JP2000040060A - マルチバスマスタ制御方法および装置 - Google Patents

マルチバスマスタ制御方法および装置

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JP2000040060A
JP2000040060A JP10206387A JP20638798A JP2000040060A JP 2000040060 A JP2000040060 A JP 2000040060A JP 10206387 A JP10206387 A JP 10206387A JP 20638798 A JP20638798 A JP 20638798A JP 2000040060 A JP2000040060 A JP 2000040060A
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JP
Japan
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bus
unit
bus master
priority
master
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JP10206387A
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English (en)
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Eisuke Nagano
英輔 永野
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 システムの中でもっともリアルタイム性を要
求されるバスマスタユニットのバスアクセスを優先させ
ることにより、リアルタイム性の要求されるバスマスタ
ユニットの応答時間を保証することができるようにした
マルチバスマスタ制御方法および装置を提供する。 【解決手段】 PLCサポートツール50を使用してC
PUユニットに対するI/Oコンフィグレーションの一
部として各バスマスタのバス権獲得、開放の優先順位を
設定し、この設定したバスマスタ間の優先順位により各
バスマスタのバス権を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マルチバスマス
タ制御方法および装置に関し、詳しくは、周辺装置接続
用のバスを持つPLCシステム等のマイクロコンピュー
タシステムのバスに対してマルチバスタスク機能を実現
するようにしたマルチバスマスタ制御方法および装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、PLC(プログラマブルロジック
コントローラ)システムにおいて、PLC(中央演算処
理装置)ユニットのサイクルタイムを短縮するための1
つの手法として、マルチバスマスタ構成を持つPLCシ
ステムが提案されている。
【0003】このマルチバスマスタ構成を持つPLCシ
ステムにおいては、高速高頻度でのバスアクセスを行う
バスマスタユニットが複数存在する場合、処理の待たさ
れるバスマスタユニットが発生することがあり、この場
合、従来は、CPUユニットの処理を優先していた。
【0004】図9は、従来のマルチバスマスタ構成を持
つPLCシステムを示すブロック図である。
【0005】図9において、このPLCシステムは、ベ
ースユニット10内に、それぞれバスマスタを構成する
複数の周辺ユニット20−1、20−2、20−3を収
容しており、これら複数の周辺ユニット20−1、20
−2、20−3は、それぞれシステムバス40に接続さ
れている。
【0006】また、ベースユニット10内には、これら
複数の周辺ユニット20−1、20−2、20−3のシ
ステムバス40に対するアクセスを調停するバスアービ
タ30が設けられている。
【0007】ここで、周辺ユニット(周辺ユニット1)
20−1は、CPUユニットから構成され、バスインタ
フェース(バスI/F)21−1、マイクロプロセッサ
ユニット(MPU1)22−1、共有メモリ(共有メモ
リ1)23−1を具備して構成される。
【0008】また、周辺ユニット(周辺ユニット2)2
0−2も、バスインタフェース(バスI/F)21−
2、マイクロプロセッサユニット(MPU1)22−
2、共有メモリ(共有メモリ1)23−2を具備して構
成される。
【0009】なお、周辺ユニット(周辺ユニット3)2
0−3も、周辺ユニット(周辺ユニット2)20−2と
