JP2001030457A - 異なった画像形成システムのための画像形成要素 - Google Patents

異なった画像形成システムのための画像形成要素

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JP2001030457A
JP2001030457A JP2000181423A JP2000181423A JP2001030457A JP 2001030457 A JP2001030457 A JP 2001030457A JP 2000181423 A JP2000181423 A JP 2000181423A JP 2000181423 A JP2000181423 A JP 2000181423A JP 2001030457 A JP2001030457 A JP 2001030457A
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hydrophobic
printing plate
composition
image forming
lithographic printing
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JP2000181423A
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Luc Leenders
リユク・レーンダース
Joan Vermeersch
ジヨアン・ベルメールシユ
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Agfa Gevaert NV
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41CPROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
    • B41C1/00Forme preparation
    • B41C1/10Forme preparation for lithographic printing; Master sheets for transferring a lithographic image to the forme
    • B41C1/1066Forme preparation for lithographic printing; Master sheets for transferring a lithographic image to the forme by spraying with powders, by using a nozzle, e.g. an ink jet system, by fusing a previously coated powder, e.g. with a laser

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  • Materials For Photolithography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 直接熱的もしくはヒートモードライティング
においても画像形成要素として用いることができる受像
層を用い、インキジェットにより、優れたインキ受容性
及び優れた印刷耐久性を有する平版印刷版を作製する方
法を提供する。 【解決手段】 本発明に従えば、硬膜された親水性結合
剤中に分散された疎水性熱可塑性ポリマー粒子を含有す
る層を支持体上に含んでなる受像要素上に、疎水性又は
疎水化組成物をあらかじめ決められたパターンで分配す
る段階を含んでなる平版印刷版の作製方法が提供され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は異なるライティングヘッド(w
riting heads)と組合わせて同じ受像要素
を用いるための解決案に関する。
【0002】さらに特定的には、本発明は熱を用いて及
びインキジェットを用いて画像形成することができる受
像要素に関する。
【0003】
【発明の背景】ダイレクト刷版(computer t
o plate)平版印刷においては、印刷版の画像形
成のために、レーザー、サーマルヘッド、インキジェッ
トプリンティングヘッドなどのような種々の記録法が存
在する。
【0004】画像形成された印刷版は次いで処理段階な
しであるいは別の場合にはある種の処理の後に印刷要素
として用いられ得る。そのような印刷要素は印刷機上に
おける記録を可能にすることができる。
