JP2000045187A - オレフィン系樹脂製床材及びその製造方法 - Google Patents

オレフィン系樹脂製床材及びその製造方法

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JP2000045187A
JP2000045187A JP10210646A JP21064698A JP2000045187A JP 2000045187 A JP2000045187 A JP 2000045187A JP 10210646 A JP10210646 A JP 10210646A JP 21064698 A JP21064698 A JP 21064698A JP 2000045187 A JP2000045187 A JP 2000045187A
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ethylene
resin
based resin
copolymer
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Takeshi Ikeda
武史 池田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オレフィン系樹脂製チップによる表面化粧層
を形成したオレフィン系樹脂製床材における表面平滑
性、巻き癖や反りの発生、床面との接着性等を改良す
る。 【解決手段】 厚さ0.5〜5.0mmのオレフィン系
樹脂製裏打層上に、ポリエチレン;エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体等のエチレン系共重合体;無機充填剤;を含
むオレフィン系樹脂製チップを載置し、これを加熱・加
圧して表面化粧層を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オレフィン系樹脂
からなる床材及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、建築物の床面を装飾する化粧
材の一つとして、合成樹脂製の床材が使用されている。
また、上記の合成樹脂製床材は、ポリ塩化ビニル等の塩
化ビニル系樹脂からなる塩化ビニル系樹脂製床材と、オ
レフィン系樹脂やアクリル系樹脂などの塩化ビニル系樹
脂以外の合成樹脂からなる床材とに大別される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の塩化
ビニル系樹脂以外の合成樹脂からなる床材のうち、オレ
フィン系樹脂からなる床材(オレフィン系樹脂製床材)
としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン−
酢酸ビニル共重合体等を主体とするものや、オレフィン
系熱可塑性エラストマーを主体とするものなどが主に検
討されているが、いずれのものも、巻き癖や反りの発
生、加工性、床面への施工性等の面で、塩化ビニル系樹
脂製床材よりも劣るものであった。
【0004】上記の課題を解決するものとして、本発明
出願人は、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体等のエチレン系共重合体及び無機充填剤を含むオレフ
ィン系樹脂組成物からなり、少なくともオレフィン系樹
脂組成物中に含まれるポリエチレンのメルトインデック
スが互いに異なる二種以上のオレフィン系樹脂製チップ
を混合し、この混合したオレフィン系樹脂製チップを加
熱・加圧してシート状に成形することにより得られるオ
レフィン系樹脂製床材を提案した(以下、先提案とい
う)。
【0005】上記の先提案は、上記のような組成からな
る二種以上のオレフィン系樹脂製チップを混合して使用
し、これを加熱・加圧してシート化することにより、表
面平滑性に優れ、巻き癖や反りの発生が少なく、更に
は、床面との接着性も良好なオレフィン系樹脂製床材を
提供しようというものであるが、二種以上のオレフィン
系樹脂製チップを用意しておく必要がある。
【0006】本発明は、上記の先提案に更なる改良を加
えたものであり、二種以上のオレフィン系樹脂製チップ
を混合せずとも、上記の先提案と同様、表面平滑性に優
れ、巻き癖や反りの発生が少なく、更には、床面との接
