JP2000044413A - 不快害虫防除剤 - Google Patents

不快害虫防除剤

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JP2000044413A
JP2000044413A JP11114986A JP11498699A JP2000044413A JP 2000044413 A JP2000044413 A JP 2000044413A JP 11114986 A JP11114986 A JP 11114986A JP 11498699 A JP11498699 A JP 11498699A JP 2000044413 A JP2000044413 A JP 2000044413A
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Masayo Sugano
雅代 菅野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】汚水槽、排水施設、家屋内等に発生し、防除が
困難な不快害虫の防除効果の高い害虫防除剤を提供す
る。 【解決手段】2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メ
チルベンジル 3−(2−クロロ−2−フルオロビニル)
−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートを
有効成分とする不快害虫防除剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、害虫防除剤に関す
るものであり、特に浄化槽等の汚水槽、排水ピット等の
排水施設や台所等の家屋内等に発生するチョウバエ類、
ノミバエ類等の不快害虫防除剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ある
種のピレスロイド系殺虫剤が、イエバエ、カ、ゴキブリ
等の衛生害虫に対する防除効果を有することは知られて
いる。しかしながら、浄化槽内や排水ピット、台所等で
発生し問題となるチョウバエ類・ノミバエ類等の不快害
虫に対する効果は不充分であるのが現状である。かかる
不快害虫の防除に関して、ジフルベンズロン等の薬剤を
用いる方法が知られているものの(特開平2−2471
02号公報、特開平4−261101号公報等)、その
効力は満足できるものではなく、高い防除効力を発揮す
る不快害虫防除剤の開発が望まれていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者は、不快害虫防
除剤に付き検討を重ねた結果、2,3,5,6−テトラ
フルオロ−4−メチルベンジル 3−(2−クロロ−2
−フルオロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパン
カルボキシレートを含有する剤が、チョウバエ類、ノミ
バエ類等の不快害虫に対し卓効を示すことを見出し、本
発明に至った。即ち、本発明は、2,3,5,6−テト
ラフルオロ−4−メチルベンジル 3−(2−クロロ−
2−フルオロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパ
ンカルボキシレートを有効成分とする不快害虫防除剤
(以下、本発明防除剤と記す。)および該不快害虫防除
剤を用いる不快害虫防除方法に関するものである。
【0004】
【発明の実施の形態】本発明防除剤の有効成分として用
いられる2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチル
ベンジル 3−(2−クロロ−2−フルオロビニル)−
2、2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(以
下、本発明に係る化合物と記す。)は、例えば特開平2
−225442号公報に示された方法によって製造する
ことができる。
【0005】本発明防除剤は、本発明に係る化合物のみ
からなるものであってもよいが、一般的には、本発明に
係る化合物と他の成分、例えば固体担体、液体担体、液
化ガス担体、噴射剤、餌等を混合し、必要により界面活
性剤、その他の製剤用補助剤等を添加することにより、
あるいは繊維質、多孔質等の基材に本発明に係る化合物
を保持させることにより、エアゾール剤、粉剤、粒剤、
微粒剤、錠剤、油剤、乳剤、水和剤、水中懸濁剤・水中
乳濁剤等のフロアブル剤、蒸散剤、煙霧剤、毒餌剤等に
製剤化して使用される。
【0006】かかる製剤化の際に用いられる固体担体と
