JP2000043550A - 車両用ガス検出装置 - Google Patents

車両用ガス検出装置

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JP2000043550A
JP2000043550A JP10212424A JP21242498A JP2000043550A JP 2000043550 A JP2000043550 A JP 2000043550A JP 10212424 A JP10212424 A JP 10212424A JP 21242498 A JP21242498 A JP 21242498A JP 2000043550 A JP2000043550 A JP 2000043550A
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JP
Japan
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filter
air
air passage
case
water
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JP10212424A
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English (en)
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Yuji Daimon
裕司 大門
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Calsonic Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタの目詰まりが均一に進行しないよう
にして、フィルタの寿命を長くするとともにガス濃度の
検出精度の低下を防止すること。 【解決手段】 ケース1内に空気取入口から空気排出口
1dに向けて空気が流れる空気通路13が形成され、空
気通路13を遮ってフィルタ2が設けられ、フィルタ2
の上方にガスセンサ3が設けられている車両用ガス検出
装置において、フィルタ下面に、谷部2aを形成してフ
ィルタ2の上下方向の厚みを変化させる傾き面を設け
た。これにより、フィルタ2の目詰まりが、厚さが薄い
部分から徐々に進行して下面全体が目詰まりするまでの
時間、すなわち、フィルタ寿命が長くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載され
て、空気中のガス濃度を検出する車両用ガス検出装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空気通路を有したケース内にガス
センサを収容した車両用ガス検出装置として、例えば、
特開平8−192617号公報に記載された装置が知ら
れている。この公報に記載された装置は、ケースの下部
に空気取入口が開口されている一方で、ケースの上部に
空気排出口が開口されて、ケースの内部に空気取入口か
ら空気排出口に至る空気通路が形成され、この空気通路
を遮断して直方体形状の中実のフィルタが設けられ、こ
のフィルタを通過した空気中のガス濃度を検出可能にガ
スセンサが設けられた構成となっている。なお、ガスセ
ンサは、その検出面に塵や埃が付着したり検出面が被水
したりすると検出精度が低下するもので、これら塵・埃
・水分を除去するためにフィルタが設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報記載の従来技
術にあっては、フィルタとして略直方体形状のものを用
いており、空気の流れる方向である上下方向寸法が全体
に均一であるため、空気抵抗も全体的に均一となってい
る。このようなフィルタ構造では、使用するのに伴って
下面に徐々に塵や埃が付着して目詰まりして行くが、流
通抵抗が均一であるから、目詰まりも全体的に均一に進
行する。こうして、フィルタ下面が全体的に目詰まりす
ると、フィルタの通気抵抗が高くなって、ガスセンサへ
の通気がスムーズに成されなくなり、ガス濃度の検出精
度が低くなるという問題が生じる。加えて、ケース内に
浸入した水分も、空気の流れに伴ってフィルタに付着
し、これによっても目詰まりを生じるものであり、この
水分の付着がフィルタ下面全体に均一に進行することで
同様の問題が生じる。
【0004】また、このようにフィルタが目詰まりした
場合には、フィルタの交換が必要になるもので、したが
って、ガス検出装置にあっては、ケースをフィルタの交