同一の構成を有している。
【0010】上記構成において、例えば、周辺ユニット
(周辺ユニット1)20−1がバスマスタとしてシステ
ムバス40に対してアクセスする場合を考えると、ま
ず、周辺ユニット(周辺ユニット1)20−1は、バス
アービタ30に対してバス要求信号(バス要求信号1)
を通知し、このバス要求信号(バス要求信号1)に応答
してバスアービタ30からバス許可信号(バス許可信号
1)が通知された時点で、システムバス40に対するア
クセスを開始する。これにより他のバスマスタとのシス
テムバス40上におけるバス競合を防ぐように構成され
ている。
【0011】図10は、図9に示すマルチバスマスタ構
成を持つPLCシステムにおけるバスマスタがバス獲得
するまでのバスアービタ処理およびバスマスタ処理を示
すフローチャートである。
【0012】図10において、バスマスタを構成する周
辺ユニット20−1、20−2、20−3のバスマスタ
処理200においては、まず、バスアービタ30に対し
てバス要求通知を行う(ステップ201)。
【0013】一方、バスアービタ30のバスアービタ処
理300においては、バスマスタ処理200により通知
されるるバス要求通知を受けると、まず、バス要求認識
を行い(ステップ301)、次に、優先順位の判断を行
う(ステップ302)。そして、この優先順位の判断に
基づきバス許可信号通知をバスマスタに対して行う(ス
テップ303)。
【0014】バスマスタ処理200においては、バスア
ービタ処理300により通知されるバス許可信号通知が
ありかを調べ(ステップ202)。ここで、バス許可信
号通知が未獲得であると判断されるとステップ202に
戻り、バス許可信号通知を待つが、ステップ202で、
バス許可信号通知が獲得済みであると判断されると、シ
ステムバス40に対するバスアクセス処理を行い(ステ
ップ203)、このバスアクセス処理が終了すると、シ
ステムバス40に対するバス権を開放してこの処理を終
了する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
この種のシステムにおいては、バスマスタからのバス要
求信号が同時、あるいは他のバスマスタがバス獲得中に
通知された場合、どのバスマスタに対してバス許可を通
知するかをバスアービタで判断することになるが、各バ
スマスタの優先順位は各バスマスタの接続位置で固定的
に決定されているか、既にバス獲得しているバスマスタ
を優先するように構成されているので、例えば、CPU
ユニットを優先した場合は、このCPUユニットの処理
が終了するまで他のバスユニットはその処理を待たなけ
ればならず、また、既にバス獲得しているバスマスタを
優先するように構成した場合も、このバスマスタの処理
が終了すまで他のバスユニットはその処理を待たなけれ
ばならない。
【0016】しかし、システム構成によっては、CPU
ユニットのサイクルタイムより、位置制御ユニット等の
応答時間を保証することが重要な場合もあり、この場合
上記従来のシステムにおいてはそれに対応できないとい
う問題があった。
【0017】そこで、この発明は、システムの中でもっ
ともリアルタイム性を要求されるバスマスタユニットの
バスアクセスを優先させることにより、リアルタイム性
の要求されるバスマスタユニットの応答時間を保証する
ことができるようにしたマルチバスマスタ制御方法およ
び装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、複数のバスマスタユニット
が単一のバスに接続され、各バスマスタユニットからの
バス要求をアービタ回路で制御することにより各バスマ
スタユニットが上記バスに接続されたユニットをアクセ
スするマルチバスマスタ制御方法であって、各バスマス
タのバス権獲得の優先順位を設定し、各バスマスタユニ
ットからのバス要求を上記優先順位に基づいて制御す
る。
【0019】また、請求項2記載の発明は、CPUユニ
ット及び複数の周辺ユニットが単一のバスに接続され、
各ユニットからのバス要求をアービタ回路で制御するこ
とにより各ユニットが上記バスに接続されたメモリ、入
出力装置等をアクセスするプログラマブルロジックコン
トローラシステムにおけるマルチバスマスタ制御方法で
あって、各ユニットのバス権獲得の優先順位を設定し、
各ユニットからのバス要求を上記優先順位に基づいて制
御する。
【0020】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の発明において、上記優先順位を高く設定する
