JP2000161718A - 室外ユニット及び空気調和機 - Google Patents

室外ユニット及び空気調和機

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JP2000161718A
JP2000161718A JP33819898A JP33819898A JP2000161718A JP 2000161718 A JP2000161718 A JP 2000161718A JP 33819898 A JP33819898 A JP 33819898A JP 33819898 A JP33819898 A JP 33819898A JP 2000161718 A JP2000161718 A JP 2000161718A
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outdoor
heat
outdoor unit
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Yuji Okada
有二 岡田
Hironari Fujiki
裕也 藤木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御部の放熱効率がよく、また、筐体の薄型
化が可能な室外ユニットおよび該室外ユニットを備えた
空気調和機を提供すること。 【解決手段】 筐体20aと、筐体20a内に設けられ
た制御部20gと、筐体20a内の背面に設けられた背
面熱交換器(第1の熱交換器)20kと、背面熱交換器
20kに対して90度未満の角度をなして設けられてい
る上面熱交換器(第2の熱交換器)20lとを備えたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、暖房又は冷房によ
り快適な室内環境を提供する空気調和機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】空気調和機は、室内ユニット及び室外ユ
ニットの二つの大きな構成要素からなっている。これら
それぞれには、冷媒と室内気との間及び冷媒と室外気と
の間における熱交換を行う室内熱交換器及び室外熱交換
器が備えられている。
【0003】これら室内熱交換器及び室外熱交換器は、
他に圧縮機、膨張弁等の要素を加えて冷媒回路を構成す
る要素になっている。冷媒はこの回路を物理的に循環す
ることで、熱的にも高温高圧気体、低温低圧気体、高温
高圧液体、低温低圧液体という状態変化の循環プロセス
を辿り、室内の冷暖房を実現することになる。なお、こ
の室内の冷暖房は、直接的には前記室内熱交換器内の冷
媒と室内気との熱交換により実現されることになる。
【0004】ちなみに、暖房は、圧縮機で高温高圧の気
体とされた気体冷媒を室内熱交換器に送出して、当該冷
媒と室内気との間で熱交換を行うことにより実現され
る。また冷房は、高温高圧の気体冷媒を室外熱交換器に
送出して室外気と熱交換させて高温高圧の液冷媒とし、
これをさらに膨張弁に通すことで低温低圧化させて室内
熱交換器に送出し、この冷媒と室内気との間で熱交換を
行うことにより実現される。
【0005】以下、従来の室外ユニットの構成について
詳細に説明する。図4において、20は室外ユニットで
ある。室外ユニット20には、筐体20a内に室外熱交
換器20b、プロペラファン20c、圧縮機20f、制
御部20g等が備えられている。室外熱交換器20b
は、周囲に多数のフィンを備えた冷媒配管により構成さ
れており、冷媒と室外気との熱交換を実現するためのも
のである。熱交換器20bは曲げ加工されており、筐体
20a内部の背面及び一側面側にL字状に配置されてい
る。プロペラファン20cは、筐体20a内に新たな空
気を常に取り込むことにより、熱交換効率の向上を図る
ために設けられている。筐体20aの背面及び側面から
筐体20a内に取り込まれた室外の空気は、途中、熱交
換器20bのフィン間を通過して、熱交換器20b内の
冷媒と熱交換され、その後、プロペラファン20cによ
って筐体前面へと排出されるようになっている。
【0006】圧縮機20fは、低温低圧の気体冷媒を、
高温高圧の気体冷媒に変換して吐出するものであり、冷
媒回路を構成する部品の中では最も中心的な働きを担う
ものである。ちなみに冷媒回路とは、この圧縮機20f
に加えて、上記した室内熱交換器、室外熱交換器20
b、冷媒配管30、膨張弁、及び冷媒の流れ方向を規定
する四方弁(膨張弁及び四方弁は共に不図示)等から概
略構成され、冷媒を室内ユニット10と室外ユニット2
0との間で循環させる回路である。
【0007】制御部20gは、前記プロペラファン20
c、圧縮機20f、その他室外ユニット20に備えられ
た各種機器に関する動作制御等を行うもので、各種電気
回路素子から構成されているものである。この電気回路
