JP2000043413A - 印刷方法及び装置 - Google Patents
印刷方法及び装置Info
- Publication number
- JP2000043413A JP2000043413A JP10212577A JP21257798A JP2000043413A JP 2000043413 A JP2000043413 A JP 2000043413A JP 10212577 A JP10212577 A JP 10212577A JP 21257798 A JP21257798 A JP 21257798A JP 2000043413 A JP2000043413 A JP 2000043413A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- composite material
- printing
- latent image
- printing method
- low molecular
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Printing Methods (AREA)
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
- Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
Abstract
トで印刷すること。 【解決手段】 温度履歴に依存して体積が可逆に変化す
る、例えば、表面が平滑なフィルムの形状有機高分子/
低分子複合材料2を用い、該複合材料2を支持体1に固
着し、その体積の特定方向における変化を規制した状態
において、例えば、サーマルプリントヘッド、フラッシ
ュ転写、レーザ光等の任意の加熱手段により選択的に加
熱し(3の領域)、体積変化による潜像を形成し、該潜
像により、例えば、凸版、凹版、孔版印刷等を行う。
Description
し再製版できる印刷方法及び装置に関するものである。
み版の画像を消去し、再製版して使う」というものがあ
る。例えば、平版オフセット印刷の分野では、 1.疏水性の光導電体層に外部より電荷を与えた後、露
光して光導電体層表面に疏水性部及び親水性部を有する
パターンを形成し、親水性部のみに水性現像材を付着さ
せて紙などに転写する(特公昭40−18992号公
報,特公昭44−9512号公報,特公昭63−264
392号公報等)、 2.スピロピラン,アゾ色素などのフォトクロミック材
料を含有した層に紫外線を照射し、光化学反応によりフ
ォトクロミック材料を選択的に親水化する(「高分子論
文集」第37巻4号,287頁:1980)、 3.不定形状態と結晶状態を物理的変化により形成し、
液体インクの付着,非付着領域を構成する(特公昭54
−41902号公報)、 4.液中加熱により後退接触角が低下する材料を用い
て、選択的な加熱により後退接触域を変化させた潜像を
形成し、後退接触角が低下した領域に液体インクを付着
させる(特開平3−205184号公報,特開平3−2
05185号公報,西独公開特許4010275号
等)、 などの試みが既に行われている。
置の小型化,コスト,画質などの問題から、未だ実現に
至っていないのが現状である。また、平版オフセット以
外の印刷方法,例えば、凸版などでは、前記のような再
製版の試みは活版と「鉛等の版材を溶かしてまた別の版
に使う」程度しか見られず、大量の印刷にこそ向いてい
るものの、大型でコストが高い旧態依然の印刷システム
が現在も存続している。
に鑑み、容易に再製版が可能で小型化,低コスト化に適
した新規の印刷方法及び装置を提供するものである。
履歴に依存して体積が可逆に変化する有機高分子/低分
子複合材料を用い、該複合材料を選択的に加熱して体積
変化による潜像を形成し、該潜像により前記複合材料お
よび/またはその近傍の部材のインク通過量および/ま
たは付着,含侵量を制御し、印刷することを特徴とする
印刷方法である。
印刷方法において、有機高分子/低分子複合材料は表面
の平滑なフィルムの形状であって、該複合材料を選択的
に加熱してフィルム表面に凹凸からなる潜像を形成し、
該凸部分にインクを付着させて印刷することを特徴とす
る印刷方法である。
印刷方法において、有機高分子/低分子複合材料は表面
の平滑なフィルムの形状であって、該材料を選択的に加
熱してフィルム表面に凹凸からなる潜像を形成し、該凹
部分にインクを付着させて印刷することをを特徴とする
印刷方法である。
方法において、有機高分子/低分子複合材料は多孔質フ
ィルム状であって、該複合材料を選択的に加熱して体積
変化により多孔質の孔径の違いからなる潜像を形成し、
前記複合材料内の孔径の大きな部位にインクを含侵また
は通過させて印刷することを特徴とする印刷方法であ
る。
れかに記載された印刷方法において、有機高分子/低分
子複合材料よりも高弾性の材料を用いた梁状または板状
または網状の部材を、該複合材料のフィルム表面に固着
させるか、又は、フィルム内部に埋め込み、加熱による