着性も良好なオレフィン系樹脂製床材を提供するもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた本発明のオレフィン系樹脂製床材は、厚さ
0.5〜5.0mmのオレフィン系樹脂製裏打層上に、 (ア)ポリエチレン (イ)エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アク
リル酸エステル共重合体及びエチレン−メタクリル酸エ
ステル共重合体から選ばれる一種以上のエチレン系共重
合体 (ウ)無機充填剤 を含むオレフィン系樹脂組成物からなるオレフィン系樹
脂製チップを載置し、加熱・加圧して表面化粧層を形成
したことを特徴とするものである。
【0008】オレフィン系樹脂製チップを構成するオレ
フィン系樹脂組成物中に含まれるポリエチレンとして
は、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、中
密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン等が使用できる
が、本発明において使用するポリエチレンとして好まし
くは、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、
或いはこれらの混合物である。また、上記の低密度ポリ
エチレンとしては密度が0.900〜0.935g/c
3 程度のものが好適であり、線状低密度ポリエチレン
としては密度が0.880〜0.935g/cm3 程度
のものが好適である。
【0009】オレフィン系樹脂製チップを構成するオレ
フィン系樹脂組成物は、上記のポリエチレンと、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル
酸エステル共重合体から選ばれるエチレン系共重合体、
或いは、これらから選ばれる二種以上のエチレン系共重
合体の混合物を含むものである。
【0010】上記のエチレン−酢酸ビニル共重合体とし
ては、酢酸ビニル含有量が10〜70重量%、特に好ま
しくは15〜50重量%、更に好ましくは20〜40重
量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体が好適に使用でき
る。勿論、このエチレン−酢酸ビニル共重合体は、酢酸
ビニル含有量等が異なる二種以上のエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体の混合物であってもよい。
【0011】上記のエチレン−(メタ)アクリル酸エス
テル共重合体としては、エチレン−メチルアクリレート
共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エ
チレン−メチルメタクリレート共重合体等が使用でき
る。また、このエチレン−(メタ)アクリル酸エステル
共重合体としては、(メタ)アクリル酸エステル含有量
が10〜70重量%、特に好ましくは15〜50重量
%、更に好ましくは20〜40重量%のエチレン−(メ
タ)アクリル酸エステル共重合体が好適に使用できる。
勿論、このエチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重
合体は、(メタ)アクリル酸エステルの種類やその含有
量等が異なる二種以上のエチレン−(メタ)アクリル酸
エステル共重合体の混合物であってもよい。
【0012】本発明における上記エチレン系共重合体と
して、エチレン以外の成分(酢酸ビニル、アクリル酸エ
ステル、メタクリル酸エステル)の含有量が低すぎるも
のを使用すると、得られる床材の柔軟性が劣り、高すぎ
るものを使用すると、得られる床材の耐薬品性、耐水
性、防汚性が低下することが懸念される。
【0013】本発明においては、上記のポリエチレンと
エチレン系共重合体の混合割合を、重量比で20:80
〜80:20、特に好ましくは40:60〜80:20
とするのが望ましい。ポリエチレンの混合割合が高すぎ
ると、得られる床材の柔軟性が劣るため、施工性等が悪
化し、ポリエチレンの混合割合が低すぎると、得られる
床材の寸法安定性が劣るとともに、反りや巻き癖が発生
したり、発生した反りや巻き癖が回復し難くなる等の問
題が懸念される。
【0014】本発明のオレフィン系樹脂製チップを構成
するオレフィン系樹脂組成物には、上記のポリエチレ
ン、エチレン系共重合体と共に、無機充填剤が添加され