換が可能な構造とする必要が有り、しかも、このような
メンテナンスが容易である位置に設置する必要が有り、
設計上の制約ならびに設置上の制約を招く。
【0005】加えて、ケースに浸入する水の量が多かっ
たり浸入する勢いが強い場合、水がフィルタまで達する
ことがあり、このように浸入した水や、あるいは凝結し
た水により、フィルタにおいて壁との間に形成した隙間
の部分よりも上方まで濡れた場合には、空気通路の全体
の通気抵抗が高くなり、この場合も、ガス濃度の検出精
度が低下するという問題を生じる。
【0006】本発明は、上述の問題点に着目してなされ
たもので、フィルタの目詰まりが均一に進行しないよう
にして、フィルタの寿命を長くするとともにガス濃度の
検出精度の低下を防止することを目的とし、さらにフィ
ルタを濡れ難くして、これによってもフィルタ寿命を長
くするとともにガス濃度の検出精度の向上を図ることを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は、ケースの下部に空気取入口が開口され
ている一方、ケースの上部に空気排出口が開口されて、
ケース内に空気取入口から空気排出口に向けて空気が流
れる空気通路が形成され、この空気通路を遮ってフィル
タが設けられ、前記空気通路のフィルタよりも上方位置
にガスセンサが設けられている車両用ガス検出装置にお
いて、前記フィルタ下面に、フィルタの上下方向の厚み
を変化させる傾き面が設けられている手段とした。
【0008】使用時には、外部の空気が空気取入口から
ケース内に進入し空気通路を通って空気排出口から外部
に排出される。そして、このように空気が流れる際に、
フィルタにおいて空気中の塵や埃などを除去し、ガスセ
ンサにおいてガス濃度を検出する。このように空気がフ
ィルタを通過する際に、使用初期にあっては、傾き面の
最上部、すなわちフィルタの上下方向の厚みが最も薄く
なって通気抵抗の少ない部位における空気流量が最も多
いもので、したがって、塵や埃あるいは水分もこの部位
に最も付着し、徐々に目詰まりが進行する。そして、こ
のような塵や埃などの付着によりこの部位の通気抵抗が
高くなると、傾き面の最上部よりも低い部位の空気流量
が多くなり、この部位において目詰まりが進行する。
【0009】このように本発明では、フィルタの上下方
向の厚みが薄い部位から厚い部位に向けて徐々に目詰ま
りが進行する。また、傾き面を設けていることにより、
フィルタの下面の表面積が、傾き面を設けない場合に比
べて広くなっている。したがって、フィルタの下面全体
が目詰まりするのに要する時間、すなわち、フィルタ寿
命が長くなる。さらに、フィルタの寿命が長くなると、
フィルタの交換の必要性を無くすことができ、これによ
り、ケースの設計自由度や設置自由度の向上を図ること
も可能となる。
【0010】なお、請求項2に記載のように、前記フィ
ルタの下面に、上方に向けて谷型に切り欠いた谷部を複
数設けて前記傾斜面を複数設けることが好ましい。した
がって、フィルタの下面の表面積を広くすることができ
る。
【0011】また、請求項3に記載のように、前記フィ
ルタの下方に、複数の板材を空気通路を遮断する向きで
延在させて空気取入口からの水の浸入を防止するラビリ
ンス構造部を設け、このラビリンス構造部を、前記空気
通路の左右方向両端の端部通路を残して幅方向に延在さ
れ、かつ、中央部が最も高く左右両端が低くなるよう傾
斜された中央水切壁と、各端部通路の上方あるいは下方
の少なくとも一方に配置されて前記空気通路の端部から
前記中央水切壁と上下方向で重なる位置まで中央方向に
延在され、かつ、空気通路中央側の先端縁が低くなるよ
う傾斜された端部水切壁とで構成するのが好ましい。し
たがって、空気取入口からケース内に浸入した水は、ラ
ビリンス構造部により浸入コースを変えられて、浸入が
妨げられ、フィルタが濡れ難いものであり、さらに、空
気取入口から上方に浸入する水に対して、中央水切壁と
左右の端部水切壁とで交互にその浸入を防ぐことで、水
の浸入経路を左右に振って、効率良く浸入を防ぐことが
できる。また、各水切壁が下方から浸入する水に対して
鋭角を成しているため、水の浸入に対する抵抗が大き
く、よって、高い水の浸入防止効果が得られる。さら
に、フィルタに吸着された水分が凝結して落下する場合
や、ラビリンス構造部を越えて上方に浸入した水が重力
により落下する場合、この水は、ラビリンス構造部の各
水切壁のいずれかに当たり、その傾斜に沿って重力によ
り空気取入口側に落下し、空気取入口から排出される。
このように、各水切壁に落下した水は、その傾斜に沿っ
て落下してケースの外部に排出されるもので、各水切壁
に溜まることがないため、この水切壁に水が溜まって、
