JP2003177500A - 感光材料現像処理装置 - Google Patents

感光材料現像処理装置

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JP2003177500A
JP2003177500A JP2001375550A JP2001375550A JP2003177500A JP 2003177500 A JP2003177500 A JP 2003177500A JP 2001375550 A JP2001375550 A JP 2001375550A JP 2001375550 A JP2001375550 A JP 2001375550A JP 2003177500 A JP2003177500 A JP 2003177500A
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Atsushi Maruhashi
敦史 圓橋
Fumio Mogi
文雄 茂木
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Fujifilm Holdings Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送経路に付着した汚れを、感光材料に影響
を与えることなく効果的に除去する。 【解決手段】 搬送経路記憶部51により、搬送経路1
4を搬送される感光材料10aの通過量や通過位置など
のデータを蓄積、記憶する。搬送経路自動選択部52に
より、このデータに基づいて最も感光材料の通過量が少
ない搬送経路を割り出し、損紙55(感光材料10の先
端部分を切断したもの)の搬送経路を自動的に選択、決
定する。振り分け部9は、損紙55が選択された搬送経
路を通過するように振り分ける。損紙55が通常の現像
処理では通過しない経路を通過するため、搬送経路内の
搬送ローラ対やブレードなどに付着した汚れを効果的に
除去することができる。また、汚れの除去に損紙を用い
ているため、感光材料に影響を与えることがなく、プリ
ント写真に傷などが発生することを防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタプロセッ
サなどの自動現像機に組み込まれる感光材料現像処理装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】写真現像所で使用されるプリンタプロセ
ッサなどの自動現像機は、印画紙などの感光材料に露光
処理を施す露光処理装置と、露光済みの感光材料に現像
処理を施す現像処理装置が内部に組み込まれている。通
常、現像処理装置には、コマ画像が露光された感光材料
を搬送する搬送ローラと、発色現像、漂白定着、水洗及
び安定などの処理液の入った複数の処理槽とが設けられ
ており、搬送ローラにより感光材料を処理槽へ搬送し、
各処理液の中を順次通過させることによって現像処理を
行う。
【0003】従来の処理槽では、感光材料が前の槽から
次の槽に搬入される際に、一度空中を渡って搬入させる
所謂クロスオーバー構造を採用していたが、最近、感光
材料の搬送長を短くして現像処理時間の短縮化を図るた
めに、ブレードなどの液中スクイズ部を処理槽間の隔壁
に設けて感光材料を液中搬送する方法が提案されてい
る。
【0004】一方、従来は感光材料を一列に搬送するこ
とを前提に、例えば時間あたりの現像処理枚数を多くす
るために搬送長を長くし、長くした分に見合うだけ現像
処理装置の処理速度を上げるという方法を採用していた
が、感光材料を複数列に配置して搬送することにより、
現像処理装置の処理能力を引き上げる方法が提案されて
いる。
【0005】上記のように、感光材料を液中搬送する方
法と、感光材料を複数列に配置して搬送する方法は、現
像処理装置の処理能力を引き上げるのに有効である。し
たがって、これらの方法を組み合わせて使用すれば、現
像処理装置の処理能力をさらに向上させることができ
る。
【0006】これらの方法を組み合わせて使用した場
合、感光材料の搬送経路に感光材料が殆んど通過しない
部分ができ、時間の経過と共にその部分に汚れが付着す
る可能性がある。このため、幅の広い感光材料を現像し
ようとすると、その部分から感光材料に汚れが付着して
しまうという懸念が生じる。
【0007】この汚れは、感光材料を多量に処理するう
ちに、処理液中の化学物質が酸化による劣化や温度条件
の変化により析出するなどの理由で発生する。搬送経路
の感光材料が殆んど通過しない部分に汚れが付着する
と、通常サイズの感光材料を現像する際にも、感光材料
の縁部などに少なからず汚れが付着する。このため、搬
送ローラやこれを支持するラック、液中スクイズ部など