る。この無機充填剤としては、炭酸カルシウム、水酸化
アルミニウム、タルク等が使用できるが、好ましくは炭
酸カルシウムである。
【0015】無機充填剤の添加量は、オレフィン系樹脂
(ポリエチレンとエチレン系共重合体の合計)100重
量部当たり50〜300重量部とするのが望ましい。無
機充填剤の添加量が少なすぎると、得られる床材の寸法
安定性が劣り、充填剤の添加量が多すぎると、得られる
床材が脆くなる。
【0016】上記したオレフィン系樹脂製チップを構成
するオレフィン系樹脂組成物には、必要に応じて、帯電
防止剤、酸化防止剤、滑剤、難燃剤、紫外線吸収剤、ヒ
ンダードアミン系化合物等の光安定剤、抗菌・防カビ
剤、消臭剤、カーボンブラックや金属繊維等の導電化
材、着色剤等の各種添加剤を添加してもよい。また、得
られる床材の諸物性を損なわない範囲であれば、上記し
た以外のオレフィン系重合体等を混合しても差し支えな
い。
【0017】本発明において使用するオレフィン系樹脂
製チップは、上記したオレフィン系樹脂組成物を、例え
ば押出機等により所望の大きさのペレットとし、これを
粉砕する方法、カレンダー法や押出法等の適宜の手段で
成形して所望厚さのシートとし、これを粉砕する方法、
などの手段により、得られるものである。このようにし
て得られるオレフィン系樹脂製チップの大きさは特に限
定されるものではないが、通常は、30mmφのメッシ
ュは通過するが、0.5mmφのメッシュは通過しない
程度の大きさである。
【0018】また、上記のようにして得られるオレフィ
ン系樹脂製チップは、任意の色相に着色することができ
る。勿論、色相が異なる二種以上のオレフィン系樹脂製
チップを適宜の割合で混合することも可能である。
【0019】尚、上記のオレフィン系樹脂製チップを厚
さ0.5〜5.0mmのオレフィン系樹脂製裏打層上に
載置し、これを加熱・加圧して表面化粧層を形成する本
発明オレフィン系樹脂製床材においては、オレフィン系
樹脂製チップを離型紙等の離型性担体や繊維質基材上に
載置し加熱・加圧することによってシート化する先提案
のオレフィン系樹脂製床材のように、当該オレフィン系
樹脂製チップを構成するオレフィン系樹脂組成物中に含
まれるポリエチレンのメルトインデックスが異なる二種
以上のオレフィン系樹脂製チップを混合して使用せずと
も、表面平滑性等に優れるオレフィン系樹脂製床材を得
ることができる。但し、上記の先提案のオレフィン系樹
脂製床材のように、二種以上のオレフィン系樹脂製チッ
プを混合して使用しても差し支えない。
【0020】上記のオレフィン系樹脂製チップは、厚さ
0.5〜5.0mmのオレフィン系樹脂製裏打層上に載
置された後、加熱・加圧されることにより、表面化粧層
とされる。
【0021】このオレフィン系樹脂製裏打層は、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体のエチレン系共重合体、ポリブテン、或いはこれらの
混合物などから選ばれるオレフィン系樹脂を主体とする
オレフィン系樹脂組成物により形成される層である。
【0022】上記のオレフィン系樹脂製裏打層は、適度
な柔軟性を有し、寸法安定性にも優れ、床面やオレフィ
ン系樹脂製チップによる表面化粧層との接着性にも優れ
るといった利点があることから、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体及び
エチレン−メタクリル酸エステル共重合体から選ばれる
一種以上のエチレン系共重合体を主体とするオレフィン
系樹脂100重量部当たり50〜300重量部の無機充
填剤を含むオレフィン系樹脂組成物により構成されるも
のが好適である。また、このようなオレフィン系樹脂組
成物からなるオレフィン系樹脂製裏打層を使用すること
で、表面平滑性に特に優れ、反りや巻き癖の発生が特に
少ないオレフィン系樹脂製床材を得ることができる。
【0023】オレフィン系樹脂製裏打層を構成するオレ
フィン系樹脂組成物には、必要に応じて、帯電防止剤、
酸化防止剤、滑剤、難燃剤、発泡剤、紫外線吸収剤、ヒ
ンダードアミン系化合物等の光安定剤、抗菌・防カビ
剤、消臭剤、カーボンブラックや金属繊維等の導電化
材、着色剤等の各種添加剤を添加してもよい。また、得
られる床材の諸特性を損なわない範囲であれば、水素添
加スチレン−ブタジエンゴムや水素添加スチレン−イソ