しては、例えば、合成含水酸化珪素、酸性白土、珪藻
土、ベントナイト、カオリンクレー、フバサミクレー等
の粘土類、タルク類、セラミック、その他の無機鉱物類
(例えばセリサイト、石英、活性炭、炭酸カルシウム、
水和シリカ)の微粉末や粒状物等が挙げられる。液体担
体としては、例えば、水、メタノール、エタノール等の
アルコール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケト
ン類、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、メチルナ
フタレン等の芳香族炭化水素類、ヘキサン、シクロヘキ
サン、灯油、軽油等の非芳香族炭化水素類、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル、イソ
ブチロニトリル等のニトリル類、イソプロピルエーテ
ル、ジオキサン等のエーテル類、N,N−ジメチルホル
ムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等の酸アミド
類、ジクロロメタン、トリクロロエタン等のハロゲン化
炭化水素類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド
類、大豆油、綿実油、スクワレン等の動植物油等が挙げ
られる。液化ガス担体としては、例えば、ハイドロフル
オロカーボン、プロパン、ブタンを主成分とするLPG
(液化石油ガス)、ジメチルエーテルが挙げられる。
尚、エアゾール等の噴霧製剤には、噴射剤として、前述
の液化ガス担体と併用して、あるいは単独で、窒素、空
気等の圧縮ガスを用いることができる。
【0007】界面活性剤としては、例えば、アルキル硫
酸エステル類、アルキルスルホン酸塩類、アルキルアリ
ールスルホン酸塩類、アルキルアリールエーテル類およ
びそのポリオキシエチレン化物、ポリエチレングリコー
ルエーテル類、多価アルコールエステル類、糖アルコー
ル誘導体等が挙げられる。
【0008】製剤用補助剤としては、固着剤や分散剤と
して用いられるカゼイン、ゼラチン、多糖類(澱粉、ア
ラビアガム、セルロース誘導体、アルギン酸等)、リグ
ニン誘導体、ベントナイト、糖類、合成水溶性高分子
(ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリ
アクリル酸類等)等、安定剤として用いられるPAP
(酸性リン酸イソプロピル)、BHT( 2,6−ジ−tert
−ブチル−4−メチルフェノール)、BHA(2−tert
−ブチル−4−メトキシフェノールと3−tert−ブチル
−4−メトキシフェノールとの混合物)、脂肪酸、脂肪
酸エステル等が挙げられる。
【0009】蒸散剤用基材としては、例えば熱可塑性樹
脂、濾紙、和紙等が挙げられ、毒餌剤用基材としては、
例えば穀物粉、植物精油、糖、結晶セルロース等の餌成
分、ジブチルヒドロキシトルエン、ノルジヒドロキシグ
アセレチック酸等の酸化防止剤、デヒドロ酢酸等の保存
料、トウガラシ末等の誤食防止剤、チーズ香料、タマネ
ギ香料等の誘引性香料等が挙げられる。
【0010】フロアブル剤(水中懸濁剤または水中乳濁
剤)は、通常、本発明に係る化合物、分散剤、懸濁助剤
(例えば、保護コロイドやチクソトロピ−性を付与する
化合物)、適当な補助剤(例えば、消泡剤、防錆剤、安
定化剤、展着剤、浸透助剤、凍結防止剤、防菌剤、防黴
剤等)および水からなる。保護コロイドとしては、例え
ば、ゼラチン、カゼイン、ガム類、セルロ−スエ−テ
ル、ポリビニルアルコ−ル等を挙げることができ、チク
ソトロピ−性を付与する化合物としては、例えば、ベン
トナイト、アルミニウムマグネシウムシリケ−ト、キサ
ンタンガム、ポリアクリル酸等を挙げることができる。
また、水に代えて本発明に係る化合物がほとんど溶解し
ない油を用いて油中懸濁剤とすることも可能である。
【0011】本発明防除剤中に含まれる本発明に係る化
合物の量は、その剤形により変わるが、エアゾール剤の
場合は、通常、1×10-7〜50重量%、好ましくは
0.01〜30重量%であり、粉剤、粒剤、微粒剤、錠
剤、油剤、乳剤、水和剤あるいはフロアブル剤の場合
は、通常1×10-7〜90重量%、好ましくは0.01
〜50重量%であり、蒸散剤、煙霧剤、毒餌剤の場合
は、通常1×10-7〜50重量%、好ましくは0.01
〜20重量%である。
【0012】本発明防除剤は、1m3あたり本発明に係
る化合物量に換算して、一般に0.01g〜100g、
好ましくは0.1g〜10gとなるように施用され、該
薬量においてチョウバエ類・ノミバエ類等の不快害虫に
対し充分な防除効果を示す。浄化槽等の汚水槽処理にお