バスマスタユニットの数を予め設定した数に制限する。
【0021】また、請求項4記載の発明は、複数のバス
マスタユニットが単一のバスに接続され、各バスマスタ
ユニットからのバス要求をアービタ回路で制御すること
により各バスマスタユニットが上記バスに接続されたユ
ニットをアクセスするマルチバスマスタ制御装置であっ
て、各バスマスタのバス権獲得の優先順位を設定する優
先順位設定手段、を具備し、上記アービタ回路は、上記
優先順位設定手段で設定された優先順位にしたがって各
バスマスタユニットからのバス要求を制御する。
【0022】また、請求項5記載の発明は、CPUユニ
ット及び複数の周辺ユニットが単一のバスに接続され、
各ユニットからのバス要求をアービタ回路で制御するこ
とにより各ユニットが上記バスに接続されたメモリ、入
出力装置等をアクセスするプログラマブルロジックコン
トローラシステムにおけるマルチバスマスタ制御装置で
あって、各ユニットのバス権獲得の優先順位を設定する
優先順位設定手段、を具備し、上記アービタ回路は、上
記優先順位設定手段で設定された優先順位にしたがって
各ユニットからのバス要求を制御する。
【0023】また、請求項6記載の発明は、請求項4又
は5記載の発明において、上記優先順位を高く設定する
バスマスタユニットの数を予め設定した数に制限する制
限手段、を更に具備する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るマルチバス
マスタ制御方法および装置の一実施の形態を添付図面を
参照して詳細に説明する。
【0025】図1は、この発明に係るマルチバスマスタ
制御方法および装置を適用して構成したPLCシステム
を示すブロック図である。
【0026】なお、図1において、図9に示した従来の
システムと同様の機能を果たす部分には説明の便宜上図
9で用いた符号と同一の符号を付する。
【0027】図1において、このPLCシステムは、ベ
ースユニット10内に、それぞれバスマスタを構成する
複数の周辺ユニット20−1、20−2、20−3を収
容しており、これら複数の周辺ユニット20−1、20
−2、20−3は、それぞれシステムバス40に接続さ
れている。
【0028】また、ベースユニット10内には、これら
複数の周辺ユニット20−1、20−2、20−3のシ
ステムバス40に対するアクセスを調停するバスアービ
タ30が設けられている。
【0029】ここで、周辺ユニット(周辺ユニット1)
20−1は、CPUユニットから構成され、バスインタ
フェース(バスI/F)21−1、マイクロプロセッサ
ユニット(MPU1)22−1、共有メモリ(共有メモ
リ1)23−1を具備して構成される。
【0030】また、周辺ユニット(周辺ユニット2)2
0−2も、バスインタフェース(バスI/F)21−
2、マイクロプロセッサユニット(MPU1)22−
2、共有メモリ(共有メモリ1)23−2を具備して構
成される。
【0031】なお、周辺ユニット(周辺ユニット3)2
0−3も、周辺ユニット(周辺ユニット2)20−2と
同一の構成を有している。
【0032】また、CPUユニットから構成される周辺
ユニット(周辺ユニット1)20−1には、ツール接続
ケーブル51を介してPLCサポートツール50が接続
されている。
【0033】さて、このPLCシステムにおいて、各バ
スマスタのバス獲得の優先度を変更することができるよ
うに構成されている。これによりもっともリアルタイム
性が要求されるバスマスタの処理を他のバスマスタの処
理よりも優先することが可能になる。
【0034】一般に、PLCシステムにおいては、CP
Uユニットがそのサイクリック処理の中で外部機器への
入出力制御とユーザプログラムの実行を行っている。そ
のため周辺ユニットも含む外部機器の接続状態はCOU
ユニットが管理している場合が多い。そして、外部機器
の設定、すなわちI/Oコンフィグレーションはユーザ
がCPUユニットすなわち周辺ユニット(周辺ユニット
1)20−1にツール接続ケーブル51を介して接続さ
れるPLCサポートツール50を使用して行っている。
【0035】そこで、図1に示したPLCシステムにお
いては、PLCサポートツール50を使用してCPUユ
ニットに対するI/Oコンフィグレーションの一部とし
て各バスマスタの優先順位を設定する。
【0036】すなわち、この実施の形態においては、P
LCサポートツール50を使用してCPUユニットに対
するI/Oコンフィグレーションの一部として各バスマ
スタのバス権獲得、開放の優先順位を設定し、この設定
したバスマスタ間の優先順位により各バスマスタのバス