潜像形成時において、有機高分子/低分子複合材料のフ
ィルム表面に沿った方向の移動の自由度を規制すること
を特徴とする印刷方法である。
印刷方法において、前記板状の部材は多孔質材料からな
ることを特徴とする印刷方法である。
れかに記載された印刷方法において、有機高分子/低分
子複合材料の加熱,潜像形成手段にサーマルプリントヘ
ッドを用いることを特徴とする印刷方法である。
れかに記載された印刷方法において、有機高分子/低分
子複合材料の加熱,潜像形成は、該複合材料と原稿を密
着させ、原稿に光を照射して発生する熱を前記複合材料
に転写することにより行うことを特徴とする印刷方法で
ある。
れかに記載された印刷方法において、有機高分子/低分
子複合材料の加熱,潜像形成は、該複合材料にレーザ光
を直接照射して加熱することにより行うことを特徴とす
る印刷方法である。
体積が可逆に変化する有機高分子/低分子複合材料から
なる感熱記録部材及び、該感熱記録部材を選択的に加熱
して潜像を形成する手段を備え、前記潜像にインクを適
用して印刷することを特徴とする印刷装置である。
低分子物質粒子が分散されてなる低分子/高分子複合材
料(特開昭55−154198号公報等)が、書き換え
可能な可逆性感熱記録材料として広く用いられるように
なってきている。この低分子/高分子複合材料は、加熱
によって可逆的に透明状態と白濁状態となり、常温では
それぞれの状態を保持するという特徴を持っているが、
それと同時に透明な状態と白濁の状態では体積が異なる
(白濁>透明)という特徴も持っている。本発明者は、
すでにこの体積変化をアクチュエータに利用する技術を
報告している(JP9606090)が、この体積変化
はまた印刷、特に凸版,凹版,孔版の印刷にも利用可能
であることを見い出し、本発明に至ったのである。
体積が可逆的に変化する有機高分子/低分子複合材料を
用い、有機高分子/低分子複合材料を選択的に加熱して
体積変化による潜像を形成し、潜像に沿った体積の違い
により有機高分子/低分子複合材料および/または近傍
の部材のインク通過量および/または付着,含侵量を制
御し、印刷することを特徴とする印刷方法及び印刷装置
に関するものである。
発明に用いられる「温度履歴に依存して体積が可逆的に
変化する有機高分子/低分子複合材料」とは、例えば、
「ポリエステル等の樹脂母材中に高級アルコール,高級
脂肪酸等の有機低分子物質が分散された構造を持ってい
て、第1の特定温度で透明状態となり、第2の特定温度
で白濁状態となる材料」(例えば、特開昭55−154
198号公報参照)に代表されるような、いわゆる可逆
性感熱記録材料のことである。以後の混同をさけるため
に、本発明においては、この材料を「双安定感熱駆動材
料」と呼ぶことにする。この材料の変化メカニズムにつ
いては未だ定かではないがおおよそ次のように推定され
る。
ような内部構造の差に由来するものと思われる。 (I)透明の場合には、樹脂母材中に分散された有機低
分子物質と樹脂母材は隙間なく密着しており、また、粒
子内部にも空隙はなく、片側から入射した光は、散乱さ
れることなく反対側に透過するため透明に見える。 (II)白濁の場合には、有機低分子物質の粒子は、有機
分子物質の微細な結晶で構成されており、結晶の界面若
しくは粒子と樹脂母材の界面に隙間ができ片側から入射
した光は空隙と結晶,空隙と樹脂の界面で屈折し、散乱
されるため白く見える。
メカニズムで変化していくかを推測すると、以下のよう
なことが考えられる。図1は双安定感熱駆動材料の温度
−透明度変化曲線を表わしており、この図において、樹
脂母材中に分散された有機低分子物質を主成分とする感
熱層が、初期状態として、例えば、T0以下の常温で白
濁不透明状態にある場合をまず考えてみる。
ら徐々に透明度が増し、温度T2〜T 3で加熱を止めると
透明となり、この状態で再びT0以下の常温に戻すと、
透明な状態のまま維持される。これは、 (ア)温度T1から樹脂が軟化し始め、軟化が進むにつ
れ樹脂が収縮し、樹脂と有機物質粒子の界面若しくは粒
子内の空隙を減少させるために徐々に透明度が上がる。 (イ)さらに温度を上げて温度T2〜T3では、有機低分
子物質が半溶融状態となり、残った空隙を溶融した有機
低分子物質が埋めることにより透明度がピークに達す
る。 (ウ)種結晶が残ったまま冷却されると、有機低分子物
質は比較的高温で結晶化し、その際、樹脂はまだ軟化状
態にあって、結晶化に伴う粒子の体積変化に樹脂が容易
に追隨するため、空隙ができず透明状態が維持される。
という変化が起こっているためと考える。
と、最大透明度と最大不透明度との中間の半透明状態に
なる。その後、この温度を常温まで下げていくと、再び
透明状態をとることなく、最初の白濁不透明状態に戻
る。これは、 (エ)温度T4以上では有機低分子物質が完全に溶融す
る。 (オ)その後、冷却すると、有機低分子物質は種結晶も
残っていないため過冷却状態となり、溶融状態のまま温
度T0まで温度が下がる。 (カ)温度T0付近に達すると、有機低分子物質が急激
に結晶化し、その際、樹脂はすでに固まった状態にあっ
