JP2000042265A - ステンレス鋼製カミソリ刃用材の製造方法 - Google Patents

ステンレス鋼製カミソリ刃用材の製造方法

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JP2000042265A
JP2000042265A JP10218015A JP21801598A JP2000042265A JP 2000042265 A JP2000042265 A JP 2000042265A JP 10218015 A JP10218015 A JP 10218015A JP 21801598 A JP21801598 A JP 21801598A JP 2000042265 A JP2000042265 A JP 2000042265A
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razor blade
steel
soaking
hot
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Seiichi Yarimizu
誠一 鑓水
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Daido Steel Co Ltd
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Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステンレス鋼製カミソリ刃用材、すなわちス
テンレス鋼製カミソリ刃用冷延コイルを安価に製造する
方法を提供すること。 【解決手段】 カミソリ刃用ステンレス鋼を溶解後連続
鋳造し、得られた鋼片を熱間圧延後加工率90%以上の
冷間圧延をすること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステンレス鋼製カ
ミソリ刃用材の製造方法、詳細には鋼片を連続鋳造で製
造するステンレス鋼製カミソリ刃用材の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ステンレス鋼製カミソリ刃用素
材、すなわちステンレス鋼製カミソリ刃用熱延コイル
は、主成分がC:0.60〜0.80%、Cr:12.50〜13.70 %か
らなるステンレス鋼を溶解→造塊→分塊鍛造→鋼片焼鈍
→鋼片整備→熱間圧延の工程によって製造されている
が、鋼塊の炭化物が大きくなるため、熱延コイルの炭化
物を十分微細化することができなかった(当然カミソリ
刃の炭化物も大きくなり、刃欠けの原因となっていた)
ので、炭化物を微細化するため、造塊後エレクトロスラ
グ再溶解(ESR)又はソーキングを行っていた。
【0003】しかし、ESRをすると溶解・鋳造を2回
行うことになるのでコストが高くなり、またソーキング
は、ダブルソーキングが必要で鋼塊を約1300℃に2
0時間以上保持する熱処理を必要により繰り返して行う
ため、コストが高くなっていた。なお、ステンレス鋼製
カミソリ刃用素材は、その後球状化焼鈍→粗冷延→雰囲
気焼鈍(各4回)→厚さ0.1mmに仕上冷延してカミ
ソリ刃用材となり、その後幅スリット→焼入れ→カミソ
リ刃形成→刃先コーテングなどの工程を経てカミソリ刃
となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ステンレス
鋼製カミソリ刃用材を安価に製造する方法を提供するこ
とを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明者は、ステンレス鋼製カミソリ刃用材につい
て、ESR又はソーキングを行うことなく炭化物を小さ
くする方法について種々研究していたところ、連続鋳造
すると炭化物が小さくなり、その炭化物も冷間圧延すれ
ば分断されて更に小さくなるので、そのままカミソリ刃
に用いても問題になることがないとの知見を得て本発明
をなしたものである。
【0006】すなわち、上記課題を解決するため、本発
明のステンレス鋼製カミソリ刃用材の製造方法において
は、ステンレス鋼を溶解後連続鋳造し、得られた鋼片を
必要に応じてソーキング、焼鈍または鋼片整備し、その
後熱間圧延し、さらに必要に応じて球状化焼鈍をした
後、加工率90%以上の冷間圧延をすることである。
【0007】次に、本発明を詳細に説明する。本発明の
ステンレス鋼製カミソリ刃用材の製造方法に用いること
ができるステンレス鋼は、C:0.60〜0.80%、Si:1.00
%以下、Mn:1.0%以下、P:0.030 %以下、S:0.020
%以下、Cr:12.00〜14.00 %を含み、更に必要に応じて
Mo、V、Nなどを含み、残部実質的にFeからなるも
のなどであるが、Mo又はVを加えたものは高価になる