いても一般に1m3あたり有効成分量として0.01g
〜100gとなるように施用される。
【0013】本発明防除剤においては、有効成分として
本発明に係る化合物のみを使用してもよいが、本発明に
係る化合物と他の防虫活性成分化合物および/または共
力剤とを混用または併用してもよい。
【0014】かかる防虫活性成分化合物としては、例え
ば、2−〔1−メチル−2−(4−フェノキシフェノキ
シ)エトキシ〕ピリジン、イソプロピル 11−メトキ
シ−3,7,11−トリメチルドデカ−2,4−ジエノ
エート、エチル 11−メトキシ−3,7,11−トリ
メチルドデカ−2,4−ジエノエート等の幼若ホルモン
様化合物;1−(4−クロロフェニル)−3−(2,6
−ジフルオロベンゾイル)ウレア、N−シクロプロピル
−1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリアミン、
2−t−ブチルイミノ−3−イソプロピル−5−フェニ
ルペルヒドロ−1,3,5−チアジアジン−4−オン、
1−(3,5−ジクロロ−2,4−ジフルオロフェニ
ル)−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア、
1−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−3−(2
−フルオロベンゾイル)ウレア等のキチン合成阻害剤等
の昆虫成長制御剤;5−ベンジル−3−フリルメチル
クリサンテマート、3,4,5,6−テトラヒドロフタ
ルイミドメチル クリサンテマート、3,4,5,6−
テトラヒドロフタルイミドメチル (1R)−クリサン
テマート、3−フェノキシベンジル クリサンテマー
ト、3−フェノキシベンジル (1R)−クリサンテマ
ート、3−フェノキシベンジル 3−(2,2−ジクロ
ロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキ
シラート、3−アリル−2−メチル−4−オキソシクロ
ペント−2−エンイル クリサンテマート、3−アリル
−2−メチル−4−オキソシクロペント−2−エンイル
(1R)−クリサンテマート、1−エチニル−2−メチ
ル−2−ペンテニル (1R)−クリサンテマート、
(S)−2−メチル−4−オキソ−3−(2−プロピニ
ル)シクロペント−2−エンイル (1R)−クリサン
テマート、α−シアノ−3−フェノキシベンジル クリ
サンテマート、α−シアノ−3−フェノキシベンジル
(1R)−クリサンテマート、3−アリル−2−メチル
−4−オキソシクロペント−2−エンイル2,2,3,
3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシラート、
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル
3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチル
シクロプロパンカルボキシラート、2,3,5,6−テ
トラフルオロベンジル (1R)−トランス−3−
(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロ
プロパンカルボキシラート、(S)−α−シアノ−3−
フェノキシベンジル (1R,3S)−2,2−ジメチ
ル−3−(1,2,2,2−テトラブロモエチル)シク
ロプロパンカルボキシラート、α−シアノ−3−フェノ
キシベンジル 2−(4−クロロフェニル)−3−メチ
ルブチラート、(S)−α−シアノ−3−フェノキシベ
ンジル (S)−2−(4−クロロフェニル)−3−メ
チルブチラート、α−シアノ−3−フェノキシベンジル
2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボ
キシラート、α−シアノ−3−フェノキシベンジル 3
−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシク
ロプロパンカルボキシラート、α−シアノ−3−フェノ
キシベンジル2−(2−クロロ−4−トリフルオロメチ
ルアニリノ)−3−メチルブチラート、2−(4−エト
キシフェニル)−2−メチルプロピル 3−フェノキシ
ベンジル エーテル等のピレスロイド化合物;O,O−
ジメチル O−(3−メチル−4−ニトロフェニル)
ホスホロチオエート、2,2−ジクロロビニル ジメチ
ル ホスフェート、O,O−ジエチル O−(2−イソ
プロピル−6−メチル−4−ピリミジニル)ホスホロチ
オエート、(E)−O−2−イソプロポキシカルボニル