て、結晶化に伴う体積変化に追随できず、空隙が発生す
る。 という変化のためであろうと思われる。ただし、図1に
示した温度−透明度変化曲線は代表的な例を示しただけ
であり、材料を替えることにより各状態の透明度等にお
いて、その材料に応じて違いが生じることがある。
は、とりもなおさずマクロな体積変化のメカニズムでも
ある。空隙の有無に応じて体積が変化するので、白濁状
態の方が透明状態よりも体積が大きくなる。その体積変
化の割合は、使用する材料やその構成比率によっても異
なるが、おおむね元の体積の数%〜10%程度である。
等方的に起こるが、自由度(図中に太い矢印で図示)を
規制することにより、任意の方向の変化としてアクチュ
エータや本発明の印刷方法などに用いることが可能であ
る。自由度を規制する方法として、以下のようなものが
考えられ、これらを単独または組み合わせて使用するこ
とにより、自在に自由度を規制することが可能になる。
壁8で囲むことにより、壁8に垂直な方向の自由度を規
制する。また、図2(B)では、双安定感熱駆動材料と
壁とは固着していないが、固着させた例も考えられる。 2.芯を通す 図2(C)に示すようにして、双安定感熱駆動材料2よ
りも高弾性の材料を用いた梁状または網状の芯9を双安
定感熱駆動材料2の中に埋め込み、双安定感熱駆動材料
と芯とを固着させて、芯と平行な方向の自由度を規制す
る。なお、網状の芯9の場合には、必ずしも双安定感熱
駆動材料と固着していなくても網に沿った方向の自由度
を規制することが可能である。 3.表面に固着する 図2(D)に示すようにして、双安定感熱駆動材料より
も高弾性の材料を用いた板状または網状の部材10を双
安定感熱駆動材料2の表面に固着させ、その表面近傍で
表面に沿った方向の自由度を規制する。
図であり、そのうち、図2(A)〜図2(C)では図の
奥行き方向にも自由度が存在する。本発明では、双安定
感熱駆動材料を主にフィルム状の形状で用い、主にフィ
ルム面に沿った方向の自由度を規制するため、前記の自
由度規制手段のうち2.(芯を通す)と3.(表面に固
着する)が特に適している。これらの方法でフィルム状
の双安定感熱駆動材料のフィルム表面に沿った方向の自
由度を規制すると、選択的な加熱を行うことにより、例
えば、フィルムに垂直な方向に凹凸が形成され、それを
潜像として用いると凸版または凹版の印刷が可能とな
る。
感熱駆動材料を選択的に加熱したときには、孔の径の違
いによる潜像が形成されて孔版の印刷が可能となる。こ
のとき、孔版印刷の場合では、3.(表面に固着する)
で双安定感熱駆動材料に固着させる板状の部材は、多孔
質材料からなっていることが必要である。さらに、図5
で示すように、多孔質材料からなる2枚の板状部材5に
よって多孔質フィルム状の双安定感熱駆動材料4を挟む
と、双安定感熱駆動フィルムのフィルム面に沿った自由
度とフィルムの厚み方向の自由度をもとに規制すること
が可能で、多孔質双安定駆動材料内の孔径の違いが強調
されて、孔版印刷のコントラストを高めることが可能と
なる。
程の流れは、おおよそ以下のようなものになる。 1.製版工程 双安定感熱駆動材料からなる原版を選択的に加熱する。 2.印刷工程 版の選択的加熱により生じた凹凸や孔径の違いからなる
潜像に、インクを付着または含侵させ、紙などの被印刷
物に転写する。 3.クリーニング工程 版からインクを除去する。 4.再生工程 版を均一に加熱し、潜像を消去する。
の液体により洗浄することで、再生工程を同時に行うこ
とが可能である。また、製版工程において、選択的な加
熱の温度を2段階に調節することにより、版の上書きが
可能となり、やはり再生工程を省略することが可能とな
る。
およそ物を加熱する手段であれば何でも使用可能だが、
フィルム状の原版を加熱するのに適した方法として、以
下の3つが挙げられる。 1.サーマルプリントヘッド 通電によって発熱する抵抗体を並べたもの(=サーマル
プリントヘッド)を、版に接触させた状態で発熱させ
る。 2.フラッシュ転写 版と原稿を密着させ、原稿に強力な光を単一に照射する
ことにより原稿の黒(または色の付いた)部分を選択的
に加熱し、その熱を転写する。 3.レーザ光 炭酸ガスレーザや半導体レーザなどを用いて、赤外線レ
ーザを版の被加熱領域に直接照射する。
た加熱は、温度の制御が比較的容易で、製版時に加熱温
度を2段階に調節することにより、潜像の残っている版
に新たな潜像を上書きすることが可能である点で特に優
れており、また、フラッシュ転写およびレーザ光による
加熱は、原版の表面に傷などを生じにくく、版再生の繰
り返し寿命を延ばすことができる点で特に優れている。
ら説明する。 (実施例1)まず、本発明の一例として、図3のような
構成で凸版および凹版を製版して印刷する場合を説明す
る。図3(A)および図3(B)は、本発明の印刷版の
一例を模式的に示した断面図であり、1は双安定感熱駆
動材料2に固着した支持体を表している。本発明では、
双安定感熱駆動材料2の初期状態として白濁状態でも透
明状態でも可能だが、本実施例では、図3(A)の双安