ので余り好ましくない。さらに、本発明の製造方法にお
いて行う連続鋳造は、この種の鋼を連続鋳造する場合に
用いる普通の装置及び方法によって行うことができる。
【0008】また、本発明の熱間圧延は、鋼塊からステ
ンレス鋼製カミソリ刃用素材を製造するために通常行っ
ている熱間圧延と同様のもので、その好ましい条件は、
例えば115 0〜1250℃で2時間以上加熱した後4
mm以下まで圧延することである。また、本発明の冷間
圧延は、一次炭化物を分断して微細化する目的で行うも
ので、90%以上の加工率で行う必要がある。また、必
要に応じて行うソーキングは、更に炭化物の微細化が要
求される場合に行うもので、その方法は、従来鋼塊に対
して行っているソーキングと同じでよく、例えば、13
00℃×20時間を1回以上行うことである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について説
明する。 実施例 下記表1の供試材1の欄に記載した成分組成のステンレ
ス鋼を15t電気炉で溶解した後連続鋳造して150×
300mmの鋼片を製造した。この鋼片の幅方向におけ
るC含有量の推移を図1にCC材として示す。また比較
例1として供試材2の組成の1.3t鋼塊および2.5
t鋼塊を製造し、この鋼塊を1290℃×20時間のソ
ーキングを2回行ったもののC含有量の推移を示す。
【0010】
【表1】
【0011】その後上記鋼片を焼鈍し、表面の傷取りを
した後、1220℃に加熱した後熱間圧延して厚さ3.
5mm×幅310mmのステンレス鋼製カミソリ刃用熱
延コイルを製造した。その後この熱延コイルを780℃
で8時間の球状化焼鈍を行った。その後この熱延コイル
を粗冷延→雰囲気焼鈍(各4回)→厚さ0.1mm(こ
の間の加工率は91%である。)に仕上冷延してステン
レス鋼製カミソリ刃用冷延コイルを製造した。この冷延
コイルの炭化物の大きさ、個数、面積率などを下記表2
に示す。
【0012】比較例2として供試材1の組成の1.3t
鋼塊を2回ソーキングした後、熱間圧延し、その後球状
化焼鈍したステンレス鋼製カミソリ刃用熱延コイルを実
施例と同様の工程で厚さ0.1mmに仕上冷延してステ
ンレス鋼製カミソリ刃用冷延コイルを製造した。この冷
延コイルの炭化物の大きさ、個数、面積率などを下記表
2に示す。さらに、比較例3として供試材1の組成の
1.3t鋼塊をソーキングしないで熱間圧延し、以後比
較例2と同様にして厚さ0.1mmに仕上冷延したステ
ンレス鋼製カミソリ刃用冷延コイルを製造した。その冷
延コイルの炭化物の大きさ、個数、面積率などを下記表
2に示す。また、比較例4〜6として市販のカミソリ刃
(成分組成は求めていないが、本発明と同様なものと推
定される。)の炭化物の大きさ、個数、面積率などを下
記表2に示す。
【0013】
【表2】
【0014】これらの結果より、本発明材は炭化物の最
大値、最小値、平均値およびσとも鋼塊をソーキングし
たものおよび市販のカミソリ用材と同等であり、また表
面のすぐ下の層のC量が鋼塊を2回ソーキングした比較
例1のものより多いので、カミソリ刃として問題なく使
用できることが確認された。
【0015】
【発明の効果】本発明は、上記構成にしたことにより、
従来のカミソリ刃と同等のカミソリ刃を製造することが
できるステンレス鋼製カミソリ刃用材を製造するための
ステンレス鋼製カミソリ刃用熱延コイルを従来のコスト
の60%で製造することができるという優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる連続鋳造材である鋼片及び鋼塊
から製造した鋼片の幅方向におけるC値の推移を示すグ
ラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カミソリ刃用ステンレス鋼を溶解後連続
    鋳造し、得られた鋼片を熱間圧延後加工率90%以上の
    冷間圧延をすることを特徴とするステンレス鋼製カミソ
    リ刃用材の製造方法。
JP10218015A 1998-07-31 1998-07-31 ステンレス鋼製カミソリ刃用材の製造方法 Pending JP2000042265A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011527929A (ja) * 2008-07-16 2011-11-10 ザ ジレット カンパニー カミソリの刃

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011527929A (ja) * 2008-07-16 2011-11-10 ザ ジレット カンパニー カミソリの刃

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