−1−メチルビニル O−メチル エチルホスホロアミ
ドチオエート、O,O−ジエチル O−(3,5,6−
トリクロロ−2−ピリジニル) ホスホロチオエート、
O,O−ジメチル O−(3,5,6−トリクロロ−2
−ピリジニル) ホスホロチオエート、S−6−クロロ
オキサゾロ(4,b−5)ピリジン−2(3H)−オン
−3−イルメチル ホスホロチオエート等の有機リン殺
虫剤;5−メトキシ−3−(2−メトキシフェニル)−
1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン、2
−(1−メチルエトキシ)フェニル メチルカーバメー
ト1−ナフチル メチルカーバメート等のカーバメート
殺虫剤;1−〔(6−クロロ−3−ピリジニル)メチ
ル〕−4,5−ジヒドロ−N−ニトロ−1H−イミダゾ
ール−2−アミン、N−〔(6−クロロ−3−ピリジニ
ル)メチル〕−N’−シアノ−N−メチルエタンイミダ
ミド、N−〔(6−クロロ−3−ピリジニル)メチル〕
−N−エチル−N’−メチル−2−ニトロビニリデンジ
アミン等のクロロピリジン化合物等が挙げられ、共力剤
としては、例えばピペロニルブトキシド、オクタクロロ
ジプロピルエーテル、イソボルニルチオシアナトアセテ
ート、N−(2−エチルヘキシル)−1−イソプロピル
−4−メチルビシクロ[2.2.2]オクト−5−エン
−2,3−ジカルボキシイミド、N−(2−エチルヘキ
シル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,
3−ジカルボキシイミド等が挙げられる。
【0015】本発明防除剤は、オオチョウバエ、ホシチ
ョウバエ等のチョウバエ類およびキゴシノミバエ、オオ
キモンノミバエ、トゲヅノノミバエ等のノミバエ類が発
生する場所に処理することにより、それらの幼虫、蛹お
よび成虫の駆除において極めて有効であるのみならず、
同時に発生するユスリカ、クモ等の駆除においても有効
であり、かかる不快害虫に対し優れた防除能を示す。
【0016】
【実施例】以下、実施例にて本発明をより詳細に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。尚、
部は重量部を表す。 製剤例1 本発明に係る化合物10部を、キシレン35部およびジ
メチルホルムアミド35部に溶解し、これにポリオキシ
エチレンスチリルフェニルエーテル14部およびドデシ
ルベンゼンスルホン酸カルシウム6部を加え、よく攪拌
混合することにより、10%乳剤を得る。 製剤例2 本発明に係る化合物20部を、ラウリル硫酸ナトリウム
4部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、合成含水酸
化珪素微粉末20部および珪素土54部を混合した中に
加え、ジュースミキサーで攪拌混合することにより、2
0%水和剤を得る。 製剤例3 本発明に係る化合物5部に、合成含水酸化珪素微粉末5
部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム5部、ベン
トナイト30部およびクレー55部を加え充分攪拌混合
する。ついで、これらの混合物に適当量の水を加え、さ
らに攪拌し、造粒機で製粒し、通風乾燥することによ
り、5%粒剤を得る。
【0017】製剤例4 本発明に係る化合物1部を適当量のアセトンに溶解し、
これに合成含水酸化珪素微粉末5部、PAP 0.3部
およびクレー93.7部を加え、ジュースミキサーで攪
拌混合し、アセトンを蒸発除去することにより、1%粉
剤を得る。 製剤例5 本発明に係る化合物20部、ソルビタントリオレエート
1.5部、ポリビニルアルコール2部を含む水溶液2
8.5部を混合し、サンドグラインダーで微粉砕(粒径
3μ以下)した後、この中に、キサンタンガム0.05
部およびアルミニウムマグネシウムシリケート0.1部
を含む水溶液40部を加え、さらにプロピレングリコー
ル10部を加えて攪拌混合することにより、20%フロ
アブル剤を得る。 製剤例6 本発明に係る化合物0.1部をキシレン5部およびトリ
クロロエタン5部に溶解し、これを脱臭灯油89.9部
に混合することにより、0.1%油剤を得る。
【0018】製剤例7 本発明に係る化合物1部、ジクロロメタン5部および脱
臭灯油34部を混合溶解し、エアゾール容器に充填し、
該容器にバルブ部分を取り付けた後、該バルブ部分を通
じて液化石油ガス60部を加圧充填することにより、油
性エアゾールを得る。 製剤例8 本発明に係る化合物0.6部、キシレン5部、脱臭灯油
3.4部および乳化剤{アトモス300(アトラスケミ
カル社登録商標名)}1部を混合溶解したものと純水5
