JP2000044215A - ポリ有機フレレン - Google Patents
ポリ有機フレレンInfo
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- JP2000044215A JP2000044215A JP10214304A JP21430498A JP2000044215A JP 2000044215 A JP2000044215 A JP 2000044215A JP 10214304 A JP10214304 A JP 10214304A JP 21430498 A JP21430498 A JP 21430498A JP 2000044215 A JP2000044215 A JP 2000044215A
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- aryl
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ポリ有機フレレン及びポリヒドロキシ有機フ
レレン誘導体は、それぞれの式、F−(E)n及びF−
(E)n−(OH)m(式中、Fはフレレンコアであり、
Eは求核性置換基であり、−OHはヒドロキシ基であ
り、nは2〜30であり、そしてmは1〜20である)
を有する。また、中間体としてポリニトロフレレン又は
ポリシクロ硫酸化フレレンを使用する、このようなポリ
有機フレレン及びポリヒドロキシ有機フレレン誘導体の
製造方法も開示される。 【効果】種々のポリ有機フレレン誘導体の製造用の中間
体として使用することができる。これらの中間体を使用
することによって、穏和な条件下で速い速度で反応を進
行させることが可能になる。ポリニトロフレレン又はポ
リシクロ硫酸化フレレンから合成されたこれらのフレレ
ン誘導体は、次いで、フレレングラフト化ポリマーを製
造するために使用することができる。ポリマーの出発物
質として作用することに加えて、これらの誘導体は、有
用なフリーラジカルスカベンジャーであることも示され
ている。
レレン誘導体は、それぞれの式、F−(E)n及びF−
(E)n−(OH)m(式中、Fはフレレンコアであり、
Eは求核性置換基であり、−OHはヒドロキシ基であ
り、nは2〜30であり、そしてmは1〜20である)
を有する。また、中間体としてポリニトロフレレン又は
ポリシクロ硫酸化フレレンを使用する、このようなポリ
有機フレレン及びポリヒドロキシ有機フレレン誘導体の
製造方法も開示される。 【効果】種々のポリ有機フレレン誘導体の製造用の中間
体として使用することができる。これらの中間体を使用
することによって、穏和な条件下で速い速度で反応を進
行させることが可能になる。ポリニトロフレレン又はポ
リシクロ硫酸化フレレンから合成されたこれらのフレレ
ン誘導体は、次いで、フレレングラフト化ポリマーを製
造するために使用することができる。ポリマーの出発物
質として作用することに加えて、これらの誘導体は、有
用なフリーラジカルスカベンジャーであることも示され
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリ有機フレレン
類およびその製造方法に関する。
類およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フレレン(fullerene)類の発
見以来、多数のそのポリ置換誘導体が報告されてきた。
例えば、ポリアルキルフレレン誘導体は、フレレンを有
機アルキルリチウム又はアルキルグリニャール試薬と、
次いでハロゲン化アルキルと反応させる[Wudl等、ACS
Symp. Ser.、1992年、481 巻、161 頁]か又は有機ラジ
カルと直接反応させる[Krusic等、Science 、1991年、
254 巻、1183頁]ことによって製造することができる。
他方、エノン類はフレレンと反応して、ポリシクロアル
キルフレレン誘導体を与える[Wilson等、J. Am. Chem.
Soc. 、1993年、115 巻、8495頁]。他の例として、ポ
リアルキルアミノフレレン誘導体は、フレレンをアルキ
ルアミンと反応させることによって合成される[Hirsch
等、Angew.Chem. Int. Ed. Engl. 、1991年、30巻、130
9頁]。
見以来、多数のそのポリ置換誘導体が報告されてきた。
例えば、ポリアルキルフレレン誘導体は、フレレンを有
機アルキルリチウム又はアルキルグリニャール試薬と、
次いでハロゲン化アルキルと反応させる[Wudl等、ACS
Symp. Ser.、1992年、481 巻、161 頁]か又は有機ラジ
カルと直接反応させる[Krusic等、Science 、1991年、
254 巻、1183頁]ことによって製造することができる。
他方、エノン類はフレレンと反応して、ポリシクロアル
キルフレレン誘導体を与える[Wilson等、J. Am. Chem.
Soc. 、1993年、115 巻、8495頁]。他の例として、ポ
リアルキルアミノフレレン誘導体は、フレレンをアルキ
ルアミンと反応させることによって合成される[Hirsch
等、Angew.Chem. Int. Ed. Engl. 、1991年、30巻、130
9頁]。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記反
応のあるものは、低い収率及び長い反応時間の欠点を有
する。
応のあるものは、低い収率及び長い反応時間の欠点を有
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の態様は、下記
式: F(−E)n
式: F(−E)n
【0005】[式中、Fはフレレンコアであり、Eは各
々に独立してE1 、E2 、E3 、E4 又はE5 であり、
{ただし、
々に独立してE1 、E2 、E3 、E4 又はE5 であり、
{ただし、
【0006】E1 は各々独立して、Y1 ,Y2 −アミ
ノ、(Y1 ,Y2 −アルキル)アミノ、Y1 ,Y2 −エ
チレンジアミノ、(ジヒドロキシメチル)アルキルアミ
ノ、(X1 ,X3 −アリール)アミノ又はX1 ,X3 −
アリールオキシであり、E2 は各々独立して、Y1 ,Y
2 −アルコキシ、(Y1 ,Y2 −アミノ)アルコキシ、
(Y1 ,Y2 ,Y3 −アリール)オキシ、(ジヒドロキ
シアルキル)アリールオキシ、(Y1 ,Y2 ,Y3 −ア
ルキル)アミノ、(Y1 ,Y2 ,Y3 −アリール)アミ
ノ又はジヒドロキシアルキルアミノであり、
ノ、(Y1 ,Y2 −アルキル)アミノ、Y1 ,Y2 −エ
チレンジアミノ、(ジヒドロキシメチル)アルキルアミ
ノ、(X1 ,X3 −アリール)アミノ又はX1 ,X3 −
アリールオキシであり、E2 は各々独立して、Y1 ,Y
2 −アルコキシ、(Y1 ,Y2 −アミノ)アルコキシ、
(Y1 ,Y2 ,Y3 −アリール)オキシ、(ジヒドロキ
シアルキル)アリールオキシ、(Y1 ,Y2 ,Y3 −ア
ルキル)アミノ、(Y1 ,Y2 ,Y3 −アリール)アミ
ノ又はジヒドロキシアルキルアミノであり、
【0007】E3 は各々独立して、Y1 ,Y2 ,Y3 −
アルコキシ、(トリヒドロキシアルキル)アルコキシ、
(トリヒドロキシアルキル)アルキルアミノ、(ジカル
ボキシアルキル)アミノ、(Y1 ,Y2 ,Y3 −アルキ
ル)チオ、(X1 ,X3 −アリール)チオ、(Y1 ,Y
2 −アルキル)チオ、(ジヒドロキシアルキル)チオ、
Y1 ,Y2 −ジオキソアルキルであり、
アルコキシ、(トリヒドロキシアルキル)アルコキシ、
(トリヒドロキシアルキル)アルキルアミノ、(ジカル
ボキシアルキル)アミノ、(Y1 ,Y2 ,Y3 −アルキ
ル)チオ、(X1 ,X3 −アリール)チオ、(Y1 ,Y
2 −アルキル)チオ、(ジヒドロキシアルキル)チオ、
Y1 ,Y2 −ジオキソアルキルであり、
【0008】E4 は各々独立して、((グリコシジル)
オキソヘテロアリール)アミノ、((グリコシジル)オ
キソアリール)アミノ、(X1 ,X2 ,X3 −ヘテロア
リール)アミノ、(X1 −ジアリールケトン)アミノ、
(X,X1 −オキソアリール)アミノ、(X,X1 −ジ
オキソアリール)アミノ、(Y1 −アルキル,Y2 −ア
ルキルジオキソヘテロアリール)アミノ、(Y1 −アル
キル,Y2 −アルキルジオキソアリール)アミノ、(ジ
(Y1 ,Y2 −メチル)ジオキソヘテロアリール)アミ
ノ、(ジ(Y1 ,Y2 −メチル)ジオキソアリール)ア
ミノ、((グリコシジル)ヘテロアリール)アミノ、
((グリコシジル)アリール)アミノ、((カルボキシ
ルアセチルアルキル)オキソヘテロアリール)アミノ、
((カルボキシルアセチルアルキル)オキソアリール)
アミノ、((イソプロピルアミノヒドロキシアルコキ
シ)アリール)アミノ又は(X1 ,X2 ,X3 −アルキ
ルアリール)アミノであり、
オキソヘテロアリール)アミノ、((グリコシジル)オ
キソアリール)アミノ、(X1 ,X2 ,X3 −ヘテロア
リール)アミノ、(X1 −ジアリールケトン)アミノ、
(X,X1 −オキソアリール)アミノ、(X,X1 −ジ
オキソアリール)アミノ、(Y1 −アルキル,Y2 −ア
ルキルジオキソヘテロアリール)アミノ、(Y1 −アル
キル,Y2 −アルキルジオキソアリール)アミノ、(ジ
(Y1 ,Y2 −メチル)ジオキソヘテロアリール)アミ
ノ、(ジ(Y1 ,Y2 −メチル)ジオキソアリール)ア
ミノ、((グリコシジル)ヘテロアリール)アミノ、
((グリコシジル)アリール)アミノ、((カルボキシ
ルアセチルアルキル)オキソヘテロアリール)アミノ、
((カルボキシルアセチルアルキル)オキソアリール)
アミノ、((イソプロピルアミノヒドロキシアルコキ
シ)アリール)アミノ又は(X1 ,X2 ,X3 −アルキ
ルアリール)アミノであり、
【0009】E5 は各々独立して、(X1 ,X2 ,X3
−ヘテロアリール)オキシ、(イソプロピルアミノヒド
ロキシアルキル)アリールオキシ、(X1 ,X2 ,X3
−オキソヘテロアリール)オキシ、(X1 ,X2 ,X3
−オキソアリール)オキシ、(X1 ,Y1 −オキソヘテ
ロアリール)オキシ、(X1 −ジアリールケトン)オキ
シ、(X,X1 −オキソアリール)オキシ、(X1 ,X
2 −ジオキソアリール)オキシ、(Y1 ,Y2 −ジ−ア
ミノジヒドロキシ)アルキル、(X1 ,X2 −ヘテロア
リール)チオ、((トリカルボキシルアルキル)エチレ
ンジアミノ)アルコキシ、(X1 ,X2 −オキソアリー
ル)チオ、(X1 ,X2 −ジオキソアリール)チオ、
(グリコシジルヘテロアリール)チオ、(グリコシジル
アリール)チオ、Y1 −アルキル(チオカルボニル)チ
オ、Y1 ,Y2 −アルキル(チオカルボニル)チオ、Y
1 ,Y2 ,Y3 −アルキル(チオカルボニル)チオ、
(Y1,Y2 −アミノチオカルボニル)チオ、(ピラノ
シル)チオ、システイニル、チロシニル、(フェニルア
ライニル)アミノ、(ジカルボキシアルキル)チオ、
(アミノアリール)1-20アミノ又は(ピラノシル)アミ
ノであり、
−ヘテロアリール)オキシ、(イソプロピルアミノヒド
ロキシアルキル)アリールオキシ、(X1 ,X2 ,X3
−オキソヘテロアリール)オキシ、(X1 ,X2 ,X3
−オキソアリール)オキシ、(X1 ,Y1 −オキソヘテ
ロアリール)オキシ、(X1 −ジアリールケトン)オキ
シ、(X,X1 −オキソアリール)オキシ、(X1 ,X
2 −ジオキソアリール)オキシ、(Y1 ,Y2 −ジ−ア
ミノジヒドロキシ)アルキル、(X1 ,X2 −ヘテロア
リール)チオ、((トリカルボキシルアルキル)エチレ
ンジアミノ)アルコキシ、(X1 ,X2 −オキソアリー
ル)チオ、(X1 ,X2 −ジオキソアリール)チオ、
(グリコシジルヘテロアリール)チオ、(グリコシジル
アリール)チオ、Y1 −アルキル(チオカルボニル)チ
オ、Y1 ,Y2 −アルキル(チオカルボニル)チオ、Y
1 ,Y2 ,Y3 −アルキル(チオカルボニル)チオ、
(Y1,Y2 −アミノチオカルボニル)チオ、(ピラノ
シル)チオ、システイニル、チロシニル、(フェニルア
ライニル)アミノ、(ジカルボキシアルキル)チオ、
(アミノアリール)1-20アミノ又は(ピラノシル)アミ
ノであり、
【0010】(ここでXは互いに独立してハロゲン化物
であり、X1 及びX2 の各々独立して−H、−Y1 、−
O−Y1 、−S−Y1 、−NH−Y1 、−CO−O−Y
1 、−O−CO−Y1 、−CO−NH−Y1 、−CO−
NY1 Y2 、−NH−CO−Y1 、−SO2 −Y1 、−
CHY1 Y2 又は−NY1Y2 であり、X3 は各々独立
して、−Y1 、−O−Y1 、−S−Y1 、−NH−
Y1 、−CO−O−Y1 、−O−CO−Y1 、−CO−
NH−Y1 、−CO−NY1 Y2 、−NH−CO−
Y1 、−SO2 −Y1 、−CHY1 Y2 又は−NY1 Y
2 であり、そしてY1 、Y2 及びY3 の各々独立して−
B−Zである)
であり、X1 及びX2 の各々独立して−H、−Y1 、−
O−Y1 、−S−Y1 、−NH−Y1 、−CO−O−Y
1 、−O−CO−Y1 、−CO−NH−Y1 、−CO−
NY1 Y2 、−NH−CO−Y1 、−SO2 −Y1 、−
CHY1 Y2 又は−NY1Y2 であり、X3 は各々独立
して、−Y1 、−O−Y1 、−S−Y1 、−NH−
Y1 、−CO−O−Y1 、−O−CO−Y1 、−CO−
NH−Y1 、−CO−NY1 Y2 、−NH−CO−
Y1 、−SO2 −Y1 、−CHY1 Y2 又は−NY1 Y
2 であり、そしてY1 、Y2 及びY3 の各々独立して−
B−Zである)
【0011】――式中、Bは各々独立して、−Ra −O
−[Si(CH3 )3 −O−]1-100 、C1-2000アルキ
ル、C6-40アリール、C7-60アルキルアリール、C7-60
アリールアルキル、(C1-30アルキルエーテ
ル)1-100 、(C6-40アリールエーテル)1-100 、(C
7-60アルキルアリールエーテル)1-100 、(C7-60アリ
ールアルキルエーテル)1-100 、(C1-30アルキルチオ
エーテル)1-100 、(C6-40アリールチオエーテル)
1-100 、(C7-60アルキルアリールチオエーテル)
1-100 、(C7-60アリールアルキルチオエーテル)
1-100 、(C2-50アルキルエステル)1-100 、(C 7-60
アリールエステル)1-100 、(C8−70アルキルアリ
ールエステル)1-10 0 、(C8-70アリールアルキルエス
テル)1-100 、−R−CO−O−(C1-30アルキルエー
テル)1-100 、−R−CO−O−(C6-40アリールエー
テル)1-100、−R−CO−O−(C7-60アルキルアリ
ールエーテル)1-100 、−R−CO−O−(C7-60アリ
ールアルキルエーテル)1-100 、(C4-50アルキルウレ
タン) 1-100 、(C14-60 アリールウレタン)1-100 、
(C10-80 アルキルアリールウレタン)1-100 、(C
10-80 アリールアルキルウレタン)1-100 、(C5-50ア
ルキルウレア)1-100 、(C14-60 アリールウレア)
1-100 、(C10-80 アルキルアリールウレア)1-100 、
(C10-80 アリールアルキルウレア)1-100 、(C2- 50
アルキルアミド)1-100 、(C7-60アリールアミド)
1-100 、(C8-70アルキルアリールアミド)1-100 、
(C8-70アリールアルキルアミド)1-100 、(C3- 30ア
ルキル無水物)1-100 、(C8-50アリール無水物)
1-100 、(C9-60アルキルアリール無水物)1-100 、
(C9-60アリールアルキル無水物)1-100 、(C2- 30ア
ルキルカーボネート)1-100 、(C7-50アリールカーボ
ネート)1-100 、(C8-60アルキルアリールカーボネー
ト)1-100 、(C8−60アリールアルキルカーボネー
ト)1-100 、−R1 −O−CO−NH−(R2 若しくは
Ar−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C1-30アルキ
ルエーテル、C6-40アリールエーテル、C7-60アルキル
アリールエーテル若しくはC7-60アリールアルキルエー
テル) 1-100 、−R1 −O−CO−NH−(R2 若しく
はAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C2-50アル
キルエステル、C7-60アリールエステル、C8-70アルキ
ルアリールエステル若しくはC8-70アリールアルキルエ
ステル)1-100 、−R1−O−CO−NH−(R2 若し
くはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C 1-30ア
ルキルエーテル、C6-40アリールエーテル、C7-60アル
キルアリールエーテル若しくはC7-60アリールアルキル
エーテル)1-100 −CO−NH−(R2 若しくはAr−
R2 −Ar)−NH−CO−O−、−R1 −O−CO−
NH−(R 2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO
−O−(C2-50アルキルエステル、C7-60アリールエス
テル、C8-70アルキルアリールエステル若しくはC8-70
アリールアルキルエステル)1-100 −R3 −O−CO−
NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO
−O−、−R1 −NH−CO−NH−(R2 若しくはA
r−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C1-30アルキル
エーテル、C6-40アリールエーテル、C7-60アルキルア
リールエーテル若しくはC7-60アリールアルキルエーテ
ル)1-100 、−R1 −NH−CO−NH−(R2 若しく
はAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C2-50アル
キルエステル、C7-60アリールエステル、C8-70アルキ
ルアリールエステル若しくはC8-70アリールアルキルエ
ステル) 1-100 、−R1 −NH−CO−NH−(R2 若
しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C1-30
アルキルエーテル、C6-40アリールエーテル、C7-60ア
ルキルアリールエーテル若しくはC7-60アリールアルキ
ルエーテル)1-100 −CO−NH−(R2 若しくはAr
−R2 −Ar)−NH−CO−O−、−R1 −NH−C
O−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−
CO−O−(C2-50アルキルエステル、C7-60アリール
エステル、C8-70アルキルアリールエステル若しくはC
8-70アリールアルキルエステル)1-100 −R3 −O−C
O−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−
CO−O−、−R1 −O−CO−NH−(R2 若しくは
Ar−R2 −Ar)−NH−CO−NH−(C2-50アル
キルアミド、C7-60アリールアミド、C8-70アルキルア
リールアミド若しくはC8-70アリールアルキルアミド)
1-100 又は−R1 −NH−CO−NH−(R2 若しくは
Ar−R2 −Ar)−NH−CO−NH−(C2-50アル
キルアミド、C7-60アリールアミド、C8-70アルキルア
リールアミド若しくはC8-70アリールアルキルアミド)
1-100 であり、そして
−[Si(CH3 )3 −O−]1-100 、C1-2000アルキ
ル、C6-40アリール、C7-60アルキルアリール、C7-60
アリールアルキル、(C1-30アルキルエーテ
ル)1-100 、(C6-40アリールエーテル)1-100 、(C
7-60アルキルアリールエーテル)1-100 、(C7-60アリ
ールアルキルエーテル)1-100 、(C1-30アルキルチオ
エーテル)1-100 、(C6-40アリールチオエーテル)
1-100 、(C7-60アルキルアリールチオエーテル)
1-100 、(C7-60アリールアルキルチオエーテル)
1-100 、(C2-50アルキルエステル)1-100 、(C 7-60
アリールエステル)1-100 、(C8−70アルキルアリ
ールエステル)1-10 0 、(C8-70アリールアルキルエス
テル)1-100 、−R−CO−O−(C1-30アルキルエー
テル)1-100 、−R−CO−O−(C6-40アリールエー
テル)1-100、−R−CO−O−(C7-60アルキルアリ
ールエーテル)1-100 、−R−CO−O−(C7-60アリ
ールアルキルエーテル)1-100 、(C4-50アルキルウレ
タン) 1-100 、(C14-60 アリールウレタン)1-100 、
(C10-80 アルキルアリールウレタン)1-100 、(C
10-80 アリールアルキルウレタン)1-100 、(C5-50ア
ルキルウレア)1-100 、(C14-60 アリールウレア)
1-100 、(C10-80 アルキルアリールウレア)1-100 、
(C10-80 アリールアルキルウレア)1-100 、(C2- 50
アルキルアミド)1-100 、(C7-60アリールアミド)
1-100 、(C8-70アルキルアリールアミド)1-100 、
(C8-70アリールアルキルアミド)1-100 、(C3- 30ア
ルキル無水物)1-100 、(C8-50アリール無水物)
1-100 、(C9-60アルキルアリール無水物)1-100 、
(C9-60アリールアルキル無水物)1-100 、(C2- 30ア
ルキルカーボネート)1-100 、(C7-50アリールカーボ
ネート)1-100 、(C8-60アルキルアリールカーボネー
ト)1-100 、(C8−60アリールアルキルカーボネー
ト)1-100 、−R1 −O−CO−NH−(R2 若しくは
Ar−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C1-30アルキ
ルエーテル、C6-40アリールエーテル、C7-60アルキル
アリールエーテル若しくはC7-60アリールアルキルエー
テル) 1-100 、−R1 −O−CO−NH−(R2 若しく
はAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C2-50アル
キルエステル、C7-60アリールエステル、C8-70アルキ
ルアリールエステル若しくはC8-70アリールアルキルエ
ステル)1-100 、−R1−O−CO−NH−(R2 若し
くはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C 1-30ア
ルキルエーテル、C6-40アリールエーテル、C7-60アル
キルアリールエーテル若しくはC7-60アリールアルキル
エーテル)1-100 −CO−NH−(R2 若しくはAr−
R2 −Ar)−NH−CO−O−、−R1 −O−CO−
NH−(R 2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO
−O−(C2-50アルキルエステル、C7-60アリールエス
テル、C8-70アルキルアリールエステル若しくはC8-70
アリールアルキルエステル)1-100 −R3 −O−CO−
NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO
−O−、−R1 −NH−CO−NH−(R2 若しくはA
r−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C1-30アルキル
エーテル、C6-40アリールエーテル、C7-60アルキルア
リールエーテル若しくはC7-60アリールアルキルエーテ
ル)1-100 、−R1 −NH−CO−NH−(R2 若しく
はAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C2-50アル
キルエステル、C7-60アリールエステル、C8-70アルキ
ルアリールエステル若しくはC8-70アリールアルキルエ
ステル) 1-100 、−R1 −NH−CO−NH−(R2 若
しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C1-30
アルキルエーテル、C6-40アリールエーテル、C7-60ア
ルキルアリールエーテル若しくはC7-60アリールアルキ
ルエーテル)1-100 −CO−NH−(R2 若しくはAr
−R2 −Ar)−NH−CO−O−、−R1 −NH−C
O−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−
CO−O−(C2-50アルキルエステル、C7-60アリール
エステル、C8-70アルキルアリールエステル若しくはC
8-70アリールアルキルエステル)1-100 −R3 −O−C
O−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−
CO−O−、−R1 −O−CO−NH−(R2 若しくは
Ar−R2 −Ar)−NH−CO−NH−(C2-50アル
キルアミド、C7-60アリールアミド、C8-70アルキルア
リールアミド若しくはC8-70アリールアルキルアミド)
1-100 又は−R1 −NH−CO−NH−(R2 若しくは
Ar−R2 −Ar)−NH−CO−NH−(C2-50アル
キルアミド、C7-60アリールアミド、C8-70アルキルア
リールアミド若しくはC8-70アリールアルキルアミド)
1-100 であり、そして
【0012】Zは各々独立して−C−D−(式中、各C
は各々独立して、−R−、−R−Ar−、−Ar−R−
又は−Ar−であり、そしてDは各々独立して−OH、
−SH、−NH2 、−NHOH、−SO3 H、−OSO
3 H、−COOH、−CONH 2 、−CO−NH−NH
2 、−CH(NH2 )−COOH、−P(OH)3 、−
PO(OH)2 、−O−PO(OH)2 、−O−PO
(OH)−O−PO(OH)2 、−O−PO(O−)−
O−CH2 CH2 NH3 + 、−グリコシド、−OCH
3、−O−CH2−(CHOH)4 −CH2 OH、−O
−CH2 −(CHOH)2 −CH2 OH、−C6 H
3 (OH)2 、−NH3 + 、−N+ H2 Rb 、−N + H
Rb Rc 又は−N+ HRb Rc Rd である)である。―
―(但し、R、R1 、R2 、R3 、Ra 、Rb 、Rc 及
びRd は互いに独立して、C1-30アルキルであり、そし
てArは各々独立してアリールである。)}そしてnは
2〜30である]で表されるで表されるポリ有機フレレ
ン誘導体又はその塩に関する。
は各々独立して、−R−、−R−Ar−、−Ar−R−
又は−Ar−であり、そしてDは各々独立して−OH、
−SH、−NH2 、−NHOH、−SO3 H、−OSO
3 H、−COOH、−CONH 2 、−CO−NH−NH
2 、−CH(NH2 )−COOH、−P(OH)3 、−
PO(OH)2 、−O−PO(OH)2 、−O−PO
(OH)−O−PO(OH)2 、−O−PO(O−)−
O−CH2 CH2 NH3 + 、−グリコシド、−OCH
3、−O−CH2−(CHOH)4 −CH2 OH、−O
−CH2 −(CHOH)2 −CH2 OH、−C6 H
3 (OH)2 、−NH3 + 、−N+ H2 Rb 、−N + H
Rb Rc 又は−N+ HRb Rc Rd である)である。―
―(但し、R、R1 、R2 、R3 、Ra 、Rb 、Rc 及
びRd は互いに独立して、C1-30アルキルであり、そし
てArは各々独立してアリールである。)}そしてnは
2〜30である]で表されるで表されるポリ有機フレレ
ン誘導体又はその塩に関する。
【0013】このような塩は、上記式の化合物とこの化
合物のイオン化性基の対イオン(例えば、ナトリウム、
アンモニウム及びカリウムイオンは、この化合物のカル
ボキシル単位の対イオンである)との間で形成させるこ
とができる。本明細書に於いて、フレレンコアは、炭素
原子、例えばC60、C60Hx 、C70、C70Hx 、C76、
C76Hx 、C78、C78Hx 、C82、C82Hx 、C84、C
84Hx 、C92、C92H x 等(式中、xは1〜30であ
る)炭素原子から本質的になるかご型分子(cagedmolecu
le)を指す。
合物のイオン化性基の対イオン(例えば、ナトリウム、
アンモニウム及びカリウムイオンは、この化合物のカル
ボキシル単位の対イオンである)との間で形成させるこ
とができる。本明細書に於いて、フレレンコアは、炭素
原子、例えばC60、C60Hx 、C70、C70Hx 、C76、
C76Hx 、C78、C78Hx 、C82、C82Hx 、C84、C
84Hx 、C92、C92H x 等(式中、xは1〜30であ
る)炭素原子から本質的になるかご型分子(cagedmolecu
le)を指す。
【0014】上記式で表される本発明に包含される誘導
体の一群は、Eが各々独立してE2、E3 、E4 又はE
5 であること特徴とするものである。上記式で表される
本発明に包含される誘導体の別の群は、Eが各々独立し
てE 3 、E4 又はE5 であることによって特徴付けられ
る。好ましくは、X1 は各々独立して−Y1 、−O−Y
1 、−S−Y1 、−NH−Y1 、−CO−O−Y1 、−
O−CO−Y1 、−CO−NH−Y1 、−CO−NY1
Y2 、−NH−CO−Y1 、−SO2−Y1 、−CHY
1 Y2 又は−NY1 Y2 であり、Bは各々独立して−R
a−O−[Si(CH3 )2 −O−]1-100 、C6-40ア
リール、C7-60アルキルアリール、C7-60アリールアル
キル、(C6-40アリールエーテル)1-10 0 、(C7-60ア
ルキルアリールエーテル)1-100 、(C7-60アリールア
ルキルエーテル)1-100 、(C1-30アルキルチオエーテ
ル)1-100 、(C6-40アリールチオエーテル)1-100 、
(C7-60アルキルアリールチオエーテル)1-100 、(C
7- 60アリールアルキルチオエーテル)1-100 、(C2-50
アルキルエステル)1-100、(C7-60アリールエステ
ル)1-100 、(C8-70アルキルアリールエステル)1-
100 、(C8-70アリールアルキルエステル)1-100 、−
R−CO−O−(C1-30アルキルエーテル)1-100 、−
R−CO−O−(C6-40アリールエーテル)1-10 0 、−
R−CO−O−(C7-60アルキルアリールエーテル)
1-100 、−R−CO−O−(C7-60アリールアルキルエ
ーテル)1-100 、(C4-50アルキルウレタン)1-100 、
(C14−60アリールウレタン)1-100 、(C10-80
アルキルアリールウレタン)1-100 、(C10-80 アリー
ルアルキルウレタン)1-100 、(C5- 50アルキルウレ
ア)1-100 、(C14-60 アリールウレア)1-100 、(C
10-80 アルキルアリールウレア)1-100 、(C10-80 ア
リールアルキルウレア)1-100 、(C2-50アルキルアミ
ド)1-100 、(C7-60アリールアミド)1-100 、(C
8-70アルキルアリールアミド)1-100 、(C8-70アリー
ルアルキルアミド)1-100 、(C3-30アルキル無水物)
1-100 、(C8-50アリール無水物)1-100 、(C9-60ア
ルキルアリール無水物)1-100 、(C9-60アリールアル
キル無水物)1-100 、(C2-30アルキルカーボネート)
1-100 、(C7-50アリールカーボネート)1-10 0 、(C
8-60アルキルアリールカーボネート)1-100 、(C8-60
アリールアルキルカーボネート)1-100 、−R1 −O−
CO−NH−(R2 若しくはAr−R2−Ar)−NH
−CO−O−(C1-30アルキルエーテル、C6-40アリー
ルエーテル、C7-60アルキルアリールエーテル若しくは
C7-60アリールアルキルエーテル)1-100 、−R1 −O
−CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−N
H−CO−O−(C2-50アルキルエステル、C7-60アリ
ールエステル、C8-70アルキルアリールエステル若しく
はC8-70アリールアルキルエステル)1-100 、−R 1 −
O−CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−
NH−CO−O−(C1-30アルキルエーテル、C6-40ア
リールエーテル、C7-60アルキルアリールエーテル若し
くはC7-60アリールアルキルエーテル)1-100 −CO−
NH−(R2若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO
−O−、−R1 −O−CO−NH−(R2 若しくはAr
−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C2-50アルキルエ
ステル、C7-60アリールエステル、C8-70アルキルアリ
ールエステル若しくはC8-70アリールアルキルエステ
ル)1-100 −R3 −O−CO−NH−(R2 若しくはA
r−R2 −Ar)−NH−CO−O−、−R1 −NH−
CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH
−CO−O−(C1-30アルキルエーテル、C6-40アリー
ルエーテル、C7-60アルキルアリールエーテル若しくは
C7-60C6-40アリールエーテル、C7-60アルキルアリー
ルエーテル若しくはC7-60アリールアルキルエーテル)
1-100 、−R1 −NH−CO−NH−(R2 若しくはA
r−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C2-50アルキル
エステル、C7-はAr−R2 −Ar)−NH−CO−O
−(C2-50アルキルエステル、C7-アリールエステル、
C8-70アルキルアリールエステル若しくはC8-70アリー
ルアルキルエステル)1-100 、−R1 −NH−CO−N
H−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−
O−(C1-30アルキルエーテル、C6-40アリールエーテ
ル、C7-60アルキルアリールエーテル若しくはC7-60ア
