JP7460925B1 - 空気調和装置、および構成ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】支持部材によって支持される熱交換器の電気的な腐食を抑制する。【解決手段】空気調和装置の構成ユニットは、熱交換器(65)を支持するとともに、前記天板(36a)の内面のうち前記開口(73)の内部に位置する部分に固定される固定部(79)を有する支持部材(75)と、前記天板(36a)の内面のうち、前記開口(73)によって形成される第1縁(73a)と、前記固定部(79)との間の第1領域(R1)から前記支持部材(75)へ結露水が伝わることを抑制する抑制部材(90)とを備えている。【選択図】図8

Description

本開示は、空気調和装置、および構成ユニットに関する。
特許文献1に開示の空気調和装置は、構成ユニットとしての室内機を備える。室内機のケーシングの内部には、伝熱管を有する熱交換器が配置される。熱交換器では、空気が冷媒によって冷却または加熱される。熱交換器で温度が調節された空気は室内空間へ供給される。
特開2019-100643号公報
本願の発明者は、以下の構成を創出した。
構成ユニットのケーシングの天板の内面には、断熱部材が設けられる。熱交換器は支持部材によってケーシングの天板に固定される。具体的には、断熱部材に開口を形成することで、支持部材の固定部を、開口を通じて天板に固定する。
この構成では、断熱部材の製造誤差や組立誤差を考慮し、支持部材の固定部よりも開口をやや大きめに設計する。このため、天板の内面のうち、開口によって形成される縁と、支持部材の固定部との間の領域が、ケーシングの内部の空間に露出してしまう。その結果、この領域の表面では、空気中の水分が凝縮し、結露水が発生してしまうことがあった。
一方、熱交換器の伝熱管をアルミニウム材料とした場合、伝熱管のイオン化傾向は、鉄系の材料を含む天板よりも高くなる。この場合、天板の領域で発生した結露水が支持部材を伝って熱交換器まで流れると、伝熱管が電気的に腐食してしまう可能性がある。
本開示の目的は、支持部材によって支持される熱交換器の電気的な腐食を抑制することである。
第1の態様は、金属材料で構成される天板(36a)を有するケーシング(35)と、前記ケーシング(35)内に配置されるとともに、前記天板(36a)よりもイオン化傾向が高い金属材料で構成される伝熱管(66)を有する熱交換器(65)と、前記天板(36a)の内面を覆うとともに、開口(73)を有する断熱部材(70)と、前記熱交換器(65)を支持するとともに、前記天板(36a)の内面のうち前記開口(73)の内部に位置する部分に固定される固定部(79)を有する支持部材(75)と、前記天板(36a)の内面のうち、前記開口(73)によって形成される第1縁(73a) と、前記固定部(79)との間の第1領域(R1)から前記支持部材(75)へ結露水が伝わることを抑制する抑制部材(90)とを備えている空気調和装置の構成ユニットである。
第1の態様では、熱交換器(65)の伝熱管(66)のイオン化傾向が、ケーシング(35)の天板(36a)のイオン化傾向よりも高い。しかしながら、抑制部材(90)は、天板(36a)の内面のうち、開口(73)によって形成される第1縁(73a) と、前記固定部(79)との間の第1領域(R1)から前記支持部材(75)へ結露水が伝わることを抑制する。このため、伝熱管(66)が電気的に腐食することを抑制できる。
第2の態様は、第1の態様において、前記抑制部材(90)は、前記第1領域(R1)で発生した結露水が前記支持部材(75)へ伝わることを抑制する。
第2の態様では、第1領域(R1)において結露水が発生したとしても、抑制部材(90)は、この結露水が支持部材(75)へ伝わることを抑制する。
第3の態様は、第2の態様において、前記抑制部材(90)は、前記第1領域(R1)から下方へ延びる突起部(92)を含んでいる。
第3の態様では、第1領域(R1)において結露水が発生したとしても、抑制部材(90)としてのる突起部(92)は、結露水が支持部材(75)へ伝わることを阻害できる。
第4の態様は、第3または第4の態様において、前記抑制部材(90)は、突起部(92)と、該突起部(92)より高さが低く且つ該突起部(92)と前記固定部(79)との間に形成される基部(93)とを含んでいる。
第4の態様では、第1領域(R1)において結露水が発生したとしても、突起部(92)は、結露水が支持部材(75)へ伝わることを阻害できる。基部(93)により、第1領域(R1)がケーシング(35)の内部の空間に露出する面積が小さくなる。このため、第1領域(R1)での結露水の発生も抑制できる。
第5の態様は、第3の態様において、突起部(92)は、前記固定部(79)に亘るように形成される。
第5の態様では、第1領域(R1)が突起部(92)に覆われる面積が大きくなり、第1領域(R1)がケーシング(35)の内部の空間に露出する面積が小さくなる。このため、第1領域(R1)での結露水の発生を抑制できる。
