JP2000046373A - 室外ユニット及び空気調和機 - Google Patents
室外ユニット及び空気調和機Info
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Abstract
価に実施することのできる室外ユニット及び空気調和機
を提供する。 【解決手段】 室外ユニット20は、室外熱交換器20
b及びこれを収める筐体0aを備えている。筐体20a
の床面5には爪6が形成されている。また、室外熱交換
器20bの下端には、前記爪6が挿入され得る挿入孔4
bが備えられた被嵌合部材4が設けられている。室外熱
交換器20bの筐体20aに対する設置・固定は、前記
挿入孔4bに前記爪6が差し込まれるようにすればよ
い。
Description
り快適な室内環境を提供する空気調和機に関するもので
ある。
ニットの二つの大きな構成要素からなっている。これら
それぞれには、冷媒と室内気との間及び冷媒と室外気と
の間における熱交換を行う室内熱交換器及び室外熱交換
器が備えられている。
他に圧縮機、膨張弁等の要素を加えて冷媒回路を構成す
る要素になっている。冷媒はこの回路を物理的に循環す
ることで、熱的にも高温高圧気体、低温低圧気体、高温
高圧液体、低温低圧液体という状態変化の循環プロセス
を辿り、室内の冷暖房を実現することになる。なお、こ
の室内の冷暖房は、直截的には前記室内熱交換器の冷媒
と室内気との熱交換により実現されることになる。
体とされた気体冷媒を室内熱交換器に送出して、当該冷
媒と室内気との間で熱交換を行うことにより実現され
る。また冷房は、高温高圧の気体冷媒を室外熱交換器に
送出して室外気と熱交換させて高温高圧の液冷媒とし、
これをさらに膨張弁に通すことで低温低圧化させt室内
熱交換器に送出し、この冷媒と室内気との間で熱交換を
行うことにより実現される。
交換器は、室外ユニットの外形形状を規定する筐体内に
収められる。このとき、室外熱交換器は、当該筐体の一
面あるいは二面を覆うようにして設置される。そして、
当該室外熱交換器に対しては、これが外部の振動等によ
り容易に設置場所から動くことのないように、確実に固
定する手段が講じられる。
器の下端部と前記筐体における床面とを固定板で渡し、
当該固定板と前記床面とをボルトにより締結する手段が
とられている。しかし、このような固定方法は、実際に
室外熱交換器を取り付ける段に際して、かなり手間がか
かるものとなっていた。また、ボルト等の部品が別途必
要となり、その相応分製作コストがかかってしまうとい
う問題点があった。
で、その目的とするところは、室外熱交換器の確実な固
定を、容易にかつ安価に実施することのできる室外ユニ
ット及び空気調和機を提供することにある。
解決するために以下の手段をとった。すなわち、請求項
1記載の室外ユニットは、室外熱交換器と、該室外熱交
換器又は室内熱交換器に高温高圧の気体冷媒を送出する
圧縮機と、前記室外熱交換器及び前記圧縮機を収容する
筐体と、前記室外熱交換器と前記筐体との両者の相対的
な位置を固定する嵌合部とが備えられていることを特徴
とするものである。
状の突き出し部及び当該爪状の突き出し部を挿入可能な
挿入孔からなるものとすれば、室外熱交換器及び筐体と
の設置作業は、前記突き出し部を前記挿入孔に差し込め
ば完了する。すなわち、両者の固定は容易に実現される
ことになる。また、この場合、従来必要となっていたボ
ルト等の別部品が不要となる。
熱交換器と、該室外熱交換器又は室内熱交換器に高温高
圧の気体冷媒を送出する圧縮機と、前記室外熱交換器及
び前記圧縮機を収容する筐体と、前記室外熱交換器と前
記筐体との両者の相対的な位置を固定する嵌合部とが備
えられている室外ユニットと、吸込口から室内気を吸い
込みかつ吹出口から吹き出すためのファンと、前記室内
気と前記室外ユニットから供給された冷媒との間で熱交
換を行う室内熱交換器とを備えた室内ユニットとを備え
たことを特徴とするものである。
ニットを備えたものであると言うことができる。すなわ
ち、本空気調和機は室外熱交換器と筐体との両者の固定
を容易に実施することが可能であるという作用を有する
空気調和機であると言える。
ついて、図を参照して説明する。図1は空気調和機の全
体構成を示す説明図である。空気調和機は、室内ユニッ
ト10及び室外ユニット20から構成されている。これ
ら室内ユニット10及び室外ユニット20は、冷媒が導
通する冷媒配管30や図示しない電気配線等により接続
