JP2000040330A - ディスクカートリッジおよびこれを使用するディスク装置 - Google Patents

ディスクカートリッジおよびこれを使用するディスク装置

Info

Publication number
JP2000040330A
JP2000040330A JP11213152A JP21315299A JP2000040330A JP 2000040330 A JP2000040330 A JP 2000040330A JP 11213152 A JP11213152 A JP 11213152A JP 21315299 A JP21315299 A JP 21315299A JP 2000040330 A JP2000040330 A JP 2000040330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shutter
disk cartridge
disk
cartridge
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11213152A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomomi Okamoto
知巳 岡本
Kyuichiro Nagai
究一郎 長井
Hiroaki Ono
裕明 小野
Atsushi Inoue
淳 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP11213152A priority Critical patent/JP2000040330A/ja
Publication of JP2000040330A publication Critical patent/JP2000040330A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】両面対応ディスクカートリッジにおいて、レバ
ー式開口機構を搭載すると当然ながら開口用レバー、開
口用レバーを初期位置に付勢する付勢手段が必要にな
り、またそれらを配置する空間がディスク装置内に必要
になる。これらシャッタ開口機構部品を使うことなく簡
単な構成で同様の効果を挙げることが出来るディスクカ
ートリッジおよびディスク装置を提供する。 【解決手段】シャッタの移動可能方向と平行なディスク
カートリッジの幅をW、幅方向と直角なディスクカート
リッジの奥行をL、幅方向と奥行方向に直角なディスク
カートリッジの厚さをTとしたとき、幅Wと奥行Lの関
係を、L<Wとする。 また、ディスクカートリッジの
幅方向と平行な辺と厚さ方向と平行な辺で構成された平
面のうち、シャッタがディスクカートリッジの表面と裏
面にわたって配置されたときにシャッタが跨ぐ平面に、
シャッタの移動可能方向と平行な溝部を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスク、光磁気
ディスク等のディスク状の記録媒体を内包するディスク
カートリッジに関するものである。
【従来の技術】従来、ディスク状の記録媒体には光ディ
スク等のディスクが用いられている。これらのディスク
は記録面に手の油脂やゴミ等が付着することを防ぐため
にディスクカートリッジに内包されて使用されることが
多い。ところで記録媒体の記録および/あるいは再生可
能な領域を表面と裏面の2面に設けると、片面のみの記
録媒体に比べ記録容量を大きくする事が出来る。しか
し、記録媒体の2面化に対応するためにはディスクカー
トリッジを裏返してディスク装置に挿入する必要があ
り、ディスクカートリッジはそれに対応した形状にする
必要がある。2面使用可能な記録媒体を用い、かつディ
スクカートリッジに内包された製品例としてはDVD−
RAMが挙げられる。DVD−RAM用ディスクカート
リッジではディスク装置のシャッタ開口機構を簡単にす
るため、シャッタは開口部を中心に2方向に移動可能と
し、どちらに移動させても開口部を露出できる構造にな
っている。シャッタが1方向にのみ移動する構造の場
合、ディスクカートリッジを裏返して使用するとシャッ
タの移動方向も反対になるためシャッタ開口機構が複雑
になる。しかし2方向にシャッタが移動できる場合、デ
ィスクカートリッジを裏返してもシャッタ開口機構はシ
ャッタを同一方向に移動できれば良く、シャッタ開口機
構は従来の片面用ディスクカートリッジの機構と同様で
良い。シャッタの開口機構としては例えば特許番号26
44716号公報に示されるようにばねで付勢されたシ
ャッタ開口用のレバーが装置内に搭載されディスクカー
トリッジの挿入に伴ってレバーがシャッタの一部に当接
しながら回動し、シャッタを移動する方法がある。
【発明が解決しようとする課題】上記従来例のディスク
カートリッジは、シャッタの移動可能方向と平行な辺の
幅をW、幅方向と直角な奥行をL、幅方向と奥行方向に
直角なディスクカートリッジの厚さをTとしたとき、幅
Wと厚さTにより構成される平面でかつシャッタが表
面、裏面を跨ぐ平面をディスク装置のカートリッジ挿入
口向けながらディスク装置に挿入する。ディスク装置の
内部はディスクカートリッジが前記方向に挿入されるこ
とを前提に構成されているため、これ以外の方向から挿
入されることを防ぐ誤挿入防止手段をディスクカートリ
ッジおよびディスク装置に設ける必要がある。前記の従
来例のディスクカートリッジとディスク装置ではディス
クカートリッジの大きさをW<Lとし、かつディスクカ
ートリッジの側面のうちシャッタが跨ぐ平面と隣接する
側面に溝を設け、ディスク装置内部にはこの溝部に対応
した位置に突起を設けている。W<Lとすることで、デ
ィスクカートリッジを90°回転して挿入させようとし
てもカートリッジ挿入口の幅はほぼW程度であるため、
挿入は出来ない。また、180°回転してディスクカー
トリッジを挿入する場合、溝部の位置が変わりディスク
カートリッジの溝部以外の部分がディスク装置内の突起
と接触し、挿入を防止することが出来る。しかし、前記