素子のうちで中心的な役割を担うものの一つとして、パ
ワートランジスタを備えている。このパワートランジス
タは、運転時に多量の熱を発生するため、過熱による動
作不良、周囲の電気回路素子への悪影響を防ぐため、制
御部20gには図5に示すように放熱フィンが備えられ
たヒートシンク20jが取り付けられている。放熱フィ
ンはパワートランジスタから発せられた熱を吸収すると
ともに、室外気に熱を放出する為のものである。放熱
は、プロペラファン20cによって筐体20a内に取り
込まれた空気の一部が放熱フィン間の流路を通過するこ
とによって行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
室外ユニット20においては、ヒートシンク20jのフ
ィン間を通過するのは、室外熱交換器20bで熱交換が
行われたあとの空気である。すなわち、室外気より高い
温度の空気によってヒートシンクの放熱を行っているた
め、放熱効率があまりよくなく、また、このためにヒー
トシンクを大きくしなければならないという問題があ
る。また、空気調和機の室外ユニットをより薄くし、必
要設置面積のより小さい室外ユニットを開発すること
は、消費者に望まれているところである。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、制御部の放熱効率がよ
く、また、筐体の薄型化が可能な室外ユニットおよび該
室外ユニットを備えた空気調和機を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために以下の手段をとった。すなわち、請求項
1記載の室外ユニットは、筐体と、該筐体内に設けられ
た制御部と、前記筐体内の背面に設けられた第1の熱交
換器と、該第1の熱交換器に対して90度未満の角度を
なして設けられている第2の熱交換器とを備えたことを
特徴とする。
【0011】この室外ユニットにおいては、第1の熱交
換器に連接する第2の熱交換器が、該第1の熱交換器に
対して90度未満の角度をなして設けられている。従っ
て、同面積の熱交換器を90度の角度をなして設けるよ
りも、より奥行きの小さな筐体に熱交換器を収めること
ができ、室外ユニットを薄くすることが可能である。ま
た、第2の熱交換器は、筐体の上面や側面等の一周面に
対向して室外気と熱交換されるが、第1の熱交換器と9
0度未満の角度をなしていることから筐体の前面側にも
対向する。したがって、該一周面と前面の両面から取り
入れられた室外気と熱交換することが可能である。
【0012】請求項2記載の室外ユニットは、請求項1
記載の室外ユニットにおいて、前記制御部は、前記第2
の熱交換器と該第2の熱交換器が対向する前記筐体の一
周面との間に設けられていることを特徴とする。
【0013】この室外ユニットにおいては、制御部は熱
交換される前の室外気に放熱する。すなわち、熱交換後
の空気より温度が低いので、放熱効率がよく、制御部が
有するヒートシンクの小型化が可能となる。
【0014】請求項3記載の室外ユニットは、請求項1
または2記載の室外ユニットにおいて、前記第2の熱交
換器は、前記筐体内の上面側に設けられていることを特
徴とする。
【0015】この室外ユニットにおいては、室外気を筐
体上面および背面から吸い込み、側面からは吸い込まな
い。従って、筐体側方の通風路の確保は不要である。
【0016】請求項4記載の室外ユニットは、筐体と、
該筐体内に設けられた熱交換器と、該熱交換器が対向す
る前記筐体の一周面と該熱交換器との間に設けられた制
御部とを有していることを特徴とする。
【0017】この室外ユニットにおいては、制御部は熱
交換される前の室外気に放熱する。すなわち、熱交換後
の空気より温度が低いので、放熱効率がよく、制御部が
有するヒートシンクの小型化が可能となる。
【0018】請求項5記載の空気調和機は、筐体と、該
筐体内に設けられた制御部と、前記筐体内の背面に設け
られた第1の熱交換器と、該第1の熱交換器に対して9
0度未満の角度をなして設けられている第2の熱交換器
とを備えた室外ユニットと、吸込口から室内気を吸い込
みかつ吹出口から吹き出すためのファンと、室内気と前
記室外ユニットから供給された冷媒との間で熱交換を行
う室内熱交換器とを備えた室内ユニットとを備えたこと
を特徴とする。
【0019】この空気調和機の室外ユニットにおいて
は、第1の熱交換器に連接する第2の熱交換器が、該第
1の熱交換器に対して90度未満の角度をなして設けら
れている。従って、同面積の熱交換器を90度の角度を
なして設けるよりも、より奥行きの小さな筐体に熱交換
器を収めることができ、室外ユニットを薄くすることが
可能である。また、第2の熱交換器は、筐体の上面や側
面等の一周面に対向して室外気と熱交換されるが、第1
の熱交換器と90度未満の角度をなしていることから筐
体の前面側にも対向する。したがって、該一周面と前面