第6の態様は、第1の態様において、前記抑制部材(90)は、前記第1領域(R1)での結露水の発生を抑制することにより、該第1領域(R1)から前記支持部材(75)へ結露水が伝わることを抑制する。
第6の態様では、抑制部材(90)が、第1領域(R1)での結露水の発生そのものを抑制する。このため、伝熱管(66)が電気的に腐食することを抑制できる。
第7の態様は、第6の態様において、前記抑制部材(90)は、前記断熱部材(70)と別体で構成されるとともに、前記第1領域(R1)を覆う補助断熱部材(98)を含んでいる。
第7の態様では、第1領域(R1)を補助断熱部材(98)で覆うことにより、第1領域(R1)での結露水の発生を抑制できる。
第8の態様は、第1~第7のいずれか1つの態様において、前記抑制部材(90)は、前記天板(36a)と前記固定部(79)との間に位置する中間部(95)を含んでいる。
第8の態様では、天板(36a)と固定部(79)との間に中間部(95)が設けられる。このため、天板(36a)の内面のうち固定部(79)が位置する部分において、結露水が発生することを抑制できる。
第9の態様は、第8の態様において、前記固定部(79)を前記中間部(95)とともに前記天板(36a)に締結する締結部材(85)を備えている。
第9の態様では、締結部材(85)を天板(36a)に締結することで、抑制部材(90)の中間部(95)と支持部材(75)とを天板(36a)に容易に固定できる。
第10の態様は、第9の態様において、前記中間部(95)の硬度が、前記断熱部材(70)の硬度よりも高い。
第10の態様では、締結部材(85)の締め付けに伴い中間部(95)が破損してしまうことを抑制できる。
第11の態様は、第9または第10の態様において、前記固定部(79)には、前記締結部材(85)が通る締結穴(80)が形成され、前記固定部(79)の下側に設けられ、前記締結穴(80)によって形成される第2縁(80a)と、前記締結部材(85)との隙間(C)を塞ぐように前記締結部材(85)に固定される樹脂製の固定具(86)を備えている。
第11の態様では、天板(36a)側で結露水が発生した場合に、この結露水が固定部(79)の締結穴(80)を通じて支持部材(75)側へ移動することを、固定具(86)により阻害できる。
第12の態様は、第8~第11のいずれか1つの態様において、前記中間部(95)には、切り欠き(95a)が形成され、前記固定部(79)および前記天板(36a)は、前記切り欠き(95a)を通じて互いに接触するように構成される。
第12の発明では、支持部材(75)の固定部(79)と天板(36a)とが切り欠き(95a)を通じて接触することで、熱交換器(65)、支持部材(75)、およびケーシング(35)を電気的に繋ぐことができ、これらのアースを補償できる。
第13の態様は、第1~第12のいずれか1つの態様において、前記抑制部材(90)は樹脂材料である。
第13の態様では、抑制部材(90)を樹脂材料とすることで、抑制部材(90)の腐食を抑制できる。
第14の態様は、第1~第13のいずれか1つの態様の構成ユニットを備えた空気調和装置である。
図1は、実施形態の空気調和装置を示す配管図である。 図2は、斜め下方から見た室内機の斜視図である。 図3は、ケーシング本体の天板を省略した室内機の概略の平面図である。 図4は、図3のIV-O-IV断面を示す室内機の概略の断面図である。 図5は、室内熱交換器と支持部材の要部を拡大した斜視図である。 図6は、支持部材の上板を下側から見た図である。 図7は、図6のIIV-IIV断面を示す断面図である。 図8は、図6のIIIV-IIIV断面を示す断面図である。 図9は、変形例1に係る図8に相当する図である。 図10は、変形例2に係る図8に相当する図である。 図11は、変形例3に係る図8に相当する図である。 図12は、その他の実施形態に係る図8に相当する図である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本開示は、以下に示される実施形態に限定されるものではなく、本開示の技術的思想を逸脱しない範囲内で各種の変更が可能である。各図面は、本開示を概念的に説明するためのものであるから、理解容易のために必要に応じて寸法、比または数を誇張または簡略化して表す場合がある。
(1)空気調和装置の概要
図1に示すように、空気調和装置(10)は、室外機(20)と、室内機(30)とを備える。室外機(20)と室内機(30)のそれぞれは、空気調和装置(10)を構成する構成ユニットである。
室外機(20)と室内機(30)は、一対の連絡配管(12)を介して互いに接続される。空気調和装置(10)では、室外機(20)と室内機(30)と連絡配管(12)とによって、蒸気圧縮冷凍サイクルを行う冷媒回路(11)が構成される。
(2)室外機
室外機(20)は、室外に設置される。室外機(20)は、圧縮機(21)と、四方切換弁(22)と、室外熱交換器(23)と、室外ファン(25)と、膨張弁(24)と、液側閉鎖弁(26)と、ガス側閉鎖弁(27)とを有する。
