JP2000046233A - 油圧弁 - Google Patents
油圧弁Info
- Publication number
- JP2000046233A JP2000046233A JP10218179A JP21817998A JP2000046233A JP 2000046233 A JP2000046233 A JP 2000046233A JP 10218179 A JP10218179 A JP 10218179A JP 21817998 A JP21817998 A JP 21817998A JP 2000046233 A JP2000046233 A JP 2000046233A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spool
- pressure oil
- main spool
- oil
- hydraulic valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Sliding Valves (AREA)
- Fluid-Driven Valves (AREA)
- Multiple-Way Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 大流量の圧油に対応できる油圧弁を提供す
る。 【解決手段】 メインスプール12内周に圧油を吸い込
むポート17を開口させ、メインスプール12の内周に
嵌合したパイロットスプール15の位置を切り替え、選
択的にメインスプール12の両側に形成されたシリンダ
18、19に圧油を導くことで、圧油が導かれたシリン
ダ18、19とは反対側へメインスプール12を移動さ
せ、メインスプール12の位置を切り替え、出口ポート
14の開口量を制御する。
る。 【解決手段】 メインスプール12内周に圧油を吸い込
むポート17を開口させ、メインスプール12の内周に
嵌合したパイロットスプール15の位置を切り替え、選
択的にメインスプール12の両側に形成されたシリンダ
18、19に圧油を導くことで、圧油が導かれたシリン
ダ18、19とは反対側へメインスプール12を移動さ
せ、メインスプール12の位置を切り替え、出口ポート
14の開口量を制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧・大流量の圧
油の流量制御に適した油圧弁に関するものである。
油の流量制御に適した油圧弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図2に示したような油圧弁におい
て、油圧弁の流量を切り替えるスプール52は、外部の
アクチュエータにより直接操作されている。例えば、ソ
レノイドのON/OFFにより、スプールを進退させて
いる。
て、油圧弁の流量を切り替えるスプール52は、外部の
アクチュエータにより直接操作されている。例えば、ソ
レノイドのON/OFFにより、スプールを進退させて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな油圧弁では、図3に示したように、弁52aが開い
たとき、弁付近Sにおいて、出口ポート方向への流速が
速くなることで、スプール52のスラスト方向にかかる
油圧力は低下する。したがって、スプール52におい
て、この力とは逆方向にかかる力、すなわち、ボディ5
1内へ導入される際の圧油の流体力(フローフォース)
が発生し、弁52aを閉じる方向(図中左側)にスプー
ル52が移動しようとする。特に、大流量を対象とする
場合、このようなフローフォースも増大するので、スプ
ール52に油圧力が作用するため外部からの必要な操作
力が変化し、スプール52の位置決め精度が低下するた
め、流量制御精度を変化させる原因となっていた。
うな油圧弁では、図3に示したように、弁52aが開い
たとき、弁付近Sにおいて、出口ポート方向への流速が
速くなることで、スプール52のスラスト方向にかかる
油圧力は低下する。したがって、スプール52におい
て、この力とは逆方向にかかる力、すなわち、ボディ5
1内へ導入される際の圧油の流体力(フローフォース)
が発生し、弁52aを閉じる方向(図中左側)にスプー
ル52が移動しようとする。特に、大流量を対象とする
場合、このようなフローフォースも増大するので、スプ
ール52に油圧力が作用するため外部からの必要な操作
力が変化し、スプール52の位置決め精度が低下するた
め、流量制御精度を変化させる原因となっていた。
【0004】そこで、スプール52の形状を変形するこ
とで、フローフォースによるスプール52への影響を抑
制する試みがなされている。しかしながら、スプール5
2の形状を変形する方法では、完全な効果が得られず限
界があった。
とで、フローフォースによるスプール52への影響を抑