の両面から取り入れられた室外気と熱交換することが可
能である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態に
ついて、図を参照して説明する。従来と同一の構成につ
いては同一の符号を付して説明する。図1は空気調和機
の全体構成を示す説明図である。空気調和機は、室内ユ
ニット10及び室外ユニット20から構成されている。
これら室内ユニット10及び室外ユニット20は、冷媒
が導通する冷媒配管30や図示しない電気配線等により
接続されている。冷媒配管30は2本備えられており、
冷媒は、その一方において室内ユニット10から室外ユ
ニット20へ、また他方において室外ユニット20から
室内ユニット10へと流れることになる。
【0021】室内ユニット10は、ベース11と前面パ
ネル12とが一体的に構成されたものとなっている。ベ
ース11にはフィンチューブ型の室内熱交換器、略円筒
形状のクロスフローファン(ファン)等の各種機器が備
えられている。なお、これらはともに図示されていな
い。ベース11には、この他室内ユニット10に関する
動作制御等を行う、各種電気回路素子から構成されたコ
ントロール部11aが備えられている。コントロール部
11aには運転状況やエラーモードを表示するための適
当なインジケータ11bが備えられている。このインジ
ケータ11bは、前面パネル12に設けられた透視部1
2aにより、外部から確認可能となっている。なお、ベ
ース11の後方には、据え付け板13が備えられ、これ
により室内ユニット10を室内の壁等に設置することが
可能となっている。
【0022】前面パネル12には、吸込グリル(吸込
口)12bが前面及び上面のそれぞれに形成されてい
る。室内の空気は、これら吸込グリル12bにより多方
向から室内ユニット10内に吸い込まれるようになって
いる。ちなみに、吸込グリル12bの背後にはエアフィ
ルタ12cが備えられており、吸い込まれた空気等の粉
塵を除く働きをしている。また、前面パネル12には、
その下方に吹出口12dが形成されており、ここから暖
められた空気あるいは冷やされた空気が吹き出されるよ
うになっている。なお、この空気吸込及び空気吹出は、
前記クロスフローファンが回転することによって行われ
る。
【0023】室外ユニット20には、筐体20a内に室
外熱交換器20b、プロペラファン20c、圧縮機20
f、制御部20g等が備えられている。室外熱交換器2
0bは、周囲に多数のフィンを備えた冷媒配管により構
成されており、冷媒と室外気との熱交換を実現するため
のものである。室外熱交換器20bは、筐体20a内部
の背面側に配置された背面熱交換器(第1の熱交換器)
20kと、上面側に配置された上面熱交換器(第2の熱
交換器)20lとにより構成されている。プロペラファ
ン20cは、筐体20a内に新たな空気を常に取り込む
ことにより、熱交換効率の向上を図るために設けられて
いる。筐体20aの背面および上面から筐体20a内に
取り込まれた室外の空気は、室外熱交換器20bのフィ
ン間を通過して室外熱交換器20b内の冷媒と熱交換さ
れ、その後、プロペラファン20cによって筐体20a
前面から排出されるようになっている。
【0024】なお、前記室外熱交換器20bが外部と向
き合う筐体20a面には、フィンガード20dが設けら
れている。フィンガード20dは、前記フィンが外部か
らの不意の衝撃により破損することなどがないように設
けられているものである。
【0025】圧縮機20fは、低温低圧の気体冷媒を、
高温高圧の気体冷媒に変換して吐出するものであり、冷
媒回路を構成する部品の中では最も中心的な働きを担う
ものである。ちなみに冷媒回路とは、この圧縮機20f
に加えて、上記した室内熱交換器、室外熱交換器20
b、冷媒配管30、膨張弁、及び冷媒の流れ方向を規定
する四方弁(膨張弁及び四方弁は共に不図示)等から概
略構成され、冷媒を室内ユニット10と室外ユニット2
0との間で循環させる回路である。
【0026】制御部20gは、前記プロペラファン20
c、圧縮機20f、その他室外ユニット20に備えられ
た各種機器に関する動作制御等を行うもので、パワート
ランジスタ等の各種電気回路素子から構成されているも
のである。制御部20gは、放熱用のフィンを備えたヒ
ートシンク20jを有し、筐体20a内の上部の室外熱
交換器20b上方に配設されている。
【0027】室外ユニット20には、上記の他、筐体2
0aを支持するとともに外部振動等の影響を回避するた
め、台座20hが備えられている。また、前記圧縮機2
0fに近い筐体20aの壁は、前記圧縮機20fのメン
テナンス等を実施するため取り外し可能なパネル20i
を備えたものとなっている。
【0028】以下では、これらの構成となる空気調和機
の作用について、暖房運転時及び冷房運転時のそれぞれ
の場合に分けて説明する。まず、暖房運転時には、圧縮