圧縮機(21)は、例えばスクロール式またはロータリ式の全密閉型圧縮機である。圧縮機(21)は、低圧冷媒を吸入して圧縮し、圧縮されて高圧となった冷媒(高圧冷媒)を吐出する。
四方切換弁(22)は、冷媒回路(11)における冷媒の流れを切り換えるための弁である。四方切換弁(22)は、図1に実線で示す第1状態と、図2に破線で示す第2状態とに切り換わる。第1状態は、圧縮機(21)が吐出した高圧冷媒を室外熱交換器(23)へ送り、室内機(30)から流入した低圧冷媒を圧縮機(21)へ送る状態である。第2状態は、圧縮機(21)が吐出した高圧冷媒を室内機(30)へ送り、室外熱交換器(23)を通過した低圧冷媒を圧縮機(21)へ送る状態である。
室外熱交換器(23)は、冷媒を室外空気と熱交換させる熱交換器である。室外熱交換器(23)は、例えばフィン・アンド・チューブ熱交換器である。室外ファン(25)は、室外熱交換器(23)に室外空気を供給するファンである。膨張弁(24)は、開度可変の電動式膨張弁である。
(3)室内機の概要
室内機(30)は、空気調和の対象空間である室内に設置される。室内機(30)は、室内熱交換器(65)と、室内ファン(50)とを有する。
図2に示すように、本実施形態の室内機(30)は、天井埋込型の室内機である。図3および図4に示すように、室内機(30)は、ケーシング(35)と、室内ファン(50)と、室内熱交換器(65)と、ドレンパン(55)と、ベルマウス(52)とを備える。
(3-1)ケーシング
ケーシング(35)は、ケーシング本体(36)と化粧パネル(40)とを備える。ケーシング(35)には、室内ファン(50)と、室内熱交換器(65)と、ドレンパン(55)と、ベルマウス(52)とが収容される。
ケーシング本体(36)は、下面が開口する概ね直方体状の箱形の部材である。このケーシング本体(36)は、概ね平板状の天板(36a)と、天板(36a)の周縁部から下方に延びる側板(36b)とを有する。
(3-2)室内ファン
図4に示すように、室内ファン(50)は、いわゆるターボファンである。室内ファン(50)は、下方から吸い込んだ空気を径方向の外側に向けて吹き出す。室内ファン(50)は、ケーシング本体(36)の内部中央に配置される。室内ファン(50)は、室内ファンモータ(51)によって駆動される。室内ファンモータ(51)は、天板(36a)の中央部に固定される。
(3-3)ベルマウス
ベルマウス(52)は、室内ファン(50)の下方に配置される。ベルマウス(52)は、ケーシング(35)へ流入した空気を室内ファン(50)へ案内するための部材である。ベルマウス(52)は、ドレンパン(55)と共に、ケーシング(35)の内部空間を、室内ファン(50)の吸い込み側に位置する一次空間(37a)と、室内ファン(50)の吹き出し側に位置する二次空間(37b)とに仕切る。
(3-4)室内熱交換器
室内熱交換器(65)は、いわゆるクロスフィン型のフィン・アンド・チューブ熱交換器である。図3に示すように、室内熱交換器(65)は、平面視で四角い筒状に形成され、室内ファン(50)の周囲を囲むように配置される。室内熱交換器(65)は、二次空間(37b)に配置される。室内熱交換器(65)は、その内側から外側へ向かって通過する空気を、冷媒回路の冷媒と熱交換させる。
室内熱交換器(65)は、複数のフィン(67)と、該複数のフィン(67)を板厚方向に貫通する伝熱管(66)とを有する。伝熱管(66)の内部を冷媒が流れる。フィン(67)は、冷媒と空気との熱交換を促進する伝熱部材である。
(3-5)ドレンパン
ドレンパン(55)は、いわゆる発泡スチロール製の部材である。図4に示すように、ドレンパン(55)は、ケーシング本体(36)の下端を塞ぐように配置される。ドレンパン(55)の上面には、室内熱交換器(65)の下端に沿った水受溝(56)が形成される。水受溝(56)には、室内熱交換器(65)の下端部が入り込む。水受溝(56)は、室内熱交換器(65)において生成したドレン水を受け止める。
図2に示すように、ドレンパン(55)には、主吹出し通路(57)と副吹出し通路(58)とが四つずつ形成される。主吹出し通路(57)および副吹出し通路(58)は、室内熱交換器(65)を通過した空気が流れる通路であって、ドレンパン(55)を上下方向に貫通する。
主吹出し通路(57)は、断面が細長い長方形状の貫通孔である。主吹出し通路(57)は、ケーシング本体(36)の四つの辺のそれぞれに沿って一つずつ配置される。副吹出し通路(58)は、断面がやや湾曲した矩形状の貫通孔である。副吹出し通路(58)は、ケーシング本体(36)の四つの角部のそれぞれに一つずつ配置される。
(3-6)化粧パネル
化粧パネル(40)は、四角い厚板状に形成された樹脂製の部材である。化粧パネル(40)の下部は、ケーシング本体(36)の天板(36a)よりも一回り大きな正方形状に形成される。化粧パネル(40)は、ケーシング本体(36)の下面を覆うように配置される。また、化粧パネル(40)の下面は、室内空間に露出する。