制する試みがなされている。しかしながら、スプール5
2の形状を変形する方法では、完全な効果が得られず限
界があった。
【0005】本発明の目的は、このような課題を解決し
て、大流量の圧油に対応できる油圧弁を提供する。
て、大流量の圧油に対応できる油圧弁を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記したような課題を解
決するため、本発明は、圧油の入口側流路と出口側流路
を構成するそれぞれのポートを開口させたボディと、こ
のボディの内周に嵌合させたスプールとを具備してな
り、このスプールの位置を切り替えることで、吐き出さ
れる圧油量を制御する油圧弁において、スプール内周に
圧油を吸い込むポートを開口させ、スプールの内周に嵌
合したパイロットスプールの位置を切り替え、選択的に
スプールの両側に形成されたシリンダに圧油を導くこと
で、圧油の力で圧油が導かれたシリンダとは反対側へス
プール移動させ、スプールの位置を切り替えることを特
徴とする。
決するため、本発明は、圧油の入口側流路と出口側流路
を構成するそれぞれのポートを開口させたボディと、こ
のボディの内周に嵌合させたスプールとを具備してな
り、このスプールの位置を切り替えることで、吐き出さ
れる圧油量を制御する油圧弁において、スプール内周に
圧油を吸い込むポートを開口させ、スプールの内周に嵌
合したパイロットスプールの位置を切り替え、選択的に
スプールの両側に形成されたシリンダに圧油を導くこと
で、圧油の力で圧油が導かれたシリンダとは反対側へス
プール移動させ、スプールの位置を切り替えることを特
徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を、図1
を参照して説明する。この油圧弁は、図1に示すよう
に、ボディ11の内周にはメインスプール12が嵌合さ
れるとともに、圧油が導入される入口ポート13と、圧
油が外部へ吐き出される出口ポート14とが開口されて
いる。
を参照して説明する。この油圧弁は、図1に示すよう
に、ボディ11の内周にはメインスプール12が嵌合さ
れるとともに、圧油が導入される入口ポート13と、圧
油が外部へ吐き出される出口ポート14とが開口されて
いる。
【0008】メインスプール12には、パイロットスプ
ール15が嵌合されるとともに、パイロットスプール1
5を所定の位置に位置決めして弁16を開くことによ
り、ボディ11内周に導入された圧油がポート17を通
過して収納されるシリンダ18、19がメインスプール
12内周の2箇所に形成されている。そして、パイロッ
トスプール15の位置に応じて、選択的にこれら2つの
シリンダ18、19の片方に圧油が導かれるよう油路2
0、21が形成されている。
ール15が嵌合されるとともに、パイロットスプール1
5を所定の位置に位置決めして弁16を開くことによ
り、ボディ11内周に導入された圧油がポート17を通
過して収納されるシリンダ18、19がメインスプール
12内周の2箇所に形成されている。そして、パイロッ
トスプール15の位置に応じて、選択的にこれら2つの
シリンダ18、19の片方に圧油が導かれるよう油路2
0、21が形成されている。
【0009】さらに、両シリンダ18、19には、それ
ぞれ、ボディ11に固定されたピストン22、23が嵌
合されており、メインスプール12は、シリンダ18、
19内に導かれた圧油の油圧力により、圧油の導かれた
シリンダ18、19とは反対側へ、ボディ11に対して
相対的に移動するよう構成されている。なお、24は油
をタンクへ戻すためのリターンポートである。
ぞれ、ボディ11に固定されたピストン22、23が嵌
合されており、メインスプール12は、シリンダ18、
19内に導かれた圧油の油圧力により、圧油の導かれた
シリンダ18、19とは反対側へ、ボディ11に対して
相対的に移動するよう構成されている。なお、24は油
をタンクへ戻すためのリターンポートである。
【0010】次に、図1に記載された油圧弁の動作につ
いて説明する。出口ポート14から吐き出す圧油の量を
増加させるとき、結果的にメインスプール12を図1中
の右側へ移動させて、弁12aによる出口ポート14に
おける開口面積を増加させるのであるが、本実施例の構
成において、かかる操作を行う場合、まず、パイロット
スプール15をメインスプール12を移動させた方向と
同じ方向、即ち、図1中の右側へ移動させる。すると、
パイロットスプール15に設けられた弁16が動き、ポ
ート17から圧油が流入することになる。
いて説明する。出口ポート14から吐き出す圧油の量を
増加させるとき、結果的にメインスプール12を図1中
の右側へ移動させて、弁12aによる出口ポート14に
おける開口面積を増加させるのであるが、本実施例の構
成において、かかる操作を行う場合、まず、パイロット
スプール15をメインスプール12を移動させた方向と