走行風などにより、再びフィルタへ送られてフィルタが
濡れるという不具合を防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は実施の形態の車両用ガス
検出装置を示す縦断面図(図2のS1−S1断面図)、
図2は図1のS2−S2断面図である。
【0013】図において、1はケースであり、フロント
部材10a,センタ部材10b,リヤ部材10cおよび
環状部材10dの4つの部材を嵌め合わせて略直方体の
箱状に形成されている。そして、このケース1の内部
に、センタ部材10bにより画成されてその前後に収納
空間15と空気通路13とが形成されており、収納空間
15は、シール材10e,10fにより水密状に形成さ
れている。
【0014】前記空気通路13は、図2に示すように、
前記車両搭載時に車両前方を向いて配置されるフロント
部材10aの下端部の中央部分に開口された空気取入口
1bから、図1に示すように、リヤ部材10cの上端部
の左右に合計4つ形成された空気排出口1dに向けて、
下から上に空気が流れるように構成されている。
【0015】なお、前記リヤ部材10cには、図1に示
すように、左側壁1gおよび右側壁1hとの間に排水通
路11を形成する左隔壁1j,右隔壁1jが形成され、
この排水通路11の下端部に排水口1eが開口されてい
る。さらに、前記左右隔壁1j,1jの上端部には、空
気通路13の幅を上側ほど絞る一方で、前記排水通路1
1の上端部の幅を上側ほど広げる絞り壁1n,1nが形
成されている。なお、空気排出口1dには、図2に示す
庇状のルーバ1fが形成されており、空気排出口1dか
らの水の浸入を妨げている。
【0016】そして、図1に示すように、左右隔壁1
j,1jの上部において、フィルタ2を上下で挟む2つ
1組の板状の挟持ブラケット1p,1pが、左右と中央
の3箇所に設けられている。
【0017】ここで、フィルタ2について説明すると、
このフィルタ2は、PE不織布などの素材を固めて形成
したもので、図示のように、直方体の下面の左右端部お
よび中央に平面2bを残して、これら平面2bの間に2
つの谷部2aが形成されており、これによりフィルタ2
の下面に複数の傾き面が設けられて、フィルタ2の上下
方向の厚みが場所により異なる形状に形成されている。
なお、フィルタ2は、上記平面2bの部分で挟持ブラケ
ット1pにより挟持されている。
【0018】また、前記空気通路13において、フィル
タ2の下方位置には、空気通路13の空気の流れ(水の
浸入経路)を折り曲げるラビリンス構造部5が設けられ
ている。このラビリンス構造部5は、1枚の中央水切壁
16aと、2枚の端部水切壁16cとから構成されてい
る。中央水切壁16aは、空気通路13の中央部分を完
全に遮って設けられ、図示のように、幅方向中央が高
く、左右側ほど低い山形状に形成されている。また、端
部水切壁16c,16cは、中央水切壁16aの下方に
中央水切壁16aと上下方向でラップして設けられ、中
央側ほど低くなるように傾けて形成されている。
【0019】前記フィルタ2の上方位置であって、前記
絞り壁1n,1nの間の中央位置にガスセンサ3が設け
られている。このガスセンサ3は、前記収納空間15内
に収納されている基板4に支持されている。
【0020】次に、本実施の形態の作用および効果につ
いて説明する。実施の形態の車両用ガス検出装置は、車
両のエンジンルーム内の前端部において、空気取入口1
bを、車両前方に向け、かつ、図示のようにケース1の
下側に位置するようにして搭載する。
【0021】したがって、車両を走行させると、その走
行風などにより、空気取入口1bからケース1内に流れ
込み、空気通路13の各水切壁16a,16cの間を通
って空気排出口1dから出て行く空気の流れaが生じ
る。そして、この空気の流れaに含まれるガス濃度がガ
スセンサ3により検出される。また、この流れaがフィ
ルタ2を上下方向に通過する際に空気中の塵や埃や水分
などが除去されて、ガスセンサ3の検出面にこれらが付
着してガスセンサ3の検出精度が低下するのを防止す
る。
【0022】このようにして空気がフィルタ2を通過す
る際に、フィルタ2の通気抵抗が低い部分ほど流量が多
くなる。したがって、使用初期には、フィルタ2の厚み
が最も薄くなっている谷部2a,2aの頂点近傍におけ
る流量が最も多くなる。よって、フィルタ2における、
空気に含まれている塵や埃あるいは水分の付着も、この
流量が多い部位に主体に成され、この部位から目詰まり
が生じる。こうして、この部位が目詰まりすると、この
部位の次に薄い部位の流量が多くなり、今度はその部位
における目詰まりが進行することになる。