機20fで高温高圧の気体とされた冷媒は、冷媒配管3
0を通り室内ユニット10における図示しない室内熱交
換器に送られる。室内ユニット10内では、クロスフロ
ーファンにより吸込グリル12bから取り込まれた室内
気に対して、室内熱交換器を通過する高温高圧の気体冷
媒から熱が与えられる。このことにより、前面パネル1
2下方の吹出口12dから温風が吹き出されることにな
る。また同時に、高温高圧の気体冷媒は、前記室内熱交
換器において凝縮液化し、高温高圧の液冷媒となる。
【0029】この高温高圧の液冷媒は、再び冷媒配管3
0を通って室外ユニット20における室外熱交換器20
bに送られる。室外ユニット20では、プロペラファン
20cにより筐体20a内に取り込まれた新しい室外気
から、室外熱交換器20b内を通過する高温高圧の液冷
媒が熱を奪うことになる。高温高圧の液冷媒は、このこ
とにより蒸発気化して低温低圧の気体冷媒となる。これ
が再び圧縮機20fに送出され、上記過程を繰り返すこ
とになる。
【0030】冷房運転時には、冷媒は上記とは逆方向に
冷媒回路中を流れる。すなわち、圧縮機20fで高温高
圧の気体とされた冷媒が、冷媒配管30を通過して室外
熱交換器20bに送られ、室外気に熱を与えて凝縮液化
し高温高圧の液冷媒となる。この高温高圧の液冷媒は、
図示しない膨張弁を通過して低温低圧の液冷媒となり、
再び冷媒配管30を通り図示しない室内熱交換器に送ら
れる。低温低圧の液冷媒は、ここで室内気から熱を奪っ
て当該室内気を冷却するとともに、冷媒自身は蒸発気化
して低温低圧の気体冷媒となる。これが再び圧縮機20
fに送出され、上記過程を繰り返すことになる。
【0031】これらの運転は、室内ユニット10内に収
められたコントロール部11a及び室外ユニット20内
に収められた制御部20gが協調することによって制御
される。
【0032】以下では、本発明の特徴的部分について説
明する。先述の通り、筐体20a内部の背面側および上
面側には、室外熱交換器20bが配置されている。詳細
には、図2に示すように、上面側に配設された室外熱交
換器20bの上面熱交換器20lは、前方に傾斜してお
り、背面側に配設された室外熱交換器20bの背面熱交
換器20kとの間で90度未満の角度をなしている。筐
体20aのベース上には、後方や側面から吸い込んだ空
気を前面に吹き出すプロペラファン20cが取り付けら
れている。
【0033】筐体20a内部前面であって、上面熱交換
器20l上方には、制御部20gが取り付けられてお
り、制御部20gの側面には、制御部20g内部に設け
られたパワートランジスタの放熱のために、複数のフィ
ンを備えたヒートシンク20jが設けられている。ヒー
トシンク20jは、筐体20a上面から吸い込まれた室
外気がフィン間を通過するようになっている。
【0034】上述した室外ユニット20においては、筐
体20aの背面および上面から筐体20a内に取り込ま
れた室外の空気は、途中、室外熱交換器20bのフィン
間を通過するとともに室外熱交換器20b内の冷媒と熱
交換され、その後、プロペラファン20cによって筐体
前方へと吹き出される。また、室外気が室外熱交換器2
0bを通過する前において、筐体20a内に吸い込まれ
た空気の一部は、制御部20gのヒートシンク20jの
フィン間を通過してヒートシンク20jの熱を奪い、パ
ワートランジスタの放熱がなされる。
【0035】以上の上記本実施形態においては、熱交換
器の上面熱交換器20lが傾斜しているため、上面熱交
換器20lを水平とした場合と比較して、より奥行きの
小さい筐体20aに室外熱交換器20bを収めることが
できる。したがって、室外ユニット20を薄くすること
が可能である。
【0036】また、室外熱交換器20bによって熱交換
される前の空気によってヒートシンク20jの放熱が行
われるので、熱交換後の空気によって放熱させていた従
来のヒートシンクと比較して放熱効率がよく、ヒートシ
ンク20jを小型化することが可能であり、製作コスト
の低下、室外ユニット20の小型化が可能である。
【0037】さらに、筐体側面から室外気を取り込まな
いので、室外ユニット20を横に複数密着させて並列配
置することが可能である。
【0038】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、以下の実施形態をも含むものである。 (1)室外気は、筐体20aの背面および前面から吸い
込むこととしてよい。この場合、図3に示すように、筐
体20a前面の吹出口上方に室外気吸込口を設け、吸込
口から吸い込まれた室外気が、ヒートシンク20jの放
熱フィン間を通過するように制御部20gの配置を変え
る。この場合、上面から室外気を取り込まないので、室
外ユニット20をベランダに吊り下げる場合において、
室外ユニット20上方に通風路を設ける必要がなく、天
井に密着させて取り付けることが可能である。