プレンゴム等の水素添加ゴム、エチレン−プロピレンゴ
ムやエチレン−ブテンゴム等のオレフィン系ゴムなどを
混合しても差し支えない。
【0024】上記のオレフィン系樹脂製裏打層は、上記
したオレフィン系樹脂組成物を、押出法、カレンダー法
等の適宜の手段で所定厚さのシートに成形することによ
り得られるものである。また、オレフィン系樹脂製裏打
層の厚さは0.5〜5.0mm、特に好ましくは1.0
〜3.0mmである。このオレフィン系樹脂製裏打層の
厚さが薄すぎると、得られる床材の表面平滑性が劣り、
オレフィン系樹脂製裏打層の厚さが厚すぎると、得られ
る床材全体の厚さが厚くなりすぎて不経済である。
【0025】上記のオレフィン系樹脂製裏打層は、その
上面(すなわちオレフィン系樹脂製チップ散布面)に、
繊維質基材を積層したものであってもよい。このような
繊維質基材を上面に積層したオレフィン系樹脂製裏打層
を用いることにより、得られる床材は、オレフィン系樹
脂製裏打層とオレフィン系樹脂製チップによる表面化粧
層との間に、繊維質基材が介在することになり、寸法安
定性が改善される。
【0026】上記の繊維質基材としては、従来より、合
成樹脂製基材として使用されているもの、例えば、綿、
麻、絹、羊毛等の天然の動物性或いは植物性繊維;ポリ
エステル、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、アクリル、ビニロン等の合成繊維;レーヨン、ス
フ、アセテート等の再生繊維;ガラス繊維;パルプ;ア
スベスト;ロックウール;等から選ばれる一種又は二種
以上の繊維、或いは、これに必要に応じて、無機充填
剤、合成樹脂ハインダー等を混合したものから得られる
織布、編布、不織布、紙、或いはこれらの積層物等が使
用できる。
【0027】また、上記のオレフィン系樹脂製裏打層
は、その裏面に、繊維質裏打材を積層したものであって
もよい。このような繊維質裏打材を積層したオレフィン
系樹脂製裏打層を用いることにより、得られる床材は、
その最下面に繊維質裏打材が存在することになり、寸法
安定性が改善されると共に、床面へ施工するときの接着
性が更に改善される。
【0028】上記のようにして得られるオレフィン系樹
脂製裏打層上に、上記したオレフィン系樹脂製裏打層上
に、上記のオレフィン系樹脂製チップを載置する方法と
しては、ドクターナイフコーター等を用いてコーティン
グする方法、適宜の散布機を用いて散布する方法、等の
適宜の方法が採用できる。尚、ドクターナイフコーター
を使用してオレフィン系樹脂製チップをコーティングす
る方法を採用する場合においては、粒径が2000μm
以下のオレフィン系樹脂製チップを使用するのが望まし
い。
【0029】オレフィン系樹脂製裏打層上に載置された
オレフィン系樹脂製チップは、適宜の加熱手段により加
熱され、一対のロール等を用いて加圧されることによ
り、オレフィン系樹脂製裏打層と積層一体化された表面
化粧層となる。そして、オレフィン系樹脂製裏打層上
に、オレフィン系樹脂製チップによる表面化粧層が形成
された本発明のオレフィン系樹脂製床材が得られる。
【0030】上記のようにして得られた本発明の床材
は、必要に応じて、表面にエンボス加工を施すこともで
きるし、艶調整、表面強度向上、防汚性や耐シガレット
性付与等を目的とした表面処理(紫外線硬化型塗料によ
る塗膜形成、透明フィルムの積層等の含む)を施すこと
もできる。
【0031】
【実施例】以下、具体的な実施例を示すが、本発明は、
以下に示す実施例に限定されるものではない。
【0032】〔実施例1〜5、比較例1〜4〕表1に示
すオレフィン系樹脂組成物からなるオレフィン系樹脂製
チップを、表2に示す裏打層上に、ドクターナイフコー
ターを用いてコーティングした。次いで、加熱してオレ
フィン系樹脂製チップを軟化・溶融させた後、一対のロ
ールで加圧して、オレフィン系樹脂製床材を得た。得ら
れた床材の表面平滑性、反り(巻き癖も含む)発生の有
無、寸法安定性及び施工性について、以下に基準で評価
した。結果を表1に示す。
【0033】<評価基準> (1)表面平滑性 ○:表面平滑性良好 △:表面平滑性に劣る ×:表面平滑性に極めて劣る (2)反り発生の有無 ○:反りの発生が殆ど見られない △:僅かに反りが発生するが、施工可能な範囲 ×:反りが著しく、施工不可能 (3)寸法安定性 ○:寸法安定性に優れる △:寸法安定性にやや劣るが製品化は可能な程度 ×:寸法安定性に劣り、製品化不可 (4)施工性 ○:施工性極めて良好 △:施工性にやや劣るが、施工可能な程度 ×:施工することが実質的に不可能