権を制御するように構成される。
【0037】図2は、図1に示したPLCシステムにお
けるI/Oコンフィグレーションの設定内容の一例を示
す図である。
【0038】図2に示すように、このI/Oコンフィグ
レーション設定例においては、各ユニット種別に対応し
て「バスマスタ設定」と「バスマスタ優先度設定」の情
報が書込まれている。
【0039】ここで、「バスマスタ設定」は、そのユニ
ット種別がバスマスタになるか否かを示し、「バスマス
タ優先度設定」は、各バスマスタの優先度(優先順位)
がCPUユニットより高いか低いかを示す。
【0040】すなわち、図2の「バスマスタ設定」の項
目において、「なし」はそのユニット種別がバスマスタ
にならないことを示し、「有効」はそのユニット種別が
バスマスタになることを示す。
【0041】また、図2の「バスマスタ優先度設定」の
項目において、「なし」はそのユニット種別に対して優
先度が設定されていないことを示し、「低」はそのユニ
ット種別に対してCPUユニットより低い優先度が設定
されていることを示し、「高」はそのユニット種別に対
してCPUユニットより高い優先度が設定されているこ
とを示す。
【0042】図1に示したPLCシステムにおいては、
PLCサポートツール50を使用して設定された図2に
示すようなI/Oコンフィグレーション情報をツール接
続ケーブル51を介してCPUユニットすなわち周辺ユ
ニット(周辺ユニット1)20−1が受け取り、これに
よりCPUユニットがバスアービタ30における各バス
要求信号毎の優先度を設定することに、各バスマスタの
優先度を設定する。
【0043】なお、上記優先度の設定においては、優先
度を高く設定できるバスマスタユニットの数に制限を与
える。これにより、優先度が低いバスマスタに対してバ
ス許可が通知されなくなる事態を可及的に防止するよう
にしている。
【0044】次に、図1に示したバスアービタ30にお
ける優先度制御すなわちバス要求競合時のアービトレー
ションルールの詳細について図3に示したユニット構成
例を参照して説明する。
【0045】図3は、PLCシステムのユニット構成の
一例を示した図である。
【0046】図3において、このユニット構成において
は、バスマスタが4台接続された状態を示しており、C
PUユニット、周辺ユニットA、周辺ユニットB、周辺
ユニットCがバスマスタユニットになり、周辺ユニット
D、周辺ユニットEはバスマスタユニットとして動作し
ない。
【0047】さて、通常PLCシステムにおいては、C
PUユニットのサイクリック処理の処理時間(サイクル
タイム、スキャンタイムともいう)が重要であるので、
各バスマスタユニットの優先度は以下のように設定され
る。
【0048】CPUユニット>周辺ユニットA=周辺ユ
ニットB=周辺ユニットC…(1)ここで、X>YはX
がYより優先度が高いことを示し、X=YはXとYが同
じ優先度であることを示す。
【0049】この設定において、例えば、CPUユニッ
トと他の周辺ユニットとが同時にバス権を要求したとす
ると、CPUユニットがバス権を獲得する。
【0050】次に、周辺ユニットをCPUユニットより
優先度を高く設定した場合、例えば、周辺ユニットAの
優先度をCPUユニットより高く設定した場合の各バス
マスタユニットの優先度は以下のようになる。
【0051】周辺ユニットA>CPUユニット>周辺ユ
ニットB=周辺ユニットC…(2)この設定において、
周辺ユニットAと他のユニットが同時にバス権を要求し
たとすると、周辺ユニットAがバス権を獲得する。
【0052】次に、あるユニットがバス権獲得中に、他
のユニットがバス権を要求した場合のアービトレーショ
ンルールについて説明する。
【0053】図4は、CPUユニットの優先度を他の周
辺ユニットより高く設定した場合においてあるユニット
がバス権獲得中に、他のユニットがバス権を要求した場
合のアービトレーションルールを表で示す図である。
【0054】CPUユニットの優先度を他の周辺ユニッ
トより高く設定した場合、すなわち上述した式(1)の
状態に設定された場合において、あるユニットがバス権
獲得中に、他のユニットがバス権を要求した場合のアー
ピトレーションルールは、図4の表のようになる。
【0055】すなわち、周辺ユニットがバスマスタのと
き、他の周辺ユニットがバス権要求をあげたとすると、
この場合、このバスマスタはバス権を開放せず処理を続
行する。
【0056】また、周辺ユニットがバスマスタのとき、
CPUユニットがバス権要求をあげたとすると、この場
合、このバスマスタは処理を中断し、バス権を開放して
