JP2000043670A - サイドエアバッグ及びそのカットの形成方法 - Google Patents

サイドエアバッグ及びそのカットの形成方法

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JP2000043670A
JP2000043670A JP11141920A JP14192099A JP2000043670A JP 2000043670 A JP2000043670 A JP 2000043670A JP 11141920 A JP11141920 A JP 11141920A JP 14192099 A JP14192099 A JP 14192099A JP 2000043670 A JP2000043670 A JP 2000043670A
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cut
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Heinrich Einsiedel
アインズィーデル ハインリッヒ
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Takata Europe Vehicle Safety Technology GmbH
Takata Europe GmbH
Takata Corp
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Takata Europe Vehicle Safety Technology GmbH
Takata Europe GmbH
Takata Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/23Inflatable members
    • B60R21/231Inflatable members characterised by their shape, construction or spatial configuration
    • B60R21/232Curtain-type airbags deploying mainly in a vertical direction from their top edge

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイドエアバッグ膨張時に、エアバッグの表
面のねじれやひだの発生を防止する。 【解決手段】 ダクト形状型室からなるエアバッグを膨
張自在としたサイドエアバッグにおいて、前記エアバッ
グを車両の屋根縦通材に沿った湾曲状の固定部(23)
に沿って車両に固定するために設けられた固定側面(1
1)と、固定部(23)に固定されたエアバッグの膨張
により展開され、まずほぼ垂直に下方に向く主展開方向
に沿って拡げられ、膨張時に前記エアバッグの固定側面
(11)とほぼ逆側に位置するとともに、エアバッグの
下端側をなす自由側面(15)とを有し、固定側面(1
1)に沿ったエアバッグのカットは、ほぼ直線状の輪郭
をなし、かつ前記固定部(23)の全長にほぼ等しい長
さを有するとともに、自由側面(15)に沿うカットが
ほぼ湾曲状の輪郭をなすようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はダクト状型室を有す
る膨張自在なサイドエアバッグおよびサイドエアバッグ
のカットのカットの形成方法に関し、特にエアバッグを
車両の屋根縦通材に沿った湾曲状の固定部に沿って車両
に固定するために設けられた固定側面と、前記エアバッ
グの膨張により拡げられることができ、ほぼ垂直に下方
向に延びる主展開方向に沿って前記固定部に固定され、
かつ前記固定側面に向き合っており、かつエアバッグの
膨張時にエアバッグの下側に固定されている自由側面と
を包含するダクト状型室を有する膨張自在なサイドエア
バッグおよびそのカットの形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】サイドエアバッグ(以後、単にエアバッ
グと略称する。)は、事故に際し自動車の乗員を防護す
るのに役立つ。この目的を達成するために、エアバッグ
は所定位置で膨張する。車両の屋根縦通材から、特に主
展開方向に膨張しかつ対応する乗員と車両内の側面との
間に防護用クッションを形成する。ここで室の形成は防
護用クッションの形成を果たす一方、膨張したエアバッ
グの方向を安定させ、同様にエアバッグに張力が付加さ
れるように膨張中に短縮する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のこの種のエアバ