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
【発明の効果】以上詳述した通り、上記の構成からなる
本発明のオレフィン系樹脂製床材は、表面平滑性に優
れ、巻き癖や反りの発生が少ないものである。また、オ
レフィン系樹脂製裏打層をエチレン系共重合体を主体と
するオレフィン系樹脂100重量部当たり50〜300
重量部の無機充填剤を含むオレフィン系樹脂組成物によ
り構成すれば、巻き癖や反りの発生が更に抑制され、床
面との接着性にも優れるものが得られる。
【0037】更に、オレフィン系樹脂製裏打層とオレフ
ィン系樹脂製チップによる表面化粧層の間に繊維質基材
を介在させることで、寸法安定性が改善され、また、オ
レフィン系樹脂製裏打層の裏面に繊維質裏打材を積層す
ることで、寸法安定性や床面との接着性が更に改善され
る。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚さ0.5〜5.0mmのオレフィン系
    樹脂製裏打層上に、ポリエチレン;エチレン−酢酸ビニ
    ル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体及
    びエチレン−メタクリル酸エステル共重合体から選ばれ
    る一種以上のエチレン系共重合体;無機充填剤;を含む
    オレフィン系樹脂組成物からなるオレフィン系樹脂製チ
    ップを載置し、加熱・加圧して表面化粧層を形成してな
    るオレフィン系樹脂製床材。
  2. 【請求項2】 オレフィン系樹脂製チップを構成するオ
    レフィン系樹脂組成物が、ポリエチレン20〜80重量
    %と、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アク
    リル酸エステル共重合体及びエチレン−メタクリル酸エ
    ステル共重合体から選ばれる一種以上のエチレン系共重
    合体80〜20重量%とからなるオレフィン系樹脂10
    0重量部当たり、50〜300重量部の無機充填剤を含
    む請求項1記載のオレフィン系樹脂製床材。
  3. 【請求項3】 オレフィン系樹脂製チップを構成するオ
    レフィン系樹脂組成物中に含まれるポリエチレンが、低
    密度ポリエチレン又は/及び線状低密度ポリエチレンで
    ある請求項1又は2記載のオレフィン系樹脂製床材。
  4. 【請求項4】 オレフィン系樹脂製裏打層が、エチレン
    −酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル
    共重合体及びエチレン−メタクリル酸エステル共重合体
    から選ばれる一種以上のエチレン系共重合体を主体とす
    るオレフィン系樹脂100重量部当たり50〜300重
    量部の無機充填剤を含むオレフィン系樹脂組成物により
    構成されている請求項1〜3いずれか1項記載のオレフ
    ィン系樹脂製床材。
  5. 【請求項5】 オレフィン系樹脂製裏打層とオレフィン
    系樹脂製チップにより構成された表面化粧層との間に、
    繊維質基材を介在させてなる請求項1〜4いずれか1項
    記載のオレフィン系樹脂製床材。
  6. 【請求項6】 オレフィン系樹脂製裏打層の裏面に、繊
    維質裏打材が積層されている請求項1〜5いずれか1項
    記載のオレフィン系樹脂製床材。
  7. 【請求項7】 厚さ0.5〜5.0mmのオレフィン系
    樹脂製裏打層上に、ポリエチレン;エチレン−酢酸ビニ
    ル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体及
    びエチレン−メタクリル酸エステル共重合体から選ばれ
    る一種以上のエチレン系共重合体;無機充填剤;を含む
    オレフィン系樹脂組成物からなるオレフィン系樹脂製チ
    ップを載置し、加熱・加圧して表面化粧層を形成するオ
    レフィン系樹脂製床材の製造方法。
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