図2および図4に示すように、化粧パネル(40)の中央部には、正方形状の一つの吸込口(41)が形成される。吸込口(41)は、化粧パネル(40)を上下に貫通し、ケーシング(35)内部の一次空間(37a)に連通する。吸込口(41)には、格子状の吸込グリル(45)が設けられる。吸込グリル(45)の上方には、フィルタ(46)が配置される。
化粧パネル(40)には、概ね四角い輪状の吹出口(44)が、吸込口(41)を囲むように形成される。図2に示すように、吹出口(44)は、四つの主吹出し開口(42)と、四つの副吹出し開口(43)とに区分される。
主吹出し開口(42)は、細長い長方形状の開口である。主吹出し開口(42)は、化粧パネル(40)の四つの辺のそれぞれに沿って一つずつ配置される。化粧パネル(40)の主吹出し開口(42)は、ドレンパン(55)の主吹出し通路(57)と一対一に対応する。各主吹出し開口(42)は、対応する主吹出し通路(57)と連通する。また、各主吹出し開口(42)には、風向調節羽根(47)が一つずつ設けられる。
副吹出し開口(43)は、1/4円弧状の開口である。副吹出し開口(43)は、化粧パネル(40)の四つの角部のそれぞれに一つずつ配置されている。化粧パネル(40)の副吹出し開口(43)は、ドレンパン(55)の副吹出し通路(58)と一対一に対応する。各副吹出し開口(43)は、対応する副吹出し通路(58)と連通する。
(4)運転動作
空気調和装置(10)は、冷房運転と暖房運転を選択的に行う。
(4-1)冷房運転
冷房運転では、四方切換弁(22)が第1状態に設定され、冷媒回路(11)において冷媒が循環する。冷媒回路(11)では、室外熱交換器(23)が放熱器として機能し、室内熱交換器(31)が蒸発器として機能する。室内機(30)は、室内空間から吸い込んだ空気を室内熱交換器(31)において冷却し、冷却された空気を室内空間へ吹き出す。
(4-2)暖房運転
暖房運転では、四方切換弁(22)が第2状態に設定され、冷媒回路(11)において冷媒が循環する。冷媒回路(11)では、室内熱交換器(31)が放熱器として機能し、室外熱交換器(23)が蒸発器として機能する。室内機(30)は、室内空間から吸い込んだ空気を室内熱交換器(31)において加熱し、加熱された空気を室内空間へ吹き出す。
(4-3)室内機における空気の流れ
室内機の運転中には、室内ファン(50)が回転する。室内ファン(50)が回転すると、室内空間の室内空気が、吸込口(41)を通ってケーシング(35)内の一次空間(37a)へ流入する。一次空間(37a)へ流入した空気は、室内ファン(50)に吸い込まれ、二次空間(37b)へ吹き出される。
二次空間(37b)へ流入した空気は、室内熱交換器(65)を通過する間に冷却され又は加熱され、その後に四つの主吹出し通路(57)と四つの副吹出し通路(58)へ分かれて流入する。主吹出し通路(57)へ流入した空気は、主吹出し開口(42)を通って室内空間へ吹き出される。副吹出し通路(58)へ流入した空気は、副吹出し開口(43)を通って室内空間へ吹き出される。
(5)特徴
本実施形態の空気調和装置(10)の室内機(30)は、断熱ケース(70)と、支持部材(75)と、締結部材(85)と、抑制部材(90)とを備えている。断熱ケース(70)は、室内機(30)のケーシング(35)の内側に設けられる。支持部材(75)は、ケーシング(35)の天板(36a)に固定され、熱交換器である室内熱交換器(65)を支持する。抑制部材(90)は、結露水が支持部材(75)へ伝わることを抑制する。これらの構成の詳細について、図4~図8を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」に関する方向を表す語句は、原則として、図5の矢印で示す方向を基準とする。
(5-1)断熱ケース
図4に示すように、断熱ケース(70)は、ケーシング本体(36)の内面を覆う。断熱ケース(70)は、いわゆる発泡スチロール性の断熱部材である。断熱ケース(70)は、下面が開放された直方体状の箱形の部材である。断熱ケース(70)は、天板(36a)の内側に形成される天板側断熱部(71)と、各側板(36b)の内側にそれぞれ形成される側板側断熱部(72)とを有する。断熱ケース(70)は、天板(36a)の内面における結露水の発生を抑制する。具体的には、断熱ケース(70)は、天板(36a)の内面を覆うことで、その内面がケーシング(35)の内部の空間に露出することを抑制する。これにより、天板(36a)の内面において空気が露点温度以下まで冷えることが抑制され、その内面での結露水の発生が抑制される。
断熱ケース(70)には、支持部材(75)を天板(36a)に固定するための開口(73)が形成される。具体的には、断熱ケース(70)の天板側断熱部(71)には、支持部材(75)が固定される部分に対応して開口(73)が形成される。本例の室内機(30)は、複数の支持部材(75)を有する。断熱ケース(70)には、複数の支持部材(75)のそれぞれに1つずつ対応するように、複数の開口(73)が形成される。
開口(73)は、天板(36a)の内面をケーシング(35)の内部の空間に露出させる。これにより、ケーシング(35)の内部に断熱ケース(70)を取り付けた状態において、支持部材(75)が開口(73)を通じて天板(36a)に固定できる。
