処理装置の動作方
法の作用を以下に説明する。
【0025】請求項1と同様に、感光材料を搬送する搬
送ローラを回転可能に支持する処理ラックが処理液を溜
めた処理槽内に設置される。
【0026】また、蒸発及び感光材料の搬送による処理
槽内の処理液の減少速度を基にして、搬送ローラが処理
液中から露出するまでの時間を温湿度を加味して予め算
出する。
【0027】測定した温湿度を基に処理液の減少速度を
決定し、決定した処理液の減少速度及びタイマがカウン
トした経過時間から、処理槽内に加水する加水量を決定
する。そして最後に、搬送ローラを回転開始する毎に決
定された加水量の処理液を処理槽内に加水して、処理槽
内の処理液の液面を上昇させる。
【0028】従って、例えば温湿度計及びタイマを用い
ることで温湿度を加味した加水量を決定でき、搬送ロー
ラが処理液の液面から部分的に露出する前のタイミング
であって、例えば処理液の温調状態及び感光材料処理装
置の電源がOFFされた停止状態等の搬送ローラの回転
が停止された後の搬送ローラの回転開始時毎に、所定量
の処理液を処理槽内に加水できるようになり、請求項1
と同様に、液面が攪拌されず処理液が劣化しないように
なる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態が適用され
る感光材料処理装置を図に基づき説明する。
【0030】図1には、本実施の形態が適用される感光
材料処理装置であるプリンタプロセッサ10の概略全体
構成斜視図が示されている。
【0031】このプリンタプロセッサ10は、プリンタ
部12とプロセッサ部14とを備えており、プリンタ部
12は、ネガキャリア16にセットされたネガフィルム
Nの画像を感光材料である印画紙Cに焼き付け、プロセ
ッサ部14へと搬送するようになっている。
【0032】図2に示すように、プロセッサ部14に
は、現像槽22、漂白定着槽24、第1水洗槽26、第
2水洗槽28、第3水洗槽30、第4水洗槽32及び乾
燥部(図示せず)が設けられており、プリンタ部12か
ら搬送された印画紙Cを現像処理するようになってい
る。
【0033】つまり、プロセッサ部14内には、それぞ
れ処理槽である現像槽22、漂白定着槽24、第1水洗
槽26、第2水洗槽28、第3水洗槽30及び第4水洗
槽32が直列に配置され、現像液、漂白定着液、水洗水
等の印画紙Cを処理する各処理液が所定量充填されてい
る。
【0034】そして、印画紙Cを挟持して順次搬送し得
るように、それぞれ複数のローラから構成される複数組
の搬送ローラが、図3に示すように回転可能に処理ラッ
ク82に支持されており、この処理ラック82がこれら
処理槽内にそれぞれ設置されている。
【0035】さらに、搬送ローラ42、44、46、4
8の端部にはそれぞれ図示しないギヤが取り付けられて
おり、プリンタプロセッサ10内に設置された駆動源で
あるモータ52が図示しないギヤ機構を介して、これら
搬送ローラ42、44、46、48に駆動力が伝達可能
となっている。つまり、モータ52から伝達される駆動
力によって搬送ローラ42、44、46、48を回転し
て印画紙Cを搬送することにより、各処理槽内に印画紙
Cがそれぞれ連続して入れられて現像処理されるように
なる。
【0036】また、プリンタプロセッサ10内には、各
処理槽の処理液を循環させるための循環ポンプ54が設
けられている。そして、処理液の循環経路内には処理液
の温調用のヒータ56が配置されており、このヒータ5
6で循環される処理液が加熱される。なお、図2には循
環ポンプ54及びヒータ56が各1個づつのみ図示され
ているが、実際には各処理槽に対応してそれぞれ循環ポ
ンプ54及びヒータ56が設けられている。
【0037】これらのモータ52及び循環ポンプ54は
制御手段である制御装置58に接続されており、また、
制御装置58は時間をカウントするタイマ60とも接続
されている。この為、制御装置58がモータ52、循環
ポンプ54及びヒータ56の動作を単に制御するだけで
なく、予め定められた所定時間をこのタイマ60がカウ
ントし、所定のタイミングが来ると、モータ52、循環
ポンプ54及びヒータ56が個々に制御装置58によっ
て動作されるようにも制御される。
【0038】次に、プロセッサ部14内の各処理槽を具
体的に説明する。
【0039】図2に示すように、各処理槽の上部であっ
て処理液外の印画紙Cの搬送経路上に、印画紙Cの搬送
方向をU字状に変化させるターン部であるクロスオーバ
ラック36が配置される構造となっている。
【0040】このクロスオーバラック36内であってそ
れぞれ処理液を溜めた各処理槽に対して印画紙Cの搬送