【0023】上述のように、本実施の形態では、フィル
タ2における目詰まりの箇所が、上下方向の厚みが薄い
部分から厚い部分へ徐々に進行するものであり、かつ、
フィルタ2の下面の表面積が、谷部2a,2aを設ける
ことにより、これらを設けない場合よりも広くなってい
る。この結果、フィルタ2の寿命(目詰まりが下面全面
に生じるまでの経過時間)が長くなる。
【0024】そして、このようにフィルタ2の寿命を長
くして、フィルタ2の交換の必要性を無くすことがで
き、これにより、ケース1の設計自由度や設置自由度の
向上を図ることも可能となる。
【0025】次に、空気取入口1bからケース1内に水
が浸入した場合について説明する。走行時に跳ね上げた
水や、走行風や洗車などにより吹き付けられた水がケー
ス1の空気取入口1bからケース1内に浸入した場合、
下側から順に設けた端部水切壁16c,16c、中央水
切壁16aによるラビリンス構造部5により、その浸入
が妨げられる。この場合、特に、各水切壁16a,16
cの傾きが水の浸入方向に対して鋭角になるように傾い
ているとともに、端部水切り壁16cと中央水切壁16
aとが上下方向でラップしていることで、水の浸入方向
の流れが左右に振られるため、水がフィルタ2まで達す
ることは、極めて生じ難い。したがって、フィルタ2が
直接濡れてしまって空気の流通が妨げられ、ガスセンサ
3の検出精度が低下するのを防止できる。
【0026】さらに、上述のラビリンス構造部5を越え
て上方に浸入した水や、フィルタ2において除去された
水分が凝結した水は、重力によりラビリンス構造部5に
落下する。このようにして落下した水は、ラビリンス構
造部5において、各水切壁16a,16cのいずれかに
受け止められ、各水切壁16a,16cの傾斜に沿って
下方に落下し、空気取入口1bから排出されるものであ
り、水が途中に留まることなく排出がスムーズに成され
る。これによっても、フィルタ2が濡れるのを防止する
性能が向上する。
【0027】さらに、ケース1への水の浸入は、上述の
ような空気取入口1bのみならず、排水口1eや空気排
出口1dからの浸入も考えられる。排水口1eから水が
浸入した場合、排水通路11は上端部を除いて空気通路
13と画成されているため、絞り壁1nを越えてガスセ
ンサ3およびフィルタ2側へ浸入してこれらを濡らすこ
とはない。また、空気排出口1dから浸入した水は、絞
り壁1nにより、ガスセンサ3側への浸入が妨げられる
とともに、絞り壁1nの傾斜に沿って排水通路11に落
下し、走行した時の風により排水口1eからケース1の
外部へ排出されてケース1の内部に溜まることはない。
【0028】以上、図面により実施の形態について説明
してきたが、本発明は、この実施の形態に限定されるも
のではない。例えば、フィルタの形状は、要するにフィ
ルタの下面にフィルタの上下方向の厚みを変化させる傾
き面が設けられていれば良いものであるから、実施の形
態で示した形状に限定されるものではなく、図3に示す
フィルタ32のように谷部2aの数を1つとしたり、あ
るいは図4に示すフィルタ42のように谷部2aの数3
つとしたり、それ以上の複数としてもよい。また、図5
に示すフィルタ52のように下方に凸の山型部分を設け
たり、図6に示すフィルタ62のように傾斜面を1だけ
設けてもよい。なお、この図6の例では、1つの直方体
のフィルタ素材を1回裁断することで2つのフィルタ6
2を形成することができる。また、図7に示すフィルタ
72のように、傾き面を曲面形状として半円柱形状とし
たり、同様に図8に示すフィルタ82のような形状とし
たり、図9に示すフィルタ92のように円柱形状として
もよい。あるいは、図10に示すフィルタ102のよう
な三角柱形状としてもよい。
【0029】
【発明の効果】上述したように請求項1ないし3記載の
発明にあっては、時間経過に伴ってフィルタの下面に塵
や埃などが付着して目詰まりする際に、上下方向の厚み
が薄い部位から厚い部位に向けて徐々に目詰まりが進行
するものであり、また、傾き面を設けていることによ
り、フィルタの下面の表面積が、傾き面を設けない場合
に比べて広くなっているために、フィルタの下面全体が
目詰まりするのに要する時間、すなわち、フィルタ寿命
が長くなるという効果を奏する。さらに、フィルタの寿
命が長くなると、フィルタの交換の必要性を無くすこと
ができ、これによりって、ケースの設計自由度や設置自
由度の向上を図ることも可能となる。
【0030】請求項2に記載の発明では、フィルタの下
面の表面積を広くすることが容易であり、したがって、
フィルタ寿命の向上を図るのが容易である。
【0031】請求項3に記載の発明では、空気取入口か