を定期的に洗浄する、処理液を頻繁に交換する、補充液
を加える回数を増やすなど、汚れの進行を遅らせるよう
な対策が必要となり、装置のメンテナンスが煩雑にな
る。
【0008】上記のような問題点を解決するために、従
来のクロスオーバー構造を採用した装置では、特開平0
7−287378号公報のように、感光材料を2列搬送
する際、定期的に感光材料を2列に跨がる位置に幅寄せ
し、この感光材料で汚れを除去して汚れを堆積させない
ようにする方法が提案されている。また、特開2000
−010250号公報のように、専用のクリーニングシ
ートを所定のタイミングで搬送経路に挿入して汚れを除
去する方法も提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の解決方法を液中搬送を用いた装置に応用した場合にお
いても、特開平07−287378号公報記載の方法に
は、定期的に感光材料を2列に跨がる位置に幅寄せさせ
るために、新たにロジックを組まなければならず、その
後の処理(例えば、ソーティングなど)に多大な影響を
及ぼすことになりかねないという問題がある。さらに、
商品となる感光材料そのものを汚れ除去に使用するた
め、もし最初の数枚に汚れが付着した場合、商品価値が
低下してしまうという欠点があった。また、特開200
0−010250号公報記載の方法には、クリーニング
シートを搬送経路に挿入する搬送手段を新たに設けなけ
ればならず、装置が大型かつ複雑になるという欠点があ
った。
【0010】本発明は、搬送経路に付着した汚れを、感
光材料に影響を与えることなく効果的に除去できるよう
にした感光材料現像処理装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の感光材料現像処理装置は、感光材料の断片
が、感光材料の搬送経路のうち最もその通過量が少ない
位置を選択的に通過することで、搬送経路に付着した汚
れを効果的に除去するものである。
【0012】この断片は、未使用の感光材料をプロセッ
サ内のマガジンにセットした際の、感光材料の先端部分
を切断したものを用いる。また、使用途中の感光材料を
搬送可能に適当な長さで切断したものを用いてもよい。
さらに、商品となる感光材料と汚れを除去した断片が混
在することを防ぐために、この断片の排出口が、他の感
光材料とは別に設けられていることが好ましい。
【0013】また、前記感光材料の断片の代わりに、専
用のクリーニングシートを用いてもよい。このクリーニ
ングシートは、搬送経路の途中から挿入可能で、その表
面が多孔質形状であることが好ましい。
【0014】また、本発明は、それまでの感光材料の通
過量や通過位置を蓄積、記憶し、このデータに基づいて
前記断片の搬送経路が自動的に選択される。また、この
断片の搬送経路を使用者が外部から入力することにより
任意に選択することも可能である。
【0015】また、液中スクイズ部の密閉を所定のタイ
ミングで一瞬開放する機構を設けることにより、液中ス
クイズ部に付着した汚れを除去するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】図1に本発明の感光材料現像処理
装置を実施したプリンタプロセッサの内部構成の概略を
示す。プリンタプロセッサ2は、プリンタ部3とプロセ
ッサ部4とからなる。プリンタ部3は、マガジン5、カ
ッタ6、裏印字部7、露光部8、振り分け部9から構成
される。マガジン5にセットされた帯状の感光材料10
は、プリントサイズに応じてカッタ6により切断され、
カットシート状の感光材料10a(図4参照)となる。
この感光材料10aは、図中2点鎖線で示す搬送経路1
4に沿って露光部8に向けて搬送され、その途中で裏印
字部7によってコマ番号や補正データなどの印字が行わ
れる。そして、露光部8で画像データに基づいた画像が
感光材料10aの受光面に露光記録される。その後、露
光済みの感光材料10aは、振り分け部9によって2列
に配置され、プロセッサ部4に搬送される。
【0017】プロセッサ部4は、感光材料現像処理装置
11、乾燥装置12、ソータ部13から構成される。感
光材料現像処理装置11には、詳しくは図2に示すよう
に、感光材料10aの搬送方向上流側(図中左側)から
順に、現像槽21と、漂白定着槽22と、第1水洗槽2
3、第2水洗槽24、第3水洗槽25および第4水洗槽
26からなる水洗槽27とが設けられている。現像槽2
1には現像液が、漂白定着槽22には漂白定着液が、ま
た、水洗槽27には水洗液が所定量貯留されている。現
像槽21および漂白定着槽22の内部には、感光材料1
0aを槽内で略U字状に搬送する複数の搬送ローラから
なる搬送ラック28が設けられている。