CPUユニットに渡す。
【0057】また、CPUユニットがバスマスタのと
き、他の周辺ユニットがバス権要求をあげたとすると、
この場合、このバスマスタはバス権を開放せず処理を続
行する。
【0058】図5は、周辺ユニットAの優先度をCPU
ユニットより高く設定した場合においてあるユニットが
バス権獲得中に、他のユニットがバス権を要求した場合
のアービトレーションルールを表で示す図である。
【0059】周辺ユニットAの優先度をCPUユニット
より高く設定した場合、すなわち上述した式(2)の状
態に設定された場合において、あるユニットがバス権獲
得中に、他のユニットがバス権を要求した場合のアービ
トレーションルールは、図5の表のようになる。
【0060】すなわち、周辺ユニットAがバスマスタの
とき、周辺ユニットB,Cがバス権要求をあげたとする
と、この場合、このバスマスタはバス権を開放せず処理
を続行する。
【0061】また、周辺ユニットAがバスマスタのと
き、CPUユニットがバス権要求をあげたとすると、こ
の場合、このバスマスタはバス権を開放せず処理を続行
する。
【0062】また、周辺ユニットB,Cがバスマスタの
とき、周辺ユニットAがバス権要求をあげたとすると、
この場合、このバスマスタは処理を中断し、バス権を開
放して周辺ユニットAに渡す。
【0063】また、周辺ユニットB,Cがバスマスタの
とき、周辺ユニットB,Cがバス権要求をあげたとする
と、この場合、このバスマスタはバス権を開放せず処理
を続行する。
【0064】また、周辺ユニットB,Cがバスマスタの
とき、CPUユニットがバス権要求をあげたとすると、
この場合、このバスマスタは処理を中断し、バス権を開
放してCPUユニットに渡す。
【0065】また、CPUユニットがバスマスタのと
き、周辺ユニットAがバス権要求をあげたとすると、こ
の場合、このバスマスタは処理を中断し、バス権を開放
して周辺ユニットAに渡す。
【0066】また、CPUユニットがバスマスタのと
き、周辺ユニットB,Cがバス権要求をあげたとする
と、この場合、このバスマスタはバス権を開放せず処理
を続行する。
【0067】図6は、PLCシステムのユニット構成の
他の例を示した図である。
【0068】図6において、バスマスタが3台接続され
た状態を示しており、CPUユニット、位置制御ユニッ
ト、PIDユニットがバスマスタユニットになり、入出
力ユニット、AD/DAユニット、入出力ユニットはバ
スマスタユニットとして動作しない。
【0069】図7は、図6に示したユニット構成におけ
るI/Oコンフィグレーションの設定内容の一例を示す
図である。
【0070】図7において、「バスマスタ設定」につい
ては、ユニット種別の位置制御ユニットおよびPIDユ
ニットに対して「あり」に設定され、他のユニット、す
なわち、入出力96点、AD/DAユニット、入出力3
2点に対しては「なし」に設定されている。
【0071】また、「バスマスタ優先度設定」について
は、ユニット種別の位置制御ユニットに対して「高」、
PIDユニットに対しては「低」に設定され、他のユニ
ット、すなわち、入出力96点、AD/DAユニット、
入出力32点に対しては「なし」に設定されている。
【0072】すなわち、図7に示したI/Oコンフィグ
レーションの設定内容の場合、位置制御ユニットがもっ
ともリアルタイム性を要求されるユニットとして設定さ
れている。
【0073】図8は、図6に示したユニット構成および
図7に示したI/Oコンフィグレーションの設定内容の
場合の各バスマスタの処理を示すタイミングチャートで
ある。
【0074】図8の(B)、(C)に示すように、位置
制御ユニットと他のバスマスタユニットが競合した場合
でも、位置制御ユニットのバス要求が優先されるため、
位置制御ユニットはほぼ一定周期でバスアクセスするこ
とが可能になる。
【0075】また、PIDユニットはもっとも優先度が
低いため、他のバスマスタ処理がないときに限りバスア
クセスが可能となる。
【0076】このような構成によると、CPUユニット
のサイクルタイムへの影響を抑えつつも、もっともリア
ルタイム性の要求されるバスマスタ、すなわち位置制御
ユニットの処理時間を保証することが可能になる。
【0077】上述したように、この発明では、複数のバ
スマスタユニットが単一のバスに接続され、各バスマス
タユニットからのバス要求をアービタ回路で制御するこ
とにより各バスマスタユニットが上記バスに接続された
メモリ、入出力装置等をアクセスするマルチバスシステ
ムにおいて、各バスマスタのバス権獲得の優先順位を設