ッグの欠点は全長が短縮する点にあり、この短縮は膨張
に伴って生じ、しばしばエアバッグの表面、実際は固定
側面区画の全面をねじれさせたり、またはひだ(折り
目)を形成する。
【0004】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、車両の屋根縦通材のアウトラインに整合する形状に
膨張し、この膨張したエアバッグが希望の形状、伸長性
および方向性を有するが、表面にねじれやひだを形成し
ないようなエアバッグを提供することを目的とする。ま
た、本発明はこの種類のエアバッグを製作するための適
当な方法も提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に基づ
いたサイドエアバッグとそのカットまたは仕立て方、す
なわち拡げた状態(膨張しない状態)での形状が、湾曲
状固定部の全長とほぼ同一の長さを有し、かつカットが
自由側面に沿ったほぼ湾曲状の輪郭を有する固定側面に
沿うほぼ直線状の輪郭を持ったサイドエアバッグ、カッ
トまたは仕立て方により達成される。
【0006】本発明によるエアバッグにおいて、上述し
た膨張状態における固定側面の好ましい湾曲状と対照的
に、固定部の全湾曲行程に含まれる長さに対応する輪郭
および長さが固定側面のカットに形成されている。例え
ばガス管の経路に固定側面を整合させることから生ずる
数か所の部分的な不連続部を有するとしても、本発明の
場合は固定側面の輪郭がほぼ直線状とみなされるべきで
ある。本発明によれば自由側面の輪郭はカットにおいて
湾曲状に形成され、固定部の湾曲状経路およびエアバッ
グの好ましい作動形状に最大限一致するように形成され
ている。
【0007】本発明によるエアバッグは、その下側の自
由側面が短縮して張力が作用するようになっても、エア
バッグの表面にねじれや、ひだを生じないように膨張す
ることができる。このことは、特に本発明のエアバッグ
の次の特性に寄与する。
【0008】カットにおいて、固定側面の輪郭がほぼ直
線状に形成されかつ自由側面の輪郭がほぼ湾曲状に形成
されているので、自由側面は固定側面より全長が長くな
り、そのためエアバッグを車両の内部に固定され、まだ
膨張していない状態で一定の余分な長さを有する。これ
に対してカットにおける固定側面の全長は車両への固定
部の全長に一致する。エアバッグの膨張中に、対応して
配置された型室はエアバッグを自由側面に沿って短縮さ
せ、自由側面の区画においてもっとも短縮し、固定側面
に向かう方向に短縮が徐々に少なくなる。エアバッグお
よび固定部の全長が一致する固定側面の輪郭に沿っては
短縮は発生しない。したがって、本発明はエアバッグの
短縮をほぼ連続的に補償し、これにより従来の欠点であ
るねじれやひだの発生を効果的に排除することができ
る。
【0009】これに対し、カットの輪郭を好ましい作動
形状のアウトラインの中心で伸長させるようにした通常
の構成と方法においては、下側の自由側面に沿って短縮
することにより固定側面にもある程度の短縮を必要とす
ることは、本発明の範囲に入ると認識された。しかしな
がら、固定側面が湾曲状屋根縦通材に沿って案内される
ので、従来のカット形状は膨張したエアバッグに望まし
くないねじれやひだを発生させるようになる。
【0010】本発明によるエアバッグの別の効果は、特
にエアバッグを簡単な方法で製造できるようにすること
である。たとえばエアバッグの膨張時に特に応力が作用
している固定側面に沿って互いに連結しなくても良い2
個の側面によりカットを構成できるようにし、固定側面
を直線状に形成する結果として、固定側面に沿って折り
重ねられる1片の材料からカットを選ばれることができ
るようにしたことである。
【0011】エアバッグはその好適な実施の形態におい
て、ほぼ直線状でかつ作動形状において自由側面が水平
方向に延在した輪郭を有する。
【0012】もしカット高さ、すなわち固定側面の輪郭
から自由側面の輪郭までの距離を、それぞれの場合に固
定側面に沿った複数の区画について好ましいエアバッグ
の高さ、すなわち好ましい作動形状の大きさと等しい大
きさに設定すれば、エアバッグに特に効果的に膨張状態
の好ましい作動形状を与えることができる(図4
(a)、4(b)参照)。
【0013】本発明によるダクト状の型室を有するエア
バッグのデザインは、上述のように、特に膨張中のエア
バッグの好ましい短縮に寄与する。エアバッグを特に目
的方向に短縮することは、型室の相応の配置およびそれ
らの各ダクト形状の方向配列により達成される。基本的
には、カット中の型室のダクト形状が自由側面の輪郭に