定感熱駆動材料2は前もって白濁状態、すなわち、体積
の大きい状態にしておいた。
域(加熱領域)に選択的に加熱を行う。加熱方法とし
て、およそ版を加熱する手段であれば何でも使えるが、
実施例1において、加熱方法は版を原稿と重ねて光を照
射する方法を使用した。選択的加熱による到達温度は、
図1のT2〜T3の範囲、すなわち、透明化する温度範囲
に入るように調節する。すると、加熱した領域が透明化
するに伴って体積が縮小するが、図の横方向の自由度は
支持体2によって規制されているため、版はちょうど図
3(B)のように凹凸を持った形状に変化し、製版が完
了する。印刷工程の細かい説明は、従来技術と何ら変わ
るところがないため省略する。
どに転写すれば、凸版印刷であるし、また、全面にイン
クを付着させた後で凸部分のインクを掻き取ってから紙
などに転写すれば、凹版印刷になる。印刷を終えた版
は、洗浄し、全面を図1のT4以上の温度に加熱するこ
とにより、元の図3(A)の状態に再生される。製版と
再生は、版に傷や過度の変形が加えられない限り、何度
でも可能である。
図4のような構成で孔版を製版して印刷を行う場合を説
明する。図4(A)および図4(B)は、本発明の印刷
版の別の一例を模式的に示した断面図であり、4は多孔
質材料の形状に加工した双安定感熱駆動材料で、その中
に連通孔7を特に強調して表示している。5は双安定感
熱駆動材料に固着した多孔質支持体を表している。本発
明では、双安定感熱駆動材料の初期状態として白濁状態
でも透明状態でも可能だが、本実施例において、図4
(A)の双安定感熱駆動材料4は前もって透明状態、す
なわち、体積の小さい状態にしておく。
域(加熱領域)に選択的に加熱を行う。加熱方法は実施
例1と同じである。選択的加熱での到達温度は図1のT
4以上の範囲、すなわち、白濁化する温度範囲に入るよ
うに調節する。すると、加熱した領域6が白濁化するに
伴って体積が増大するが、図の横方向の自由度は支持体
5によって規制されているため、版はちょうど図4
(B)のように加熱されたところだけ連通孔7の孔径が
小さくなって、孔径の違いからなる潜像が形成されるこ
とになり、製版が完了する。印刷工程に関しての細かい
説明はここでも省略する。
T2〜T3の範囲の温度に加熱することにより、元の図4
(A)の状態に再生される。製版と再生は、実施例1と
同様に版に傷や過度の変形が加えられない限り何度でも
可能である。
ば、容易に再製版が可能で、しかも印刷装置の小型化,
低コスト化に適合し得る。
透明度変化曲線を現す図である。
方法を説明するための図である。
に示した断面図であって、印刷版製版工程を説明するた
めの図である。
式的に示した断面図であって、印刷版製版工程を説明す
るための図である。
を模式的に示した断面図であって、印刷版製版工程を説
明するための図である。
…(加熱)領域、7…連通孔、8…壁、9…芯、10…
網状部材。
Claims (10)
- 【請求項1】 温度履歴に依存して体積が可逆に変化す
る有機高分子/低分子複合材料を用い、該複合材料を選
択的に加熱して体積変化による潜像を形成し、該潜像に
より前記複合材料および/またはその近傍の部材のイン
ク通過量および/または付着,含侵量を制御し、印刷す
ることを特徴とする印刷方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載された印刷方法におい
て、有機高分子/低分子複合材料は表面の平滑なフィル
ムの形状であって、該複合材料を選択的に加熱してフィ
ルム表面に凹凸からなる潜像を形成し、該凸部分にイン
クを付着させて印刷することを特徴とする印刷方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載された印刷方法におい
て、有機高分子/低分子複合材料は表面の平滑なフィル
ムの形状であって、該材料を選択的に加熱してフィルム
表面に凹凸からなる潜像を形成し、該凹部分にインクを
付着させて印刷することをを特徴とする印刷方法。 - 【請求項4】 請求項1に記載の印刷方法において、有
機高分子/低分子複合材料は多孔質フィルム状であっ
て、該複合材料を選択的に加熱して体積変化により多孔
質の孔径の違いからなる潜像を形成し、前記複合材料内
の孔径の大きな部位にインクを含侵または通過させて印
刷することを特徴とする印刷方法。 - 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載された
印刷方法において、有機高分子/低分子複合材料よりも
高弾性の材料を用いた梁状または板状または網状の部材
を、該複合材料のフィルム表面に固着させるか、又は、
フィルム内部に埋め込み、加熱による潜像形成時におい
て、有機高分子/低分子複合材料のフィルム表面に沿っ
た方向の移動の自由度を規制することを特徴とする印刷
方法。 - 【請求項6】 請求項5に記載された印刷方法におい
て、前記板状の部材は多孔質材料からなることを特徴と
