JP2000042593A - 厨房の排水口ストレーナ用洗浄、消臭剤 - Google Patents

厨房の排水口ストレーナ用洗浄、消臭剤

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JP2000042593A
JP2000042593A JP10211403A JP21140398A JP2000042593A JP 2000042593 A JP2000042593 A JP 2000042593A JP 10211403 A JP10211403 A JP 10211403A JP 21140398 A JP21140398 A JP 21140398A JP 2000042593 A JP2000042593 A JP 2000042593A
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Japan
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strainer
cleaning
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enzymes
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JP10211403A
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English (en)
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Masao Yamamoto
将生 山本
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MONSIEUR KK
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MONSIEUR KK
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  • Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】厨房の排水口ストレーナの洗浄および消臭を容
易かつ確実に行うことができ、しかも有毒ガスが発生す
るようなおそれがなくて安全な洗浄、消臭剤を提供す
る。 【解決手段】澱粉分解酵素、蛋白分解酵素、動植物油脂
分解酵素およびセルロース分解酵素の生産能を有する各
種の微生物のうちの1種類、あるいは複数種類の微生物
を適宜の割合で含有せしめ、また、増粘剤を添加した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は厨房の排水口ストレ
ーナの汚れや悪臭の原因物質たる有機物を微生物によっ
て分解、消化する洗浄、消臭剤に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】家庭用厨房(台所)や業務
用厨房の流し台におけるシンク(流し)や床面の排水口
には、食物残滓を排水管内に流さないようにストレーナ
が着脱可能に取り付けられており、洗い物をする際には
食物残滓をそのままストレーナに溜め、洗い物が終わっ
たら排水口からストレーナを取り外し、ストレーナ内の
食物残滓をまとめてごみ箱に捨てている。
【0003】ストレーナは上部が開口する籠状のものと
してあって、金属網やパンチングメタル、あるいは側面
や底面に多数の小孔をあけた合成樹脂材などよりなり、
いずれも網目や小孔から水分だけを排水管内へ流し出す
ようになっているが、前記網目や小孔に食物残滓が詰ま
ったり、あるいはぬめりやかび等の汚れが付着して水の
流れが悪くなったり、悪臭を放ったりすることがある。
【0004】上述の食物残滓やぬめり、かびはいずれも
有機物であり、これらの有機物を除去するのに、従来か
ら酸やアルカリを主成分とする錠剤や液状の化学洗浄剤
が使用されている。
【0005】前記化学洗浄剤はストレーナに付着した有
機物の表面に接触して化学反応により有機物を融かす
が、一旦有機物を融かして反応を終えた洗浄剤は洗浄作
用がなくなり、また、化学洗浄剤はストレーナに水を流
すとそのまま流れ落ちてしまうので、有機物がストレー
ナに付着したまま残ってしまうことがある。
【0006】また、化学洗浄剤は異種の化学洗浄剤を混
合すると人体に有毒なガスを生じることがあるという危
険性があり、例えば食器等の漂白に使用される塩素系の
漂白剤と化学洗浄剤が混合すると、化学反応により塩素
ガスが発生するというようなケースがある。
【0007】さらに、厨房の排水を例えば曝気式の浄化
槽に流している場合には、浄化槽内に棲息して有機物を
分解する微生物が化学洗浄剤の酸やアルカリにより死滅