(5-2)支持部材
図5に示すように、支持部材(75)は、ケーシング(35)の内部のうち、室内熱交換器(65)の内側に配置される。言い換えると、支持部材(75)は、室内熱交換器(65)よりも空気流れの上流側の一次空間(37a)に配置される。図示は省略するが、本例の室内機(30)は、3つの支持部材(75)を有する。各支持部材(75)は、室内熱交換器(65)のうち、異なる辺に対応して設けられる。
支持部材(75)は、鉛直方向に延びる板状に形成される。支持部材(75)は、板金が折り返されて形成される。支持部材(75)は、本体板(76)と、下板(77)と、縦板(78)と、上板(79)とを有する。
本体板(76)は、室内熱交換器(65)の内側面に沿って鉛直方向に延びている。本体板(76)は、上下に縦長の矩形板状に形成される。本体板(76)の左右の両側には、前方に突出する第1折り返し部(76a)がそれぞれ形成される。
下板(77)は、本体板(76)の下端から室内熱交換器(65)の下面に沿って後方に延びている。縦板(78)は、下板(77)の後端から室内熱交換器(65)の外側面に沿って上方に延びている。室内熱交換器(65)は、本体板(76)、下板(77)、および縦板(78)の間に保持される。言い換えると、支持部材(75)は、室内熱交換器(65)を下側から支持する引っ掛け部を有する。
上板(79)は、本体板(76)の上端から前方に延びている。上板(79)は、室内熱交換器(65)と逆側に延びている。上板(79)は、支持部材(75)を天板(36a)に固定するための固定部を構成する。上板(79)は、平面視において矩形状に形成される。上板(79)の前端、右端、および左端には、下方に突出する第2折り返し部(79a)がそれぞれ形成される。
開口(73)は、断熱ケース(70)のうち、上板(79)に対応する位置に形成される。言い換えると、上板(79)は、開口(73)の内部に位置する。
上板(79)には、締結部材(85)が挿通される第1締結穴(80)が形成される。第1締結穴(80)は、上板(79)をその厚さ方向に貫通して形成される。第1締結穴(80)は、平面視において円形状に形成される。
(5-3)締結部材
締結部材(85)は、支持部材(75)を天板(36a)に固定するための部品である。締結部材(85)は、ビスであってもよいし、ボルトおよびナットであってもよい。締結部材(85)を締め付けることにより、天板(36a)に支持部材(75)の上板(79)が固定される。
(5-4)主要部品のイオン化傾向の関係
ケーシング(35)および支持部材(75)は、鉄系の金属材料で構成される。これに対し、室内熱交換器(65)の伝熱管(66)およびフィン(67)は、アルミ系の金属材料で構成される。したがって、伝熱管(66)のイオン化傾向は、天板(36a)のイオン化傾向よりも高い。加えて、伝熱管(66)のイオン化傾向は、支持部材(75)のイオン化傾向よりも高い。支持部材(75)のイオン化傾向は、天板(36a)と同じ、あるいは天板(36a)よりも低い。締結部材(85)のイオン化傾向は、天板(36a)と同じ、あるいは天板(36a)よりも低い。これらの部品の材料は単なる一例であり、他の材料であってもよい。
(5-5)結露の発生について
上述した断熱ケース(70)は、その製造誤差や組立誤差を考慮して、平面視における開口(73)のサイズが上板(79)よりもやや大きめに設計される。これらの誤差に起因して、上板(79)と開口(73)の位置がずれると、上板(79)を天板(36a)に固定できなくなる可能性があるからである。
このようにして開口(73)のサイズをやや大きめに設定すると、天板(36a)の内面のうち、開口(73)によって形成される第1縁(73a)と、上板(79)との間に、領域(以下、第1領域(R1)という)が形成されてしまう。このことに起因して、天板(36a)の第1領域(R1)がケーシング(35)の内部空間に露出してしまうと、第1領域(R1)において空気が冷やされ、結露水が発生してしまう可能性がある。
上述したように、伝熱管(66)は、天板(36a)よりもイオン化傾向が高い材料で構成される。このため、第1領域(R1)から支持部材(75)を介して伝熱管(66)に結露水が伝わってしまうと、伝熱管(66)が電気的に腐食してしまう可能性がある。
(5-6)抑制部材
上記の課題を考慮し、本実施形態の室内機(30)には、第1領域(R1)から前記支持部材(75)へ結露水が伝わることを抑制する抑制部材(90)が設けられる。抑制部材(90)は、第1領域(R1)で発生した結露水が、支持部材(75)に伝わることを抑制する。
抑制部材(90)は、樹脂材料で構成される。抑制部材(90)は、断熱材料であることが好ましい。抑制部材(90)の硬度は、断熱ケース(70)の硬度よりも高い。
図6~図8に示すように、抑制部材(90)は、断熱ケース(70)の開口(73)の内部に配置される。抑制部材(90)は、天板(36a)の第1領域(R1)に位置する側部(91)と、天板(36a)と上板(79)との間に位置する中間部(95)とを有する。