する印刷方法。 - 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載された
印刷方法において、有機高分子/低分子複合材料の加
熱,潜像形成手段にサーマルプリントヘッドを用いるこ
とを特徴とする印刷方法。 - 【請求項8】 請求項1乃至6のいずれかに記載された
印刷方法において、有機高分子/低分子複合材料の加
熱,潜像形成は、該複合材料と原稿を密着させ、原稿に
光を照射して発生する熱を前記複合材料に転写すること
により行うことを特徴とする印刷方法。 - 【請求項9】 請求項1乃至6のいずれかに記載された
印刷方法において、有機高分子/低分子複合材料の加
熱,潜像形成は、該複合材料にレーザ光を直接照射して
加熱することにより行うことを特徴とする印刷方法。 - 【請求項10】 温度履歴に依存して体積が可逆に変化
する有機高分子/低分子複合材料からなる感熱記録部材
及び、該感熱記録部材を選択的に加熱して潜像を形成す
る手段を備え、前記潜像にインクを適用して印刷するこ
とを特徴とする印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21257798A JP3729649B2 (ja) | 1998-07-28 | 1998-07-28 | 印刷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21257798A JP3729649B2 (ja) | 1998-07-28 | 1998-07-28 | 印刷方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000043413A true JP2000043413A (ja) | 2000-02-15 |
JP3729649B2 JP3729649B2 (ja) | 2005-12-21 |
Family
ID=16625014
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21257798A Expired - Fee Related JP3729649B2 (ja) | 1998-07-28 | 1998-07-28 | 印刷方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3729649B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1172227A1 (de) * | 2000-07-11 | 2002-01-16 | Tampoprint GmbH | Druckklischee und Verfahren zur Herstellung |
JP2002103559A (ja) * | 2000-08-04 | 2002-04-09 | Heidelberger Druckmas Ag | 再画像付与可能な版の画像を消去剤で処理する方法および装置ならびに印刷機 |
JP2007160935A (ja) * | 2005-12-15 | 2007-06-28 | Palo Alto Research Center Inc | 印刷構造及び方法 |
JP2008149727A (ja) * | 2006-12-19 | 2008-07-03 | Palo Alto Research Center Inc | 印刷版 |
JP2008149729A (ja) * | 2006-12-19 | 2008-07-03 | Palo Alto Research Center Inc | 印刷方法 |
JP7375642B2 (ja) | 2020-03-23 | 2023-11-08 | 大日本印刷株式会社 | 印画物の製造方法及び熱転写印画装置 |
-
1998
- 1998-07-28 JP JP21257798A patent/JP3729649B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1172227A1 (de) * | 2000-07-11 | 2002-01-16 | Tampoprint GmbH | Druckklischee und Verfahren zur Herstellung |
JP2002103559A (ja) * | 2000-08-04 | 2002-04-09 | Heidelberger Druckmas Ag | 再画像付与可能な版の画像を消去剤で処理する方法および装置ならびに印刷機 |
JP2007160935A (ja) * | 2005-12-15 | 2007-06-28 | Palo Alto Research Center Inc | 印刷構造及び方法 |
JP2008149727A (ja) * | 2006-12-19 | 2008-07-03 | Palo Alto Research Center Inc | 印刷版 |
JP2008149729A (ja) * | 2006-12-19 | 2008-07-03 | Palo Alto Research Center Inc | 印刷方法 |