リールアルキルエーテル)1-100 −CO−NH−(R2
若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−、−R
1 −NH−CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −A
r)−NH−CO−O−(C2−50アルキルエステ
ル、C7-60アリールエステル、C8-70アルキルアリール
エステル若しくはC8-70アリールアルキルエステル)
1-100 −R3 −O−CO−NH−(R2若しくはAr−
R2 −Ar)−NH−CO−O−、−R1 −O−CO−
NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO
−NH−(C2-50アルキルアミド、C7-60アリールアミ
ド、C8-70アルキルアリールアミド若しくはC8-70アリ
ールアルキルアミド)1-100 又は−R1 −NH−CO−
NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO
−NH−(C2-50アルキルアミド、C7-60アリールアミ
ド、C8-70アルキルアリールアミド若しくはC8-70アリ
ールアルキルアミド)1-100 であり、R、Ra 、R1 、
R2 及びR3 のそれぞれは独立にC1-30アルキルであ
り、そしてArは各々独立にアリールであり、そしてD
は各々独立して−SH、−NHOH、−SO3 H、−O
SO3 H、−CONH2 、−CO−NH−NH2 、−C
H(NH2 )−COOH、−P(OH)3 、−PO(O
H)2 、−O−PO(OH)2 、−O−PO(OH)−
O−PO(OH)2 、−O−PO(O)−O−CH2 C
H2 NH3 + 、−グリコシド、−O−CH2 −(CHO
H)4 −CH2 OH、−O−CH2 −(CHOH)2 −
CHOH、−C6 H3 (OH)2 、−N+ HRb Rc 又
は−N+ HRb Rc Rd (式中、R、Rb 、Rc 及びR
d は各々独立してC1-30アルキルであり、Arは各々独
立してアリールである)であることを特徴とするもので
ある。 上記式で表される本発明に包含される誘導体の
更に別の群は、Eが各々独立してE4 又はE5 であるこ
とを特徴とするものである。X1 は各々独立して−
Y1 、−O−Y1 、−S−Y1 、−NH−Y1 、−CO
−O−Y1 、−O−CO−Y1 、−CO−NH−Y1 、
−CO−NY1 Y2 、−NH−CO−Y1 、−SO2−
Y1 、−CHY1 Y2 又は−NY1Y2 であり、そして
B及びDの各々独立して前記と同じ定義を有するのが好
ましい。
体の一群は、Eが各々独立してE2、E3 、E4 又はE
5 であること特徴とするものである。上記式で表される
本発明に包含される誘導体の別の群は、Eが各々独立し
てE 3 、E4 又はE5 であることによって特徴付けられ
る。好ましくは、X1 は各々独立して−Y1 、−O−Y
1 、−S−Y1 、−NH−Y1 、−CO−O−Y1 、−
O−CO−Y1 、−CO−NH−Y1 、−CO−NY1
Y2 、−NH−CO−Y1 、−SO2−Y1 、−CHY
1 Y2 又は−NY1 Y2 であり、Bは各々独立して−R
a−O−[Si(CH3 )2 −O−]1-100 、C6-40ア
リール、C7-60アルキルアリール、C7-60アリールアル
キル、(C6-40アリールエーテル)1-10 0 、(C7-60ア
ルキルアリールエーテル)1-100 、(C7-60アリールア
ルキルエーテル)1-100 、(C1-30アルキルチオエーテ
ル)1-100 、(C6-40アリールチオエーテル)1-100 、
(C7-60アルキルアリールチオエーテル)1-100 、(C
7- 60アリールアルキルチオエーテル)1-100 、(C2-50
アルキルエステル)1-100、(C7-60アリールエステ
ル)1-100 、(C8-70アルキルアリールエステル)1-
100 、(C8-70アリールアルキルエステル)1-100 、−
R−CO−O−(C1-30アルキルエーテル)1-100 、−
R−CO−O−(C6-40アリールエーテル)1-10 0 、−
R−CO−O−(C7-60アルキルアリールエーテル)
1-100 、−R−CO−O−(C7-60アリールアルキルエ
ーテル)1-100 、(C4-50アルキルウレタン)1-100 、
(C14−60アリールウレタン)1-100 、(C10-80
アルキルアリールウレタン)1-100 、(C10-80 アリー
ルアルキルウレタン)1-100 、(C5- 50アルキルウレ
ア)1-100 、(C14-60 アリールウレア)1-100 、(C
10-80 アルキルアリールウレア)1-100 、(C10-80 ア
リールアルキルウレア)1-100 、(C2-50アルキルアミ
ド)1-100 、(C7-60アリールアミド)1-100 、(C
8-70アルキルアリールアミド)1-100 、(C8-70アリー
ルアルキルアミド)1-100 、(C3-30アルキル無水物)
1-100 、(C8-50アリール無水物)1-100 、(C9-60ア
ルキルアリール無水物)1-100 、(C9-60アリールアル
キル無水物)1-100 、(C2-30アルキルカーボネート)
1-100 、(C7-50アリールカーボネート)1-10 0 、(C
8-60アルキルアリールカーボネート)1-100 、(C8-60
アリールアルキルカーボネート)1-100 、−R1 −O−
CO−NH−(R2 若しくはAr−R2−Ar)−NH
−CO−O−(C1-30アルキルエーテル、C6-40アリー
ルエーテル、C7-60アルキルアリールエーテル若しくは
C7-60アリールアルキルエーテル)1-100 、−R1 −O
−CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−N
H−CO−O−(C2-50アルキルエステル、C7-60アリ
ールエステル、C8-70アルキルアリールエステル若しく
はC8-70アリールアルキルエステル)1-100 、−R 1 −
O−CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−
NH−CO−O−(C1-30アルキルエーテル、C6-40ア
リールエーテル、C7-60アルキルアリールエーテル若し
くはC7-60アリールアルキルエーテル)1-100 −CO−
NH−(R2若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO
−O−、−R1 −O−CO−NH−(R2 若しくはAr
−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C2-50アルキルエ
ステル、C7-60アリールエステル、C8-70アルキルアリ
ールエステル若しくはC8-70アリールアルキルエステ
ル)1-100 −R3 −O−CO−NH−(R2 若しくはA
r−R2 −Ar)−NH−CO−O−、−R1 −NH−
CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH
−CO−O−(C1-30アルキルエーテル、C6-40アリー
ルエーテル、C7-60アルキルアリールエーテル若しくは
C7-60C6-40アリールエーテル、C7-60アルキルアリー
ルエーテル若しくはC7-60アリールアルキルエーテル)
1-100 、−R1 −NH−CO−NH−(R2 若しくはA
r−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C2-50アルキル
エステル、C7-はAr−R2 −Ar)−NH−CO−O
−(C2-50アルキルエステル、C7-アリールエステル、
C8-70アルキルアリールエステル若しくはC8-70アリー
ルアルキルエステル)1-100 、−R1 −NH−CO−N
H−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−
O−(C1-30アルキルエーテル、C6-40アリールエーテ
ル、C7-60アルキルアリールエーテル若しくはC7-60ア
リールアルキルエーテル)1-100 −CO−NH−(R2
若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−、−R
1 −NH−CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −A
r)−NH−CO−O−(C2−50アルキルエステ
ル、C7-60アリールエステル、C8-70アルキルアリール
エステル若しくはC8-70アリールアルキルエステル)
1-100 −R3 −O−CO−NH−(R2若しくはAr−
R2 −Ar)−NH−CO−O−、−R1 −O−CO−
NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO
−NH−(C2-50アルキルアミド、C7-60アリールアミ
ド、C8-70アルキルアリールアミド若しくはC8-70アリ
ールアルキルアミド)1-100 又は−R1 −NH−CO−
NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO
−NH−(C2-50アルキルアミド、C7-60アリールアミ
ド、C8-70アルキルアリールアミド若しくはC8-70アリ
ールアルキルアミド)1-100 であり、R、Ra 、R1 、
R2 及びR3 のそれぞれは独立にC1-30アルキルであ
り、そしてArは各々独立にアリールであり、そしてD
は各々独立して−SH、−NHOH、−SO3 H、−O
SO3 H、−CONH2 、−CO−NH−NH2 、−C
H(NH2 )−COOH、−P(OH)3 、−PO(O
H)2 、−O−PO(OH)2 、−O−PO(OH)−
O−PO(OH)2 、−O−PO(O)−O−CH2 C
H2 NH3 + 、−グリコシド、−O−CH2 −(CHO
H)4 −CH2 OH、−O−CH2 −(CHOH)2 −
CHOH、−C6 H3 (OH)2 、−N+ HRb Rc 又
は−N+ HRb Rc Rd (式中、R、Rb 、Rc 及びR
d は各々独立してC1-30アルキルであり、Arは各々独
立してアリールである)であることを特徴とするもので
ある。 上記式で表される本発明に包含される誘導体の
更に別の群は、Eが各々独立してE4 又はE5 であるこ
とを特徴とするものである。X1 は各々独立して−
Y1 、−O−Y1 、−S−Y1 、−NH−Y1 、−CO
−O−Y1 、−O−CO−Y1 、−CO−NH−Y1 、
−CO−NY1 Y2 、−NH−CO−Y1 、−SO2−
Y1 、−CHY1 Y2 又は−NY1Y2 であり、そして
B及びDの各々独立して前記と同じ定義を有するのが好
ましい。
【0015】本発明の別の態様は、下記式: F(−E)n (OH)m [式中、Fはフレレンコアであり、
【0016】Eは各々独立してE1 、E2 、E3 、E4
又はE5 であり、{ただし、E1 は各々独立してY1 ,
Y2 −アミノ、(Y1 ,Y2 −アルキル)アミノ、
Y1 ,Y2 −エチレンジアミノ、(ジヒドロキシメチ
ル)アルキルアミノ、(X 1 ,X3 −アリール)アミノ
又はX1 ,X3 −アリールオキシであり、E2 は各々独
立して、Y1 ,Y2 −アルコキシ、(Y1 ,Y2 −アミ
ノ)アルコキシ、(Y1 ,Y2 ,Y3 −アリール)オキ
シ、(ジヒドロキシアルキル)アリールオキシ、
(Y1 ,Y2 ,Y3 −アルキル)アミノ、(Y1 ,
Y2 ,Y3 −アリール)アミノ又はジヒドロキシアルキ
ルアミノであり、E3 は各々独立して、Y1 ,Y2 ,Y
3 −アルコキシ、(トリヒドロキシアルキル)アルコキ
シ、(トリヒドロキシアルキル)アルキルアミノ、(ジ
カルボキシアルキル)アミノ、(Y1 ,Y2 ,Y3 −ア
ルキル)チオ、(X1 ,X3 −アリール)チオ、
(Y1 ,Y2 −アルキル)チオ、(ジヒドロキシアルキ
ル)チオ、
又はE5 であり、{ただし、E1 は各々独立してY1 ,
Y2 −アミノ、(Y1 ,Y2 −アルキル)アミノ、
Y1 ,Y2 −エチレンジアミノ、(ジヒドロキシメチ
ル)アルキルアミノ、(X 1 ,X3 −アリール)アミノ
又はX1 ,X3 −アリールオキシであり、E2 は各々独
立して、Y1 ,Y2 −アルコキシ、(Y1 ,Y2 −アミ
ノ)アルコキシ、(Y1 ,Y2 ,Y3 −アリール)オキ
シ、(ジヒドロキシアルキル)アリールオキシ、
(Y1 ,Y2 ,Y3 −アルキル)アミノ、(Y1 ,
Y2 ,Y3 −アリール)アミノ又はジヒドロキシアルキ
ルアミノであり、E3 は各々独立して、Y1 ,Y2 ,Y
3 −アルコキシ、(トリヒドロキシアルキル)アルコキ
シ、(トリヒドロキシアルキル)アルキルアミノ、(ジ
カルボキシアルキル)アミノ、(Y1 ,Y2 ,Y3 −ア
ルキル)チオ、(X1 ,X3 −アリール)チオ、
(Y1 ,Y2 −アルキル)チオ、(ジヒドロキシアルキ
ル)チオ、
【0017】Y1 ,Y2 −ジオキソアルキルであり、E
4 は各々独立して((グリコシジル)オキソヘテロアリ
ール)アミノ、((グリコシジル)オキソアリール)ア
ミノ、(X1 ,X2 ,X3 −ヘテロアリール)アミノ、
(X1 −ジアリールケトン)アミノ、(X,X1 −オキ
ソアリール)アミノ、(X,X1 −ジオキソアリール)
アミノ、(Y1 −アルキル,Y2 −アルキルジオキソヘ
テロアリール)アミノ、(Y1 −アルキル,Y2 −アル
キルジオキソアリール)アミノ、(ジ(Y1 ,Y2 −メ
チル)ジオキソヘテロアリール)アミノ、(ジ(Y1 ,
Y2 −メチル)ジオキソアリール)アミノ、((グリコ
シジル)ヘテロアリール)アミノ、((グリコシジル)
アリール)アミノ、((カルボキシルアセチルアルキ
ル)オキソヘテロアリール)アミノ、((カルボキシル
アセチルアルキル)オキソアリール)アミノ、((イソ
プロピルアミノヒドロキシアルコキシ)アリール)アミ
ノ又は(X1 ,X2 ,X3 −アルキルアリール)アミノ
であり、そして
4 は各々独立して((グリコシジル)オキソヘテロアリ
ール)アミノ、((グリコシジル)オキソアリール)ア
ミノ、(X1 ,X2 ,X3 −ヘテロアリール)アミノ、
(X1 −ジアリールケトン)アミノ、(X,X1 −オキ
ソアリール)アミノ、(X,X1 −ジオキソアリール)
アミノ、(Y1 −アルキル,Y2 −アルキルジオキソヘ
テロアリール)アミノ、(Y1 −アルキル,Y2 −アル
キルジオキソアリール)アミノ、(ジ(Y1 ,Y2 −メ
チル)ジオキソヘテロアリール)アミノ、(ジ(Y1 ,
Y2 −メチル)ジオキソアリール)アミノ、((グリコ
シジル)ヘテロアリール)アミノ、((グリコシジル)
アリール)アミノ、((カルボキシルアセチルアルキ
ル)オキソヘテロアリール)アミノ、((カルボキシル
アセチルアルキル)オキソアリール)アミノ、((イソ
プロピルアミノヒドロキシアルコキシ)アリール)アミ
ノ又は(X1 ,X2 ,X3 −アルキルアリール)アミノ
であり、そして
【0018】E5 は各々独立して、(X1 ,X2 ,X3
−ヘテロアリール)オキシ、(イソプロピルアミノヒド
ロキシアルキル)アリールオキシ、(X1 ,X2 ,X3
−オキソヘテロアリール)オキシ、(X1 ,X2 ,X3
−オキソアリール)オキシ、(X1 ,Y1 −オキソヘテ
ロアリール)オキシ、(X1 −ジアリールケトン)オキ
シ、(X,X1 −オキソアリール)オキシ、(X1 ,X
2 −ジオキソアリール)オキシ、(Y1 ,Y2 −ジ−ア
ミノジヒドロキシ)アルキル、(X1 ,X2 −ヘテロア
リール)チオ、((トリカルボキシルアルキル)エチレ
ンジアミノ)アルコキシ、(X1 ,X2 −オキソアリー
ル)チオ、(X1 ,X2 −ジオキソアリール)チオ、
(グリコシジルヘテロアリール)チオ、(グリコシジル
アリール)チオ、Y1 −アルキル(チオカルボニル)チ
オ、Y1 ,Y2 −アルキル(チオカルボニル)チオ、Y
1 ,Y2 ,Y3 −アルキル(チオカルボニル)チオ、
(Y1,Y2 −アミノチオカルボニル)チオ、(ピラノ
シル)チオ、システイニル、チロシニル、(フェニルア
ライニル)アミノ、(ジカルボキシアルキル)チオ、
(アミノアリール)1-20アミノ又は(ピラノシル)アミ
ノであり、
−ヘテロアリール)オキシ、(イソプロピルアミノヒド
ロキシアルキル)アリールオキシ、(X1 ,X2 ,X3
−オキソヘテロアリール)オキシ、(X1 ,X2 ,X3
−オキソアリール)オキシ、(X1 ,Y1 −オキソヘテ
ロアリール)オキシ、(X1 −ジアリールケトン)オキ
シ、(X,X1 −オキソアリール)オキシ、(X1 ,X
2 −ジオキソアリール)オキシ、(Y1 ,Y2 −ジ−ア
ミノジヒドロキシ)アルキル、(X1 ,X2 −ヘテロア
リール)チオ、((トリカルボキシルアルキル)エチレ
ンジアミノ)アルコキシ、(X1 ,X2 −オキソアリー
ル)チオ、(X1 ,X2 −ジオキソアリール)チオ、
(グリコシジルヘテロアリール)チオ、(グリコシジル
アリール)チオ、Y1 −アルキル(チオカルボニル)チ
オ、Y1 ,Y2 −アルキル(チオカルボニル)チオ、Y
1 ,Y2 ,Y3 −アルキル(チオカルボニル)チオ、
(Y1,Y2 −アミノチオカルボニル)チオ、(ピラノ
シル)チオ、システイニル、チロシニル、(フェニルア
ライニル)アミノ、(ジカルボキシアルキル)チオ、
(アミノアリール)1-20アミノ又は(ピラノシル)アミ
ノであり、
【0019】(ここで、Xは各々独立してハロゲン化物
であり、X1 及びX2 は各々独立して−H、−Y1 、−
O−Y1 、−S−Y1 、−NH−Y1 、−CO−O−Y
1 、−O−CO−Y1 、−CO−NH−Y1 、−CO−
NY1 Y2 、−NH−CO−Y1 、−SO2 −Y1 、−
CHY1 Y2 又は−NY 1 Y2 であり、
であり、X1 及びX2 は各々独立して−H、−Y1 、−
O−Y1 、−S−Y1 、−NH−Y1 、−CO−O−Y
1 、−O−CO−Y1 、−CO−NH−Y1 、−CO−
NY1 Y2 、−NH−CO−Y1 、−SO2 −Y1 、−
CHY1 Y2 又は−NY 1 Y2 であり、
【0020】X3 は各々独立して、−Y1 、−O−
Y1 、−S−Y1 、−NH−Y1 、−CO−O−Y1 、
−O−CO−Y1 、−CO−NH−Y1 、−CO−NY
1 Y2 、−NH−CO−Y1 、−SO2 −Y1 、−CH
Y1 Y2 又は−NY1 Y2 であり、そしてY1 、Y2 及
びY3 は各々独立して−B−Zである)
Y1 、−S−Y1 、−NH−Y1 、−CO−O−Y1 、
−O−CO−Y1 、−CO−NH−Y1 、−CO−NY
1 Y2 、−NH−CO−Y1 、−SO2 −Y1 、−CH
Y1 Y2 又は−NY1 Y2 であり、そしてY1 、Y2 及
びY3 は各々独立して−B−Zである)
【0021】――式中、Bは各々独立して、−Ra −O
−[Si(CH3 )2 −O−]1-100 、C1-20 00アルキ
ル、C6-40アリール、C7-60アルキルアリール、C7-60
アリールアルキル、(C1-30アルキルエーテ
ル)1-100 、(C6-40アリールエーテル)1-100 、(C
7-60アルキルアリールエーテル)1-100 、(C7-60アリ
ールアルキルエーテル)1-100 、(C1-30アルキルチオ
エーテル)1-100 、(C6-40アリールチオエーテル)
1-100 、(C7-60アルキルアリールチオエーテル)
1-100 、(C7-60アリールアルキルチオエーテル)
1-100 、(C2-50アルキルエステル)1-100 、(C7-60
アリールエステル)1-100 、(C8-70アルキルアリール
エステル)1-100、(C8-70アリールアルキルエステ
ル)1-100 、−R−CO−O−(C1-30アルキルエーテ
ル)1-100 、−R−CO−O−(C6-40アリールエーテ
ル)1-100 、−R−CO−O−(C7-60アルキルアリー
ルエーテル)1-100 、−R−CO−O−(C7-60アリー
ルアルキルエーテル)1-100 、(C4-50アルキルウレタ
ン)1- 100 、(C14-60 アリールウレタン)1-100 、
(C10-80 アルキルアリールウレタン)1-100 、(C
10-80 アリールアルキルウレタン)1-100 、(C5-50ア
ルキルウレア)1-100 、(C14-60 アリールウレア)
1-100 、(C10-80 アルキルアリールウレア)1-100 、
(C10-80 アリールアルキルウレア)1-100 、(C2-50
アルキルアミド)1-100 、(C7-60アリールアミド)
1-100 、(C8-70アルキルアリールアミド)1-100 、
(C8-70アリールアルキルアミド)1-100 、(C3-30ア
ルキル無水物)1-100 、(C8-50アリール無水物)
1-100 、(C9-60アルキルアリール無水物)1-100 、
(C9-60アリールアルキル無水物)1-100 、(C2-30ア
ルキルカーボネート)1-100 、(C7-50アリールカーボ
ネート)1-100 、(C 8-60アルキルアリールカーボネー
ト)1-100 、(C8-60アリールアルキルカーボネート)
1-100 、−R1 −O−CO−NH−(R2 若しくはAr
−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C1-30アルキルエ
ーテル、C6-40アリールエーテル、C7- 60アルキルアリ
ールエーテル若しくはC7-60アリールアルキルエーテ
ル)1-100、−R1 −O−CO−NH−(R2 若しくは
Ar−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C2-50アルキ
ルエステル、C7-60アリールエステル、C8-70アルキル
アリールエステル若しくはC8-70アリールアルキルエス
テル)1-100 、−R1 −O−CO−NH−(R2 若しく
はAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C1-30アル
キルエーテル、C6-40アリールエーテル、C7-60アルキ
ルアリールエーテル若しくはC7-60アリールアルキルエ
ーテル)1-100 −CO−NH−(R2 若しくはAr−R
2 −Ar)−NH−CO−O−、−R1 −O−CO−N
H−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−
O−(C2-50アルキルエステル、C7-60アリールエステ
ル、C8-70アルキルアリールエステル若しくはC8-70ア
リールアルキルエステル)1-100 −R3 −O−CO−N
H−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−
O−、−R1 −NH−CO−NH−(R2 若しくはAr
−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C1-30アルキルエ
ーテル、C6-40アリールエーテル、C7-60アルキルアリ
ールエーテル若しくはC7-60アリールアルキルエーテ
ル)1-100 、−R1 −NH−CO−NH−(R2 若しく
はAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C2-50アル
キルエステル、C7-60アリールエステル、C8- 70アルキ
ルアリールエステル若しくはC8-70アリールアルキルエ
ステル)1-100、−R1 −NH−CO−NH−(R2 若
しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C1-30
アルキルエーテル、C6-40アリールエーテル、C7-60ア
ルキルアリールエーテル若しくはC7-60アリールアルキ
ルエーテル)1-100 −CO−NH−(R2 若しくはAr
−R2 −Ar)−NH−CO−O−、−R1 −NH−C
O−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−
CO−O−(C2-50アルキルエステル、C7-60アリール
エステル、C8-70アルキルアリールエステル若しくはC
8-70アリールアルキルエステル)1-100 −R3 −O−C
O−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−
CO−O−、−R1 −O−CO−NH−(R 2 若しくは
Ar−R2 −Ar)−NH−CO−NH−(C2-50アル
キルアミド、C7-60アリールアミド、C8-70アルキルア
リールアミド若しくはC8-70アリールアルキルアミド)
1-100 又は−R1 −NH−CO−NH−(R2 若しくは
Ar−R2 −Ar)−NH−CO−NH−(C2-50アル
キルアミド、C7-60アリールアミド、C8-70アルキルア
リールアミド若しくはC8-70アリールアルキルアミド)
1-100 であり、そして
−[Si(CH3 )2 −O−]1-100 、C1-20 00アルキ
ル、C6-40アリール、C7-60アルキルアリール、C7-60
アリールアルキル、(C1-30アルキルエーテ
ル)1-100 、(C6-40アリールエーテル)1-100 、(C
7-60アルキルアリールエーテル)1-100 、(C7-60アリ
ールアルキルエーテル)1-100 、(C1-30アルキルチオ
エーテル)1-100 、(C6-40アリールチオエーテル)
1-100 、(C7-60アルキルアリールチオエーテル)
1-100 、(C7-60アリールアルキルチオエーテル)
1-100 、(C2-50アルキルエステル)1-100 、(C7-60
アリールエステル)1-100 、(C8-70アルキルアリール
エステル)1-100、(C8-70アリールアルキルエステ
ル)1-100 、−R−CO−O−(C1-30アルキルエーテ
ル)1-100 、−R−CO−O−(C6-40アリールエーテ
ル)1-100 、−R−CO−O−(C7-60アルキルアリー
ルエーテル)1-100 、−R−CO−O−(C7-60アリー
ルアルキルエーテル)1-100 、(C4-50アルキルウレタ
ン)1- 100 、(C14-60 アリールウレタン)1-100 、
(C10-80 アルキルアリールウレタン)1-100 、(C
10-80 アリールアルキルウレタン)1-100 、(C5-50ア
ルキルウレア)1-100 、(C14-60 アリールウレア)
1-100 、(C10-80 アルキルアリールウレア)1-100 、
(C10-80 アリールアルキルウレア)1-100 、(C2-50
アルキルアミド)1-100 、(C7-60アリールアミド)
1-100 、(C8-70アルキルアリールアミド)1-100 、
(C8-70アリールアルキルアミド)1-100 、(C3-30ア
ルキル無水物)1-100 、(C8-50アリール無水物)
1-100 、(C9-60アルキルアリール無水物)1-100 、
(C9-60アリールアルキル無水物)1-100 、(C2-30ア
ルキルカーボネート)1-100 、(C7-50アリールカーボ
ネート)1-100 、(C 8-60アルキルアリールカーボネー
ト)1-100 、(C8-60アリールアルキルカーボネート)
1-100 、−R1 −O−CO−NH−(R2 若しくはAr
−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C1-30アルキルエ
ーテル、C6-40アリールエーテル、C7- 60アルキルアリ
ールエーテル若しくはC7-60アリールアルキルエーテ
ル)1-100、−R1 −O−CO−NH−(R2 若しくは
Ar−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C2-50アルキ
ルエステル、C7-60アリールエステル、C8-70アルキル
アリールエステル若しくはC8-70アリールアルキルエス
テル)1-100 、−R1 −O−CO−NH−(R2 若しく
はAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C1-30アル
キルエーテル、C6-40アリールエーテル、C7-60アルキ
ルアリールエーテル若しくはC7-60アリールアルキルエ
ーテル)1-100 −CO−NH−(R2 若しくはAr−R
2 −Ar)−NH−CO−O−、−R1 −O−CO−N
H−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−
O−(C2-50アルキルエステル、C7-60アリールエステ
ル、C8-70アルキルアリールエステル若しくはC8-70ア
リールアルキルエステル)1-100 −R3 −O−CO−N
H−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−
O−、−R1 −NH−CO−NH−(R2 若しくはAr
−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C1-30アルキルエ
ーテル、C6-40アリールエーテル、C7-60アルキルアリ
ールエーテル若しくはC7-60アリールアルキルエーテ
ル)1-100 、−R1 −NH−CO−NH−(R2 若しく
はAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C2-50アル
キルエステル、C7-60アリールエステル、C8- 70アルキ
ルアリールエステル若しくはC8-70アリールアルキルエ
ステル)1-100、−R1 −NH−CO−NH−(R2 若
しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C1-30
アルキルエーテル、C6-40アリールエーテル、C7-60ア
ルキルアリールエーテル若しくはC7-60アリールアルキ
ルエーテル)1-100 −CO−NH−(R2 若しくはAr
−R2 −Ar)−NH−CO−O−、−R1 −NH−C
O−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−
CO−O−(C2-50アルキルエステル、C7-60アリール
エステル、C8-70アルキルアリールエステル若しくはC
8-70アリールアルキルエステル)1-100 −R3 −O−C
O−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−
CO−O−、−R1 −O−CO−NH−(R 2 若しくは
Ar−R2 −Ar)−NH−CO−NH−(C2-50アル
キルアミド、C7-60アリールアミド、C8-70アルキルア
リールアミド若しくはC8-70アリールアルキルアミド)
1-100 又は−R1 −NH−CO−NH−(R2 若しくは
Ar−R2 −Ar)−NH−CO−NH−(C2-50アル
キルアミド、C7-60アリールアミド、C8-70アルキルア
リールアミド若しくはC8-70アリールアルキルアミド)
1-100 であり、そして
【0022】Zは各々独立して−C−D−(式中、Cは
各々独立して−R−、−R−Ar−、−Ar−R−又は
−Ar−であり、そしてDは各々独立して、−OH、−
SH、−NH2 、−NHOH、−SO3 H、−OSO3
H、−COOH、−CONH 2 、−CO−NH−N
H2 、−CH(NH2 )−COOH、−P(OH)3 、
−PO(OH)2 、−O−PO(OH)2 、−O−PO
(OH)−O−PO(OH)2 、−O−PO(O−)−
O−CH2 CH2 NH3 + 、−グリコシド、−OC
H3 、−O−CH2 −(CHOH)4 −CH2 OH、−
O−CH2 −(CHOH)2 −CHOH、−C6 H
3 (OH)2 、−NH3 + 、−N+ HRb Rc 又は−N
+ HRb Rc Rd である)である。――(但し、R、R
1 、R2 、R3 、Ra、Rb 、Rc 及びRd は各々独立
して、C1-30アルキルであり、そしてArは各々独立し
てアリールである)}、nは2〜30であり、そしてm
は1〜20である]
各々独立して−R−、−R−Ar−、−Ar−R−又は
−Ar−であり、そしてDは各々独立して、−OH、−
SH、−NH2 、−NHOH、−SO3 H、−OSO3
H、−COOH、−CONH 2 、−CO−NH−N
H2 、−CH(NH2 )−COOH、−P(OH)3 、
−PO(OH)2 、−O−PO(OH)2 、−O−PO
(OH)−O−PO(OH)2 、−O−PO(O−)−
O−CH2 CH2 NH3 + 、−グリコシド、−OC
H3 、−O−CH2 −(CHOH)4 −CH2 OH、−
O−CH2 −(CHOH)2 −CHOH、−C6 H
3 (OH)2 、−NH3 + 、−N+ HRb Rc 又は−N
+ HRb Rc Rd である)である。――(但し、R、R
1 、R2 、R3 、Ra、Rb 、Rc 及びRd は各々独立
して、C1-30アルキルであり、そしてArは各々独立し
てアリールである)}、nは2〜30であり、そしてm
は1〜20である]
【0023】で表される表されるポリヒドロキシ有機フ
レレン誘導体に関する。上記式で表される本発明に包含
される誘導体の一群は、Eが各々独立してE2、E3 、
E4 又はE5 であることを特徴とするものである。
レレン誘導体に関する。上記式で表される本発明に包含
される誘導体の一群は、Eが各々独立してE2、E3 、
E4 又はE5 であることを特徴とするものである。
【0024】上記式で表される本発明に包含される誘導
体の他の群は、Eが各々独立してE 3 、E4 又はE5 で
あることを特徴とする。X1 は各々独立して−Y1 、−
O−Y1 、−S−Y1 、−NH−Y1 、−CO−O−Y
1 、−O−CO−Y1 、−CO−NH−Y1 、−CO−
NY1 Y2 、−NH−CO−Y1 、−SO2 −Y1 、−
CHY1 Y2 又は−NY1 Y2 であり、Bは各々独立し
て−Ra −O−[Si(CH3 )2 −O−]1-100 、C
6-40アリール、C7-60アルキルアリール、C7- 60アリー
ルアルキル、(C6-40アリールエーテル)1-100 、(C
7-60アルキルアリールエーテル)1-100 、(C7-60アリ
ールアルキルエーテル)1-100 、(C1- 30アルキルチオ
エーテル)1-100 、(C6-40アリールチオエーテル)
1-100 、(C7-60アルキルアリールチオエーテル)
1-100 、(C7-60アリールアルキルチオエーテル)
1-100 、(C2-50アルキルエステル)1-100 、(C7-60
アリールエステル)1-100 、(C8-70アルキルアリール
