JP2938606B2 - 自動現像機の補充液補充方法 - Google Patents

自動現像機の補充液補充方法

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JP2938606B2
JP2938606B2 JP8381291A JP8381291A JP2938606B2 JP 2938606 B2 JP2938606 B2 JP 2938606B2 JP 8381291 A JP8381291 A JP 8381291A JP 8381291 A JP8381291 A JP 8381291A JP 2938606 B2 JP2938606 B2 JP 2938606B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光材料を処理する処
理槽を備えた自動現像機に用いられ、前記処理槽へ補充
液を補充する自動現像機の補充液補充方法に関する。
【0002】
【従来技術】自動現像機では、感光材料の処理に応じて
処理液、例えば現像液は劣化する。このため、この感光
材料の処理量に応じて補充液を補充(処理補充)するよ
うにしている。これにより、感光材料の処理量に拘ら
ず、一定の処理状態を得ることができる。ところで、処
理液の劣化は感光材料の処理量のみに起因するのではな
く、空気に触れることにより劣化したり、一般に処理液
は常温よりも高く設定されるため蒸発によって濃度が変
化することがある。このような、経時変化を補償するた
めに、所定時間毎に補充液を補充(経時補充)を行って
いるが、感光材料の処理量が所定量以下であったり、経
時時間が所定時間より長い場合は補充量が不足すること
がある。そこで、1日当たりの最低補充量(Minimum Da
ily Replenishment (MDR))を求め、前日までの処
理状態(感光材料の処理枚数や稼働時間、非稼働時間の
割合等)に応じてこのMDRに対する不足分を、当日の
処理開始前に補充した後、処理を開始することがなされ
ている(一例として特公平6−97337号公報参
照)。これにより、前記処理液の劣化補償され、稼働
中に処理補充と経時補充とを行って、一定の処理状態を
保つようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1日当
たりの最低補充量に対する不足分を処理開始前に1度に
補充すると、処理液の温度が下がり、処理槽内の処理液
温度が不均一になり、これを回復するための作業に相当
の時間がかかり、作業性が低下する。
【0004】本発明は上記事実を考慮し、補充液の補充
によって処理可能となるでの立ち上げ時間に影響を及ぼ
すことがなく、かつ最適な補充液の補充を行うことがで
きる自動現像機の補充液補充方法を得ることが目的であ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、感光材料を処理する処理槽を備えた自動現像機に用
いられ、前記処理槽へ補充液を補充する自動現像機の補
充液補充方法であって、前記感光材料の標準処理条件か
ら求められた1日当たりの最低補充量(MDR)に対し
て、前日までの処理条件に応じて求められた補充液の不
足分を1日の稼働時間中に分割して補充することを特徴
としている。
【0006】請求項2に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記補充液の1日当たりの最低補
量に対する不足分を当日の稼働時間中に分割して補充
する際に、稼働時間を所定時間に分割し、この分割され
た稼働時間毎の分割された補充量を処理の開始時に多く
し、漸次減少させると共に、前記所定時間毎の経時補充
に付加して補充するようにしたことを特徴としている。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記補充液の1日当たりの最低補充量
に対する不足分を当日の稼働時間中に分割して補充する
際に、前記分割された最低補充量の不足分を、前記感光
材料の単位処理量毎の処理補充量に付加して補充すると
共に、前記分割された最低補充量を処理の開始時に多く