対し、またはこの輪郭の接線に対し垂直に形成されると
き、エアバッグを自由側面に沿って最大限短縮させるこ
とができる。型室を膨張中に短縮させることは、基本的
に型室のダクト形状に対し垂直に立ち上がる平面に沿っ
て最大範囲まで可能である。
【0014】また、型室を、以上で説明した方向と異な
る方向に設けることもできる。型室のダクト形状はなる
べく自由側面の輪郭に垂直に延びかつ固定側面の区画に
おいてその輪郭に対し角度をつけて斜めに、すなわちエ
アバッグを膨張させるためのガスの流入方向に整合する
角度またはエアバッグのサポートおよびクッション作用
に整合する角度、例えば30〜60°の角度で延びてい
る。このように、型室のダクト形状は直線状に形成され
るばかりでなく、特に固定側面の区画では任意の湾曲作
用に応じてカーブをつけることもできる。
【0015】カットの自由側面の余剰長さは、正確にエ
アバッグの作動形状の輪郭にとって好ましい長さに短縮
されることができ、かつダクト状型室の幅または直径の
それぞれが自由側面の区画に選ばれるなら、エアバッグ
を伸張させるために必要な長さに短縮させることができ
る。
【0016】エアバッグの作動形状をできるだけねじれ
が無く、かつひだの生じないように意図されている上述
のカットの説明はその基本設計に関するものである。し
かしながら、本発明によるエアバッグは、この基本設計
からスタートして、異なった種々の応用例、特に型室の
不均等あるいは不調和な配置においても容易に適応する
ことができる。
【0017】例えば、型室のダクト形状がエアバッグの
作動形状の主展開方向に平行に延びずかつ膨張中にこの
型室のある部分が主展開方向に狭くなるとき、前記カッ
トは自由側面における対応した付加部を通じて、かつ事
実上この型室の区画で延長されることができる。
【0018】さらに、型室が作動形状に望まれている位
置について、エアバッグが膨張により発生するその局部
的短縮に相当する変化量だけカットの中で移動されるな
らば好都合である。したがって、カットの幾何形状は全
面について不均一な短縮に適合されることができる。
【0019】他方、本発明の目的は、上述の本発明によ
るエアバッグのカットの形成方法、すなわちカットがほ
ぼ直線状の輪郭を有するエアバッグの上側となり、かつ
湾曲状固定部の全長とほぼ同じ長さを有する固定側面に
沿って形成され、カットがほぼ直線状の輪郭を有するエ
アバッグの下側となり、かつ固定側面の直線状輪郭から
スタートして固定部の経路およびエアバッグの好ましい
作動形状の自由側面の輪郭の経路に相当する自由側面に
沿って形成される、エアバッグのカットの形成方法によ
り達成される。この方法の特徴および効果は、本発明に
よるエアバッグについての前記説明から同様に発生す
る。特に、カットの高さは少なくとも好ましいエアバッ
グの高さと同じ高さに選ばれることができる。本発明の
一層の展開が特許請求範囲の従属項に記載されている。
本発明をそれぞれの場合について概略側面図で示してい
る図面を参照して次に説明する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明によるエアバッグの
カットを側方から見た図である。このエアバッグは図1
に示したように上側に直線状の輪郭を備えた固定側面1
1を有し、かつ右側に比較的短い横断側面13を有して
いる。固定側面11の下方に自由側面15を備えてお
り、この自由側面15はその輪郭が固定側面11の左端
および横断側面13の下端と接合し、固定側面11に対
し凹アーチ状になっている。図1の側面図において、エ
アバッグのカットは円弧のように見える。エアバッグに
横断側面13を形成することは、設計している自動車の
型式により異なるが、省略して、図1に示したエアバッ
グを固定側面11と自由側面15の輪郭の間に2個の鋭
角を有するように設計することもできる。
【0021】図示したエアバッグは固定側面11のほと
んど全体に沿って延在する膨張自在の長手方向型領域1
7と、この長手方向型領域17に連通し自由側面15ま
で延在する複数個の型室19とを備えている。型室19
の長手方向の継ぎ目は、図1と対照的に、例えば自由側
面15を一層短縮する目的により自由側面15の輪郭ま
で続けることもできる。更に、図示のエアバッグは異な
ったグループの型室19の間に伸張力を伝達するため複
数個の非膨張性の伸張領域21を有する。
【0022】図1に示したエアバッグは、膨張自在の型
室19により、主として自動車の乗員の横方向の防護、
特に乗員の頭部や上胴の防護に役立つ。このためエアバ
ッグは先ず、車両の内部に折り畳んだ状態で固定されて
いる。
【0023】図2は車両の概略側面図である。図1のエ