抑制部材(90)の側部(91)は、突起部(92)と基部(93)とを有する。本実施形態の抑制部材(90)は、上板(79)を囲むように複数の突起部(92)を有する。突起部(92)は、上板(79)の側辺に対応する位置に1つずつ設けられる。突起部(92)は、板状に形成される。突起部(92)は、第1領域(R1)から下方へ延びている。
具体的には、本実施形態の複数の突起部(92)は、第1突起部(92A)、第2突起部(92B)、および第3突起部(92C)によって構成される。本実施形態の第1領域(R1)では、上板(79)の前側、右側、および左側における部分の面積が比較的大きい。本実施形態では、これらの部分に1つずつ対応するように、3つの突起部(92)が設けられる。第1突起部(92A)は、上板(79)の前側に位置する。第1突起部(92A)は、上板(79)の前辺に沿って左右に延びている。第2突起部(92B)は、上板(79)の右側に位置する。第2突起部(92B)は、上板(79)の右辺に沿って前後に延びている。第3突起部(92C)は、上板(79)の左側に位置する。第3突起部(92C)は、上板(79)の左辺に沿って前後に延びている。
基部(93)は、突起部(92)よりも鉛直方向の高さが低い。基部(93)は、平面視において、突起部(92)と上板(79)との間に形成される。言い換えると、基部(93)は、平面視において、突起部(92)と上板(79)とに亘るように形成される。
中間部(95)は、天板(36a)と上板(79)との間に介設される。中間部(95)は、天板(36a)の内面のうち、上板(79)の上側(裏側)に位置する領域を覆う。中間部(95)は、平面視において、矩形状に形成される。中間部(95)の硬度は、断熱ケース(70)の硬度よりも高い。中間部(95)には、締結部材(85)が挿通される第2締結穴(96)が形成される。第2締結穴(96)は、平面視において円形状に形成される。第2締結穴(96)の中心と、第1締結穴(80)の中心とは概ね一致する。第2締結穴(96)の内径は、第1締結穴(80)の内径よりも小さい。
(5-7)室内熱交換器の取付作業
室内熱交換器(65)は、次の手順により天板(36a)に支持される。
ケーシング(35)の内部に断熱ケース(70)を取り付ける。次いで、支持部材(75)の引っ掛け部に室内熱交換器(65)を引っ掛ける。次いで、断熱ケース(70)の開口(73)に抑制部材(90)および支持部材(75)の上板(79)を位置付ける。上板(79)と天板(36a)との間に、抑制部材(90)の中間部(95)を挟み込み、第1締結穴(80)と第2締結穴(96)の軸心を合わせた状態で、締結部材(85)を天板(36a)に締結する。これにより、抑制部材(90)および支持部材(75)が、締結部材(85)によって天板(36a)に固定される。
(6)実施形態の効果
抑制部材(90)は、天板(36a)の内面のうち、開口(73)の第1縁(73a)と、上板(79)との間の第1領域(R1)から支持部材(75)へ結露水が伝わることを抑制する。具体的には、抑制部材(90)は、第1領域(R1)で発生した結露水が支持部材(75)へ伝わることを抑制する。これにより、第1領域(R1)で発生した結露水が、支持部材(75)を介してアルミニウム製の伝熱管(66)に伝わることと抑制できるので、伝熱管(66)が電気的に腐食することを抑制できる。
より詳細には、抑制部材(90)は、第1領域(R1)から下方へ延びる突起部(92)を有する。このため、第1領域(R1)において、側部(91)を挟んで上板(79)とは反対側の部分で結露水が発生した場合には、この結露水が上板(79)に届くことを突起部(92)によって阻害できる。具体的には、結露水は、突起部(92)の側面を伝って下方へ落ちるので、結露水が上板(79)に移動することを抑制できる。したがって、第1領域(R1)で発生した結露水が支持部材(75)へ伝わることを抑制できる。
抑制部材(90)は、突起部(92)と、突起部(92)より高さが低く且つ突起部(92)と上板(79)との間に形成される基部(93)とを含んでいる。
突起部(92)により、第1領域(R1)で発生した結露水が上板(79)に届くことを抑制できる。加えて、基部(93)により上板(79)付近での結露水の発生を抑制できる。このため、第1領域(R1)から支持部材(75)へ結露水が伝わることをさらに抑制できる。
抑制部材(90)は、天板(36a)と上板(79)との間に位置する中間部(95)を含んでいる。中間部(95)は、天板(36a)の内面のうち、上板(79)の裏側に位置する部分を覆う。このため、この部分において結露水が発生することを抑制できる。したがって、結露水が第2締結穴(96)および第1締結穴(80)を介して支持部材(75)へ伝わってしまうことを抑制できる。
基部(93)と中間部(95)とは連続して一体に形成されるので、第1領域(R1)における上板(79)付近から上板(79)の裏側における結露水の発生を同時に抑制できる。