されている。冷媒配管30は2本備えられており、冷媒
は、その一方において室内ユニット10から室外ユニッ
ト20へ、また他方において室外ユニット20から室内
ユニット10へと流れることになる。
ネル12とが一体的に構成されたものとなっている。ベ
ース11にはプレートフィンチューブ型の室内熱交換
器、略円筒形状のクロスフローファン(ファン)等の各
種機器が備えられている。なお、これらはともに図示さ
れていない。ベース11には、この他室内ユニット10
に関する動作制御等を行う、各種電気回路素子から構成
されたコントロール部11aが備えられている。コント
ロール部11aには運転状況やエラーモードを表示する
ための適当なインジケータ11bが備えられている。こ
のインジケータ11bは、前面パネル12に設けられた
透視部12aにより、外部から確認可能となっている。
なお、ベース11の後方には、据付板13が備えられ、
これにより室内ユニット10を室内の壁等に設置するこ
とが可能となっている。
口)12bが前面及び上面のそれぞれに形成されてい
る。室内の空気は、これら吸込グリル12bにより多方
向から室内ユニット10内に吸い込まれるようになって
いる。ちなみに、吸込グリル12bの背後にはエアフィ
ルタ12cが備えられており、吸い込まれた空気等の粉
塵を除く働きをしている。また、前面パネル12には、
その下方に吹出口12dが形成されており、ここから暖
められた空気あるいは冷やされた空気が吹き出されるよ
うになっている。なお、この空気吸込及び空気吹出は、
前記クロスフローファンが回転することによって行われ
る。
外熱交換器20b、プロペラファン(室外ファン)20
c、圧縮機20f、コントロールボックス20g等が備
えられている。室外熱交換器20bは、周囲に多数のコ
ルゲートフィンを備えた冷媒配管により構成されてお
り、冷媒と室外気との熱交換を実現するためのものであ
る。プロペラファン20cは、筐体20a内に背面から
前面へと抜ける風(すなわち、この風は室外熱交換器2
0bを通過する)を生じさせることにより、新たな空気
を筐体20a内に常に取り込んで、熱交換効率の向上を
図るために設けられている。
ラファン20cが外部と向き合う筐体20a面には、そ
れぞれフィンガード20d及びファンガード20eが設
けられている。フィンガード20dは、前記コルゲート
フィンが外部からの不意の衝撃により破損することなど
がないように設けられているものである。ファンガード
20eも、これと同様にプロペラファン20cを外部衝
撃から保護することを一つの目的とするとともに、外気
に含まれる粉塵等を筐体20a内に取り込ませないこと
を目的として備えられているものである。
高温高圧の気体冷媒に変換して吐出するものであり、冷
媒回路を構成する部品の中では最も中心的な働きを担う
ものである。ちなみに冷媒回路とは、この圧縮機20f
に加えて、上記した室内熱交換器、室外熱交換器20
b、冷媒配管30、膨張弁、及び冷媒の流れ方向を規定
する四方弁(膨張弁及び四方弁は共に不図示)等から概
略構成され、冷媒を室内ユニット10と室外ユニット2
0との間で循環させる回路である。
ペラファン20c、圧縮機20f、その他室外ユニット
20に備えられた各種機器に関する動作制御等を行うも
ので、各種電気回路素子から構成されているものであ
る。
0aを支持するとともに、振動等の不良な外乱を回避す
るため、台座20hが備えられている。また、前記圧縮
機20fに近い筐体20aの壁は、前記圧縮機20fの
メンテナンス等を実施するため取り外し可能なパネル2
0iを備えたものとなっている。
の作用について、暖房運転時及び冷房運転時のそれぞれ
の場合に分けて説明する。まず、暖房運転時には、圧縮
機20fで高温高圧の気体とされた冷媒は、冷媒配管3
0を通り室内ユニット10における図示しない室内熱交
換器に送られる。室内ユニット10内では、クロスフロ
ーファンにより吸込グリル12bから取り込まれた室内
気に対して、室内熱交換器を通過する高温高圧の気体冷
媒から熱が与えられる。このことにより、前面パネル1
2下方の吹出口12dから温風が吹き出されることにな
る。また同時に、高温高圧の気体冷媒は、前記室内熱交
換器において凝縮液化し、高温高圧の液冷媒となる。
0を通って室外ユニット20における室外熱交換器20
bに送られる、室外ユニット20では、プロペラファン
20cにより筐体20a内に取り込まれた新しい室外気
から、室外熱交換器20bを通過する高温高圧の液冷媒