らケース内に浸入した水の浸入を、中央水切壁と左右の
端部水切壁とで交互に防ぐことで、水の浸入経路を左右
に振って、効率良く浸入を防ぐことができ、しかも、各
水切壁が下方から浸入する水に対して鋭角を成し、水の
浸入に対する抵抗が大きいため、高い水の浸入防止効果
が得られる。さらに、フィルタに吸着された水分が凝結
して落下する場合や、ラビリンス構造部を越えて上方に
浸入した水が重力により落下する場合、この水は、ラビ
リンス構造部の各水切壁のいずれかに当たり、その傾斜
に沿って重力により空気取入口側に落下し、空気取入口
から排出され、各水切壁に溜まることがないため、この
水切壁に水が溜まって、走行風などにより、再びフィル
タへ送られてフィルタが濡れるという不具合を防止でき
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の車両用ガス検出装置の縦断面図
(図2のS1−S1断面図)である。
【図2】実施の形態の車両用ガス検出装置の縦断面図
(図1のS2−S2断面図)である。
【図3】フィルタの他例を示す斜視図である。
【図4】フィルタの他例を示す斜視図である。
【図5】フィルタの他例を示す斜視図である。
【図6】フィルタの他例を示す斜視図である。
【図7】フィルタの他例を示す斜視図である。
【図8】フィルタの他例を示す斜視図である。
【図9】フィルタの他例を示す斜視図である。
【図10】フィルタの他例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ケース 1b 空気取入口 1d 空気排出口 1e 排水口 1f ルーバ 1g 左側壁 1h 右側壁 1j 左隔壁・右隔壁 1n 絞り壁 1p 挟持ブラケット 2 フィルタ 2a 谷部 2b 平面 3 ガスセンサ 4 基板 5 ラビリンス構造部 10a フロント部材 10b センタ部材 10c リヤ部材 10d 環状部材 10e シール材 10f シール材 11 排水通路 13 空気通路 15 収納空間 16a 中央水切壁 16c 端部水切壁 32 フィルタ 42 フィルタ 52 フィルタ 62 フィルタ 72 フィルタ 82 フィルタ 92 フィルタ 102 フィルタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースの下部に空気取入口が開口されて
    いる一方、ケースの上部に空気排出口が開口されて、ケ
    ース内に空気取入口から空気排出口に向けて空気が流れ
    る空気通路が形成され、 この空気通路を遮ってフィルタが設けられ、 前記空気通路のフィルタよりも上方位置にガスセンサが
    設けられている車両用ガス検出装置において、 前記フィルタ下面に、フィルタの上下方向の厚みを変化
    させる傾き面が設けられていることを特徴とする車両用
    ガス検出装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルタの下面に、上方に向けて谷
    型に切り欠いた谷部を複数設けて前記傾斜面を複数設け
    たことを特徴とする請求項1記載の車両用ガス検出装
    置。
  3. 【請求項3】 前記フィルタの下方に、複数の板材を空
    気通路を遮断する向きで延在させて空気取入口からの水
    の浸入を防止するラビリンス構造部が設けられ、 このラビリンス構造部が、前記空気通路の左右方向両端
    の端部通路を残して幅方向に延在され、かつ、中央部が
    最も高く左右両端が低くなるよう傾斜された中央水切壁
    と、各端部通路の上方あるいは下方の少なくとも一方に
    配置されて前記空気通路の端部から前記中央水切壁と上
    下方向で重なる位置まで中央方向に延在され、かつ、空
    気通路中央側の先端縁が低くなるよう傾斜された端部水
    切壁とで構成されていることを特徴とする請求項1また
    は2記載の車両用ガス検出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002318217A (ja) * 2001-04-20 2002-10-31 Ngk Spark Plug Co Ltd ガスセンサ
JP2008537715A (ja) * 2005-03-24 2008-09-25 ハイダック フィルターテヒニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 特には、タンク等の流体貯蔵容器のための通風装置

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