室内機(30)は、上板(79)を中間部(95)とともに天板(36a)に締結する締結部材(85)を備えている。このため、締結部材(85)の締結により、抑制部材(90)と支持部材(75)とを天板(36a)に同時に固定できる。加えて、抑制部材(90)を上板(79)に対応する位置に容易に合わせることができる。
中間部(95)の硬度は断熱ケース(70)の硬度よりも高い。このため、締結部材(85)による締結により、中間部(95)、あるいは抑制部材(90)が破損してしまうことを抑制できる。したがって、中間部(95)が破損してしまうことに起因して、上板(79)の裏側で結露水が発生してしまうことを抑制できる。
抑制部材(90)は、樹脂材料で構成される。このため、抑制部材(90)が結露水によって腐食してしまうことを抑制できる。抑制部材(90)を断熱材料とすることで、天板(36a)のうち抑制部材(90)で覆った部分での結露水の発生を抑制できる。
(7)変形例
上述した実施形態については、以下の構成としてもよい。以下の説明では、上述した実施形態と異なる点について説明する。
(7-1)変形例1
図9に示すように、変形例1の抑制部材(90)は、補助断熱部材(98)である。補助断熱部材(98)は、断熱ケース(70)と別体の別部品で構成される。補助断熱部材(98)は、第1領域(R1)を覆うように開口(73)の内部に配置される。補助断熱部材(98)は、断熱ケース(70)と同じ材料であってもよいし、異なる材料であってもよい。補助断熱部材(98)は、第1領域(R1)の全域を覆ってもよいし、一部を覆ってもよい。補助断熱部材(98)は、第1領域(R1)での結露水の発生を抑制することにより、第1領域(R1)から支持部材(75)へ結露水が伝わることを抑制する。その結果、伝熱管(66)の電気的な腐食を抑制できる。
補助断熱部材(98)は、断熱ケース(70)と比べると体積が小さい。このため、補助断熱部材(98)は、断熱ケース(70)と比べると製造誤差や組立誤差が小さくなる。したがって、補助断熱部材(98)を開口(73)の内部に精度よく配置できる。
(7-2)変形例2
図10に示すように、変形例2では、上記実施形態の構成において、樹脂製の固定具(86)をさらに備える。固定具(86)は、樹脂製のいわゆるワッシャである。固定具(86)は、締結部材(85)の頭部(85a)と上板(79)との間に配置される。固定具(86)には、締結部材(85)のネジ部(85b)が挿通される穴が形成される。固定具(86)は、上板(79)の第1締結穴(80)によって形成される第2縁(80a)と、締結部材(85)のネジ部(85b)との間の隙間(C)を塞ぐように締結部材(85)に固定される。固定具(86)は、天板(36a)側で発生した結露水が隙間(C)を通じて支持部材(75)へ伝わることを抑制する。したがって、伝熱管(66)の電気的な腐食を抑制できる。固定具(86)を樹脂材料とすることで、固定具(86)の腐食も抑制できる。
(7-3)変形例3
図11に示すように、変形例3は実施形態の抑制部材(90)の中間部(95)の中央に切り欠き(95a)が形成される。切り欠き(95a)は、実施形態の第2締結穴(96)の内径を拡大するような円形の開口を構成している。変形例3では、上板(79)と天板(36a)とが切り欠き(95a)を通じて互いに接触するように構成される。具体的には、図11に模式的に示すように、本例では、締結部材(85)の締結に伴い、上板(79)の中央部が天板(36a)側に押し付けられる。これにより、上板(79)の第2縁(80a)が天板(36a)と接触する。ここで、天板(36a)はアースされている。このため、天板(36a)と支持部材(75)とを接触させることで、天板(36a)、支持部材(75)、および熱交換器(65)をアースできる。この結果、室内熱交換器(65)の帯電に起因してスパークが発生したり、作業者が感電したりすることを抑制できる。
(8)その他の実施形態
上述した実施形態や変形例においては、以下の構成としてもよい。
支持部材(75)および抑制部材(90)は、構成ユニットとしての室外機(20)に設けられてもよい。この場合、支持部材(75)は、熱交換器である室外熱交換器(23)を支持する。
支持部材(75)は、室内熱交換器(65)の外側に配置してもよい。言い換えると、支持部材(75)は、室内熱交換器(65)よりも空気流れの下流側の二次空間(37b)に配置されてもよい。
抑制部材(90)は、金属材料であってもよい。この場合、抑制部材(90)のイオン化傾向は、天板(36a)と同じ、あるいは天板(36a)よりも低くするのが好ましい。抑制部材(90)と室内熱交換器(65)の間の電位差は、天板(36a)と室内熱交換器(65)の電位差よりも小さくするのが好ましい。
抑制部材(90)の突起部(92)は1つ、2つ、または4つ以上であってもよい。突起部(92)を4つとする場合、上板(79)の4つの辺に対応して突起部(92)を1つずつ配置するのが好ましい。