の構成において、レバー式開口機構を搭載すると当然な
がら開口用レバー、開口用レバーを初期位置に付勢する
付勢手段が必要になり、またそれらを配置する空間がデ
ィスク装置内に必要であった。
【課題を解決するための手段】シャッタの移動可能方向
と平行なディスクカートリッジの幅をW、幅方向と直角
なディスクカートリッジの奥行をL、幅方向と奥行方向
に直角なディスクカートリッジの厚さをTとしたとき、
幅Wと奥行Lの関係を、L<Wとする。また、ディスク
カートリッジの幅方向と平行な辺と厚さ方向と平行な辺
で構成された平面のうち、シャッタがディスクカートリ
ッジの表面と裏面にわたって配置されたときにシャッタ
が跨ぐ平面に、シャッタの移動可能方向と平行な溝部を
設ける。また、ディスクカートリッジをディスク装置に
挿入する場合、ディスクカートリッジの奥行方向と平行
な辺と厚さ方向と平行な辺で構成された平面から挿入可
能な挿入口を設け、ディスクカートリッジの奥行方向L
に対応する挿入口の長さL’をL<L’<Wとする。ま
た、ディスクカートリッジの一方の面から他方の面に裏
返して使用する場合、ディスクカートリッジの幅方向と
平行な辺と厚さ方向と平行な辺で構成された平面のう
ち、シャッタが跨ぐ平面をディスク装置に対して常に同
一方向に向くように裏返してディスク装置に挿入する。
本発明は従来例に示したシャッタ開口機構部品を使うこ
となく簡単な構成で同様の効果を挙げることが出来るデ
ィスクカートリッジおよびディスク装置を提供すること
が出来る。
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図1〜図
12により説明する。図1に本発明の1実施例のディス
クカートリッジの外観を示す。ディスクカートリッジ1
は表裏の両面に記録および/あるいは再生可能なディス
クを内包しており、ディスクカートリッジ1はこれを使
用するディスク装置に表裏を裏返して使用できるよう
に、表裏がほぼ同じ形状になっている。ディスクカート
リッジ1は幅をW、奥行をL、厚さをTとすると幅Wと
奥行Lの関係がL<Wとなっている。また、ディスクカ
ートリッジ1には内包するディスクが外部に露出するの
を保護するシャッタ2が配置されている。シャッタ2は
図1に示すように通常ディスクカートリッジ1の中心に
あり、この位置から幅W方向と平行な方向に左右に移動
可能な構造になっている。またシャッタ2はディスクカ
ートリッジ1のケース部より一部分が飛び出した形状に
なっており、飛び出した部分がシャッタ開口機構との当
接部4a、4bとなる。また、ディスクカートリッジ1
には位置決め穴3a、3bが設けられている。これはデ
ィスクカートリッジ1をディスク装置で使用するときの
位置決めの基準に使用する。また、この他に側面保持部
14a、後部保持部15a、15bなどが設けられてい
る。これらは例えば複数枚のディスクカートリッジを自
動で交換するオートローダ等で本ディスクカートリッジ
1を使用する際のディスクカートリッジの保持に使用す
る。また、これらの保持部は後述するようにディスク装
置への挿入方向の自由度を増すことを可能とする。この
ため、これらの用途がない場合は設けなくても良い。な
お、ディスクカートリッジ1の左上のAの記号はディス
クカートリッジ1の表裏の判別のために記してある。裏
面には同じ位置にBの記号を記す。図2は本発明の1実
施例で前記実施例と外部形状が異なるものを示す。図1
の実施例においてシャッタ2のシャッタ開口機構当接部
4a、4bはディスクカートリッジ1のケース部より飛
び出した形状になっているが、図2の実施例ではシャッ
タ2はほぼケース部と同じ位置に配置されている。ま
た、シャッタ2がディスクカートリッジ1の表面と裏面
を跨ぐ面にシャッタ溝5a、5bを配置している。図2
の場合、シャッタ開口機構当接部4a、4bはシャッタ
溝5a、5b内に配置されている。このようにシャッタ
2を配置すると、ディスクカートリッジ1の外観がほぼ
方形となり、凸凹部を減らすことが出来る。なお、図1
および図2のディスクカートリッジの相違点はシャッタ
の配置と、シャッタ溝5a、5bの有無であり、その他
の構造は共通であるのでこれ以外の構造部の説明は、図
2のディスクカートリッジの形状を用いて行う。図3は
本発明のディスクカートリッジ1に配置されたシャッタ
2を移動した様子を示す。図2で示したシャッタ2の位
置の下に開口部13が設けてあり、シャッタ2を図3に
示すように移動することで開口部13は外部に露出す
る。開口部13よりディスクカートリッジ1内のディス
ク6は外部に露出し、記録および/あるいは再生が可能
になる。このシャッタ2は図3で示した方向と反対方向
にも移動可能な構造であり、反対に移動したときも同様
に開口部13が外部に露出する。図4により、シャッタ
2を2方向に移動することを可能にする構造について説
明する。図4はディスクカートリッジ1の内部の部品配
置を示した図であり、図4の状態はシャッタ2が初期位
置にあり、シャッタ2が開口部13を覆っている状態を
示している。ディスクカートリッジ1にはシャッタスラ
イダ8が配置されており、シャッタスライダ8はスライ
ダ案内部9a、9bによって規制され、シャッタ移動方
向にのみ移動可能である。シャッタ2はこのシャッタス
ライダ8に取り付けられている。シャッタスライダ8の
左右にはシャッタバネ7a、7bが配置されておりそれ
ぞれのシャッタバネがシャッタスライダ8を開口部13
の位置に付勢している。また、ディスクカートリッジ1
にはシャッタスライダ8の初期位置までしかシャッタス
ライダ8を付勢しないように、シャッタバネ7a、7b
の先端部の移動を制限するストッパ17が設けられてい
る。図5によりシャッタ2を移動したときの様子を説明
する。図5においてシャッタ2を図中左方向に移動する
と、シャッタバネ7bは巻き込むようにねじれ、その復
帰力によりシャッタスライダ8を初期位置方向に戻そう
とする。一方、シャッタバネ7aの先端部はシャッタバ
ネストッパ17により移動を制限されている。このため
シャッタスライダ8にはシャッタバネ7bの付勢力のみ