定し、各バスマスタユニットからのバス要求を上記優先
順位に基づき上記アービタ回路で制御するように構成し
たので、リアルリアルタイム性の要求されるバスマスタ
の処理時間(サイクルタイム)を保証することが可能に
なる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明では、複数のバスマスタユニットが単一のバスに接続
され、各バスマスタユニットからのバス要求をアービタ
回路で制御することにより各バスマスタユニットが上記
バスに接続されたユニットをアクセスするマルチバスマ
スタ制御方法であって、各バスマスタのバス権獲得の優
先順位を設定し、各バスマスタユニットからのバス要求
を上記優先順位に基づいて制御するように構成したの
で、リアルリアルタイム性の要求されるバスマスタの処
理時間(サイクルタイム)を保証することが可能にな
る。
【0079】また、請求項2記載の発明では、CPUユ
ニット及び複数の周辺ユニットが単一のバスに接続さ
れ、各ユニットからのバス要求をアービタ回路で制御す
ることにより各ユニットが上記バスに接続されたメモ
リ、入出力装置等をアクセスするプログラマブルロジッ
クコントローラシステムにおけるマルチバスマスタ制御
方法であって、各ユニットのバス権獲得の優先順位を設
定し、各ユニットからのバス要求を上記優先順位に基づ
いて制御するように構成したので、リアルリアルタイム
性の要求されるユニットの処理時間(サイクルタイム)
を保証することが可能になる。
【0080】また、請求項3記載の発明では、請求項1
又は2記載の発明において、上記優先順位を高く設定す
るバスマスタユニットの数を予め設定した数に制限する
ように構成したので、さらにリアルリアルタイム性の要
求されるバスマスタやユニットの処理時間(サイクルタ
イム)を保証することが可能になる。
【0081】また、請求項4記載の発明では、複数のバ
スマスタユニットが単一のバスに接続され、各バスマス
タユニットからのバス要求をアービタ回路で制御するこ
とにより各バスマスタユニットが上記バスに接続された
ユニットをアクセスするマルチバスマスタ制御装置であ
って、各バスマスタのバス権獲得の優先順位を設定する
優先順位設定手段、を具備し、上記アービタ回路は、上
記優先順位設定手段で設定された優先順位にしたがって
各バスマスタユニットからのバス要求を制御するように
構成したので、リアルリアルタイム性の要求されるバス
マスタの処理時間(サイクルタイム)を保証することが
可能になる。
【0082】また、請求項5記載の発明では、CPUユ
ニット及び複数の周辺ユニットが単一のバスに接続さ
れ、各ユニットからのバス要求をアービタ回路で制御す
ることにより各ユニットが上記バスに接続されたメモ
リ、入出力装置等をアクセスするプログラマブルロジッ
クコントローラシステムにおけるマルチバスマスタ制御
装置であって、各ユニットのバス権獲得の優先順位を設
定する優先順位設定手段、を具備し、上記アービタ回路
は、上記優先順位設定手段で設定された優先順位にした
がって各ユニットからのバス要求を制御するように構成
したので、リアルリアルタイム性の要求されるユニット
の処理時間(サイクルタイム)を保証することが可能に
なる。
【0083】また、請求項6記載の発明では、請求項4
又は5記載の発明において、上記優先順位を高く設定す
るバスマスタユニットの数を予め設定した数に制限する
制限手段、を更に具備するように構成したので、さらに
リアルリアルタイム性の要求されるバスマスタやユニッ
トの処理時間(サイクルタイム)を保証することが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るマルチバスマスタ制御方法およ
び装置を適用して構成したPLCシステムを示すブロッ
ク図。
【図2】図1に示したPLCシステムにおけるI/Oコ
ンフィグレーションの設定内容の一例を示す図。
【図3】PLCシステムのユニット構成の一例を示した
図。
【図4】CPUユニットの優先度を他の周辺ユニットよ
り高く設定した場合においてあるユニットがバス権獲得
中に、他のユニットがバス権を要求した場合のアービト
レーションルールを表で示す図。
【図5】周辺ユニットAの優先度をCPUユニットより
高く設定した場合においてあるユニットがバス権獲得中
に、他のユニットがバス権を要求した場合のアービトレ
ーションルールを表で示す図。
【図6】PLCシステムのユニット構成の他の例を示し
た図。
【図7】図6に示したユニット構成におけるI/Oコン
フィグレーションの設定内容の一例を示す図。
【図8】図6に示したユニット構成および図7に示した
I/Oコンフィグレーションの設定内容の場合の各バス
マスタの処理を示すタイミングチャート。
【図9】従来のマルチバスマスタ構成を持つPLCシス
テムを示すブロック図。
【図10】図9に示すマルチバスマスタ構成を持つPL
Cシステムにおけるバスマスタがバス獲得するまでのバ
スアービタ処理およびバスマスタ処理を示すフローチャ
ート。
【符号の説明】
10 ベースユニット 20−1 周辺ユニット(周辺ユニット1) 20−2 周辺ユニット(周辺ユニット2) 20−3 周辺ユニット(周辺ユニット3) 21−1 バスインタフェース(バスI/F) 21−2 バスインタフェース(バスI/F) 22−1 マイクロプロセッサユニット(MPU1) 22−2 マイクロプロセッサユニット(MPU2) 23−1 共有メモリ(共有メモリ1) 23−2 共有メモリ(共有メモリ2) 30 バスアービタ 40 システムバス 50 PLCサポートツール 51 ツール接続ケーブル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のバスマスタユニットが単一のバス
    に接続され、各バスマスタユニットからのバス要求をア
    ービタ回路で制御することにより各バスマスタユニット
    が上記バスに接続されたユニットをアクセスするマルチ
    バスマスタ制御方法であって、 各バスマスタのバス権獲得の優先順位を設定し、 各バスマスタユニットからのバス要求を上記優先順位に
    基づいて制御することを特徴とするマルチバスマスタ制
    御方法。
  2. 【請求項2】 CPUユニット及び複数の周辺ユニット
    が単一のバスに接続され、各ユニットからのバス要求を
    アービタ回路で制御することにより各ユニットが上記バ
    スに接続されたメモリ、入出力装置等をアクセスするプ
    ログラマブルロジックコントローラシステムにおけるマ
    ルチバスマスタ制御方法であって、 各ユニットのバス権獲得の優先順位を設定し、 各ユニットからのバス要求を上記優先順位に基づいて制
    御することを特徴とするマルチバスマスタ制御方法。
  3. 【請求項3】 上記優先順位を高く設定するバスマスタ
    ユニットの数を予め設定した数に制限することを特徴と
    する請求項1又は2に記載のマルチバスマスタ制御方
    法。
  4. 【請求項4】 複数のバスマスタユニットが単一のバス
    に接続され、各バスマスタユニットからのバス要求をア
    ービタ回路で制御することにより各バスマスタユニット
    が上記バスに接続されたユニットをアクセスするマルチ
    バスマスタ制御装置であって、 各バスマスタのバス権獲得の優先順位を設定する優先順
    位設定手段、 を具備し、 上記アービタ回路は、 上記優先順位設定手段で設定された優先順位にしたがっ
    て各バスマスタユニットからのバス要求を制御すること
    を特徴とするマルチバスマスタ制御装置。
  5. 【請求項5】 CPUユニット及び複数の周辺ユニット
    が単一のバスに接続され、各ユニットからのバス要求を
    アービタ回路で制御することにより各ユニットが上記バ
    スに接続されたメモリ、入出力装置等をアクセスするプ
    ログラマブルロジックコントローラシステムにおけるマ
    ルチバスマスタ制御装置であって、 各ユニットのバス権獲得の優先順位を設定する優先順位
    設定手段、 を具備し、 上記アービタ回路は、 上記優先順位設定手段で設定された優先順位にしたがっ
    て各ユニットからのバス要求を制御することを特徴とす
    るマルチバスマスタ制御装置。
  6. 【請求項6】 上記優先順位を高く設定するバスマスタ
    ユニットの数を予め設定した数に制限する制限手段、 を更に具備することを特徴とする請求項4又は5に記載
    のマルチバスマスタ制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20030094864A (ko) * 2002-06-08 2003-12-18 엘지산전 주식회사 패러렐 버스 상의 모듈간 액세스권 획득 장치 및 방법
JPWO2015162760A1 (ja) * 2014-04-24 2017-04-13 三菱電機株式会社 Plcユニット及びプログラマブルロジックコントローラ

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