図12に示すように、実施形態の突起部(92)は、上板(79)に亘るように延びていてもよい。この構成の抑制部材(90)は、上述した実施形態において、突起部(92)よりも低い基部(93)を有さない。突起部(92)の高さは、全体に亘って等しい。この構成では、第1領域(R1)が突起部(92)に覆われる面積が大きくなり、第1領域(R1)がケーシング(35)の内部の空間に露出する面積が小さくなる。このため、第1領域(R1)での結露水の発生を抑制できる。
以上、実施形態および変形例を説明したが、特許請求の範囲の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。また、以上の実施形態、変形例、その他の実施形態の要素を適宜組み合わせたり、置換したりしてもよい。
以上に述べた「第1」、「第2」、「第3」…という記載は、これらの記載が付与された語句を区別するために用いられており、その語句の数や順序までも限定するものではない。
以上に説明したように、本開示は、空気調和装置、および構成ユニットについて有用である。
10 空気調和装置
35 ケーシング
36a 天板
65 室内熱交換器(熱交換器)
67 伝熱管
70 断熱ケース(断熱部材)
73 開口
73a 第1縁
75 支持部材
79 上板(固定部)
80 第1締結穴(締結穴)
80a 第2縁
85 締結部材
86 固定具
90 抑制部材
92 突起部
93 基部
95 中間部
95a 切り欠き
98 補助断熱部材
C 隙間
R1 第1領域

Claims (14)

  1. 金属材料で構成される天板(36a)を有するケーシング(35)と、
    前記ケーシング(35)内に配置されるとともに、前記天板(36a)よりもイオン化傾向が高い金属材料で構成される伝熱管(66)を有する熱交換器(65)と、
    前記天板(36a)の内面を覆うとともに、開口(73)を有する断熱部材(70)と、
    前記熱交換器(65)を下側から支持するとともに、前記天板(36a)の内面のうち前記開口(73)の内部に位置する部分に固定される固定部(79)を有する支持部材(75)と、
    前記天板(36a)の内面のうち、前記開口(73)によって形成される第1縁(73a)と、前記固定部(79)との間の第1領域(R1)から前記支持部材(75)へ結露水が伝わることを抑制する抑制部材(90)とを備えている空気調和装置の構成ユニット。
  2. 前記抑制部材(90)は、前記第1領域(R1)で発生した結露水が前記支持部材(75)へ伝わることを抑制する
    請求項1に記載の空気調和装置の構成ユニット。
  3. 前記抑制部材(90)は、前記第1領域(R1)から下方へ延びる突起部(92)を含んでいる
    請求項2に記載の空気調和装置の構成ユニット。
  4. 前記抑制部材(90)は、前記突起部(92)と、該突起部(92)より突出高さが低く且つ該突起部(92)と前記固定部(79)との間に形成される基部(93)とを含んでいる
    請求項3に記載の空気調和装置の構成ユニット。
  5. 前記突起部(92)は、前記固定部(79)に亘るように形成される
    請求項3に記載の空気調和装置の構成ユニット。
  6. 前記抑制部材(90)は、前記第1領域(R1)での結露水の発生を抑制することにより、該第1領域(R1)から前記支持部材(75)へ結露水が伝わることを抑制する
    請求項1に記載の空気調和装置の構成ユニット。
  7. 前記抑制部材(90)は、前記断熱部材(70)と別体で構成されるとともに、前記第1領域(R1)を覆う補助断熱部材(98)を含んでいる
    請求項6に記載の空気調和装置の構成ユニット。
  8. 前記抑制部材(90)は、前記天板(36a)と前記固定部(79)との間に位置する中間部(95)を含んでいる
    請求項1~7のいずれか1つに記載の空気調和装置の構成ユニット。
  9. 前記固定部(79)を前記中間部(95)とともに前記天板(36a)に締結する締結部材(85)を備えている請求項8に記載の空気調和装置の構成ユニット。
  10. 前記中間部(95)の硬度が、前記断熱部材(70)の硬度よりも高い
    請求項9に記載の空気調和装置の構成ユニット。
  11. 前記固定部(79)には、前記締結部材(85)が通る締結穴(80)が形成され、
    前記固定部(79)の下側に設けられ、前記締結穴(80)によって形成される第2縁(80a)と、前記締結部材(85)との隙間(C)を塞ぐように前記締結部材(85)に固定される樹脂製の固定具(86)を備えている
    請求項9に記載の空気調和装置の構成ユニット。
  12. 前記中間部(95)には、切り欠き(95a)が形成され、
    前記固定部(79)および前記天板(36a)は、前記切り欠き(95a)を通じて互いに接触するように構成される
    請求項8に記載の空気調和装置の構成ユニット。
  13. 前記抑制部材(90)は樹脂材料である
    請求項1~7のいずれか1つに記載の空気調和装置の構成ユニット。
  14. 請求項1~7のいずれか1つに記載の構成ユニットを備えた空気調和装置。
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