エステル)1-100 、(C8-70アリールアルキルエステ
ル)1-100 、−R−CO−O−(C1-30アルキルエーテ
ル)1-10 0 、−R−CO−O−(C6-40アリールエーテ
ル)1-100 、−R−CO−O−(C7-60アルキルアリー
ルエーテル)1-100 、−R−CO−O−(C7-60アリー
ルアルキルエーテル)1-100 、(C4-50アルキルウレタ
ン)1-100 、(C14-60 アリールウレタン)1-100 、
(C10-80 アルキルアリールウレタン)1-100 、(C
10-80 アリールアルキルウレタン)1-100 、(C5-50ア
ルキルウレア)1-100 、(C14-60 アリールウレア)
1-100 、(C10-80 アルキルアリールウレア)1-10 0 、
(C10-80 アリールアルキルウレア)1-100 、(C2-50
アルキルアミド)1- 100 、(C7-60アリールアミド)
1-100 、(C8-70アルキルアリールアミド)1- 100 、
(C8-70アリールアルキルアミド)1-100 、(C3-30ア
ルキル無水物)1- 100 、(C8-50アリール無水物)
1-100 、(C9-60アルキルアリール無水物)1- 100 、
(C9-60アリールアルキル無水物)1-100 、(C2-30ア
ルキルカーボネート)1-100 、(C7-50アリールカーボ
ネート)1-100 、(C8-60アルキルアリールカーボネー
ト)1-100 、(C8-60アリールアルキルカーボネート)
1-100 、−R1 −O−CO−NH−(R2 若しくはAr
−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C1-30アルキルエ
ーテル、C6-40アリールエーテル、C7-60アルキルアリ
ールエーテル若しくはC7-60アリールアルキルエーテ
ル)1-100 、−R1 −O−CO−NH−(R2 若しくは
Ar−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C2-50アルキ
ルエステル、C7-60アリールエステル、C8-70アルキル
アリールエステル若しくはC8-70アリールアルキルエス
テル)1-100 、−R1 −O−CO−NH−(R2若しく
はAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C1-30アル
キルエーテル、C 6-40アリールエーテル、C7-60アルキ
ルアリールエーテル若しくはC7-60アリールアルキルエ
ーテル)1-100 −CO−NH−(R2 若しくはAr−R
2 −Ar)−NH−CO−O−、−R1 −O−CO−N
H−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−
O−(C2-50アルキルエステル、C7-60アリールエステ
ル、C8-70アルキルアリールエステル若しくはC8-70ア
リールアルキルエステル)1- 100 −R3 −O−CO−N
H−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−
O−、−R1 −NH−CO−NH−(R2 若しくはAr
−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C1-30アルキルエ
ーテル、C6-40アリールエーテル、C7-60アルキルアリ
ールエーテル若しくはC7-60アリールアルキルエーテ
ル)1-100 、−R 1 −NH−CO−NH−(R2 若しく
はAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C2-50アル
キルエステル、C7-60アリールエステル、C8-70アルキ
ルアリールエステル若しくはC8-70アリールアルキルエ
ステル)1-100 、−R1 −NH−CO−NH−(R2 若
しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C1-30
アルキルエーテル、C6-40アリールエーテル、C7-60ア
ルキルアリールエーテル若しくはC7-60アリールアルキ
ルエーテル)1-100 −CO−NH−(R2 若しくはAr
−R2 −Ar)−NH−CO−O−、−R1 −NH−C
O−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−
CO−O−(C2-50アルキルエステル、C7-60アリール
エステル、C8-70アルキルアリールエステル若しくはC
8-70アリールアルキルエステル)1-100 −R3 −O−C
O−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−
CO−O−、−R1 −O−CO−NH−(R2 若しくは
Ar−R 2 −Ar)−NH−CO−NH−(C2-50アル
キルアミド、C7-60アリールアミド、C8-70アルキルア
リールアミド若しくはC8-70アリールアルキルアミド)
1- 100 又は−R1 −NH−CO−NH−(R2 若しくは
Ar−R2 −Ar)−NH−CO−NH−(C2-50アル
キルアミド、C7-60アリールアミド、C8-70アルキルア
リールアミド若しくはC8-70アリールアルキルアミド)
1-100 であり、そしてDは各々独立して−SH、−NH
OH、−SO3 H、−OSO3 H、−CONH2 、−C
O−NH−NH2 、−CH(NH2 )−COOH、−P
(OH)3 、−PO(OH)2 、−O−PO(O
H)2 、−O−PO(OH)−O−PO(OH)2 、−
O−PO(O−)−O−CH2 CH2 NH3 + 、−グリ
コシド、−O−CH2 −(CHOH)4 −CH2 OH、
−O−CH2 −(CHOH)2 −CHOH、−C6 H3
(OH)2 、−N+ HRb Rc 又は−N+ HRb Rc R
d であり、R、Rb 、Rc 、Rd 、R1 、R2 及びR3
は各々独立してC1-30アルキルであり、Arは各々独立
してアリールであることが好ましい。上記式で表される
本発明に包含される誘導体の別の群は、Eが各々独立し
てE 4 又はE5 であることを特徴とするものである。X
1 は各々独立して−Y1 、−O−Y1 、−S−Y1 、−
NH−Y1 、−CO−O−Y1 、−O−CO−Y1 、−
CO−NH−Y1 、−CO−NY1 Y2 、−NH−CO
−Y1 、−SO2 −Y 1 、−CHY1 Y2 又は−NY1
Y2 であり、そしてB及びDは各々独立して前記と同じ
定義を有するのが好ましい。
体の他の群は、Eが各々独立してE 3 、E4 又はE5 で
あることを特徴とする。X1 は各々独立して−Y1 、−
O−Y1 、−S−Y1 、−NH−Y1 、−CO−O−Y
1 、−O−CO−Y1 、−CO−NH−Y1 、−CO−
NY1 Y2 、−NH−CO−Y1 、−SO2 −Y1 、−
CHY1 Y2 又は−NY1 Y2 であり、Bは各々独立し
て−Ra −O−[Si(CH3 )2 −O−]1-100 、C
6-40アリール、C7-60アルキルアリール、C7- 60アリー
ルアルキル、(C6-40アリールエーテル)1-100 、(C
7-60アルキルアリールエーテル)1-100 、(C7-60アリ
ールアルキルエーテル)1-100 、(C1- 30アルキルチオ
エーテル)1-100 、(C6-40アリールチオエーテル)
1-100 、(C7-60アルキルアリールチオエーテル)
1-100 、(C7-60アリールアルキルチオエーテル)
1-100 、(C2-50アルキルエステル)1-100 、(C7-60
アリールエステル)1-100 、(C8-70アルキルアリール
エステル)1-100 、(C8-70アリールアルキルエステ
ル)1-100 、−R−CO−O−(C1-30アルキルエーテ
ル)1-10 0 、−R−CO−O−(C6-40アリールエーテ
ル)1-100 、−R−CO−O−(C7-60アルキルアリー
ルエーテル)1-100 、−R−CO−O−(C7-60アリー
ルアルキルエーテル)1-100 、(C4-50アルキルウレタ
ン)1-100 、(C14-60 アリールウレタン)1-100 、
(C10-80 アルキルアリールウレタン)1-100 、(C
10-80 アリールアルキルウレタン)1-100 、(C5-50ア
ルキルウレア)1-100 、(C14-60 アリールウレア)
1-100 、(C10-80 アルキルアリールウレア)1-10 0 、
(C10-80 アリールアルキルウレア)1-100 、(C2-50
アルキルアミド)1- 100 、(C7-60アリールアミド)
1-100 、(C8-70アルキルアリールアミド)1- 100 、
(C8-70アリールアルキルアミド)1-100 、(C3-30ア
ルキル無水物)1- 100 、(C8-50アリール無水物)
1-100 、(C9-60アルキルアリール無水物)1- 100 、
(C9-60アリールアルキル無水物)1-100 、(C2-30ア
ルキルカーボネート)1-100 、(C7-50アリールカーボ
ネート)1-100 、(C8-60アルキルアリールカーボネー
ト)1-100 、(C8-60アリールアルキルカーボネート)
1-100 、−R1 −O−CO−NH−(R2 若しくはAr
−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C1-30アルキルエ
ーテル、C6-40アリールエーテル、C7-60アルキルアリ
ールエーテル若しくはC7-60アリールアルキルエーテ
ル)1-100 、−R1 −O−CO−NH−(R2 若しくは
Ar−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C2-50アルキ
ルエステル、C7-60アリールエステル、C8-70アルキル
アリールエステル若しくはC8-70アリールアルキルエス
テル)1-100 、−R1 −O−CO−NH−(R2若しく
はAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C1-30アル
キルエーテル、C 6-40アリールエーテル、C7-60アルキ
ルアリールエーテル若しくはC7-60アリールアルキルエ
ーテル)1-100 −CO−NH−(R2 若しくはAr−R
2 −Ar)−NH−CO−O−、−R1 −O−CO−N
H−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−
O−(C2-50アルキルエステル、C7-60アリールエステ
ル、C8-70アルキルアリールエステル若しくはC8-70ア
リールアルキルエステル)1- 100 −R3 −O−CO−N
H−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−
O−、−R1 −NH−CO−NH−(R2 若しくはAr
−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C1-30アルキルエ
ーテル、C6-40アリールエーテル、C7-60アルキルアリ
ールエーテル若しくはC7-60アリールアルキルエーテ
ル)1-100 、−R 1 −NH−CO−NH−(R2 若しく
はAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C2-50アル
キルエステル、C7-60アリールエステル、C8-70アルキ
ルアリールエステル若しくはC8-70アリールアルキルエ
ステル)1-100 、−R1 −NH−CO−NH−(R2 若
しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C1-30
アルキルエーテル、C6-40アリールエーテル、C7-60ア
ルキルアリールエーテル若しくはC7-60アリールアルキ
ルエーテル)1-100 −CO−NH−(R2 若しくはAr
−R2 −Ar)−NH−CO−O−、−R1 −NH−C
O−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−
CO−O−(C2-50アルキルエステル、C7-60アリール
エステル、C8-70アルキルアリールエステル若しくはC
8-70アリールアルキルエステル)1-100 −R3 −O−C
O−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−
CO−O−、−R1 −O−CO−NH−(R2 若しくは
Ar−R 2 −Ar)−NH−CO−NH−(C2-50アル
キルアミド、C7-60アリールアミド、C8-70アルキルア
リールアミド若しくはC8-70アリールアルキルアミド)
1- 100 又は−R1 −NH−CO−NH−(R2 若しくは
Ar−R2 −Ar)−NH−CO−NH−(C2-50アル
キルアミド、C7-60アリールアミド、C8-70アルキルア
リールアミド若しくはC8-70アリールアルキルアミド)
1-100 であり、そしてDは各々独立して−SH、−NH
OH、−SO3 H、−OSO3 H、−CONH2 、−C
O−NH−NH2 、−CH(NH2 )−COOH、−P
(OH)3 、−PO(OH)2 、−O−PO(O
H)2 、−O−PO(OH)−O−PO(OH)2 、−
O−PO(O−)−O−CH2 CH2 NH3 + 、−グリ
コシド、−O−CH2 −(CHOH)4 −CH2 OH、
−O−CH2 −(CHOH)2 −CHOH、−C6 H3
(OH)2 、−N+ HRb Rc 又は−N+ HRb Rc R
d であり、R、Rb 、Rc 、Rd 、R1 、R2 及びR3
は各々独立してC1-30アルキルであり、Arは各々独立
してアリールであることが好ましい。上記式で表される
本発明に包含される誘導体の別の群は、Eが各々独立し
てE 4 又はE5 であることを特徴とするものである。X
1 は各々独立して−Y1 、−O−Y1 、−S−Y1 、−
NH−Y1 、−CO−O−Y1 、−O−CO−Y1 、−
CO−NH−Y1 、−CO−NY1 Y2 、−NH−CO
−Y1 、−SO2 −Y 1 、−CHY1 Y2 又は−NY1
Y2 であり、そしてB及びDは各々独立して前記と同じ
定義を有するのが好ましい。
【0025】また、式F−(E)n で表されるポリ有機
フレレン誘導体の製造方法も本発明の範囲内である。
この方法は、可変性で(versatile) かつ反応性の中間体
として作用するポリニトロフレレン又はポリシクロ硫酸
化フレレン誘導体を得る工程と、上記中間体を求核性試
薬と接触させてポリ有機フレレン誘導体とする工程を含
んでいる。式F−(E)nに於いて、Fはフレレンコア
であり、Eは各々独立してE1 、E2 、E3 、E4 、E
5 又はE6 であり(但し、E1-5 は各々前記と同様に定
義され、E6 は各々独立してY1 −アミノ、Y1 −アル
コキシ又はY1−チオであり、X1 、X2 及びX3 は各
々独立して、−H、−Y1 、−O−Y1、−S−Y1 、
−NH−Y1 、−CO−O−Y1 、−O−CO−Y1 、
−CO−NH−Y1 、−CO−NY1 Y2 、−NH−C
O−Y1 、−SO2 −Y1 、−CHY1 Y2 又は−NY
1 Y2 であり、Y1 、Y2 及びY3 は各々独立して−H
又は−B−Zであり、Bは各々独立して−Ra −O−
[Si(CH3 )2 −O−] 1-100 、C1-2000アルキ
ル、C6-40アリール、C7-60アルキルアリール、C7-60
アリールアルキル、(C1-30アルキルエーテ
ル)1-100 、(C6-40アリールエーテル)1-100 、(C
7-60アルキルアリールエーテル)1-100 、(C7-60アリ
ールアルキルエーテル)1-100 、(C1-30アルキルチオ
エーテル)1-100 、(C6-40アリールチオエーテル)
1-100 、(C7-60アルキルアリールチオエーテル)1-10
0 、(C7-60アリールアルキルチオエーテル)1-100 、
(C2-50アルキルエステル)1-100 、(C7-60アリール
エステル)1-100 、(C8-70アルキルアリールエステ
ル)1-100 、(C8-70アリールアルキルエステル)
1-100 、−R−CO−O−(C1-30アルキルエーテル)
1-100 、−R−CO−O−(C6-40アリールエーテル)
1-100 、−R−CO−O−(C7-60アルキルアリールエ
ーテル)1-100 、−R−CO−O−(C7-60アリールア
ルキルエーテル)1-100 、(C4-50アルキルウレタン)
1-100 、(C14-60 アリールウレタン)1-100 、(C
10-80 アルキルアリールウレタン)1-100 、(C10-80
アリールアルキルウレタン)1-100 、(C5-50アルキル
ウレア)1-100 、(C14-60 アリールウレア)1-100 、
(C10 -80 アルキルアリールウレア)1-100 、(C
10-80 アリールアルキルウレア)1- 100 、(C2-50アル
キルアミド)1-100 、(C7-60アリールアミ
ド)1-100 、(C8-70アルキルアリールアミ
ド)1-100 、(C8-70アリールアルキルアミ
ド)1- 100 、(C3-30アルキル無水物)1-100 、(C
8-50アリール無水物)1-100 、(C9-60アルキルアリー
ル無水物)1-100 、(C9-60アリールアルキル無水物)
1- 100 、(C2-30アルキルカーボネート)1-100 、(C
7-50アリールカーボネート)1-100 、(C8-60アルキル
アリールカーボネート)1-100 、(C8-60アリールアル
キルカーボネート)1-100 、−R1 −O−CO−NH−
(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−
(C1-30アルキルエーテル、C6-40アリールエーテル、
C7-60アルキルアリールエーテル若しくはC7-60アリー
ルアルキルエーテル)1-100 、−R1 −O−CO−NH
−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O
−(C2-50アルキルエステル、C7-60アリールエステ
ル、C8- 70アルキルアリールエステル若しくはC8-70ア
リールアルキルエステル)1-100、−R1 −O−CO−
NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO
−O−(C1-30アルキルエーテル、C6-40アリールエー
テル、C7-60アルキルアリールエーテル若しくはC7-60
アリールアルキルエーテル)1-100 −CO−NH−(R
2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−、−
R1 −O−CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −A
r)−NH−CO−O−(C2-50アルキルエステル、C
7-60アリールエステル、C8-70アルキルアリールエステ
ル若しくはC 8-70アリールアルキルエステル)1-100 −
R3 −O−CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −A
r)−NH−CO−O−、−R1 −NH−CO−NH−
(R2若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−
(C1-30アルキルエーテル、C 6-40アリールエーテル、
C7-60アルキルアリールエーテル若しくはC7-60アリー
ルアルキルエーテル)1-100 、−R1 −NH−CO−N
H−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−
O−(C2-50アルキルエステル、C7-60アリールエステ
ル、C8-70アルキルアリールエステル若しくはC8-70ア
リールアルキルエステル)1-100 、−R1 −NH−CO
−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−C
O−O−(C1-30アルキルエーテル、C6-40アリールエ
ーテル、C 7-60アルキルアリールエーテル若しくはC
7-60アリールアルキルエーテル)1-10 0 −CO−NH−
(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O
−、−R 1 −NH−CO−NH−(R2 若しくはAr−
R2 −Ar)−NH−CO−O−(C2-50アルキルエス
テル、C7-60アリールエステル、C8-70アルキルアリー
ルエステル若しくはC8-70アリールアルキルエステル)
1-100 −R3 −O−CO−NH−(R2 若しくはAr−
R2 −Ar)−NH−CO−O−、−R1 −O−CO−
NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO
−NH−(C2-50アルキルアミド、C7-60アリールアミ
ド、C8-70アルキルアリールアミド若しくはC8-70アリ
ールアルキルアミド)1-100 又は−R1 −NH−CO−
NH−(R2若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO
−NH−(C2-50アルキルアミド、C 7-60アリールアミ
ド、C8-70アルキルアリールアミド若しくはC8-70アリ
ールアルキルアミド)1-100 であり、Zは各々独立して
−C−D−(式中、Cは各々独立して−R−、−R−A
r−、−Ar−R−又は−Ar−であり、そしてDは各
々独立して−OH、−SH、−NH2 、−NHOH、−
SO3 H、−OSO3 H、−COOH、−CONH2 、
−CO−NH−NH2 、−CH(NH2 )−COOH、
−P(OH)3 、−PO(OH)2 、−O−PO(O
H)2 、−O−PO(OH)−O−PO(OH)2 、−
O−PO(O−)−O−CH2 CH2 NH3 + 、−グリ
コシド、−OCH3 、−O−CH2 −(CHOH)4 −
CH2 OH、−O−CH2 −(CHOH)2 −CHO
H、−C6 H3 (OH)2 、−NH3 +、−N+ HRb
Rc 又は−N+ HRb Rc Rd である)であり、R、R
1 、R2、R3 、Ra 、Rb 、Rc 及びRd は各々独立
してC1-30アルキルであり、Arは各々独立してアリー
ルであり、そしてnは1〜30であり、そしてmは1〜
20である。
フレレン誘導体の製造方法も本発明の範囲内である。
この方法は、可変性で(versatile) かつ反応性の中間体
として作用するポリニトロフレレン又はポリシクロ硫酸
化フレレン誘導体を得る工程と、上記中間体を求核性試
薬と接触させてポリ有機フレレン誘導体とする工程を含
んでいる。式F−(E)nに於いて、Fはフレレンコア
であり、Eは各々独立してE1 、E2 、E3 、E4 、E
5 又はE6 であり(但し、E1-5 は各々前記と同様に定
義され、E6 は各々独立してY1 −アミノ、Y1 −アル
コキシ又はY1−チオであり、X1 、X2 及びX3 は各
々独立して、−H、−Y1 、−O−Y1、−S−Y1 、
−NH−Y1 、−CO−O−Y1 、−O−CO−Y1 、
−CO−NH−Y1 、−CO−NY1 Y2 、−NH−C
O−Y1 、−SO2 −Y1 、−CHY1 Y2 又は−NY
1 Y2 であり、Y1 、Y2 及びY3 は各々独立して−H
又は−B−Zであり、Bは各々独立して−Ra −O−
[Si(CH3 )2 −O−] 1-100 、C1-2000アルキ
ル、C6-40アリール、C7-60アルキルアリール、C7-60
アリールアルキル、(C1-30アルキルエーテ
ル)1-100 、(C6-40アリールエーテル)1-100 、(C
7-60アルキルアリールエーテル)1-100 、(C7-60アリ
ールアルキルエーテル)1-100 、(C1-30アルキルチオ
エーテル)1-100 、(C6-40アリールチオエーテル)
1-100 、(C7-60アルキルアリールチオエーテル)1-10
0 、(C7-60アリールアルキルチオエーテル)1-100 、
(C2-50アルキルエステル)1-100 、(C7-60アリール
エステル)1-100 、(C8-70アルキルアリールエステ
ル)1-100 、(C8-70アリールアルキルエステル)
1-100 、−R−CO−O−(C1-30アルキルエーテル)
1-100 、−R−CO−O−(C6-40アリールエーテル)
1-100 、−R−CO−O−(C7-60アルキルアリールエ
ーテル)1-100 、−R−CO−O−(C7-60アリールア
ルキルエーテル)1-100 、(C4-50アルキルウレタン)
1-100 、(C14-60 アリールウレタン)1-100 、(C
10-80 アルキルアリールウレタン)1-100 、(C10-80
アリールアルキルウレタン)1-100 、(C5-50アルキル
ウレア)1-100 、(C14-60 アリールウレア)1-100 、
(C10 -80 アルキルアリールウレア)1-100 、(C
10-80 アリールアルキルウレア)1- 100 、(C2-50アル
キルアミド)1-100 、(C7-60アリールアミ
ド)1-100 、(C8-70アルキルアリールアミ
ド)1-100 、(C8-70アリールアルキルアミ
ド)1- 100 、(C3-30アルキル無水物)1-100 、(C
8-50アリール無水物)1-100 、(C9-60アルキルアリー
ル無水物)1-100 、(C9-60アリールアルキル無水物)
1- 100 、(C2-30アルキルカーボネート)1-100 、(C
7-50アリールカーボネート)1-100 、(C8-60アルキル
アリールカーボネート)1-100 、(C8-60アリールアル
キルカーボネート)1-100 、−R1 −O−CO−NH−
(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−
(C1-30アルキルエーテル、C6-40アリールエーテル、
C7-60アルキルアリールエーテル若しくはC7-60アリー
ルアルキルエーテル)1-100 、−R1 −O−CO−NH
−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O
−(C2-50アルキルエステル、C7-60アリールエステ
ル、C8- 70アルキルアリールエステル若しくはC8-70ア
リールアルキルエステル)1-100、−R1 −O−CO−
NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO
−O−(C1-30アルキルエーテル、C6-40アリールエー
テル、C7-60アルキルアリールエーテル若しくはC7-60
アリールアルキルエーテル)1-100 −CO−NH−(R
2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−、−
R1 −O−CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −A
r)−NH−CO−O−(C2-50アルキルエステル、C
7-60アリールエステル、C8-70アルキルアリールエステ
ル若しくはC 8-70アリールアルキルエステル)1-100 −
R3 −O−CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −A
r)−NH−CO−O−、−R1 −NH−CO−NH−
(R2若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−
(C1-30アルキルエーテル、C 6-40アリールエーテル、
C7-60アルキルアリールエーテル若しくはC7-60アリー
ルアルキルエーテル)1-100 、−R1 −NH−CO−N
H−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−
O−(C2-50アルキルエステル、C7-60アリールエステ
ル、C8-70アルキルアリールエステル若しくはC8-70ア
リールアルキルエステル)1-100 、−R1 −NH−CO
−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−C
O−O−(C1-30アルキルエーテル、C6-40アリールエ
ーテル、C 7-60アルキルアリールエーテル若しくはC
7-60アリールアルキルエーテル)1-10 0 −CO−NH−
(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O
−、−R 1 −NH−CO−NH−(R2 若しくはAr−
R2 −Ar)−NH−CO−O−(C2-50アルキルエス
テル、C7-60アリールエステル、C8-70アルキルアリー
ルエステル若しくはC8-70アリールアルキルエステル)
1-100 −R3 −O−CO−NH−(R2 若しくはAr−
R2 −Ar)−NH−CO−O−、−R1 −O−CO−
NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO
−NH−(C2-50アルキルアミド、C7-60アリールアミ
ド、C8-70アルキルアリールアミド若しくはC8-70アリ
ールアルキルアミド)1-100 又は−R1 −NH−CO−
NH−(R2若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO
−NH−(C2-50アルキルアミド、C 7-60アリールアミ
ド、C8-70アルキルアリールアミド若しくはC8-70アリ
ールアルキルアミド)1-100 であり、Zは各々独立して
−C−D−(式中、Cは各々独立して−R−、−R−A
r−、−Ar−R−又は−Ar−であり、そしてDは各
々独立して−OH、−SH、−NH2 、−NHOH、−
SO3 H、−OSO3 H、−COOH、−CONH2 、
−CO−NH−NH2 、−CH(NH2 )−COOH、
−P(OH)3 、−PO(OH)2 、−O−PO(O
H)2 、−O−PO(OH)−O−PO(OH)2 、−
O−PO(O−)−O−CH2 CH2 NH3 + 、−グリ
コシド、−OCH3 、−O−CH2 −(CHOH)4 −
CH2 OH、−O−CH2 −(CHOH)2 −CHO
H、−C6 H3 (OH)2 、−NH3 +、−N+ HRb
Rc 又は−N+ HRb Rc Rd である)であり、R、R
1 、R2、R3 、Ra 、Rb 、Rc 及びRd は各々独立
してC1-30アルキルであり、Arは各々独立してアリー
ルであり、そしてnは1〜30であり、そしてmは1〜
20である。
【0026】上記の方法は、更に、このようにして得ら
れたポリ有機フレレン誘導体を加水分解することによっ
て、ポリヒドロキシ有機フレレン誘導体を製造すること
まで延長することができる。
れたポリ有機フレレン誘導体を加水分解することによっ
て、ポリヒドロキシ有機フレレン誘導体を製造すること
まで延長することができる。
【0027】用語「アルキル」とは、1〜30個の炭素
原子を含有する直鎖又は3〜30個の炭素原子を含有す
る分枝炭化水素鎖又は3〜30個の炭素原子を含有する
環式炭化水素基等を意味する。これらのアルキル基は、
1個又は2個以上の二重結合又は三重結合を含むことが
でき、そして環式アルキル基は、1個又は2個以上の、
ヘテロ原子、代表的には窒素、酸素若しくは硫黄を含む
ことができる。アルキル基として例えば、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t
ert−ブチル、アミル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチ
ル、オクチル、ノニル、デシル、ペンタデシル、イコシ
ル、アリル、2−ブテニル、2−ペンテニル、3−ヘキ
セニル、4−デセニル、5−ノナデセニル、2−ブチニ
ル、3−オクチニル、5−オクタデシニル(5-octadecny
l)、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル、シクロヘプチル、アダマンチル、ノルボルニル、イ
ソボルニル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメ
チル、1−又は2−シクロヘキシルエチル、シクロペン
テニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニル、シクロ
オクテニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラ
ニル、ピペリジニル、モルホリノ及びピロリジニル基を
挙げることができるが、これらに限定されるものではな
い。
原子を含有する直鎖又は3〜30個の炭素原子を含有す
る分枝炭化水素鎖又は3〜30個の炭素原子を含有する
環式炭化水素基等を意味する。これらのアルキル基は、
1個又は2個以上の二重結合又は三重結合を含むことが
でき、そして環式アルキル基は、1個又は2個以上の、
ヘテロ原子、代表的には窒素、酸素若しくは硫黄を含む
ことができる。アルキル基として例えば、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t
ert−ブチル、アミル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチ
ル、オクチル、ノニル、デシル、ペンタデシル、イコシ
ル、アリル、2−ブテニル、2−ペンテニル、3−ヘキ
セニル、4−デセニル、5−ノナデセニル、2−ブチニ
ル、3−オクチニル、5−オクタデシニル(5-octadecny
l)、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル、シクロヘプチル、アダマンチル、ノルボルニル、イ
ソボルニル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメ
チル、1−又は2−シクロヘキシルエチル、シクロペン
テニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニル、シクロ
オクテニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラ
ニル、ピペリジニル、モルホリノ及びピロリジニル基を
挙げることができるが、これらに限定されるものではな
い。
【0028】本明細書で使用される用語「アリール」
は、C6-40芳香族環を指すものである。これらの分子成
分は、縮合環であってもよく、また下記に定義されるよ
うにアリール又はヘテロアリールと縮合していてもよ
い。縮合環は、共通の炭素−炭素結合を共有する環であ