働き、シャッタスライダ8は初期位置方向に移動しよう
とする。よって、シャッタ2を左に移動する外力がなく
なるとシャッタスライダ8は初期位置に戻る。図5では
シャッタ2を左方向に移動した例を説明したが右方向に
移動した場合も同様である。図6、図7により本発明の
ディスクカートリッジ1をディスク装置10で使用する
様子を説明する。図6はディスク装置10にディスクカ
ートリッジ1を挿入する様子を示したものである。ディ
スク装置10はディスクカートリッジ1を挿入する挿入
口11とシャッタ2を移動させるためのシャッタ開口爪
12を有している。挿入口の長さL’はディスクカート
リッジ1の幅W、奥行Lに対し、L<L’<Wとなるよ
うに構成されている。ディスクカートリッジ1は奥行L
と厚さTが構成する面を挿入口11に向けて挿入する。
この時、シャッタ開口爪12が配置された方向にシャッ
タが跨る面を向ける。図7においてディスクカートリッ
ジ1の他方の面を使用するときのディスクカートリッジ
1の様子を示す。この場合もディスクカートリッジ1の
奥行Lと厚さTが構成する面を挿入口11に向け、かつ
シャッタ開口爪12が配置された方向にシャッタが跨る
面を向けるようにディスクカートリッジ1を裏返して挿
入する。図8、図9により本発明のディスクカートリッ
ジ1をディスク装置10に挿入するときのシャッタ移動
機構と誤挿入防止方法について説明する。図8は図1で
説明したディスクカートリッジ1の説明であり、ディス
ク装置10を上面から見たときの透過図である。正規の
方向にディスクカートリッジを挿入したときの様子を図
8(a)に示す。ディスクカートリッジ1をディスク装
置10に挿入すると内部に設けられたシャッタ開口爪1
2がシャッタ開口当接部4bと接触する。この状態でデ
ィスクカートリッジ1の挿入を続けるとディスクカート
リッジ1はディスク装置10の内部に進入するが、シャ
ッタ2はシャッタ開口爪12により移動できず、相対的
にシャッタ2はディスクカートリッジ1本体に対し図中
下側に移動し、開口部13が露出する。ディスクカート
リッジ1の進入が完了する位置でシャッタ2の移動が完
了するようにシャッタ開口爪12の位置を決めることで
シャッタ2の移動を制御することが出来る。次に誤挿入
防止方法について説明する。ディスクカートリッジ1を
90°回転して挿入しようとした場合、ディスクカート
リッジ1の幅Wに対し、カートリッジ挿入口11の長さ
がL’<Wとなっているため挿入できない。また、正規
の位置に対して180°回転させて挿入させた場合につ
いて図8(b)により説明する。図8(b)に示すよう
に180°回転させて挿入するとディスク装置10内部
でシャッタ開口爪12がディスクカートリッジ1に接触
する。シャッタ開口爪12はディスク装置10内に固定
されているのでディスクカートリッジ1はこれ以上奥に
進入することが出来ず誤挿入は防止される。図9は図2
で説明したディスクカートリッジ1の説明であり、ディ
スク装置10を上面から見たときの透過図である。正規
の方向にディスクカートリッジを挿入したときの様子を
図9(a)に示す。このディスク装置10のシャッタ開
口爪12の突出量はシャッタ溝5a、5bの深さよりも
小さく、かつディスク装置10にディスクカートリッジ
1が進入するときのシャッタ溝のほぼ中心線の高さに配
置されている。ディスクカートリッジ1をディスク装置
10に挿入すると内部に設けられたシャッタ開口爪12
がシャッタ溝5bを通過し、シャッタ開口当接部4bと
接触する。この状態でディスクカートリッジ1の挿入を
続けるとディスクカートリッジ1はディスク装置10の
内部に進入するが、シャッタ2はシャッタ開口爪12に
より移動できず、相対的にシャッタ2はディスクカート
リッジ1本体に対し図中下側に移動し、開口部13が外
部に露出する。ディスクカートリッジ1の進入が完了す
る位置でシャッタ2の移動が完了するようにシャッタ開
口爪12の位置を決めることでシャッタ2の移動を制御
することが出来る。次に誤挿入防止方法について説明す
る。この場合もディスクカートリッジ1を90°回転し
て挿入しようとした場合、ディスクカートリッジ1の幅
Wに対し、カートリッジ挿入口11の長さがL’<Wと
なっているため挿入できない。また、正規の位置に対し
て180°回転させて挿入させた場合について図9
(b)により説明する。図9(b)に示すように180
°回転させて挿入するとディスク装置10内部でシャッ
タ開口爪12がディスクカートリッジ1に接触する。シ
ャッタ開口爪12はディスク装置10内に固定されてい
るのでディスクカートリッジ1はこれ以上奥に進入する
ことが出来ず誤挿入は防止される。このように本発明の
ディスクカートリッジ1およびディスク装置10では従
来のディスクカートリッジ1のサイズ構成をかえるだけ
でディスク装置10内のシャッタ開口用レバーとこれを
付勢しておく付勢手段を搭載する必要がなくなる。シャ
ッタ開口爪12は従来例による誤挿入防止用の突起の位
置を変えることで対応できる。また、本発明のディスク
カートリッジ1では上記のようなディスク装置10によ
る使用が最も効率がよいが従来例のようにシャッタ2の
跨る面をディスク装置10のカートリッジ挿入口11に
向けて挿入することも可能である。この方法について図
10、図11、図12により説明する。図10はディス
ク装置10に対するディスクカートリッジ1の挿入方向
について説明したものである。ディスク装置10には従
来と同様のシャッタ開口用レバー16が搭載されてい
る。ディスクカートリッジ1は表面、裏面を使用する場
合でもシャッタ2の跨る面をカートリッジ挿入口11に
向けて挿入する。カートリッジ挿入口11の幅W’はデ
ィスクカートリッジ1の幅Wが通過できるようにW<
W’となっている。図11は正規の方向でディスクカー
トリッジ1を挿入したときの様子を示す。図11はディ
スク装置10上面より見た透過図である。このとき、従
来例と同様にシャッタ開口レバー16がシャッタ2の一
部と接触しシャッタ開口レバー16の回動に伴いシャッ
タ2が移動しながらディスクカートリッジ1は奥に進入