【0018】現像槽21の上方には、感光材料10aを
プリンタ部3から現像槽21内へ搬送する搬送ローラ対
29、および現像処理された感光材料10aを漂白定着
槽22側へ搬送する搬送ローラ対30が設けられてい
る。同様に、漂白定着槽22の上方には、現像槽21側
から搬送された感光材料10aを漂白定着槽22内へ搬
送する搬送ローラ対31、および定着処理された感光材
料10aを第1水洗槽23側へ搬送する搬送ローラ対3
2が設けられている。また、第1水洗槽23の上方に
は、定着処理された感光材料10aを第1水洗槽23内
へ搬送する搬送ローラ対33が設けられている。これら
の搬送ローラ対30〜33によって液外スクイズ部36
(図中2点鎖線で囲まれた部分)が構成され、感光材料
10aに付着した処理液が次の槽へ持ち込まれないよう
にしている。第4水洗槽26の上方には、水洗された感
光材料10aを乾燥装置12へ搬送する搬送ローラ対3
4が設けられている。水洗槽27には、各々感光材料1
0aを搬送する手段として搬送ローラ対35が設けられ
ている。
【0019】第1水洗槽23と第2水洗槽24との隔壁
37、第2水洗槽24と第3水洗槽25との隔壁38、
第3水洗槽25と第4水洗槽26との隔壁39には、各
々感光材料10aの通過を可能にし、水洗液の通過を阻
止可能な液中スクイズ部40が設けられている。
【0020】第4水洗槽26の上方には、補充槽41に
貯留された新鮮な水洗液を第4水洗槽26に補充する配
管42の端部が配設されている。配管42には、補充槽
41の水洗液を第4水洗槽26へ補充するためのポンプ
43が設けられている。ポンプ43には、図示しない駆
動装置が接続されており、ポンプ43が所定のタイミン
グで作動するようになっている。補充された水洗液は第
3水洗槽25に流下し、以下順次第2、第1水洗槽へと
流下する。第1水洗槽23には、所定量以上の水洗液を
排出するためのオーバーフロー管44が設けられてい
る。オーバーフローした水洗液はオーバーフロー管44
を介して貯留槽45に貯留される。
【0021】図3に示すように、感光材料現像処理装置
11には、搬送経路記憶部51、搬送経路自動選択部5
2、および搬送経路外部選択部53が設けられており、
これらはプリンタプロセッサ2を制御するコントローラ
54内に設置されている。搬送経路記憶部51は、搬送
経路14を搬送される感光材料10aの通過量や通過位
置などのデータを蓄積、記憶する。感光材料10aの通
過量は、露光部8で露光するプリント枚数により求めら
れる。また、感光材料10aの通過位置は、振り分け部
9での振り分け結果により求められる。そして、搬送経
路記憶部51に蓄積、記憶されたデータに基づいて、最
も感光材料の通過量が少ない搬送経路が割り出される。
【0022】この割り出しは、例えばマガジンの交換時
期に合わせて、新たなマガジン毎に行われる。すなわ
ち、前回のマガジンの使用状態における最も感光材料の
通過量が少ない搬送経路が割り出される。この結果が搬
送経路自動選択部52に反映され、マガジン5にセット
した未使用の感光材料10の先端部分を切断したもの
(以下損紙と表現する)55が搬送される際の搬送経路
を自動的に選択、決定する。搬送経路自動選択部52
は、割り出した搬送経路を振り分け部9に伝送する。振
り分け部9は、選択された搬送経路を損紙55が通過す
るように振り分ける。搬送経路外部選択部53は、使用
者が外部から損紙55の搬送経路を入力して、任意に選
択、決定する場合に用いられる。搬送経路自動選択部5
2、あるいは搬送経路外部選択部53により搬送経路を
決定された損紙55は、搬送経路14に付着した汚れを
除去しながら搬送される。
【0023】図4に示すように、液中スクイズ部40
は、隔壁37の開口61に取り付けられた本体部62
と、ブレード63、およびブレード押さえ64とからな
る。本体部62は、隔壁37にネジ65で取り付けら
れ、着脱可能となっている。本体部62と隔壁37との
間には、パッキン66が挟み込まれている。ブレード6
3は、熱硬化性ポリウレタン樹脂などの合成樹脂製の薄
板からなり、弾性変形する。このブレード63は、ブレ
ード押さえ64に形成されたネジ挿入孔67に挿入した
ネジ68を、本体部62に形成されたネジ孔69にねじ
込むことにより、本体部62とブレード押さえ64との
間に挟持される。なお、隔壁38、39にも隔壁37と
同様に液中スクイズ部40が設けられている。
【0024】本体部62は、感光材料10aの通過を可
能とする搬送路70を備えている。この搬送路70は、
感光材料10aの幅方向(搬送方向と直交する方向)に
沿って長く形成された一定幅のスリット孔部71と、こ
のスリット孔部71の上流側に設けられ、上流側へ向か
って上下方向の幅が徐々に大となる挿入部72を備えて