【0005】種々のライティングヘッドを用いて画像形
成することができる画像形成要素と一緒に印刷機を用い
得ることは、印刷機の非常に望ましい性質である;これ
らの種々のヘッドのすべてが印刷機上にあることがで
き、別々に又はいずれかの組合わせにおいて記録のため
に用いることができる。
【0006】EP−A−770 497は:(1)
(i)平版ベースの親水性表面上に親水性結合剤中に分
散された疎水性熱可塑性ポリマー粒子を含んでなる画像
形成層ならびに(ii)該画像形成層又はそれに隣接す
る層に含有されている光を熱に変換できる化合物を含ん
でなる画像形成要素を画像通りに露光し;(2)かくし
て得られる画像通りに露光された画像形成要素を淡水又
は水性液を用いて濯ぐことによりそれを現像する段階を
含んでなる平版印刷版の作製方法を開示している。
【0007】画像もしくは非−画像部分をインキジェッ
ト印刷により基質上に直接形成する方法は当該技術分野
において既知である。インキジェット印刷システムは比
較的迅速な画像出力系であって単純な構造を有してお
り、それはそれが複雑な光学システムを必要としないた
めである。従って、該印刷システムは印刷版の作製のた
めの装置を単純化し、印刷版の作製のためのコストを減
少させることができ、それはメンテナンスの労力が非常
に減少するからである。
【0008】インキジェット印刷システムの使用による
印刷版の作製のための方法の例として、日本公開公報1
13456/1981は、インキ−反発性材料(例えば
硬化可能なシリコーン)をインキジェット印刷により印
刷版上に印刷する印刷版の作製方法を提案している。こ
の方法により得られる印刷版は基質の表面上に形成され
るインキ−反発性材料が非−画像部分として働く凹版印
刷版である。結果として、印刷される画像のシャドー領
域又は白抜きの線(reversed lines)に
おける解像度はあまり良くない。さらに、この方法では
大量のインキが必要であり、それは印刷版の表面のほと
んどを占める非−画像部分全体の上にインキ−反発性材
料を付着させなければならず、それにより印刷過程が遅
くなるからである。
【0009】US−P−5 511 477は:場合に
より約30o〜260℃の温度に予備加熱されているこ
とができる光重合性組成物を用いるインキジェット印刷
により基質上にポジティブもしくはネガティブ画像を形
成し、得られる印刷された基質をUV線に供し、それに
より該組成物を硬化させて該画像を形成することを含ん
でなる光重合性レリーフ−型印刷版の作製方法を開示し
ている。受像層は特定されていない。
【0010】US−P−5 312 654は:インキ
吸収層及び基質と吸収層の間の親水化された層を有する
基質上に光重合可能なインキ組成物を用いるインキジェ
ット印刷により画像を形成し、該インキ組成物が増感さ
れて画像を硬化させる波長領域内の活性な光にそれを露
出することを含んでなる平版印刷版の作製方法を開示し
ている。該印刷版の印刷耐久性は低い。
【0011】日本公開公報69244/1992は、親
水性処理に供された記録材料上に、光硬化可能な成分を
含有する疎水性組成物を用いるインキジェット印刷によ
り印刷画像を形成し;そして表面全体を活性な光に露出
する段階を含んでなる印刷版の作製方法を開示してい
る。しかしながら、平版印刷版のために用いられるべき
基質の表面は、通常、優れた親水性及び保水性を得るた
めに機械的研磨、陽極酸化又は親水性処理のような種々
の処理に供される。従って、非常に高い表面張力を有す
るインキ組成物を用いても、インキの広がりのための基
質の表面上の劣った画像及び低い印刷耐久性を生ずる。
【0012】EP−A−533 168は、インキ印刷
の後に除去されるインキ吸収層を平版ベースにコーティ
ングすることにより、該インキの広がりを避けるための
方法を開示している。これは不経済且つやっかいな方法
である。
【0013】1988年5月のResearch Di
sclosure 289118は、インキが疎水性ポ
リマーラテックスであるインキジェットを用いる印刷版
の作製のための方法を開示している。しかしながら、該
印刷版は悪いインキ受容性及び低い印刷耐久性を有す
る。
【0014】EP−A−003 789は、親油性組成
物を用いるインキジェット法によるオフセット印刷版の
作製方法を開示している。該組成物がいかにして調製さ
れるかはそこに示されていないが、それが調製の困難な
人工ラテックスに関していることは実施例から明らかで
ある。受像層は特定されていない。
【0015】JN−57/038142は、ブランク印
刷版上にインキ画像を形成することそしてまたこの画像