アバッグは車両の屋根の縦通材に沿ってAコラムからC
コラムへのほぼ全範囲にわたる固定部23に沿って折り
畳んだ状態で固定されている。事故が発生したとき、エ
アバッグ、特にその長手方向型領域17および型室19
が例えばガス管を介して膨張し、図2に示したように垂
直に下方を向く主展開方向Aに沿って拡がる。このよう
なエアバッグの作動形状を図2に点線で示した。
【0024】本発明のエアバッグの、カットが直線状で
ある固定側面11が、屋根縦通材の経路に対応する曲線
状固定部23に沿って車両に固定されることが図2から
わかる。カットが湾曲状をなす自由側面15はエアバッ
グの作動時に対照的にほぼ直線状経路となる。
【0025】直線状のカットの固定側面11の長さは固
定部23のほぼ全長に対応する。これと対照的に、湾曲
状のカットの自由側面15の全長は図2に示したエアバ
ッグの作動時の自由側面の長さより長く、この余分長さ
は、自動車の型式により異なるが、例えば200乃至3
00mmである。エアバッグがカット直線状の固定側面
11により車両の湾曲状固定部23に沿って固定されて
いる場合、エアバッグが展開する(膨張しない状態で)
と湾曲状の輪郭をなす自由側面15はねじれて重なる。
【0026】取り付けられたエアバッグが膨張すると、
ただちに自由側面15の前記余分長さはエアバッグの短
縮に使用され、膨張したエアバッグの下縁は直線状に延
び、図2に示したように、しっかりと伸張される。逆に
エアバッグは、本発明の構成により、固定側面11に沿
った全長が固定部23と同一の長さとなり、膨張したエ
アバッグは主展開方向Aに沿って不当に捩じれたり、畳
まれたりしない。
【0027】図3は従来のエアバッグのカットの概略側
面図であり、同一または類似の部材に図1と同一の参照
数字が使用されている。この公知のエアバッグのカット
の輪郭は図2に点線で示されているエアバッグの好まし
い作動形状の輪郭を十分に引き伸ばして現れるものであ
り、すなわち公知のエアバッグのカットは好ましい作動
形状とほとんど同一の輪郭を有するが、図3に示した伸
張方向について後者の場合よりも大きく形成される。
【0028】図3に示したカットが膨張時に図2に破線
で示した好ましい作動形状となると考えることができ
る。しかしながら、カットの中の固定側面11の輪郭は
車両の固定部23よりも長いので、好ましくない折り畳
みや捩れが、特に固定側面11の型室19や引張領域2
1に生ずる。
【0029】エアバッグが膨張したときの好ましいエア
バッグの高さを導き出し、かつエアバッグの好ましい作
動時の自由側面15の輪郭の経路と同様に固定部23の
経路を導き出すために、固定側面11と自由側面15と
の間のカット高さを本発明により決定できることを図4
(a)、図4(b)を参照して次に説明する。
【0030】図4(a)は好ましい作動形状を有する図
1によるエアバッグの固定側面11、横断側面13及び
自由側面15の輪郭を示した。図4(a)のエアバッグ
の説明は、図2における車両内に取り付けられたときの
膨張状態を破線で説明したものに一致する。垂直下方に
延びた主展開方向Aが図4(a)に示されている。
【0031】固定側面11の輪郭に沿った複数の特定位
置25について、自由側面15の輪郭からエアバッグの
高さ27が図示されており、それぞれの場合に方向が主
展開方向Aと平行である。よって、エアバッグの高さ2
7は自由側面15の輪郭に直角に立ち上がりかつ固定側
面11の輪郭に対し独立角度31をなしている。更に、
図4(a)において、2個の特定位置25に対し固定側
面11のそれぞれの端まで固定側面11の輪郭に沿って
距離33が図示されている。
【0032】図4(b)は図4(a)と同じくエアバッ
グのカットを示し、図1のエアバッグの図示状態に一致
する。このカットは図4(a)に示した好ましい作動形
状から、次の方法で構成されることができる。エアバッ
グの好ましい作動形状における固定側面11の輪郭の全
長と同一の長さを有し、かつ図2に示した車両の屋根縦
通材に沿った固定部23の全長と同一の長さを有する直
線状経路がカットの固定側面11の輪郭に対し提供され
る。
【0033】前記カットの直線状輪郭に沿って特定位置
25が決定される。これらの特定位置25は図4(a)
に示した好ましい作動形状と同様に固定側面11の各端
から同一距離33に固定側面11の輪郭に沿って配置さ
れている。
【0034】特定位置25において、カット高さ35は
対応するエアバッグ高さ27と正確に同一の長さを有
し、かつ角度31で固定側面11の輪郭に対し立ち上が
る。したがって、カット高さ35とエアバッグ高さ27
とは互いに対応して同一長さを有し、かつ両方とも固定
側面11の輪郭に沿って特定位置25から同一配置で同