方向上流側及び下流側の処理液外の部分には、印画紙C
の案内をする図示しないガイド材だけでなく、それぞれ
一対のローラからなるクロスオーバラック36用の搬送
ローラ42が配置されている。
【0041】現像槽22の処理液内には、7組の搬送ロ
ーラ44が上下方向に沿って並んで配置されている。さ
らに、これら7組の搬送ローラ44は、直径30mmのロ
ーラ及びこの直径30mmのローラの両側にそれぞれ直径
20mmの一対のローラがそれぞれ配置される形となって
いる。また、この現像槽22の最下端部には、印画紙C
の搬送方向を変更する為のそれぞれ一対のローラからな
る入口ターン側搬送ローラ46及び出口ターン側搬送ロ
ーラ48が配置されている。
【0042】一方、漂白定着槽24の処理液内には、現
像槽22内と同様に7組の搬送ローラ44が並んで配置
されており、漂白定着槽24の最下端部には、現像槽2
2内と同様の入口ターン側搬送ローラ46及び出口ター
ン側搬送ローラ48が配置されている。
【0043】さらに、印画紙Cに付着した薬剤等を洗い
流す為の第1水洗槽26から第4水洗槽32までの水洗
水内には、5組の搬送ローラ44が上下方向に沿って並
んで配置されており、第1水洗槽26から第4水洗槽3
2まで処理槽の最下端部には、現像槽22内と同様の入
口ターン側搬送ローラ46及び出口ターン側搬送ローラ
48が配置されている。
【0044】従って、印画紙Cは、図2に示すように搬
送ローラ44に挟持されて各処理槽内を下方向に搬送さ
れた後、入口ターン側搬送ローラ46及び出口ターン側
搬送ローラ48で搬送方向を変えられて、上方向に搬送
ローラ44で搬送されるようになる。さらに、処理槽内
から排出されると、クロスオーバラック36の搬送ロー
ラ42により挟持されつつ印画紙Cの搬送方向が変化さ
れて次の処理槽に送り込まれ、次の処理槽内で同様に搬
送されることになる。
【0045】また、図2に示すように、処理液中に配置
される搬送ローラ44、46、48は蒸発量のマージン
も含め処理液から出ないことが好ましい為、処理槽内の
最上部の搬送ローラ44に対応する位置には、処理液の
液面を検出し得るための液センサ62が設置されてお
り、最上部の搬送ローラ44の上端側が処理液の液面よ
り露出する直前において、液面の低下が検出可能とされ
ている。さらに、この液センサ62は制御装置58に接
続されていて、液センサ62が液面を検出した際の検出
信号が制御装置58に入力されることになる。
【0046】一方、プリンタプロセッサ10には、処理
液を貯留する補充タンク64及び補充タンク64から処
理液を処理槽内に補充するための補充ポンプ66が内蔵
されており、この補充ポンプ66が制御装置58に接続
されることで、補充ポンプ66の動作を制御装置58が
制御して、必要時に補充タンク64から処理液を処理槽
内に補充できるようになっている。
【0047】なお、図2には液センサ62、補充タンク
64及び補充ポンプ66が各1個づつのみ図示されてい
るが、実際には各処理槽に対応してそれぞれ液センサ6
2、補充タンク64及び補充ポンプ66が設けられてい
る。
【0048】他方、図3に示すように、処理ラック82
は、搬送ローラ42、44、46、48及び搬送ローラ
42、44、46、48を支持する一対の側板92(一
方のみ示す)を有しており、これら一対の側板92の間
に、それぞれ印画紙Cの搬送の案内となる外ガイド8
4、上ガイド86、中ガイド88及び下ガイド90が配
置される構造となっている。
【0049】次に、本実施の形態のプリンタプロセッサ
10による処理動作を説明する。
【0050】それぞれ処理液を溜めた処理槽が印画紙C
の搬送方向に沿って複数内蔵され、これら処理槽内に印
画紙Cを搬送するための処理ラック82がそれぞれ配置
される。そして、この処理ラック82に支持される搬送
ローラ42、44、46、48が、処理液を溜めた処理
槽内外で印画紙Cを挟持して搬送する。
【0051】この結果、プロセッサ部14へ送り込まれ
た印画紙Cは、それぞれの処理槽内に設けられた処理ラ
ック82のガイド84、86、88、90に案内され
て、現像、漂白定着及び水洗処理が施される。
【0052】また、このような印画紙Cの搬送や処理液
の自然蒸発により処理槽内の処理液が減少して、図5
(A)に示す状態から処理液の液面が低下する。そし
て、処理液の液面の低下に伴って、図5(B)に示すよ
うに液センサ62が液面を検出すると、検出したタイミ
ングで制御装置58が補充ポンプ66を動作させて補充
タンク64から所定量の処理液を処理槽内に加水して、
処理槽内の処理液の液面を上昇させるようになる。
【0053】従って、最上部の搬送ローラ44が処理液