形成された領域にトナーを接着させることによりこの画
像を熱的に定着させることによる印刷版の作製方法を開
示している。インキの組成は言及されておらず、トナー
の組成のみが開示されている。
【0016】JN−07/108667は、静電的吸引
型インキセットシステム(electrostatic
attraction type ink set
system)に従い、その表面層が親水性とされた導
電性支持体上に親水性物質を含有するインキ画像を形成
し、、インキジェットライティング(ink jetw
riting)の時点に導電性支持体にバイアス電圧
(bias voltage)を適用することによりそ
れを乾燥又は硬化させる版−作製法を開示している。こ
れはやっかいな方法である。
【0017】US−P−5 213 041は、熱融解
可能な成分を含有する噴出可能な(ejectabl
e)物質を用い、ジェット印刷により版の表面上に画像
形成付着物(imaging deposit)を突出
させる(projecting)、印刷のために再使用
できる印刷版の作製方法を開示している。画像は画像形
成付着物を形成し、それは可変周波数及び可変出力誘導
加熱器を用いて印刷版の表面に融着させられる。これは
やっかいな方法である。
【0018】
【発明の目的】本発明の目的は、直接熱的又はヒートモ
ードライティングにおける画像形成要素としても用いる
ことができる受像要素を用い、インキジェットにより印
刷版を作製する方法を提供することである。
【0019】本発明の目的はまた、優れたインキ受容性
及び優れた印刷耐久性を有する印刷版の作製方法を提供
することである。
【0020】
【発明の概略】本発明に従えば、硬膜された親水性結合
剤中に分散された疎水性熱可塑性ポリマー粒子を含有す
る層を支持体上に含んでなる受像要素上に、疎水性又は
疎水化組成物をあらかじめ決められたパターンで分配す
る段階を含んでなる平版印刷版の作製方法が提供され
る。
【0021】
【発明の詳細な記述】インキジェット印刷のために本発
明に従う受像要素を用いる利点は、サーマルヘッドとの
接触又はレーザーを用いる照射(ヒートモード)により
画像の一部を形成することができるということにある。
【0022】本出願に従う画像形成要素は、(i)支持
体上に、硬膜された親水性結合剤中に分散された疎水性
熱可塑性ポリマー粒子を含有する画像形成層及び好まし
くは(ii)該画像形成層又はそれに隣接する層中に含
まれる光を熱に変換できる化合物を含んでなる。
【0023】本出願と関連して用いるための疎水性ポリ
マー粒子の特定の例は80℃より高いTgを有する。好
ましくはポリマー粒子は、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリアクリロニトリル、ポリビニルカルバゾ
ールなど、それらのコポリマーもしくは混合物から成る
群より選ばれる。最も好適に用いられるのはポリスチレ
ン、ポリメチルメタクリレート又はそれらのコポリマー
である。
【0024】本出願と関連する画像形成層において用い
るために適した親水性結合剤は、水溶性(コ)ポリマ
ー、例えば合成ホモ−もしくはコポリマー、例えば、ポ
リビニルアルコール、ポリ(メタ)アクリル酸、ポリ
(メタ)アクリルアミド、ポリヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、ポリビニルメチルエーテルあるいは
天然の結合剤、例えば、ゼラチン、多糖類、例えばデキ
ストラン、プルラン、セルロース、アラビアゴム、アル
ギン酸、イヌリン又は化学的に改質されたイヌリンであ
る。
【0025】画像形成層は架橋剤、例えば、ホルムアル
デヒド、グリオキサル、ポリイソシアナート又は加水分
解されたテトラアルキルオルトシリケートも含むことが
できる。後者が特に好ましい。
【0026】画像形成要素は好ましくは光を熱に変換で
きる化合物をさらに含む。光を熱に変換できる適した化
合物は、好ましくは赤外吸収性成分であるが、用いられ
る化合物の吸光が画像通りの露出に用いられる光源の波
長領域内にあれば、吸収波長は特に重要ではない。特に
有用な化合物は、例えば、染料そして特に赤外染料及び
顔料そして特に赤外顔料、例えばカーボンブラック、金
属炭化物、ホウ化物、窒化物、炭化窒化物、ブロンズ−
構造酸化物及び構造的にブロンズ群に関連するがA成分
がない酸化物、例えばWO2.9である。
【0027】本出願に従う支持体はアルミニウムのよう
な親水性支持体、例えば電気化学的及び/又は機械的に
研磨され、陽極酸化されたアルミニウムであることがで
きる。
【0028】本実施態様と関連する疎水性支持体とし