0部とをエアゾール容器に充填し、該容器にバルブ部分
を取り付け、該バルブ部分を通じて噴射剤(液化石油ガ
ス)40部を加圧充填することにより、水性エアゾール
を得る。
【0019】製剤例9 本発明に係る化合物を適量のアセトンに溶解し、不織布
に1m2当たり1gとなるように滴下含浸し、アセトン
を風乾することにより、防虫シートを得る。 製剤例10 本発明に係る化合物100mgをアセトン20mlに溶
解し、20cm×50cmの濾紙に均一に塗布しアセト
ンを風乾することにより、常温蒸散剤を得る。
【0020】試験例1 試験例1で比較に用いた化合物の構造を下記に示す。 化合物A
【化1】 化合物B
【化2】 化合物C
【化3】
【0021】ポリエチレンカップ(直径9cm、高さ
4.5cm)内にオオキモンノミバエ成虫10頭を放
ち、その上部に虫が直接薬剤処理面に触れないようにナ
イロンネットをした。このカップをさかさまにして、
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル
(1R)−トランス−3−(2−クロロ−2−フルオ
ロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキ
シレート(以下、本化合物1と記す。)、2,3,5,
6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル (1RS)
−トランス−3−(2−クロロ−2−フルオロビニル)−
2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(以
下、本化合物2と記す。)、比較化合物A、比較化合物
B及び比較化合物Cを所定量処理した直径9cmのアル
ミニウム皿上にのせた。25℃で120分経過後、カッ
プをアルミニウム皿からはずして水と餌を与え、24時
間後の苦死虫率を求めた(2反復)。結果を表1に示
す。
【0022】
【表1】
【0023】
【発明の効果】本発明防除剤は、従来、防除が困難であ
ったチョウバエ類・ノミバエ類等の不快害虫に卓効を示
し、特に汚水槽や、排水施設、家屋内等に発生する害虫
の防除において極めて有効である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メ
    チルベンジル 3−(2−クロロ−2−フルオロビニル)
    −2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートを
    有効成分とすることを特徴とする不快害虫防除剤。
  2. 【請求項2】2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メ
    チルベンジル (1RS)−トランス−3−(2−クロ
    ロ−2−フルオロビニル)−2,2−ジメチルシクロプ
    ロパンカルボキシレートを有効成分とすることを特徴と
    する不快害虫防除剤。
  3. 【請求項3】2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メ
    チルベンジル (1R)−トランス−3−(2−クロロ
    −2−フルオロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロ
    パンカルボキシレートを有効成分として含有することを
    特徴とする不快害虫防除剤。
  4. 【請求項4】不快害虫がチョウバエ類・ノミバエ類であ
    ることを特徴とする請求項1、2または3に記載の防除
    剤。
  5. 【請求項5】汚水槽、排水施設または家屋内に用いるこ
    とを特徴とする請求項1、2または3に記載の防除剤。
  6. 【請求項6】請求項1、2または3に記載の不快害虫防
    除剤を用いることを特徴とする不快害虫防除方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012017975A1 (ja) 2010-08-03 2012-02-09 住友化学株式会社 有害生物防除組成物
WO2012017974A1 (ja) 2010-08-03 2012-02-09 住友化学株式会社 有害生物防除組成物
WO2012124796A1 (en) 2011-03-17 2012-09-20 Sumitomo Chemical Company, Limited Pest control composition and pest control method

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