る。代表的には、アリール基としてフェニル、ナフチ
ル、ビフェニル、インダゾリル、フェナントリル及びア
ントラシルが挙げられる。本明細書における用語「ヘテ
ロアリール」は、上記の定義のような1個又は2個以上
のヘテロ原子を含有するC6-40芳香族環を意味する。こ
れらの分子成分は縮合環であってもよい。ヘテロアリー
ル基の例として、ピリジル、ピラジニル、ピリミジル、
フリル、ピロリル、チエニル、チアゾリル、オキサゾリ
ル、イミダゾリル、クマリニル、インドリル、ベンゾフ
ラニル、ベンズチアゾリル、ベンゾチエニル及びベンゾ
チアジアゾリルが挙げられる。
は、C6-40芳香族環を指すものである。これらの分子成
分は、縮合環であってもよく、また下記に定義されるよ
うにアリール又はヘテロアリールと縮合していてもよ
い。縮合環は、共通の炭素−炭素結合を共有する環であ
る。代表的には、アリール基としてフェニル、ナフチ
ル、ビフェニル、インダゾリル、フェナントリル及びア
ントラシルが挙げられる。本明細書における用語「ヘテ
ロアリール」は、上記の定義のような1個又は2個以上
のヘテロ原子を含有するC6-40芳香族環を意味する。こ
れらの分子成分は縮合環であってもよい。ヘテロアリー
ル基の例として、ピリジル、ピラジニル、ピリミジル、
フリル、ピロリル、チエニル、チアゾリル、オキサゾリ
ル、イミダゾリル、クマリニル、インドリル、ベンゾフ
ラニル、ベンズチアゾリル、ベンゾチエニル及びベンゾ
チアジアゾリルが挙げられる。
【0029】本明細書で使用される用語「ハロゲン化
物」は、フルオロ、クロロ、ブロモ又はヨードとして定
義される。本明細書において用語「ポリニトロフレレ
ン」及び「ポリシクロ硫酸化フレレン」は、それぞれ
式、F−(NO2 )n 及びF−(SO4 )n (式中、n
は少なくとも2である)を有するものである。用語「求
核性試薬」は、反応で電子を供与する電子富化種として
定義される。ポリ有機フレレン誘導体の製造において使
用することができる求核性試薬の例として、アミン、フ
ェノール、アルコキシド、有機チオラート、カルボアニ
オン、有機アミドアニオン、チオール、アミノ酸及びチ
オールカルバメートアニオンが挙げられる。上記求核性
試薬は、置換されていなくともよく又は他の官能基で置
換されていてよいことを記載しておく。置換求核性試薬
の例として、1,4−ナフトキノニルアミン、チロシ
ン、ジヒドロキシプロピルチオール等々が挙げられる。
例えば、ポリニトロフレレンは、求核性試薬であるジヒ
ドロキシプロピルチオールと反応して、対応するポリ有
機フレレン誘導体であるポリ(ジヒドロキシプロピルメ
ルカプト)フレレンを生成することができる。下記の実
施例19を参照のこと。用語「加水分解」とは、塩基性
又は酸性条件下で、水分子が化合物の感受性の結合を攻
撃し、そして切断することを意味する。塩基は、ポリヒ
ドロキシ有機フレレン誘導体の製造のために本発明に於
いて加水分解剤として一般的に使用されるものであり、
本明細書においては水酸化ナトリウムが好ましい加水分
解剤である。
物」は、フルオロ、クロロ、ブロモ又はヨードとして定
義される。本明細書において用語「ポリニトロフレレ
ン」及び「ポリシクロ硫酸化フレレン」は、それぞれ
式、F−(NO2 )n 及びF−(SO4 )n (式中、n
は少なくとも2である)を有するものである。用語「求
核性試薬」は、反応で電子を供与する電子富化種として
定義される。ポリ有機フレレン誘導体の製造において使
用することができる求核性試薬の例として、アミン、フ
ェノール、アルコキシド、有機チオラート、カルボアニ
オン、有機アミドアニオン、チオール、アミノ酸及びチ
オールカルバメートアニオンが挙げられる。上記求核性
試薬は、置換されていなくともよく又は他の官能基で置
換されていてよいことを記載しておく。置換求核性試薬
の例として、1,4−ナフトキノニルアミン、チロシ
ン、ジヒドロキシプロピルチオール等々が挙げられる。
例えば、ポリニトロフレレンは、求核性試薬であるジヒ
ドロキシプロピルチオールと反応して、対応するポリ有
機フレレン誘導体であるポリ(ジヒドロキシプロピルメ
ルカプト)フレレンを生成することができる。下記の実
施例19を参照のこと。用語「加水分解」とは、塩基性
又は酸性条件下で、水分子が化合物の感受性の結合を攻
撃し、そして切断することを意味する。塩基は、ポリヒ
ドロキシ有機フレレン誘導体の製造のために本発明に於
いて加水分解剤として一般的に使用されるものであり、
本明細書においては水酸化ナトリウムが好ましい加水分
解剤である。
【0030】上記分子成分の多くの構造を、以下、各々
分子成分に続いて括弧内に示す。すなわち、アルキルエ
ーテル(−R−O−)、アリールエーテル(−Ar−O
−)、アルキルアリールエーテル(−R−Ar−O
−)、アリールアルキルエーテル(−Ar−R−O
−)、アルキルチオエーテル(−R−S−)、アリール
チオエーテル(−Ar−S−)、アルキルアリールチオ
エーテル(−R−Ar−S−)、アリールアルキルチオ
エーテル(−Ar−R−S−)、アルキルエステル(−
R−O−CO−、−R−CO−O−、−R1 −CO−O
−R2 −O−CO−又は−R1 −O−CO−R2 −CO
−O−)、アリールエステル(−Ar−O−CO−、−
Ar−CO−O−、−Ar1 −CO−O−Ar2 −O−
CO−又は−Ar 1 −O−CO−Ar2 −CO−O
−)、アルキルアリールエステル(−R−Ar−O−C
O−又は−R−Ar−CO−O−)、アリールアルキル
エステル(−Ar−R−O−CO−又は−Ar−R−C
O−O−)、アルキルウレタン(−R1−O−CO−N
H−R2 −NH−CO−O−)、アリールウレタン(−
Ar1 −O−CO−NH−Ar2 −NH−CO−O
−)、アルキルアリールウレタン(−R1 −Ar−O−
CO−NH−R2 −NH−CO−O−、−R−Ar1 −
O−CO−NH−Ar2 −NH−CO−O−又は−R1
−O−CO−NH−Ar−R2−Ar−NH−CO−O
−)、アリールアルキルウレタン(−Ar−R1 −O−
CO−NH−R2 −NH−CO−O−、−Ar1 −R−
O−CO−NH−Ar2−NH−CO−O−又は−Ar
1 −O−CO−NH−Ar2 −R−Ar2 −NH−CO
−O−)、アルキルウレア(−R1 −NH−CO−NH
−R2 −NH−CO−NH−)、アリールウレア(−A
r1 −NH−CO−NH−Ar2 −NH−CO−NH
−)、アルキルアリールウレア(−R1 −Ar−NH−
CO−NH−R2 −NH−CO−NH−、−R−Ar1
−NH−CO−NH−Ar2 −NH−CO−NH−又は
−R1 −NH−CO−NH−Ar−R2 −Ar−NH−
CO−NH−)、アリールアルキルウレア(−Ar−R
1 −NH−CO−NH−R2 −NH−CO−NH−、−
Ar1 −R−NH−CO−NH−Ar2 −NH−CO−
NH−又は−Ar1 −NH−CO−NH−Ar2 −R−
Ar2 −NH−CO−NH−)、アルキルアミド(−R
−NH−CO−、−R−CO−NH−、−R1 −CO−
NH−R2 −NH−CO−又は−R1 −NH−CO−R
2 −CO−NH−)、アリールアミド(−Ar−NH−
CO−、−Ar−CO−NH−、−Ar1−CO−NH
−Ar2 −NH−CO−又は−Ar1 −NH−CO−A
r2 −CO−NH−)、アルキルアリールアミド(−R
−Ar−NH−CO−、−R−CO−NH−Ar−NH
−CO−又は−R−NH−CO−Ar−CO−NH
−)、アリールアルキルアミド(−Ar−R−NH−C
O−、−Ar−CO−NH−R−NH−CO−又は−A
r−NH−CO−R−CO−NH−)、アルキル無水物
(−R−CO−O−CO−)、アリール無水物(−Ar
−CO−O−CO−)、アルキルアリール無水物(−R
−Ar−CO−O−CO−又は−R−CO−O−CO−
Ar−CO−O−CO−)、アリールアルキル無水物
(−Ar−R−CO−O−CO−又は−Ar−CO−O
−CO−R−CO−O−CO−)、アルキルカーボネー
ト(−R−O−CO−O−)、アリールカーボネート
(−Ar−O−CO−O−)、アルキルアリールカーボ
ネート(−R−Ar−O−CO−O−又は−R−O−C
O−O−Ar−O−CO−O−)及びアリールアルキル
カーボネート(−Ar−R−O−CO−O−又は−Ar
−O−CO−O−R−O−CO−O−)を列挙する。A
rへのジ置換の位置は、パラ、メタ又はオルト位のいず
れもあってよいことを記載しておく。
分子成分に続いて括弧内に示す。すなわち、アルキルエ
ーテル(−R−O−)、アリールエーテル(−Ar−O
−)、アルキルアリールエーテル(−R−Ar−O
−)、アリールアルキルエーテル(−Ar−R−O
−)、アルキルチオエーテル(−R−S−)、アリール
チオエーテル(−Ar−S−)、アルキルアリールチオ
エーテル(−R−Ar−S−)、アリールアルキルチオ
エーテル(−Ar−R−S−)、アルキルエステル(−
R−O−CO−、−R−CO−O−、−R1 −CO−O
−R2 −O−CO−又は−R1 −O−CO−R2 −CO
−O−)、アリールエステル(−Ar−O−CO−、−
Ar−CO−O−、−Ar1 −CO−O−Ar2 −O−
CO−又は−Ar 1 −O−CO−Ar2 −CO−O
−)、アルキルアリールエステル(−R−Ar−O−C
O−又は−R−Ar−CO−O−)、アリールアルキル
エステル(−Ar−R−O−CO−又は−Ar−R−C
O−O−)、アルキルウレタン(−R1−O−CO−N
H−R2 −NH−CO−O−)、アリールウレタン(−
Ar1 −O−CO−NH−Ar2 −NH−CO−O
−)、アルキルアリールウレタン(−R1 −Ar−O−
CO−NH−R2 −NH−CO−O−、−R−Ar1 −
O−CO−NH−Ar2 −NH−CO−O−又は−R1
−O−CO−NH−Ar−R2−Ar−NH−CO−O
−)、アリールアルキルウレタン(−Ar−R1 −O−
CO−NH−R2 −NH−CO−O−、−Ar1 −R−
O−CO−NH−Ar2−NH−CO−O−又は−Ar
1 −O−CO−NH−Ar2 −R−Ar2 −NH−CO
−O−)、アルキルウレア(−R1 −NH−CO−NH
−R2 −NH−CO−NH−)、アリールウレア(−A
r1 −NH−CO−NH−Ar2 −NH−CO−NH
−)、アルキルアリールウレア(−R1 −Ar−NH−
CO−NH−R2 −NH−CO−NH−、−R−Ar1
−NH−CO−NH−Ar2 −NH−CO−NH−又は
−R1 −NH−CO−NH−Ar−R2 −Ar−NH−
CO−NH−)、アリールアルキルウレア(−Ar−R
1 −NH−CO−NH−R2 −NH−CO−NH−、−
Ar1 −R−NH−CO−NH−Ar2 −NH−CO−
NH−又は−Ar1 −NH−CO−NH−Ar2 −R−
Ar2 −NH−CO−NH−)、アルキルアミド(−R
−NH−CO−、−R−CO−NH−、−R1 −CO−
NH−R2 −NH−CO−又は−R1 −NH−CO−R
2 −CO−NH−)、アリールアミド(−Ar−NH−
CO−、−Ar−CO−NH−、−Ar1−CO−NH
−Ar2 −NH−CO−又は−Ar1 −NH−CO−A
r2 −CO−NH−)、アルキルアリールアミド(−R
−Ar−NH−CO−、−R−CO−NH−Ar−NH
−CO−又は−R−NH−CO−Ar−CO−NH
−)、アリールアルキルアミド(−Ar−R−NH−C
O−、−Ar−CO−NH−R−NH−CO−又は−A
r−NH−CO−R−CO−NH−)、アルキル無水物
(−R−CO−O−CO−)、アリール無水物(−Ar
−CO−O−CO−)、アルキルアリール無水物(−R
−Ar−CO−O−CO−又は−R−CO−O−CO−
Ar−CO−O−CO−)、アリールアルキル無水物
(−Ar−R−CO−O−CO−又は−Ar−CO−O
−CO−R−CO−O−CO−)、アルキルカーボネー
ト(−R−O−CO−O−)、アリールカーボネート
(−Ar−O−CO−O−)、アルキルアリールカーボ
ネート(−R−Ar−O−CO−O−又は−R−O−C
O−O−Ar−O−CO−O−)及びアリールアルキル
カーボネート(−Ar−R−O−CO−O−又は−Ar
−O−CO−O−R−O−CO−O−)を列挙する。A
rへのジ置換の位置は、パラ、メタ又はオルト位のいず
れもあってよいことを記載しておく。
【0031】本明細書に記載されたポリニトロフレレ
ン、F−(NO2 )n 又はポリシクロ硫酸化フレレン、
F−(SO4 )n を、(下記実施例に示されるように)
種々のポリ有機フレレン誘導体の製造用の中間体として
使用することができる。これらの中間体を使用すること
によって、穏和な条件下で速い速度で反応を進行させる
ことが可能になる。ポリニトロフレレン又はポリシクロ
硫酸化フレレンから合成されたこれらのフレレン誘導体
は、次いで、フレレングラフト化ポリマーを製造するた
めに使用することができる。米国特許第5,635,5
81号を参照のこと。ポリマーの出発物質として作用す
ることに加えて、これらの誘導体は、有用なフリーラジ
カルスカベンジャーであることも示されている。米国特
許第5,648,523号を参照のこと。本発明の他の
特徴及び利点は、好ましい態様の下記の記載及び特許請
求の範囲から明らかになるであろう。
ン、F−(NO2 )n 又はポリシクロ硫酸化フレレン、
F−(SO4 )n を、(下記実施例に示されるように)
種々のポリ有機フレレン誘導体の製造用の中間体として
使用することができる。これらの中間体を使用すること
によって、穏和な条件下で速い速度で反応を進行させる
ことが可能になる。ポリニトロフレレン又はポリシクロ
硫酸化フレレンから合成されたこれらのフレレン誘導体
は、次いで、フレレングラフト化ポリマーを製造するた
めに使用することができる。米国特許第5,635,5
81号を参照のこと。ポリマーの出発物質として作用す
ることに加えて、これらの誘導体は、有用なフリーラジ
カルスカベンジャーであることも示されている。米国特
許第5,648,523号を参照のこと。本発明の他の
特徴及び利点は、好ましい態様の下記の記載及び特許請
求の範囲から明らかになるであろう。
【0032】
【発明の実施の形態】本明細書に記載したポリニトロフ
レレン又はポリシクロ硫酸化フレレンからのポリ有機フ
レレン誘導体の幾つかを合成するための種々の方法を以
下に記載する。本発明に於いて反応性中間体として作用
するポリニトロフレレン誘導体F−(NO2 )n は、下
記の方法のうちの一つによって製造することができる。
レレン又はポリシクロ硫酸化フレレンからのポリ有機フ
レレン誘導体の幾つかを合成するための種々の方法を以
下に記載する。本発明に於いて反応性中間体として作用
するポリニトロフレレン誘導体F−(NO2 )n は、下
記の方法のうちの一つによって製造することができる。
【0033】a)F−(NO2 )n を製造するための方
法には、フレレン、Fを、亜硝酸ナトリウム、NaNO
2 及び濃HNO3 から発生する二酸化窒素ラジカル、N
O2・と反応させることが含まれている。Chiang等、Tet
rahedron 、1996年、52(14)、4963頁を参照のこと。F
−(NO2 )n の構造は、少なくとも4個のニトロ基を
含有することを特徴としている。
法には、フレレン、Fを、亜硝酸ナトリウム、NaNO
2 及び濃HNO3 から発生する二酸化窒素ラジカル、N
O2・と反応させることが含まれている。Chiang等、Tet
rahedron 、1996年、52(14)、4963頁を参照のこと。F
−(NO2 )n の構造は、少なくとも4個のニトロ基を
含有することを特徴としている。
【0034】b)nが4であるF−(NO2 )n はま
た、フレレンを二硫化炭素溶液中で四酸化二窒素、N2
O4 と反応させることから製造することができる。Cata
ldo 等、Fullerene Sci. & Techno.、1997年、5(1)、25
7 頁を参照のこと。
た、フレレンを二硫化炭素溶液中で四酸化二窒素、N2
O4 と反応させることから製造することができる。Cata
ldo 等、Fullerene Sci. & Techno.、1997年、5(1)、25
7 頁を参照のこと。
【0035】c)F−(NO2)nの更に他の製造方法
は、フレレンを、H2 SO4 水溶液中でNaNO2 とF
eSO4 との混合物から発生する二酸化窒素ガスと反応
させることによって行うことができる。Sarkar等、J. C
hem. Soc., Chem. Commum.、1994年、275 を参照のこ
と。
は、フレレンを、H2 SO4 水溶液中でNaNO2 とF
eSO4 との混合物から発生する二酸化窒素ガスと反応
させることによって行うことができる。Sarkar等、J. C
hem. Soc., Chem. Commum.、1994年、275 を参照のこ
と。
【0036】d)F−(NO2 )n の更に他の製造方法
は、フレレンを発煙硝酸と反応させることによって行う
ことができる。Hamwi 等、Fullerene Sci. & Techno.、
1996年、4(5)、835 頁を参照のこと。 本発明で有効な
中間体として使用することができるポリシクロ硫酸化フ
レレン誘導体、F−(SO4 )n は、酸化剤(例えば、
P2 O5 、V2 O5 又はSeO2 )の存在下で、フレレ
ンを生発煙硫酸と反応させることによって製造すること
ができる。生成物の構造は、少なくとも4個のシクロ硫
酸化単位からなることを特徴としている。
は、フレレンを発煙硝酸と反応させることによって行う
ことができる。Hamwi 等、Fullerene Sci. & Techno.、
1996年、4(5)、835 頁を参照のこと。 本発明で有効な
中間体として使用することができるポリシクロ硫酸化フ
レレン誘導体、F−(SO4 )n は、酸化剤(例えば、
P2 O5 、V2 O5 又はSeO2 )の存在下で、フレレ
ンを生発煙硫酸と反応させることによって製造すること
ができる。生成物の構造は、少なくとも4個のシクロ硫
酸化単位からなることを特徴としている。
【0037】ポリ有機フレレン誘導体、F−(E)
n は、一般的に、F−(NO2 )n 又はF−(SO4 )
n を、求核性試薬、E−H(例えば、第一級及び第二級
有機アミノ化合物、アルコキシド、有機チオラート、有
機フェノール化合物、カルボアニオン、有機アミドアニ
オン、チオカルバメートイオン等々)と、テトラヒドロ
フランのような非反応性溶媒中で反応させることによっ
て合成することができる。置換反応を受けるために十分
な強度のものであるE−Hの求核性アニオンを製造する
ために、反応によっては塩基が必要となることがあり得
る(下記の実施例を参照)。このような塩基の若干の例
として、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−ウン
デク−7−エン(DBU)、1.5−ジアザビアシク
[4.3.0]ノン−5−エン(DBU)及びリチウム
ジイソプロピルアミン(LDA)が挙げられる。
n は、一般的に、F−(NO2 )n 又はF−(SO4 )
n を、求核性試薬、E−H(例えば、第一級及び第二級
有機アミノ化合物、アルコキシド、有機チオラート、有
機フェノール化合物、カルボアニオン、有機アミドアニ
オン、チオカルバメートイオン等々)と、テトラヒドロ
フランのような非反応性溶媒中で反応させることによっ
て合成することができる。置換反応を受けるために十分
な強度のものであるE−Hの求核性アニオンを製造する
ために、反応によっては塩基が必要となることがあり得
る(下記の実施例を参照)。このような塩基の若干の例
として、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−ウン
デク−7−エン(DBU)、1.5−ジアザビアシク
[4.3.0]ノン−5−エン(DBU)及びリチウム
ジイソプロピルアミン(LDA)が挙げられる。
【0038】また、F−(E)n は、F−(NO2 )n
又はF−(SO4 )n を、E−Hをトリエチルホウ水素
化リチウム(スーパー−ハイドライド(Super-Hydride)
(登録商標))と、テトラヒドロフラン又はその他の非
反応性溶媒中で反応させることによって発生するE−H
のリチウム塩と反応させることによって製造することが
できる。E−Hのリチウム塩の例として、リチウム有機
アミノ化合物、リチウム有機チオラート、リチウム有機
フェノールが挙げられるが、これらに限定されるもので
はない。
又はF−(SO4 )n を、E−Hをトリエチルホウ水素
化リチウム(スーパー−ハイドライド(Super-Hydride)
(登録商標))と、テトラヒドロフラン又はその他の非
反応性溶媒中で反応させることによって発生するE−H
のリチウム塩と反応させることによって製造することが
できる。E−Hのリチウム塩の例として、リチウム有機
アミノ化合物、リチウム有機チオラート、リチウム有機
フェノールが挙げられるが、これらに限定されるもので
はない。
【0039】上記の反応からのポリ有機フレレン誘導
体、F−(E)n を更に加水分解剤と反応させて、ポリ
ヒドロキシ有機フレレン誘導体、F−(E)n (OH)
m を生じさせることができる。例えば、水酸化ナトリウ
ムは、本明細書に於いて有効な加水分解剤であり、水酸
化テトラブチルアンモニウムをここで相間移動剤として
使用することができる。各用語で使用した記号nは、本
明細書で他の用語に使用した同じ記号と同じ数を有する
必要はない。
体、F−(E)n を更に加水分解剤と反応させて、ポリ
ヒドロキシ有機フレレン誘導体、F−(E)n (OH)
m を生じさせることができる。例えば、水酸化ナトリウ
ムは、本明細書に於いて有効な加水分解剤であり、水酸
化テトラブチルアンモニウムをここで相間移動剤として
使用することができる。各用語で使用した記号nは、本
明細書で他の用語に使用した同じ記号と同じ数を有する
必要はない。
【0040】
【実施例】更に苦労することなく、当業者は、本明細書
の記載に基づいて、本発明をその最大の範囲まで利用で
きると信じられる。従って、下記の特別の実施例は、単
に例示を構成するものであり、如何なる方法に於いても
開示の残りを限定するものではない。特許を含む本明細
書に引用した全ての刊行物を、その全部を参照すること
によって本明細書に含める。
の記載に基づいて、本発明をその最大の範囲まで利用で
きると信じられる。従って、下記の特別の実施例は、単
に例示を構成するものであり、如何なる方法に於いても
開示の残りを限定するものではない。特許を含む本明細
書に引用した全ての刊行物を、その全部を参照すること
によって本明細書に含める。
【0041】<実施例1> ポリニトロフレレン、C60(NO2 )n の製造 二つ口反応フラスコA(50mL)に、一方の口に止め
コックを有する垂直滴下漏斗を取り付け、他方の口に連
結ガスバブリングチューブを取り付けた。ガスバブリン
グチューブに乾燥チューブ(CaCl2 )を取り付け、
第二の二つ口反応フラスコBの中に挿入した。フラスコ
Bの他の口には、水酸化ナトリウム水溶液(2N)を含
有するトラッピングフラスコの中に伸ばしたバブリング
チューブを取り付けた。アルカリ性溶液からの水分の逆
流を最少化するために、乾燥チューブ(CaCl2 )
を、フラスコBとトラッピングフラスコとの間に取り付
けた。安定した不活性ガス(N2 )流を、滴下漏斗の頂
部から出発して、反応フラスコA及びBを順次通過させ
て、トラッピングフラスコ中のアルカリ性溶液中に流し
た。滴下漏斗及び反応フラスコAに、それぞれ濃HNO
3 (10mL)及び銅粉末(10g)を入れた。反応フ
ラスコBの中に、ベンゼン(50mL、Naにより乾燥
した)中の[60]フレレン(500mg)の溶液を入
れた。フラスコB中のC60溶液を通る不活性ガスバブ
リングを、1分間当たり5mLの流速に調節した。この
フレレン溶液を、反応の前に少なくとも5分間脱酸素し
た。次いで、濃HNO3 溶液を、フラスコA中の亜硝酸
ナトリウム固体の中に滴下した。濃HNO3 とNaNO
2 とが接触すると直ちに、褐色の煙霧が生じた。これは
N 2 の安定した流れによって運ばれ、フラスコBの中の
C60溶液を通してバブリングされた。15分間の反応の
間で、紫色のC60の溶液は次第に橙赤色に変化した。
この混合物を周囲温度で更に2時間攪拌して、懸濁した
固体を含有する暗赤褐色溶液を得た。反応終了時、N2
バブリングによって、過剰の二酸化窒素(NO2 )を除
去し、トラッピング溶液中で分解させた。次いで、減圧
で生成物溶液からベンゼンを蒸発させて、暗褐色固体を
得た。この固体を無水n−ヘキサン中に懸濁させ、遠心
分離技術によってn−ヘキサン溶液から分離し、真空下
40℃で乾燥して、ポリニトロフレレン誘導体、C
60(NO2 )n (n=平均で4〜6)の褐色固体(65
0mg)を得た。IRνmax(KBr)1572
[s,νas(N−O)],1328[s,νs(N−
O)],1085,1038,973,815(δ),
760,733,696,545及び466cm-1。こ
の生成物は、THF、DMF、CH2 Cl2 、CH3 O
H及びDMSOのような普通の有機溶媒中で、かなりの
溶解度を示す。
コックを有する垂直滴下漏斗を取り付け、他方の口に連
結ガスバブリングチューブを取り付けた。ガスバブリン
グチューブに乾燥チューブ(CaCl2 )を取り付け、
第二の二つ口反応フラスコBの中に挿入した。フラスコ
Bの他の口には、水酸化ナトリウム水溶液(2N)を含
有するトラッピングフラスコの中に伸ばしたバブリング
チューブを取り付けた。アルカリ性溶液からの水分の逆
流を最少化するために、乾燥チューブ(CaCl2 )
を、フラスコBとトラッピングフラスコとの間に取り付
けた。安定した不活性ガス(N2 )流を、滴下漏斗の頂
部から出発して、反応フラスコA及びBを順次通過させ
て、トラッピングフラスコ中のアルカリ性溶液中に流し
た。滴下漏斗及び反応フラスコAに、それぞれ濃HNO
3 (10mL)及び銅粉末(10g)を入れた。反応フ
ラスコBの中に、ベンゼン(50mL、Naにより乾燥
した)中の[60]フレレン(500mg)の溶液を入
れた。フラスコB中のC60溶液を通る不活性ガスバブ
リングを、1分間当たり5mLの流速に調節した。この
フレレン溶液を、反応の前に少なくとも5分間脱酸素し
た。次いで、濃HNO3 溶液を、フラスコA中の亜硝酸
ナトリウム固体の中に滴下した。濃HNO3 とNaNO
2 とが接触すると直ちに、褐色の煙霧が生じた。これは
N 2 の安定した流れによって運ばれ、フラスコBの中の
C60溶液を通してバブリングされた。15分間の反応の
間で、紫色のC60の溶液は次第に橙赤色に変化した。
この混合物を周囲温度で更に2時間攪拌して、懸濁した
固体を含有する暗赤褐色溶液を得た。反応終了時、N2
バブリングによって、過剰の二酸化窒素(NO2 )を除
去し、トラッピング溶液中で分解させた。次いで、減圧
で生成物溶液からベンゼンを蒸発させて、暗褐色固体を
得た。この固体を無水n−ヘキサン中に懸濁させ、遠心
分離技術によってn−ヘキサン溶液から分離し、真空下
40℃で乾燥して、ポリニトロフレレン誘導体、C
60(NO2 )n (n=平均で4〜6)の褐色固体(65
0mg)を得た。IRνmax(KBr)1572
[s,νas(N−O)],1328[s,νs(N−
O)],1085,1038,973,815(δ),
760,733,696,545及び466cm-1。こ
の生成物は、THF、DMF、CH2 Cl2 、CH3 O
H及びDMSOのような普通の有機溶媒中で、かなりの
溶解度を示す。
【0042】<実施例2> ポリシクロ硫酸化フレレン、C60(SO4 )n の合成 C50(80%)及びC70(20%)のフレレン混合物
(1.0g)、酸化剤及び発煙硫酸(15mL)を入れ
た反応フラスコ(50mL)を、55〜60℃でN2 下
で5分〜3時間攪拌して、橙色懸濁物を含有する明褐色
溶液を得た。この酸化剤は、P2 O5 (6.0g)、V
2 O5 (150mg)又はSeO2 (700mg)から
選択することができる。得られた混合物を冷たい氷水
(200mL)の中に滴下して、生成物を沈殿させた。
この沈殿物を遠心分離技術によって水溶液から分離し
た。次いで、これを冷たい氷水で2回、洗浄し、遠心分
離し、真空下40℃で乾燥して、ポリシクロ硫酸化フレ
レン、C60(SO4 )n の褐橙色固体(1.4g)を得
た。C60(SO4 )n の物理的性質は、下記の通りであ
る。IRνmax(KBr)2920(br),240
0(br),1706(w),1654(w),159
8(w),1427(s),1229(s),116
8,1046,1002(s),981,953
(s),855,826(s),783,641,53
0,485(w)及び411(w)cm-1;13C NM
R(DMF−d7,ピーク中心)δ 148.0,7
7.0,71.0;1 HNMR(DMF−d7,ピーク
中心)δ 14.6(w,部分加水分解生成物のOSO
2 −OH)。
(1.0g)、酸化剤及び発煙硫酸(15mL)を入れ
た反応フラスコ(50mL)を、55〜60℃でN2 下
で5分〜3時間攪拌して、橙色懸濁物を含有する明褐色
溶液を得た。この酸化剤は、P2 O5 (6.0g)、V
2 O5 (150mg)又はSeO2 (700mg)から
選択することができる。得られた混合物を冷たい氷水
(200mL)の中に滴下して、生成物を沈殿させた。
この沈殿物を遠心分離技術によって水溶液から分離し
た。次いで、これを冷たい氷水で2回、洗浄し、遠心分
離し、真空下40℃で乾燥して、ポリシクロ硫酸化フレ
レン、C60(SO4 )n の褐橙色固体(1.4g)を得
た。C60(SO4 )n の物理的性質は、下記の通りであ
る。IRνmax(KBr)2920(br),240
0(br),1706(w),1654(w),159
8(w),1427(s),1229(s),116
8,1046,1002(s),981,953
(s),855,826(s),783,641,53
0,485(w)及び411(w)cm-1;13C NM
R(DMF−d7,ピーク中心)δ 148.0,7
7.0,71.0;1 HNMR(DMF−d7,ピーク
中心)δ 14.6(w,部分加水分解生成物のOSO
2 −OH)。
【0043】<実施例3> ポリアミノフレレン、C60(NH2 )m の合成−−−方
法1 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、C660(NO2 )n (500mg)及びテトラヒド
ロフラン(40mL)を入れた。この溶液を、冷トラッ
プにドライアイス/アセトンを充填して、NH3 ガスの
流れ(5mL/分)で、周囲温度で2時間ゆっくりバブ
リングした。反応終了時、得られた溶液にメタノール
(60mL)を添加して、褐色固体を沈殿させた。この
固体沈殿物を遠心分離技術によって単離した。次いで、
これをメタノール(各回20mL)で2回洗浄し、真空
下40℃で乾燥して、対応するポリアミノフレレン誘導
体、C60(NH2 )m (m≧n)の褐色固体を得た。置
換基の数の増加は、ポリアミノ化フレレンにNH3 が更
に求核性付加したためである。ポリアミノフレレンの物
理的データは、下記の通りである。IRνmax(KB
r)3400(s,NH2),3246(s),162
5,1556,1387,1347,1271,105
8,742及び545cm-1。
法1 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、C660(NO2 )n (500mg)及びテトラヒド
ロフラン(40mL)を入れた。この溶液を、冷トラッ
プにドライアイス/アセトンを充填して、NH3 ガスの
流れ(5mL/分)で、周囲温度で2時間ゆっくりバブ
リングした。反応終了時、得られた溶液にメタノール
(60mL)を添加して、褐色固体を沈殿させた。この
固体沈殿物を遠心分離技術によって単離した。次いで、
これをメタノール(各回20mL)で2回洗浄し、真空
下40℃で乾燥して、対応するポリアミノフレレン誘導
体、C60(NH2 )m (m≧n)の褐色固体を得た。置
換基の数の増加は、ポリアミノ化フレレンにNH3 が更
に求核性付加したためである。ポリアミノフレレンの物
理的データは、下記の通りである。IRνmax(KB
r)3400(s,NH2),3246(s),162
5,1556,1387,1347,1271,105
8,742及び545cm-1。
【0044】<実施例4> ポリアミノフレレン、C60(NH2 )m の合成−−−方
法2 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、C60(NO2 )n (500mg)及びテトラヒドロ
フラン(30mL)を入れた。この溶液にNaNH
2 (400mg)を添加し、周囲温度で3時間攪拌し
た。反応終了時、得られた溶液にメタノール(60m
L)を添加して、褐色固体を沈殿させた。この固体沈殿
物を遠心分離技術によって単離した。次いで、これをメ
タノール(各回20mL)で2回洗浄し、真空下40℃
で乾燥して、対応するポリアミノフレレン誘導体、C60
(NH2 )m(m≧n)の褐色固体を得た。置換基の数
の増加は、ポリアミノ化フレレンにNH3 が更に求核性
付加したためである。ポリアミノフレレンの物理的デー
タは、下記の通りである。IRνmax(KBr)33
88(s,NH2),3269(s),1637,15
57,1381,1346,1271,1060,66
9及び538cm-1。
法2 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、C60(NO2 )n (500mg)及びテトラヒドロ
フラン(30mL)を入れた。この溶液にNaNH
2 (400mg)を添加し、周囲温度で3時間攪拌し
た。反応終了時、得られた溶液にメタノール(60m
L)を添加して、褐色固体を沈殿させた。この固体沈殿
物を遠心分離技術によって単離した。次いで、これをメ
タノール(各回20mL)で2回洗浄し、真空下40℃
で乾燥して、対応するポリアミノフレレン誘導体、C60
(NH2 )m(m≧n)の褐色固体を得た。置換基の数
の増加は、ポリアミノ化フレレンにNH3 が更に求核性
付加したためである。ポリアミノフレレンの物理的デー
タは、下記の通りである。IRνmax(KBr)33
88(s,NH2),3269(s),1637,15
57,1381,1346,1271,1060,66
9及び538cm-1。
【0045】<実施例5> ポリアミノフレレンの合成−−−方法3 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコA(100m
L)に、隔膜を取り付け、N2 でパージした。これに、
C60(NO2 )n (500mg)及びテトラヒドロフラ
ン(30mL)を入れた。別の反応フラスコB内で、ベ
ンズアミド(ハロゲン化フレレンのハロゲン基の1.1