の液面から部分的に露出する前のタイミングで制御装置
58が所定量の処理液を処理槽内に加水して、処理槽内
の処理液の液面を上昇できるようになる。この結果、搬
送ローラ44が回転される場合であっても、搬送ローラ
44が処理液の液面から常時露出しないようになるの
で、液面が攪拌されず処理液が劣化しないようになる。
【0054】次に、本実施の形態に係るプリンタプロセ
ッサ10の第1の動作方法について詳細に説明する。
【0055】図4に示すように、先ず現像処理動作が終
了すると、モータ52の駆動が停止されて搬送ローラ4
2、44、46、48の回転が停止し、この搬送ローラ
42、44、46、48の回転の停止に伴ってタイマ6
0の動作を開始する。つまり、例えば現像処理動作が1
5時に終了し搬送ローラ42、44、46、48の回転
が停止すると、タイマ60が動作を開始して時間をカウ
ントし始める。
【0056】そして、タイマ60が規定時間である例え
ば4時間カウントしたタイミングで、制御装置58が搬
送ローラ42、44、46、48を規定時間である1分
間の間だけ回転して再度回転停止すると共に、循環ポン
プ54を1分間の間だけ動作して停止する。
【0057】次に、この搬送ローラ42、44、46、
48の回転停止後にタイマ60がリセットされてタイマ
60が再度動作し、タイマ60が規定時間カウントする
タイミングである4時間の等間隔でこの動作を繰り返し
て継続して行う。但し、タイマ60は、処理ラック82
の搬送ローラ42、44、46、48が回転されるタイ
ミングでもリセットされる。
【0058】つまり、図4に示すように、例えば20時
に一日の作業が終了してプリンタプロセッサ10の電源
がOFFとされるが、この終業作業時においてクロスオ
ーバラック36内の搬送ローラ42が洗浄され、この洗
浄に伴って搬送ローラ42、44、46、48が回転さ
れる。
【0059】この為、プリンタプロセッサ10の電源が
20時にOFFされるのに伴ってタイマ60がリセット
されて動作を再開し、タイマ60が規定時間カウントし
た0時のタイミングで、制御装置58が電源を再投入し
て搬送ローラ42、44、46、48を規定時間である
1分間の間だけ前記と同様に回転した後に、回転停止し
て電源が再度OFFとされる。
【0060】さらに、制御装置58が上記と同様の動作
を繰り返して継続することになる(但し、例えば65h
以上の長期停止の場合を除く)。
【0061】そしてこの搬送ローラ42、44、46、
48を間欠的に駆動する場合に、前述の液センサ62が
液面を検出したタイミングで処理液を処理槽内に加水す
るものとは異なって、液センサ62が液面を検出した後
における搬送ローラ42、44、46、48の最初の回
転開始時に、制御装置58が補充ポンプ66を動作させ
て補充タンク64から所定量の処理液を処理槽内に加水
して、処理槽内の処理液の液面を上昇させるようにする
こともできる。
【0062】この結果として、最上部の搬送ローラ44
が処理液の液面から部分的に露出する前のタイミングで
あって、モータ52が停止されて搬送ローラ42、4
4、46、48の回転が一旦停止された後における搬送
ローラ42、44、46、48の最初の回転開始時に、
制御装置58が所定量の処理液を処理槽内に加水できる
ようになり、前記と同様に、液面が攪拌されず処理液が
劣化しないようになる。
【0063】他方、前述とは異なって、蒸発及び印画紙
Cの搬送による処理液の減少速度を基にして、最上部の
搬送ローラ44が処理液中から露出するまでの時間を予
め算出するようにしても良い。
【0064】そして、この算出された時間より短い規定
時間だけタイマ60がカウントすることで、処理槽内の
処理液の液面が低下して最上部の搬送ローラ44が処理
液から露出する前のタイミングに合わせて、制御装置5
8が補充ポンプ66を動作させて補充タンク64から所
定量の処理液を処理槽内に加水して、処理槽内の処理液
の液面を上昇させることができる。
【0065】従ってこの場合には、規定時間だけタイマ
60がカウントすることにより、最上部の搬送ローラ4
4が処理液の液面から部分的に露出する前のタイミング
で、制御装置58が所定量の処理液を処理槽内に加水で
きるようになり、前記と同様に、液面が攪拌されず処理
液が劣化しないようになる。
【0066】さらに、前述とは異なって、処理槽内の処
理液の液面が低下して最上部の搬送ローラ44が処理液
中から露出するまでの時間を基にして、処理液の減少速
度を予め算出することとしても良い。
【0067】そしてこの場合には、プリンタプロセッサ
10の搬送ローラ42、44、46、48を間欠動作す
る前記の制御プログラム中に、処理液の減少速度から求