て、プラスチックフィルム、例えば、基質化(substrate
d)ポリエチレンテレフタレートフィルム、基質化ポリエ
チレンナフタレートフィルム、酢酸セルロースフィル
ム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボネートフィルム
などを用いるのが特に好ましい。プラスチックフィルム
支持体は不透明又は透明であることができる。1.2m
m未満の厚さ及び5x10 7に等しいかそれより高い破
壊応力(引張応力下)を有するガラスも柔軟性支持体と
して適している。
【0029】接着促進層が設けられたポリエステルフィ
ルム支持体を用いるのが特に好ましい。本発明に従って
用いるのに特に適した接着促進層は、EP−A−619
524、EP−A−620 502及びEP−A−6
19 525に開示されている通りの親水性結合剤及び
コロイドシリカを含んでなる。好ましくは接着促進層中
のシリカの量は200mg/m2〜750mg/m2であ
る。さらに、シリカ対親水性結合剤の比率は好ましくは
1より高く、コロイドシリカの表面積は好ましくは少な
くとも300m2/g、より好ましくは少なくとも50
0m2/gである。
【0030】疎水性組成物はホットメルト組成物である
ことができる。本発明で用いられるホットメルト組成物
はインキジェットプリントヘッドにおいて融解する固体
疎水性組成物である。相変化組成物とも呼ばれるホット
メルト組成物はホットメルトインキキャリヤ組成物及び
色素から成る。相変化インキキャリヤは場合により天然
ワックスもしくは天然ワックスの混合物又は単数もしく
は複数の天然ワックスと単数もしくは複数の合成ワック
スの混合物を含有する組成物であることができる。本発
明に従う組成物に関する主な条件は、適した物理的性質
を有する融解可能で噴射可能な疎水性物質、例えば相変
化インキキャリヤであることである。かくして色素及び
着色剤は必要ではないが、オペレータが版上の画像を見
るのを助けることができる。
【0031】相変化インキキャリヤ組成物は典型的には
脂肪族アミド−含有材料を含んでなる。相変化インキキ
ャリヤ組成物の脂肪族アミド−含有材料は好ましくはテ
トラ−アミド化合物を含んでなる。相変化インキキャリ
ヤ組成物の調製のために好ましいテトラ−アミド化合物
は二量体酸に基づくテトラ−アミドであり、それは好ま
しくは脂肪酸、ジアミン(エチレンジアミン)及び二量
体酸の反応生成物を含む。10〜22個の炭素原子を有
する脂肪酸が二量体酸に基づくテトラ−アミドの形成に
おいて好適に用いられる。
【0032】脂肪族アミド−含有材料はモノ−アミドを
含むこともできる。実際に、好ましい場合には、相変化
インキキャリヤ組成物はテトラ−アミド化合物とモノ−
アミド化合物の両方を含む。モノ−アミド化合物は典型
的には第1級もしくは第2級モノ−アミドのいずれかを
含むが、好ましくは第2級モノ−アミドである。
【0033】本発明の好ましい脂肪族アミド−含有化合
物は、互いに物理的に適合性である複数の脂肪族アミド
材料を含む。典型的には、相変化インキキャリヤ組成物
の調製に複数の脂肪族アミド−含有化合物が用いられる
場合でも、キャリヤ組成物は実質的に単一の融点転移
(melting point transitio
n)を有する。相変化インキキャリヤ組成物の融点は好
ましくは少なくとも約70℃、より好ましくは少なくと
も約80℃そして最も好ましくは少なくとも約85℃で
ある。
【0034】好ましい場合、相変化インキキャリヤ組成
物はテトラ−アミド及びモノ−アミド化合物、粘着付与
剤、可塑剤ならびに粘度調整剤を含んでなる。この相変
化インキキャリヤ組成物の好ましい組成範囲は以下の通
りである:約10〜50重量パーセントのテトラ−アミ
ド化合物、約30〜80重量パーセントのモノ−アミド
化合物、約0〜25重量パーセントの粘着付与剤、約0
〜25重量パーセントの可塑剤及び約0〜10重量パー
セントの粘度調整剤。
【0035】前に示した通り、相変化インキキャリヤ組
成物から作られる本相変化インキは優れた物理的性質を
示す。さらなる詳細はEP−A 353 979に示さ
れている。
【0036】他の好ましい相変化インキキャリヤ及び相
変化インキは、EP−A−519138、EP−A−6
04 023、EP−A−739 958、US−A−
5592 204、WO−96/015201、US−
A−5 531 819、US−A−5 560 76
5、WO 90/005893、WO−91/0107
11、WO−91/010710及びEP−A−723
999に開示されている。
【0037】本発明のさらに別の実施態様の場合、組成