同じ方向、即ち、図1中の右側へ移動させる。すると、
パイロットスプール15に設けられた弁16が動き、ポ
ート17から圧油が流入することになる。
【0011】さらに、流入した圧油は油路20を介して
シリンダ18へ導入される。やがてシリンダ18内に充
満した圧油の油圧力により、ボディに固定されたピスト
ン22に対して、メインスプール12は図1中の右側へ
移動する。この弁16によるポート17の開口量を制御
することで、メインスプール12の移動量を制御する。
シリンダ18へ導入される。やがてシリンダ18内に充
満した圧油の油圧力により、ボディに固定されたピスト
ン22に対して、メインスプール12は図1中の右側へ
移動する。この弁16によるポート17の開口量を制御
することで、メインスプール12の移動量を制御する。
【0012】したがって、ソレノイドによる電磁力でパ
イロットスプール15の位置制御を行い、シリンダ18
へ圧油の供給量を設定し、メインスプール12の位置を
保持する際は、圧油による油圧力を利用することで、電
磁力よりも大きな保持力が得られるので、メインスプー
ル12を所定の位置に保持することが容易となる。すな
わち、ソレノイドによる電磁力はメインスプール12を
保持するのに大きさが不足していたのに対し、本実施例
では油圧力を使用することで、メインスプール12の保
持が容易となる。
イロットスプール15の位置制御を行い、シリンダ18
へ圧油の供給量を設定し、メインスプール12の位置を
保持する際は、圧油による油圧力を利用することで、電
磁力よりも大きな保持力が得られるので、メインスプー
ル12を所定の位置に保持することが容易となる。すな
わち、ソレノイドによる電磁力はメインスプール12を
保持するのに大きさが不足していたのに対し、本実施例
では油圧力を使用することで、メインスプール12の保
持が容易となる。
【0013】なお、メインスプール12を左側へ移動し
て出口ポート14の開口量を小さくするとき、即ち、メ
インスプール12を図1中の左側へ移動するときは、上
記したような右側へ移動するのとは逆の方向、すなわ
ち、パイロットスプール15を左側へ移動し、弁16を
開くとともに、油路21を介して圧油をシリンダ19へ
導けばよい。
て出口ポート14の開口量を小さくするとき、即ち、メ
インスプール12を図1中の左側へ移動するときは、上
記したような右側へ移動するのとは逆の方向、すなわ
ち、パイロットスプール15を左側へ移動し、弁16を
開くとともに、油路21を介して圧油をシリンダ19へ
導けばよい。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、メイン
スプールに嵌合したパイロットスプールの位置を位置決
めし、メインスプール内に設けた2個所のシリンダのう
ち選択的に片方に圧油を導くことで、フローフォースの
影響を直接受けないメインスプールの位置決めが可能と
なる。
スプールに嵌合したパイロットスプールの位置を位置決
めし、メインスプール内に設けた2個所のシリンダのう
ち選択的に片方に圧油を導くことで、フローフォースの
影響を直接受けないメインスプールの位置決めが可能と
なる。
【図1】本発明の実施例の構成を示す図である。
【図2】従来の構成を示す図である。
【図3】従来の出口ポート付近の拡大図である。
12・・・メインスプール 14・・・出口ポート 15・・・パイロットスプール 17・・・ポート 18、19・・・シリンダ
フロントページの続き Fターム(参考) 3H053 AA11 BA02 BA11 BA13 BC14 DA11 3H056 AA09 BB11 CA03 CB03 CC05 CD02 CD06 DD02 DD03 GG12 3H067 AA17 AA31 BB03 BB12 CC16 DD05 DD12 DD32 DD33 EA05 EC07 ED10 ED14 FF11 GG15 GG22
Claims (1)
- 【請求項1】 圧油の入口側流路と出口側流路を構成す
るそれぞれのポートを開口させたボディと、このボディ
の内周に嵌合させたスプールとを具備してなり、このス
プールの位置を切り替えることで、吐き出される圧油量
を制御する油圧弁において、前記スプール内周に前記圧
油を吸い込むポートを開口させるとともに、このスプー
ルの内周にパイロットスプールを嵌合させ、このパイロ
ットスプールの位置を切り替えて、選択的に前記スプー
ルの両側に形成されたシリンダに前記圧油を導き、この
圧油の油圧力により、前記ボディに対して前記スプール