いる。スリット孔部71の上面71aおよび下面71b
は、各々水平に形成されている。スリット孔部71は、
挿入部72の上面72aに開口している。
【0025】感光材料10aは、液中スクイズ部40の
ブレード63の下端を変形させてブレード63とスリッ
ト孔部71の下面71bとの間を摺動しながら通過して
次の水洗槽へ搬入される。感光材料10aの通過後、ブ
レード63の下側の端縁は、再びスリット孔部71の下
面71bに密着し、水洗液の通過を阻止する。
【0026】次に、上記実施形態の作用を説明する。搬
送経路14を搬送される感光材料10aの通過量や通過
位置などのデータは、搬送経路記憶部51に蓄積、記憶
される。このデータに基づいて、最も感光材料の通過量
が少ない搬送経路の位置が割り出される。この結果が搬
送経路自動選択部52に反映され、損紙55が搬送され
る際の搬送経路を自動的に選択、決定する。
【0027】搬送経路記憶部51のデータに基づいて搬
送経路自動選択部52により搬送経路を決定された損紙
55は、搬送経路14に付着した汚れを除去しながら搬
送される。また、損紙55の搬送経路は、搬送経路外部
選択部53により、使用者が外部から搬送経路を入力し
て、任意に選択、決定することも可能である。
【0028】特開平07−287378号公報記載の方
法では、商品となる感光材料そのものを汚れ除去に使用
するため、もし最初の数枚に汚れが付着した場合、商品
価値が低下してしまうという懸念がある。しかしなが
ら、本発明では、感光材料の損紙を汚れの除去に使用し
ているため、感光材料の品質に影響を及ぼすことがな
い。
【0029】損紙55の搬送経路は、搬送経路記憶部5
1のデータに基づいて搬送経路自動選択部52により自
動的に選択、決定される。また、搬送経路外部選択部5
3により、それまでの現像装置の使用状態を使用者が判
断して任意に選択、決定することも可能である。したが
って、本発明の感光材料現像処理装置は、搬送経路に付
着した汚れをより効果的に除去することができる。
【0030】以上、図示した実施形態にしたがって説明
してきたが、搬送経路の汚れを除去するものとしては、
感光材料に影響を与えないものであればよく、上記損紙
55の他に、専用のクリーニングシートを用いてもよ
い。クリーニングシートを用いた場合、搬送経路の途中
からこれを挿入可能にすれば、汚れが特に目立つ部分を
重点的に処理することができる。さらに、表面が多孔質
形状のものを用いれば、汚れを効率よくしかも確実に除
去することができる。また、感光材料の先端に巻き付け
られた遮光紙などからなるリーダーを適当な長さに切断
したものを用いて汚れを除去してもよい。
【0031】なお、感光材料10aの通過位置は、振り
分け部9での振り分け結果により求める他に、別個に通
過位置を検出するセンサを搬送経路の幅方向に配置し
て、感光材料10aの通過位置を求めてもよい。
【0032】上記実施形態では、最も感光材料の通過量
が少ない搬送経路に損紙55を搬送して汚れを除去する
作業を、マガジンの交換時期に合わせて、新たなマガジ
ン毎に行うようにしているが、この汚れ除去作業は、複
数個のマガジン毎に行ってもよく、または1個のマガジ
ンの使用途中で、感光材料を搬送可能に適当な長さで切
断したものを用いて定期的に行ってもよい。
【0033】また、他の感光材料とは別の排出口を設け
て、損紙55をそこから排出するようにしてもよい。こ
の場合、搬送経路に付着した汚れを除去した損紙55
と、商品となる感光材料を混在させずに処理することが
でき、商品の品質低下を防ぐことが可能である。排出経
路としては、水洗槽27の出口部分に分岐装置を配置し
て、水洗槽27を出た直後の損紙を分岐して排出する
か、あるいは乾燥装置12の出口側で損紙を排出しても
よい。
【0034】また、上記実施形態の他に、液中スクイズ
部の密閉を所定のタイミングで一瞬開放する機構を設け
て、液中スクイズ部に溜まった汚れを除去するようにし
てもよい。図5に概略的に示すように、液中スクイズ部
81の本体部82の上部は、回動部材83で隔壁84に
取り付けられている。隔壁84には、本体部82の上部
が回動部材83により回動したときの逃げ85が形成さ
れている。回動部材83は、回動制御部86により制御
される。
【0035】回動制御部86は、例えば搬送ローラを一
瞬逆回転させるなどの動作に応じて所定のタイミングで
回動部材83を回動させる。回動部材83は、隔壁84
に形成された逃げ85が許す範囲(図中実線で示す部
分)まで本体部82の上部を回動させる。それと同時に
ブレード87の下側の端縁が図中矢印Aの方向に回動し
て、その密閉が一瞬開放され、ブレード87の搬送路8
8の上流側に付着した汚れが除去される。その後、本体