してしまい、浄化槽の機能を損なうこともある。
【0008】また、洗浄剤が錠剤の場合は錠剤そのもの
をストレーナに入れて使用するが、食物残滓をごみ箱へ
捨てる際に錠剤も一緒に捨ててしまうこともある。
【0009】
【本発明の目的】本発明の目的とするところは厨房の排
水口ストレーナの洗浄および消臭を容易かつ確実に行う
ことができ、しかも有毒ガスが発生するようなおそれが
なくて安全な洗浄、消臭剤を提供することにある。
【0010】
【本発明の構成】上記目的を達成するために、本発明に
係る厨房の排水口ストレーナ用洗浄、消臭剤は、澱粉分
解酵素、蛋白分解酵素、動植物油脂分解酵素およびセル
ロース分解酵素の生産能を有する各種の微生物のうちの
1種類、あるいは複数種類の微生物を適宜の割合で含有
するものとしてあり、また、増粘剤を添加したものとし
てある。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る洗浄、消臭剤の実施例を
添付図面に基づいて詳細に説明する。本発明の洗浄、消
臭剤は、家庭用および業務用厨房の流し台や床面の排水
口のストレーナに付着する汚れや悪臭の原因物質たる澱
粉、蛋白、動植物油脂、セルロース等の有機物を微生物
によって分解するものとしてあり、前記微生物には例え
ば澱粉分解酵素たるアミラーゼと蛋白分解酵素たるプロ
テアーゼの生産能を有するバチルス・サブティリス(Bac
illus subtilis) と、動植物油脂分解酵素たるリパーゼ
の生産能を有するバチルス・リッケニフォーミス(Bacil
lus licheniformis)と、セルロース分解酵素たるプロト
ペクチアーゼやセルラーゼの生産能を有するバチルス・
ポリミア(Bacillus polymxa)を適宜の割合で使用する。
【0012】上述した微生物は有胞子菌であり、胞子状
態では特に熱や薬品に対する耐性に優れていて保存に好
適であり、また、食品に付着したり、あるいは人体の口
に直接入っても無害であることも証明されている。
【0013】微生物はそのまま使用するのではなく、上
述した微生物を、水に増粘剤、界面活性剤、防腐剤、安
定剤を添加した混合液に入れてあって、洗浄、消臭剤中
の微生物の存在率は1ミリリットル当たり1×104
至1×108 個の範囲内となるようにしてある。
【0014】増粘剤は洗浄、消臭剤に適度な粘性を与え
てストレーナの表面、特に内周側面に洗浄、消臭剤を付
着させるとともに、洗浄、消臭剤中における微生物の増
殖を抑えて洗浄、消臭剤の組成を安定させるためのもの
で、例えばジプロピレングリコールを使用する。
【0015】また、界面活性剤は有機物の表面に微生物
が接触し易いようにするためのものとしてあり、微生物
の活動及び繁殖に影響の少ない非イオン系のものが望ま
しく、例えばエトキシレート・アルキルフェノールを使
用し、防腐剤は所要の微生物以外の微生物の繁殖を防止
するためのもので、例えば1,2-ベンチゾチアゾリン-3-1
を使用する。
【0016】また、安定剤は増粘剤と同様に洗浄剤中に
おける微生物の増殖を抑えて洗浄、消臭剤の組成を安定
させるためのもので、例えばエチレンジアミン4酢酸4
ナトリウムや水酸化ナトリウムを使用する。さらに、着
色のための乳白剤及び顔料、あるいは香料を適宜添加す
ることもできる。
【0017】洗浄、消臭剤の組成は例えば増粘剤たるジ
プロピレングリコールが1%以下、界面活性剤たるエト
キシレート・アルキルフェノールが3〜5%、防腐剤た
る1,2-ベンチゾチアゾリン-3-1が0.05%、安定剤た
るエチレンジアミン4酢酸4ナトリウムが0.05%、
同じく安定剤たる水酸化ナトリウムが1%以下、乳白剤
が0.05%とし、その残余を水としてあり、これらの
混合液1ミリリットル中に総数が1×106 個程度とな
るように微生物を入れてある。
【0018】次ぎに、上述のように構成した本発明の洗
浄、消臭剤を家庭用厨房(台所)の流し台におけるシン
ク(流し)用排水口ストレーナの洗浄、消臭に使用する
場合の作用を使用手順に沿って説明する。ストレーナ1
を流し台におけるシンク(流し)2の排水口カップ2a
に取り付けた状態で、ストレーナの縁部3まわりを囲む
ように洗浄、消臭剤をまわしかけ、ストレーナの網部1
a内周側面を伝わるように流下させる。
【0019】この際、洗浄、消臭剤は増粘剤を含有して
いるので、ストレーナの内周側面にも充分付着して流れ
落ちてしまうようなことがない。なお、洗浄、消臭剤の
1回当たりの使用量は、厨房用流しの排水口ストレーナ
(内径10cm、高さ10cm程度のもの)の場合、3
0ミリリットル程度が好適である。
【0020】2〜3分放置した後、ストレーナ1の縁部
3まわりから約200mlの水を流し、洗浄、消臭剤を
ストレーナ全体に行き渡らせる。このように水を流すと