物は硬化可能な疎水性有機化合物を含んでなることがで
きる。
【0038】本発明の好ましい実施態様においては、硬
化可能な液体組成物、より好ましくは化学線硬化可能な
液体組成物、最も好ましくはUV−硬化可能な液体組成
物が固化可能な有機化合物として用いられる。1つの実
施態様の場合、本発明で用いられるべき硬化可能な組成
物は、通常、少なくとも1つのエチレン性不飽和二重結
合を分子内に有する重合可能な化合物及び重合開始剤を
必須の成分として含有する。本発明に従う重合可能な組
成物においては、線状有機ポリマー、揮発防止剤、界面
活性剤、熱重合開始剤、カップリング剤、色素、粘度調
整剤及び他の添加剤(例えば可塑剤)が、必要ならさら
に加えられる。
【0039】重合可能な化合物は、少なくとも1つのエ
チレン性不飽和二重結合を有することを特徴とする化合
物であり、それは化学線又は熱のようなエネルギーが加
えられることにより活性化される重合開始剤により開始
されるラジカル付加重合により硬化される。これらの化
合物には、モノ−及びポリ−不飽和カルボン酸エステ
ル、例えば、ポリヒドロキシ化合物、例えばエチレング
リコール、テトラエチレングリコール、ネオペンチルグ
リコール、プロピレングリコール、1,2−ブタンジオ
ール、トリメチロールプロパン、ペンタエリトリトール
及びジ−ペンタエリトリトールなどと上記の不飽和カル
ボン酸とのアクリレートエステル、フタル酸などと上記
の不飽和カルボン酸とのジグリシジルエステルが含まれ
る。これらの光重合可能な化合物は本発明に従う光重合
可能な組成物において、20〜99.9重量%、好まし
くは25〜99重量%、より好ましくは30〜98重量
%の量で存在する。
【0040】重合開始剤は、加えられるエネルギー、好
ましくは化学線の影響下でラジカルを生成する化合物で
ある。
【0041】化学線硬化可能な組成物において用いられ
る光重合開始剤は、紫外及び可視波長から光を吸収する
ことによりラジカル種を生成する化合物である。これら
の光重合開始剤は0.1〜50重量%、好ましくは1〜
30重量%、より好ましくは2〜20重量%の量で本発
明に従う光重合可能な組成物中において用いられる。光
重合開始剤の含有率が0.1重量%未満の場合は、画像
部分の硬化が不十分なために印刷部品の印刷耐久性が低
下するかあるいは硬化時間が実行不可能な程に長くなけ
ればならない。含有率が50重量%より高いと、光重合
可能なインキ組成物の保存安定性が低下するであろう。
【0042】本発明のさらに別の実施態様において、組
成物は水性媒体中の疎水性有機粒子のラテックスを含ん
でなることができる。ラテックスは水性媒体中における
ポリマー物質の安定なコロイド状分散系として定義され
る。ポリマー粒子は通常は大体球状であり、典型的なコ
ロイド的寸法のものである:粒子の直径は約20〜10
00nmの範囲である。分散媒は、通常、電解質、界面
活性剤、親水性ポリマー及び開始剤の残留物のような物
質を含有する希水溶液である。ポリマーラテックスは種
々の方法で分類される。起源によると、それはある種の
植物種の細胞中で起こる代謝過程により生まれる天然ラ
テックス;モノマーの乳化重合により作られる合成ラテ
ックス;ならびに分散媒中にポリマーを分散させること
により作られる人工ラテックスとして分類される。
【0043】本ラテックスにおいて用いるための疎水性
ポリマーは好ましくは150℃未満のTg、より好まし
くは120℃未満のTgを有する。
【0044】本発明で用いるための疎水性ポリマーは好
ましくは少なくとも30℃のTg、より好ましくは少な
くとも35℃のTgを有する。
【0045】本ラテックスで用いるための疎水性ポリマ
ー合成ラテックスは通常の乳化剤を含むことができる。
【0046】本発明に従う合成ラテックスで用いるため
の疎水性ポリマーは、例えば、ポリスチレン、ポリアク
リレート、例えばポリメチルメタクリレート及びポリブ
チルアクリレート、アクリル酸ブチルとメタクリル酸メ
チルのコポリマー、アクリル酸ブチルとスチレンのコポ
リマー、ブタジエンのホモポリマー、ブタジエンとメタ
クリル酸メチルのコポリマーである。
【0047】疎水性ポリマー合成ラテックス粒子は好ま
しくは0.01〜1μm、より好ましくは0.01μm
〜0.25μmの粒度を有する。
【0048】ラテックスは1〜60重量%の疎水性ポリ
マー、より好ましくは2〜40重量%の疎水性ポリマ
ー、最も好ましくは5〜20重量%の疎水性ポリマーを
含有することができる。
【0049】本発明のさらに別の実施態様の場合、疎水
化組成物は遷移金属錯体反応性成分、好ましくは有機酸
のクロム錯体を含むことができる。この遷移金属錯体反