部82の上部は、逃げ85の面に当接して元の位置(図
中1点鎖線で示す部分)に戻り、ブレード87の密閉が
再び保たれる。
【0036】この液中スクイズ部の密閉を所定のタイミ
ングで一瞬開放する機構としては、上記の回動部材を用
いる他に、例えばブレードの下側の端縁を引っかけて上
方に捲り上げる爪部材などを用いてもよい。なお、上記
の液中スクイズ部に溜まった汚れを除去する方法と、損
紙により汚れを除去する方法とを併用して用いてもよ
い。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明の感光材料現像処
理装置によれば、感光材料の断片が感光材料の搬送経路
のうち最も通過量が少ない位置を選択的に通過するの
で、感光材料に影響を与えることなく、搬送経路に付着
した汚れを効果的に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の感光材料現像処理装置を実施したプリ
ンタプロセッサの内部構成を示す概略図である。
【図2】感光材料現像処理装置の概略図である。
【図3】感光材料現像処理装置の概略図である。
【図4】液中スクイズ部の拡大断面図である。
【図5】液中スクイズ部の密閉を開放する機構の一例を
示す概略図である。
【符号の説明】
2 プリンタプロセッサ 9 振り分け部 10 感光材料 11 感光材料現像処理装置 14 搬送経路 21 現像槽 22 漂白定着槽 27 水洗槽 28 搬送ラック 29〜35 搬送ローラ対 36 液外スクイズ部 37〜39、84 隔壁 40、81 液中スクイズ部 51 搬送経路記憶部 52 搬送経路自動選択部 53 搬送経路外部選択部 54 コントローラ 55 損紙 61 開口 63、87 ブレード 70、88 搬送路 71 スリット孔部 72 挿入部 83 回動部材 85 逃げ 86 回動制御部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光済みの感光材料に現像処理を施すた
    めの処理液が貯留される処理槽間の隔壁に形成され、感
    光材料の通過を可能にすると共に処理液の通過を阻止す
    る液中スクイズ部と、この液中スクイズ部を介して前記
    感光材料を液中搬送する搬送経路と、を備えた感光材料
    現像処理装置において、 前記感光材料の断片が、前記搬送経路のうち最も感光材
    料の通過量が少ない位置を選択的に通過することを特徴
    とする感光材料現像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記感光材料の通過量や通過位置を蓄
    積、記憶し、このデータに基づいて前記断片の搬送経路
    が自動的に選択されることを特徴とする請求項1に記載
    の感光材料現像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記断片の搬送経路が外部入力により任
    意に選択されることを特徴とする請求項1、または2に
    記載の感光材料現像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記断片は、他の感光材料とは別に設け
    られた出口に排出されることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれか1つに記載の感光材料現像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記液中スクイズ部の密閉を所定のタイ
    ミングで一瞬開放する機構を設けたことを特徴とする請
    求項1〜4のいずれか1つに記載の感光材料現像処理装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7611829B2 (en) 2004-01-30 2009-11-03 Fujifilm Corporation Silver halide color photographic light-sensitive material and color image-forming method

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US7611829B2 (en) 2004-01-30 2009-11-03 Fujifilm Corporation Silver halide color photographic light-sensitive material and color image-forming method
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