が熱を奪うことになる。高温高圧の液冷媒は、このこと
により蒸発気化して低温低圧の気体冷媒となる。これが
再び圧縮機20fに送出され、上記過程を繰り返すこと
になる。
冷媒回路中を流れる。すなわち、圧縮機20fで高温高
圧の気体とされた冷媒が、冷媒配管30を通過して室外
熱交換器20bに送られ、室外気に熱を与えて凝縮液化
し高温高圧の液冷媒となる。この高温高圧の液冷媒は、
図示しない膨張弁を通過して低温低圧の液冷媒となり、
再び冷媒配管30を通り図示しない室内熱交換器に送ら
れる。低温低圧の液冷媒は、ここで室内気から熱を奪っ
て当該室内気を冷却するとともに、冷媒自身は蒸発気化
して低温低圧の気体冷媒となる。これが再び圧縮機20
fに送出され、上記過程を繰り返すことになる。
められたコントロール部11a及び室外ユニット20内
に収められたコントロールボックス20gが協調するこ
とによって制御される。
明する。室外ユニット20には、先述したように、周囲
に多数のコルゲートフィンを備えた冷媒配管により構成
された室外熱交換器20bが備えられている。冷媒配管
1は、図2に示すように、筐体20aの背面及び側面を
覆い尽くすように、蛇行した形態で配置されている。コ
ルゲートフィン2は、その蛇行した冷媒配管1と垂直
に、すなわち立て置きに、空隙3を設けながら、その間
隔を周期として配列されている。隙間3には、先述した
プロペラファン20cの回転により生じた風が通ること
で、冷媒と室外気との熱交換効率を向上させるという働
きがある。
て、筐体20aの側面を覆い尽くしている部分の最側端
かつその下端には、図2又は図3拡大図に示すように、
被嵌合部材4が設けられている。この被嵌合部材4は、
その断面がくの字状となるよう折り曲げられた板片4a
を主体として、当該板片4aの一つの面上に形成された
爪挿入孔4bを有したものとなっている。爪挿入孔(嵌
合部)4bには、すぐ後で述べる爪(嵌合部)6が垂直
に挿入されるための孔である。また板片4aにおいて、
前記爪挿入孔4bが形成されていない方の面上には、最
側端のコルゲートフィン2側面から冷媒配管1の蛇行部
が突き出した部分の形状に適合するような孔4cが形成
されている。被嵌合部材4は、この孔4cを前記冷媒配
管1の突き出した部分に嵌め合わせて室外熱交換器20
bに固定されている。
2又は図3拡大図に示すように、当該床面5から突き出
した爪6が形成されている。この爪6の具体的な形態
は、筐体20aの床面5の一部において、長方形を構成
する四辺のうち三辺に切り込みを入れ、残る一辺を折り
曲げることで床面5から垂直に突き出させた形態となっ
ている。この爪6は、前記爪挿入孔4bに挿入可能とな
っている。このことはつまり、床面5上において爪6の
形成される場所が、前記室外熱交換器20bの被嵌合部
材4が床面5に接地する場所、より言えば爪挿入孔4b
が当該爪6に挿入されうる場所となるべきである、とい
うことを示唆するものである。
体20aの床面5においては、両者の相対的な位置関係
を固定することは非常に容易となることがわかる。すな
わち、室外熱交換器20bの設置は、被嵌合部材4にお
ける挿入孔4bに爪6が差し込まれるようにしてやるだ
けでよい。こうすることで、爪6は室外熱交換器20b
の動きを完全に拘束し、当該室熱交換器20bと筐体2
0aとを互いに固定することになるからである。
ることで、室外熱交換器20bと床面5との両者を固定
するために従来必要であったボルト等の別部品が不要と
なる。したがって、本実施形態においては、このボルト
等を用意しなければならなかった相応分のコスト削減が
可能となり、低コストの室外ユニットを提供することが
できる。なお、このことは結局、低コストの空気調和機
を提供することができることを意味しているのは言うま
でもない。
外熱交換器20bに、爪6が筐体20aの床面5に、各
々設けられていたが、場合によっては、これらはそれぞ
れ逆に設けられていてもよい。すなわち、図4に示すよ
うに、爪挿入孔4′が筐体20aの床面5に、爪6′が
室外熱交換器20bに設けられるようにしてもよい。こ
のようにしても、上記取付の容易さ、また、ボルト等の
別部品が不要となる効果はともに達成され得るからであ
る。要は、室外熱交換器20bと筐体20aとの位置関
係を固定するような嵌合部が備えられていればよい。
場所が、上記では室外熱交換器20bにおける最側端と
規定されていたが、本発明はこのことに関して特に限定
されるものではない。つまり、原則として被嵌合部材4