し、漸次減少させるようにしたことを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、1日当たりの
最低補充量に対する不足分を稼働時間中に分割して補充
するようにしたので、例えば、稼働開始前の一度に補充
することに生じる処理液の温度低下を防止することがで
きる。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、所定時間
毎に分割された最低補充量に対する不足分を処理の開始
時に多く補充し、漸次減少させるようにしているので、
処理の開始時における補充不足が解消され、当時の処理
の均一化が図れると共に、処理開始時の処理液の温度の
急激な低下の防止が図れる。
【0010】請求項3に記載の発明によれば、感光材料
の単位処理量(例えばフィルム1枚当たり)に基づく処
理補充量を定めておき、前記感光材料が単位処理量に達
する毎に、分割された1日当たりの最低補充量に対する
不足分と転移処理量に基づく処理補充量との和に相当す
る補充量を補充すると共に、この分割された最低補充量
を処理の開始時に多くし、漸次減少させている。これに
より、処理の開始時における補充不足が解消されると共
に、処理液の温度の急激な変化が防止できる。
【0011】
【実施例】
〔第1実施例〕図1には、本発明が適用される自動現像
機10の処理槽部分の概略構造図が示されている。
【0012】自動現像機10には、そのケーシング12
の図1の左側面に感光材料14を挿入する挿入口16が
設けられている。挿入口16の内方には一対のローラ1
8が設けられており、図示しない駆動手段で回転するよ
うになっている。
【0013】このため、挿入口16から挿入された感光
材料14は、この一対のローラ18に挟持されることに
より、搬送力が付与される。ここで、挿入口16のケー
シング12の内側部分には、感光材料14の搬送経路を
挟んで、感光材料14の幅方向に沿って複数の感光材料
検出センサ19の投光部と受光部とが配設されている。
感光材料検出センサ19は、その信号線21が制御装置
50へ接続され、感光材料14の有無及び感光材料14
の幅寸法を検出して、制御装置50へ供給するようにな
っている。
【0014】一対のローラ18の駆動力によって搬送さ
れる感光材料14は、自動現像機10の内部に設置され
る処理部20へと案内される。
【0015】処理部20には、複数の処理槽が設けら
れ、それぞれ図1の左から現像槽24、リンス槽26、
定着槽28、リンス槽30及び水洗槽32とされてい
る。
【0016】現像槽24、定着槽28、水洗槽32(以
下、総称する場合は処理槽という)には、それぞれ現像
液、定着液、水洗水が蓄えられ、またリンス槽26には
洗浄水(例えば水または酢酸水溶液)、リンス槽30に
は洗浄水(例えば水)が図示しないぞれぞれの貯留タン
クからポンプを介して管路によりリンス槽26、30に
洗浄水が供給され、供給された洗浄水はリンス槽26、
30の槽壁のうちオーバーフロー槽側の槽壁の上部に設
けられた切欠きからオーバーフロー槽へオーバーフロー
するようになっている。
【0017】なお、洗浄水が水の場合には貯留タンクを
用いずに上水道から直接ソレノイドバルブを介してリン
ス槽へ管路を設け、リンス槽へ水を供給するようにして
もよい。
【0018】各処理槽24、28、32内にはラック3
4が配置され、感光材料14を挟持して、所定の搬送経
路に沿って搬送させる複数対のローラ36が設けられて
いる。
【0019】処理槽部の図1の上方には、リンスラック
を備えたクロスオーバラツク46が配置されている。こ
のクロスオーバラック46には、そのリンス槽26、3
0の上方にローラ38、40が設けられ、感光材料14
を挟持し、隣接する次の処理槽部へ案内すると共に、感
光材料に付着した処理液を絞り取るようになっている。
【0020】水洗槽32で水洗処理された感光材料14
は、一対の搬送ローラ42によって処理部20に並設さ
れた乾燥部45へと搬送されるようになっている。この
乾燥部45では、水洗槽32で水洗いの終了した感光材
料14が複数のローラ44によって乾燥部45内を水平
方向に挟持搬送され、温風によって乾燥され、排出口4
7から機外へ排出される。