する。次に誤挿入防止方法について図12により説明す
る。ディスクカートリッジ1を180°回転させたとき
の状態を図12(a)、90°回転させたときの状態を
図12(b)に示す。ディスクカートリッジ1には側面
保持部14a、14bおよび後部保持部15a、15b
が設けてある。ディスクカートリッジ1を正規以外の方
向で挿入するとこれらの保持部にシャッタ開口レバー1
6の先端が入りシャッタ開口レバー16の回動の邪魔を
する。シャッタ開口レバー16が回動しないと、ディス
クカートリッジ1は奥に進入できないため誤挿入は防止
されることになる。このように本発明のディスクカート
リッジ1は異なる2方向からの挿入が可能な構造を提供
することも出来る。
【発明の効果】上記の構成により、両面使用可能なディ
スクカートリッジのシャッタの開口が簡単な構成とな
り、ディスク装置の構造を簡単にする事が出来る。ま
た、本発明のディスクカートリッジはディスク装置への
挿入方向を2方向から選択可能であり、ディスク装置の
設計自由度を増やす事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す図で、ディスクカート
リッジの外観を示した図である。
【図2】本発明の1実施例を示す図で、シャッタが跨ぐ
面に溝部を設けたディスクカートリッジの外観を示した
図である。
【図3】本発明の1実施例を示す図で、ディスクカート
リッジのシャッタを移動し、開口部を露出した状態を示
した図である。
【図4】本発明の1実施例を示す図で、ディスクカート
リッジの構造を示した図である。
【図5】本発明の1実施例を示す図で、シャッタを移動
したときのシャッタバネの様子を説明した図である。
【図6】本発明の1実施例を示す図で、ディスクカート
リッジをディスク装置に挿入するときの様子を示した図
である。
【図7】本発明の1実施例を示す図で、ディスクカート
リッジの他方の面をディスク装置に挿入するときの様子
を示した図である。
【図8】本発明の1実施例を示す図で、ディスクカート
リッジをディスク装置に挿入したときにシャッタが開口
する様子と、ディスクカートリッジの誤挿入の防止方法
を説明した図である。
【図9】本発明の1実施例を示す図で、ディスクカート
リッジをディスク装置に挿入したときにシャッタが開口
する様子と、ディスクカートリッジの誤挿入の防止方法
を説明した図である。
【図10】本発明のディスクカートリッジの挿入方向が
本発明のディスク装置の挿入方向と90°異なるディス
ク装置のシャッタ開口機構の構造を説明した図である。
【図11】本発明のディスクカートリッジの挿入方向が
本発明のディスク装置の挿入方向と90°異なるディス
ク装置のシャッタ開口機構の動作を説明した図である。
【図12】本発明のディスクカートリッジの挿入方向が
本発明のディスク装置の挿入方向と90°異なるディス
ク装置のディスク誤挿入防止構造を説明した図である。
【符号の説明】
1…ディスクカートリッジ 2…シャッタ 3a,3b…位置決め穴 4a,4b…シャッタ開口機構当接部 5a,5b…シャッタ溝 6…ディスク 7a、7b…シャッタバネ 8…シャッタスライダ 9a,9b…スライダ案内部 10…ディスク装置 11…ディスクカートリッジ挿入口 12…シャッタ開口爪 13…開口部 14a、14b…側面保持部 15a、15b…後部保持部 16…シャッタ開口レバー 17…シャッタバネストッパ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月27日(1999.8.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ディスクカートリッジおよびこれを使
用するディスク装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスク、光磁気
ディスク等のディスク状の記録媒体を内包するディスク
カートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ディスク状の記録媒体には光ディ
スク等のディスクが用いられている。これらのディスク
は記録面に手の油脂やゴミ等が付着することを防ぐため
にディスクカートリッジに内包されて使用されることが
多い。
【0003】ところで記録媒体の記録および/あるいは
再生可能な領域を表面と裏面の2面に設けると、片面の
みの記録媒体に比べ記録容量を大きくする事が出来る。
しかし、記録媒体の2面化に対応するためにはディスク
カートリッジを裏返してディスク装置に挿入する必要が
あり、ディスクカートリッジはそれに対応した形状にす
る必要がある。2面使用可能な記録媒体を用い、かつデ
ィスクカートリッジに内包された製品例としてはDVD
−RAMが挙げられる。
【0004】DVD−RAM用ディスクカートリッジで
はディスク装置のシャッタ開口機構を簡単にするため、
シャッタは開口部を中心に2方向に移動可能とし、どち
らに移動させても開口部を露出できる構造になってい
る。シャッタが1方向にのみ移動する構造の場合、ディ
スクカートリッジを裏返して使用するとシャッタの移動
方向も反対になるためシャッタ開口機構が複雑になる。
しかし2方向にシャッタが移動できる場合、ディスクカ
ートリッジを裏返してもシャッタ開口機構はシャッタを
同一方向に移動できれば良く、シャッタ開口機構は従来
の片面用ディスクカートリッジの機構と同様で良い。シ
ャッタの開口機構としては例えば特許番号264471
6号公報に示されるようにばねで付勢されたシャッタ開
口用のレバーが装置内に搭載されディスクカートリッジ
の挿入に伴ってレバーがシャッタの一部に当接しながら
回動し、シャッタを移動する方法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例のディスク
カートリッジは、シャッタの移動可能方向と平行な辺の
幅をW、幅方向と直角な奥行をL、幅方向と奥行方向に
直角なディスクカートリッジの厚さをTとしたとき、幅
Wと厚さTにより構成される平面でかつシャッタが表
面、裏面を跨ぐ平面をディスク装置のカートリッジ挿入
口向けながらディスク装置に挿入する。ディスク装置の
内部はディスクカートリッジが前記方向に挿入されるこ
とを前提に構成されているため、これ以外の方向から挿
入されることを防ぐ誤挿入防止手段をディスクカートリ
ッジおよびディスク装置に設ける必要がある。前記の従
来例のディスクカートリッジとディスク装置ではディス
クカートリッジの大きさをW<Lとし、かつディスクカ
ートリッジの側面のうちシャッタが跨ぐ平面と隣接する
側面に溝を設け、ディスク装置内部にはこの溝部に対応
した位置に突起を設けている。W<Lとすることで、デ
ィスクカートリッジを90°回転して挿入させようとし
てもカートリッジ挿入口の幅はほぼW程度であるため、
挿入は出来ない。また、180°回転してディスクカー
トリッジを挿入する場合、溝部の位置が変わりディスク
カートリッジの溝部以外の部分がディスク装置内の突起
と接触し、挿入を防止することが出来る。
【0006】しかし、前記の構成において、レバー式開
口機構を搭載すると当然ながら開口用レバー、開口用レ
バーを初期位置に付勢する付勢手段が必要になり、また
それらを配置する空間がディスク装置内に必要であっ
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】シャッタの移動可能方向
と平行なディスクカートリッジの幅をW、幅方向と直角
なディスクカートリッジの奥行をL、幅方向と奥行方向
に直角なディスクカートリッジの厚さをTとしたとき、
幅Wと奥行Lの関係を、L<Wとする。
【0008】また、ディスクカートリッジの幅方向と平
行な辺と厚さ方向と平行な辺で構成された平面のうち、
シャッタがディスクカートリッジの表面と裏面にわたっ
て配置されたときにシャッタが跨ぐ平面に、シャッタの
移動可能方向と平行な溝部を設ける。
【0009】また、ディスクカートリッジをディスク装
置に挿入する場合、ディスクカートリッジの奥行方向と
平行な辺と厚さ方向と平行な辺で構成された平面から挿
入可能な挿入口を設け、ディスクカートリッジの奥行方
向Lに対応する挿入口の長さL’をL<L’<Wとす
る。
【0010】また、ディスクカートリッジの一方の面か
ら他方の面に裏返して使用する場合、ディスクカートリ
ッジの幅方向と平行な辺と厚さ方向と平行な辺で構成さ
れた平面のうち、シャッタが跨ぐ平面をディスク装置に
対して常に同一方向に向くように裏返してディスク装置
に挿入する。
【0011】本発明は従来例に示したシャッタ開口機構
部品を使うことなく簡単な構成で同様の効果を挙げるこ
とが出来るディスクカートリッジおよびディスク装置を
提供することが出来る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図1〜図
12により説明する。
【0013】図1に本発明の1実施例のディスクカート
リッジの外観を示す。ディスクカートリッジ1は表裏の
両面に記録および/あるいは再生可能なディスクを内包
しており、ディスクカートリッジ1はこれを使用するデ
ィスク装置に表裏を裏返して使用できるように、表裏が
ほぼ同じ形状になっている。ディスクカートリッジ1は
幅をW、奥行をL、厚さをTとすると幅Wと奥行Lの関
係がL<Wとなっている。また、ディスクカートリッジ
1には内包するディスクが外部に露出するのを保護する
シャッタ2が配置されている。シャッタ2は図1に示す
ように通常ディスクカートリッジ1の中心にあり、この
位置から幅W方向と平行な方向に左右に移動可能な構造
になっている。またシャッタ2はディスクカートリッジ
1のケース部より一部分が飛び出した形状になってお
り、飛び出した部分がシャッタ開口機構との当接部4
a、4bとなる。また、ディスクカートリッジ1には位
置決め穴3a、3bが設けられている。これはディスク
カートリッジ1をディスク装置で使用するときの位置決
めの基準に使用する。また、この他に側面保持部14
a、後部保持部15a、15bなどが設けられている。
これらは例えば複数枚のディスクカートリッジを自動で
交換するオートローダ等で本ディスクカートリッジ1を
使用する際のディスクカートリッジの保持に使用する。
また、これらの保持部は後述するようにディスク装置へ
の挿入方向の自由度を増すことを可能とする。このた
め、これらの用途がない場合は設けなくても良い。な
お、ディスクカートリッジ1の左上のAの記号はディス
クカートリッジ1の表裏の判別のために記してある。裏
面には同じ位置にBの記号を記す。
【0014】図2は本発明の1実施例で前記実施例と外
部形状が異なるものを示す。図1の実施例においてシャ
ッタ2のシャッタ開口機構当接部4a、4bはディスク
カートリッジ1のケース部より飛び出した形状になって
いるが、図2の実施例ではシャッタ2はほぼケース部と
同じ位置に配置されている。また、シャッタ2がディス
クカートリッジ1の表面と裏面を跨ぐ面にシャッタ溝5
a、5bを配置している。図2の場合、シャッタ開口機
構当接部4a、4bはシャッタ溝5a、5b内に配置さ
れている。このようにシャッタ2を配置すると、ディス
クカートリッジ1の外観がほぼ方形となり、凸凹部を減
らすことが出来る。なお、図1および図2のディスクカ
ートリッジの相違点はシャッタの配置と、シャッタ溝5
a、5bの有無であり、その他の構造は共通であるので
これ以外の構造部の説明は、図2のディスクカートリッ
ジの形状を用いて行う。
【0015】図3は本発明のディスクカートリッジ1に
配置されたシャッタ2を移動した様子を示す。図2で示
したシャッタ2の位置の下に開口部13が設けてあり、
シャッタ2を図3に示すように移動することで開口部1
3は外部に露出する。開口部13よりディスクカートリ
ッジ1内のディスク6は外部に露出し、記録および/あ
るいは再生が可能になる。このシャッタ2は図3で示し
た方向と反対方向にも移動可能な構造であり、反対に移
動したときも同様に開口部13が外部に露出する。
【0016】図4により、シャッタ2を2方向に移動す
ることを可能にする構造について説明する。図4はディ
スクカートリッジ1の内部の部品配置を示した図であ
り、図4の状態はシャッタ2が初期位置にあり、シャッ
タ2が開口部13を覆っている状態を示している。ディ
スクカートリッジ1にはシャッタスライダ8が配置され
ており、シャッタスライダ8はスライダ案内部9a、9
bによって規制され、シャッタ移動方向にのみ移動可能
である。シャッタ2はこのシャッタスライダ8に取り付
けられている。シャッタスライダ8の左右にはシャッタ
バネ7a、7bが配置されておりそれぞれのシャッタバ
ネがシャッタスライダ8を開口部13の位置に付勢して
いる。また、ディスクカートリッジ1にはシャッタスラ
イダ8の初期位置までしかシャッタスライダ8を付勢し
ないように、シャッタバネ7a、7bの先端部の移動を
制限するストッパ17が設けられている。
【0017】図5によりシャッタ2を移動したときの様
子を説明する。図5においてシャッタ2を図中左方向に
移動すると、シャッタバネ7bは巻き込むようにねじ
れ、その復帰力によりシャッタスライダ8を初期位置方
向に戻そうとする。一方、シャッタバネ7aの先端部は
シャッタバネストッパ17により移動を制限されてい
る。このためシャッタスライダ8にはシャッタバネ7b
の付勢力のみ働き、シャッタスライダ8は初期位置方向
に移動しようとする。よって、シャッタ2を左に移動す
る外力がなくなるとシャッタスライダ8は初期位置に戻
る。図5ではシャッタ2を左方向に移動した例を説明し
たが右方向に移動した場合も同様である。
【0018】図6、図7により本発明のディスクカート
リッジ1をディスク装置10で使用する様子を説明す
る。図6はディスク装置10にディスクカートリッジ1
を挿入する様子を示したものである。ディスク装置10
はディスクカートリッジ1を挿入する挿入口11とシャ
ッタ2を移動させるためのシャッタ開口爪12を有して
いる。挿入口の長さL’はディスクカートリッジ1の幅
W、奥行Lに対し、L<L’<Wとなるように構成され
ている。ディスクカートリッジ1は奥行Lと厚さTが構
成する面を挿入口11に向けて挿入する。この時、シャ
ッタ開口爪12が配置された方向にシャッタが跨る面を
向ける。図7においてディスクカートリッジ1の他方の
面を使用するときのディスクカートリッジ1の様子を示
す。この場合もディスクカートリッジ1の奥行Lと厚さ
Tが構成する面を挿入口11に向け、かつシャッタ開口
爪12が配置された方向にシャッタが跨る面を向けるよ
うにディスクカートリッジ1を裏返して挿入する。
【0019】図8、図9により本発明のディスクカート
リッジ1をディスク装置10に挿入するときのシャッタ
移動機構と誤挿入防止方法について説明する。図8は図
1で説明したディスクカートリッジ1の説明であり、デ
ィスク装置10を上面から見たときの透過図である。正
規の方向にディスクカートリッジを挿入したときの様子
を図8(a)に示す。ディスクカートリッジ1をディス
ク装置10に挿入すると内部に設けられたシャッタ開口
爪12がシャッタ開口当接部4bと接触する。この状態
でディスクカートリッジ1の挿入を続けるとディスクカ
ートリッジ1はディスク装置10の内部に進入するが、
シャッタ2はシャッタ開口爪12により移動できず、相
対的にシャッタ2はディスクカートリッジ1本体に対し
図中下側に移動し、開口部13が露出する。ディスクカ
ートリッジ1の進入が完了する位置でシャッタ2の移動
が完了するようにシャッタ開口爪12の位置を決めるこ
とでシャッタ2の移動を制御することが出来る。次に誤
挿入防止方法について説明する。ディスクカートリッジ
1を90°回転して挿入しようとした場合、ディスクカ
ートリッジ1の幅Wに対し、カートリッジ挿入口11の
長さがL’<Wとなっているため挿入できない。また、
正規の位置に対して180°回転させて挿入させた場合
について図8(b)により説明する。図8(b)に示す
ように180°回転させて挿入するとディスク装置10
内部でシャッタ開口爪12がディスクカートリッジ1に
接触する。シャッタ開口爪12はディスク装置10内に
固定されているのでディスクカートリッジ1はこれ以上
奥に進入することが出来ず誤挿入は防止される。
【0020】図9は図2で説明したディスクカートリッ
ジ1の説明であり、ディスク装置10を上面から見たと
きの透過図である。正規の方向にディスクカートリッジ
を挿入したときの様子を図9(a)に示す。このディス
ク装置10のシャッタ開口爪12の突出量はシャッタ溝
5a、5bの深さよりも小さく、かつディスク装置10
にディスクカートリッジ1が進入するときのシャッタ溝
のほぼ中心線の高さに配置されている。ディスクカート
リッジ1をディスク装置10に挿入すると内部に設けら
れたシャッタ開口爪12がシャッタ溝5bを通過し、シ
ャッタ開口当接部4bと接触する。この状態でディスク
カートリッジ1の挿入を続けるとディスクカートリッジ
1はディスク装置10の内部に進入するが、シャッタ2
はシャッタ開口爪12により移動できず、相対的にシャ
ッタ2はディスクカートリッジ1本体に対し図中下側に
移動し、開口部13が外部に露出する。ディスクカート
リッジ1の進入が完了する位置でシャッタ2の移動が完
了するようにシャッタ開口爪12の位置を決めることで
シャッタ2の移動を制御することが出来る。次に誤挿入
防止方法について説明する。この場合もディスクカート
リッジ1を90°回転して挿入しようとした場合、ディ
スクカートリッジ1の幅Wに対し、カートリッジ挿入口
11の長さがL’<Wとなっているため挿入できない。
また、正規の位置に対して180°回転させて挿入させ
た場合について図9(b)により説明する。図9(b)
に示すように180°回転させて挿入するとディスク装
置10内部でシャッタ開口爪12がディスクカートリッ
ジ1に接触する。シャッタ開口爪12はディスク装置1
0内に固定されているのでディスクカートリッジ1はこ
れ以上奥に進入することが出来ず誤挿入は防止される。
【0021】このように本発明のディスクカートリッジ
1およびディスク装置10では従来のディスクカートリ
ッジ1のサイズ構成をかえるだけでディスク装置10内
のシャッタ開口用レバーとこれを付勢しておく付勢手段
を搭載する必要がなくなる。シャッタ開口爪12は従来
例による誤挿入防止用の突起の位置を変えることで対応
できる。
【0022】また、本発明のディスクカートリッジ1で
は上記のようなディスク装置10による使用が最も効率
がよいが従来例のようにシャッタ2の跨る面をディスク
装置10のカートリッジ挿入口11に向けて挿入するこ
とも可能である。この方法について図10、図11、図
12により説明する。図10はディスク装置10に対す
るディスクカートリッジ1の挿入方向について説明した
ものである。ディスク装置10には従来と同様のシャッ
タ開口用レバー16が搭載されている。ディスクカート
リッジ1は表面、裏面を使用する場合でもシャッタ2の
跨る面をカートリッジ挿入口11に向けて挿入する。カ
ートリッジ挿入口11の幅W’はディスクカートリッジ
1の幅Wが通過できるようにW<W’となっている。図
11は正規の方向でディスクカートリッジ1を挿入した
ときの様子を示す。図11はディスク装置10上面より
見た透過図である。このとき、従来例と同様にシャッタ
開口レバー16がシャッタ2の一部と接触しシャッタ開
口レバー16の回動に伴いシャッタ2が移動しながらデ
ィスクカートリッジ1は奥に進入する。次に誤挿入防止
方法について図12により説明する。ディスクカートリ
ッジ1を180°回転させたときの状態を図12
(a)、90°回転させたときの状態を図12(b)に
示す。ディスクカートリッジ1には側面保持部14a、
14bおよび後部保持部15a、15bが設けてある。
ディスクカートリッジ1を正規以外の方向で挿入すると
これらの保持部にシャッタ開口レバー16の先端が入り
シャッタ開口レバー16の回動の邪魔をする。シャッタ
開口レバー16が回動しないと、ディスクカートリッジ
1は奥に進入できないため誤挿入は防止されることにな
る。
【0023】このように本発明のディスクカートリッジ
1は異なる2方向からの挿入が可能な構造を提供するこ
とも出来る。
【0024】
【発明の効果】上記の構成により、両面使用可能なディ
スクカートリッジのシャッタの開口が簡単な構成とな
り、ディスク装置の構造を簡単にする事が出来る。ま
た、本発明のディスクカートリッジはディスク装置への
挿入方向を2方向から選択可能であり、ディスク装置の
設計自由度を増やす事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す図で、ディスクカート
リッジの外観を示した図である。
【図2】本発明の1実施例を示す図で、シャッタが跨ぐ
面に溝部を設けたディスクカートリッジの外観を示した
図である。
【図3】本発明の1実施例を示す図で、ディスクカート
リッジのシャッタを移動し、開口部を露出した状態を示
した図である。
【図4】本発明の1実施例を示す図で、ディスクカート
リッジの構造を示した図である。
【図5】本発明の1実施例を示す図で、シャッタを移動
したときのシャッタバネの様子を説明した図である。
【図6】本発明の1実施例を示す図で、ディスクカート
リッジをディスク装置に挿入するときの様子を示した図
である。
【図7】本発明の1実施例を示す図で、ディスクカート
リッジの他方の面をディスク装置に挿入するときの様子
を示した図である。
【図8】本発明の1実施例を示す図で、ディスクカート
リッジをディスク装置に挿入したときにシャッタが開口
する様子と、ディスクカートリッジの誤挿入の防止方法
を説明した図である。
【図9】本発明の1実施例を示す図で、ディスクカート
リッジをディスク装置に挿入したときにシャッタが開口
する様子と、ディスクカートリッジの誤挿入の防止方法
を説明した図である。
【図10】本発明のディスクカートリッジの挿入方向が
本発明のディスク装置の挿入方向と90°異なるディス
ク装置のシャッタ開口機構の構造を説明した図である。
【図11】本発明のディスクカートリッジの挿入方向が
本発明のディスク装置の挿入方向と90°異なるディス
ク装置のシャッタ開口機構の動作を説明した図である。
【図12】本発明のディスクカートリッジの挿入方向が
本発明のディスク装置の挿入方向と90°異なるディス
ク装置のディスク誤挿入防止構造を説明した図である。
【符号の説明】 1…ディスクカートリッジ 2…シャッタ 3a,3b…位置決め穴 4a,4b…シャッタ開口機構当接部 5a,5b…シャッタ溝 6…ディスク 7a、7b…シャッタバネ 8…シャッタスライダ 9a,9b…スライダ案内部 10…ディスク装置 11…ディスクカートリッジ挿入口 12…シャッタ開口爪 13…開口部 14a、14b…側面保持部 15a、15b…後部保持部 16…シャッタ開口レバー 17…シャッタバネストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 裕明 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マルチメディアシステム開 発本部内 (72)発明者 井上 淳 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マルチメディアシステム開 発本部内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク状の記録媒体を内包するディスク
    カートリッジで、 該記録媒体は表面と裏面の2面に記録及び/あるいは再
    生可能な領域を有しており、 該記録媒体を記録及び/あるいは再生するディスク装置
    に対し、該ディスクカートリッジは表面と裏面を裏返し
    て挿入し、使用することが可能で有り、 該ディスクカートリッジは該記録媒体の記録及び/ある
    いは再生可能な領域を外部に露出するための開口部を表
    面と裏面に有しており、 該ディスクカートリッジは、該開口部を覆うことが可能
    なシャッタを有しており、 該シャッタは、該開口部を中心に2方向に移動可能であ
    り、該シャッタが移動することにより該開口部を外部に
    露出する構造であり、 該シャッタの移動可能方向と平行な前記ディスクカート
    リッジの幅をW、幅方向と直角な該ディスクカートリッ
    ジの奥行をL、幅方向と奥行方向に直角な該ディスクカ
    ートリッジの厚さをTとしたとき、幅Wと奥行Lの関係
    を、 L<W としたことを特徴とするディスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のディスクカートリッジにお
    いて、 前記ディスクカートリッジの幅方向と平行な辺と厚さ方
    向と平行な辺で構成された平面のうち、前記シャッタが
    前記ディスクカートリッジの表面と裏面にわたって配置
    されたときに該シャッタが跨ぐ平面に、該シャッタの移
    動可能方向と平行な溝部を設けたことを特徴とするディ
    スクカートリッジ。
  3. 【請求項3】請求項1、2記載のディスクカートリッジ
    を使用するディスク装置で、 前記ディスクカートリッジを前記ディスク装置に挿入す
    る場合、該ディスクカートリッジの奥行方向と平行な辺
    と厚さ方向と平行な辺で構成された平面から挿入可能な
    挿入口を設け、該ディスクカートリッジの奥行方向Lに
    対応する該挿入口の長さL’を L<L’<W としたことを特徴とするディスク装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2、3記載のディスクカートリ
    ッジおよびディスク装置において、 前記ディスクカートリッジの一方の面から他方の面に裏
    返して使用する場合、該ディスクカートリッジの幅方向
    と平行な辺と厚さ方向と平行な辺で構成された平面のう
    ち、前記シャッタが跨ぐ平面を前記ディスク装置に対し
    て常に同一方向に向くように裏返して該ディスク装置に
    挿入することを特徴とするディスクカートリッジおよび
    ディスク装置。
JP11213152A 1999-07-28 1999-07-28 ディスクカートリッジおよびこれを使用するディスク装置 Pending JP2000040330A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11213152A JP2000040330A (ja) 1999-07-28 1999-07-28 ディスクカートリッジおよびこれを使用するディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11213152A JP2000040330A (ja) 1999-07-28 1999-07-28 ディスクカートリッジおよびこれを使用するディスク装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15416598A Division JPH11353842A (ja) 1998-06-03 1998-06-03 ディスクカートリッジおよびこれを使用するディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000040330A true JP2000040330A (ja) 2000-02-08

Family

ID=16634438

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11213152A Pending JP2000040330A (ja) 1999-07-28 1999-07-28 ディスクカートリッジおよびこれを使用するディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000040330A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH076493A (ja) 光ディスク装置およびディスクカートリッジ
JP2960295B2 (ja) カートリッジ交換機構
JP3491427B2 (ja) ディスクカートリッジ
US7281258B2 (en) Disc cartridge
JP2000040330A (ja) ディスクカートリッジおよびこれを使用するディスク装置
JP4207887B2 (ja) ディスク記録及び/又は再生装置
JPH11353842A (ja) ディスクカートリッジおよびこれを使用するディスク装置
JP3106587B2 (ja) ディスクケースおよび光ディスク装置
JP4706169B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP2006172522A (ja) ディスクカートリッジ
EP1523007A2 (en) Disc cartridge
JP4706185B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP3024635B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP2000195215A (ja) ディスクカメラおよびディスクカ―トリッジ
JP3536721B2 (ja) カートリッジ移送装置
KR19990081347A (ko) 디스크 카트리지
JP2906984B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP2004022107A (ja) カートリッジ
JP2005267689A (ja) ディスクカートリッジ
US20080019046A1 (en) Disk Cartridge
JP2005050426A (ja) ディスクカートリッジ
KR20010020533A (ko) 디스크 카세트
JPH11185422A (ja) ディスクカートリッジ
JP2004348886A (ja) ディスクカートリッジ
JP2005166083A (ja) ディスクカートリッジ