当量)を、テトラヒドロフラン(20mL、Na上で蒸
留した)中の水素化ナトリウム(ベンズアミドの1.1
当量)と周囲温度で反応させて、直ちにベンズアミドナ
トリウム(C6 H5 CONHNa)の対応する溶液を得
た。この溶液を、0℃で反応フラスコAの中に滴下し、
混合物をこの温度で更に3時間攪拌した。反応終了時、
全ての溶媒を真空下得られた溶液から除去して、褐色固
体を得た。この固体をNaOHの水溶液(15mL、3
N)の中に移し、混合物を90℃で16時間攪拌し、加
熱した。これを周囲温度まで冷却し、メタノール(60
mL)を添加して、暗褐色固体を沈殿させた。この固体
沈殿物を遠心分離技術によって単離した。次いで、これ
をメタノール(各回20mL)で2回洗浄し、真空下4
0℃で乾燥して、対応するポリアミノフレレン誘導体、
C60(NH2 )n の褐色固体を得た。
L)に、隔膜を取り付け、N2 でパージした。これに、
C60(NO2 )n (500mg)及びテトラヒドロフラ
ン(30mL)を入れた。別の反応フラスコB内で、ベ
ンズアミド(ハロゲン化フレレンのハロゲン基の1.1
当量)を、テトラヒドロフラン(20mL、Na上で蒸
留した)中の水素化ナトリウム(ベンズアミドの1.1
当量)と周囲温度で反応させて、直ちにベンズアミドナ
トリウム(C6 H5 CONHNa)の対応する溶液を得
た。この溶液を、0℃で反応フラスコAの中に滴下し、
混合物をこの温度で更に3時間攪拌した。反応終了時、
全ての溶媒を真空下得られた溶液から除去して、褐色固
体を得た。この固体をNaOHの水溶液(15mL、3
N)の中に移し、混合物を90℃で16時間攪拌し、加
熱した。これを周囲温度まで冷却し、メタノール(60
mL)を添加して、暗褐色固体を沈殿させた。この固体
沈殿物を遠心分離技術によって単離した。次いで、これ
をメタノール(各回20mL)で2回洗浄し、真空下4
0℃で乾燥して、対応するポリアミノフレレン誘導体、
C60(NH2 )n の褐色固体を得た。
【0046】<実施例6> ポリアミノフレレン、C60(NH2 )m の合成−−−方
法4 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、C60(SO4 )n (500mg)及びテトラヒドロ
フラン(40mL)を入れた。この溶液を、冷トラップ
にドライアイス/アセトンを充填して、NH3 ガスの流
れ(5mL/分)で、周囲温度で2時間ゆっくりバブリ
ングした。反応終了時、得られた溶液にメタノール(6
0mL)を添加して、褐色固体を沈殿させた。この固体
沈殿物を遠心分離技術によって単離した。次いで、これ
をメタノール(各回20mL)で2回洗浄し、真空下4
0℃で乾燥して、対応するポリアミノフレレン誘導体、
C60(NH2 )m (m≧n)の褐色固体を得た。ポリア
ミノフレレンの物理的データは、下記の通りである。I
Rνmax(KBr)3400(s,NH2),324
6(s),1625,1556,1387,1347,
1271,1058,742及び545cm-1。
法4 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、C60(SO4 )n (500mg)及びテトラヒドロ
フラン(40mL)を入れた。この溶液を、冷トラップ
にドライアイス/アセトンを充填して、NH3 ガスの流
れ(5mL/分)で、周囲温度で2時間ゆっくりバブリ
ングした。反応終了時、得られた溶液にメタノール(6
0mL)を添加して、褐色固体を沈殿させた。この固体
沈殿物を遠心分離技術によって単離した。次いで、これ
をメタノール(各回20mL)で2回洗浄し、真空下4
0℃で乾燥して、対応するポリアミノフレレン誘導体、
C60(NH2 )m (m≧n)の褐色固体を得た。ポリア
ミノフレレンの物理的データは、下記の通りである。I
Rνmax(KBr)3400(s,NH2),324
6(s),1625,1556,1387,1347,
1271,1058,742及び545cm-1。
【0047】<実施例7> ポリ(ジエタノールアミノ)フレレン、C60[−N(C
H2 CH2 OH)2 ]nの合成 磁気攪拌機を取り付け
た丸底反応フラスコ(100mL)に、隔膜及び冷トラ
ップ凝縮器を取り付けた。これに、C60(NO2 )
n (500mg)及びアセトン(30mL)を入れた。
この溶液に、アセトン(30mL)中のジエタノールア
ミン(蒸留した、900mg)を添加し、周囲温度で1
2時間攪拌した。反応終了時、溶液中の懸濁固体を遠心
分離技術によって分離し、アセトン及びテトラヒドロフ
ランで洗浄を繰り返した。得られた褐色固体を、真空下
40℃で乾燥して、対応するポリ(ジエタノールアミ
ノ)フレレン(535mg)を得た。ポリ(ジエタノー
ルアミノ)フレレンの物理的データは、下記の通りであ
る。IRνmax(KBr)3374(s,OH),2
933(C−H),1650,1565,1453,1
387,1268,1070,669及び538c
m -1。1 H NMR(300MHz,DMSO−d6)
δ 3.0(三重項,CH 2 ),3.32(OH),
3.63(三重項,CH2 )及び4.56。
H2 CH2 OH)2 ]nの合成 磁気攪拌機を取り付け
た丸底反応フラスコ(100mL)に、隔膜及び冷トラ
ップ凝縮器を取り付けた。これに、C60(NO2 )
n (500mg)及びアセトン(30mL)を入れた。
この溶液に、アセトン(30mL)中のジエタノールア
ミン(蒸留した、900mg)を添加し、周囲温度で1
2時間攪拌した。反応終了時、溶液中の懸濁固体を遠心
分離技術によって分離し、アセトン及びテトラヒドロフ
ランで洗浄を繰り返した。得られた褐色固体を、真空下
40℃で乾燥して、対応するポリ(ジエタノールアミ
ノ)フレレン(535mg)を得た。ポリ(ジエタノー
ルアミノ)フレレンの物理的データは、下記の通りであ
る。IRνmax(KBr)3374(s,OH),2
933(C−H),1650,1565,1453,1
387,1268,1070,669及び538c
m -1。1 H NMR(300MHz,DMSO−d6)
δ 3.0(三重項,CH 2 ),3.32(OH),
3.63(三重項,CH2 )及び4.56。
【0048】<実施例8> ポリ(ジエタノールアミノ)フレレン、C60[−N(C
H2 CH2 OH)2 ]nの合成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、C60(SO4 )n (500mg)及びテトラヒドロ
フラン(30mL)を入れた。この溶液に、テトラヒド
ロフラン(30mL)中のジエタノールアミン(蒸留し
た、900mg)を添加し、周囲温度で5時間攪拌し
た。反応終了時、溶液中の懸濁固体を遠心分離技術によ
って分離し、アセトンで洗浄を繰り返した。得られた褐
色固体を、真空下40℃で乾燥して、対応するポリ(ジ
エタノールアミノ)フレレン(520mg)を得た。ポ
リ(ジエタノールアミノ)フレレンの物理的データは、
下記の通りである。IRνmax(KBr)3374
(s,OH),2933(C−H),1650,156
5,1453,1387,1268,1070,669
及び538cm-1。1 HNMR(300MHz,DMS
O−d6)δ 3.0(三重項,CH2 ),3.32
(OH),3.63(三重項,CH2 )及び4.56。
H2 CH2 OH)2 ]nの合成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、C60(SO4 )n (500mg)及びテトラヒドロ
フラン(30mL)を入れた。この溶液に、テトラヒド
ロフラン(30mL)中のジエタノールアミン(蒸留し
た、900mg)を添加し、周囲温度で5時間攪拌し
た。反応終了時、溶液中の懸濁固体を遠心分離技術によ
って分離し、アセトンで洗浄を繰り返した。得られた褐
色固体を、真空下40℃で乾燥して、対応するポリ(ジ
エタノールアミノ)フレレン(520mg)を得た。ポ
リ(ジエタノールアミノ)フレレンの物理的データは、
下記の通りである。IRνmax(KBr)3374
(s,OH),2933(C−H),1650,156
5,1453,1387,1268,1070,669
及び538cm-1。1 HNMR(300MHz,DMS
O−d6)δ 3.0(三重項,CH2 ),3.32
(OH),3.63(三重項,CH2 )及び4.56。
【0049】<実施例9> ポリ(ヒドロキシエトキシ
エチルアミノ)フレレン、C60(−NHCH2 CH2 O
CH2 CH2 OH)n の合成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、C60(NO2 )n (500mg)及びテトラヒドロ
フラン(30mL)を入れた。この溶液に、テトラヒド
ロフラン(30mL)中のトリス(ヒドロキシメチル)
メチルアミン(900mg)を添加し、周囲温度で16
時間攪拌した。反応終了時、溶液中の懸濁固体を遠心分
離技術によって分離し、テトラヒドロフラン及びアセト
ン洗浄を繰り返した。得られた褐色固体を、真空下40
℃で乾燥して、対応するポリ(ヒドロキシエトキシエチ
ルアミノ)フレレン(490mg)を得た。ポリ(ヒド
ロキシエトキシエチルアミノ)フレレンの物理的データ
は、下記の通りである。IRνmax(KBr)338
1(s,OH),2933(C−H),2868(C−
H),1644,1565,1453,1354,12
42,1117(s),1065(s)及び531cm
-1。1 H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ
2.9(m,CH2 ),3.32(OH)及び3.6
2(m,CH2 )。
エチルアミノ)フレレン、C60(−NHCH2 CH2 O
CH2 CH2 OH)n の合成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、C60(NO2 )n (500mg)及びテトラヒドロ
フラン(30mL)を入れた。この溶液に、テトラヒド
ロフラン(30mL)中のトリス(ヒドロキシメチル)
メチルアミン(900mg)を添加し、周囲温度で16
時間攪拌した。反応終了時、溶液中の懸濁固体を遠心分
離技術によって分離し、テトラヒドロフラン及びアセト
ン洗浄を繰り返した。得られた褐色固体を、真空下40
℃で乾燥して、対応するポリ(ヒドロキシエトキシエチ
ルアミノ)フレレン(490mg)を得た。ポリ(ヒド
ロキシエトキシエチルアミノ)フレレンの物理的データ
は、下記の通りである。IRνmax(KBr)338
1(s,OH),2933(C−H),2868(C−
H),1644,1565,1453,1354,12
42,1117(s),1065(s)及び531cm
-1。1 H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ
2.9(m,CH2 ),3.32(OH)及び3.6
2(m,CH2 )。
【0050】<実施例10> ポリ[トリス(ヒドロキシメチル)メチルアミノ]フレ
レン、C60[−NHC−(CH2 OH)3 ]n の合成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、C60(NO2 )n (500mg)及びテトラヒドロ
フラン(30mL)を入れた。この溶液に、テトラヒド
ロフラン(30mL)中のトリス(ヒドロキシメチル)
メチルアミン(900mg)を添加し、周囲温度で24
時間攪拌した。反応終了時、溶液中の懸濁固体を遠心分
離技術によって分離し、テトラヒドロフラン及びアセト
ンで洗浄を繰り返した。得られた褐色固体を、真空下4
0℃で乾燥して、対応するポリ[トリス(ヒドロキシメ
チル)メチルアミノ]フレレン(570mg)を得、こ
れはジメチルホルムアミドに可溶性である。ポリ[トリ
ス(ヒドロキシメチル)メチルアミノ]フレレンの物理
的データは、下記の通りである。IRνmax(KB
r)3400(s,OH),2935(C−H),28
70(C−H),1640,1565,1454,13
54,1067(s)及び582cm-1。1 H NMR
(200MHz,DMSO−d6)δ 2.91(CH
2 O)及び3.75(OH)。
レン、C60[−NHC−(CH2 OH)3 ]n の合成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、C60(NO2 )n (500mg)及びテトラヒドロ
フラン(30mL)を入れた。この溶液に、テトラヒド
ロフラン(30mL)中のトリス(ヒドロキシメチル)
メチルアミン(900mg)を添加し、周囲温度で24
時間攪拌した。反応終了時、溶液中の懸濁固体を遠心分
離技術によって分離し、テトラヒドロフラン及びアセト
ンで洗浄を繰り返した。得られた褐色固体を、真空下4
0℃で乾燥して、対応するポリ[トリス(ヒドロキシメ
チル)メチルアミノ]フレレン(570mg)を得、こ
れはジメチルホルムアミドに可溶性である。ポリ[トリ
ス(ヒドロキシメチル)メチルアミノ]フレレンの物理
的データは、下記の通りである。IRνmax(KB
r)3400(s,OH),2935(C−H),28
70(C−H),1640,1565,1454,13
54,1067(s)及び582cm-1。1 H NMR
(200MHz,DMSO−d6)δ 2.91(CH
2 O)及び3.75(OH)。
【0051】<実施例11> ポリ(ジスクシニルオキシエチルアミノ)フレレン、C
60[−N(CH2 CH 2 OCOCH2 CH2 CO2 H)
2 ]n の合成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、無水コハク酸(250mg)、p−トルエンスルホ
ン酸(5mg)及びベンゼン(25mL)を入れた。こ
の混合物に、ポリ(ジエタノールアミノ)フレレン、C
60[−N(CH2 CH2 OH)2 ]n (200mg)を
添加し、75℃で2時間攪拌した。反応終了時、溶液中
の懸濁固体を遠心分離技術によって分離し、熱ベンゼン
洗浄を繰り返した。得られた褐色固体を、真空下40℃
で乾燥して、対応するポリ(ジスクシニルオキシエチル
アミノ)フレレン、C60[−N(CH2 CH2 OCOC
H2 CH2 CO2 H)2 ]n(210mg)を得た。ポ
リ(ジスクシニルオキシエチルアミノ)フレレンの物理
的データは、下記の通りである。IRνmax(KB
r)3420(s),2933(C−H),2644,
2545(CO2H),1729(s,C=O),16
37,1413,1308,1209,1170,10
78,1012,913,801,689,637及び
564cm-1。
60[−N(CH2 CH 2 OCOCH2 CH2 CO2 H)
2 ]n の合成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、無水コハク酸(250mg)、p−トルエンスルホ
ン酸(5mg)及びベンゼン(25mL)を入れた。こ
の混合物に、ポリ(ジエタノールアミノ)フレレン、C
60[−N(CH2 CH2 OH)2 ]n (200mg)を
添加し、75℃で2時間攪拌した。反応終了時、溶液中
の懸濁固体を遠心分離技術によって分離し、熱ベンゼン
洗浄を繰り返した。得られた褐色固体を、真空下40℃
で乾燥して、対応するポリ(ジスクシニルオキシエチル
アミノ)フレレン、C60[−N(CH2 CH2 OCOC
H2 CH2 CO2 H)2 ]n(210mg)を得た。ポ
リ(ジスクシニルオキシエチルアミノ)フレレンの物理
的データは、下記の通りである。IRνmax(KB
r)3420(s),2933(C−H),2644,
2545(CO2H),1729(s,C=O),16
37,1413,1308,1209,1170,10
78,1012,913,801,689,637及び
564cm-1。
【0052】<実施例12> ポリ(p−メチルフェニルアミノ)フレレン、C60[−
NHC6 H5 CH3 ]nの合成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、C60(NO2 )n (400mg)及びテトラヒドロ
フラン(30mL)を入れた。この溶液に、テトラヒド
ロフラン(10mL)中の4−メチルアニリン(500
mg)を添加し、超音波処理条件下で、周囲温度で25
分間処理した。反応終了時、溶液中の全ての溶媒を真空
下除去した。得られた半固体をベンゼン中に再溶解し、
ヘキサンから沈殿させ、そしてヘキサンで洗浄した。こ
の褐色固体を、真空下40℃で乾燥して、対応するポリ
(p−メチルフェニルアミノ)フレレン、C60[−NH
C6 H5 CH3 ]n (450mg)を得、これはベンゼ
ンに可溶性である。ポリ(p−メチルフェニルアミノ)
フレレンの物理的データは、下記の通りである。IRν
max(KBr)3347,3381(s),3039
(C−H),1604(s),1565,1499
(s),1380,1341,1308,1249,1
117,1058,1031,755(s),696
(s)及び505cm-1。
NHC6 H5 CH3 ]nの合成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、C60(NO2 )n (400mg)及びテトラヒドロ
フラン(30mL)を入れた。この溶液に、テトラヒド
ロフラン(10mL)中の4−メチルアニリン(500
mg)を添加し、超音波処理条件下で、周囲温度で25
分間処理した。反応終了時、溶液中の全ての溶媒を真空
下除去した。得られた半固体をベンゼン中に再溶解し、
ヘキサンから沈殿させ、そしてヘキサンで洗浄した。こ
の褐色固体を、真空下40℃で乾燥して、対応するポリ
(p−メチルフェニルアミノ)フレレン、C60[−NH
C6 H5 CH3 ]n (450mg)を得、これはベンゼ
ンに可溶性である。ポリ(p−メチルフェニルアミノ)
フレレンの物理的データは、下記の通りである。IRν
max(KBr)3347,3381(s),3039
(C−H),1604(s),1565,1499
(s),1380,1341,1308,1249,1
117,1058,1031,755(s),696
(s)及び505cm-1。
【0053】<実施例13> ポリ(N−フェニル−1,4−フェニレンジアミノ)フ
レレン、C60[−NHC6H4NHC6H5]nの合
成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、C60(NO2 )n (400mg)及びテトラヒドロ
フラン(30mL)を入れた。この溶液に、テトラヒド
ロフラン(10mL)中のN−フェニル−1,4−フェ
ニレンジアミン(500mg、NH2 C6H4 NHC6
H5 )を添加し、超音波処理条件下で、周囲温度で25
分間処理した。反応終了時、得られた沈殿物を濾過によ
って分離し、塩化メチレンで洗浄を繰り返した。この固
体をジメチルホルムアミド中に再溶解し、アセトン及び
ヘキサンの混合物から沈殿させ、そしてアセトンで洗浄
した。次いで、この明緑色固体を、真空下40℃で乾燥
して、対応するポリ(N−フェニル−1,4−フェニレ
ンジアミノ)フレレン、C60[−NHC6 H4 NHC6
H5 ]n (380mg)を得た。ポリ(N−フェニル−
1,4−フェニレンジアミノ)フレレンの物理的データ
は、下記の通りである。IRνmax(KBr)339
4(N−H),3045,2914,1598,157
1(s),1512(s),1495(s),1453
(w),1328(s),1249(w),1170,
1117,1071,808,748,689及び49
8cm-1。
レレン、C60[−NHC6H4NHC6H5]nの合
成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、C60(NO2 )n (400mg)及びテトラヒドロ
フラン(30mL)を入れた。この溶液に、テトラヒド
ロフラン(10mL)中のN−フェニル−1,4−フェ
ニレンジアミン(500mg、NH2 C6H4 NHC6
H5 )を添加し、超音波処理条件下で、周囲温度で25
分間処理した。反応終了時、得られた沈殿物を濾過によ
って分離し、塩化メチレンで洗浄を繰り返した。この固
体をジメチルホルムアミド中に再溶解し、アセトン及び
ヘキサンの混合物から沈殿させ、そしてアセトンで洗浄
した。次いで、この明緑色固体を、真空下40℃で乾燥
して、対応するポリ(N−フェニル−1,4−フェニレ
ンジアミノ)フレレン、C60[−NHC6 H4 NHC6
H5 ]n (380mg)を得た。ポリ(N−フェニル−
1,4−フェニレンジアミノ)フレレンの物理的データ
は、下記の通りである。IRνmax(KBr)339
4(N−H),3045,2914,1598,157
1(s),1512(s),1495(s),1453
(w),1328(s),1249(w),1170,
1117,1071,808,748,689及び49
8cm-1。
【0054】<実施例14> ポリ(フェニルアミノ)フレレン、C60[−NHC6 H
5 ]n の合成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、C60(NO2 )n 又はC60(SO4 )n (400m
g)及びテトラヒドロフラン(30mL)を入れた。こ
の溶液に、テトラヒドロフラン(10mL)中のアニリ
ン又はリチウムアルミニウムアニリニド(LiAl(H
N−C6 H5 )4 )(500mg)を添加し、超音波処
理条件下で、周囲温度で25分間処理した。反応終了
時、溶液中の全ての溶媒を真空下除去した。得られた半
固体をベンゼン中に再溶解し、ヘキサンから沈殿させ、
そしてヘキサンで洗浄した。この褐色固体を、真空下4
0℃で乾燥して、対応するポリ(フェニルアミノ)フレ
レン、C60[−NHC6 H5 ]n (445mg)を得、
これはベンゼンに可溶性である。ポリ(フェニルアミ
ノ)フレレンの物理的データは、下記の通りである。I
Rνmax(KBr)3447,3381,3039,
1604(s),1565,1499(s),138
0,1341,1308,1249,1117,105
8,1032,894,755(s),696(s),
545及び505cm-1。
5 ]n の合成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、C60(NO2 )n 又はC60(SO4 )n (400m
g)及びテトラヒドロフラン(30mL)を入れた。こ
の溶液に、テトラヒドロフラン(10mL)中のアニリ
ン又はリチウムアルミニウムアニリニド(LiAl(H
N−C6 H5 )4 )(500mg)を添加し、超音波処
理条件下で、周囲温度で25分間処理した。反応終了
時、溶液中の全ての溶媒を真空下除去した。得られた半
固体をベンゼン中に再溶解し、ヘキサンから沈殿させ、
そしてヘキサンで洗浄した。この褐色固体を、真空下4
0℃で乾燥して、対応するポリ(フェニルアミノ)フレ
レン、C60[−NHC6 H5 ]n (445mg)を得、
これはベンゼンに可溶性である。ポリ(フェニルアミ
ノ)フレレンの物理的データは、下記の通りである。I
Rνmax(KBr)3447,3381,3039,
1604(s),1565,1499(s),138
0,1341,1308,1249,1117,105
8,1032,894,755(s),696(s),
545及び505cm-1。
【0055】<実施例15> ポリ[N,N′−ビス(4′−アミノフェニル)−1,
4−キノネンジイミノ]フレレン、C60[−NH−C6
H4 −N=C6 H4 =N−C6 H4 −NH2 ]nの合成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、C60(NO2 )n (400mg)及びテトラヒドロ
フラン(30mL)を入れた。この溶液に、1,8−ジ
アザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DB
U、500mg)を含有する又は含有しない、テトラヒ
ドロフラン(10mL)中のN,N′−ビス(4′−ア
ミノフェニル)−1,4−キノネンジイミン(500m
g、NH2 −C6 H4 −N=C6 H 4 =N−C6 H4 −
NH2 )を添加し、超音波処理条件下で、周囲温度で2
5分間処理した。反応終了時、得られた沈殿物を濾過に
よって分離し、塩化メチレン洗浄を繰り返した。この固
体をジメチルホルムアミド中に再溶解し、アセトン及び
ヘキサンの混合物から沈殿させ、そしてアセトンで洗浄
した。次いで、この暗緑色固体を、真空下40℃で乾燥
して、対応するポリ[N,N′−ビス(4′−アミノフ
ェニル)−1,4−キノネンジイミノ]フレレン、C60
[−NH−C6H4 −N=C6 H4 =N−C6 H4 −N
H2 ]n (380mg)を得た。ポリ[N,N′−ビス
(4′−アミノフェニル)−1,4−キノネンジイミ
ノ]フレレンの物理的データは、下記の通りである。I
Rνmax(KBr)3434,2927(C−H),
2872,1604(s),1591(s),1501
(s),1341(s),1150(s),1047,
834,732,552及び464cm-1。
4−キノネンジイミノ]フレレン、C60[−NH−C6
H4 −N=C6 H4 =N−C6 H4 −NH2 ]nの合成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、C60(NO2 )n (400mg)及びテトラヒドロ
フラン(30mL)を入れた。この溶液に、1,8−ジ
アザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DB
U、500mg)を含有する又は含有しない、テトラヒ
ドロフラン(10mL)中のN,N′−ビス(4′−ア
ミノフェニル)−1,4−キノネンジイミン(500m
g、NH2 −C6 H4 −N=C6 H 4 =N−C6 H4 −
NH2 )を添加し、超音波処理条件下で、周囲温度で2
5分間処理した。反応終了時、得られた沈殿物を濾過に
よって分離し、塩化メチレン洗浄を繰り返した。この固
体をジメチルホルムアミド中に再溶解し、アセトン及び
ヘキサンの混合物から沈殿させ、そしてアセトンで洗浄
した。次いで、この暗緑色固体を、真空下40℃で乾燥
して、対応するポリ[N,N′−ビス(4′−アミノフ
ェニル)−1,4−キノネンジイミノ]フレレン、C60
[−NH−C6H4 −N=C6 H4 =N−C6 H4 −N
H2 ]n (380mg)を得た。ポリ[N,N′−ビス
(4′−アミノフェニル)−1,4−キノネンジイミ
ノ]フレレンの物理的データは、下記の通りである。I
Rνmax(KBr)3434,2927(C−H),
2872,1604(s),1591(s),1501
(s),1341(s),1150(s),1047,
834,732,552及び464cm-1。
【0056】<実施例16> C60の4−アミノベンジルホスホン酸誘導体、C60[−
NHC6 H4 CH2 P(=O)(OH)3 ]n の合成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(25mL)
に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これに、
C60(NO2 )n (100mg)及びテトラヒドロフラ
ン(15mL)を入れた。この溶液に、テトラヒドロフ
ラン(5mL)中の4−アミノベンジルホスホン酸(1
50mg)を添加し、超音波処理条件下で、周囲温度で
30分間処理した。反応終了時、溶液中の懸濁固体を遠
心分離技術によって分離し、テトラヒドロフラン及びア
セトンで洗浄を繰り返した。得られた褐色固体を、真空
下40℃で乾燥して、対応するC60の4−アミノベンジ
ルホスホン酸誘導体、C60[−NHC6 H4 CH2 P
(=O)(OH)3 ]n (95mg)及び1,8−ジア
ザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DB
U、400mg)を得た。
NHC6 H4 CH2 P(=O)(OH)3 ]n の合成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(25mL)
に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これに、
C60(NO2 )n (100mg)及びテトラヒドロフラ
ン(15mL)を入れた。この溶液に、テトラヒドロフ
ラン(5mL)中の4−アミノベンジルホスホン酸(1
50mg)を添加し、超音波処理条件下で、周囲温度で
30分間処理した。反応終了時、溶液中の懸濁固体を遠
心分離技術によって分離し、テトラヒドロフラン及びア
セトンで洗浄を繰り返した。得られた褐色固体を、真空
下40℃で乾燥して、対応するC60の4−アミノベンジ
ルホスホン酸誘導体、C60[−NHC6 H4 CH2 P
(=O)(OH)3 ]n (95mg)及び1,8−ジア
ザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DB
U、400mg)を得た。
【0057】<実施例17> C60のアミノ酸誘導体、ポリ(L−チロシン化)フレレ
ン、C60[−OC6 H4CH2 CH(NH2 )CO
2 H]n の合成 丸底反応フラスコ中の、テトラヒドロフラン(50m
L)中のC60(NO2 ) n (300mg)の溶液に、L
−チロシン(500mg、微細に分割した)及び1,8
−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン
(DBU、600mg)を添加した。この混合物を45
℃で16時間攪拌して、暗赤褐色固体懸濁液を得た。溶
液中の懸濁固体を遠心分離技術によって分離し、テトラ
ヒドロフラン、ジメチルホルムアミド及びアセトンで順
番に洗浄を繰り返た。得られた褐色固体を、真空下40
℃で乾燥して、対応するポリ(L−チロシン化)フレレ
ン、C 60[−OC6 H4 CH2 CH(NH2 )CO
2 H]n (410mg)を得た。ポリ(L−チロシン
化)フレレンの物理的データは、下記の通りである。I
Rνmax(KBr)3415(s),3200,29
00(C−H),2580(br,CO2H),159
2(s),1580,1557,1473,1400,
1384,1326,1300,1202,1070
(br,s),814,785,703,635,58
7及び514cm-1。
ン、C60[−OC6 H4CH2 CH(NH2 )CO
2 H]n の合成 丸底反応フラスコ中の、テトラヒドロフラン(50m
L)中のC60(NO2 ) n (300mg)の溶液に、L
−チロシン(500mg、微細に分割した)及び1,8
−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン
(DBU、600mg)を添加した。この混合物を45
℃で16時間攪拌して、暗赤褐色固体懸濁液を得た。溶
液中の懸濁固体を遠心分離技術によって分離し、テトラ
ヒドロフラン、ジメチルホルムアミド及びアセトンで順
番に洗浄を繰り返た。得られた褐色固体を、真空下40
℃で乾燥して、対応するポリ(L−チロシン化)フレレ
ン、C 60[−OC6 H4 CH2 CH(NH2 )CO
2 H]n (410mg)を得た。ポリ(L−チロシン
化)フレレンの物理的データは、下記の通りである。I
Rνmax(KBr)3415(s),3200,29
00(C−H),2580(br,CO2H),159
2(s),1580,1557,1473,1400,
1384,1326,1300,1202,1070
(br,s),814,785,703,635,58
7及び514cm-1。
【0058】<実施例18> C60の2−ヒドロキシメチルフェノール誘導体、C
60[−OC6 H4 CH2 OH]n の合成 丸底反応フラスコ中の、テトラヒドロフラン(50m
L)中のC60(NO2 ) n (300mg)の溶液に、
1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−
エン(DBU、400mg)を含有するか又は含有しな
い2−ヒドロキシメチルフェノール(1.0g)を添加
した。この混合物を50℃で1.5時間攪拌して、暗赤
褐色固体懸濁液を得た。溶液中の懸濁固体を遠心分離技
術によって分離し、水で洗浄を繰り返した。得られた褐
色固体を、真空下40℃で乾燥して、対応するフレレン
の2−ヒドロキシメチルフェノール誘導体、C60[−O
C6 H 4 CH2 OH]n (410mg)を得た。この生
成物は、テトラヒドロフラン中に可溶性である。フレレ
ンの2−ヒドロキシメチルフェノール誘導体の物理的デ
ータは、下記の通りである。IRνmax(KBr)3
375(s,broad),2928(C−H),16
49,1611,1593,1500,1455,13
82,1228,1057(s),843,753及び
526cm-1。
60[−OC6 H4 CH2 OH]n の合成 丸底反応フラスコ中の、テトラヒドロフラン(50m
L)中のC60(NO2 ) n (300mg)の溶液に、
1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−
エン(DBU、400mg)を含有するか又は含有しな
い2−ヒドロキシメチルフェノール(1.0g)を添加
した。この混合物を50℃で1.5時間攪拌して、暗赤
褐色固体懸濁液を得た。溶液中の懸濁固体を遠心分離技
術によって分離し、水で洗浄を繰り返した。得られた褐
色固体を、真空下40℃で乾燥して、対応するフレレン
の2−ヒドロキシメチルフェノール誘導体、C60[−O
C6 H 4 CH2 OH]n (410mg)を得た。この生
成物は、テトラヒドロフラン中に可溶性である。フレレ
ンの2−ヒドロキシメチルフェノール誘導体の物理的デ
ータは、下記の通りである。IRνmax(KBr)3
375(s,broad),2928(C−H),16
49,1611,1593,1500,1455,13
82,1228,1057(s),843,753及び
526cm-1。
【0059】<実施例19> ポリ(2,3−ジヒドロキシプロピルメルカプト)フレ
レン、C600(−SCH 2 CH(OH)CH2 OH)n
の合成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、C60(NO2 )n (350mg)及びテトラヒドロ
フラン(20mL)を入れた。この溶液に、塩化メチレ
ン(20mL)中の、2,3−ジヒドロキシプロピルチ
オール(500mg)、1,8−ジアザビシクロ[5.