の位置を切り替えることを特徴とする油圧弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10218179A JP2000046233A (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | 油圧弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10218179A JP2000046233A (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | 油圧弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000046233A true JP2000046233A (ja) | 2000-02-18 |
Family
ID=16715861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10218179A Pending JP2000046233A (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | 油圧弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000046233A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5574201B1 (ja) * | 2013-04-08 | 2014-08-20 | Smc株式会社 | スプール弁 |
WO2017081774A1 (ja) * | 2015-11-11 | 2017-05-18 | 株式会社コガネイ | 開閉弁 |
-
1998
- 1998-07-31 JP JP10218179A patent/JP2000046233A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5574201B1 (ja) * | 2013-04-08 | 2014-08-20 | Smc株式会社 | スプール弁 |
WO2017081774A1 (ja) * | 2015-11-11 | 2017-05-18 | 株式会社コガネイ | 開閉弁 |
JPWO2017081774A1 (ja) * | 2015-11-11 | 2018-08-09 | 株式会社コガネイ | 開閉弁 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2003227501A (ja) | 液圧式作業機械の制御装置およびその制御方法 | |
US6357276B1 (en) | System and method for calibrating a independent metering valve | |
JP2000046233A (ja) | 油圧弁 | |
JPH0374605A (ja) | 作業機シリンダの圧油供給装置 | |
GB2301460A (en) | Apparatus and method for controlling driving of ram of a hydraulic cylinder of a hydraulic press equipment | |
JPH05134766A (ja) | 比例・圧力調整弁 | |
US6971347B1 (en) | Electrohydraulic valve actuator assembly | |
JP2560291Y2 (ja) | 可変容量型油圧ポンプの容量制御装置 | |
EP4148014B1 (en) | Device for controlled re-entry of a cylinder | |
JP2003148406A (ja) | 油圧シリンダの駆動装置 | |
JP2000283109A (ja) | アクチュエータ制御装置 | |
CN218493918U (zh) | 用于液压执行器上综合机能的油路块 | |
JPH0293104A (ja) | 三方向サーボ弁 | |
JPH06117411A (ja) | 建設機械の制御回路 | |
JPH10169828A (ja) | 弁開度制御装置 | |
JPH0112962B2 (ja) | ||
JP2564086Y2 (ja) | 作動制御装置 | |
JPS6122161B2 (ja) | ||
JP2000205204A (ja) | スプ―ル型方向切換弁パイロットシステム | |
JP3099538B2 (ja) | 方向制御弁の切換制御装置 | |
JP2001311401A (ja) | 液圧サーボバルブの制御方法および装置並びに液圧シリンダの駆動方法および装置 | |
US20080092967A1 (en) | Control valve assembly | |
US4736672A (en) | Metered lockout valve | |
JPH0972307A (ja) | 油圧パイロット操作装置 | |
JPH0386684A (ja) | 産業車両の油圧装置 |