JP7375642B2 (ja) | 2020-03-23 | 2023-11-08 | 大日本印刷株式会社 | 印画物の製造方法及び熱転写印画装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3729649B2 (ja) | 2005-12-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0349532B2 (en) | Thermal imaging medium | |
TW502216B (en) | System and method for initializing phase change recording media | |
EP0511374B1 (en) | Thermal imaging medium | |
US5200297A (en) | Laminar thermal imaging mediums, containing polymeric stress-absorbing layer, actuatable in response to intense image-forming radiation | |
JP2000043413A (ja) | 印刷方法及び装置 | |
JP3134897B2 (ja) | 記録方法 | |
US5225314A (en) | Imaging process, and imaging medium for use therein | |
US5227277A (en) | Imaging process, and imaging medium for use therein | |
EP0511378A1 (en) | Protected image | |
JPH0421844A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH11208091A (ja) | 画像形成方法 | |
JP2001030457A (ja) | 異なった画像形成システムのための画像形成要素 | |
JP3129843B2 (ja) | 記録装置 | |
JPS62212188A (ja) | 書替記録媒体 | |
JPH0662014B2 (ja) | 画像形成方法 | |
JPH10193785A (ja) | 表示記録媒体の記録方法 | |
JP2005343175A (ja) | 可逆性感熱記録媒体および可逆性感熱記録装置 | |
JPS63294548A (ja) | 記録媒体 | |
JPH0433877A (ja) | プリンタ | |
JPH1130834A (ja) | 画像形成方法とこれに用いるインキ及び光極性変換記録体 | |
JPS62111786A (ja) | 中間調画像形成方法 | |
JPH10181197A (ja) | 画像記録方法及び画像記録装置 | |
JPH05201122A (ja) | 記録装置 | |
JPH02175249A (ja) | 記録装置 | |
JPS61293893A (ja) | 画像形成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041026 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050301 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050428 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050628 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050701 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051004 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051004 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081014 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091014 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101014 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111014 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121014 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131014 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |