JP2000041669A - 押出発泡体 - Google Patents
押出発泡体Info
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- JP2000041669A JP2000041669A JP10246466A JP24646698A JP2000041669A JP 2000041669 A JP2000041669 A JP 2000041669A JP 10246466 A JP10246466 A JP 10246466A JP 24646698 A JP24646698 A JP 24646698A JP 2000041669 A JP2000041669 A JP 2000041669A
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- foam
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- Pending
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Landscapes
- Immobilizing And Processing Of Enzymes And Microorganisms (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Molding Of Porous Articles (AREA)
Abstract
形成され、生物的水処理に用いられる微生物固定化担体
について、大きな筒体外径による利点を活かしつつ、小
径の場合と同様な大きな表面積と破損し難さをかね備え
た押出成形体を提供すること。 【構成】 筒状の発泡押出体1には、その断面中心付
近から外壁2の方向に放射状にのびる複数個の隔壁3
a、3b、3cが設けられ、押出発泡体1の各部、すな
わち、外壁及び隔壁は、いずれもその表面が粗面であっ
て、かつ内部には連続気泡又は貫通気泡が形成されてい
る。
Description
おける流動床用微生物固定化担体として好適に利用でき
る押出発泡体に関する。
散水濾床法あるいは消化法などの生物的処理が用いられ
ており、また、上水道の水処理においても、昨今水源の
汚染が著しく進行し、もはや凝集、沈殿、砂濾過では対
応しきれなくなり、好気的生物処理法によって、有機物
質、アンモニア、藻類、臭気、鉄、マンガンなどを除去
することが要求されている。
おける流動床用微生物固定化担体として、発泡性合成樹
脂の押出成形によって製造された筒状体を用いること
は、すでに知られており、例えば、特公昭59−283
91号には、外径が1.5〜15mm、肉厚が0.05
〜1.0mmの筒状粒子を用いることが記載されてい
る。
9「押出発泡体の製造方法」において、ポリオレフィン
系樹脂と無機充填材との配合物に、ジニトロソペンタメ
チレンテトラミンからなる低温分解型発泡剤、アゾジカ
ルボンアミドからなる高温分解型発泡剤が、尿素からな
る助剤等が添加された樹脂組成物を準備し、前記樹脂組
成物を、押出発泡成形により熱成形して、連続気泡又は
貫通気泡(以下「連続気泡等」という)を有する押出発
泡体を得ることを特徴とした、押出発泡体の製造方法を
提案している。
量の連続気泡等を有している為、流動床用微生物固定化
担体として使用した場合、連続気泡等内に水が浸透する
ことにより、水との馴染み性に優れ、良好な流動性を得
ることが出来るものである。
等を有する押出発泡体によって筒状体を形成した場合、
その肉厚が厚すぎると連続気泡等が多量に形成できず、
汚水処理に際しての良好な流動性を得ることが困難にな
るので、連続気泡等を多くするためには、薄肉とするこ
とが好ましい。また、製造コスト面からも、薄肉にして
材料の節約を計り、安価な製品の提供が望まれる。
で、製造における切断行程で、カッターによって押し切
る際に製品が潰れ易く、また、梱包後の在庫および製品
輸送時にも、圧縮されて潰れ易いという問題があった。
また、一般に、外径を大きくすると比表面積が減少し、
水処理効率の低下の問題があるとされ、特に、外径が1
5mmを超えると問題があるとされていた。一方、流動
床用微生物固定化担体は、外径が小さい程、比表面積が
大きくなり好ましいが、小さ過ぎると、付着微生物など
により互いに凝着したり、金網が目づまりし易いという
不都合を生じる。
分離性の問題をなくし、水との馴染み性に優れて良好な
流動性(沈降性)を有するとともに、外径が大であって
も比表面積が大きく、しかも、安価で耐久性に優れた、
流動床用微生物固定化担体として使用することのできる
押出発泡体の提供を目的とする。
体の押出発泡体の内部に、断面中心付近から周囲に向か
って数個の隔壁が設けられ、また筒状体の各部(すなわ
ち外壁及び隔壁を含む各部分)は、いずれも表面が粗面
であって、かつその内部には、少なくとも一方の表面に
通じる連続気泡が形成されている。また、本発明の一態
様においては、筒状体の外径は6〜30mm、外径に対
する長さの比は0.5〜2であり、外壁及び隔壁の肉厚
は0.1mm以上2mm以下とされる。
発泡体の形状の一例が示されている。図1の斜視図から
分かるように、この押出発泡体1は円筒状の外壁2を有
し、その中心から外壁に向かってのびる3個の隔壁3
a、3b及び3cを有する。中心から外壁に向う隔壁の
数を、例えば、4個、6個等に増加してもよいことは勿
論である。
m、好ましくは、10mm以上、20mm以下に設定す
るのがよい。すなわち外径が小さすぎるものは、押出成
形により本発明特有の気泡構造を形成することが困難で
あるほか、嵩比重がやや重い物になってしまう。また、
逆に大きすぎるものは、水との抵抗が大きくなり流動
性、もしくは沈降性の点で不具合が生じるおそれがあ
る。さらに、隔壁の枚数は外形の小さい場合は3〜4
枚、大きい場合は4〜6枚に設定するのがよい。隔壁を
設けることによって、外形が大きくなっても表面積の減
少を防ぎ、また成形段階、輸送段階での潰れを防ぐこと
ができる。
さに、好ましくは、5%以上、30%以下に設定するの
がよい。すなわち肉厚が厚過ぎるものは、連続気泡等を
多量に形成できず、良好な流動性を得ることが困難にな