【0039】(2)第2の熱交換器20lを筐体20a
の上面側に設けることとしたが、これに限定されるもの
ではなく、任意の一周面側に設けることも可能である。
例えば、第2の熱交換器20lを第1の熱交換器20k
の右又は左側に連接し、筐体20aの側面に対向させて
もよい。この場合、制御部20gも第2の熱交換器20
lと該側面との間に配設する。この実施形態において
も、上記(1)と同様に、制御部20gの配置によっ
て、側面または前面から室外気を取り込むことができ、
前面から取り込む場合には、室外ユニット20を並列配
置することができる。また、第2の熱交換器20lを底
面側に設けることも可能であり、この場合、プロペラフ
ァン20c、圧縮機20f等を筐体上部に配置し、底部
のスペースに第2の熱交換器20l及び制御部20gを
配置する。 (3)本実施形態では、背面熱交換器(第1の熱交換
器)20kと上面熱交換器(第2の熱交換器)20lと
が分離している形態の室外熱交換器20bを示したが、
平板状の熱交換器を曲げ加工することにより製作され、
第1の熱交換器と第2の熱交換器とが一体となっている
室外熱交換器であってもよい。
【0040】
【発明の効果】以上本発明に係る室外ユニット及び空気
調和機においては、室外熱交換器によって熱交換される
前の空気によって制御部の放熱が行われるので、熱交換
後の空気によって放熱させていた従来と比較して放熱効
率がよく、制御部を小型化することが可能であり、製作
コストの低下、室外ユニットの小型化が可能である。ま
た、第2の熱交換器と第1の熱交換器とが90度未満の
角度をなしているため、室外ユニットの奥行きを薄くす
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態として示した空気調和機
の全体構成を示す説明図である。
【図2】 同空気調和機の室外ユニットを示す断側面図
である。
【図3】 本発明の他の実施形態として示した空気調和
機の室外ユニットを示す断側面図である。
【図4】 従来の空気調和機の全体構成を示す説明図で
ある。
【図5】 空気調和機の室外ユニットに設けられた制御
部を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 室内ユニット 12b 吸込グリル(吸込口) 12d 吹出口 20 室外ユニット 20a 筐体 20g 制御部 20k 背面熱交換器(第1の熱交換器) 20l 上面熱交換器(第2の熱交換器)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体と、該筐体内に設けられた制御部
    と、前記筐体内の背面に設けられた第1の熱交換器と、
    該第1の熱交換器に対して90度未満の角度をなして設
    けられている第2の熱交換器とを備えたことを特徴とす
    る室外ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の室外ユニットにおいて、 前記制御部は、前記第2の熱交換器と該第2の熱交換器
    が対向する前記筐体の一周面との間に設けられているこ
    とを特徴とする室外ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の室外ユニットに
    おいて、 前記第2の熱交換器は、前記筐体内の上面側に設けられ
    ていることを特徴とする室外ユニット。
  4. 【請求項4】 筐体と、該筐体内に設けられた室外熱交
    換器と、該室外熱交換器が対向する前記筐体の一周面と
    該室外熱交換器との間に設けられた制御部とを有してい
    ることを特徴とする室外ユニット。
  5. 【請求項5】 筐体と、該筐体内に設けられた制御部
    と、前記筐体内の背面に設けられた第1の熱交換器と、
    該第1の熱交換器に対して90度未満の角度をなして設
    けられている第2の熱交換器とを備えた室外ユニット
    と、 吸込口から室内気を吸い込みかつ吹出口から吹き出すた
    めのファンと、室内気と前記室外ユニットから供給され
    た冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器とを備えた室
    内ユニットとを備えたことを特徴とする空気調和機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100688944B1 (ko) * 2005-12-12 2007-03-02 삼성전자주식회사 공기조화기의 실외기
JP2010190461A (ja) * 2009-02-17 2010-09-02 Mitsubishi Electric Corp 室内ユニット及びこれを備えた空気調和機

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