一の独立した角度31となる。このように決定されたカ
ット高さ35がカットの直線状をなす固定側面11に適
用されると、自由側面15の輪郭ができる。この自由側
面15の輪郭は湾曲状経路を有し、かつこれはカット高
さ35をそれぞれの場合にほぼ直角に輪郭づけている。
【0035】図4(a)、図4(b)を参照して説明し
た本発明によるエアバッグのカットの基本構成により、
図4(a)に示された作動形状について、主展開方向に
ほぼ平行であるエアバッグの型室の経路を前提としてい
る。すなわち図4(b)に示された各型室19のダクト
形状はカット高さ35にほぼ平行にかつ自由側面15の
輪郭に垂直に延在すべきものである。
【0036】エアバッグの短縮について理想的となるこ
の種のカットにおける型室19の経路が図5に図示され
ている。図5の説明は図4(b)によるカットの説明と
同一である。型室19の形成に概略的に図示されている
ダクトの形状はそれぞれの場合に自由側面15の輪郭に
対し直角37をなして立ち上がっている。
【0037】均一に分布された型室を有するこの種のエ
アバッグの理想的な構成、すなわち各場合のダクトの形
状が自由側面15の輪郭に直線状に垂直に延びている構
成から逸脱することは、本発明の構成範囲内で容易に行
うことができる。例えばエアバッグの進歩した膨張作業
が可能となるか、または車両のサイドに沿って防護すべ
き区画について型室を一層効果的に配置することが可能
となれば、本発明の構成範囲内で容易に行うことができ
る。
【0038】図1に示したカットに対応するカットにお
いて、個々の型室19の湾曲状経路が図6に例示されて
いる。これらの型室19のダクト形状は同様に自由側面
15の輪郭に対し直角37をなして立ち上がっている。
しかしながら、それぞれのダクト形状は固定側面11に
向かう方向に直線状経路に対し曲がっている。
【0039】型室19は膨張時にダクト形状に対しほぼ
垂直に狭くなるので、図6に示した型室19の湾曲状経
路は自由側面15を短縮させるだけでなく、図6に示し
た垂直方向にエアバッグを狭める。この狭める動作は、
図5に関するカットの理想的構成についていえば、それ
ぞれの場合に図6に点線で示したように湾曲状に形成さ
れている型室19の区画でカットの自由側面15に追加
部を設けることで考慮できるようになる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したような構成になる本発明に
よれば、エアバッグ膨張時に自由側面が短縮のため伸長
されても表面にねじれや、ひだを生じないように膨らま
せることができ、これにより本発明はエアバッグの短縮
をほぼ連続的に補償し、これにより従来の欠点であるエ
アバッグの表面のねじれやひだの発生を防止するという
効果を奏する。
【0041】また、本発明による別の効果は、特にエア
バッグを簡単な方法で製造できるようにすることであ
る。たとえば固定側面を直線状に形成したことにより、
固定側面に沿って折り重ねられる1片の材料から、エア
バッグをカットすることができるという効果を奏する。
【0042】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエアバッグのカットを示した側面
図。
【図2】図1の本発明によるエアバッグを車両内に固定
した状態を示した側面図。
【図3】従来のエアバッグのカットを示した側面図。
【図4】図1の本発明によるエアバッグの好ましい作動
形状と、そのカットを示した側面図。
【図5】直線状に形成された型室を有する本発明による
エアバッグのカットを示した側面図。
【図6】曲線状に形成された型室を有する本発明による
エアバッグのカットを示した側面図。
【符号の説明】
11 固定側面 13 横断側面 15 自由側面 17 長手方向成形区画 19 型室 21 引張領域 23 固定区画 25 特定位置 27 エアバッグの高さ 29,37 直角 31 独立角度 33 距離 35 カット高さ A 主展開方向
フロントページの続き (71)出願人 595101621 タカタ(ヨーロッパ)ビークル セイフテ ィ テクノロジ ゲーエムベーハー TAKATA(Europe)Vehic le Safety Technolog y GmbH ドイツ国 ウーエルエム 89081,サイエ ンス パーク,ヘルムホルツストラッセ 22 (72)発明者 ハインリッヒ アインズィーデル ドイツ連邦共和国ウルム、エンズィンガー ストラッセ19

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダクト形状型室からなるエアバッグを膨張