【0021】処理槽24、28には、その上部開口にそ
れぞれ補充タンク52、54からの補充液を案内搬送す
るための、案内パイプ56、57の一端開口が配置され
ている。以下、現像槽24への補充液の補充を例にとり
説明する。なお、定着槽28の補充液の補充は、感光材
料検出センサ19による感光材料14の検出量に応じて
ポンプ60を駆動して補充するのみであるので構成の説
明は省略する。
【0022】案内パイプ56の他端は、補充タンク52
に接続されている。また、この案内パイプ56の中間部
には、ポンプ58(定着槽28側ではポンプ60)が介
在され、このポンプ58の駆動によって、補充タンク5
2内の補充液が現像槽24へと供給される。
【0023】ポンプ58、60は、制御装置50へ信号
線62、64によって接続されている。制御装置50
は、図2に示される如く、マイクロコンピユータ66を
含んで構成され、マイクロコンピユータ66は、CPU
68、RAM70、ROM72、入出力ポート74及び
これらを接続するデータバスやコントロールバス等のバ
ス76によって構成されている。
【0024】入出力ポート74には、前記感光材料検出
センサ19の信号線21が接続されると共にドライバ7
8、80を介して現像槽24側のポンプ58及び定着槽
28側のポンプ60がそれぞれ接続されている。さら
に、入出力ポート74には、搬送系及び乾燥系への信号
線82、84も接続され、感光材料14の搬送制御及び
乾燥部45での乾燥制御がこの制御装置50によって制
御されている。
【0025】RAM70には、感光材料14の処理に応
じて補充する補充量が記憶されている。CPU68で
は、感光材料検出センサ19によって感光材料14が検
出される毎に補充液を補充するように、ポンプ58、6
0の駆動を制御している。
【0026】RAM70には、各処理槽24、28の1
日当たりの最低補充量(以下MDR量という)が記憶さ
れている。このMDR量は、前日までの処理状況(自動
現像機の稼働時間、休止時間、感光材料の処理量)に応
じて定められるものであり、処理開始前に変更される数
値である。また、RAM70には、感光材料14の単位
量(例えばフィルム1枚)当たりの処理補充量及び経時
時間に伴う補充量(経時補充量)が記憶されている。本
実施例では、MDR量に対する前日の不足分を1日の稼
働時間を均等に分割し、一定時間毎にポンプ58を駆動
させ経時補充を行い、同時にMDR量に対する不足分の
補充を行っている。
【0027】また、感光材料14が感光材料検出センサ
19によって検出されると、感光材料14の単位量に応
じて所定量の補充液が補充(処理補充)される。
【0028】MDR量に対する不足分に基づいて所定時
間毎に補充される補充液は、使用される自動現像機での
処理開始時に補充量の約50%程度を補充し、所定時間
(例えば1時間)毎に補充量を漸次減少させながら補充
していき、標準稼働時間(例えば8時間)の終了時に、
補充量がほぼ0になるようにする。この場合のMDR量
に対する不足分を補充する方法は、等差級数又は等比級
数的などいずれの方法でもよい。また、自動現像機の停
止時間中は経時補充も処理補充も行われないため、停止
時間が標準停止時間より長くなると補充不足となる。ま
た、当日の感光材料14の処理量が基準値SST(使用す
る自動現像機10で1日当たりに使用される感光材料1
4の標準的処理量)より少ないと補充不足となる。これ
らの補充量の過不足が生じたときは、翌日の処理開始前
にその過不足分を求め、同様の方法で翌日にMDR量に
対する不足分の補充を分割して行う。
【0029】以下に本実施例の作用を説明する。まず、
通常の感光材料の処理手順について説明する。
【0030】感光材料14が挿入口16へ挿入される
と、搬送ローラ18によって挟持搬送されクロスオーバ
ラツク46のガイド面に案内され、現像槽24内へ搬送
される。現像槽24では、ラツク34に設けられたロー
ラ36によって挟持され、現像槽24内の現像液中を略
U字状に搬送され、排出される。
【0031】現像槽24から排出された感光材料14は
リンス槽26の上方に設けられたローラ38によって搬
送されながら、洗浄水によって洗浄された後、クロスオ