められた加水量を加水する動作を行う制御プログラムを
追加するように組み込み、この制御プログラムに従っ
て、搬送ローラ42、44、46、48を回転開始する
毎に制御装置58が補充ポンプ66を動作させて補充タ
ンク64から処理液を処理槽内に加水して、処理槽内の
処理液の液面を上昇させることができる。
【0068】従って、最上部の搬送ローラ44が処理液
の液面から部分的に露出する前のタイミングであって、
搬送ローラ42、44、46、48の回転が一旦停止さ
れた後における搬送ローラ42、44、46、48の回
転開始時毎に、制御装置58が所定量の処理液を処理槽
内に加水できるようになり、上記と同様に、液面が攪拌
されず処理液が劣化しないようになる。
【0069】さらに上記のように、プリンタプロセッサ
10を間欠動作することにより、搬送ローラ44、4
6、48が長時間停止することがなくなるので、処理槽
内の処理液中に浮遊している浮遊物が、搬送ローラ4
4、46、48に堆積して沈着することがなくなる。こ
れに伴って、プリンタプロセッサ10を起動して最初に
処理を行う印画紙Cに浮遊物が付着することは無く、汚
れのない高品質のプリントが常に得られる。
【0070】この結果として、例えば循環ポンプ54及
びヒータ56による処理液の温調状態及び、プリンタプ
ロセッサ10の電源がOFFされた停止状態等の搬送ロ
ーラ44、46、48の回転が停止された状態で、長時
間経過しても、搬送ローラ44、46、48への浮遊物
の堆積及び沈着を防止して、印画紙Cの品質を向上する
ことができる。
【0071】次に、本実施の形態に係るプリンタプロセ
ッサ10の第2の動作方法について詳細に説明する。
【0072】図6に示すように、本実施の形態のプリン
タプロセッサ10は第1の動作方法が適用されたプリン
タプロセッサ10とほぼ同様の構造となっているが、温
湿度を測定するための温湿度計68が内蔵されていて、
この温湿度計68が制御装置58に接続されている。
【0073】次に、本動作方法の具体的な動作を以下に
説明する。
【0074】まず、蒸発及び印画紙Cの搬送による処理
槽内の処理液の減少速度を基にして、最上部の搬送ロー
ラ44が処理液中から露出するまでの時間を温湿度を加
味して、予めプリンタプロセッサ10の設計時等に算出
しておくことにする。
【0075】次に、温湿度計68で測定した温湿度を基
に温湿度の条件から処理液の具体的な減少速度を制御装
置58が決定し、この後、制御装置58が決定した処理
液の減少速度及びタイマ60がカウントした経過時間か
ら、処理槽内に加水する加水量を制御装置58が決定す
る。
【0076】そして、搬送ローラ42、44、46、4
8を回転開始する毎に、制御装置58が補充ポンプ66
を動作させて補充タンク64から決定された加水量の処
理液を処理槽内に加水して、処理槽内の処理液の液面を
上昇させる。
【0077】従って、温湿度計68及びタイマ60を用
いることで温湿度を加味した加水量を決定でき、最上部
の搬送ローラ44が処理液の液面から部分的に露出する
前のタイミングであって、搬送ローラ42、44、4
6、48の回転が一旦停止された後における搬送ローラ
42、44、46、48の回転開始時毎に、制御装置5
8が所定量の処理液を処理槽内に加水できるようにな
り、第1の動作方法と同様に、液面が攪拌されず処理液
が劣化しないようになる。
【0078】尚、図6において、温度と湿度を計測する
為に温湿度計68を採用したが、温度及び湿度を個々に
計測できるように温度計と湿度計をそれぞれ採用しても
良く、また、図6に示されるプロセッサ部14も液セン
サ62を有しているが、図6においては液センサ62が
無い構造であっても良い。
【0079】一方、前記実施の形態において、搬送ロー
ラ42、44、46、48を間欠的に回転する際の動作
は、搬送ローラ42、44、46、48の回転のみ、搬
送ローラ42、44、46、48の回転と循環ポンプ5
4の作動、或いは搬送ローラ42、44、46、48の
回転と循環ポンプ54及びヒータ56の作動のいずれの
場合でも良い。
【0080】さらに、前記実施の形態では、4時間毎に
搬送ローラ42、44、46、48を1分間回転する動
作を繰り返したが、これらの時間は例示であり、適宜変
更しても良い。
【0081】また、前記実施の形態では、印画紙Cの現
像処理を行うプリンタプロセッサ10に本発明を適用し
た例を示したが、ネガフィルム等のフィルムや他の種類
の感光材料を処理する感光材料処理装置にも適用できる
のは勿論である。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の感光材料