4.0]ウンデク−7−エン(DBU、500mg)及
びトリエチルアミン(1g)を添加し、60℃で10時
間攪拌した。反応終了時、溶液中の全ての溶媒を真空で
除去して、ゴム状生成物を得た。得られた半固体を酢酸
エチル中に懸濁させて、褐色固体を得、これを酢酸エチ
ルで洗浄した。この褐色固体を、真空下40℃で乾燥し
て、対応するポリ(2,3−ジヒドロキシプロピルメル
カプト)フレレン、C60(−SCH2 CH(OH)CH
2 OH)n (315mg)を得た。ポリ(2,3−ジヒ
ドロキシプロピルメルカプト)フレレンの物理的データ
は、下記の通りである。IRνmax(KBr)340
0(s,OH),2920(C−H),2868(C−
H),1621,1400,1157,1046,10
25,652,574及び511cm-1。
レン、C600(−SCH 2 CH(OH)CH2 OH)n
の合成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、C60(NO2 )n (350mg)及びテトラヒドロ
フラン(20mL)を入れた。この溶液に、塩化メチレ
ン(20mL)中の、2,3−ジヒドロキシプロピルチ
オール(500mg)、1,8−ジアザビシクロ[5.
4.0]ウンデク−7−エン(DBU、500mg)及
びトリエチルアミン(1g)を添加し、60℃で10時
間攪拌した。反応終了時、溶液中の全ての溶媒を真空で
除去して、ゴム状生成物を得た。得られた半固体を酢酸
エチル中に懸濁させて、褐色固体を得、これを酢酸エチ
ルで洗浄した。この褐色固体を、真空下40℃で乾燥し
て、対応するポリ(2,3−ジヒドロキシプロピルメル
カプト)フレレン、C60(−SCH2 CH(OH)CH
2 OH)n (315mg)を得た。ポリ(2,3−ジヒ
ドロキシプロピルメルカプト)フレレンの物理的データ
は、下記の通りである。IRνmax(KBr)340
0(s,OH),2920(C−H),2868(C−
H),1621,1400,1157,1046,10
25,652,574及び511cm-1。
【0060】<実施例20> フレレンのメルカプトコハク酸誘導体、C60[−SCH
2 (CO2 H)CH2 CO2 H]n の合成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、C60(NO2 )n (400mg)、トリエチルアミ
ン(1g)及びテトラヒドロフラン(25mL)を入れ
た。この溶液に、テトラヒドロフラン(25mL)中の
2−メルカプトコハク酸(550mg)及び1,8−ジ
アザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DB
U、600mg)を添加し、60℃で10時間攪拌し
た。反応終了時、溶液中の懸濁固体を遠心分離技術によ
って分離し、テトラヒドロフランで洗浄を繰り返した。
得られた褐色固体を、真空下40℃で乾燥して、対応す
るフレレンのメルカプトコハク酸誘導体、C60[−SC
H2 (CO2 H)CH2 CO2 H]n (405mg)を
得た。この化合物の物理的データは、下記の通りであ
る。IRνmax(KBr)3425(s,OH),2
910(C−H),2608−2534(CO2H),
1700(s),1623,1544,1392,13
88,1307,1263,1202,1173,10
56及び525cm-1。
2 (CO2 H)CH2 CO2 H]n の合成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、C60(NO2 )n (400mg)、トリエチルアミ
ン(1g)及びテトラヒドロフラン(25mL)を入れ
た。この溶液に、テトラヒドロフラン(25mL)中の
2−メルカプトコハク酸(550mg)及び1,8−ジ
アザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DB
U、600mg)を添加し、60℃で10時間攪拌し
た。反応終了時、溶液中の懸濁固体を遠心分離技術によ
って分離し、テトラヒドロフランで洗浄を繰り返した。
得られた褐色固体を、真空下40℃で乾燥して、対応す
るフレレンのメルカプトコハク酸誘導体、C60[−SC
H2 (CO2 H)CH2 CO2 H]n (405mg)を
得た。この化合物の物理的データは、下記の通りであ
る。IRνmax(KBr)3425(s,OH),2
910(C−H),2608−2534(CO2H),
1700(s),1623,1544,1392,13
88,1307,1263,1202,1173,10
56及び525cm-1。
【0061】<実施例21> フレレンのメルカプトコハク酸誘導体、C60[−SCH
2 (CO2 H)CH2 CO2 H]n の合成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、C60(SO4 )n (400mg)及びテトラヒドロ
フラン(25mL)を入れた。この溶液に、テトラヒド
ロフラン(25mL)中の2−メルカプトコハク酸(5
50mg)及び1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]
ウンデク−7−エン(DBU、600mg)を添加し、
50℃で1.0時間攪拌した。反応終了時、ジエチルエ
ーテル(30mL)を添加して、固体を沈殿させ、この
固体を遠心分離技術によって分離し、テトラヒドロフラ
ン及びジエチルエーテルの混合物で洗浄を繰り返した。
得られた褐色固体を、真空下40℃で乾燥して、対応す
るフレレンのメルカプトコハク酸誘導体、C60[−SC
H2 (CO2 H)CH2 CO2 H]n (415mg)を
得た。この化合物の物理的データは、下記の通りであ
る。IRνmax(KBr)3425(s,OH),2
910(C−H),2608−2534(CO2H),
1700(s),1623,1544,1392,13
88,1307,1263,1202,1173,10
56及び525cm-1。
2 (CO2 H)CH2 CO2 H]n の合成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、C60(SO4 )n (400mg)及びテトラヒドロ
フラン(25mL)を入れた。この溶液に、テトラヒド
ロフラン(25mL)中の2−メルカプトコハク酸(5
50mg)及び1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]
ウンデク−7−エン(DBU、600mg)を添加し、
50℃で1.0時間攪拌した。反応終了時、ジエチルエ
ーテル(30mL)を添加して、固体を沈殿させ、この
固体を遠心分離技術によって分離し、テトラヒドロフラ
ン及びジエチルエーテルの混合物で洗浄を繰り返した。
得られた褐色固体を、真空下40℃で乾燥して、対応す
るフレレンのメルカプトコハク酸誘導体、C60[−SC
H2 (CO2 H)CH2 CO2 H]n (415mg)を
得た。この化合物の物理的データは、下記の通りであ
る。IRνmax(KBr)3425(s,OH),2
910(C−H),2608−2534(CO2H),
1700(s),1623,1544,1392,13
88,1307,1263,1202,1173,10
56及び525cm-1。
【0062】<実施例22> ポリ(ヘキシルメルカプト)フレレン、C60[−SCH
2 CH2 CH2 CH2 CH2 CH3 ]n の合成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、ナトリウム(100mg)及びテトラヒドロフラン
(25mL)を入れた。この混合物にヘキサンチオール
(420mg)を添加し、1時間攪拌して、ナトリウム
ヘキシルチオラート溶液を得た。次いで、この溶液に、
テトラヒドロフラン(25mL)中のC60(NO2 )n
(400mg)を添加し、周囲温度で更に2時間攪拌し
た。反応終了時、溶液中の全ての溶媒を真空下除去して
褐色固体生成物を得、これを水及びアセトンで2回洗浄
した。得られた褐色固体を、真空下40℃で乾燥して、
対応するポリ(ヘキシルメルカプト)フレレン、C
60[−SCH2 CH2 CH2 CH2 CH2 CH3 ]
n (465mg)を得た。この化合物の物理的データ
は、下記の通りである。IRνmax(KBr)295
3(C−H),2921(C−H),2848(C−
H),1644,1459,1428,1384,11
83,1045,793,729,577及び526c
m-1。
2 CH2 CH2 CH2 CH2 CH3 ]n の合成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、ナトリウム(100mg)及びテトラヒドロフラン
(25mL)を入れた。この混合物にヘキサンチオール
(420mg)を添加し、1時間攪拌して、ナトリウム
ヘキシルチオラート溶液を得た。次いで、この溶液に、
テトラヒドロフラン(25mL)中のC60(NO2 )n
(400mg)を添加し、周囲温度で更に2時間攪拌し
た。反応終了時、溶液中の全ての溶媒を真空下除去して
褐色固体生成物を得、これを水及びアセトンで2回洗浄
した。得られた褐色固体を、真空下40℃で乾燥して、
対応するポリ(ヘキシルメルカプト)フレレン、C
60[−SCH2 CH2 CH2 CH2 CH2 CH3 ]
n (465mg)を得た。この化合物の物理的データ
は、下記の通りである。IRνmax(KBr)295
3(C−H),2921(C−H),2848(C−
H),1644,1459,1428,1384,11
83,1045,793,729,577及び526c
m-1。
【0063】<実施例23> ポリ(アセチルアセトナト)フレレン、C60[−CH
(COCH3 )2 ]m の合成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、2,4−ペンタンジオン(350mg)及びテトラ
ヒドロフラン(20mL)を入れた。この混合物に、テ
トラヒドロフラン中のリチウムジイソプロピルアミン
(2,4−ペンタンジオンの1.1当量)を添加し、1
時間攪拌して、対応するリチウムアセチルアセトナート
を得た。次いで、この溶液に、テトラヒドロフラン(2
5mL)中のC60(NO2 )n (400mg)を添加
し、周囲温度で更に2時間攪拌した。反応終了時、混合
物をH2Oでクエンチして、生成物の沈殿物を得、この
沈殿物を母液から遠心分離によって分離した。この固体
を、ジエチルエーテル(30mL)、ベンゼンで2回
(各回20mL)、アセトンで2回(各回20mL)洗
浄し、真空下40℃で乾燥して、対応するポリ(アセチ
ルアセトナト)フレレン(380mg)、C60[−C
H(COCH3 )2 ]m(但し、m≧n)の褐色固体を
得た。ポリ(アセチルアセトナト)フレレンの物理的デ
ータは、下記の通りである。IRνmax(KBr)3
401(s,OH),2979(C−H),2927
(C−H),2881(C−H),1702,162
0,1426,1380,1361,1260,118
3,1057,953及び532cm-1。
(COCH3 )2 ]m の合成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、2,4−ペンタンジオン(350mg)及びテトラ
ヒドロフラン(20mL)を入れた。この混合物に、テ
トラヒドロフラン中のリチウムジイソプロピルアミン
(2,4−ペンタンジオンの1.1当量)を添加し、1
時間攪拌して、対応するリチウムアセチルアセトナート
を得た。次いで、この溶液に、テトラヒドロフラン(2
5mL)中のC60(NO2 )n (400mg)を添加
し、周囲温度で更に2時間攪拌した。反応終了時、混合
物をH2Oでクエンチして、生成物の沈殿物を得、この
沈殿物を母液から遠心分離によって分離した。この固体
を、ジエチルエーテル(30mL)、ベンゼンで2回
(各回20mL)、アセトンで2回(各回20mL)洗
浄し、真空下40℃で乾燥して、対応するポリ(アセチ
ルアセトナト)フレレン(380mg)、C60[−C
H(COCH3 )2 ]m(但し、m≧n)の褐色固体を
得た。ポリ(アセチルアセトナト)フレレンの物理的デ
ータは、下記の通りである。IRνmax(KBr)3
401(s,OH),2979(C−H),2927
(C−H),2881(C−H),1702,162
0,1426,1380,1361,1260,118
3,1057,953及び532cm-1。
【0064】<実施例24> ポリ[ビス(1,1′−ヒドロキシアミノエチル)メチ
ル]フレレン、C60{−CH[C(OH)(NH2 )C
H3 ]2 }m の合成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、2,4−ペンタンジオン(350mg)及びテトラ
ヒドロフラン(20mL)を入れた。この混合物に、テ
トラヒドロフラン中のリチウムジイソプロピルアミン
(2,4−ペンタンジオンの1.1当量)を添加し、1
時間攪拌して、対応するリチウムアセチルアセトナート
を得た。次いで、この溶液に、テトラヒドロフラン(2
5mL)中のC60(NO2 )n (400mg)を添加
し、周囲温度で更に2時間攪拌した。反応終了時、混合
物をヨウ化アンモニウム、NH4 + I- でクエンチし、
1時間攪拌した。次いで、テトラヒドロフランを溶液か
ら除去して、生成物の半固体を得、この生成物を水及び
アセトンで洗浄を繰り返し、真空下40℃で乾燥して、
対応するポリ[ビス(1,1′−ヒドロキシアミノエチ
ル)メチル]フレレン、C60{−CH[C(OH)(N
H2 )CH3 ]2 }m (但し、m≧n)の褐色固体を得
た。この化合物の物理的データは、下記の通りである。
IRνmax(KBr)3400(s),3151
(s),3043,2929(C−H),2880(C
−H),1635,1401,1220,1035,7
73,630及び545cm-1。
ル]フレレン、C60{−CH[C(OH)(NH2 )C
H3 ]2 }m の合成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、2,4−ペンタンジオン(350mg)及びテトラ
ヒドロフラン(20mL)を入れた。この混合物に、テ
トラヒドロフラン中のリチウムジイソプロピルアミン
(2,4−ペンタンジオンの1.1当量)を添加し、1
時間攪拌して、対応するリチウムアセチルアセトナート
を得た。次いで、この溶液に、テトラヒドロフラン(2
5mL)中のC60(NO2 )n (400mg)を添加
し、周囲温度で更に2時間攪拌した。反応終了時、混合
物をヨウ化アンモニウム、NH4 + I- でクエンチし、
1時間攪拌した。次いで、テトラヒドロフランを溶液か
ら除去して、生成物の半固体を得、この生成物を水及び
アセトンで洗浄を繰り返し、真空下40℃で乾燥して、
対応するポリ[ビス(1,1′−ヒドロキシアミノエチ
ル)メチル]フレレン、C60{−CH[C(OH)(N
H2 )CH3 ]2 }m (但し、m≧n)の褐色固体を得
た。この化合物の物理的データは、下記の通りである。
IRνmax(KBr)3400(s),3151
(s),3043,2929(C−H),2880(C
−H),1635,1401,1220,1035,7
73,630及び545cm-1。
【0065】<実施例25> ポリ[メトキシオリゴ(エチレングリコール化)]フレ
レン、C60[−O(CH 2 −CH2 O)3 又は12-13 C
H3 ]m の合成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル、HO
(CH2 CH2 O)3 CH3 又はHO(CH2 CH
2 O)12-13 CH3 (ポリニトロフレレンのニトロ基の
1.3当量)及びテトラヒドロフラン(20mL)を入
れた。この混合物に、ナトリウム(−OHの1.2当
量)を添加し、1時間攪拌して、対応するNaO(CH
2 CH2 O)p CH3 を得た。次いで、この溶液に、テ
トラヒドロフラン(25mL)中のC60(NO2 )
n (400mg)を添加し、周囲温度で更に2時間攪拌
した。反応終了時、水(0.2mL)を添加し、得られ
た溶液からテトラヒドロフランを蒸発させて、薄褐色乃
至褐色固体を得た。この固体を、攪拌しながらヘキサン
(100mL)中に添加して、生成物の微細な懸濁液を
得た。この固体沈殿物を遠心分離技術によって単離し
た。次いで、これをテトラヒドロフランに溶解し、濾過
し、溶離剤として酢酸エチルを使用するクロマトグラフ
ィー(SiO2 )によって精製し、この際、全ての未反
応ポリエチレングリコールモノメチルエーテルは除去さ
れた(Rf=0.85)。薄層クロマトグラフィープレ
ート上の褐色帯域中の固体(Rf=0.2)を回収し、
真空下40℃で乾燥して、対応するポリ[メトキシオリ
ゴ(エチレングリコール化)]フレレン、C60[−O
(CH2 CH2 O)3 CH3 ]m 又はC60[−O(CH
2 CH2 O)12-13 CH3 ]m (但し、m≧n)の薄褐
色乃至褐色固体を得た。C60[−O(CH2 CH2 O)
12-13 CH3 ]m の物理的データは、下記の通りであ
る。IRνmax(KBr)3435(s),2920
(C−H),2874(C−H),2835,1593
(s),1453,1410,1367,1270,1
105(s),949,776,623及び455cm
-1。1 H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ
3.22(CH3 )及び3.40(CH2 )。
レン、C60[−O(CH 2 −CH2 O)3 又は12-13 C
H3 ]m の合成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル、HO
(CH2 CH2 O)3 CH3 又はHO(CH2 CH
2 O)12-13 CH3 (ポリニトロフレレンのニトロ基の
1.3当量)及びテトラヒドロフラン(20mL)を入
れた。この混合物に、ナトリウム(−OHの1.2当
量)を添加し、1時間攪拌して、対応するNaO(CH
2 CH2 O)p CH3 を得た。次いで、この溶液に、テ
トラヒドロフラン(25mL)中のC60(NO2 )
n (400mg)を添加し、周囲温度で更に2時間攪拌
した。反応終了時、水(0.2mL)を添加し、得られ
た溶液からテトラヒドロフランを蒸発させて、薄褐色乃
至褐色固体を得た。この固体を、攪拌しながらヘキサン
(100mL)中に添加して、生成物の微細な懸濁液を
得た。この固体沈殿物を遠心分離技術によって単離し
た。次いで、これをテトラヒドロフランに溶解し、濾過
し、溶離剤として酢酸エチルを使用するクロマトグラフ
ィー(SiO2 )によって精製し、この際、全ての未反
応ポリエチレングリコールモノメチルエーテルは除去さ
れた(Rf=0.85)。薄層クロマトグラフィープレ
ート上の褐色帯域中の固体(Rf=0.2)を回収し、
真空下40℃で乾燥して、対応するポリ[メトキシオリ
ゴ(エチレングリコール化)]フレレン、C60[−O
(CH2 CH2 O)3 CH3 ]m 又はC60[−O(CH
2 CH2 O)12-13 CH3 ]m (但し、m≧n)の薄褐
色乃至褐色固体を得た。C60[−O(CH2 CH2 O)
12-13 CH3 ]m の物理的データは、下記の通りであ
る。IRνmax(KBr)3435(s),2920
(C−H),2874(C−H),2835,1593
(s),1453,1410,1367,1270,1
105(s),949,776,623及び455cm
-1。1 H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ
3.22(CH3 )及び3.40(CH2 )。
【0066】<実施例26> 官能化ポリ有機フレレン誘導体、C60(−A−B−Z)
mの合成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、HO−Y1 、H2 N−Y1 、HS−Y1 、HO−C
6 H4 −Y1 、HS−CS−Y1 又はH2 N−CO−Y
1 (ポリニトロフレレンのニトロ基の1.3当量)及び
テトラヒドロフラン(20mL)を入れた。この混合物
に、スーパーヒドリド(superhydride)(−OH、−NH
2 又は−SH基の1.1当量、テトラヒドロフラン中
1.0M)を添加し、1時間攪拌して、LiO−Y1 、
LiNH−Y1 、LiS−Y1 、LiO−C6 H4 −Y
1 、LiS−CS−Y1 又はLiHN−CO−Y1 の対
応するリチウム塩を得た。次いで、この溶液に、テトラ
ヒドロフラン(25mL)中のC60(NO2 )n (40
0mg)を添加し、周囲温度で更に2時間攪拌した。反
応終了時、得られた溶液からテトラヒドロフランを蒸発
させて、薄褐色乃至褐色固体を得た。この固体を、攪拌
しながらジエチルエーテル(100mL)中に添加し
て、生成物の微細な懸濁液を得た。この固体沈殿物を遠
心分離技術によって単離した。次いで、これをジエチル
エーテルで2回(各回20mL)、アセトンで2回(各
回20mL)洗浄し、真空下40℃で乾燥して、対応す
る官能化ポリ有機フレレン誘導体、C60(−A−B−
Z)m (但し、m≧n、Aは独立に、−O−、−NH
−、−S−、−O−C6 H4 −、−HN−CO−であ
り、Bは独立に、−R−O−[Si(CH3 )2 −O
−]1-100 、C1-200 アルキル、C6-50アリール、C
7-100 アルキルアリール、C7-100 アリールアルキル、
(C2-30アルキルエーテル)1-10 0 、(C6-40アリール
エーテル)1-100 、(C7-60アルキルアリールエーテ
ル) 1-100 、(C7-60アリールアルキルエーテル)
1-100 、(C2-30アルキルチオエーテル)1-100 、(C
6-40アリールチオエーテル)1-100 、(C7-60アルキル
アリールチオエーテル)1-100 、(C7-60アリールアル
キルチオエーテル)1-100、(C2-50アルキルエステ
ル)1-100 、(C7-60アリールエステル)1-100 、(C
8-70アルキルアリールエステル)1-100 、(C8-70アリ
ールアルキルエステル)1-100 であり、各Zは独立に、
−C−D−(但し、各Cは独立に、−R−、−R−Ar
−、−Ar−R−又は−Ar−であり、各Dは独立に、
−H、−O−Si(CH3 )3 −、−S−CH2 −A
r、−SO4 −、−OSO3 - 、−CO2 - 、−PO3
- 、−O−PO3 -2、−O−PO(O)−O−PO3 -2
又は−NR 1 R2 であり、R、R1 、R2 、R3 は各々
独立してC1-20アルキルであり、各Arは独立してアリ
ールである)の薄褐色乃至褐色固体を得た。
mの合成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、HO−Y1 、H2 N−Y1 、HS−Y1 、HO−C
6 H4 −Y1 、HS−CS−Y1 又はH2 N−CO−Y
1 (ポリニトロフレレンのニトロ基の1.3当量)及び
テトラヒドロフラン(20mL)を入れた。この混合物
に、スーパーヒドリド(superhydride)(−OH、−NH
2 又は−SH基の1.1当量、テトラヒドロフラン中
1.0M)を添加し、1時間攪拌して、LiO−Y1 、
LiNH−Y1 、LiS−Y1 、LiO−C6 H4 −Y
1 、LiS−CS−Y1 又はLiHN−CO−Y1 の対
応するリチウム塩を得た。次いで、この溶液に、テトラ
ヒドロフラン(25mL)中のC60(NO2 )n (40
0mg)を添加し、周囲温度で更に2時間攪拌した。反
応終了時、得られた溶液からテトラヒドロフランを蒸発
させて、薄褐色乃至褐色固体を得た。この固体を、攪拌
しながらジエチルエーテル(100mL)中に添加し
て、生成物の微細な懸濁液を得た。この固体沈殿物を遠
心分離技術によって単離した。次いで、これをジエチル
エーテルで2回(各回20mL)、アセトンで2回(各
回20mL)洗浄し、真空下40℃で乾燥して、対応す
る官能化ポリ有機フレレン誘導体、C60(−A−B−
Z)m (但し、m≧n、Aは独立に、−O−、−NH
−、−S−、−O−C6 H4 −、−HN−CO−であ
り、Bは独立に、−R−O−[Si(CH3 )2 −O
−]1-100 、C1-200 アルキル、C6-50アリール、C
7-100 アルキルアリール、C7-100 アリールアルキル、
(C2-30アルキルエーテル)1-10 0 、(C6-40アリール
エーテル)1-100 、(C7-60アルキルアリールエーテ
ル) 1-100 、(C7-60アリールアルキルエーテル)
1-100 、(C2-30アルキルチオエーテル)1-100 、(C
6-40アリールチオエーテル)1-100 、(C7-60アルキル
アリールチオエーテル)1-100 、(C7-60アリールアル
キルチオエーテル)1-100、(C2-50アルキルエステ
ル)1-100 、(C7-60アリールエステル)1-100 、(C
8-70アルキルアリールエステル)1-100 、(C8-70アリ
ールアルキルエステル)1-100 であり、各Zは独立に、
−C−D−(但し、各Cは独立に、−R−、−R−Ar
−、−Ar−R−又は−Ar−であり、各Dは独立に、
−H、−O−Si(CH3 )3 −、−S−CH2 −A
r、−SO4 −、−OSO3 - 、−CO2 - 、−PO3
- 、−O−PO3 -2、−O−PO(O)−O−PO3 -2
又は−NR 1 R2 であり、R、R1 、R2 、R3 は各々
独立してC1-20アルキルであり、各Arは独立してアリ
ールである)の薄褐色乃至褐色固体を得た。
【0067】<実施例27> フレレンのポリヒドロキシメルカプトコハク酸誘導体
(FSSA−OH)、C60[−SCH2 (CO2 H)C
H2 CO2 H]n (OH)m の合成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、実施例13に示す方法によって製造したフレレンの
メルカプトコハク酸誘導体(FSSA、200mg)、
C60[−SCH2(CO2 H)CH2 CO2 H]n 、水
酸化ナトリウム(2.5g)、テトラブチルアンモニウ
ムヒドロキシド(1.0mL、H2 O中2.0M)及び
H2 O(20mL)を入れた。この混合物を40℃で4
時間攪拌した。反応終了時、得られた溶液にメタノール
(200mL)を添加して、褐色固体を沈殿させた。沈
殿した固体を遠心分離技術によって単離した。次いで、
これをメタノールで2回(各回20mL)洗浄し、真空
下40℃で乾燥して、フレレンのポリヒドロキシメルカ
プトコハク酸誘導体の対応するナトリウム塩(215m
g)、C60[−SCH2(CO2Na)CH2 CO2 N
a]n (OH)m を得た。このナトリウム塩を、HCl
の水溶液(1.0N)で周囲温度で0.5時間処理し
て、定量的収率で、C60[−SCH2 (CO2 H)CH
2 CO2 H]n (OH)m (FSSA−OH)を得た。
C60[−SCH2 (CO2 Na)CH2 CO2 Na]n
(OH)mの物理的データは、下記の通りである。IR
νmax(KBr)3450(broad,s),29
25(w,C−H),2870(w,C−H),162
3(s),1589(s),1392,1055及び6
90(broad)cm-1。 1 H NMR(200MH
z,D2O)δ 3.59(t,CH),2.82(b
road,OH)及び2.62(d,CH2 )。
(FSSA−OH)、C60[−SCH2 (CO2 H)C
H2 CO2 H]n (OH)m の合成 磁気攪拌機を取り付けた丸底反応フラスコ(100m
L)に、隔膜及び冷トラップ凝縮器を取り付けた。これ
に、実施例13に示す方法によって製造したフレレンの
メルカプトコハク酸誘導体(FSSA、200mg)、
C60[−SCH2(CO2 H)CH2 CO2 H]n 、水
酸化ナトリウム(2.5g)、テトラブチルアンモニウ
ムヒドロキシド(1.0mL、H2 O中2.0M)及び
H2 O(20mL)を入れた。この混合物を40℃で4
時間攪拌した。反応終了時、得られた溶液にメタノール
(200mL)を添加して、褐色固体を沈殿させた。沈
殿した固体を遠心分離技術によって単離した。次いで、
これをメタノールで2回(各回20mL)洗浄し、真空
下40℃で乾燥して、フレレンのポリヒドロキシメルカ
プトコハク酸誘導体の対応するナトリウム塩(215m
g)、C60[−SCH2(CO2Na)CH2 CO2 N
a]n (OH)m を得た。このナトリウム塩を、HCl
の水溶液(1.0N)で周囲温度で0.5時間処理し
て、定量的収率で、C60[−SCH2 (CO2 H)CH
2 CO2 H]n (OH)m (FSSA−OH)を得た。
C60[−SCH2 (CO2 Na)CH2 CO2 Na]n
(OH)mの物理的データは、下記の通りである。IR
νmax(KBr)3450(broad,s),29
25(w,C−H),2870(w,C−H),162
3(s),1589(s),1392,1055及び6
90(broad)cm-1。 1 H NMR(200MH
z,D2O)δ 3.59(t,CH),2.82(b
road,OH)及び2.62(d,CH2 )。
【0068】<他の態様>上記の記載から、当業者は、
本発明の本質的な特徴を容易に確認することができ、本
発明の精神及び範囲から逸脱することなく、本発明の種
々の変更及び修正を行って、それを種々の使用及び条件
に適合させることができる。それで、他の態様も特許請
求の範囲の範囲内である。
本発明の本質的な特徴を容易に確認することができ、本
発明の精神及び範囲から逸脱することなく、本発明の種
々の変更及び修正を行って、それを種々の使用及び条件
に適合させることができる。それで、他の態様も特許請
求の範囲の範囲内である。
【0069】
【発明の効果】以上説明した通り、 ポリ有機フレレン
及びポリヒドロキシ有機フレレン誘導体は、それぞれの
式、F−(E)n及びF−(E)n−(OH)m(式中、
Fはフレレンコアであり、Eは求核性置換基であり、−
OHはヒドロキシ基であり、nは2〜30であり、そし
てmは1〜20である)を有する。また、中間体として
ポリニトロフレレン又はポリシクロ硫酸化フレレンを使
用する、このようなポリ有機フレレン及びポリヒドロキ
シ有機フレレン誘導体の製造方法も開示される。これら
は種々のポリ有機フレレン誘導体の製造用の中間体とし
て使用することができる。これらの中間体を使用するこ
とによって、穏和な条件下で速い速度で反応を進行させ
ることが可能になる。ポリニトロフレレン又はポリシク
ロ硫酸化フレレンから合成されたこれらのフレレン誘導
体は、次いで、フレレングラフト化ポリマーを製造する
ために使用することができる。ポリマーの出発物質とし
て作用することに加えて、これらの誘導体は、有用なフ
リーラジカルスカベンジャーであることも示されてい
る。
及びポリヒドロキシ有機フレレン誘導体は、それぞれの
式、F−(E)n及びF−(E)n−(OH)m(式中、
Fはフレレンコアであり、Eは求核性置換基であり、−
OHはヒドロキシ基であり、nは2〜30であり、そし
てmは1〜20である)を有する。また、中間体として
ポリニトロフレレン又はポリシクロ硫酸化フレレンを使
用する、このようなポリ有機フレレン及びポリヒドロキ
シ有機フレレン誘導体の製造方法も開示される。これら
は種々のポリ有機フレレン誘導体の製造用の中間体とし
て使用することができる。これらの中間体を使用するこ
とによって、穏和な条件下で速い速度で反応を進行させ
ることが可能になる。ポリニトロフレレン又はポリシク
ロ硫酸化フレレンから合成されたこれらのフレレン誘導
体は、次いで、フレレングラフト化ポリマーを製造する
ために使用することができる。ポリマーの出発物質とし
て作用することに加えて、これらの誘導体は、有用なフ
リーラジカルスカベンジャーであることも示されてい
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 598101631 4th F1.No.15 Lane 97 Sec.1,Hsin−Sheng S. Road,Taipei,Taiwan, R.O.C.