ーバラツク46のガイド面に案内されて定着槽28へと
搬送される。定着槽28内では、前記現像槽24内での
搬送経路と同様に略U字状に搬送される。定着槽28か
ら排出された感光材料14は、リンス槽30の上方のロ
ーラ40によって搬送されながら、洗浄水によって清浄
され、水洗槽32へと至り、上記現像槽24、定着槽2
8と同様に水洗槽30内で略U字状に搬送されて、水洗
処理がなされる。
【0032】水洗処理が終了した感光材料は、搬送ロー
ラ42によって乾燥部45へと搬送される。感光材料1
4は、搬送ローラ44によって略水平状態で搬送されな
がら、温風が吹き付けられて乾燥処理がなされ、排出口
47から機外へ排出される。
【0033】ここで、本実施例の制御装置50では、稼
働中に処理槽24、28に補充液を補充するようにして
いる。この補充制御は、感光材料14の処理量(感光材
料14がシート状であれば、処理枚数)に応じた補充液
の処理補充制御、経時補充量の補充制御及び前日までの
処理条件に基づくMDR量に対する不足分の補充制御が
あり、これらは並行して行われている。以下にこの補充
液補充制御の手順を図3の制御フローチャート及び図4
のタイムチャートに従い説明する。
【0034】自動現像機10のスイッチがオンされる
と、先ずステツプ100で前日電源オフから本日電源オ
ンまでの自動現像機10の停止時間TOFF が読み取られ
る。次にステツプ102で前日処理した感光材料14の
総量Sが読み取られる。次にステツプ104でタイマが
セットされる。次にステツプ106で感光材料14の基
準処理量SSTと前日処理した感光材料14の量Sとを比
較し、基準値SSTよりSが小さければ、ステツプ114
へ進み、基準値SSTがSより大きければステツプ108
でその差S1 を求める。
【0035】ステツプ110でS1 を経時補充SHへ分
配する。この分配の方法は予めRAM70に記憶されて
おり、例えば、補充の最初に補充すべき量の50%を補
充し、順次補充量を減量していき、当日の処理終了時に
は、この前日までの処理条件に基づくMDR量に対する
不足分の補充を0にするようにする。なお、この場合、
ステツプ100で読み取られた停止時間TOFF が所定時
間(例えば15時間)以上であれば、S1 の値に補正係
数(例えば1時間当たり3%)を掛けて補充量を増量
(SX )する。
【0036】次にステツプ112でポンプ58のn回目
の経時補充の際の作動時間Mをセットし、ステツプ11
4で感光材料14の前日の処理量のデータをクリアする
と共に分配されたデータのインデックスを0にする。
【0037】次にステツプ116で感光材料検出センサ
19の感光材料検出信号の有無が判定され、肯定判定で
あれば、ステツプ118で感光材料14が所定量に達し
たか否かが判定され、所定量に達すればステツプ120
で感光材料14の単位量に対して予め決められた時間T
1 だけポンプ58を作動させ、処理補充を行う。
【0038】次にステツプ132で所定時間(1時間)
に達したか否かが判定され、所定時間が経過してれば、
ポンプ58を所定時間T2 だけ作動させ経時補充を行
う。
【0039】次にステツプ136でMDR量に対する不
足分の分割補充回数nと経時補充回数SH とを比較し、
経時補充回数(例えば9回/1日)以下であれば、ステ
ツプ138でn回数の補充量Mに対するポンプ作動時間
を読み、ステツプ140で所定時間ポンプ58を作動さ
せn回目まで補充を行う。
【0040】図4は図3に対応するタイムチャートであ
り、1日目、2日目共自動現像10は午前9時から午後
5時まで稼働(処理槽のヒータオンの状態)し、午後5
時から翌朝午前9時まで停止(電源オフの状態)してい
る。稼働時間中経時補充Rt は、1時間毎に所定量(ポ
ンプ作動時間t2 )ずつ行われ、処理補充PP は感光材
料14が所定量に対する毎に(例えば、25.4cm×30.5cm
サイズのフィルム1枚毎に)所定量(ポンプ作動時間t
1 )ずつ補充される。1日目の処理の開始に先立って前
回の電源オフから当日(1日目)の電源オンでの時間
(停止時間)を読取る。この停止時間が長ければ、その
間経時補充が行われていないので、補充量の補正
(Sx )を行う必要がある。前日の感光材料14の処理
