JP2000043476A - ボールペン用キャップ及びボールペン - Google Patents

ボールペン用キャップ及びボールペン

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JP2000043476A
JP2000043476A JP10220164A JP22016498A JP2000043476A JP 2000043476 A JP2000043476 A JP 2000043476A JP 10220164 A JP10220164 A JP 10220164A JP 22016498 A JP22016498 A JP 22016498A JP 2000043476 A JP2000043476 A JP 2000043476A
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JP
Japan
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ball
point pen
tip
cap
sealing member
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JP10220164A
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English (en)
Inventor
Makoto Fukushima
誠 福嶋
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Kotobuki and Co Ltd
Original Assignee
Kotobuki and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筆記チップに収容されるボールの回りのイン
キが乾燥して筆記線が薄くなったり、または長期に保存
された場合、乾燥が進行して書けなくなるという課題を
解決する。 【解決手段】 ボールペン15の筆記チップ17に密着
されるシール部材14を有し、不使用時にボールペンの
筆記チップ17からのインキの乾燥を防止するボールペ
ン用キャップ10において、シール部材14にブチルゴ
ムを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボールペンの筆記
チップからのインキの乾燥を防ぐボールペン用キャッ
プ、及びこのボールペン用キャップを使用したボールペ
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のボールペン用キャップで
は、その内部にシール部材を有しており、ボールペン本
体装着時にこのシール部材がボールペンの筆記チップに
密着するようになっている。このシール部材としては、
従来、着色が可能なシリコンゴムやニトリルゴムが主流
的に使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシリコンゴムやニトリルゴムからなるシール部材
は、ガス透過性があるため、筆記チップに収容されるボ
ールの回りのインキが乾燥して筆記線がカスレて薄くな
ったり、または長期に保存された場合、乾燥が進行して
書けなくなるという課題があった。
【0004】この課題を解決するために、ボールペンの
インキに含ませる保湿剤の含有量を多くして、インキを
乾燥しにくいものとすることにより、対応していた。し
かしながら、保湿剤を多くすると、筆記した後のインキ
の乾きが遅くなるため、にじんだり、手や衣服を汚すな
どの課題がある。本発明はかかる課題に鑑みなされたも
ので、乾燥防止性能を格段に向上させることができるボ
ールペン用キャップ及びボールペンを提供することをそ
の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、上記課題を解決す
るために、鋭意研究を重ねた結果、ボールペン用キャッ
プのシール部材にブチルゴムを用いることにより、所期
の目的を達成することができるボールペン用キャップ及
びボールペンを発明するに至ったものである。ブチルゴ
ムは、シリコンゴムやニトリルゴムよりもガス透過性が
なく、また、耐アルカリ性、耐酸性、耐薬品性も優れて
いる。このため、ボールペンのインキに含有される保湿
剤の配合量を増加させなくとも、長期に亙り先端チップ
の乾燥を防ぐことができる。
【0006】ボールペンのインキが油性インキ、水性イ
ンキ、またはゲル状の低粘性インキのいずれにおいて
も、優れた乾燥防止効果を発揮することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1は、本発明のボールペン用キャ
ップ及びボールペンの実施の形態を表す縦断面図であ
る。図において、10はボールペン用キャップであり、
ボールペン用キャップ10は、外キャップ12と、外キ
ャップ12内に位置づけられるシール部材14とを有し
ている。
【0008】シール部材14は、外キャップ12内に9
0度間隔ずつに形成された段部12aによって、外キャ
ップ12内に固定されている。組立時には、シール部材
14の弾性を利用してシール部材14を径方向に圧縮さ
せて段部12aを通過させ、通過後は、段部12aにシ
ール部材14の遊端周縁部14aの外側が係止すること
で、固定されている。
【0009】シール部材14は、ブチルゴム(イソブチ
レン・イソプレン共重合体)から構成され、ブチルゴム
を加硫硬化させて成形することにより形成される。15
は、ボールペン用キャップ10が装着されるボールペン
である。ボールペン15内に収納されるレフィール16
の先端には、筆記チップ17が設けられており、筆記チ
ップ17の先端には、ボール18が抱持されている。ま
た、筆記チップ17の外周囲にはわずかな隙間が設けら
れており、この隙間がボールペン15内部と外部を連通
する通気孔19となっている。
【0010】ボールペン用キャップ10がボールペン1
5の先部に装着されると、筆記チップ17及び通気孔1
9がシール部材14内に挿入されて密着し、さらにシー
ル部材14がボールペン15のテーパー状の先端周面に
密着されることで、筆記チップ17内のボール18及び
通気孔19がシール部材14に覆い包みこまれ、外界か
ら遮断される。
【0011】シール部材14をブチルゴムで構成するこ
とにより、先端チップ17のボール18回りの乾燥を防
止することができる。図2は、シール部材にブチルゴム
を使用した場合と、従来使用されていたニトリルゴムを
使用した場合とで、その乾燥防止性能を比較したグラフ
である。グラフ中、横軸はキャップ装着時間(単位:時
間)、縦軸はキャップを外し、筆記荷重200gでボー
ルペンを筆記したときの初筆までの距離(単位:m
m)、言い換えれば、筆記はじめからカスレた線の長さ
を表している。ボールの直径は1.6mmである。
【0012】シール部材にニトリルゴムを使用した場合
は、時間の経過と共に初筆までの距離が長くなるのに対
して、ブチルゴムを使用した本発明品は、7時間までほ
とんど変化なく、初筆までの距離は0mmであった。
尚、インキは市販の油性インキ(パイロット社製)を使
用したが、油性インキの種類によって有意な差はみられ
なかった。
【0013】ボールの直径が大きいと(例えば1.2m
m以上)、先端チップから露出する面積が大きいため、
より乾燥しやすくなる傾向があるが、シール部材14に
ブチルゴムを使用することにより、ボールの径の影響を
少なくすることができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、ボールペンの筆記
チップに密着されるシール部材にブチルゴムを用いたこ
とから、筆記チップの乾燥を長時間に亙り防止すること
ができる。よって、このボールペン用キャップを外して
ボールペンを使用するときに、初筆筆記においてカスレ
の無い安定した筆記性能をボールペンに与えることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るボールペン用キャップ及びボール
ペンの実施の形態を表す縦断面図である。
【図2】本発明のシール部材の効果を表すグラフであ
る。
【符号の説明】
10 ボールペン用キャップ 14 シール部材 15 ボールペン 17 筆記チップ 18 ボール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボールペンの筆記チップに密着されるシ
    ール部材を有し、ボールペン不使用時にボールペンの筆
    記チップからのインキの乾燥を防ぐボールペン用キャッ
    プにおいて、 前記シール部材にブチルゴムを用いることを特徴とする
    ボールペン用キャップ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のボールペン用キャップを
    使用したボールペン。
JP10220164A 1998-08-04 1998-08-04 ボールペン用キャップ及びボールペン Pending JP2000043476A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005104139A (ja) * 2003-09-08 2005-04-21 Mitsubishi Pencil Co Ltd 油性ボールペン
US6945726B2 (en) 2003-09-08 2005-09-20 Mitsubishi Pencil Co. Ltd. Refill for oil-based ink ballpoint pen and oil-based ink ballpoint pen
CN104924806A (zh) * 2015-06-26 2015-09-23 章泽宏 一种笔帽结构

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