応性成分はポリビニルアルコールと反応する。硬膜され
たポリビニルアルコールが用いられる場合でも、反応性
成分と相互作用するのに十分な反応性基が存在する。
【0050】画像形成には以下の段階が必要である。必
要に応じて、版がプリンターを通過する時あるいは版上
を往復するプリントヘッドにより、あらかじめ決められ
たパターンで疎水性組成物の微小点を本発明に従う受像
要素上に噴射する。本発明の1つの実施態様に従うと、
微小点は約30μmの直径を有する。
【0051】すでに印刷シリンダー上にある平版ベース
を用いて画像形成を行うこともできる。
【0052】本発明の印刷版を印刷法においてシームレ
ススリーブ印刷版として用いることもできる。この円筒
状印刷版は、印刷シリンダー上でそれを滑らせることが
できるような直径を有している。スリーブに関するさら
なる詳細は“Grafisch Nieuws” e
d.Keesing,15,1995,page4〜6
に示されている。
【0053】以下の実施例は、そこに本発明を制限する
ことなく本発明を例示するものである。すべての部及び
パーセンテージは、特に規定しなければ重量による。
【0054】
【実施例】実施例1 下塗りされた100μmの厚さのポリエチレンテレフタ
レートフィルムに以下の組成を有する溶液から70μm
の湿潤コーティング厚さまでIR−感受性層をコーティ
ングした: 17.28gの水中のTiO2分散液(平均粒度0.3
〜0.5μm)−25.97% w/w。
【0055】8.44gの水中の加水分解されたテトラ
メチルオルトシリケート−24.86% w/w。
【0056】1gの湿潤剤−5% w/w。
【0057】9.11gの非−イオン性安定化ポリスチ
レンラテックス−12.8% w/w。
【0058】0.20gのIR−色素A。
【0059】33.95の水。
【0060】
【化1】
【0061】この層を67℃及び50%R.H.におい
て12時間硬膜させた。そのようにして画像形成要素が
得られた。
【0062】該版の上にイソプロパノール中の14%の
AlnovolTM(Clariant,Germany
のノボラックの商品名)の溶液をHP690Cを用いて
噴射した。画像形成された版を印刷機AB Dick上
で、インキとしてVan Son Rubberbas
e及び湿し液として2% Tameを用いて印刷した。
最初のコピーからインキ受容性は非常に優れており、濃
度は10番目のコピーから非常に優れており、印刷版の
摩耗は非常に少なかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03F 7/027 G03F 7/027 (72)発明者 ジヨアン・ベルメールシユ ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬膜された親水性結合剤中に分散された
    疎水性熱可塑性ポリマー粒子を含有する層を支持体上に
    含んでなる受像要素上に、疎水性又は疎水化組成物をあ
    らかじめ決められたパターンで分配する段階を含んでな
    る平版印刷版の作製方法。
  2. 【請求項2】 親水性結合剤中に分散された疎水性熱可
    塑性ポリマー粒子を含有する該層が架橋剤を含んでなる
    請求項1に従う平版印刷版の作製方法。
  3. 【請求項3】 親水性結合剤中に分散された疎水性熱可
    塑性ポリマー粒子を含有する該層が光を熱に変換できる
    化合物を含んでなる請求項1又は2に従う平版印刷版の
    作製方法。
  4. 【請求項4】 該疎水性熱可塑性ポリマー粒子がポリス
    チレン、ポリメチルメタクリレート及びそれらのコポリ
    マーから成る群より選ばれる請求項1〜3のいずれかに
    従う平版印刷版の作製方法。
  5. 【請求項5】 該疎水性又は疎水化組成物がホットメル
    ト組成物である請求項1〜4のいずれかに従う平版印刷
    版の作製方法。
  6. 【請求項6】 該疎水性又は疎水化組成物が硬化可能な
    疎水性有機化合物を含んでなる請求項1〜4のいずれか
    に従う平版印刷版の作製方法。
  7. 【請求項7】 該疎水性又は疎水化組成物が水性媒体中
    の疎水性有機粒子のラテックスである請求項1〜4のい
    ずれかに従う平版印刷版の作製方法。
  8. 【請求項8】 該疎水性又は疎水化組成物が遷移金属錯
    体反応性成分を含んでなる請求項1〜4のいずれかに従
    う平版印刷版の作製方法。
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