量が所定量(SST)以下であったり、停止時間が長かっ
たりすると、当日(1日目)の処理開始前に処理液の補
充が不足(MDR量以下)になっているので、このMD
R量に対する不足分SSTに対する不足分S1 と停止時間
に対する補正分Sx との合計、すなわちMDR量に対す
る不足分を当日(1日目)の稼働予定時間(例えば8時
間)の所定時間(例えば1時間毎)に配分し、経時補充
t に対し、それぞれ加算して補充を行う。この場合、
MDR量に対する不足分は例えば経時補充の1回目にポ
ンプ58の作動時間を16秒とし、2回目には、14
秒、3回目は12秒というように順次減少させていく。
【0041】一方、感光材料14が感光材料検出センサ
19によって検出され、感光材料14が所定面積に達す
ると、ポンプ58が所定時間作動され、処理補充RP
行われる。
【0042】1日目の感光材料14の処理量が所定量に
達しない場合は、補充不足になっているため、2日目に
この不足分と停止時間に対する補正分の補充を行う。
【0043】この場合も、この補充(MDR量に対する
不足分)を1日目と同様に稼働予定時間の処理時間に配
分し、経時補充に加えて、この補充を行う。
【0044】この場合、感光材料14の処理量が所定量
以下であり、停止時間も所定時間(例えば15時間)以
内であればMDR量に対する不足分の補充を行わず、処
理補充と経時補充のみを行う。また、稼働予定時間(例
えば8時間)に対し、実際の稼働時間が短かった場合
は、予定したMDR量に対する不足分の補充が行われな
いことになるので、、翌日行われるMDR量に対する不
足分の補充には、この不足分が加算される。〔第2実施
例〕以下に本発明の第2実施例について説明する。第2
実施例に適用される自動現像機10は、第1実施例と同
一であるので、説明を省略し、図5のフローチャート及
び図6のタイムチャートに基づいて第2実施例を説明す
る。
【0045】第2実施例は、MDR量に対する不足分の
補充を、感光材料14の処理補充に配分して、補充する
例である。
【0046】ステツプ200で前日電源オフから本日電
源オンまでの自動現像機10の停止時間TOFF を読み、
ステツプ202で前日処理した感光材料14の総量Sを
読み込む。次にステツプ204でタイマを所定時間(1
時間)にセットする。
【0047】次に、ステツプ206で感光材料14の基
準処理量SSTと前日処理した感光材料14の総量Sとを
比較し、SSTがSより大きければ、ステツプ208でそ
の差S1 を求める。SSTよりSが大きければ、標準的処
理量より前日の処理量が多く、この分補充は行わないの
で、ステツプ214へ進む。
【0048】ステツプ210でS1 をSSTに配分し、ス
テツプ212でポンプ58のn回目の作動時間Mをセッ
トする。SSTは使用する自動現像機10の1日当たりに
標準的に処理される感光材料14の量で、例えば25.4cm
×30.5cmサイズのフィルム20枚とする。
【0049】この20枚のフィルムに対してMを最初に
多く、順次減少させるように配分する。
【0050】ステツプ214で感光材料14の前日の処
理量のデータをクリアし、分配されたデータのインデッ
クスを0にする。
【0051】次にステツプ216で感光材料検出センサ
19による感光材料検出信号の有無が判定され、肯定判
定であれば、ステツプ218で感光材料14が所定量に
達したか否かが判定され、所定量に達すればステツプ2
20で感光材料14の単位量に対して予め決められた時
間T1 だけポンプ58を作動させ、処理補充を行う。
【0052】次にステツプ222で処理補充回数nが基
準値ST (例えばフィルム1枚当たり1回補充されると
して30回/1日)より大きいか否かが判定され、基準
値より小さければステツプ224でn回目のポンプ58
の作動時間M(n)を読取り、ステツプ226でポンプ
58を所定時間(M(n))作動させn、Sが所定値に
なるまで補充を繰り返す。
【0053】図6は図5に対するタイムチャートであ
り、1日目、2日目共、自動現像機10は午前9時から
午後5時まで稼働し、午後5時から翌朝午前9時まで停
止している。稼働時間中経時補充Rt は1時間毎に所定
量(ポンプ作動時間t2 )ずつ行われ、処理補充RP