処理装置の動作方法は上記の構成としたので、搬送ロー
ラが回転しても処理槽内の処理液の劣化を防止するとい
う優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態が適用されるプリンタプ
ロセッサの斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態が適用されるプロセッサ
部の断面図であって、搬送系を示す図である。
【図3】本発明の一実施の形態が適用される処理ラック
の断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るプリンタプロセッサ
の第1の動作方法のタイムチャートを示す図である。
【図5】本発明の一実施の形態が適用されるプリンタプ
ロセッサの要部拡大断面図であって、(A)は液センサ
が液面を未検出の状態を示し、(B)は液センサが液面
を検出した状態を示す。
【図6】本発明の第2の動作方法が適用されるプロセッ
サ部の断面図であって、搬送系を示す図である。
【符号の説明】
10 プリンタプロセッサ 22 現像槽 44 搬送ローラ 58 制御装置 60 タイマ 62 液センサ 68 温湿度計 82 処理ラック

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料を搬送する搬送ローラを回転可
    能に支持する処理ラックが処理液を溜めた処理槽内に設
    置された感光材料処理装置の動作方法であって、 処理槽内に設置された液センサが蒸発及び感光材料の搬
    送により低下した液面を検出したタイミングで、所定量
    の処理液を処理槽内に加水して、処理槽内の処理液の液
    面を上昇させることを特徴とする感光材料処理装置の動
    作方法。
  2. 【請求項2】 感光材料を搬送する搬送ローラを回転可
    能に支持する処理ラックが処理液を溜めた処理槽内に設
    置された感光材料処理装置の動作方法であって、 処理槽内に設置された液センサが蒸発及び感光材料の搬
    送により低下した液面を検出した後における搬送ローラ
    の最初の回転開始時に、所定量の処理液を処理槽内に加
    水して、処理槽内の処理液の液面を上昇させることを特
    徴とする感光材料処理装置の動作方法。
  3. 【請求項3】 感光材料を搬送する搬送ローラを回転可
    能に支持する処理ラックが処理液を溜めた処理槽内に設
    置された感光材料処理装置の動作方法であって、 蒸発及び感光材料の搬送による処理槽内の処理液の減少
    速度を基にして、搬送ローラが処理液中から露出するま
    での時間を予め算出し、 タイマが規定時間カウントして、処理液の液面が低下し
    て搬送ローラが処理液から露出する前のタイミングに合
    わせ、所定量の処理液を処理槽内に加水して、処理槽内
    の処理液の液面を上昇させることを特徴とする感光材料
    処理装置の動作方法。
  4. 【請求項4】 感光材料を搬送する搬送ローラを回転可
    能に支持する処理ラックが処理液を溜めた処理槽内に設
    置された感光材料処理装置の動作方法であって、 蒸発及び感光材料の搬送により処理槽内の処理液の液面
    が低下して搬送ローラが処理液中から露出するまでの時
    間を基にして、処理液の減少速度を予め算出し、 感光材料処理装置を動作する制御プログラム中の処理液
    の減少速度から求められた加水量を加水する動作を行う
    制御プログラムに従って、 搬送ローラを回転開始する毎に処理液を処理槽内に加水
    して、処理槽内の処理液の液面を上昇させることを特徴
    とする感光材料処理装置の動作方法。
  5. 【請求項5】 感光材料を搬送する搬送ローラを回転可
    能に支持する処理ラックが処理液を溜めた処理槽内に設
    置された感光材料処理装置の動作方法であって、 蒸発及び感光材料の搬送による処理槽内の処理液の減少
    速度を基にして、搬送ローラが処理液中から露出するま
    での時間を温湿度を加味して予め算出し、 測定した温湿度を基に処理液の減少速度を決定し、 決定した処理液の減少速度及びタイマがカウントした経
    過時間から、処理槽内に加水する加水量を決定し、 さらに、搬送ローラを回転開始する毎に決定された加水
    量の処理液を処理槽内に加水して、処理槽内の処理液の
    液面を上昇させることを特徴とする感光材料処理装置の
    動作方法。
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