    自在としたサイドエアバッグにおいて、 前記エアバッグを車両の屋根縦通材に沿った湾曲状の固
    定部(23)に沿って車両に固定するために設けられた
    固定側面(11)と、 前記固定部(23)に固定されたエアバッグの膨張によ
    り展開され、まずほぼ垂直に下方に向く主展開方向に沿
    って拡げられ、膨張時に前記エアバッグの前記固定側面
    (11)とほぼ逆側に位置するとともに、前記エアバッ
    グの下端側をなす自由側面(15)とを有し、 前記固定側面(11)に沿った前記エアバッグのカット
    は、ほぼ直線状の輪郭をなし、かつ前記固定部(23)
    の全長にほぼ等しい長さを有するとともに、前記自由側
    面(15)に沿うカットはほぼ湾曲状の輪郭をなすこと
    を特徴とするサイドエアバッグ。
  2. 【請求項2】前記エアバッグが固定部(23)に固定さ
    れて膨張した作動形状において、前記自由側面(15)
    がほぼ直線状で、水平方向に延在した輪郭をなすことを
    特徴とする請求項1に記載のサイドエアバッグ。
  3. 【請求項3】前記固定側面(11)の直線状の輪郭と、
    前記自由側面(15)の輪郭との間の距離が、カットの
    各部において前記エアバッグの好ましい作動形状の高さ
    (27)と少なくとも等しくなるように断面方向に設定
    されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    のサイドエアバッグ。
  4. 【請求項4】前記カットにおける型室のダクト形状が前
    記自由側面(15)の輪郭ないしその接線に対してそれ
    ぞれほぼ垂直となるように前記自由側面(15)に形成
    されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれ
    か1項に記載のサイドエアバッグ。
  5. 【請求項5】前記カットの型室のダクト形状がほぼ直線
    状または湾曲状に形成されたことを特徴とする請求項1
    乃至請求項4のいずれか1項に記載のサイドエアバッ
    グ。
  6. 【請求項6】前記カットの自由側面(15)の輪郭の全
    長が、前記型室(19)の狭小化によりエアバッグの膨
    張時に発生する前記作動形状の好ましい全長と等しく短
    縮されるように、前記ダクト形状の幅または直径が、そ
    れぞれ少なくとも前記自由側面(15)の領域において
    設定されたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のい
    ずれか1項に記載のサイドエアバッグ。
  7. 【請求項7】前記主展開方向角度が平行とならないよう
    な角度における型室(19)のダクト形状の経路を確保
    するために、カット高さ(35)がカット内の付加部を
    通じて型室(19)の区画でエアバッグの高さに対して
    延長されたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のい
    ずれか1項に記載のサイドエアバッグ。
  8. 【請求項8】前記カットにおける型室(19)が、エア
    バッグの膨張時における好ましい位置に関し、エアバッ
    グ膨張により生ずる前記型室(19)のダクト形状経路
    に対するエアバッグの横断方向の短縮の長さ及びその方
    向に対応する距離として、置き換えられたことを特徴と
    する請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のサイ
    ドエアバッグ。
  9. 【請求項9】湾曲状の固定部(23)の全長とほぼ同一
    の長さを有する直線状の輪郭を有する固定側面(11)
    に沿ってカットを形成するとともに、前記固定部(2
    3)の輪郭に対応する前記固定側面(11)の直線状の
    輪郭からエアバッグの好ましい作動形状にある自由側面
    (15)の輪郭までほぼ湾曲状の輪郭を有する自由側面
    (15)に沿ってカットを形成するようにしたことを特
    徴とするサイドエアバッグのカットの形成方法。
  10. 【請求項10】ほぼ湾曲状の輪郭を有する前記自由側面
    に沿って前記カットを形成するに際し、前記カット高さ
    が前記固定側面(11)に沿う複数個の区画について好
    ましいエアバッグ高さと少なくとも同一高さに設定した
    ことを特徴とする請求項9に記載のサイドエアバッグの
    カットの形成方法。
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