感光材料14が所定量に達する毎に所定量(ポンプ作動
時間t1 )ずつ補充される。
【0054】1日目の処理に先立って前回の電源オフか
ら当日(1日目)の処理の開始に先立って、前回の電源
オフから当日(1日目)の電源オンまでの時間を読取
り、第1実施例と同様にこの停止時間に基づく補充量の
補正Sx を算出する。
【0055】前日の感光材料14の処理量が基準値(例
えば25.4cm×30.5cmサイズのフィルム20枚/1日)よ
り少ない場合は、この不足分S1 と停止時間に対する補
正分Sx との合計S1 +SX をMDR量に対する不足分
とし、これをSST(例えばフィルム20枚)に配分す
る。
【0056】この配分は、例えば、フィルムの1枚目の
処理の処理補充(M1 )のポンプ作動時間t1 に対して
ポンプ58を20秒だけ多く作動(t1 +20秒)さ
せ、フィルム2枚目の処理に際しては、t1 +19秒の
ように順次減少させ、1日の基準処理量(例えば20枚
/1日)の終了時にtになるようにする。図6の1日目
の稼働時間中に基準処理量(例えば20枚)に達しない
うちに感光材料14の処理が終了した場合は、MDR量
に対する不足分として補充すべき量(S1 +Sx )に対
する不足分Kを生ずるから、このKを2日目のMDR量
に対する不足分に含めるようにする。同様にして2日目
の処理に際してMDR量に対する不足分を基準量S
ST(例えばフィルム20枚)に対して配分し処理補充の
度に加算して補充していく。
【0057】2日目の処理においては、基準値よりも処
理が多いので、3日目の処理においたは不足分を生じて
いない。従って、通常の処理補充RP と経時補充Rt
補充を行えばよい。
【0058】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る自動現像
機の補充液補充方法は、補充液の補充によって処理可能
となるまでの立ち上げ時間に影響を及ぼすことがなく、
かつ最適な補充液の補充を行うことができるという優れ
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る自動現像機の概略構成図であ
る。
【図2】本実施例に係る制御ブロツク図である。
【図3】第1実施例に係る制御フローチャートである。
【図4】第1実施例に係るタイムチャートである。
【図5】第2実施例に係る制御フローチャートである。
【図6】第2実施例に係るタイムチャートである。
【符号の説明】
10 自動現像機 14 感光材料 19 感光材料検出センサ 20 処理部 50 制御装置 56 ポンプ 58 ポンプ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料を処理する処理槽を備えた自動
    現像機に用いられ、前記処理槽へ補充液を補充する自動
    現像機の補充液補充方法であって、前記感光材料の標準
    処理条件から求められた1日当たりの最低補充量(MD
    R)に対して、前日までの処理条件に応じて求められた
    補充液の不足分を1日の稼働時間中に分割して補充する
    ことを特徴とする自動現像機の補充液補充方法。
  2. 【請求項2】 前記補充液の1日当たりの最低補充量に
    対する不足分を当日の稼働時間中に分割して補充する際
    に、稼働時間を所定時間に分割し、この分割された稼働
    時間毎の分割された補充量を処理の開始時に多くし、漸
    次減少させると共に、前記所定時間毎の経時補充に付加
    して補充するようにしたことを特徴とする請求項1記載
    の自動現像機の補充液補充方法。
  3. 【請求項3】 前記補充液の1日当たりの最低補充量に
    対する不足分を当日の稼働時間中に分割して補充する際
    に、前記分割された最低補充量の不足分を、前記感光材
    料の単位処理量毎の処理補充量に付加して補充すると共
    に、前記分割された最低補充量を処理の開始時に多く
    し、漸次減少させるようにしたことを特徴とする請求項
    1記載の自動現像機の補充液補充方法。
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