と爪6とが組として設けられる場所は、室該熱交換器2
0bにおけるどこであってもよい。さらに、上記で詳し
く述べた被嵌合部材4と爪6との具体的な形態は、本発
明を特に限定するものではない。
20の具体的構成は、上記形態に特に限定されるもので
はない。すなわち、室内ユニット、室外ユニット、及び
当該室外ユニットに室外熱交換器及びこれを収容する筐
体を備えた空気調和機であれば、いかなる形態の空気調
和機に対しても本発明は適用可能である。
ットは、室外熱交換器及び筐体の相対的な位置を固定す
る嵌合部を設けたことにより、両者の取付作業を容易と
することができる。また、これらの取付作業において、
従来必要であったボルト等の別部品が不要となり、当該
別部品を用意するのにかかっていた相応分のコストを削
減することができる。
外ユニットを備えたものであると言うことができるか
ら、前記効果をそのまま享受できる。すなわち、本空気
調和機は、室外熱交換器と筐体との取付作業を容易にす
るとともに、両者の取付作業にかかるコストを低減する
ことができる空気調和機であるといことがいえる。
明図である。
嵌合部を拡大した説明図である。
ものを示した説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 室外熱交換器と、該室外熱交換器又は室
内熱交換器に高温高圧の気体冷媒を送出する圧縮機と、
前記室外熱交換器及び前記圧縮機を収容する筐体と、 前記室外熱交換器と前記筐体との両者の相対的な位置を
固定する嵌合部とが備えられていることを特徴とする室
外ユニット。 - 【請求項2】 室外熱交換器と、該室外熱交換器又は室
内熱交換器に高温高圧の気体冷媒を送出する圧縮機と、
前記室外熱交換器及び前記圧縮機を収容する筐体と、 前記室外熱交換器と前記筐体との両者の相対的な位置を
固定する嵌合部とが備えられている室外ユニットと、 吸込口から室内気を吸い込みかつ吹出口から吹き出すた
めのファンと、前記室内気と前記室外ユニットから供給
された冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器とを備え
た室内ユニットとを備えたことを特徴とする空気調和
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21161598A JP3842903B2 (ja) | 1998-07-27 | 1998-07-27 | 室外ユニット及び空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21161598A JP3842903B2 (ja) | 1998-07-27 | 1998-07-27 | 室外ユニット及び空気調和機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000046373A true JP2000046373A (ja) | 2000-02-18 |
JP3842903B2 JP3842903B2 (ja) | 2006-11-08 |
Family
ID=16608702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21161598A Expired - Lifetime JP3842903B2 (ja) | 1998-07-27 | 1998-07-27 | 室外ユニット及び空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3842903B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2874420A1 (fr) * | 2004-08-17 | 2006-02-24 | Lgl France Sa | Dispositif de climatisation d'une enceinte |
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-
1998
- 1998-07-27 JP JP21161598A patent/JP3842903B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP3842903B2 (ja) | 2006-11-08 |
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