る恐れがある他、コストアップという点から、肉厚は1
mm以下、隔壁の厚さは外壁の肉厚の50〜100%が
好ましい。
〜200%、好ましくは100%以上、200%以下に
設定するのが良い。すなわち、長すぎる場合には水との
抵抗が大きくなり、良好な流動性もしくは沈降性を得る
ことができないおそれがあり、また短くカットしようと
すると、成形体に割れなどが生じて、良好な成形品が得
られないおそれがある。
リプロピレン等のポリオレフィン系樹脂と無機充填材と
の配合物(主成分)に、化学発泡剤を0.2〜1.0重
量%添加して押出機の分割パイプダイより発泡押出し、
ついでその押出発泡体を冷却水槽装置内のサイジングに
より冷却、サイジングし、それをペレタイザーで切断し
て製造する。
インナーダイの先端を放射状に分割して、分割部それぞ
れに空気取り入れ穴を設け、隔壁で仕切られた空間ごと
に、内圧を掛けられるようにしてある。サイジングは、
従来の多板式サイジング方式で、押出機から押し出され
た押出発泡体を冷却水槽装置内に並べた複数のサイジン
グプレートを連続して通して、冷却、サイジングする。
の中でも特に、ポリプロピレン樹脂を使用するのが好ま
しい。得られた発砲体は、周囲が完全に気泡壁に囲まれ
た独立気泡と、少なくとも一部が発泡体の表面に通じる
貫通気泡と、発砲体の内表面及び外表面の一方のみに通
じる半貫通気泡等を有している。
馴染みを目的とすることから、安価で、化学的に安定な
物を使用するのがよい。具体的には、炭酸カルシウム、
硫酸バリウム、ゼオライト、酸化チタン、水酸化アルミ
ニウム等からなるものを使用することができ、2種類以
上ものを併用しても良い。
系樹脂と無機充填材を配合した配合物の溶融後の密度
(材料比重)は、0.9〜1.8g/cm3に調整する
のがよい。すなわち、材料密度が低すぎる場合では、浮
遊してしまうため、良好な流動性が得られない。逆に、
高すぎる場合では、均一に流動させるために強い旋回流
を与える必要がある他、旋回流停止時には処理槽の底部
に沈降するため、回収が困難になるおそれがある。
フィン系樹脂に対し、5〜50重量%、好ましくは8重
量%以上20重量%以下に設定するのが良い。この範囲
をはずれると、水に近似した見掛け密度を得ることが困
難になり、担体として使用した場合、良好な流動性を得
ることが困難になるおそれがある。
て、炭カル、タルク、ゼオライト等の無機質材料を加え
て発泡成形し、表面に適度な空孔を有し、筒状でかつ筒
の内部に壁を設けて表面積を大きくした水処理用発泡プ
ラスチック充填材である。この押出発泡体を、前記のよ
うな上下水の水処理工程の曝気槽に、その容積の20〜
30%充填して回転流動させることにより、担体表面に
付着成長した硝化細菌などの微生物によって、水中の窒
素化合物を効率よく窒素ガスに変換させることができ
る。
を形成することによって、水となじみ性に優れて良好な
流動性(沈降性)を有している筒状押出発泡体の内部
に、断面中心付近から放射状に複数個の隔壁を設けるこ
とにより、外径を大きくしても、製造および輸送上での
潰れの問題がなく、流動床での凝集、固液分離性の問題
をなくすことができる。また、薄肉にできることによっ
て連続気泡等を多く形成することができ、隔壁の表面も
含めて比表面積を多くすることができる。しかも、大口
径、薄肉にすることによって材料の節約にもなり、安価
な流動床用微生物固定化担体を提供することができる。
るものであるため、耐摩耗性に優れ、十分な耐久性を得
られることができ、更にポリ塩化ビニル系樹脂のもの等
と比べて、廃棄処理を支障なく容易に行えて、廃棄処理
時に周辺環境への悪影響も少なくすることができる。
Claims (2)
- 【請求項1】ポリオレフィン系樹脂を主成分として押出
発泡成形された筒状成形体であって、筒状成形体の内部
には、断面中心付近から外壁に向かって放射状にのびる
複数個の隔壁が設けられ、筒状成形体の各部は、表面が
粗面であって、かつ内部には連続気泡を有する、押出発
泡体。 - 【請求項2】外径が6〜30mm、外径に対する長さの
比が0.5〜2、外壁および隔壁の肉厚が2mm以下で
あり、請求項1記載の押出発泡体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10246466A JP2000041669A (ja) | 1998-07-29 | 1998-07-29 | 押出発泡体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10246466A JP2000041669A (ja) | 1998-07-29 | 1998-07-29 | 押出発泡体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000041669A true JP2000041669A (ja) | 2000-02-15 |
Family
ID=17148842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10246466A Pending JP2000041669A (ja) | 1998-07-29 | 1998-07-29 | 押出発泡体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000041669A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002012689A (ja) * | 2000-06-30 | 2002-01-15 | Nagano Novafoam Ltd | 発泡成形体およびその製造方法 |
-
1998
- 1998-07-29 JP JP10246466A patent/JP2000041669A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002012689A (ja) * | 2000-06-30 | 2002-01-15 | Nagano Novafoam Ltd | 発泡成形体およびその製造方法 |
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