ストレーナの網目や小孔にも洗浄、消臭剤が充分に行き
渡る。
【0021】ストレーナに付着した洗浄、消臭剤はスト
レーナに付着している食物残滓やぬめりの原因物質たる
有機物4に付着し、酵素を分泌して有機物を無機物たる
水、二酸化炭素およびアンモニアにまで分解、消化する
とともに有機物から栄養を摂取してエネルギー源とし、
活発に増殖する。
【0022】より詳しくはバチルス・サブティリス(Bac
illus subtilis) が澱粉分解酵素たるアミラーゼと蛋白
分解酵素たるプロテアーゼを分泌して澱粉および蛋白を
分解し、バチルス・リッケニフォーミス(Bacillus lich
eniformis)が動植物油脂分解酵素たるリパーゼを分泌し
て動植物油脂を分解し、さらにバチルス・ポリミア(Bac
illus polymxa)がセルロース分解酵素たるプロトペクチ
アーゼやセルラーゼを分泌してセルロースを分解する。
また、有機物が分解、消化されることにより有機物に起
因する悪臭も除去される。
【0023】なお、排水管5内に流れ落ちた洗浄、消臭
剤中の微生物は排水管内に付着している有機物をも分
解、消化し、特に有機物の溜り易いU字トラップ部5a
内の有機物も分解、消化するので、U字トラップ部5a
から立ち上がる悪臭も抑えることができる。
【0024】本実施例に使用する微生物は有機物に電気
的に結合して付着する。具体的には微生物が負(−)側
に帯電しており、また有機物が正(+)側に帯電してい
て微生物と有機物が電気的に結合するので、微生物は一
旦有機物に付着すると流水中であっても有機物から離脱
することは殆どなく、有機物がストレーナ内に残ってい
る限り、微生物も有機物に付着したままストレーナに残
り、有機物がなくなるまで有機物を確実に分解、消化す
る。
【0025】なお、上述した実施例では微生物としてバ
チルス・サブティリス(Bacillus subtilis) 、バチルス
・リッケニフォーミス(Bacillus licheniformis)、バチ
ルス・ポリミア(Bacillus polymxa)を使用しているが、
これらの微生物のうちの数種のみを使用したり、同じ酵
素を分泌する他の微生物に代えて使用することもできる
し、他の酵素を分泌する他種の微生物を加えて使用する
こともできる。
【0026】
【発明の作用、効果】本発明の洗浄、消臭剤は増粘剤を
添加してあるので、ストレーナの垂直な内周側面にも付
着しやすく、洗浄、消臭剤中の微生物はストレーナに付
着している汚れの原因物質たる有機物に接触する。
【0027】有機物に接触した微生物は有機物を分解す
る酵素を分泌して無機物にまで分解、消化するとともに
この有機物をエネルギー源として活発に活動、繁殖し、
ストレーナの表面から有機物がなくなるまで確実かつ長
期間に亘って洗浄、消臭が行われる。
【0028】また、本発明の洗浄、消臭剤は酸やアルカ
リ等の化学薬品を主成分とするものではないので、例え
ば塩素系漂白剤等の他の洗浄剤と混じっても人体に有毒
なガスを生じるようなおそれもなく、簡単かつ安全に使
用することができ、また、化学薬品を主成分とする従来
の洗浄剤のように浄化槽の機能を損なうようなおそれが
殆どないという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】シンクの排水口に取り付けられたストレーナの
一部破断正面図。
【符号の説明】
1 ストレーナ 2 流し台のシンク 2a シンクの排水口カップ 3 ストレーナの縁部 4 汚れ、悪臭の原因物質たる有機物 5 排水管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】澱粉分解酵素、蛋白分解酵素、動植物油脂
    分解酵素およびセルロース分解酵素の生産能を有する各
    種の微生物のうちの1種類、あるいは複数種類の微生物
    を適宜の割合で含有する厨房の排水口ストレーナ用洗
    浄、消臭剤。
  2. 【請求項2】澱粉分解酵素、蛋白分解酵素、動植物油脂
    分解酵素およびセルロース分解酵素の生産能を有する各
    種の微生物のうちの1種類、あるいは複数種類の微生物
    を適宜の割合で含有し、かつ増粘剤を添加してなる厨房
    の排水口ストレーナ用洗浄、消臭剤。
JP10211403A 1998-07-27 1998-07-27 厨房の排水口ストレーナ用洗浄、消臭剤 Pending JP2000042593A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017110174A (ja) * 2015-12-15 2017-06-22 サラヤ株式会社 洗浄殺菌剤組成物

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