Claims (30)
- 【請求項1】 下記式: F(−E)n [式中、Fはフレレンコアであり、Eは各々に独立して
E1 、E2 、E3 、E4 又はE5 であり、{ただし、E
1 は各々独立して、Y1 ,Y2 −アミノ、(Y1 ,Y2
−アルキル)アミノ、Y1 ,Y2 −エチレンジアミノ、
(ジヒドロキシメチル)アルキルアミノ、(X 1 ,X3
−アリール)アミノ又はX1 ,X3 −アリールオキシで
あり、E2 は各々独立して、Y1 ,Y2 −アルコキシ、
(Y1 ,Y2 −アミノ)アルコキシ、(Y1 ,Y2 ,Y
3 −アリール)オキシ、(ジヒドロキシアルキル)アリ
ールオキシ、(Y1 ,Y2 ,Y3 −アルキル)アミノ、
(Y1 ,Y2 ,Y3 −アリール)アミノ又はジヒドロキ
シアルキルアミノであり、E3 は各々独立して、Y1 ,
Y2 ,Y3 −アルコキシ、(トリヒドロキシアルキル)
アルコキシ、(トリヒドロキシアルキル)アルキルアミ
ノ、(ジカルボキシアルキル)アミノ、(Y1 ,Y2 ,
Y3 −アルキル)チオ、(X1 ,X3 −アリール)チ
オ、(Y1 ,Y2 −アルキル)チオ、(ジヒドロキシア
ルキル)チオ、Y1 ,Y2 −ジオキソアルキルであり、
E4 は各々独立して、((グリコシジル)オキソヘテロ
アリール)アミノ、((グリコシジル)オキソアリー
ル)アミノ、(X1 ,X2 ,X3 −ヘテロアリール)ア
ミノ、(X1 −ジアリールケトン)アミノ、(X,X1
−オキソアリール)アミノ、(X,X1 −ジオキソアリ
ール)アミノ、(Y1 −アルキル,Y2 −アルキルジオ
キソヘテロアリール)アミノ、(Y1 −アルキル,Y2
−アルキルジオキソアリール)アミノ、(ジ(Y1 ,Y
2 −メチル)ジオキソヘテロアリール)アミノ、(ジ
(Y1 ,Y2 −メチル)ジオキソアリール)アミノ、
((グリコシジル)ヘテロアリール)アミノ、((グリ
コシジル)アリール)アミノ、((カルボキシルアセチ
ルアルキル)オキソヘテロアリール)アミノ、((カル
ボキシルアセチルアルキル)オキソアリール)アミノ、
((イソプロピルアミノヒドロキシアルコキシ)アリー
ル)アミノ又は(X1 ,X2 ,X3 −アルキルアリー
ル)アミノであり、E5 は各々独立して、(X1 ,
X2 ,X3 −ヘテロアリール)オキシ、(イソプロピル
アミノヒドロキシアルキル)アリールオキシ、(X1 ,
X2 ,X3 −オキソヘテロアリール)オキシ、(X1 ,
X2 ,X3 −オキソアリール)オキシ、(X1 ,Y1 −
オキソヘテロアリール)オキシ、(X1 −ジアリールケ
トン)オキシ、(X,X1 −オキソアリール)オキシ、
(X1 ,X2 −ジオキソアリール)オキシ、(Y1 ,Y
2 −ジ−アミノジヒドロキシ)アルキル、(X1 ,X2
−ヘテロアリール)チオ、((トリカルボキシルアルキ
ル)エチレンジアミノ)アルコキシ、(X1 ,X2 −オ
キソアリール)チオ、(X1 ,X2 −ジオキソアリー
ル)チオ、(グリコシジルヘテロアリール)チオ、(グ
リコシジルアリール)チオ、Y1 −アルキル(チオカル
ボニル)チオ、Y1 ,Y2 −アルキル(チオカルボニ
ル)チオ、Y1 ,Y2 ,Y3 −アルキル(チオカルボニ
ル)チオ、(Y1 ,Y2 −アミノチオカルボニル)チ
オ、(ピラノシル)チオ、システイニル、チロシニル、
(フェニルアライニル)アミノ、(ジカルボキシアルキ
ル)チオ、(アミノアリール)1-20アミノ又は(ピラノ
シル)アミノであり、(ここでXは互いに独立してハロ
ゲン化物であり、X1 及びX2 の各々独立して−H、−
Y1 、−O−Y1 、−S−Y1 、−NH−Y1 、−CO
−O−Y1 、−O−CO−Y1 、−CO−NH−Y1 、
−CO−NY1 Y2 、−NH−CO−Y1 、−SO2 −
Y1 、−CHY1 Y2 又は−NY1Y2 であり、X3 は
各々独立して、−Y1 、−O−Y1 、−S−Y1 、−N
H−Y1 、−CO−O−Y1 、−O−CO−Y1 、−C
O−NH−Y1 、−CO−NY1 Y2 、−NH−CO−
Y1 、−SO2 −Y1 、−CHY1 Y2 又は−NY1 Y
2 であり、そしてY1 、Y2 及びY3 の各々独立して−
B−Zである)―式中、Bは各々独立して、−Ra−O
−[Si(CH3 )2 −O−]1-100 、C1-2000アルキ
ル、C6-40アリール、C7-60アルキルアリール、C7-60
アリールアルキル、(C1-30アルキルエーテ
ル)1-100 、(C6-40アリールエーテル)1-100 、(C
7-60アルキルアリールエーテル)1-100 、(C7-60アリ
ールアルキルエーテル)1-100 、(C1-30アルキルチオ
エーテル)1-100 、(C6-40アリールチオエーテル)
1-100 、(C7-60アルキルアリールチオエーテル)
1-100 、(C7-60アリールアルキルチオエーテル)
1-100 、(C2−50アルキルエステル)1−100、
(C7−60アリールエステル)1-100 、(C8-70アル
キルアリールエステル)1-100 、(C8-70アリールアル
キルエステル)1-100 、−R−CO−O−(C1-30アル
キルエーテル)1-100 、−R−CO−O−(C6-40アリ
ールエーテル)1-100 、−R−CO−O−(C7-60アル
キルアリールエーテル)1-100 、−R−CO−O−(C
7-60アリールアルキルエーテル)1-100 、(C4-50アル
キルウレタン)1-100 、(C14-60 アリールウレタン)
1-100 、(C10-80 アルキルアリールウレタ
ン)1-100 、(C10-80 アリールアルキルウレタン)
1-100 、(C 5-50アルキルウレア)1-100 、(C14-60
アリールウレア)1-100 、(C10-80アルキルアリール
ウレア)1-100 、(C10-80 アリールアルキルウレア)
1-100、(C2-50アルキルアミド)1-100 、(C7-60ア
リールアミド)1-100 、(C8- 70アルキルアリールアミ
ド)1-100 、(C8-70アリールアルキルアミ
ド)1-100、(C3-30アルキル無水物)1-100 、(C
8-50アリール無水物)1-100 、(C9- 60アルキルアリー
ル無水物)1-100 、(C9-60アリールアルキル無水物)
1-100、(C2-30アルキルカーボネート)1-100 、(C
7-50アリールカーボネート)1- 100 、(C8-60アルキル
アリールカーボネート)1-100 、(C8-60アリールアル
キルカーボネート)1-100 、−R1 −O−CO−NH−
(R2 若しくはAr−R 2 −Ar)−NH−CO−O−
(C1-30アルキルエーテル、C6-40アリールエーテル、
C7-60アルキルアリールエーテル若しくはC7-60アリー
ルアルキルエーテル)1-100 、−R1 −O−CO−NH
−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O
−(C2−50アルキルエステル、C7-60アリールエス
テル、C8- 70アルキルアリールエステル若しくはC8-70
アリールアルキルエステル)1-100、−R1 −O−CO
−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−C
O−O−(C1-30アルキルエーテル、C6-40アリールエ
ーテル、C7-60アルキルアリールエーテル若しくはC
7-60アリールアルキルエーテル)1-100 −CO−NH−
(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O
−、−R1 −O−CO−NH−(R2 若しくはAr−R
2 −Ar)−NH−CO−O−(C2-50アルキルエステ
ル、C7-60アリールエステル、C8-70アルキルアリール
エステル若しくはC 8-70アリールアルキルエステル)
1-100 −R3 −O−CO−NH−(R2 若しくはAr−
R2 −Ar)−NH−CO−O−、−R1 −NH−CO
−NH−(R2若しくはAr−R2 −Ar)−NH−C
O−O−(C1-30アルキルエーテル、C 6-40アリールエ
ーテル、C7-60アルキルアリールエーテル若しくはC
7-50アリールアルキルエーテル)1-100 、−R1 −NH
−CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−N
H−CO−O−(C2-50アルキルエステル、C7-60アリ
ールエステル、C8-70アルキルアリールエステル若しく
はC8-70アリールアルキルエステル)1-100 、−R1 −
NH−CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)
−NH−CO−O−(C1−30アルキルエーテル、C
6-40アリールエーテル、C7-60アルキルアリールエーテ
ル若しくはC7-60アリールアルキルエーテル) 1-100 −
CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH
−CO−O−、−R1 −NH−CO−NH−(R2 若し
くはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C2-50ア
ルキルエステル、C7-60アリールエステル、C8-70アル
キルアリールエステル若しくはC8-70アリールアルキル
エステル)1-100 −R3 −O−CO−NH−(R2 若し
くはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−、−R1 −
O−CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−
NH−CO−NH−(C2- 50アルキルアミド、C7-50ア
リールアミド、C8-70アルキルアリールアミド若しくは
C8-70アリールアルキルアミド)1-100 又は−R1 −N
H−CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−
NH−CO−NH−(C2-50アルキルアミド、C7-60ア
リールアミド、C8-70アルキルアリールアミド若しくは
C8-70アリールアルキルアミド)1-100 であり、そして
Zは各々独立して−C−D−(式中、各Cは各々独立し
て、−R−、−R−Ar−、−Ar−R−又は−Ar−
であり、そしてDは各々独立して−OH、−SH、−N
H2 、−NHOH、−SO3 H、−OSO3 H、−CO
OH、−CONH 2 、−CO−NH−NH2 、−CH
(NH2 )−COOH、−P(OH)3 、−PO(O
H)2 、−O−PO(OH)2 、−O−PO(OH)−
O−PO(OH)2 、−O−PO(O−)−O−CH2
CH2 NH3 +、−グリコシド、−OCH3 、−O−C
H2 −(CHOH)4 −CH2 OH、−O−CH2 −
(CHOH)2 −CH2 OH、−C6 H3 (OH)2 、
−NH3+、−N+ H2 Rb 、−N+HRb Rc 又は−N
+HRb Rc Rd である)である。――(但し、R、R
1 、R2 、R3 、Ra 、Rb 、Rc 及びRd は互いに独
立して、C1-30アルキルであり、そしてArは各々独
立してアリールである。)}そしてnは2〜30であ
る]で表される化合物及びその塩。 - 【請求項2】 FがC60、C70、C76、C78、C82、
C84又はC92のフレレンコアである請求項1記載の化合
物。 - 【請求項3】 Eが各々独立してE2 、E3 、E4 又
はE5 である請求項1記載の化合物。 - 【請求項4】 n=3〜25である請求項1記載の化合
物。 - 【請求項5】 Eが各々独立してE3 、E4 又はE5 で
ある請求項4記載の化合物。 - 【請求項6】 X1 が各々独立して−Y1 、−O−
Y1 、−S−Y1 、−NH−Y1 、−CO−O−Y1 、
−O−CO−Y1 、−CO−NH−Y1 、−CO−NY
1 Y2 、−NH−CO−Y1 、−SO2 −Y1 、−CH
Y1 Y2 又は−NY1 Y2 である請求項5記載の化合
物。 - 【請求項7】 Bが各々独立して、−Ra −O−[Si
(CH3 )2 −O−]1−100、C6-40アリール、C
7-60アルキルアリール、C7-60アリールアルキル、(C
6-40アリールエーテル)1-100 、(C7-60アルキルアリ
ールエーテル)1-100 、(C7−60アリールアルキル
エーテル)1-100 、(C1-30アルキルチオエーテル)
1-100 、(C6-40アリールチオエーテル)1-100 、(C
7-60アルキルアリールチオエーテル)1-100 、(C7-60
アリールアルキルチオエーテル) 1-100 、(C2-50アル
キルエステル)1-100 、(C7-60アリールエステル)
1-10 0 、(C8-70アルキルアリールエステル)1-100 、
(C8-70アリールアルキルエステル)1-100 、−R−C
O−O−(C1-30アルキルエーテル)1-100 、−R−C
O−O−(C6-40アリールエーテル)1-100 、−R−C
O−O−(C7-60アルキルアリールエーテル)1-100 、
−R−CO−O−(C7-60アリールアルキルエーテル)
1-100 、(C4-50アルキルウレタン)1-100 、(C
14-60 アリールウレタン)1-100 、(C10-80 アルキル
アリールウレタン)1-100 、(C10-80 アリールアルキ
ルウレタン)1-100 、(C5-50アルキルウレ
ア)1-100 、(C14-60アリールウレア)1-100 、(C
10-80 アルキルアリールウレア)1-100 、(C1- 80アリ
ールアルキルウレア)1-100 、(C2-50アルキルアミ
ド)1-100 、(C7- 60アリールアミド)1-100 、(C
8-70アルキルアリールアミド)1-100 、(C8- 70アリー
ルアルキルアミド)1-100 、(C3-30アルキル無水物)
1-100 、(C8- 50アリール無水物)1-100 、(C9-60ア
ルキルアリール無水物)1-100 、(C9- 60アリールアル
キル無水物)1-100 、(C2-30アルキルカーボネート)
1-100 、(C7-50アリールカーボネート)1-100 、(C
8-60アルキルアリールカーボネート)1-100 、(C8-60
アリールアルキルカーボネート)1-100 、−R1 −O−
CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH
−CO−O−(C1-30アルキルエーテル、C6-40アリー
ルエーテル、C7-60アルキルアリールエーテル若しくは
C7-60アリールアルキルエーテル)1-100 、−R1 −O
−CO−NH−(R 2 若しくはAr−R2 −Ar)−N
H−CO−O−(C2-50アルキルエステル、C7-60アリ
ールエステル、C8-70アルキルアリールエステル若しく
はC8-70アリールアルキルエステル)1-100 、−R1 −
O−CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−
NH−CO−O−(C1-30アルキルエーテル、C6-40ア
リールエーテル、C7-60アルキルアリールエーテル若し
くはC7-60アリールアルキルエーテル)1-100 −CO−
NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO
−O−、−R1 −O−CO−NH−(R2 若しくはAr
−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C2-50アルキルエ
ステル、C7-60アリールエステル、C8-70アルキルアリ
ールエステル若しくはC8-70アリールアルキルエステ
ル)1-100 −R3 −O−CO−NH−(R2 若しくはA
r−R2 −Ar)−NH−CO−O−、−R 1 −NH−
CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH
−CO−O−(C1-30アルキルエーテル、C6-40アリー
ルエーテル、C7-60アルキルアリールエーテル若しくは
C7-60アリールアルキルエーテル)1-100 、−R1 −N
H−CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−
NH−CO−O−(C2-50アルキルエステル、C7-60ア
リールエステル、C8-70アルキルアリールエステル若し
くはC8-70アリールアルキルエステル)1-100 、−R1
−NH−CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −A
r)−NH−CO−O−(C1-30アルキルエーテル、C
6-40アリールエーテル、C7-60アルキルアリールエーテ
ル若しくはC7-60アリールアルキルエーテル)1-100 −
CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH
−CO−O−、−R1 −NH−CO−NH−(R2 若し
くはAr−R 2 −Ar)−NH−CO−O−(C2-50ア
ルキルエステル、C7-60アリールエステル、C8-70アル
キルアリールエステル若しくはC8-70アリールアルキル
エステル)1-100 −R3 −O−CO−NH−(R2 若し
くはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−、−R1 −
O−CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−
NH−CO−NH−(C2-50アルキルアミド、C7-60ア
リールアミド、C8-70アルキルアリールアミド若しくは
C8-70アリールアルキルアミド)1-100 又は−R 1 −N
H−CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−
NH−CO−NH−(C2-50アルキルアミド、C7-60ア
リールアミド、C8-70アルキルアリールアミド若しくは
C8-70アリールアルキルアミド)1-100 であり、R、R
a 、R1 、R2 及びR3 が各々独立してC1-30アルキル
であり、そしてArが各々独立してアリールである請求
項6記載の化合物。 - 【請求項8】 Dが各々独立して−SH、−NHOH、
−SO3 H、−OSO3 H、−CONH3 、−CO−N
H−NH3 、−CH(NH3 )−COOH、−P(O
H)3 、−PO(OH)2 、−O−PO(OH)2 、−
O−PO(OH)−O−PO(OH)2 、−O−PO
(O)−O−CH2 CH2 NH4 + 、−グリコシド、−
O−CH2 −(CHOH)4 −CH2 OH、−O−CH
2 −(CHOH)2 −CHOH、−C6 H3 (O
H)2 、−N+HRb Rc 又は−N+ HR b Rc R
d (式中、R、Rb 、Rc 及びRd の各々独立してC
1-30アルキルであり、Arは各々独立してアリールであ
る)である請求項6記載の化合物。 - 【請求項9】 n=4〜20である請求項1記載の化合
物。 - 【請求項10】 Eが各々独立してE4 又はE5 である
請求項9記載の化合物。 - 【請求項11】 X1 が各々独立して−Y1 、−O−Y
1 、−S−Y1 、−NH−Y1 、−CO−O−Y1 、−
O−CO−Y1 、−CO−NH−Y1 、−CO−NY1
Y2 、−NH−CO−Y1 、−SO2 −Y1 、−CHY
1 Y2 又は−NY1 Y2 である請求項10記載の化合
物。 - 【請求項12】 Bが各々独立して、−Ra −O−[S
i(CH3 )2 −O−]1-100 、C6-40アリール、C
7-60アルキルアリール、C7-60アリールアルキル、(C
6-40アリールエーテル)1-100 、(C7-60アルキルアリ
ールエーテル) 1-100 、(C7-60アリールアルキルエー
テル)1-100 、(C1-30アルキルチオエーテ
ル)1-100 、(C6-40アリールチオエーテル)1-100 、
(C7-60アルキルアリールチオエーテル)1-100 、(C
7-60アリールアルキルチオエーテル)1-100、(C2-50
アルキルエステル)1-100 、(C7-60アリールエステ
ル)1-100 、(C8-70アルキルアリールエステル)
1-100 、(C8-70アリールアルキルエステル)1-100 、
−R−CO−O−(C1-30アルキルエーテル)1-100 、
−R−CO−O−(C6-40アリールエーテル)1-100 、
−R−CO−O−(C7-60アルキルアリールエーテル)
1-100 、−R−CO−O−(C7-60アリールアルキルエ
ーテル)1-100 、(C4-50アルキルウレタン)1-100 、
(C14-60 アリールウレタン) 1-100 、(C10-80 アル
キルアリールウレタン)1-100 、(C10-80 アリールア
ルキルウレタン)1-100 、(C5-50アルキルウレア)
1-100 、(C14-60 アリールウレア)1-100 、(C
10-80 アルキルアリールウレア)1-100 、(C10-80 ア
リールアルキルウレア)1-100 、(C2-50アルキルアミ
ド)1-100 、(C7-60アリールアミド)1-100 、(C
8-70アルキルアリールアミド)1-100 、(C8-70アリー
ルアルキルアミド)1-100 、(C3-30アルキル無水物)
1-100 、(C8-50アリール無水物)1-100 、(C9-60ア
ルキルアリール無水物)1-100 、(C9-60アリールアル
キル無水物)1-100 、(C2-30アルキルカーボネート)
1-100 、(C 7-50アリールカーボネート)1-100 、(C
8-60アルキルアリールカーボネート) 1-100 、(C8-60
アリールアルキルカーボネート)1-100 、−R1 −O−
CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH
−CO−O−(C1-30アルキルエーテル、C6-40アリー
ルエーテル、C7-60アルキルアリールエーテル若しくは
C7-60アリールアルキルエーテル)1-100 、−R1 −O
−CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−N
H−CO−O−(C2-50アルキルエステル、C7- 60アリ
ールエステル、C8-70アルキルアリールエステル若しく
はC8-70アリールアルキルエステル)1-100 、−R1 −
O−CO−NH−(R2 若しくはAr−R 2 −Ar)−
NH−CO−O−(C1-30アルキルエーテル、C6-40ア
リールエーテル、C7-60アルキルアリールエーテル若し
くはC7-60アリールアルキルエーテル)1-100 −CO−
NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO
−O−、−R1 −O−CO−NH−(R2 若しくはAr
−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C2-50アルキルエ
ステル、C7-60アリールエステル、C8-70アルキルアリ
ールエステル若しくはC8-70アリールアルキルエステ
ル)1-100 −R3 −O−CO−NH−(R2 若しくはA
r−R2 −Ar)−NH−CO−O−、−R1 −NH−
CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH
−CO−O−(C 1-30アルキルエーテル、C6-40アリー
ルエーテル、C7-60アルキルアリールエーテル若しくは
C7-60アリールアルキルエーテル)1-100 、−R1 −N
H−CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−
NH−CO−O−(C2-50アルキルエステル、C7-60ア
リールエステル、C8-70アルキルアリールエステル若し
くはC8-70アリールアルキルエステル)1-100 、−R1
−NH−CO−NH−(R2若しくはAr−R2 −A
r)−NH−CO−O−(C1-30アルキルエーテル、C
6-40アリールエーテル、C7-60アルキルアリールエーテ
ル若しくはC7-60アリールアルキルエーテル)1-100 −
CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH
−CO−O−、−R1−NH−CO−NH−(R2 若し
くはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C2-50ア
ルキルエステル、C7-60アリールエステル、C8-70アル
キルアリールエステル若しくはC8-70アリールアルキル
エステル) 1-100 −R3 −O−CO−NH−(R2 若し
くはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−、−R1 −
O−CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−
NH−CO−NH−(C2-50アルキルアミド、C7-60ア
リールアミド、C8-70アルキルアリールアミド若しくは
C8-70アリールアルキルアミド)1-100 又は−R1 −N
H−CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−
NH−CO−NH−(C2-50アルキルアミド、C7-60ア
リールアミド、C8-70アルキルアリールアミド若しくは
C8-70アリールアルキルアミド)1-100 であり、R、R
a 、R1 、R2及びR3 が各々独立してC1-30アルキル
であり、そしてArが各々独立してアリールである請求
項11記載の化合物。 - 【請求項13】 Dが各々独立して−SH、−NHO
H、−SO3 H、−OSO3 H、−CONH2 、−CO
−NH−NH2 、−CH(NH2 )−COOH、−P
(OH)3 、−PO(OH)2 、−O−PO(O
H)2 、−O−PO(OH)−O−PO(OH)2 、−
O−PO(O)−O−CH2 CH2 NH3 + 、−グリコ
シド、−O−CH2 −(CHOH)4 −CH2 OH、−
O−CH2 −(CHOH)2 −CHOH、−C6 H
3 (OH)2 、−N+ HRb Rc 又は−N+ HRb Rc
Rd (式中、R、Rb 、Rc 及びRd は各々独立してC
1-30アルキルであり、Arは各々独立してアリールであ
る)である請求項11記載の化合物。 - 【請求項14】 下記式: F(−E)n (OH)m [式中、Fはフレレンコアであり、Eは各々独立してE
1 、E2 、E3 、E4 又はE5 であり、{ただし、E1
は各々独立してY1 ,Y2 −アミノ、(Y1 ,Y2 −ア
ルキル)アミノ、Y 1 ,Y2 −エチレンジアミノ、(ジ
ヒドロキシメチル)アルキルアミノ、(X1,X3−ア
リール)アミノ又はX1,X3−アリールオキシであり、
E2は各々独立して、Y1 ,Y2 −アルコキシ、
(Y1 ,Y2 −アミノ)アルコキシ、(Y1 ,Y2 ,Y
3 −アリール)オキシ、(ジヒドロキシアルキル)アリ
ールオキシ、(Y1 ,Y2 ,Y3 −アルキル)アミノ、
(Y1 ,Y2 ,Y3 −アリール)アミノ又はジヒドロキ
シアルキルアミノであり、E3 は各々独立して、Y1 ,
Y2 ,Y3 −アルコキシ、(トリヒドロキシアルキル)
アルコキシ、(トリヒドロキシアルキル)アルキルアミ
ノ、(ジカルボキシアルキル)アミノ、(Y1 ,Y2 ,
Y3 −アルキル)チオ、(X1 ,X3 −アリール)チ
オ、(Y1 ,Y2 −アルキル)チオ、(ジヒドロキシア
ルキル)チオ、Y1 ,Y2 −ジオキソアルキルであり、
E4 は各々独立して((グリコシジル)オキソヘテロア
リール)アミノ、((グリコシジル)オキソアリール)
アミノ、(X1 ,X2 ,X3 −ヘテロアリール)アミ
ノ、(X1 −ジアリールケトン)アミノ、(X,X1 −
オキソアリール)アミノ、(X,X1 −ジオキソアリー
ル)アミノ、(Y1 −アルキル,Y2 −アルキルジオキ
ソヘテロアリール)アミノ、(Y1 −アルキル,Y2 −
アルキルジオキソアリール)アミノ、(ジ(Y1 ,Y2
−メチル)ジオキソヘテロアリール)アミノ、(ジ(Y
1 ,Y2 −メチル)ジオキソアリール)アミノ、((グ
リコシジル)ヘテロアリール)アミノ、((グリコシジ
ル)アリール)アミノ、((カルボキシルアセチルアル
キル)オキソヘテロアリール)アミノ、((カルボキシ
ルアセチルアルキル)オキソアリール)アミノ、((イ
ソプロピルアミノヒドロキシアルコキシ)アリール)ア
ミノ又は(X1 ,X2 ,X3 −アルキルアリール)アミ
ノであり、そしてE5 は各々独立して、(X1 ,X2 ,
X3 −ヘテロアリール)オキシ、(イソプロピルアミノ
ヒドロキシアルキル)アリールオキシ、(X1 ,X2 ,
X3 −オキソヘテロアリール)オキシ、(X1 ,X2 ,
X3 −オキソアリール)オキシ、(X1 ,Y1 −オキソ
ヘテロアリール)オキシ、(X1 −ジアリールケトン)
オキシ、(X,X1 −オキソアリール)オキシ、
(X1 ,X2 −ジオキソアリール)オキシ、(Y1 ,Y
2 −ジ−アミノジヒドロキシ)アルキル、(X1 ,X2
−ヘテロアリール)チオ、((トリカルボキシルアルキ
ル)エチレンジアミノ)アルコキシ、(X1 ,X2 −オ
キソアリール)チオ、(X1 ,X2 −ジオキソアリー
ル)チオ、(グリコシジルヘテロアリール)チオ、(グ
リコシジルアリール)チオ、Y1 −アルキル(チオカル
ボニル)チオ、Y1 ,Y2 −アルキル(チオカルボニ
ル)チオ、Y1 ,Y2 ,Y3 −アルキル(チオカルボニ
ル)チオ、(Y1,Y2−アミノチオカルボニル)チ
オ、(ピラノシル)チオ、システイニル、チロシニル、
(フェニルアライニル)アミノ、(ジカルボキシアルキ
ル)チオ、(アミノアリール)1-20アミノ又は(ピラノ
シル)アミノであり、(ここで、Xは各々独立してハロ
ゲン化物であり、X1 及びX2 は各々独立して−H、−
Y1、−O−Y1 、−S−Y1 、−NH−Y1 、−CO
−O−Y1 、−O−CO−Y1 、−CO−NH−Y1 、
−CO−NY1 Y2 、−NH−CO−Y1 、−SO2 −
Y1 、−CHY1 Y2 又は−NY1Y2 であり、X3 は
各々独立して、−Y1 、−O−Y1 、−S−Y1 、−N
H−Y1 、−CO−O−Y1 、−O−CO−Y1 、−C
O−NH−Y1 、−CO−NY1 Y2 、−NH−CO−
Y1 、−SO2 −Y1 、−CHY1 Y2 又は−NY1 Y
2 であり、そしてY1 、Y2 及びY3 は各々独立して−
B−Zである) ――式中、Bは各々独立して、−Ra −O−[Si(C
H3 )2 −O−]1-100 、C1-2000アルキル、C6-40ア
リール、C7-60アルキルアリール、C7-60アリールアル
キル、(C1-30アルキルエーテル)1-100 、(C6-40ア
リールエーテル)1-100 、(C7-60アルキルアリールエ
ーテル)1-100 、(C7-60アリールアルキルエーテル)
1-100 、(C1-30アルキルチオエーテル)1-100 、(C
6-40アリールチオエーテル)1-100 、(C7-60アルキル
アリールチオエーテル)1-100 、(C7-60アリールアル
キルチオエーテル)1-100 、(C2-50アルキルエステ
ル)1-100 、(C 7-60アリールエステル)1-100 、(C
8-70アルキルアリールエステル)1-100 、(C8-70アリ
ールアルキルエステル)1-100 、−R−CO−O−(C
1-30アルキルエーテル)1-100 、−R−CO−O−(C
6-40アリールエーテル)1-100 、−R−CO−O−(C
7-60アルキルアリールエーテル)1-100 、−R−CO−
O−(C7-60アリールアルキルエーテル)1-100 、(C
4-50アルキルウレタン)1-10 0 、(C14-60 アリールウ
レタン)1-100 、(C10-80 アルキルアリールウレタ
ン)1-100 、(C10-80 アリールアルキルウレタン)
1-100 、(C5-50アルキルウレア)1-100 、(C14-60
アリールウレア)1-100 、(C10-80 80アルキルアリ
ールウレア)1-100 、(C10-80 0アリールアルキルウ
レア)1-100 、(C 2-50アルキルアミド)1-100 、(C
7-60アリールアミド)1-100 、(C8-70アルキルアリー
ルアミド)1-100 、(C8-70アリールアルキルアミド)
1-100 、(C 3-30アルキル無水物)1-100 、(C8-50ア
リール無水物)1-100 、(C9-60アルキルアリール無水
物)1-100 、(C9-60アリールアルキル無水
物)1-100 、(C 2-30アルキルカーボネート)1-100 、
(C7-50アリールカーボネート)1-100 、(C8-60アル
キルアリールカーボネート)1-100 、(C8-60アリール
アルキルカーボネート)1-100 、−R1 −O−CO−N
H−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−
O−(C1-30アルキルエーテル、C6-40アリールエーテ
ル、C7-60アルキルアリールエーテル若しくはC7-60ア
リールアルキルエーテル)1- 100 、−R1 −O−CO−
NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO
−O−(C2-50アルキルエステル、C7-60アリールエス
テル、C8-70アルキルアリールエステル若しくはC8-70
アリールアルキルエステル)1-100 、−R1 −O−CO
−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−C
O−O−(C1- 30アルキルエーテル、C6-40アリールエ
ーテル、C7-60アルキルアリールエーテル若しくはC
7-60アリールアルキルエーテル)1-100 −CO−NH−
(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O
−、−R1 −O−CO−NH−(R2若しくはAr−R
2 −Ar)−NH−CO−O−(C2-50アルキルエステ
ル、C 7-60アリールエステル、C8-70アルキルアリール
エステル若しくはC8-70アリールアルキルエステル)
1-100 −R3 −O−CO−NH−(R2 若しくはAr−
R 2 −Ar)−NH−CO−O−、−R1−NH−CO
−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−C
O−O−(C1-30アルキルエーテル、C6-40アリールエ
ーテル、C7-60アルキルアリールエーテル若しくはC
7-60アリールアルキルエーテル)1-100 、−R1 −NH
−CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−N
H−CO−O−(C2-50アルキルエステル、C7-60アリ
ールエステル、C8-70アルキルアリールエステル若しく
はC8-70アリールアルキルエステル)1- 100 、−R1 −
NH−CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)
−NH−CO−O−(C1-30アルキルエーテル、C6-40
アリールエーテル、C7-60アルキルアリールエーテル若
しくはC7-60アリールアルキルエーテル)1-100 −CO
−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−C
O−O−、−R1 −NH−CO−NH−(R2 若しくは
Ar−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C2-50アルキ
ルエステル、C7-60アリールエステル、C8-70アルキル
アリールエステル若しくはC8-70アリールアルキルエス
テル)1-100 −R3 −O−CO−NH−(R 2 若しくは
Ar−R2 −Ar)−NH−CO−O−、−R1−O−
CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH
−CO−NH−(C2-50アルキルアミド、C7-60アリー
ルアミド、C8-70アルキルアリールアミド若しくはC
8-70アリールアルキルアミド)1-100 又は−R1−NH
−CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−N
H−CO−NH−(C2-50アルキルアミド、C7-60アリ
ールアミド、C8-70アルキルアリールアミド若しくはC
8-70アリールアルキルアミド)1-100 であり、そしてZ
は各々独立して−C−D−(式中、Cは各々独立して−
R−、−R−Ar−、−Ar−R−又は−Ar−であ
り、そしてDは各々独立して、−OH、−SH、−NH
2 、−NHOH、−SO3 H、−OSO3 H、−COO
H、−CONH2、−CO−NH−NH2 、−CH(N
H2 )−COOH、−P(OH)3 、−PO(O
H)2 、−O−PO(OH)2 、−O−PO(OH)−
O−PO(OH) 2 、−O−PO(O−)−O−CH2
CH2 NH3 + 、−グリコシド、−OCH 3 、−O−C
H2 −(CHOH)4 −CH2 OH、−O−CH2 −
(CHOH) 2 −CHOH、−C6 H3 (OH)2 、−
NH3 + 、−N+ HRb Rc 又は−N + HRb Rc Rd
である)である。――(但し、R、R1 、R2 、R3 、
Ra 、Rb 、Rc 及びRd は各々独立して、C1-30アル
キルであり、そしてArは各々独立してアリールであ
る)}、nは2〜30であり、そしてmは1〜20であ
る]で表される化合物及びその塩。 - 【請求項15】 FがC60、C70、C76、C78、C82、
C84又はC92のフレレンコアである請求項14記載の化
合物。 - 【請求項16】 Eが各々独立してE2 、E3 、E4 又
はE5 である請求項14記載の化合物。 - 【請求項17】 Eが各々独立してE3 、E4 又はE5
である請求項14記載の化合物。 - 【請求項18】 X1 が各々独立して−Y1 、−O−Y
1 、−S−Y1 、−NH−Y1 、−CO−O−Y1 、−
O−CO−Y1 、−CO−NH−Y1 、−CO−NY1
Y2 、−NH−CO−Y1 、−SO2 −Y1 、−CHY
1 Y2 又は−NY1 Y2 である請求項17記載の化合
物。 - 【請求項19】 Bが各々独立して−Ra −O−[Si
(CH3 )2 −O−]1-100 、C6-40アリール、C7-60
アルキルアリール、C7-60アリールアルキル、(C6-40
アリールエーテル)1-100 、(C7-60アルキルアリール
エーテル)1- 100 、(C7-60アリールアルキルエーテ
ル)1-100 、(C1-30アルキルチオエーテル)1-100 、
(C6-40アリールチオエーテル)1-100 、(C7-60アル
キルアリールチオエーテル)1-100 、(C7-60アリール
アルキルチオエーテル)1-100 、(2-50アルキルエステ
ル)1-100 、(C7-60アリールエステル)1-100 、(C
8- 70アルキルアリールエステル)1-100 、(C8-70アリ
ールアルキルエステル)1- 100 、−R−CO−O−(C
1-30アルキルエーテル)1-100 、−R−CO−O−(C
6-40アリールエーテル)1-100 、−R−CO−O−(C
7-60アルキルアリールエーテル)1-100 、−R−CO−
O−(C7-60アリールアルキルエーテル)1- 100 、(C
4-50アルキルウレタン)1-100 、(C14-60 アリールウ
レタン)1-10 0 、(C10-80 アルキルアリールウレタ
ン)1-100 、(C10-80 アリールアルキルウレタン)
1-100 、(C5-50アルキルウレア)1-100 、(C14-60
アリールウレア)1-100 、(C10-80 アルキルアリール
ウレア)1-100 、(C10-80 アリールアルキルウレア)
1-100 、(C2-50アルキルアミド)1-100 、(C7-60ア
リールアミド)1-100 、(C8-70アルキルアリールアミ
ド)1-100 、(C8-70アリールアルキルアミ
ド)1-100 、(C3-30アルキル無水物)1-100 、(C
8-50アリール無水物)1-100 、(C9-60アルキルアリー
ル無水物)1-100 、(C9-60アリールアルキル無水物)
1-100 、(C2-30アルキルカーボネート)1-100 、(C
7-50アリールカーボネート)1-100 、(C8-60アルキル
アリールカーボネート)1-10 0 、(C8-60アリールアル
キルカーボネート)1-100 、−R1 −O−CO−NH−
(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−
(C1-30アルキルエーテル、C6-40アリールエーテル、
C7-60アルキルアリールエーテル若しくはC7- 60アリー
ルアルキルエーテル)1-100 、−R1 −O−CO−NH
−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O
−(C2-50アルキルエステル、C7-60アリールエステ
ル、C8-70アルキルアリールエステル若しくはC8-70ア
リールアルキルエステル)1-100 、−R1 −O−CO−
NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO
−O−(C1-30アルキルエーテル、C6-40アリールエー
テル、C7-60アルキルアリールエーテル若しくはC7-60
アリールアルキルエーテル) 1-100 −CO−NH−(R
2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−、−
R1 −O−CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −A
r)−NH−CO−O−(C2-50アルキルエステル、C
7-60アリールエステル、C8-70アルキルアリールエステ
ル若しくはC8-70アリールアルキルエステル)1-100 −
R3 −O−CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −A
r)−NH−CO−O−、−R1 −NH−CO−NH−
(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−
(C1-30アルキルエーテル、C6-40アリールエーテル、
C7-60アルキルアリールエーテル若しくはC7-60アリー
ルアルキルエーテル)1-100 、−R1 −NH−CO−N
H−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−
O−(C2-50アルキルエステル、C7-60アリールエステ
ル、C8-70アルキルアリールエステル若しくはC8- 70ア
リールアルキルエステル)1-100 、−R1 −NH−CO
−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−C
O−O−(C1-30アルキルエーテル、C6-40アリールエ
ーテル、C7-60アルキルアリールエーテル若しくはC
7-60アリールアルキルエーテル)1-100 −CO−NH−
(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O
−、−R1 −NH−CO−NH−(R2 若しくはAr−
R2 −Ar)−NH−CO−O−(C2-50アルキルエス
テル、C7-60アリールエステル、C 8-70アルキルアリー
ルエステル若しくはC8-70アリールアルキルエステル)
1-10 0 −R3 −O−CO−NH−(R2 若しくはAr−
R2 −Ar)−NH−CO−O−、−R1 −O−CO−
NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO
−NH−(C2-50アルキルアミド、C7-60アリールアミ
ド、C8-70アルキルアリールアミド若しくはC8-70アリ
ールアルキルアミド)1-100 又は−R1 −NH−CO−
NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO
−NH−(C2- 50アルキルアミド、C7-60アリールアミ
ド、C8-70アルキルアリールアミド若しくはC8-70アリ
ールアルキルアミド)1-100 であり、R、Ra 、R1 、
R2 及びR3 の各々独立してC1-30アルキルであり、そ
してArが各々独立してアリールである請求項18記載
の化合物。 - 【請求項20】 Dが各々独立して−SH、−NHO
H、−SO3 H、−OSO3 H、−CONH2 、−CO
−NH−NH2 、−CH(NH2 )−COOH、−P
(OH)3 、−PO(OH)2 、−O−PO(O
H)2 、−O−PO(OH)−O−PO(OH)2 、−
O−PO(O)−O−CH2 CH2 NH3 + 、−グリコ
シド、−O−CH2 −(CHOH)4 −CH2 OH、−
O−CH2 −(CHOH)2 −CHOH、−C6 H
3 (OH)2 、−N+ HRb Rc 又は−N+ HRb Rc
Rd (式中、R、Rb 、Rc 及びRd は各々独立してC
1-30アルキルであり、Arは各々独立してアリールであ
る)である請求項18記載の化合物。 - 【請求項21】 n=4〜20である請求項14記載の
化合物。 - 【請求項22】 Eが各々独立してE4 又はE5 である
請求項21記載の化合物。 - 【請求項23】 X1 が各々独立して−Y1 、−O−Y
1 、−S−Y1 、−NH−Y1 、−CO−O−Y1 、−
O−CO−Y1 、−CO−NH−Y1 、−CO−NY1
Y2 、−NH−CO−Y1 、−SO2 −Y1 、−CHY
1 Y2 又は−NY1 Y2 である請求項22記載の化合
物。 - 【請求項24】 Bが各々独立して−Ra −O−[Si
(CH3 )2 −O−]1-100 、C6-40アリール、C7-60
アルキルアリール、C7-60アリールアルキル、(C6-40
アリールエーテル)1-100 、(C7-60アルキルアリール
エーテル)1- 100 、(C7-60アリールアルキルエーテ
ル)1-100 、(C1-30アルキルチオエーテル)1-100 、
(C6-40アリールチオエーテル)1-100 、(C7-60アル
キルアリールチオエーテル)1-100 、(C7-60アリール
アルキルチオエーテル)1-100 、(C2-50アルキルエス
テル)1-100 、(C7-60アリールエステル)1-100 、
(C 8-70アルキルアリールエステル)1-100 、(C8-70
アリールアルキルエステル) 1-100 、−R−CO−O−
(C1-30アルキルエーテル)1-100 、−R−CO−O−
(C6-40アリールエーテル)1-100 、−R−CO−O−
(C7-60アルキルアリールエーテル)1-100 、−R−C
O−O−(C7-60アリールアルキルエーテル) 1-100 、
(C4-50アルキルウレタン)1-100 、(C14-60 アリー
ルウレタン)1- 100 、(C10-80 アルキルアリールウレ
タン)1-100 、(C10-80 アリールアルキルウレタン)
1-100 、(C5-50アルキルウレア)1-100 、(C14-60
アリールウレア)1-100 、(C10-80 アルキルアリール
ウレア)1-100 、(C10-80 アリールアルキルウレア)
1-100 、(C2-50アルキルアミド)1-100 、(C7-60ア
リールアミド)1-100 、(C8-70アルキルアリールアミ
ド)1-100 、(C8-70アリールアルキルアミ
ド)1-100 、(C3-30アルキル無水物)1-100 、(C
8-50アリール無水物)1-100 、(C9-60アルキルアリー
ル無水物)1-100 、(C9-60アリールアルキル無水物)
1-100 、(C2-30アルキルカーボネート)1-100 、(C
7- 50アリールカーボネート)1-100 、(C8-60アルキル
アリールカーボネート)1- 100 、(C8-60アリールアル
キルカーボネート)1-100 、−R1 −O−CO−NH−
(R2若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−
(C1-30アルキルエーテル、C6-40アリールエーテル、
C7-60アルキルアリールエーテル若しくはC 7-60アリー
ルアルキルエーテル)1-100 、−R1 −O−CO−NH
−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O
−(C2-50アルキルエステル、C7-60アリールエステ
ル、C8-70アルキルアリールエステル若しくはC8-70ア
リールアルキルエステル)1-100 、−R1 −O−CO−
NH−(R2 若しくはAr−R2−Ar)−NH−CO
−O−(C1-30アルキルエーテル、C6-40アリールエー
テル、C7-60アルキルアリールエーテル若しくはC7-60
アリールアルキルエーテル)1-100 −CO−NH−(R
2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−、−
R1 −O−CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −A
r)−NH−CO−O−(C2-50アルキルエステル、C
7-60アリールエステル、C8-70アルキルアリールエステ
ル若しくはC8-70アリールアルキルエステル)1-100 −
R3 −O−CO−NH−(R2 若しくはAr−R2 −A
r)−NH−CO−O−、−R1 −NH−CO−NH−
(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−
(C1- 30アルキルエーテル、C6-40アリールエーテル、
C7-60アルキルアリールエーテル若しくはC7-60アリー
ルアルキルエーテル)1-100 、−R1 −NH−CO−N
H−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−
O−(C2-50アルキルエステル、C7-60アリールエステ
ル、C8-70アルキルアリールエステル若しくはC 8-70ア
リールアルキルエステル)1-100 、−R1 −NH−CO
−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−C
O−O−(C1-30アルキルエーテル、C6- 40アリールエ
ーテル、C7-60アルキルアリールエーテル若しくはC
7-60アリールアルキルエーテル)1-100 −CO−NH−
(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O
−、−R1 −NH−CO−NH−(R2 若しくはAr−
R2 −Ar)−NH−CO−O−(C2-50アルキルエス
テル、C7-60アリールエステル、C8-70アルキルアリー
ルエステル若しくはC8-70アリールアルキルエステル)
1- 100 −R3 −O−CO−NH−(R2 若しくはAr−
R2 −Ar)−NH−CO−O−、−R1 −O−CO−
NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO
−NH−(C2-50アルキルアミド、C7-60アリールアミ
ド、C8-70アルキルアリールアミド若しくはC8-70アリ
ールアルキルアミド)1-100 又は−R1 −NH−CO−
NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO
−NH−(C 2-50アルキルアミド、C7-60アリールアミ
ド、C8-70アルキルアリールアミド若しくはC8-70アリ
ールアルキルアミド)1-100 であり、R、Ra 、R1 、
R2 及びR3 が各々独立してC1-30アルキルであり、そ
してArが各々独立してアリールである請求項23記載
の化合物。 - 【請求項25】 Dが各々独立して−SH、−NHO
H、−SO3 H、−OSO3 H、−CONH2 、−CO
−NH−NH2 、−CH(NH2 )−COOH、−P
(OH)3 、−PO(OH)2 、−O−PO(O
H)2 、−O−PO(OH)−O−PO(OH)2 、−
O−PO(O)−O−CH2 CH2 NH3 + 、−グリコ
シド、−O−CH2 −(CHOH)4 −CH2 OH、−
O−CH2 −(CHOH)2 −CHOH、−C6 H
3 (OH)2 、−N+ HRb Rc 又は−N+ HRb Rb
Rd (式中、R、Rb 、Rc 及びRd は各々独立してC
1-30アルキルであり、Arは各々独立してアリールであ
る)である請求項23記載の化合物。 - 【請求項26】 下記式: F(−E)n [式中、Fはフレレンコアであり、Eは各々に独立して
E1 、E2 、E3 、E4 又はE5 であり、{ただし、E
1 は各々独立して、Y1 ,Y2 −アミノ、(Y1 ,Y2
−アルキル)アミノ、Y1 ,Y2 −エチレンジアミノ、
(ジヒドロキシメチル)アルキルアミノ、(X 1 ,X3
−アリール)アミノ又はX1 ,X3 −アリールオキシで
あり、E2 は各々独立して、Y1 ,Y2 −アルコキシ、
(Y1 ,Y2 −アミノ)アルコキシ、(Y1 ,Y2 ,Y
3 −アリール)オキシ、(ジヒドロキシアルキル)アリ
ールオキシ、(Y1 ,Y2 ,Y3 −アルキル)アミノ、
(Y1 ,Y2 ,Y3 −アリール)アミノ又はジヒドロキ
シアルキルアミノであり、E3 は各々独立して、Y1 ,
Y2 ,Y3 −アルコキシ、(トリヒドロキシアルキル)
アルコキシ、(トリヒドロキシアルキル)アルキルアミ
ノ、(ジカルボキシアルキル)アミノ、(Y1 ,Y2 ,
Y3 −アルキル)チオ、(X1 ,X3 −アリール)チ
オ、(Y1 ,Y2 −アルキル)チオ、(ジヒドロキシア
ルキル)チオ、Y1 ,Y2 −ジオキソアルキルであり、
E4 は各々独立して、((グリコシジル)オキソヘテロ
アリール)アミノ、((グリコシジル)オキソアリー
ル)アミノ、(X1 ,X2 ,X3 −ヘテロアリール)ア
ミノ、(X1 −ジアリールケトン)アミノ、(X,X1
−オキソアリール)アミノ、(X,X1 −ジオキソアリ
ール)アミノ、(Y1 −アルキル,Y2 −アルキルジオ
キソヘテロアリール)アミノ、(Y1 −アルキル,Y2
−アルキルジオキソアリール)アミノ、(ジ(Y1 ,Y
2 −メチル)ジオキソヘテロアリール)アミノ、(ジ
(Y1 ,Y2 −メチル)ジオキソアリール)アミノ、
((グリコシジル)ヘテロアリール)アミノ、((グリ
コシジル)アリール)アミノ、((カルボキシルアセチ
ルアルキル)オキソヘテロアリール)アミノ、((カル
ボキシルアセチルアルキル)オキソアリール)アミノ、
((イソプロピルアミノヒドロキシアルコキシ)アリー
ル)アミノ又は(X1 ,X2 ,X3 −アルキルアリー
ル)アミノであり、E5 は各々独立して、(X1 ,
X2 ,X3 −ヘテロアリール)オキシ、(イソプロピル
アミノヒドロキシアルキル)アリールオキシ、(X1 ,
X2 ,X3 −オキソヘテロアリール)オキシ、(X1 ,
X2 ,X3 −オキソアリール)オキシ、(X1 ,Y1 −
オキソヘテロアリール)オキシ、(X1 −ジアリールケ
トン)オキシ、(X,X1 −オキソアリール)オキシ、
(X1 ,X2 −ジオキソアリール)オキシ、(Y1 ,Y
2 −ジ−アミノジヒドロキシ)アルキル、(X1 ,X2
−ヘテロアリール)チオ、((トリカルボキシルアルキ
ル)エチレンジアミノ)アルコキシ、(X1 ,X2 −オ
キソアリール)チオ、(X1 ,X2 −ジオキソアリー
ル)チオ、(グリコシジルヘテロアリール)チオ、(グ
リコシジルアリール)チオ、Y1 −アルキル(チオカル
ボニル)チオ、Y1 ,Y2 −アルキル(チオカルボニ
ル)チオ、Y1 ,Y2 ,Y3 −アルキル(チオカルボニ
ル)チオ、(Y1 ,Y3 −アミノチオカルボニル)チ
オ、(ピラノシル)チオ、システイニル、チロシニル、
(フェニルアライニル)アミノ、(ジカルボキシアルキ
ル)チオ、(アミノアリール)1-20アミノ又は(ピラノ
シル)アミノであり、(ここでXは互いに独立してハロ
ゲン化物であり、X1 及びX2 は各々独立して−H、−
Y1 、−O−Y1 、−S−Y1 、−NH−Y1 、−CO
−O−Y1 、−O−CO−Y1 、−CO−NH−Y1 、
−CO−NY1 Y2 、−NH−CO−Y1 、−SO2 −
Y1 、−CHY1 Y2 又は−NY1Y2 であり、X3 は
各々独立して、−Y1 、−O−Y1 、−S−Y1 、−N
H−Y1 、−CO−O−Y1 、−O−CO−Y1 、−C
O−NH−Y1 、−CO−NY1 Y2 、−NH−CO−
Y1 、−SO2 −Y1 、−CHY1 Y2 又は−NY1 Y
2 であり、そしてY1 、Y2 及びY3 は各々独立して−
B−Zである) ――式中、Bは各々独立して、−Ra −O−[Si(C
H3 )2 −O−]1-100 、C1-2000アルキル、C6-40ア
リール、C7-60アルキルアリール、C7-60アリールアル
キル、(C1-30アルキルエーテル)1-100 、(C6-40ア
リールエーテル)1-100 、(C7-60アルキルアリールエ
ーテル)1-100 、(C7-60アリールアルキルエーテル)
1-100 、(C1-30アルキルチオエーテル)1-100 、(C
6-40アリールチオエーテル)1-100 、(C7-60アルキル
アリールチオエーテル)1-100 、(C7-60アリールアル
キルチオエーテル)1-100 、(C2-50アルキルエステ
ル)1-100 、(C 7-60アリールエステル)1-100 、(C
8-70アルキルアリールエステル)1-100 、(C8-70アリ
ールアルキルエステル)1-100 、−R−CO−O−(C
1-30アルキルエーテル)1-100 、−R−CO−O−(C
6-40アリールエーテル)1-100 、−R−CO−O−(C
7-60アルキルアリールエーテル)1-100 、−R−CO−
O−(C7-60アリールアルキルエーテル)1-100 、(C
4-50アルキルウレタン)1-10 0 、(C14-60 アリールウ
レタン)1-100 、(C10-80 アルキルアリールウレタ
ン)1-100 、(C10-80 アリールアルキルウレタン)
1-100 、(C5-50アルキルウレア)1-100 、(C14-60
アリールウレア)1-100 、(C10-80 アルキルアリール
ウレア)1-100 、(C10-80 アリールアルキルウレア)
1-100 、(C2-50アルキルアミド)1-100 、(C7-60ア
リールアミド)1-100 、(C8-70アルキルアリールアミ
ド)1-100 、(C8-70アリールアルキルアミ
ド)1-100 、(C3 −30アルキル無水物)1 −1 0
0、(C8−50アリール無水物)1 −1 00、(C9
−60アルキルアリール無水物)1 −1 00、(C9−
60アリールアルキル無水物)1 −1 00、(C2−3
0アルキルカーボネート)1-100 、(C7-50アリールカ
ーボネート)1-100 、(C8-60アルキルアリールカーボ
ネート)1-10 0 、(C8-60アリールアルキルカーボネー
ト)1-100 、−R1 −O−CO−NH−(R2 若しくは
Ar−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C1-30アルキ
ルエーテル、C6-40アリールエーテル、C7-60アルキル
アリールエーテル若しくはC7- 60アリールアルキルエー
テル)1-100 、−R1 −O−CO−NH−(R2 若しく
はAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C2-50アル
キルエステル、C7-60アリールエステル、C8-70アルキ
ルアリールエステル若しくはC8-70アリールアルキルエ
ステル)1-100 、−R1 −O−CO−NH−(R2 若し
くはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C1-30ア
ルキルエーテル、C6-40アリールエーテル、C7-60アル
キルアリールエーテル若しくはC7-60アリールアルキル
エーテル) 1-100 −CO−NH−(R2 若しくはAr−
R2 −Ar)−NH−CO−O−、−R1 −O−CO−
NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO
−O−(C2-50アルキルエステル、C7-60アリールエス
テル、C8-70アルキルアリールエステル若しくはC8-70
アリールアルキルエステル)1-100 −R3 −O−CO−
NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO
−O−、−R1 −NH−CO−NH−(R2 若しくはA
r−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C1-30アルキル
エーテル、C6-40アリールエーテル、C7-60アルキルア
リールエーテル若しくはC7-60アリールアルキルエーテ
ル)1-100 、−R1 −NH−CO−NH−(R2 若しく
はAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C2-50アル
キルエステル、C7-60アリールエステル、C8-70アルキ
ルアリールエステル若しくはC8- 70アリールアルキルエ
ステル)1-100 、−R1 −NH−CO−NH−(R2 若
しくはAr−R2 −Ar)−NH−CO−O−(C1-30
アルキルエーテル、C6-40アリールエーテル、C7-60ア
ルキルアリールエーテル若しくはC7-60アリールアルキ
ルエーテル)1-100 −CO−NH−(R2 若しくはAr
−R2 −Ar)−NH−CO−O−、−R1 −NH−C
O−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−
CO−O−(C2-50アルキルエステル、C7-60アリール
エステル、C 8-70アルキルアリールエステル若しくはC
8-70アリールアルキルエステル)1-10 0 −R3 −O−C
O−NH−(R2 若しくはAr−R2 −Ar)−NH−
CO−O−、−R1 −O−CO−NH−(R2 若しくは
Ar−R2 −Ar)−NH−CO−NH−(C2-50アル
キルアミド、C7-60アリールアミド、C8-70アルキルア
リールアミド若しくはC8-70アリールアルキルアミド)
1-100 又は−R1 −NH−CO−NH−(R2 若しくは
Ar−R2 −Ar)−NH−CO−NH−(C2- 50アル
キルアミド、C7-60アリールアミド、C8-70アルキルア
リールアミド若しくはC8-70アリールアルキルアミド)
1-100 であり、そしてZは各々独立して−C−D−(式
中、各Cは各々独立して、−R−、−R−Ar−、−A
r−R−又は−Ar−であり、そしてDは各々独立して
−OH、−SH、−NH2 、−NHOH、−SO3 H、
−OSO3 H、−COOH、−CONH 2 、−CO−N
H−NH2 、−CH(NH2 )−COOH、−P(O
H)3 、−PO(OH)2 、−O−PO(OH)2 、−
O−PO(OH)−O−PO(OH)2 、−O−PO
(O−)−O−CH2 CH2NH3 + 、−グリコシド、
−OCH3 、−O−CH2 −(CHOH)4 −CH2 O
H、−O−CH2 −(CHOH)2 −CH2 OH、−C
6 H3 (OH)2 、−NH3 + 、−N+ H2 Rb 、−N
+ +HRb Rc 又は−N+ +HRb Rc Rd である)で
ある。――(但し、R、R1 、R2 、R3 、Ra 、
Rb 、Rc 及びRd は互いに独立して、C1-30アルキル
であり、そしてArは各々独立してアリールであ
る。)}そしてnは2〜30である]で表されるポリ有
機フレレン誘導体の製造方法であって、ポリニトロフレ
レン又はポリシクロ硫酸化フレレン中間体を得ること、
及びこの中間体を求核性試薬と接触させて、上記の式に
よってカバーされる相当するポリ有機フレレン誘導体を
製造することからなる方法。 - 【請求項27】 中間体がポリニトロフレレンである請
求項26記載の方法。 - 【請求項28】 中間体がポリシクロ硫酸化フレレンで
ある請求項26記載の方法。 - 【請求項29】 更に、このようにして得られたポリ有
機フレレン誘導体を加水分解して、下記式: F(−E)n (OH)m (式中、mは1〜20である)の相当するポリヒドロキ
シ有機フレレン誘導体を得ることからなる請求項27記
載の方法。 - 【請求項30】 更に、このようにして得られたポリ有
機フレレン誘導体を加水分解して、下記式: F(−E)n (OH)m (式中、mは1〜20である)の相当するポリヒドロキ
シ有機フレレン誘導体を得ることからなる請求項28記
載の方法。
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---|---|---|---|
JP10214304A JP2000044215A (ja) | 1998-07-29 | 1998-07-29 | ポリ有機フレレン |
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---|---|---|---|
JP10214304A JP2000044215A (ja) | 1998-07-29 | 1998-07-29 | ポリ有機フレレン |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005095494A1 (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-13 | Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha | 新規水溶性フラーレン、その製造方法およびそれを含む活性酸素発生剤 |
-
1998
- 1998-07-29 JP JP10214304A patent/JP2000044215A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005095494A1 (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-13 | Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha | 新規水溶性フラーレン、その製造方法およびそれを含む活性酸素発生剤 |
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